小川隆夫

ON ゼミ : TBM vs EW

  ・ ・ ・ ・ ・


 さて、第二部とも言える今回の 東京 報告.
 今日は今回の 東京 行きのメインでもある ONGAKU ゼミナール "70 年代 日本のジャズ対決 TBM vs EW" .




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 ON ゼミ の会場、 Bar le sept のある 並木通り .
 すでに木々には緑色の葉が ・・・・・・・・



 ほとんどの場合、この "ON ゼミ" 参加は他の用事とダブった時に参加していたので、今回の "ON ゼミ" の話があった時には興味あるものの年度末だからどうしようと、心なしか躊躇している部分がありました.
 でも、 藤井武 氏の参加が確定したと聞いて 東京 へ行くことを決意.


 だから今回は完全リフレッシュ ・・・・・・ 絵を観たり、娘のところに顔を出したりと のんびりの 東京 行きです.




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 小川隆夫 氏と 藤井武 氏.


 いつもは 小川さん の一人お喋りなのですが、この夜の前半は 藤井氏 が選曲して解説、そこに 小川さん が軽く突っ込むという感じでした.
 後半は 小川さん がメインで、所々で 藤井氏 に振っていました.




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 最初は、当然ですが TBM 創設について 藤井氏 が語ってくれました.
 藤井氏 は中学生から Jazz を聴いており高校の頃に、「当時の日本のジャズはマイナー・レーベルの存在もなくてとても遅れている、もし 30 歳くらいになってだれもそういったことをしてなかったら自分でやろう」 と思い、 30 歳になった 1970 年に TBM を創設したようです.
 1960 年代って、ジャズのアルバムを出しているのは大手の キング・レコード だけで、そこそこ有名なミュージシャンが集まって有名な曲ばかりを演奏していたので、それに嫌気もさしていたんでしょうね.


 有名無名に関係なく、オリジナル曲を中心に 藤井氏 が好きな演奏やミュージシャンを集めて録音されたのが TBM ということですね.
 Blue Note ととてもよく似ています.




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 1 曲目 "MINE / 峰厚介" から "Work 1"
 この作品は TBM 最初のリリース・アルバム.
 聴きどころは 市川秀男 の Fender Rhodes と 峰 のアルト.


 2 曲目 "Blow Up / 鈴木勲" から "Like It Is"
 TBM 初の大ヒットアルバムで、録音の良さから賞も獲っています.
 鈴木勲 と 藤井氏 の最初の出会いは 1963 年の "銀巴里セッション" で、この時もチェロで "Cat Walk" を演奏したとのこと.

 この曲の選曲は、その当時一般向けはしないけれどどうしても聴いて欲しい曲をアナログ盤の B 面 1 曲目に入れていたようなのです.
 これにはとても納得で、そういうことも知っていてアルバム聴いてみると、きっと今までとはちょっと違うのでしょうね.


 ここでは 菅野邦彦 のピアノのお話しで、彼のピアノはライブだとスゴイ演奏するんだけれど ( "慕情" のような) スタジオ録音だと今一つなところがあったようです.
 その当時 菅野邦彦 の兄、 菅野沖彦 が オーディオ・ラボ というマイナー・レーベルを立ち上げ 菅野邦彦 の録音もしたんだけれどどうもいい演奏がなく、 「弟の演奏は藤井さんにかなわない」 とよく言われたようです.




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 3 曲目 "UNFORGETTABLE !" から "UNFORGETTABLE"
 当時まったく無名で 赤坂 のクラブで毎晩同じ曲を違うアレンジで歌っていたのが印象的だったそうです.
 その頃から歌のうまさはピカ一.
 この演奏では 宮沢昭 のテナーと 大沢保郎 のピアノに注目.


 4 曲目 "Midnight Sugar / 山本剛" から "Midnight Sugar"
 山本剛 も TBM で発掘されたミュージシャンで、 藤井氏 曰く 「ブルースとバラードの演奏がとにかくよくって、ノリ出すと エロール・ガーナー のようなバック・ビートが出たりして」 .
 だから 1 曲目にこんな長い曲を入れたようです.

 ちなみに TBM のアルバム、日本では "Misty" と "Blow Up" が一番の売れ筋です.




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 5 曲目 "It Was A Very Good Year / 笈田敏夫" から "It Was A Very Good Year"
 この選曲は結構意外でしたね、ボクはあまり聴くことのないアルバムなので.
 普段 笈田さん はこういう歌をあまり歌わなかったそうです、 8 ビートになっていくところがおもしろい.

 ちなみに 笈田さん の息子さんは 小川さん の親友だそうです.


 6 曲目 "Sonnet / Tee & Company" から "Combo '77"
 このグループ名の Tee というは 藤井氏 のあだ名.
 1977 年 11 月から一カ月だけの活動でした.
 メンバーはそれぞれがリーダーというようなくらい強力なメンバーで構成されています.

 ただ聴いてもらうとわかると思いますが、かなりフリーキーな演奏や、アグレッシブな演奏なんです.
 だからやっていることはすごいんだろうけれど、どちらかというとボクは苦手なグループでもあります.
 ちなみに、彼らの残した 3 枚のアルバムは持っていますが (笑)

 このあたりが TBM らしいというのかな.
 聴き易いアルバムもあれば、ビックリするくらいフリージャズっぽいものまで多様です.

 この曲は現代音楽の作曲家 水野修孝 の作品.

 ここではギターの 高柳昌行 さんのことも話題になっていました.




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 7 曲目 "Montreux Cyclone" から "Merman's Dance"
 三木敏悟 と インナー・ギャラクシー・オーケストラ によるアルバム.
 アルバム "海への誘い" の翌年、 モントルー・ジャズ・フェスティバル での演奏を収めたアルバムです.

 このビッグ・バンドはバブルが弾けた後スポンサーもいなくなってしまい解散になってしまいました.

 ちなみに 三木敏悟 は、 1979 年 "アフロディーテの祈り (Aphrodite) / 中本マリ" というスゴイアルバムをプロデュースしています.


 本当は全般ここで終わりでしたが追加でもう一曲.

 8 曲目 "The Boss / 中村誠一" から "Old Folks"
 このアルバムは 1974 年 3 月 22 日から 26 日までの 5 日間、東京 赤坂 の 日本都市センター で行われた スリー・ブラインド・マウス主催の "5 デイズ・イン・ジャズ" の模様を収めた、最新版です.
 その頃 キング・レコード のアルバムを出していたので、この演奏をアルバムにしなかったようですが、演奏が素晴らしいので今回アルバムにしたようです.
 録音も 41 年前とは思えないくらいクリアなのです.


 ここで前半終了です.


 ここからは 小川さん がメインになります.




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 9 曲目 "East Wind / 菊池雅章" から "East Wind"
 East Wind は 1974 年に 日本フォノグラム で創設されたジャズ・レーベル.
 TBM と比べると、バックに 日本フォノグラム という大会社が控えているので有名ミュージシャンを使えるという強みがありました.
 ここに絡んでいた アイ・ミュージック がマネージメントしていた一人が 菊池雅章 .
 それで第一作目が彼になりました.
 さらに日本公演などに招聘したミュージシャンをそこにかけ合わせたりしています.


 10 曲目 "寿歌 / 日野皓正" から "寿歌 (ほぎうた)"
 全編日本的な雰囲気の曲を、当時バリバリの 日野皓正 にやらせたらどんなになるか ・・・・・・ というのかコンセプトだったようです.
 ですが、ボクはこの演奏聴いてとても日本的とは思えませんでした.
 比較的単調なリズムに前衛的なトランペットが乗って、さらにアフリカ音楽のような雰囲気は加わっていて ・・・・・・ 全然日本的じゃないなぁ (笑)

 ちなみに今回紹介されたアルバムでボクが持っていないアルバムはこのアルバムと新しく発売になった 中村誠一 のアルバムだけでした.

 ここではベースの セシル・マクビー のネタで笑いがありました.




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 11 曲目 "Life / 山本剛" から "When I Fall In Love"
 当時来日した アート・ファーマー・カルテット のリズム・セクションとの共演.
 ベースが サム・ジョーンズ 、ドラムが ビリー・ヒギンズ .


 12 曲目 "Hip Dancin'" から "Hip Dancin'"
 鈴木勲 のチェロ.
 TBM ではオーソドックスな感じで、 East Wind ではちょっとフュージョンぽい演奏になっています.




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 13 曲目 "Salaam Salaam / 本田竹廣" から "Salaam Salaam"
 時間の関係で全般部のピアノ・ソロ部分でフェードアウトでした.
 ちなみに今回紹介された曲は、比較的長い曲が多かったのでほとんどフェードアウト.

 このリズム・セクションも来日したミュージシャンたちを捕まえての録音.
 ちなみに East Wind の第 2 作目の作品です.


 14 曲目 "111 Sullivan Street / 増尾好秋" から "Without A Song"
 この曲には参加していませんが、他の演奏に参加している Jim Lovelece の香水のお話しで笑い.
 あまりうまくないのに、どうしてこのアルバムで参加させたのかは ?




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 15 曲目 "I'm Old Fashioned / 渡辺貞夫" から "Confirmation"
 今回最後の曲でした.

 ミュージシャンも結構自分の演奏がわからなかったりするお話や、バークレー時代 トニー・ウイリアムス とのツアーのお話し等でおしまい.



 時間的には 30 分くらい伸びただけでまぁいつも通りという感じでした.

 



 実は今回、ビッグなサプライズがありまして ・・・・・・・

 それは 藤井さん から参加した全員に冊子と CD のお土産がありました.



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 この冊子は以前 TBM から送って頂いたものと同じもので、ボクにとっては プチ・バイブル 的なもの.
 何と言ってもディスコ・グラフィが掲載されているんですから !!!

 これだけでもすごいのに CD まであります.
 ちなみに上の写真は以前撮った冊子の上に、いただいたジャケット写真を合成したものなので縮尺はデタラメです.

 このCDは正直ルーキーのみなさんには厳しいでしょう.
 かなりフリーキーな演奏なので、今回これをお土産にもらった参加者の多くは一度聴いてそのまま棚にしまわれてしまうかもしれません (笑)
 ボクもその一人の可能性が非常に高いのですが、このアルバムを見るたびにこの夜の想い出はいつまでも残っていくと思います.



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 最後は超 ミーハー的にサインいただきました.
 当然ですが、このために持参した TBM 1 作目の "MINE" のジャケットにです.
 なぜか 小川さん のサインと一緒で "Keep Swingin" でした (笑)


 おまけに 2 ショットで写真も何枚か撮っていただいたり ・・・・・・・・
 終了後少しお話しできる時間もあったりで ・・・・・・・・・



 TBM はとってもとっても好きなジャズ・レーベルです.
 そんなレーベルを立ち上げた、日本の アルフレッド・ライオン とも言える 藤井武氏.
 長年の夢だった 藤井さん のお話しを聴くことができ、とても満足の ON ゼミ だったのです.



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 やっぱり TBM はスゴイ !!

 そして 藤井武 はスゴイ !!!


 まだ多くのアルバムが廃盤になったままというのが、本当に残念なのです.



  ・ ・ ・ ・ ・

The Dynamic Duo

 土・日、お仕事だったので今日はその代休をいただき朝からのんびりしています.
 のんびりといっても、ちょっとやらなくちゃいけないことがあり外に出ていたらいつの間にか夕方になってしまいました.
 今日も陽は出ているんですが、結構寒い日でした.




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   (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/5000sec f/4 ISO-100 EV-0.7)

 今年は結構雪が降ります.
 さすがに昨年 2 月の大雪ほどは降りませんが、少しずつ降っているので周りの景色がずっと白中心の景色.






 そんな寒い日に似合う曲が入っているアルバムです.
 ジミー・スミス は以前 (と言ってもジャズを聴き始めた頃のこと) ほとんど聴かなかったのですが、数年前からしっかり Blue Note を聴いて、集めるようになったら、必然的に耳にする機会が増えました.
 このアルバムは Verve に移籍した後のアルバムですが、リラックスした雰囲気がいいです.








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  " The Dynamic Duo / Jimmy Smitn & Wes Montgomery "





  1. Down by the Riverside
            (Traditional) ・・・・・ 10:02
  2. Night Train
           (Forrest-Washington-Simpkins) ・・・・・ 6:48
  3. James and Wes
           (J.Smith) ・・・・・ 8:13
  4. 13 (Death March)
           (G.McFarland) ・・・・・ 5:21
  5. Baby, It's Cold Outside
           (F.Loesser) ・・・・・ 5:57




  

  Jimmy Smith (org), Wes Montgomery (g),
  Oliver Nelson (arr.cond)

  # 4 : Recorded at New Jersey, September 21, 1966.
   Clark Terry (tp.flh), Jimmy Maxwell (tp), Joe Newman (tp), 
   Ernie Royal (tp), Jimmy Cleveland (tb), Dick Hixson (b-tb),
   Quentin Jackson (tb), Melba Liston (tb), Bob Ashton (reeds),
   Danny Bank (reeds), Jerry Dodgion (reeds), 
   Jerome Richardson (reeds), Phil Woods (reeds),
   Richard Davis (b), Grady Tate (ds), Ray Barretto (conga)


  # 1 & 2 : Recorded at New Jersey, September 23, 1966.
   Clark Terry (tp.flh), Jimmy Maxwell (tp), Joe Newman (tp), 
   Ernie Royal (tp), Jimmy Cleveland (tb), Tony Studd (b-tb),
   Quentin Jackson (tb), Melba Liston (tb), Bob Ashton (reeds),
   Danny Bank (reeds), Jerry Dodgion (reeds), 
   Jerome Richardson (reeds), Phil Woods (reeds),
   Richard Davis (b), Grady Tate (ds)


  # 3 & 5 : Recorded at New Jersey, September 28, 1966.
   Clark Terry (tp.flh), Jimmy Maxwell (tp), Joe Newman (tp), 
   Ernie Royal (tp), Jimmy Cleveland (tb), Tony Studd (b-tb),
   Quentin Jackson (tb), Melba Liston (tb), Bob Ashton (reeds),
   Danny Bank (reeds), Jerry Dodgion (reeds), 
   Jerome Richardson (reeds), Phil Woods (reeds),
   Richard Davis (b), Grady Tate (ds), Ray Barretto (conga)








 このジャケットがいいですね.
 とってもホンワカしていて、見ていても笑顔になってしまいます.


