大隅寿男

雨の日と月曜日は

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 毎日おかしな天気が続いていますね.
 10 日の金曜日も夕方からボクの地域だけゲリラ豪雨のような雨でした.


2018.8.11 003
● 7/11 の午後 : JPEG 撮りっ放しだけど、こんなにきれいな空 (BGM "カナエの気持ち") ●

 土曜日も家の周りはこんな青空でしたが、県の南のほうでは 1 時間に 100 mm を超えるような雨が降り、記録的短時間大雨情報も発表されていました.


 これを書き上げている今 ( 12 日午後 5 時) も近隣地域に 大雨警報 や 土砂災害警戒情報 が発表されています.

 なんだかなぁ ・・・・ っていう天気が続きますね.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 雨の日でも ・・・・・
 月曜日でもありませんが ・・・・・

 先日の ルイス・ヴァン・ダイク 絡みでこんなアルバムを.
 いざ聴いてみると、ちょっと上の写真のような真夏の太陽には似合いませんね.






Burton004






  " Burton For Certain / Ann Burton "





  1. I Thought About You
         (J.V.Heasen-J.Mercer) ・・・・・ 3:50
  2. If I Were A Bell
         (Frank Loesser) ・・・・・ 3:50
  3. Desperado
         (D.Henley-G.Frey) ・・・・・ 4:23
  4. You And Me Against The World
         (P.Williams-K.Ascher) ・・・・・ 5:15
  5. Laughing On The Outside
         (B.Wayne-B.Ralegh) ・・・・・ 6:27
  6. You'd Be So Nice To Came Home To
         (Cole Porter) ・・・・・ 4:12
  7. I CoverThe Waterfront
         (J.Green-E.Heyman) ・・・・・ 3:38
  8. Rainy Days and Mondays
         (P.Williams-R.Nichols) ・・・・・ 4:18
  9. Still Crazy After All These Years
         (Paul Simon) ・・・・・ 3:32
  10. I Won't Cry Anymore
         (F.Wise-A.Frisch) ・・・・・ 3:59
  11. Send In The Clowns
       (Stephen Sondhelm) ・・・・・ 4:21





  Ann Burton (vo), Ken McCarthy (p),
  稲葉国光 (b), 大隅寿男 (ds)
  Recorded at tokyo, June 1 & 2, 1977.






 1977 年に三度目の来日をした アン・バートン が日本で吹き込んだアルバムです.
 このアルバムはジャケ買いでした.

 つい最近になってこの写真を撮りデザインを手がけたのが 阿部克自 氏と知りました.
 ボクが観た Part 1 の写真展の中では、この写真は飾られていなかったと思います.






Burton004-2

 ジャズ聴き始めたころは、まったくヴォーカルとか聴かなかったので、アン・バートン についてもさっぱり.
 ただこのジャケットと、日本語タイトル 「雨の日と月曜日は」 は何となく記憶に残っています.
 まぁこれがジャズ・アルバムだとは全然知らなかったですが.  



 アン・バートン の来日は、 1973 年、 1974 年、そして 1977 年の三度.
 1973 年の初来日時にはライブ・アルバム "Misty Burton" 、そして 1974 年は日本人のバックで "By Myself Alone" を録音しています.
 日本でとても人気のあったヴォーカリストの一人です.

 ちなみに初来日の時のバックが、今日のアルバムと同じピアノの ケン・マッカーシー・トリオ .





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 このアルバムの選曲は先日書いた ルイス・ヴァン・ダイク のアルバムのように、いろいろなジャンルの曲が入っています.


 このアルバム聴いていたら、 ダイアナ・クラール の "Wallflower" が浮かんできました.
 イーグルス の "Desperado" でしょ、おまけに カーペンターズ ・・・・

 あの時は 「ジャズのアルバムじゃ・・・」 なんて書いてました (笑)


 それに比べると、こちらのアルバムはポピュラー・ソングも入ってはいますがガッツリスタンダード曲も入っています.

 "You'd Be So Nice To Came Home To" と言えば何といっても ヘレン・メリル で、 クリフォード・ブラウン との代表的な演奏は軽快なテンポで歌っています.
 こちらの アン・バートン はピアノをバックにヴァースからしっとりと切々に歌い上げていきます.




