今朝はとても素敵な青空が広がっていました.
 でも天気予報は昼ごろから曇り ・・・・ そして雨の予想.
 10 時頃になっても雲一つなく、こんなに気持ちのいい秋晴れの日は山とか最高だろうなぁ ・・・・・ なんて思っていたら、昼には雲が一面に.

 そして 3 時頃からは雨降りになってしまいました.
 最近の天気予報って、かなり確率高いですね.



 1977 年に発表された、ジャケットが有名なアルバムです.
 ジャケットに写っている発電所が、一躍有名になり、観光名所にもなってしまいました.
 ある意味で、意味不明なジャケットですが、そんなことは気にしないでアルバムを聴きましょう.






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     " Animals / Pink Floyd "





   1. Pig On The Wing (Part One)
        (R.Waters) ・・・・・ 1:25
   2. Dogs
        (D.Gilmore-R.Waters) ・・・・・ 17:03
   3. Pig (Three Different Ones)
        (R.Waters) ・・・・・ 11:25
   4. Sheep
        (R.Waters) ・・・・・ 10:25
   5. Pig On The Wing (Part Two)
        (R.Waters) ・・・・・ 1:23




   Pink Floyd :
     David Gilmour (g.b.vo.synth), Roger Waters (b.g.vo),
     Richard Wright (p.org.el-p.synth.vo), Nick Mason (ds.perc)





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 ジャケットは テムズ川 沿いの バターシー発電所 ・・・・ ボクは絶対にこれ、朝焼けではなく夕焼けだと思っています.
 実際に何時頃の写真なのかは、あえて調べることはしませんが ・・・・・・・ 絶対夕方なのです.
 このオレンジが買った写真が結構好きだったりします.

 大きな 豚 の風船を使って写真撮影していたところ、綱が切れ飛んでいってしまい、それを運よく撮影しジャケットに使用したようです.
 この飛んで行った巨大風船は、その後 ケント州 まで飛び、途中多くの旅客機のパイロットに目撃され大騒動を巻き起こしました.

  
 昨年、全アルバムのリマスター発売を記念した " Why Pink Floyd ? " キャンペーンの PV でも、この 豚 さんは結構出ていましたね.




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 これがその時、オリジナルと同じ バターシー発電所 で揚げられた 豚 さん.


 非常に文明社会批判の詰まったコンセプト・アルバムです.
  豚 = 資本家
  犬 = ホワイトカラー (ビジネスマン)
  羊 = 労働者
 という意味のようですが、歌詞がわからなくても音を楽しむことのできるアルバム.


 ベースとされているのは、英国作家 ジョージ・オーウェル が書いた"動物農場"

 ジョージ・オーウェル と言えば、 "1984 年" が有名で、過去に映画化もされています.
 ボクが知っているのは、 ジョン・ハート 主演の映画で、映画の内容よりもヘア (陰毛) が見える映画として、当時かなり話題になったように記憶しています.
 ボクはその後ビデオで観たのですが、 "未来世紀ブラジル" とダブってしまい ・・・・・ "1984 年" のほうがずっとシリアスでしたが.
 もう一度見直して観たいのですが、現在はすべて絶版のようです.
 You Tube 調べたら、スペイン語 (??) 字幕の映像がアップされていました ・・・・・・・ 思い出しました.
 "未来世紀ブラジル" 、 "華氏451度" 、 "メトロポリス" ・・・・・・ 昔はこんな映画結構好きだったり.

 そんな ジョージ・オーウェル の作品 "動物農場" はとても読む気になれません.



 でもアルバムに関しては、結構好きなのです.
 ただ、一般的な評価としては今ひとつよくないようですね.
 その前の二作 "狂気 (The Dark Side Of The Moon)" と "炎 ~ あなたがここにいてほしい (Wish You Were Here)" がスゴいアルバムでしたし、このアルバムの次に出されたアルバムも、 "ザ・ウォール (The Wall)" も Pink Floyd を代表する大作なので、それらの間の作品的に見られてしまっても、いたしかたないと言えばそれまでですが ・・・・・・・・ .



 
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 アルバムに込められたコンセプトなんか、まったくわかりません.
 それを理解しようともする気もありません ・・・・・・ そこまでコアでなくても楽しめてしまうんだから.


 2 曲目の "Dogs" のギター・ソロがとっても好き.
 D.ギルモア のギターが、結局はボクのつぼにはまっているんでしょう.
 R.ウォーターズ の曲が、ピッタリとボクの隙間にはまるんでよう.


 アルバムに秘められたコンセプトを理解してから聴けば、きっと作品のもっと深い部分もわかるのかもしれません.
 でもまぁ、肩の力抜いてPink Floyd World にどっぷりと浸るのも悪くない.





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 さて、最近 青空文庫 にハマっています.
 青空文庫 って、著作権が消滅した文学作品を中心に公開しているインターネット上の電子図書館です.
 何十年ぶりに 太宰 を読んだりしています ・・・・・・・ 深いですねぇ、まだまだ本質にたどり着けませぬ.

 それでも、久しぶりに読む文学作品は、どこか新鮮さがあります.
 そこそこの数量があるので、当分は暇つぶしになりそうです.


 Pink Floyd をかけながら読む 太宰 ・・・・・・・ 結構シュールかもしれません.