 そう言えば ジミー・スミス って、かなりの大食漢という話を 小川さん から聴いたことがあります.


 そんな 小川隆夫 さんが書いた本に "愛しのジャズメン" があり、その 2 冊目のカバー・イラストがこのジャケットをベースにしたものでした.
 書籍のイラストのほうは、大食漢の ジミースミス を現わすかのようなちょっと笑えるデザインになっていました.

 ちなみにこの本は ・・・・・・・・ 読んでいません (笑)





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 5 曲目の "Baby, It's Cold Outside" ・・・・・ 邦題の "外は寒いよ" は、今の季節にピッタリのタイトル.
 でも演奏は、ジャケット同様に結構ホンワカした感じです.


 オルガンを使ってここまでファンキーなジャズ演奏をしてしまう ジミー・スミス の功績って、やっぱり大きいね.
 この演奏にしても全体はホンワカしているんだけれど、オルガンのキレが良くってとても小気味いい.

 もう少し音を引っ張ると、 ベビーフェイス・ウォレット みたいなブルース・ブルースしちゃうんだよね.
 まぁそれはそれで、とっても好きなんだけれど.



 このアルバム、ジャケットはかなりインパクトがあるのでずっと前から知っていましたが、しっかり聴いたのは昨年 CD を購入してから.
 だからいきなりのビッグ・バンドでびっくりでした (笑)




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 この二人は、このアルバム録音が初めての顔合わせ.
 その後も一緒に録音することはなかったので、最初で最後の共演になります.

 2 曲目の "Night Train" のギターなんてさぁ ・・・・・・・・・
 こういう R & B チックな演奏は大好きなのです.

 アップテンポで軽快に進んでいく 1 曲目の "Down by the Riverside"
 独特な音色の Wes のギターはやっぱりいいですね.

 やっぱりもう少し聴かないといけませんね、今年は彼のアルバムを少し買おうかな.




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 その昔、日本にあった多くのジャズ喫茶でどうしてあんなにも オルガン が毛嫌いされていたのかよくわかりません.
 確かに音を繋げていく感じは、ちょっとグジュグジュしたような感じに聴こえないとも言えません.

 ボクが育ったジャズ屋でも"The Cat" がかかる程度でした.
 それも一見さんと思われるような人のリクエストで (笑)

 ボクのようにまったく知らないでジャズを聴き始めた者にとっては、ジャズ屋のルールは絶対.
 そういうものだと思い込んでましたから (笑)


 今は、とりあえず気持ちよく聴ければ何でもあり !!

 ・・・・・・・・・・・・・ なのです.

 このアルバムもとても気持ちよき聴くことができるアルバムです. 






 さて、最近家の中にある不要なものをリサイクル.
 特に山登りのグッズの処分.

 というのも、昨年腰の怪我をして以来テント泊の装備で山に登るのはかなり厳しくなってしまいました.
 だからそういった山用品を職場の部下たちに安く譲ることにしました.


 ボクは不要なものが処分できそれなりの金額もいただけますし、部下にとってはそれなりのものをまぁ安く購入できるのでお互いさまといったところでしょうか.

 服などには全く興味がないのですが、こういったグッズなどは一応メーカーのしっかりしていたものに拘る傾向ですので、幸いなことに欲しいと言ってくれる者が何人もいます.




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 とりあえず、MSR のテント、 モンベル の # 1 シュラフ、オスプレー の 60 L バックパック はもう不要.


 この辺りはきっぱりと諦めます.
 泊まりで山に行く時はこれからは山小屋ですね.


 さらに使っていない JBL のミニコンポも欲しいと言ってくれる方がいたので譲っちゃう.
 これは段ボールも結構大きいので、これを引き取ってもらえるのはうれしいところ.


 で、これらを売却したお金をどうするかというと ・・・・・・・


 ・・・・・・・・ 乞うご期待なのです.









 そうだ、たまには 小川さん の書籍も PR しておきましょう.




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  "愛しのジャズメン" です.


 この本って、確か絶版になって オーディオブック という CD しかないと思っていたのですが.


 今日 Amazon 覗いてみたら " 1 & 2 " 両方見つけました.
 両方ともに残り一部だったので、とりあえず購入しましたが ・・・・・・・・・・

 「バーゲンブック」 ということで、なんと 54 % 引きになってました (笑)


 ボクはうれしいけれど、小川さんが知ったらどうでしょうか (笑)

Sorcerer

 ようやく土曜日なのです.
 先週は祝日や代休などがあったので、感覚的に一週間がものすごく速く過ぎた感じでしたが、今週は気持ち長かった ・・・・・・ まぁこれが当たり前なんですが.


 平日はなかなかブログ更新もできず、書こうと思っている話題は溜まったまま忘れ去られてしまう傾向にあります.



 だから忘れないうちに ・・・・・・・・
 少し前のカメラ・ネタから書いておこう.





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 Canon EOS 70D が三台です.

 ボクがこのカメラを購入したのが今年 5 月
 その後、部下が二人カメラを更新したのですが選んだカメラはどれもおんなじ.


 メーカーのハイアマチュアモデルに位置し評判のいいカメラですし、ボク自身使っていて満足してはいますが ・・・・・・・
 それでも同じものが三台もとなるとねぇ、おまけにレンズも同じ.


 パワハラして無理やり買わせた訳では、決してありませんよ.
 逆に新しく発売された EOS 7D Mark ll を買えって勧めたんですが.

 こうなると交換レンズで差別化図るしかありません.
 だれが最初に 赤ハチマキ (L レンズ) にするかですね (笑)


 写真は記念に三台並べての撮影.
 コンデジで絞り全開にして、わざと白っぽく撮ってみました.






 最近とんとご無沙汰だったミュージシャンのアルバムでも聴こう.
 とてもジャケットが印象的なアルバム.










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  " Sorcerer / Miles Davis "




  1. Prince of Darkness
          (W.Shorter) ・・・・・ 6:26
  2. Pee Wee
          (T.Williams) ・・・・・ 4:45
  3. Masqualero
          (W.Shorter) ・・・・・ 8:51
  4. The Sorcerer
          (H.Hancock) ・・・・・ 5:08
  5. Limbo
          (W.Shorter) ・・・・・ 7:14
  6. Vonetta
          (W.Shorter) ・・・・・ 5:33
  7. Nothing Like You
          (B.Dorough-F.Landesman) ・・・・・ 1:57
  8. Masqualero
          (Alternate Take) ・・・・・ 7:04
  9. Limbo
          (Alternate Take) ・・・・・ 5:27





  # 7 :
  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), Frank Rehak (tb),
  Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds), Willie Bobo (bongos),
  Bob Dorough (vo), Gil Evans (arr)
  Recorded at 30th Street Studio A, NYC, August 21, 1962.

  # 9 :
  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), 
  Herbie Hancock (p), Buster Williams (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at Columbia Studios, LA, May 9, 1967.

  # 5, 6 :
  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), 
  Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at 30th Street Studio B, NYC, May 16, 1967.

  # 3, 4, 8 :
  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), 
  Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at 30th Street Studio B, NYC, May 17, 1967.

  # 1, 2 :
  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), 
  Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at 30th Street Studio B, NYC, May 24, 1967.







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 久しぶりに Miles 聴いたかなぁ.
 最近は購入したばかりの TBM や廉価盤のアルバムが中心だったので.


 当然ブログでのアルバム紹介の本当に久しぶりなのです.
 いつ以来かと過去のデータを見てみたら ・・・・・・・・


 なんと去年の 7 月に "Live at Plugged Nickel" の記事を書いて以来 !!
 こんなにも疎遠になっていたとはねぇ.


 このアルバムは "The Complete Columbia Album Collection" の一枚なので、聴く時はわざわざボックスから出さなくちゃならず、結構面倒なのでなかなか CD を聴く機会がありませんでした ・・・・・・・ ただ iTunes のかけ流しでは、マイルスはかなりかかるんですよね、枚数多いから.
 なので新しいアンプになって、初めて CD から Miles を聴いたことになります (汗)


 小川隆夫 氏がパーソナリティを務めていた Inter FM の "Jazz Conversation" も終了してしまい、その番組の中の "マイルス・デイヴィスの真実" も当然途中で終了.
 ちょうど マイルス が長期療養に入るところまでで終了しちゃいました.
 この番組のベース (?) となるのは同名の書籍ですのでそちらを読むとまぁ大凡の内容はわかるのですが、本には書かれていないエピソードなんかを小川さんが紹介するのでそのあたりのお話しがとても面白かったんですよね.

 そういえば小川さんに長野まで来てもらい開いた イベント のテーマも マイルス でした.
 何かずっと昔のような感じですね.




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 保守性の中での前衛 ・・・・・・・・
 "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫著) " の中で使われている言葉ですが、正にこの言葉がピッタリという感じのアルバムです.

 ちょうど同じ年にリリースされた "Miles Smiles" 、 "Nefertiti" も、やっぱりそんな感じ.
 翌年にリリースされた "Miles in the Sky" からが、グッとエレクトリック・サウンドになっていくので、この 1967 年も一つのターニング・ポイントだったのかもしれません.


 ボクの中でもこのアルバムはそんなに印象深いものではありませんでしたが、昨日から繰り返し聴いていると ・・・・・・ 「あれっ、いいじゃんこれ」



 "Prince of Darkness" なんてさぁ、出だしのホーンとグイグイとプッシュするようなリズムのテーマから緊張感ありあり.
 こういった独特の緊張感がやっぱり マイルス だよねぇ ・・・・・・ なんてわかったふりをしてみたり.
 そこから一気に マイルス のソロ、そしてさらにモーダルな ウェイン のテナーへと.
 ・・・・・・ ゾクゾクしちゃうなぁ.
 そしてテーマ部を挟んでハービーのソロになるんだけれど、このソロは音をポツンポツンと置いていくようなソロで、ホーンの前半部と全然違っているのも面白い.



 2 曲目の "Pee Wee" はドラムスの トニー・ウィリアムス の曲ですが、ビックリするくらいキレイな曲です.
 この当時彼はまだ 21 歳.
 高速ビートを得意とする彼が、それもこんな若さでこの曲を書くとは、正直ビックリ.




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 アルバム・ジャケットの女性は、ちょっとジャズを聴きかじっている人だったらほとんど知っている シシリー・タイソン (Cicely Tyson) という女性.
 マイルス の三番目の奥さんで、 1981 年に結婚したものの 1988 年に離婚.

 この方は女優としても有名で、 エミー賞 を受賞したり アカデミー助演女優賞 にノミネートされたこともありますが、ボクは彼女の映画を一度も観たことがありません.


 そんな彼女の横顔を使ったアルバム・ジャケットはとてもインパクトがあります.
 このアルバムの録音当時、彼女と マイルス はまだ付き合い始めたばかりで、一説には マイルス の気持ちをジャケットにしたというお話もあります.


 このアルバムには マイルス の曲は一曲も入っていません.
 でも曲を聴いていると紛れもない マイルス の音楽がここにはあります.


 久しぶりに聴いたアルバムが、今日のアルバムのようにとてもいい感じだとものすごくハッピーな気分になります.
 たまにはめったに聴かないようなアルバムも聴かないといかんな (笑)






 最後に書き忘れていた話題をもう一つ.

 ブログ友 登美ちゃん の "登美ちゃんが、ゆく !" というブログは、俗に言うグルメブログ.
 こういった多くのグルメブログは、小洒落たお店の紹介なのですがこの 登美ちゃん のブログはどちらかというと B 級 ・・・・・・・ 時々 C 級のレストラン、というか食堂なんかを紹介しています.
 おまけに登場する 3 人組メンバーが今一つ垢抜けず (笑)


 地元のマニアックなお店が紹介されているので、時々外食をするボクは結構参考にしてたりします.
 先週も、そんな 登美ちゃん お勧めの カツ丼 を食べに行ってきました.




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 ごく普通の カツ丼 .
 お店は、地方のどこにでもあるような小さな食堂 "うなもと".


 ただこのカツ丼の違うところは、なんとご飯がツユだくなんです (笑)
 ご飯がお汁のちょっと黒っぽい色になっちゃっています.
 恐る恐る食べてみると ・・・・・・・・・・・

 これが何とも言えないお汁の味で美味しいんですね.
 上のお肉も適度に脂身があり、柔らかくて.