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 "Still Crazy After All These Years (時の流れに)" は ポール・サイモン の曲で、多くのミュージシャンがカバーしています.
 1975 年に発表された同名のアルバムは大ヒットし、 グラミー賞 最優秀アルバム賞 などを獲得.
 その時のスピーチでは冗談交じりに「スティービー・ワンダー がアルバムを作らなかったから・・・」と感謝の言葉を述べたのは有名なお話し.
 その後 スティービー・ワンダー はアルバム "Key of Life" で グラミー賞 獲りました.



 話が脱線しました.

 アルバム全体がジャケット写真とまったく同じような雰囲気を持っています.
 ある意味で淡々と、そしてしっとりと、ドラマチックなアップダウンもなく.



 こんな感じが変に癒されます.



 そしてこのアルバムは "Burton For Certain" ではなく、やっぱり日本語の "雨の日と月曜日は" なんだな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 このアルバムで ポール・サイモン の曲が入っていたせいではありませんが、最近なんとなく サイモン & ガーファンクル が聴きたくて.

 昔はアナログ LP 5 枚持っていましたが、今では CD 1 枚のみ.
 特に初期のアルバムが欲しいんだなぁ.




Simon & Garfunkel006

 このボックス・セット結構お得感あります、インポートだったらなんとか Click できそうだけど.

 ただレビュー読んでると、再生できない部分があったりしたなんていう意見もあります.
 紙ジャケットが安っぽいのは過去の他のボックスからも許容範囲ですが、さすがに再生できないとツラいなぁ.

 しばし検討だな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Smile / 森山浩二

 最近スマホの電池が大暴走 !!
 先日山に行った時も、朝までフル充電していたにも拘らず午前中には電池残量がゼロって ・・・・・・・・


 本当にありえない.


 おまけに数ヶ月前から画面の隅がどうも歪んでいるように見えたりして.


 仕方ないので、木曜日の夕方仕事の帰りにdocomoショップへ寄ってきました.




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 自称 エヴァ 4 号機.

 以前使っていたエヴァ携帯は本体を二度交換したので 零号機 ・ 初号機 ・ 弐号機 .
 だから更新した スマホは 4 号機 となるんですね ・・・・・・・
 ・・・・・・・・ まぁ、心の中で思っているだけですが (笑)



 こういうお店に行くと、周りに素敵な女性店員がいるにもかかわらず、なぜか男子社員が対応してくれるのがいつものことなのです ・・・・・・・ 引きの弱さとでも言うんでしょうか.
 ところが、今回は本当に ・・・・・・ 本当ーーーに珍しく、とってもキレイな女性が対応してくれました (笑)
 折角ですので iPhone 6 のことや料金プランの設定変更、初期設定のことやら、 iPad のことまでガッツリ聴いてしまいました.

 とりあえず面食いなので (笑)


 まぁこれは軽い冗談ですが、 ドコモ・ショップ っていつも混んでいるのでこういった機会でもないとなかなかお店には行きません.
 だから今までの聞きたかったことなどみんな聞いてスッキリ.


 当然電池交換もしてきました.
 契約内容の見直しもしました.
 ちなみに画面の歪みは保護シールのノリがそんな感じに見えていたようで、写真のように保護シールをはがしたらキレイになりました.




 ということで帰り道はいろいろな意味で思わず笑顔.
 今日のアルバムも 笑顔 だったり.

 ここ数回ご無沙汰していた TBM のアルバムを ・・・・・・ TBM - 5002 です.








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   " Smile / 森山浩二 "





  1. Lover Come Back To Me
        (S.Romberg-O.Hammerstein ll) ・・・ 7:52
  2. Smile
        (C.Chaplin-G.Parsons-J.Turner) ・・・ 2:58
  3. When Joanna Loved Me
        (P.Vance-L.Pockress) ・・・ 4:57
  4. Around The World
        (H.Adamson-V.Young) ・・・ 3:30
  5. I Only Have Eyes For You
        (H.Warren-A.Dubin) ・・・ 5:42
  6. The Very Thought Of You
        (R.Noble) ・・・ 2:46
  7. Day By Day
        (S.Cahn-A.Stordahl-P.Weston) ・・・ 4:11
  8. I Don't Know Why
        (R.Turk-F.Ahlert) ・・・ 2:46
  9. All Of Me
        (S.B.Simons-G.Marks) ・・・ 5:31





  森山浩二 (vo), 山本剛 (p), 井野信義 (b), 大隅寿男 (ds)
  Recorded at Toshiba EMI-Studio No.1, August 29 & 30, 1977.