 どうも最近はこういった B 級食堂での食事がいいなぁ、なんて感じちゃってます.
 これからもブログ要チェックです.


 ちなみに行ってみたいけれどちょっと勇気が出なかったタイ料理のお店には、しっかりパワハラ行使で部下を偵察に出してみました (笑)

 マニアックなお店の紹介が多すぎて、なかなか突撃できないボクなのです.


 興味のある方は隣に貼ってあるリンク・バナーを ポチッ してみてください、パンドラの箱が開きます.

Pastoral

 雨降りだからブログでも書こう ・・・・・・・ かと (笑)


 昨日は朝からお仕事でちょっとお出かけでした.
 夕方家に帰って少ししたら、外が何やら赤いんです ・・・・・・・




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 久しぶりに 赤い キレイな夕焼けを見ました.


 できればもう少し南に沈んでくれると、我が家からもっとステキな写真が撮れるのに ・・・・・・ なんて、とても叶わないことを思ってみたりしたくなるような夕焼けのキレイさ.




 今日はどこか牧歌的な感じのアルバム.
 このアルバムもしばらく廃盤でしたが、今年の 9 月に再販されたばかり.
 その昔の、ジャズ屋でのいろいろな記憶が蘇ります.







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  " Pastoral / 渡辺貞夫 "




  1. Pastoral
           ・・・・・・・・・・ (10:53)
  2. Bridge
           ・・・・・・・・・・ (0:52)
  3. Tokyo Suite: Sunrise / Sunset
           ・・・・・・・・・・ (13:55)
  4. Gary, Outro Samba
           ・・・・・・・・・・ (4:10)
  5. Someday In Suburbs : ある日郊外で
           ・・・・・・・・・・ (1:57)
  6. Fandango
           ・・・・・・・・・・ (12:21)
  7. Closing Theme From "Kin-Kira-Kin"
           ・・・・・・・・・・ (1:48)
  8. Ritmo Saboroso
           ・・・・・・・・・・ (1:01)
   (All compositions and arrangement by Sadao Watanabe)




  渡辺貞夫 (as.sopranino sax.fl), 増尾好秋 (g),
  松本浩 (vib), 八城一夫 (el-p), 鈴木良雄 (b.p),
  渡辺文男 (ds.perc), 田中正大 (hr), 松原千代繁 (hr) 
  Recorded at 赤坂都市センター・ホール, June 24 & July 8, 1969.







 このアルバムは "ソニー・ジャズ・コレクション 1000 シリーズ" の第三回 50 枚の中の一枚.
 このシリーズ、内容がとにかくバラエティに富んでいるので、どんなアルバムが入っているか見ているだけでも楽しくなります.
 10 月後半にも第四回 50 枚が発売されますが、こういった廉価価格盤は大歓迎なのです.


 

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 2010 年 5 月、いつもの場所で、いつものように開催された 小川隆夫 さんの "ONGAKU ゼミナール - さまざまな楽器が奏でるジャズ特集 " で紹介された一曲がこの "Pastoral" .
 この時紹介された曲は、本当に ビミョー な演奏が多かった (笑)
 
 今日の記事書くために前のこと調べてみたら、この ON ゼミ も 5 年も昔になるんですね.
 つい 1 ・ 2 年前のことかと思っていたら ・・・・・・・・



 このアルバムも昔通っていたジャズ屋にありましたが、ほとんどリクエスト受け付けられないような雰囲気のアルバムの一枚でした.
 リクエストしちゃいけない ・・・・・・ というようなアルバムの一枚.
 当時のジャズ屋はこういったアルバムがたくさんあって、常連さんたちにとっては暗黙の了解だったのですが、たまに店を訪れた一見さんなんかがこういったアルバムをリクエストしちゃうと、常連の冷たい視線の集中砲火にあったりする訳です (笑)

 そんなこんなで数回は聴いたことがあったので、このアルバムはずっと忘れませんでした.
 アルバム・タイトル曲のメロディがとても印象的なので、一度聴いただけでも結構覚えていられます.




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 1962 年から 1965 年までの間、 バークリー音楽院 に留学していましたが、帰国後いろいろな意味で日本のジャズが変わっていったことは ON ゼミ の中でも話がありました.
 そしてこのアルバムが吹き込まれたのは 1969 年で、その後の 渡辺貞夫 の音楽が大きく変わっていったことをみても、とても大きな意味をもったアルバムのようです.



 それまでのアルバムは、どちらかというと主流派のモダン・ジャズとでも言うのかな ・・・・・・・・

 「若い人たちはアドリブになると聴かないから ・・・・・・ 」 と路線変更し、どんどんフュージョン系の路線に進んでいきましたが、このアルバムはそんな転機になったアルバムでもあります.



 先にも書いたように、全体的に牧歌的な雰囲気を持ったアルバムです.
 とてものどかで、大らかな感じ.




 1 曲目の "Pastoral" はもちろんですが、ボクが好きなのは "Fandango" .
 5 曲目の "Someday In Suburbs" ののどかな演奏から、ちょっとフリーキーなイントロのスパニッシュな雰囲気に変わっていくんだけれど、この曲もゆったりしたテンポでよく聴いてみるとどこかのどかな雰囲気なのです.
 増尾好秋 のギターがこれまたいいのです.



 再販をずっと期待していただけあって、十分満足のいくものでした.
 ただしリマスターではなく、 「2000 年 DSD マスタリング」 と記載されていますので完全に再販ですね.


 アルバム全体が ほんわか した感じで ・・・・・・・・
 こういうのもたまにはいいです.







 さて、 ほんわか ついでにちょっと職場の話題など.
 と言っても、仕事には関係のないことばかりです.




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 机の中を公開 ・・・・・・・・ (笑)
 10 月から発売になった スタバ の新商品 "スターバックス ヴィア・コーヒーエッセンス パイクプレイス・ ロースト"
 職場ではコーヒーメーカー使ってみんなで飲んでいますが、どうも濃さが微妙なので、マイ・コーヒーとして VIA をかなり使用しています.
 今回も新発売の パイクプレイス を大人買い.
 2 月の入院中購入した キャニスター がピッタリ引き出しに納まるので、とても重宝しています.


 VIA に関しては、お好みは白いデザインの トリビュート なのですが、なかなか販売にならないのでいつもは コロンビア .
 そうは言っても、基本的に違いの分からない男なので、最終的にはどれでもいいか ・・・・・・ (笑)

 パイクプレイス 買う時も店員さんとそんな話でプチ盛り上がり.
 お味は ・・・・・・・ 店員さんは 「絶対お勧め」 申しておりましたが、違いの分からないボクは まぁそれなり って感じかな (爆)




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 新発売ついでに マクドナルド あんこパイ .

 何となく甘いものを食べたくなった時に目に飛び込んできたのがこの CM ・・・・・・・ だったか、 めざましテレビ の紹介だったか.
 ただ、まったくと言っていいほど マクドナルド へは行かないので忘れかけていたんですが.


 たまたま職場に顔を出している 某 乳酸菌飲料の販売員とそんな話になり、買い物を頼んだら OK .
 ということで、こちらも大人買いしてきました.


 数が結構多かったので、 10分 以上かかってしまいました.


 味は ・・・・・・・・ まぁ、普通のあんこ.
 パイの部分に結構塩味があり、中のあんこはかなりさっぱりした感じでした.


 ただ、食べて少ししたらかなり胃がもたれてきましたが ・・・・・・・・ (笑)


 ということで ほんわか な話題でした.





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 それにしても昨日の夕焼け、ヤバ過ぎ
 Facebook 読んでたら、 九州 でもとてもキレイだったようです.

 昔はこんな夕焼けを結構見たような記憶があるんですが ・・・・・・・・・

New Herd In New York

 秋と言えば、番組改編の季節ですね.
 TV に限らず、ラジオもこの時期に改編が多いようです.

 我らが 小川隆夫 さんがパーソナリティを務める Inter FM の "Jazz Conversation" も、とうとう今月いっぱいで終了になってしまいます.





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 この番組、 Inter FM なのでボクの住んでいる地域では当然聴くことができませんでした.
 でも、この番組が始まった頃はボクも月一回以上 東京 に行っていた頃だったので、いつもの講習会終了後の日曜日の夕方、この番組を聴きながら帰ってきた記憶が.

 番組開始の頃は、スポンサーもちゃんと付いており、時間も日曜日の 16:00 から 18:00 .
 その後スポンサーが離れ、時間も変更になり、さらには 1 時間枠になったりと危険な状況を乗り越えながらも、前回の番組改編で日曜日 18:00 になっていました.


 番組開始当初は、リクエスト大会や生放送など結構面白い企画があり、ボクのリクエストも何度かかけてもらうことができ、おまけにプレゼントにも数回当たったり (笑)

 そうそう、詳細は話すことができませんがこの番組を通じてとても温かな交流もありました.
 そんな感じで、あまり聴いてはいなかった割には、とても身近で想い出深い番組だったりします




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 そんないろいろな思い出が詰まった番組だったので、番組終了がわかる数週間前に radiko のプレミアム会員になって、遠く離れた 長野 で聴き始めたばかりだったのですが ・・・・・・・・

 なんというバッド・タイミングなのでしょう.



 でもまぁ、スポンサーもなく今までやってこれたのが不思議なくらいです.
 この番組はもちろんですが、 ピーター・バラカン の代表番組 "バラカン・モーニング" も終了になるので、こういった番組終了に対する反響は思ったものよりはるかに大きかったですね.

 どこかのお金持ちの人がスポンサーになれば、こういった番組も復活できそうではありますが.




 そんな Jazz Conversation 8月31日の特集がボクの大好きな ニューハード でした.
 ゲストにはリーダーの 宮間利之 さん、ギタリストで作・編曲家の 山木幸三郎 さん、現在のコンマス 川村裕司 さん.

 今日は 宮間利之 & ニューハード のアルバムを.









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  " New Herd In New York / 宮間利之 & ニューハード "




  1. Introduction - New Herd's Theme
      (MC: Ira Gitler / John Phillips)   
         (K.Yamaki) ・・・・ 3:14
  2. Donna Lee
         (C.Parker - arr: N.Maeda) ・・・・ 6:48
  3. Maiden Voyage
         (H.Hancock - arr: M.Uchibori) ・・・・ 8:46
  4. Manteca
         (D.Gillespie - arr: K.Yamaki) ・・・・ 10:07
  5. Furisode is Crying : 振り袖は泣く
         (K.Yamaki) ・・・・ 5:30
  6. Rhythm Of Yamaki : 邪馬台賦
         (M.Sato) ・・・・ 13:43
  7. Doxy
         (S.Rollins-T.Newsom) ・・・・ 5:49
  8. Pithecanthropus Erectus - New Herd's Theme
         (C.Mingus - arr: N.Maeda) ・・・・ 9:52




  宮間利之 (leader.cond), 
  竹田恒夫 (tp), 奥村晶 (tp), 菊池成浩 (tp), 伊勢秀一郎 (tp), 
  片岡輝彦 (tb), 、梅木亮 (tb), 三塚知貴 (tb), 
  岡田澄雄 (b-tb), 今尾敏道 (as), 海付豊 (as),
  川村裕司 (ts.ss.fl), 坂川篤 (ts.fl), 大野憲一郎 (bs),
  山木幸三郎 (g), 松本全芸 (p), 増根哲也 (b), 坂田稔 (ds)
  Recorded live at Bryant Park, JVC Jazz Festival, NYC, June 21, 2000.






 1974 年 9 月 20 日 モンタレイ・ジャズ・フェスティバル での成功は、アルバム "モンタレイのニューハード (TRIO - 廃盤)" に第一日目と三日目の演奏が LP 2 枚に収められていました.
 その成功の後、帰国してすぐに同じ選曲で吹きこまれたアルバムが "New Herd (TBM-32)" .


 このアルバムは、そんなモンタレイから四半世紀後に吹き込まれていますが、演奏された曲はお馴染みのナンバーばかり.
 アイラ・ギトラー の紹介から始まるテーマ曲を聞いただけでも、 ニューハード そのもの.




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 ニューハード 好きなボクとしては、ロックを演奏しても、ポピュラーを演奏しても、ラテンを演奏しても ・・・・・・
 ニューハード は ニューハード なのです.
 逆にジャンルに囚われることなく、いろいろな演奏をしているところも好きだったりします.


 テーマ曲のホーン・アンサンブル聴いてみてください.
 これが ニューハード・サウンド なのです.

 そして一気に "Donna Lee" がくるか.
 いやぁーっ、こりゃたまらん.
 "桃太郎" の "Donna Lee" もよかったけれど、ビッグ・バンドの演奏も盛り上がるねぇ.
 一人ひとりの演奏のクオリティがとても高いです.


 ハード・バップ から 新主流派 の "Maiden Voyage"、さらに D.ガレスピー の "Manteca" .
 そしてお馴染みの "振り袖は泣く" ・・・・・・・・・

 S.ロリンズ の "Doxy"
 最後は C.ミンガス の "Pithecanthropus Erectus" .



 とにかくもう、聴いていて楽しくなります.
 スモール・コンボとは全然違った楽しさです.




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 ただ、このアルバム屋外でのライブのせいか、どうも録音が今一つ.
 低音の ブーーーーーン というような音が入っています.
 ステージの後ろに衝立のようなパネルが何枚もあるようなので、その影響で風の音を拾っているのでしょうか.


 そう言えばジャケット写真の右側にもそのパネルのようなものが中途半端に写っていたりします.
 これも何とも微妙だなぁ.




 Jazz Conversation でのインタビューのバックで、さりげなく "褐色のブルース" が流れていました.
 この曲はボクが ニューハード を好きになるキッカケの一つにもなった曲.
 この曲の入っていたアルバムも以前は持っていたんだけれど、 CD は現在廃盤.
 女性のとてもキレイなお尻がシルエットで写っているステキなジャケットでした.



 TBM のアルバムもほとんどが廃盤でしたが、 宮間利之とニューハード のアルバムの多くも廃盤.
 また再販してくれないかなぁ.






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 家の周りの景色も秋の色です.
 周りの水田が黄金色に変わり、稲刈りも始まりました.

 朝夕はめっきり涼しくなり、数週間後には紅葉.


 今年の冬は大雪になりませんように ・・・・・・・・・・・・・・

The Kerry Dancers

 今夜は奥様が会議かなにかで不在のため、いつものように外食.
 ところが午後からしっかりと雨降り.


 おまけにいつものように寄った スタバ ではほぼ満席のためテイクアウト.


 ちょっと早めの夕食でした.





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 メタボ街道まっしぐら !!
 コテコテの豚骨らーめん "バリコテ 白" + チャーハン (小) です.

 見た目から背脂ギトギトなのですが、食べた感じはそんなにコテコテという感じはありません.
 このお店も地元では結構人気のあるお店で、 セブンイレブン のカップラーメンにもなりました.

 ただボクは可もなく不可もなくという感じかな.
 もう少し見た目のようなインパクトのある味だったらいいなぁ.
 まぁ、普通に美味しいという感じなのです.






 さて、スタバで時間潰しできなかったので、家に帰ってきても微妙に時間があります.
 ので、予定外のブログ更新しましょう.


 今夜は TBM はちょっと脇に置いておいて、好きな曲の入ったアルバムを.









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  " The Kerry Dancers / Johnny Griffin "




  1. The Kerry Dancers
           (Traditional) ・・・・・ 4:42
  2. Black Is Color Of My True Love's Hair
           (Traditional) ・・・・・ 6:13
  3. Green Grow The Rushes
           (Traditional) ・・・・・ 4:37
  4. The Londonderry Air
           (Traditional) ・・・・・ 4:54
  5. 25 1/2 Daze
           (S.Cassey) ・・・・・ 4:41
  6. Oh, Now I See
           (J.Griffin) ・・・・・ 5:10
  7. Hush-A-Bye
           (S.Fain-J.Seelen) ・・・・・ 4:54
  8. Ballad For Monsieur
           (S.Cassey) ・・・・・ 3:36





  Johnny Griffin (ts), Barry Harris (p), Ron Carter (b),
  Ben Riley (ds)
  # 2, 6, 7 : Recorded at NYC, December 21, 1961.
  # 3, 5, 8 : Recorded at NYC, January 5, 1961.
  # 1, 4 : Recorded at NYC, January 29, 1961.






 Johnny Griffin を代表するアルバムの一枚でしょう.
 ただ、ボクは彼のテナーがそんなには好きじゃないんです.
 彼の印象は 「もうブローしまくり ・・・・・・ 」 という感じ.

 男も女も、おしゃべりはそんなに好きな方じゃないので.


 そんな彼が、ボクの大好きな "Hush-A-Bye" をどんなふうに演奏しているのか、とても気になります.
 この "Hush-A-Bye" ですが、とても素敵な曲なんだけれど、演奏はそれほど多くないように思います.
 そんな中で Johnny Griffin は、このアルバムを始め "Woe Is Me" といったアルバムでもこの曲を演奏してたりする.

 そういうところは、ボクの心にもちょっとグググッとくるんですが (笑)





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 "Woe Is Me" も持っており、聴き比べるとこの "The Kerry Dancers" の演奏のほうがアップテンポです.
 "Woe Is Me" の演奏のほうがちょっとゆったり目で、ボク的には好み.

 ですが、演奏自体は "The Kerry Dancers" の演奏のほうがまとまりがいいかな.
 "Woe Is Me" の演奏のほうは、バックの演奏がどうも今一つなのです.
 こちらのアルバムの "Hush-A-Bye" が最高という方もおいでですが、ボクは "The Kerry Dancers" の演奏のほうが全体的にはいいと思います.


 このアルバムは俗に言われるトラディショナルな曲を、昔で言うところの A 面 4 曲に収めてあります.
 B 面はオリジナル 1 曲、 Sara Cassey の曲が 2 曲、 そして "Hush-A-Bye" .

 この Sara Cassey という人はよくわからないんだけれど、このアルバムに収められている 2 曲はとてもいい曲です.
 Johnny Griffin のテナーにピッタリという感じ.




 Johnny Griffin と言えば、 Blue Note の "Introducing Johnny Griffin" (BLP-1533) .
 このアルバムに入っている "It's Alright With Me" の演奏が非常にインパクトが強いんです.

 この曲は 小川隆夫 さんが Inter-FM でパーソナリティを務める "Jazz Conversation" のテーマ曲.
 数年前まで、この番組が日曜日の 16 時から流れていた頃は、いつもの講習会の帰りによく聴いていたものでした.
 しかしこの番組も、いろいろな事情から深夜になったり時間枠が削られたり ・・・・・・・
 ちょっと前に、日曜日の 18 時から 2 時間枠で復活していました.


 ボクの地域では聴くことができなかったのですが、少し前から radiko のプレミアム会員になると全国のラジオが聴けるようになりました.
 もちろん Inter-FM も.


 先日の日曜日、会員になって初めての "Jazz Conversation" を聴きました.

 そうしたら、Johnny Griffin のあの曲が今でもしっかりテーマ曲として使われており、それだけでとても懐かしくなったり.





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 さて、このアルバム聴いて「あれっ」 と思ったのが 2 曲目.
 "Black Is Color Of My True Love's Hair" ですが、これどこかで聴いたなぁ.

 早速 iTunes で検索 ・・・・・・・
 すべてのアルバムを iTunes に入れてあるので、こういった調べ事するにはとても便利.


 これまた大好きな 山本剛 のアルバム "Speak Low" に入ってました.
 ただ曲名は "Black Is Color" だけ.
 確かに他の情報をみても "Black Is Color (Of My True Love's Hair)" と書かれているものも結構ありました.

 You Tube には Nina Simone の歌が結構アップされていました.

 このアルバムのこの曲の演奏、結構ステキだったりします.


 やっぱり Johnny Griffin を代表するアルバムと言って間違いないのかな.








 スタバ では、今日からアニバーサリー・グッズやコーヒーの販売.
 先日 台湾 スタバ のマグカップを貰い、すでに置き場がなくなっていることを書いたばかりというのに ・・・・・・・




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 ついつい買ってしまいました (笑)


 いつものようにちょっと気取って、支払いはスマホ ・・・・・・・ モバイル支払いだったのですが

 「残高が足りないようです」 といつもの店員に笑顔で言われちゃいました.

 残高が 1,000 円切るとオートチャージするような設定になってはいますが、ちょうど 1,000 円ちょっとしか残高がなく、購入したものがそれを越えたため残高不足.
 すぐにオートチャージはされますが、この支払に関しては足りない分現金で.


 カッコつけた割には、何ともカッコ悪いお話しでした (笑)

When a Rock Loves a Jazz

 久しぶりに ONGAKU ゼミナール に参加してきました
 今回のテーマは 「ロックがジャズを愛する時」 ・・・・・・・ どこかで聞いたことのあるテーマですね (笑)


  "When a Rock Loves a Jazz"


 東京行きの目的は、 いつもの講習会.
 土曜日も講習会だったのですが、他のインストラクターに後を任せ少しばかり早退.
 講習会場が今までの 京橋 から 浜松町 に移動したため、かなり遅刻してしまうかと思ったのですが、なんとか開始時間に間に合いました.
 ・・・・・・・・ が、いつものように小川さんの隣の席しか空いていなかったため、今回は腹をくくって隣りでの ON ゼミ (笑)
 ちなみに、この小川さんの隣の席はいつも最後まで空いていることが多いのであります、ハイ !

 参加者は 13 名、見慣れた顔も数名おいでですが、話したことのある方はホントにごくわずかです.



 それでは一挙に曲目紹介と、ボクの感じたことなんかを書き綴ります.




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 Part 1: ロック・シンガーが歌うジャズ・スタンダード
 1. "Stardust" ・・・・・ Ringo Starr
     from "Sentimental Journey"
 アレンジはジャズそのものです ・・・・・・ ちなみにアレンジャーは ポール・マッカートニー.
 が、歌はジャズっぽくないので、かなり微妙なアンバランスです (笑)


 2. "Bye Bye Blackbird" ・・・・・ Paul McCartney
     from "Kiss on the Bottom" iTunes Live
 iTunes の独占配信によるライブ演奏
 ピアノとベースがとてもいいなぁ ・・・・・ なんて聴き終ったら ダイアナ・クラール 、 ジョン・クレイトン 、ギターは誰だったか忘れちゃったけれど ラッセル・マローン じゃないので ジョン・ピサーノ かな.
 歌は好みの問題です.
 リンゴもそうだけれど、やっぱりジャズヴォーカリストとは違うなぁ.
 ちなみに若い頃ポールは、好きなミュージシャンとして コール・ポーター の名前を挙げたそうです.




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 3. "Moon River" ・・・・・ Rod Stewart
     from "Fly Meet The Moon"
 そんな 2 曲の後だったので、この曲も辛い感じかなぁと思って聴いてみたら ・・・・・
 非常に曲にマッチする声と歌声でビックリでした.
 ボクの感じたイメージは、 オードリィ・ヘプバーン の歌い方にとても似た感じ.
 この演奏はいいですよ、今回の中でオススメの演奏でした.
 ロッドはこのスタンダード集が 5 作目ですが、この曲を聴くとそれも頷けたりします.


 4. "Blue Moon" ・・・・・ Bob Dylan
     from "Self Portrait"
 ボブ・デュラン はほとんど人の曲は歌わないようです.
 いきなりこの曲を聴けば、きっと ボブ・デュラン とわからないかもしれません.
 そのくらい歌い方が違います.
 ジョン・レノン の "Free as a Bird" と同じコード進行、と曲が終わった後小川さんが言っていました.




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 5. "Graduation Day" ・・・・・ The Beach Boys
     from "Summer Days"
 ビーチボーイズの ブライアン・ウイルソン は The Four Freshmen の大ファン.
 この曲も The Four Freshmen のレパートリー.
 聴いた感じは、まんま ビーチボーイズ です.

 ということで、このパートはボクたちジャズ・ファンからすると結構微妙な演奏が多かったのですが、ロック・ファンにすればちょっと微笑んでしまうような演奏なのかもしれません.


 Part 2: ロックで聴くジャズ・オリジナル
 6. "The 'In' Crowd" ・・・・・ Bryan Ferry
     from "Another Time, Another Place"
 ロキシー・ミュージック の ブライアン・フェリー です.
 こんなイメージのビートルズの曲もあったなぁ、なんて思いながら聴いてました.
 この曲自体簡単なリフの繰り返しの曲なので、歌詞をつけても厳しいかなぁ.
 ちょっと、ロックには合いそうもないですね.




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 7. "Mercy, Mercy, Mercy" ・・・・・ The Buckinghams
     from "Time & Charges"
 バッキンガムズ はボクも初めて聴くグループ名.
 シカゴ出身のグループのようです.
 まんま "Mercy,Mercy,Mercy" でした.
 ちなみにゼミナールの配布パンフレットには "タイム・アンド・チェンジズ" と記載されていました.
 どおりでネット検索してもアルバムが出てこなかった訳です (笑)


 8. "Alligator Bogaloo" ・・・・・ The Happenings Four
     from "Hit Collections"
 昔あった "11PM" や 平凡パンチ と言った言葉が浮かんできそうな、いかにもあの頃的な演奏でした.
 ルー・ドナルドソン の代表曲 (ボクは代表作とは思わないのですが ・・・・・) ですが、最初は "アリゲーター・ブルース" と ルー・ドナルドソン はタイトルを付けたようですが、レコード会社で勝手に ブガルー にしてしまったようです.
 ブガルー というのはダンス・スタイルの一つ.
 この The Happenings Four は日本版 プロコルハルム と呼ばれたグループ.
 "あなたが欲しい" という大ヒット曲があるようで、帰ってから You Tube で聴いてみましたが ・・・・・・
 微妙でした (笑)




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 9. "Maiden Voyage" ・・・・・ Blood, Sweat & Tears
     from "New Blood"
 このグループも前から知っていますが、当時はブラス・ロックバンドという感じで、ほとんど聴くことはありませんでした.
 一時期 Joe Henderson や Randy Brecker がいたり、Gil Evans がアレンジを担当したこともあるようです.
 とにかくメンバーがハンパないくらい変動してます ・・・・ Jaco もいたんかい.
 この曲は、スキャットしながらのギター・ソロが延々と続きますが、ジャズアルバムと言ってもおかしくない演奏でした.
 ジャズを聴いている人にとっては、長いギター・ソロもそんなに苦にならないんじゃないかな.