 前にも書いたように、これは日本のジャズ・ヴォーカル.
 海外のヴォーカルとは比較しちゃいかんです.
 特に発音なんかは、日本人なんだから仕方ないです.


 特にヴォーカルの場合、歌唱力以前に発音のことを取り上げダメだしするような意見が結構見受けられます.
 まぁそれもわかるけれど、でもこれは日本のジャズ・ヴォーカルですので.


 ライナーノーツを読んでみるとよくわかるんだけれど、この時代にこういったアルバムが作られ、そして再販されることの意味ってすごくあるって思います.
 TBM の初期のラインナップ見てもわかるように、結構ヴォーカルのアルバムがあるんです.

 確かに今だったらもっともっとキレイな英語で、歌もうまい人たくさんいるかもしれません.
 でもこれは 1977 年のアルバムだから.




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 ヴォーカルの 森山浩二 は、歌の他にパーカッションを担当することがあります.
 デビュー・アルバム "Night And Day (TBM-58)" のいくつかの曲で、彼のコンガの演奏が聴けます.

 彼の声って、ちょっと中性的な感じです.
 彼の歌を一番最初に聴いたのは確かこのアルバムで、最初の "Lover Come Back To Me" の出だしなんて、一瞬 女性 ? と思ってしまいました.
 こういう声出す女性ヴォーカリストいるよねぇ.



 アルバム・タイトルにもなっている "Smile" は、 1936 年の チャールズ・チャップリン の映画 "モダン・タイムス" で使用されたインストゥメンタルのテーマ曲で、作曲も チャップリン.




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 有名なエンディング・シーンで、この曲がとても印象的に使われていました.
 1954 年に ジョン・ターナー と ジェフリー・パーソンズ が歌詞とタイトルを加え、その後ジャズに限らず多くのミュージシャンがカバーしています.

 ジャズでもいろいろな演奏があります.
 ボクの iTunes の中には、
   "The Look Of Love / Stanley Turrentine (BLP-4286)"
   "Dexter Calling / Dexter Gordon (BLP-4083)"
   "Matador / Kenny Dorham (United Artists)"

 微妙にストリングスをバックにした Stanley Turrentine の演奏が、それっぽくて良かったり (笑)




 さてアルバムにもう一度話を戻しましょう.
 このアルバム、 森山浩二 の TBM 二作目のアルバム.
 でもバックは同じ 山本剛 トリオです (ドラムは一作目が 小原哲次郎 でした) .

 TBM の復刻アルバムが発売になった時に、 山本剛 の演奏だけは全部揃えたかったので、当然このヴォーカルのアルバム 2 枚も発売と同時にチョイス.
 いかにも ・・・・・ っていう感じの軽快でスイングする演奏で、聴いていても楽しくなります.


 ということで、たまには日本のジャズ・ヴォーカルも悪くないんじゃないかと.






 今朝起きてTVを付けてチャンネルを変えていると、懐かしい曲が流れていました.
 "You're only lonely / J.D. Souther"
 少し流れたあとは違う曲になり、 "Cry Me a River / Julie London" や "Misty / Sarah Vaughan" まで ・・・・・・・


 懐かしい曲がどんどん流れていき、途中にはそれっぽいナレーションです.





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 テレビ・ショッピング で 「大人のBallad」 なるものを紹介してたんですね.
 思わず朝食の手が止まり、知っている曲では口ずさんだり (笑)
 ほとんど音楽データで持っている曲ですが、懐かしさがいっぱい.

 こういうのはいけないなぁ ・・・・・・・ ついつい購入しそうになってしまいましたが、さすがにここはガマン.
 ナレーションと断片的な曲が微妙にマッチして、さすがプロだなぁなんて変なところを感心してたりしました.

 絶対これ観て買う人いるよね (笑)






 先日の 西穂 の空も秋の感じでした.
 そう言えばここ数日、めっきり涼しくなり毛布をかけないと寒くて眠れません.
 数週間すると、布団をかけないと眠れなくなりそうですね.




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 数日前の夕暮れ.


 秋ですねぇ ・・・・・・・・・・


 人恋しい秋、 森山浩二 のヴォーカルはちょっと甘すぎます.

Star Dust

 休日なので、朝起きて一人のんびり朝食.
 奥様はしっかりお仕事にお出かけなので、ボク一人でのんびりなのです.