 10. "In a Silent Way" ・・・・・ Santana
     from "Santana lll"
 カルロス・サンタナ は マイルス・デイヴィス を敬愛していたミュージシャンの一人.
 これまた サンタナ サウンドそのものになっちゃうんですねぇ.
 この曲を作ったのは "Mercy, Mercy, Mercy" と同じ ジョー・ザビヌル .

 これでパート 2 終了.
 この休憩時間に小川さんと珍しくお話しでした.
 内容は、インストがオリジナルなのに勝手に歌詞付けていいの ? ってお話し.
 話が進み、いつの間にやら 王様 のことやら、 ビートルズ のお話しにまで.
 
 


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 Part 3: ジャジーなロック・ナンバー
 11.  "When I'm Sixty-Four" ・・・・・ The Beatles
     from "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"
 ここからは 小川さん がジャズっぽいなぁ、と思う演奏が並びます.

 まずは ビートルズ.
 単調なリズムにクラリネットなんかが加わるので、自然と デキシーランドジャズっぽくなります.
 歌詞はとても他愛のない歌詞 ・・・・・ と小川さんが申しておりました.


 12.  "Holiday" ・・・・・ The Kinks
     from "Muswell Hillbillies"
 この曲ではバンジョーとピアノがかなり効いています.
 そう言えばデキシーランドにはバンジョーも欠かせません.
 楽器の持つイメージというのもあるんですよねぇ.




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 13. "Sweetheart" ・・・・・ Maria Muldaur
     from "Waitress In A Donut Shop"
 この曲のアレンジは ベニー・カーター なので、当然ジャジーになります.
 こちらはスイング・ジャズの趣き.
 あの独特なグルーブ感が漂っています.


 14. "Walking One and Only" ・・・・・ Bill Wyman's Rythm Kings
     from "Anyway The Wind Blows"
 ダン・ヒックス の曲です、確かこの前の "Sweetheart" も彼の曲だったかと.
 この演奏を捜していたら、なぜか Maria Muldaur の演奏にぶち当たりました.




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 15. "ろっか・ばい・まい・べいびい" ・・・・・ 細野晴臣
     from "Hosono House"
 はっぴいえんど に因んだ 福生市 のお話し.
 ボクの感覚的にはボサノバっぽい.
 ロックではあまり使わないようなコード進行を使っているようです.


 16. "おいらぎゃんぐだぞ" ・・・・・ 南佳孝
     from "摩天楼のヒロイン"
 彼も はっぴいえんど の一員.
 明大のジャズ研に所属しており、 タル・ファロー のファン.

 このパートのジャジーな雰囲気というのは、ボクにとってはかなり微妙な、怪しい雰囲気でした.




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 Part 4: こんなところにこんなジャズ・ミュージシャンが
 17. "Oh Patti (Don't Feel Sorry for Loverboy)" ・・・・・ Scritti Politti
     from "Provision"
 まずは マイルス・デイヴィス です.
 中盤のソロから後半のバックまで、いかにも マイルス なのです.
 彼の音色が流れてきただけで、ピーンと緊張の糸が張り詰める感じ.
 このセッションに参加したお話し等.


 18. "Waiting on a Friend" ・・・・・ The Rolling Stones
     from "Tattoo You (刺青の男)"
 ここでは ソニー・ロリンズ ですが、ボクの持っている ロリンズ のイメージとはちょっと違う演奏です. 
 そこがすごくいい感じです.
 この演奏も知らずに聴けば ロリンズ だとはわからないかも.
 ドラムスの チャーリー・ワッツ が大のジャズ・ファンで、そのあたりのお話も聞くことができました.




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 19. "Someone" ・・・・・ James Taylor
     from "One Man Dog"
 ギターの ジョン・マクラフィン が参加しています ・・・・・・ この曲の作曲も彼.
 いつ聴いても ジェームス・テイラー の声は透き通っているなぁ.


 20. "Watching You" ・・・・・ 矢野顕子
     from "Welcome Back"
 ギターの パット・メセニー です.
 矢野顕子 は、ボクかなり苦手です.
 声がダメ、変な歌詞がダメ ・・・・・・・・・・
 この曲も聴く前からダメだろうと思っていたんだけれど、聴いたらビックリ.
 確かに歌はかなり微妙なんだけれど、インストで聴いたとしたらきっとおそろしく素敵な曲になりそうなのです.
 メセニー のギターもすごくいい感じですし.
 この演奏はとてもいい ・・・・・・ 歌が入っていなければもっといい (笑)

 そうそう、この曲のアルバム・タイトルもパンフレットでは "ウェル・カムバック" になってました (爆)




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 21. "きっと言える" ・・・・・ 荒井由美
     from "ひこうき雲"
 最後は "日本のスタン・ゲッツ" と呼ばれた 西条孝之介 .
 この演奏も、まんま ユーミン・ワールド で、最後にテナーが入ってくるんだけれど、言われなくちゃ素通りです.
 おまけにいいところでフェード・アウト.




 さらに一曲おまけ、 シェイ・スタジアム 最後の公演となった ビリー・ジョエル のライブ.
 トニー・ベネット との共演です、 "ニューヨークの想い" .
 実は ONGAKU ゼミナール が終わり、ほとんどの方が帰られてから トニー・ベネット の映像をお店で観たんですが、やっぱりスゴイですねぇ.
 とても 80 歳超えておられるとは思えない.
 



 以上、 Bonus Track を含め 22 曲で終了.
 シリアスなジャズとはかなりかけ離れたものが多かったのですが、なかにはグッとくるような演奏もあったりして.
 楽しい音の時間を過ごしてきました.

All Dressed Up With A Broken Heart

 ようやく風邪の症状もどこかに
 熱が出なかったので、できるだけ家で横になるようにして治しました.

 まだ鼻水がグジュグジュですが、仕事も問題なくできるのでなにより.
 今週末は いつもの東京 お出かけなので、とりあえずよかった.


 ここ数カ月のうちに届いたアルバムが 40 枚ほど机の上に積んであります.
 そんな中から今夜も一枚.

 そう言えば今年に入ってからのブログはすべてジャズ・アルバムの話題がメイン.
 ブログ・タイトルがジャズなので、当たり前と言えば当たり前なのですが、ボクにとっては結構珍しかったりします.






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  " This is Chris / Chris Connor "





  1. Blame It On My Mouth
         (Heyman-Levant) ・・・・ 2:41
  2. It's All Right With Me
         (C.Porter) ・・・・ 2:29
  3. Someone To Watch Over Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 3:13
  4. Trouble Is A Man
         (A.Wilder) ・・・・ 2:54
  5. All This And Heaven Too
         (De Lange-V.Heusen) ・・・・ 3:30
  6. The Thrill Is Gone
         (L.Brown-R.Henderson) ・・・・ 2:49
  7. I Concentrate On You
         (C.Porter) ・・・・ 3:31
  8. All Dressed Up With A Broken Heart
         (E.Patrick-C.Reese-J.Val) ・・・・ 1:51
  9. From This Moment On
         (C.Porter) ・・・・ 2:31
  10. Ridin' High
         (C.Porter) ・・・・ 4:16






  Chris Connor (vo), J.J.Jphnson (tb), Kai Winding (tb),
  Herbie Mann (fl), Joe Puma (g), Ralph Sharon (p),
  Milt Hinton (b), Osie Johnson (ds)
  Recorded at NY, April, 1955.






 うまく言葉では言えないんだけれど、自分にピッタリの声ってあるように思います.
 ボクにドンピシャなのは ダイアナ・クラール !!
 これは歌がうまいとかそういうんじゃなく、まさにドンピシャなんです.
 最近になって、聴けば聴くほどドンシシャだなぁと痛感したりもします.

 
 それで、この クリス・コナー の声も好きだって、最近になってわかってきました.
 以前もアナログ盤数枚持っていたというのに、その頃はほとんど聴くことがなく処分.

 少し大人になったとでもいうのでしょうか (笑)
 まぁ、今さらかぃ !! という感じでもあるんですがね.




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 クリス・コナー や Bethlehem 三部作については 以前 簡単に書きましたので割愛.

 前にピアノトリオをバックに歌っているアルバムが好き、と書きましたが、このアルバムは "J & K" でも有名な J.J.Johnson と Kai Winding のトロンボーン、そしてあの Herbie Mann のフルート、さらにギターと、ピアノトリオの伴奏とはかなり違う雰囲気の演奏です.

 曲は少しダークな雰囲気の曲が中心ですが、軽妙にスイングいしておりとっても聴きやすい.
 有名なスタンダード曲を中心の選曲です.



 有名な "It's All Right With Me" は コール・ポーター 作曲で、 1953 年のミュージカル "Can-Can" のために書かれた曲です.
 この曲を聴くと、どうしても Johnny Griffin の演奏 (BLP-1533) が思い浮かんできます.
 だって、 小川隆夫氏 がパーソナリティを務める Inter FM の "Jazz Conversation" のテーマ曲でしたから.
 まだ日曜日の16:00から2時間放送していた頃は、講習会の終ったあとこの番組を聴きながら家路についたので ・・・・・・・・・・・
 そんな番組も幾度かの番組編成を経て、日曜日の 18:00 から 2 時間に.
 最近ではまったく聴くことができなくなったので、今でもこのテーマ曲なのかは不明ですが、ボクの中ではいつまでも Johnny Griffin なのです.


 そう言えば今週末は 小川さん の "ONGAKU ゼミナール" 、久しぶりにお話し聴いてきます.



 このアルバムは 4 曲が コール・ポーター の曲です.




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 "From This Moment On" もいい曲です.
 この曲はアルバム "Chris" にも収められています.

 最初に ダイアナ・クラール のお話ししましたけれど、彼女もこの曲をタイトルにしたアルバムを出しています.
 折角だから聴き比べてみると ・・・・・・・・・・・

 この曲に関しては Chris Conner の演奏の方がいい.


 この"From This Moment On" も 1950 年のブロードウェイ・ミュージカル "Out of This World" の曲でした.



 ボクが一番気に入っているのが "All Dressed Up With A Broken Heart"
 多分失恋の歌なんだろうけれど、とても軽快なピアノが聴いた小品.
 とても短い曲だけれど、淡々と歌っているのがいいのです.



     I'm all dressed up
     With a broken heart
     Pretending I'm with you
     Someone else in my arms
     Only brings back your charms
     It's a game I just can't
     Carry through

     When I'm alone
     And the teardrops start
     I realize it's true
     I'm all dressed up
     With a broken heart
     And still in love with you

     When I'm alone
     And the teardrops start
     I realize it's true
     I'm all dressed up 
     With a broken heart
     And still in love with you



 このアルバムも、とても素敵なアルバム.
 ・・・・・・・・・ いまさらですが.






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 机の上のアルバム.
 すでにブログで取り上げたものや、まだ一度くらいしか聴いていないものなどいろいろ.

 多くは CTI の廉価盤だったりします.
 かなりヤバいものもあったりします ・・・・・・・・・ Don Sebesky や Airto など、ほんとにヤバいから

 まぁ廉価価格だったから、そのあたり覚悟の上買ったようなものです.
 ジャケ買いもかなりありますし ・・・・・・・・・



 先週から奥様が一週間ほどスキーに行ってしまったので、ボクは一人.
 とても伸び伸びと生活しているのであります.

 今夜もこれからのんびり、大音響で映画でも観ることにしよう.


 女房元気で留守がいい ・・・・・・・・・・ これがいいっ !!

Saturday Night "ON ゼミ"

 金曜日から いつもの講習会 のため 東京 .
 金曜日はほんとにもう暑かった、土曜日は 7 度くらい気温が下がったのですが、寒いという感じではなく涼しいと言ったところ.




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 さて今回の目的の一つは小川さんの "ONGAKU ゼミナール" 参加です.
 講習会と "ON ゼミ" の日程が重なった時だけ参加しているので、毎回出席という訳にはいきません.
 たまたま 3 月に小川さんに 長野 へ来ていただいて出張コースを行ったので 2 カ月ぶりでしたが、その前に行ったのっていつだったっけ ・・・・・ ????

 講習会開催しているので、あまり早く会場を抜けだす訳にはいかないので、終了 1 時間前の 18:00 頃、他のインストラクターに後を任せて銀座へ.
 会場になるお店には、予約の段階から遅れることを連絡済みでした.


 この日は曇り空、前日に比べると気温も低めで、長袖でちょうどいいくらいでした.
 なぜかここで写真を撮ることが多いです.
 特別時計を意識していないのですが、過去にも同じ場所から撮った写真が結構ありました.
 時刻は 18:05 ・・・・・・・ すでに "ON ゼミ" は始まっているでしょうね.



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 この右手は、ちょっと ・・・・・・・・・ (笑)

 いつもの道筋で、いつもの Bar le sept へ.
 いつものようにエレベーターに乗って7階に降りるとドア越しに音楽が聴こえていました.


 # 1 : "スペイン / チック・コリア"
   "Light As a Feather" から


 今回 "ON ゼミ" のテーマは "Jazz Conversation 祝 ! 2 時間枠復活記念" という長いタイトル.
 小川さんがパーソナリティーを務める、 Inter-FM の "Jazz Conversation" が 2 時間枠になった (開始当初はスポンサーも付いて夕方 2 時間だったのですが、その後スポンサーも撤退し深夜の 1 時間に縮小されていたものです) ことを記念して、このような長いタイトルになりました.
 