 何気なくテレビを点けたら Pat Metheny が オーケストリオン で演奏していました.
 さすが WOWOW です・・・・・・・ 朝のあの時間に "オフ・ビート・ジャズ" とは.




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 今日のお休みは特にやることもないので洗車でもしようかと ・・・・・・・・・

 ところが午前中は突然の雨降り、昼近くには止んで青空、そして午後にはまた曇り空からポツリポツリと.
 とても不安定なお天気の一日です.


 青空が顔を出した昼の間に、しっかり洗車 & ワックスかけ.
 新車購入から 14 年にもなるので、さすがに汚れなども目立ちます.
 でも、とりあえず欲しい車もないし、お金もないので、今しばらくはこの車で.

 写真写りだけはいいですね (笑)




 さて今日も TBM ・・・・・・・ TBM-3009 です.
 このアルバムも、オークションでは結構な値段だったなぁ.








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  " Star Dust / 山本剛 "





  1. Star Dust
          (H.Carmichael-M.Parish) ・・・・・ 4:33
  2. La Vie En Rose ( バラ色の人生 )  
          (E.Piaf-L.Loviguy) ・・・・・ 4:13
  3. Misty
          (E.Garner) ・・・・・ 5:34
  4. There Is No Greater Love
          (I.Jones-M.Symes) ・・・・・ 4:46
  5. I Didn't Know What Time It Was ( 時さえ忘れて )
          (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 4:18
  6. She's Funny That Way
          (N.Moret-R.Whiting) ・・・・・ 4:42
  7. Blues For Erroll
          (T.Yamamoto) ・・・・・ 4:49
  8. Time After Time
          (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 5:02





  山本剛 (p), 川畑利文 (b), 大隅寿男 (ds)
  ザ・ストリングス
  Recorded at AOI Studio & EPICURUS Studio, Tokyo,
             August 2 & 3 & 18, 1977.









 オークションの価格が結構高かったこともあり、ずっと買うことができませんでした.
 まぁ今になって考えると、無理して買わなくてよかったということになります.


 TBM-3009 ですので、 TBM のアルバムとしては中間から後期に差し掛かる頃でしょうか.

 ジャケットがねぇ ・・・・・・・・
 ちょっとボクの好みではないのです.

 たしかに with ストリングス っぽいジャケットと言えば、納得できる部分もあることはあるのですが ・・・・・・・
 なにかジャズっぽさにかけてしまっているかなぁ.





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 ジャケットについては少しネガティブですが、演奏はポジポジ (笑)
 このアルバムは エロール・ガーナー に捧げられているだけあって、演奏はいつもの 山本剛 という感じです.
 ストリングス独特の流麗さの中に、独特の間を持ったピアノが煌めいていく感じ.

 正座して聴くんじゃなくて、疲れた体をソファーの上で横にして聴くようなアルバムです.


 アルバム・タイトルの "Star Dust" は 1927 年に Hoagy Carmichael が作曲、 1929 年になって Mitchell Parish が詩を付けました.
 古典的な名曲で、多くのミュージシャンの演奏や歌があります.
 ボクが好きなのは Nat King Cole の歌かな.

 ちなみにオリジナルは "Star Dust" でしたが、時が経つにつれ "Stardust" という表記になったりしているようで、今では混同されています.



 "I Didn't Know What Time It Was" も素敵な曲です.
 この曲はアルバム "Misty (TBM-30)" でも演奏しています.
 今日のアルバムの演奏は、最初にヴァイオリンとセロがちょっとバロック調のイントロを奏で、そこからピアノが加わりゆっくり目のリズムで弾かれています.





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 この曲はあの ロジャース & ハート が作った曲です.
 この曲は 1939 年のミュージカル "Too Many Girls" のために作られた曲.
 ジャズのスタンダード・ナンバーとしても有名です.

 この曲の日本語曲名はステキです.





 アルバムを買う時でも、 ストリングス というとちょっと躊躇してしまいます.
 昔のジャズ屋でも "with ストリングス" というだけで、自然と冷たい視線が注がれていました.
 イメージ的に "with ストリングス" ってアドリブもちょっと抑え気味で、曲調もスローテンポの曲が中心なので、少し物足りないイメージがあるからでしょうか.
 そんな、当時の閉塞的かつシリアスなジャズしか正当化されないようなジャズ屋で育ったボクは、必然的に "with ストリングス" から遠のいておりました.



 確か 小川さん の話だったっけかなぁ、 「with ストリングス で録音できるということは、ミュージシャンとして認められてから ・・・・・・」 というような話を聞いた記憶があります.
 そうなると、ミュージシャン側の "with ストリングス" に対する気持ちと、聴き手側の気持ちって大きく違っているように思えますね.





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 2010 年 1 月、ボクが初めて小川さんの ON ゼミ に顔を出した時のテーマが "With Strings で聴く、ジャズとジャズ・ヴォーカル"
 もう 4 年も前のことですが、この出会いからその後のボクはほんのちょっと変わっていきました.


 あの時初めて聴いた曲の中に、
  "How Can You Mend A Broken Heart ? / Diana Krall"
  "Stardust / Wynton Marsalis"
  "Alone Alone and Alone / 日野皓正"
 なんかがありました.

 Diana Krall に至っては、その後すべてのアルバムを購入してしまったのです.
 この辺りからいままでの 聴かず嫌い という壁が崩壊し始めました.



 そう言えば、この時の ON ゼミ 後半に今日のアルバム 2 曲目の "La Vie En Rose" もかかりましたねぇ.
 この原稿書いていて、何となく当時の雰囲気が蘇ってきました.







 洗車も終わりワックスがけを始めたら、立てたワイパーの先にトンボ.
 ドアを開け閉めしても、微動だにしません (笑)




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 もう秋はすぐそこまでやってきてます.



 そんな秋の夜は、たまには "with ストリングス" もいいかな.

The In Crowd

 今週はいろいろありまして、昨日まで帰りも遅かったりしました.
 ようやくこれで、いろいろ一段落といった感じでいつもの生活に戻れそうです.


 ので、家に届いている物の整理など.



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 大人買い ならぬ オヤジ買い (笑)

 緑色の Blu-ray に至っては、一体何カ月前に予約したのか覚えてもいなかったりします.
 CD は本来ならもう少し時間が経ち、価格が下がってから購入するのがいつもの購入方法ですが、 TBM 復刻シリーズ の最後ですし、大好きな 山本剛 のアルバム 7 枚ですので思い切って予約購入.


 監修した 塙耕記 さんとも Facebook で知り合えましたので、清水の舞台から飛び降りたつもりで Disc Union からの予約購入です (笑)
 これで HMV や Amazon から購入しちゃ、さすがにまずいだろうと ・・・・・・・



 今夜はこのシリーズの一番欲しかったアルバムです.
 と言っても、演奏自体はみんなすでに持っていたんですがね.







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   " The In Crowd / 山本剛 "




   1. Blues In The Basement
            (R.Brown) ・・・・・ 10:57
   2. For Once In My Life
            (O.Murden-R.Miller) ・・・・・ 6:15
   3. You Are My Sunshine
            (J.Davis-C.Mitchell) ・・・・・ 7:05
   4. The In Crowd
            (R.Lewis) ・・・・・ 13:25
   5. I Can't Get Started
            (V.Duke-I.Gershwin) ・・・・・ 5:40




   山本剛 (p), 大由彰 (b), 大隅寿男 (ds)
   Recorded at the club "Misty", Tokyo, December 25, 1974.







 1974 年のクリスマスに録音されたこの演奏は、計3枚のアルバムに収められました.

  TBM - 37  "Live At The Misty"
  TBM - 41  "Blues For Tee"
  TBM - 52  "The In Crowd"

 この 3 枚のアルバムは、ボクの中でピアノトリオによるライブ演奏のベスト 3 に間違いなく入るものです.
 とにかくよく聴いています.
 みんな好きな演奏です.
 そしてこれらのアルバムから 山本剛 を大好きになりました.




 xrcd シリーズ などの CD 化された時に、この "The In Crowd" の演奏が残りの 2 枚のアルバムに編入されたため、今までこのアルバム単体では持っていませんでした.
 ちなみに 1 曲目から 3 曲目までが "Live At The Misty" に、 4 曲目と 5 曲目が "Blues For Tee" に収められていました ・・・・・・・ 一部の CD はオリジナル通りの収録盤もありました.


 今回の復刻シリーズでめでたく再版、このジャケットがとても懐かしく感じますねぇ.