 このあたりの事情を ピーター・バラカン の話も交えて最初にしたようなのですが、当然ボクは聞くことなく.
 この部分って、今回のイベントのベースとなる部分だけに遅刻が悔やまれるのでした.
 ・・・・・・・ だれか教えてください.

  今回はそんな "Jazz Conversation" の中の 「Meet The Star」 という、ゲストを迎えて話や演奏を聴くコーナーに関したお話しやインタビューなどを紹介でした.



 お店に入ると、なんとほぼ満席.
 これ幸いと、いままで座ってみたかったワインクーラー前の丸椅子に腰かけさせていただきました.
 精神的にはお子ちゃまなので、こういう狭い感じのところが結構好きだったりします.



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 もう幾度となく見かけた顔が並んでいました.
 写真はあえてピンボケを選んでアップです.


 それでは 2 曲目から怒涛の紹介


 # 2 : "サフィナード / 中村善郎 & The TRIO'"
   東日本大震災支援イベント
    "Jazz Conversation presents Jazz Aid 2011" から
   2011 年 4 月 26 日 代官山 "レザール"   

 # 3 : "ナイト・アンド・ディ - ミスティ / TOKU & 山本剛トリオ with 菅野邦彦"
   東日本大震災支援イベント
    "Jazz Conversation presents Jazz Aid 2011" から
   2011 年 4 月 12 日 代官山 "レザール"  


 最近 中村善郎 さんは小川さんとも多くのイベントを行っており、さらには会場の Bar le sept でもイベントを行ってますので、集まったお客さんにとってはお馴染みになりつつあります.
 独特の甘い ボサノヴァ の弾き語りです.


 TOKU さんと 山本剛 は、同じ 新潟県 三条市 生まれだったようです.
 TOKU さんが歌うことは知っていましたが、声を聴いたのはこれが初めて.
 ジャズ というよりも、まんま ソウル って感じをボクは受けました.
 途中から 菅野邦彦 が手製のピアニカで "Misty" になりますが、アップ・テンポな演奏です.
 3 年前の "ON ゼミ" の "さまざまな楽器が奏でるジャズ特集" でかけてもおかしくないですね.




greatjazz01
 

 # 4 : "ムース・ザ・ムーチ / グレート・ジャズ・トリオ"
   "At the Village Vanguard" から


 ナンク・ジョーンズ が亡くなる直前のインタビューも交えて、このインタビューが アメリカ でも紹介されたお話し等.
 ただ、インタビューの内容は健康の秘訣といったようなことが中心だったようで、小川さん的にはつまらないことを聞いたと申しておりました.
 ちなみに、 グレート・ジャズ・トリオ って最初は トニー・ウイリアムズ がリーダーだったんですね.


 # 5 : "セント・トーマス / 渡辺香津美"
   2011 年 6 月 3 日 お茶ノ水 "NARU"  


 ジョージ・ローデン のギターに関係したライブを、たまたま収録できたようです.
 曲は S.ロリンズ の有名なカリプソ・ナンバーですが、これをインド風にアレンジ.
 これはもう、完璧にインディアなのです.
 途中からスパニッシュ系の曲のように高揚していきますが、どこまでもインド (笑)



 この曲で前半終了でしたが、その前に番組に登場したミュージシャンたちの ステーション ID を流してくれました.
 こういった ステーション ID だけでも、なかなか聴く機会がないのでおもしろかった.
 ジョージ・デューク の M.デイヴィス のマネなんかもあったりして ・・・・・・・・




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 # 6 : "時の流れに / サイモン & ガーファンクル"
   "The Concert in Central Park" から  


 # 7 : "リユナイテッド / OTB"
   "Out of The Blue" から  


 この 2 曲は、 デヴィッド・マシューズ と ケニー・ギャレット の日本語についての話題に関係しての選曲でした.
 二人とも日本語が堪能で、流れたインタビューでもかなり日本語が上手でした.
 ちなみに ケニー・ギャレット のことを、小川さんは 「ニューヨークのウナギ犬」 と呼んでいるようです (笑) .

 実はこの OTB の演奏がとてもよかった.
 ボクは初めて聴いたのですが、アップテンポで、いかにも新主流派といった感じでグイグイくるような演奏でした.
 これはちょっと購入を検討なのです.


 # 8 : "ミスティ / 山本剛 & 生沼邦夫"
   2011 年 6 月 10 日 代官山 "レザール"  


 こちらの "ミスティ" は、お馴染みのスローバラード.
 こういったレコードにはなっていない演奏を聴くことができるのが、今回の "ON ゼミ" のいいところでした.



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 # 9 : "アイ・ソート・アバウト・ユー / ブランフォード・マルサリス"
   "Random Abstract" から  


 マルサリス 兄弟と小川さんの関係は "となりのウイントン" として書籍にもなっているくらい有名なお話し.
 
 

 # 10 : "セプテンバー・イン・レイン / 佐藤允彦"
   2012 年 9 月 27 日 代官山 "レザール"  


 スタンダードを7拍子にアレンジしての演奏でした.



 # 11 : "ラッシュ・ライフ / 日野皓正"
   "Trans Blue" から  


 "東京ジャズ" でのトーク・イベントの模様.



nakamura002


 # 12 : "ドラリセ / 中村善郎"
   2010 年 4 月 25 日 代官山 "レザール"  


 "Getz / Gilberto" の全曲を次のイベントで中村さんが演奏するようです.
 そんなこともあり、最後もこのアルバムで演奏されていた曲でした.


 そしてエンディングは ステーション ID .
 おしまいかと思ったら、 「こんなのもある・・・・・」 と


 # 13 : "フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン / TOKU"
 
 # 14 : "モナリザ / 福田重男 & 布川俊樹"


 の 2 曲を追加で.



 ということで、かなり足早に概要を紹介しました.
 本当はもっともっと面白いお話しがたくさん聞けたのですが、なかなかすべてを文章にするのはつらいですし、まぁ参加した人の特権ということで.

 かかった曲のほとんどが番組用の 秘蔵音源 でした.
 これがやっぱり今回の一番の目玉でした.
 そんな曲目は、小川さんのブログでもあえて載せてありませんでしたが、ボクはガッツリ書いちゃいました.


 それ以外の東京については、明日にでも書くことにしましょう.

あっという間の一週間

 今年の年度末は本当に慌ただしかった.
 まぁ自分でいろいろ計画したので、自業自得と言えばそれまでなのですが・・・・・・・


 気がついたら、ブログも一週間更新できませんでした.
 ちょっと一週間の出来事などを書いてみましょう ・・・・ .




 22 日は某専門学校の卒業式で、上司の代わりにお祝いのご挨拶.
 ちょっとばかり カミカミ 状態でしたが、なんとか終了.
 そして、職場に戻ると 4 月 1 日の人事異動内示発表 ・・・・・・・

 ボクは異動も無く同じポストのままでしたが、かなり有能な中堅どころがごそっと異動になってしまい、 4 月からどうしようと思ってしまうような状態です.
 なかなか自分の希望通りいかないのが人事ですが、若いうちはいろいろ経験が大事ですから、意に副わない部署でも頑張ってほしいと思います.





 少し前に書いた スタバ の話題ですが、前回写真撮り忘れたのでその後写真撮ってきました.



 
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 こんな感じのマグカップに変わりました.
 底の方がスリムになっていますが、ボクは今までのストンとした感じの、シンプルなデザインに、緑色のロゴが入ったデザインのほうが好きです.
 やっぱり スタバ は、あの緑色がないとねぇ ・・・・・・・


 とか言いつつ、そんな緑色のロゴが入っていない、新しいボトルを購入してしまいました (笑).



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 この写真は、今日の講習会の時に撮った写真.

 写っているボトルが "スリムハンディーステンレスボトルホワイト" .
 季節限定商品のようで、ボクがよく行くお店にはありませんでした.
 仕方ないので、オークションで探し、店頭販売価格よりも数百円高いものをゲット.

 この手の商品、もう少し手に入り易ければいいんですが ・・・・・・
 ネットで儲けるために購入する人たちがかなりいるようです.
 なんだかなぁ ・・・・・・・・・・・・・・・・


 で、このボトルですが、とてもスリムで、デザインも気にいっています (緑色のロゴないけれど) .
 サーモス 製なので冷めにくいのがいいですが、逆に購入してすぐは熱くて唇を火傷してしまいます.
 だから写真のように紙コップももらってきちゃいます ・・・・・・・ マイ・カップ持参の割引してもらいながら、ちゃっかり紙コップ一つ貰うのって、ちょっと罪悪感感じちゃいます.
 でも店員さんに嫌な顔されたことありません.
 今日は、どのサイズがいいですかと二つの紙コップを出してくれました.


 容量 400 ml なので、職場へも持参してこの中に VIA 2 本入れてお湯を一杯入れるとちょうどいい濃さです.



 そう言えば今日、レシートにアンケートが付いていました.
 カード会員が購入時ランダムで印刷されるようで、ホームページでこのアンケートに答えるとコーヒー一杯分引き替え用の番号がゲットできます.
 とても儲かった気になっちゃいました (笑) .


 写真の "うなぎパイ" は、いつも 浜松 から講習会に来てくださるインストラクター医師のお土産です.
 どうして "うなぎパイ" が 夜のお菓子 なのか、今だによくわかりませんが ・・・・・・・ (笑)




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 先週末は 小川隆夫 氏の "ONGAKU ゼミナール" ・・・・・・・ 内容は前回のブログにとおり.
 これは半年近く前から計画していたので、その頃はまさかこんなにも慌ただしくなろうとは思ってもいませんでした.
 家の音響システム持参して、会場の 伊那市 へ.
 終了後帰ってくることも可能だったのですが、そのまま一泊でした.

 伊那市の開催される有名な高校駅伝大会と重なってしまったため、市内のホテルはすべて満室.
 たまたまボクはキャンセルで空いた部屋が取れたので宿泊できましたが、小川さんは終了後 諏訪 まで移動して宿泊だったようです.

 次回はこういったイベントのない時に計画しましょう.





 少し仕事をして、26 - 27 日は自分のお勉強のため講習会に参加.
 職場の若手を 3 名引き連れ、成人の二次救命処置のお勉強でした.




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 いつもは教える立場ですが、やっぱり受講生のほうが気持は全然楽です.

 この講習会受講を、ついつい入れてしまったのがバタバタの原因かもしれません.
 この二日間が休みだったら、もっとゆったりした一週間になっていたのに.





 そして少し仕事して、金曜日の夕方から いつもの講習会 のため東京でした.




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 湯島 の "大喜" 、 薄口醤油のねぎ中華そば .

 ホテルから歩いて数分なので、ここ最近は 東京 に行くたびに一回は足を運んでします.
 価格はちょっと高めですが、種類が多く、味がさっぱり系でいいですね. 
 今回行った 東京 はとにかく寒かったので、やっぱり暖かい らーめん ですねぇ.


 今回は、お品書きも写真でゲットしてきました.



 
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 次回は絶対 "うめしお" です.




 昨日の土曜日は、講習会終了後みんなで懇親会.
 前回満員で入れなかったお店を、昼の間に予約です.




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 講習会場から数分の場所にある、 京橋 "銀 ZERO"
 店内はカウンター約 10 席だけで、後は外のテーブル ・・・・・・ 最近よく見かける、透明なビニールシートで囲ってあります.
 カウンターの中で、炭火を使っての焼き料理がメインで、焼酎もかなり拘っているお店のようです (ボクは焼酎をまったく飲まないので、メニュー見てもさっぱりわかりませんでしたが) .


 写真右側に写っている建物がそのお店 ・・・・・・ 2 階から上は姉妹店.
 このお店の通りをさらに進むと、ボクの大好きなラーメン屋 "どみそ" があります.



 そして、今までずっと気になっているものが写真のネオン ・・・・・・・・・・・

 "ぢ"

 です !!!!!!


 映画 "ブレードランナー" に出てくる ワカモト のネオンを連想してしまいます.

 次回は、この正体を突き止めるとしよう (笑)






 さて、明日からは 4 月 ・・・・・・・・ 新しいメンバーを迎えての一年が始まります.

 少し気持ちを入れ替えて、今年も一年頑張りましょう.

ONゼミ in 雨ことばカフェ

 昨夜は、半年前から企画していた 小川隆夫 氏の "ONGAKU ゼミナール in 雨ことばカフェ" でした.
 企画と言っても、そう大したことをした訳でもなく、単にお店と小川さんとの連絡調整しただけ ・・・・・・・・
 ほとんど、お店の方に おんぶにだっこ 状態でした.



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 会場は 長野県 伊那市 という、ちょっと交通の便が悪い場所.
 都心からは、車だったら中央道で来ることができますが、鉄道だとちょっと不便な場所です.
 伊那市 は人口 70000 くらいの小さな町.
 そんな小さな町で見つけたのが、ちょっと素敵な空間を持つこのレストラン " 雨ことばカフェ ".



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 お店の場所は、 伊那インター からまっすぐの場所です.
 外観はあえて塀をめぐらし中がわからないようにしてあるのか、知らないとちょっと入り辛いようなたたずまい.
 入口も道路側ではなく、裏側から入って行きます.

 田舎の小さな町にしては、ちょっとイカしたお店.



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 店内も光の取り入れ方がうまく、とても落ち着いた感じです.
 さらに奥のほうは吹き抜けになっているので、解放感もアリアリ.



 そもそも、どうしてここで "ON ゼミ" をやろうなんて思ったのか ・・・・・・
 一部ではスタッフの女の子をボクが気に入ったから、というような噂が流れていますが、それに関してはノー・コメント.


 一番は前にも書いたお店の雰囲気でしょう.
 広さも広すぎず、かといって窮屈でもないちょうどいい感じ.
 室内の明るさも、ジャズ聴くにはちょうどいい雰囲気.

 そしてこのお店の料理.
 地元産の食材を使い、料理の中心は せいろ蒸し というのがいいんですねぇ.
 昨夜も "ON ゼミ" 終了後、食事をいただいてきましたが、美味しかった.
 ボク自身、野菜は 「○○ + 野菜」 と言う感じでしたが、たまにこういった野菜がメインになっているお料理をいただくのもいいなぁ.

 "あさりと野菜の酒蒸し" をメインとしたご飯でしたが、野菜のしっかりした味が堪能できました.
 特に一緒に出された、サツマイモの入った豆乳 (だと思うんですが、聞かなかったので?) のスープが、程よく香辛料が効いていてとても Good .
 写真撮ればよかった ・・・・・・ .

 そんなステキな料理のお店なので、この辺りも 小川 さんに合うんではないかと ・・・・・・・・


 そして幾度か打ち合わせした、お店のオーナーも全面的に協力していただきました.
 今回はかなり無理なことをお願いしたのですが、笑顔でみんな受けていただき感謝です.
 きっと笑顔の裏の顔はかなりひきつっていたのではないでしょうか (笑)




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 小川 さんとスタッフの記念写真.
 真ん中にいるのがオーナーの 有賀 氏 ・・・・・・ やっぱり心なしか笑顔がひきつっているかな.


 スタッフ全員がいい感じです.
 特にホールの女の子の 天然さ が何ともいえず・・・・・・・・ .
 新しい魅力をまた一つ見つけました.




 さて、 "ON ゼミ" のレポートはいつもきちんとアルバム写真などを載せ、話の中のエピソードも紹介していましたが、今回はすべて割愛です.
 というのは、今回ボクは曲出しをしていたので、とてもお話しに集中できす ・・・・・・

 ですのでこの部分はさらりと紹介しますね.



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 今回のテーマは "マイルス・デイヴィス で聴く モダン・ジャズの変遷" .
 1917 年のジャズとしては初めてレコーディングされた演奏から、 1969 年の "Bitches Brew" まで、いろいろな時代の演奏を全 12 曲.
 途中 15 分ほど休憩を入れ、約 2 時間 30 分.
 特に後半最初、 小川 さんが マイルス と初めて会った時からの話しは、みなさんとても興味深げに聴いていました.


 写真は当日のパンフレット.
 数字が書いてありますが、これは音出し用 CD のトラック番号で、開始前に 小川 さんが持参した CD のトラック番号を書きこんでくれました.
 9 番目の "So What" のところに #8 と書きこんでありますが、 "Miles In Tokyo" の CD には 6 曲しか入っておらず ・・・・・・・ ちょっとアセっちゃいました (笑)


 音響のほんのちょっとしたトラブルはあったものの、ほぼスムーズに終了.



 普段はなかなか、短時間の間に時代を越えていくような聴き方をしないので、こういう聴き方をすると改めてジャズの変化の様子がよくわかりました.
 そして マイルス・デイヴィス の偉大さも ・・・・・・・




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 最後にさりげないポーズの 小川 氏 ・・・・・・ やらせではありません (笑)


 このお店では、今後も小川氏を招いてイベントを開催する予定ですので、ボクもできる限りバックアップしていきたいと思っています.
 ただし、この次はお客さんとしてゆっくり ・・・・・・・・・ (笑)

 今回は、今日開催される 伊那高校駅伝大会 の前日と言うことで、市内のホテルがすべて満杯状態.
 次回は他のイベントとブッキングしないようにしないと ・・・・・・ とりあえず 高遠の桜 の時期だけ外せばいいかな。



 初めての開催と言うこともあり、お客さんも予定した人数より少し少なめでしたが、初めてのこういったイベントに満足して帰っていただけたのではないでしょうか.
 
 ボクはとりあえず無事に終わってなにより ・・・・・・・




 さて、仕事に行こう !!



 そうそう ・・・・・・・ このお店を選んだ一つの理由に、ボクのブログ・タイトルにイメージが重なったことも.

ONGAKU ゼミナール in 雨ことばカフェ

 今年一番の雪です.
 今日は、午前中からかなり寒かったのですが、午後からは雪が.
 夕方からは本格的に降り始め、すでに 10cm 以上積もっています.



 今年も、 お仕事と いつもの小児救急講習 の開催で一年が終わろうとしています.
 ここ数年、まったくと言っていいほど同じような生活なのです.
 毎年いろいろなことは起こってはいるものの、年末になって一年を振り返ってみると、結局はいつもの一年.
 まぁ、それが一番いいことなのかもしれませんが.




 来年、あるイベントを企画しました.
 当初はもっと大変かなと思っていたのですが、動き始めてみたら会場となるレストランのほうでみんなやっていただいて ・・・・・・・・ 超 助かりました.


 あとは当日、今日のような雪が降らないことを祈るばかり ・・・・・・






With Miles`Century Hyatt 1985-1
   ( Miles Davis & 小川隆夫氏 )



 " ONGAKU ゼミナール in 雨ことばカフェ " ・・・・・・ これがそのイベントです.


 そう、いつもの小川さんが 銀座 で定期的に開催しているゼミで、最近は 銀座 ばかりでなく、いろいろなところでも開催しています.
 一つのテーマで、ジャズの演奏を聴きながら、それにまつわるエピソードなどを小川さんが合間に話していくもの.
 
 最近どうも日程が合わず、あまり顔を出せなく、ボク自身も欲求不満気味だったので、だったら自分で呼んでしまおうと一気に企画してしまいました.


 今回のテーマは、 "マイルスで聴く、モダンジャズの変遷" .
 小川さんと言えば、やっぱり マイルス・デイヴィス ですから ・・・・・・・・・
 



 会場となるのは、 長野県伊那市 にあるレストラン "雨ことばカフェ"
 すでにボクのブログでも何度も登場しているレストランです.



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 ボクの家からは 100km 近く離れていますし、東京から電車では乗り継ぎなどちょっと不便な場所.
 車だと 中央道 で来れますが、トンネル事故の影響がいつまで残ってしまうのか ・・・・・・
 開催は 3 月下旬なので、普通に考えると雪はないはずなのですが、この時期って突然ドカンと降ることがあるので、心配症のボクとしては今から胃がキリキリ.


 なぜにこの場所かと聞かれると ・・・・・・・・・


 まぁ、何となくでしょうか.
 お店の感じが結構いいことや、料理もヘルシーでいい感じ ・・・・・ 他には ・・・・ ???


 お店の方に貸し切りの関係などいろいろ訊ねているうちに、お店でもかなり協力していただけることになり、さらに小川さんにほとんど足が出てしまうけれど来てくださるか相談したところ、快諾を得られ今回の開催にこぎつけました.


 レストランのため、音響的にはちょっと厳しかったので、家の BOSE を持っていくことにしました ・・・・・ といってもそう大したものではありませんが (汗) .

 あとは満員になることを祈るばかりです ・・・・・・・



 肝心の 小川隆夫 氏のことは、ボクが改めて書く必要もないでしょう.
 興味のある方は、小川さんのブログを読んでもらうのが一番いいような気がします.
 
 "小川隆夫の JAZZ Blog Keep Swingin'"
 http://blog.excite.co.jp/ogawatakao/



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      " ONGAKU ゼミナール in 雨ことばカフェ "
      "マイルスで聴く、モダンジャズの変遷"


      日時 : 平成25年3月23日 (土)
           17:30 から開場、 18:00 スタート
      場所 : 雨ことばカフェ
           http://amekotoba.com/
      入場料 : 3,000 円 (ワンドリンク付)
      定員 : 30 名
  
      予約・問い合わせは 雨ことばカフェ まで
           Tel: 0265-98-7350  
           Mail: info@amekotoba.com
    

 ぜひ皆さんおいで下さい ・・・・・・ と、ここに書いても PR 効果低そうです (笑) .





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 今日の夕方.
 まだ道路も一部が白くなっているだけでしたが、このブログを書いている 22:20 にはあたり一面真っ白.
 シンシン と雪が降り続いています.

 明日はお休みなので、どこにも行かずに家でボ〜〜〜ッとしていましょう.

I Remember Clifford

 今週から二週間、ちょっとばかり忙しくなります.
 通常の仕事の他に、会議が今週は 2 回、そして週末はいつもの東京.
 来週も仕事の合間に会議など、など ・・・・・・・・・・

 本業がらみで忙しくなるのは、正直ボクとしては不本意なのでありますが、こればかりは ・・・・・・・ 立場もありますし、本業ですので致し方ありません.
 企業によっては降格権もあるようですが、ボクの職場ではそんなものありません.
 肩書きはまったく必要としていないので、今くらいの忙しさで、今まで通りに暮らせれば幸せなのですがねぇ.

 あと 2 年後には大きな変化が間違いなくやってきそうです.
 それを考えるとちょっとブルーなのですが、先のことを考えても仕方ないので、いつも通りジャズでも流してボ〜〜〜〜ッとします.



 3 年くらい前に一度取り上げたアルバムですが、まったくと言っていいほどデータを記載してないので、再登場です.
 天才トランペッターの代表的な一枚.
 "I Remember Clifford" の決定的 (一般的に言われていますね) 名演が入っているアルバムでもあります.





1557






   " Lee Morgan Vol.3 (BLP-1557) "





  1. Hasaan's Dream ・・・・・ 8:41
  2. Domingo ・・・・・ 9:17
  3. I Remember Clifford ・・・・・ 7:06
  4. Mesabi Chant ・・・・・ 6:08
  5. Tip-Toeing ・・・・・ 6:39
 
  ( All compositions by Benny Golson )





  Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts), Gigi Gryce (as.fl),
  Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Charlie Persip (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, March 24, 1957.






 CD によっては、 "Tip-Toeing" の別テイクがボーナス・トラックとして入っています.
 ボクの持っている CD は、オリジナル・アナログ盤と同様の 5 曲構成です ・・・・・・・・ いつもは必ずボーナス・トラックの有無を確認して購入しているのですが.
 きっと購入した時に、このアルバムが一番安かったか、ボーナス・トラックの入っているアルバムが手に入らなかったのでしょう.




1557-2

 このアルバム、兎にも角にも "I Remember Clifford" が中心になってしまいます.
 当時 18 歳の若造がこんな演奏をしてしまうのですから ・・・・・・ 何度聴いても本当にすごいですね.
 この曲の演奏はもちろん好きですが、他にボクが好きな演奏は一曲目の "Hasaan's Dream" .
 オリエンタル色のテーマから、 Lee Morgan のちょっと長めのソロが始まりますが、このソロが結構好きだったりします.
 ただこの曲での Gigi Gryce のアルト・ソロは、ちょっとピーキーな感じがして好きじゃないんですがね (笑) .



 このアルバムの曲は、すべて Benny Golson の曲で、アルバムでの編曲もすべて彼が担当しています.
 そう言えば、 Lee Morgan を Art Blakey に紹介し、彼が Jazz Messengers に入るようになったのも Benny Golson の口利きだったようですね.
 Benny Golson って、こういった若手の発掘に関してはかなりの眼力があったようですね ・・・・・ 過去の "ONGAKU ゼミナール" でも幾度となくそんな話が出てきました.




Lee_Morgan

 この写真はクールですね ・・・・・ "Lee Morgan Vol.2 (BLP-1541)" のジャケット写真です.
 この写真は決まりすぎですね.
 まだ 10 代ですが、どこか自信に溢れています.
 これだったら絶対に女性にもてるはずです ・・・・・ それもきっと、年上の女性にもてたんじゃないでしょうか.
 1972 年 2 月 18 日、愛人に拳銃で撃たれ、死亡したのも ・・・・・・ なにかわかるような気がします.


 Miles Davis のことだったら、 "マイルス・デイヴィスの真実 (平凡社)" 、

 Blue Note の1500番台だったら 、 "ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実 (1500番台ライナーノーツ全解読)" ・・・・・

 両方ともに 小川隆夫 氏の著書 ・・・・・・・ 結構、 PR しているな.


 Clifford Brown や "I Remember Clifford" については、この "ジャケ裏の真実" の "1556 Lee Morgan Vol.3" と "1526 Clifford Brown Memorial Album" を読んでいただいた方が、ボクのへなちょこ解説よりも何億倍もわかりやすいでしょうね.

 そして、このアルバムの "I Remember Clifford" でもかけながら読んでいただくと、この演奏が涙が出るくらい素敵に聴こえるはずです.