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 xrcd 版 "Live at the Misty" と "Blues for Tee" をすでに持っているボクといたしましては、特に購入する必要はなかったのですが、先にも書いたようにやっぱりこのジャケットが欲しいじゃないですか (笑)


 このジャケットは、ボクのジャズの想い出がたくさん詰まったジャケットでもあります.
 今は亡き 平塚 のジャズ屋 "PA-PPAR" の想い出がね.



 アルバム・タイトル曲 "The In Crowd" ですが、これはもうほとんどのフレーズを口ずさめるくらい聴いてます.
 その昔 平塚 のジャズ屋 "PA-PPAR" で入り浸っていた頃の常連の一人 "イノさん" がこの演奏大好き.
 そしてベースの 大由彰 が大好きで、飲んだくれては一緒に唸っておりました.


 この演奏って ・・・・・・ この日の 3 枚のアルバムすべてが、ボクの感覚では結構演歌チックなんだな.
 なにか日本人好みのブルース ・・・・・・ というか、演歌というか

 演奏も、お客さんも、録音も、すべてが演歌チック.



 お客さんの掛け声にしても気取った 「イェーッ」 っていうんじゃなくて、 「アイヤ」 って言うような感じなのです (笑)
 1 曲目 "Blues In The Basement" の手拍子にしたって、まんま日本って感じだね.
 それが妙にこういった演奏とマッチしちゃったりするんですね.
 そういった部分も、これら 3 枚のアルバムの魅力.

 日本のジャズの良さがとてもよく表れているアルバムだと思います.





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 それにしても今回で最後になってしまいましたが、 TBM 復刻シリーズ はすごいなぁ.
 今まで長い間陽の目を見なかったアルバムが、一挙に再版されるなんて.
 それも高音質の Blu-spec CD で ・・・・・・・



 山本剛 のアルバムにしても、長い間廃盤になっていたアルバムを ドドーーン と企画して出してしまう辺りは、さすが Disk Union ・・・・・ 塙耕記 様です.

 なんでも現在はアナログ盤の復刻も画策しているようです.
 まぁさすがにアナログ盤は購入できませんが、今後もいろいろ期待大ですね.


 まだまだ購入したきりブログにアップしていないアルバムがたくさんありますので、頑張って紹介していきます.






 何とグッド・タイミング.
 何気なく Facebook 観ていたら Blue Note Records がこんなのをアップしてました.



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 Gregory Porter の "The 'In' Crowd" !!


 でも日本人のボクには 山本剛 のほうがずっとずっとグッときちゃうのでありました.




 やっぱり日本人は 演歌 だなぁ (爆笑)

Live at the Misty

 今日は梅雨間の青空
 昨日の夜なんか、半袖では肌寒いくらい気温が下がりましたが、今日は暖かい一日でした.


 今月は土日が 5 回あるので、いつもの講習会は最終週の来週です.
 おかげでかなり間隔が開いた気がします.
 ただ、本業の方がどうもバタバタしており、気持ち的にゆとりがありません.
 山にでも登ってリフレッシュすればいいんだろうけど、何となくそんな気持ちも起こらず ・・・・・・・


 まぁ無理して登ることも無いので、夏以降少しずつ登ろうかと思っています.




 少し前にジャケット写真のスキャナしたんですが、同じアルバムが 2 枚ありました.
 でも内容的にはちょっとちがうんですよね.
 ボクのブログでは何度となく取り上げている日本のピアニストです.

 このアルバムも以前取り上げたことあるんですが、データをまったく書かなかったので再登場.







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  " Live at the Misty / 山本剛 "





  1. Sweet Georgia Brown
      (B.Bamie-K.Casey-M.Pinkard) ・・・・ 9:26
  2. The Loving Touch
      (E.Garner) ・・・・ 8:25
  3. Dark Eyes
      (Traditional) ・・・・ 14:00
  4. Moanin'
      (B.Timmons) ・・・・ 6:37
  5. Blues In The asement
      (R.Brown) ・・・・ 10:57
  6. For Once In My Live
      (O.Murden-R.Miller) ・・・・ 6:17
  7. You Are My Sunshine
      (J.Davis-C.Mitchell) ・・・・ 7:01






  山本剛 (p), 大由彰 (b), 大隅寿男 (ds), 森山浩二 (conga)
  Recorded live at the "Misty", Roppongi, Tokyo, Descember 25, 1974.