 今月末は、最後の最後の (ちょこちょこ、小分けしながら消化しています) 夏休み ・・・・・
 と言っても、今年の夏休みはその前後に仕事が舞い込んできたりして、連休らしい連休なし ・・・・・ 涙.
 最後の夏休みも いつもの講習会 なので、とても夏休みとは ・・・・・・・ 苦笑.
 それでも、最後らしくちょっと 代官山 のお散歩でもしてこようかと考えています.




 そういえば最初の夏休み、こんな素敵なとこにもいっていました.
 何かずっと前のような気がしますが、ほんの 2 カ月前のことでした.




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 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夏は、ほんとうに短いですね.

毬と殿様

 こんな子守唄で育てられたら、きっと人生が変わっていたかもしれません.
 




Akiyoshi001






  " Lullaby for You / Toshiko Mariano "





  1. 毬と殿様 : Mari to Tonosama
     (S.Nakayama) ・・・・ 4:30
  2. かんちょろりん節 : Kanchororin Busi
     (Children in Temple round : Traditional) ・・・・ 3:48
  3. Three Blind Mice
     (Traditional) ・・・・ 3:20
  4. エストレマドゥーラの歌 : Cancion de Extremadura
     (Spanish Merry-Go-Round : Traditional) ・・・・ 2:16
  5. 一根扁担 : I - Ken Pien Tan
     (Poem of Chinese Vendor : Traditional) ・・・・ 3:19
  6. ロシアの子供の行進 : The March
     (Saifiddinov) ・・・・ 3:35
  7. 天使の子守歌 : Angel's Lullaby
     (Traditional) ・・・・ 3:37
  8. Frere Jacques
     (Traditional) ・・・・ 2:33
  9. 蝶々 : Butterfiy
     (Traditional) ・・・・ 2:32
  10. ロンドン橋 : London Bridge
     (Traditional) ・・・・ 3:08
  11. スエーデンのわらべうた : Tuppen Och Honan
     (Traditional) ・・・・ 3:38
  12. トシコの子守歌 : Lullaby for You
     (T.Akiyoshi) ・・・・ 3:24





  秋吉敏子 (p), 荒川康男 (b), 原田寛治 (ds)
  Recorded at Columbia Stadio, Tokyo, February 4 & 5, 1965.





 秋吉敏子は、 1929 年 12 月 12 日 旧満州 (現、中国東北部) 遼陽 生まれの日本人ジャズピアニスト、作曲家、編曲家、ビッグバンドリーダー.
 敗戦後に 大分 に引き揚げ、 別府 の駐留軍キャンプ "つるみダンスホール" でジャズピアニストとして演奏を開始.
 1948 年夏に上京、 1952 年 コージー・カルテット を結成.
 1953 年に来日した オスカー・ピーターソン の勧めでレコード "トシコ" を録音.  
 1954 年 7 月 伊勢佐木町 のクラブ "モカンボ" で、 守安祥太郎 を中心に行われたジャム・セッションに参加.
 1956 年 26 歳で単身渡米し、日本人としては初めて バークリー音楽院 (現バークリー音楽大学) で奨学生として学ぶ.
 1962 年、 チャールズ・ミンガス のバンドに参加.
 1963 年、最初の夫 チャーリー・マリアーノ との間に娘の マンディ満ちる をもうけるものの、 1965 年離婚.
 1973 年 秋吉敏子=ルー・タバキンビッグバンド を結成、 2003 年 12 月 29 日 ニューヨーク のジャズクラブ "バードランド" での演奏を最後に解散するまで 30 年にわたって活動を続け世界的にも有名です.
  (Wikipedia 大先生から)



Toshiko_Akiyoshi-T28

 このアルバム・ジャケットのピアノの上にお座りしているのが、娘の マンディ満ちる .
 このアルバムは、当時彼女が娘にピアノで童謡を弾いてあげると、子守歌代わりによく眠ったという話をジャズ評論家の 野口久光 氏が聞き、それも基に企画して作られたアルバムです.
 選曲は各国の有名な童謡ばかりで、最後に彼女のオリジナルが入っています.



 このアルバムはまだビッグバンド結成する前の、ピアノ・トリオの演奏です.
 彼女を代表するアルバムとは言い難いかもしれません.
 このアルバムでは、ほとんどの曲がテーマメロディをベースにしたソロになっているので、インスピレーション豊かなソロとはちょっとばかり違うため、そのあたり好き嫌いが出るかもしれません.

 でもボクは、とにかくこのアルバムの一曲目 ・・・・・ "毬と殿様" が大好きです.
 この演奏は何度聴いてもいいんですよね.
 日本の童謡なのですが、とてもそんな感じには聴こえない ・・・・・ ちゃんとしたモダンジャズなんですよね.
 ソロのフレーズは、気持ち一つずつのフレーズが短く感じますが、テーマメロディをうまくソロにつなげている感じでグッドです.




 実はこの曲、昨年の 4 月に いつもの小川さん のラジオ番組 "ジャズ・カンバセーション" のリクエスト大会でもかけていただいた想い出の曲です.
 今ではこの番組も毎週水曜日 23:00-24:00 と、放送時間が変更になってしまいましたが、このリクエストした頃は日曜日の 16:00-18:00 という時間で、月に一度東京での講習会の終了後、聴いていた思い出がよみがえってきました.
 ちょうどこのリクエストの時も講習会の日で、講習会終了後一人会場で Inter-FM 聴いていました.



 そんな小川さんと、来年ちょっとしたイベントをすることになりました.
 今日はそんなで、一日バタバタしていましたが、ボクの場合まず決めてから悩むタイプなので、こういったことの決断はすこぶる速いのです.
 その後、その慌ただしさなどに参ってしまうパターンです.
 
 結構、潜在的な M なのかもしれません (笑) .






 さて、話は変わりますが ・・・・・・・
 今まで Facebook にブログをリンクさせていると、 McAfee SiteAdvisor なるものが表示され、グレーの ? マークが表示されていたんです ・・・・・ この表示がすべての PC で表示されるかはわかりません、ひょっとすると McAfee のセキュリティ・ソフトが入っている PC だけかもしれませんが.
 で、そこにカーソルをあてると 「このサイトはまだ検査されていません。・・・・・」 というウィンドウが開きます.
 これって、ちょっと見ると 「ヤバいサイトかもよ ・・・・ 」 って言っているようですよね.


 これではボクのブログのイメージ・ダウンにつながる ( まぁ、訪問者は多くないのですが ・・・・ ) 、と思いいろいろ McAfee のホームページを検索 ・・・・・ 結構英語が多くてまいった.
 そしてようやくサイトのチェック依頼を見つけて、調査を依頼.

 先日、ようやくグレーの ? マークから、下の写真のような緑の ✔ に変わりました.



33269

 緑の ✔ にカーソルをあてると 「このサイトは検査済みです。重大な問題は見つかりませんでした。」 !!
 そこから開ける サイトレポート には、下の写真のような記載.



3326936

 こういったサイトだけでも、世界的に見れば膨大な数字になるはずです.
 だから調査依頼はしてみたものの、あまり期待はしていなかったのですが、依頼をした次の日には確認のメールが届き、 1 週間後には確認作業が完了していました.


 えらいぞ、 McAfee !!!
 ちょっとばかり見直してしまいました.

ONGAKU ゼミナール Vol.23

DSC01741

 土曜日から東京でした.
 今日は "いつもの講習会 (BLS)" があったのですが、土曜日は "いつもの小川さん" の "ONGAKU ゼミナール" があったので、昨日から東京入りでした.
 
 今夜は "ONGAKU ゼミナール" だけに焦点を当ててみます.
 今回のテーマは "ジャズの名門グループ" 、場所はこれまたいつもの 銀座 6 丁目 Bar le sept .




 今回は箇条書き形式で、紹介された曲とトークの内容をアップしてみます.



mulligan02Brown04

 1. "Frenesi" (from "Gerry Mulligan Quartet")
   Gerry Mulligan Quartet
 当時の West Coast Jazz シーン (映画との関わり) のこと.
 Gerry Mulligan と Chet Baker の出会い.
 West Coast Jazz (ホーン・アンサンブル) のこと.
 麻薬のお話しなど ・・・・・・・


 2. "Joy Spring" (from "Clifford Brown & Max Roach")
   Clifford Brown & Max Roach Quintet
 西海岸での録音だったこと.
 Clifford Brown の交通事故死のこと.
 Max Roach の人権運動から "We Insist !" のジャケットのお話しなど ・・・・・・・



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 3. "Django" (from "Django")
   Modern Jazz Quartet
 Kenny Clarke から Connie Kay へのドラマー変更のこと.
 40 年近く同じメンバーで活動したこと.
 グループ内で各自の役割があったこと.
 バロックなどをいち早く取り入れたこと.
 東海岸のグループなのにアンサンブル重視だったことなど ・・・・・・


 4. "Your're My Everything" (from "Relaxin'") 
   Miles Davis Quintet 
 1955 年のニューポート出演まで専属グループが持てなかったこと.
 本当は S.Rollins 、 A.Jamal 、 J.Cobb を入れたかったこと.
 その三人が入らなかったことにより、結果的に黄金のクインテットが誕生したこと.
 二重契約からマラソン・セッションのこと.
 この曲でシングルトーンの演奏を "Block ・・・" とブロック・コードでやり直させたことなど ・・・・・・・



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 5. "O Sole Mio" (from "Introducing The Three Sounds")
   The Three Sounds
 最初の頃の活動はサックスが入った "Four Sounds" だったこと.
 ニューヨーク にでて H.Silver や A.Lion との出会いのこと.
 ジューク・ボックスからの人気で、 Blue Note のドル箱スターになったこと.
 日本のジャズ喫茶での不人気のこと.
 レパートリーに マンボ や カンツォーネ などがあったことなど ・・・・・・・
 

 6. "Lonely Woman" (from "The Shape of the Jazz to Come")
   Ornette Coleman Quartet
 O.Coleman とフリー・ジャズのこと.
 J.Lewis が見つけてきたことなど ・・・・・・・


 相変わらずフリー・ジャズはキツイなぁ ・・・・ 特に D.Cherry がキビシイ.
 ここで休憩 ・・・・・・ 19:00 をちょっとまわったくらいかな.
 まぁいいペースです.



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 7. "Take Five" (from "Tome Out") 
   Dave Brubeck Quartet
 アルバム・タイトルのこと.
 "Take Five" のことなど ・・・・・・・


 8. "My Foolish Heart" (from "Waltz For Debby") 
   Bill Evans Trio
 Miles グループ脱退からトリオ結成のこと.
 特に Village Vanguard でのライブの話をたっぷりと ・・・・・・・
 ここの話が、今回ボクは一番よかったかな ・・・・ Complete 盤を買う気になりました.



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 9. "Moon River" (from "Buhaina's Delight")
   Art Blakey & The Jazz Messengers
 H.Silver と A.Blakey との関係やそれぞれのグループのこと.
 A.Blakey が才能のある若手を見つけるのが得意だったこと.
 60 年代に入り 3 管編成に変わっていったこと.
 アルバム・タイトルについてなど ・・・・・・・


 10. "What's New" (from "Ballads")
   John Coltrane Quartet
 Miles グループから自身のグループのこと.
 このアルバムとマウスピースの関係のこと.
 このアルバムに対する J.Coltrane の評価など ・・・・・・・



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 11. "Monk's Dream" (from "Monk's Dream")
   Thelonious Monk Quartet
 J.Coltrane と M.Davis のケンカのこと.
 T.Monk グループでのテナー奏者の遍歴のこと.
 独特な演奏スタイルのこと.
 T.Monk のお葬式のことなど ・・・・・・・


 12. "Corcovado" (from "We Get Request")
   Oscar Peterson Trio
 O.Peterson のカナダ生活のこと.
 N.Granz との関係.
 JATP 、 デュオからトリオに.
 その当時の日本での評価について.
 このアルバムの録音のよさなど ・・・・・・・



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 13. "Mercy, Mercy, Mercy" (from "Mercy, Mercy, Mercy!")
   Cannonball Adderley Quintet
 1955 年 Cafe Bohemia で O.Pettiford のバンドに飛び入りしたこと.
 その後の演奏スタイル.
 J.Zawinul のことなど ・・・・・・・


 以上で、ほぼ予定していた 20:30 無事終了でした.
 上には書きませんでしたが、今回のテーマは グループ なので、各グループのメンバー紹介は当然ありました.
 今回紹介のあったアルバムは、ほとんどが CD で持っており、それ以外のアルバムもアナログ盤を持っていたものですので、紹介された曲すべてが知っているものになりました.
 ふだん慣れ親しんだ曲も、こういったウンチクを聞きながら聴いてみるとまた違った味が出てきます.


 上にも書いたように、今回は Bill Evans のお話しがボクは一番楽しかった.
 "Complete Village Vanguard Recordings, 1961" は購入することにしました ・・・・・・・・ っていうか、すでに Amazon にて Click 完了です.


 
DSC01744

 小川隆夫 氏です ・・・・・・ この写真は記念撮影用のやらせ (笑) です.
 それにしても、こういうことをさらりと決めてしまうところがただ者ではありませんねぇ.


 ボクが小川さんと話したのは、なぜかメレルの靴の話だけ ・・・・・ 相変わらずボクと小川さんは話がどうも弾みません (笑) .
 スタッフの美女軍団が、どうも最近のボクのお目当てになっているような気がするのは ・・・・・・・・・・・・

 今回もとても楽しい 2 時間半でした.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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