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 ボクの持っている 2 枚の CD アルバムは、アルバム・タイトルもジャケット写真も同じ.
 でも、一枚は 2006 年に国内で発売された紙ジャケット仕様.
 もう一枚は 1991 年頃西ドイツで制作された CD .

 そして最も違うのが内容です.
 2006 年版は 1975 年に発売されたオリジナル版と同じ 4 曲構成.
 1991 年版はその 4 曲に 3 曲が加わった 7 曲構成です.


 以前にも簡単に書きましたが、この Misty でのクリスマス・ライブは、当初 3 枚のアルバムとして発売されました.

  TBM-37  "Live at the Misty"
  TBM-41  "Blues for Tee"
  TBM-52  "The in Crowd"

 その後 CD 化の際、 3 枚目の "The in Crowd" の A 面の 3 曲 ( 5 〜 7 曲目) が本アルバムに加えられています.
 ちなみに B 面は "The In Crowd" と "I Can't Get Started" の 2 曲で、アルバム "Blues for Tee" の 3・4 曲目に収められています.




 そんな今は亡き "The in Crowd" (笑) のジャケット写真をネットで探しすために 「The in crowd 山本剛」 で検索したら、なんとボクのブログの写真がたくさん出てきました (笑)
 ホンタケ に比べれば、それほどブログでアップしていなかったような気がしたのですが、いろいろな写真がかなり出てきていました.




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 このジャケット写真が "The In Crowd" .
 ボクはこのジャケットが好きだったので、このアルバムが今後も出ないのかと思うと残念でなりません.
 最近始まった TBM の Blu-spec CD の第 4 期までのラインナップにも、このアルバムは含まれていませんでした.

 そういえば、相変わらず 山本剛 の TBM アルバムは人気ありますねぇ.
 オークションでも "ガール・トーク" に 8,500 円もの高額な金額が入札されていました.
 でもこの "ガール・トーク" って、来月 Blu-spec CD の一枚として発売されるんですが ・・・・・・

 なにかと情報に振り回されているようにも思いますが、こういうのを見るとやっぱり必要な情報は早く取るのがベターかと思ってしまう訳です.




yamamoto0056

 さてピアノの 山本剛 ですが、 TBM でアルバムを発表するまではまったくの無名と言ってもいいでしょう.
 それが TBM プロデューサー 藤井武 氏に見いだされ、この年だけでも 4 枚 (アルバムにすると 6 枚分) の録音を行っています.

   TBM-23 "Midnight Sugar"   ( 1974. 3. 1 録音 )
   TBM-29 "Now's The Time"  ( 1974. 3. 26 録音 )
   TBM-30 "Misty"         ( 1974. 8. 7 録音 ) 
   TBM-37 "Live at the Misty"  ( 1974. 12. 25 録音 ) 
   TBM-41 "Blues for Tee"    ( 1974. 12. 25 録音 )  
   TBM-52 "The in Crowd"    ( 1974. 12. 25 録音 )  

 どのアルバムも、今聴いても素敵なアルバムばかりです ・・・・・・ こういった情報集めるのには、先日 TBM からいただいたディスコグラフィーがとても役に立ちます.


 とにかく Blues なのですね、この人の場合.
 ただ、 Blues と言っても彼の Blues は決して暗くブルージーなだけではなく、相対する二つの要素を持ち合わせたような演奏なんです.
 山本剛 の Blues に対する解釈もそんな感じ、ってどこかのライナーノーツに書いてあった記憶があります.


 ボクにとってこの夜録音されたアルバムは、日本ジャズのライブ・アルバムを代表する演奏だと思っています.
 堅苦しいことは抜きにして、みんなで酒を飲みながらリラックスした雰囲気の中で楽しんじゃう ・・・・・



 やっぱりライブ・ハウスの演奏ってこうじゃなきゃ.








Les-Miserables013

 昨日届きました.

 さっそく観ようかと思ったのですが、やっぱりこれはゆっくり時間のある時に.
 今日は一応 Digital Copy で iTunes にダウンロードし、 iPad で放りこんでおきました.
 Digital Copy の画質ってどうなんだろ、なんとなく DVD 同等の様な感じですが、詳しくはわかりません.
 でも十分に楽しめる画質ですし、音はヘッドフォンででも聴けばきれいに聴こえるので満足というところ.



 明日の日曜日も雨はしばしの休憩のようです.

 たまにはゆっくり勉強でもする予定です.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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