小諸高原美術館

Head Hunters

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 日曜日はとても夏らしい天気になりました.
 10 時頃、イベントがあるのを思い出しダッシュで会場へ ・・・・
 家から車で約 20 分、会場到着です.

 実は昨年も行こうと思っていて、当日すっかり忘れていたので今年こそは、でした.



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 "生きもの写真リトルリーグ2017"

 小・中学生による生物の写真コンテストです.

 この日は各地区を勝ち残った地区賞の中から最終選考がされ表彰式も行われました.
 表彰式の前の約 1 時間、各地区の受賞者たちによる 「生きものサミット」 が行われ、そこで作品の講評もありましたのでそちらだけ見学に行ってきました.

  場所は 長野県 小諸市 小諸高原美術館 .



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  「生きものサミット」 は進行が写真家の 安珠 さん、審査委員長の 海野和男 氏が解説.
 小・中学生とこのお二方とのトークが結構面白かった.

 一番ビックリしたのは子供たちの知識の豊富さ.
 鳥や生物写真は、まずその被写体の生態などを理解していないといい写真が撮れないということがよく分かりました.

 それと写真のうまさ.
 きっと親や兄弟のカメラがほとんどかと思うんだけれど、写真力も結構あって驚きでした.



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 海野和男 氏の写真展 『昆虫名作写真展』 (8/5 〜 9/3) も同時開催でした.

 地方でこういうイベントは本当にうれしい.

 たった 1 時間だけでしたが、楽しい時間でした.



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 そんな生き物に因んだアルバムと言ってすぐに思い浮かべるのが "Green Caterpillar / 今田勝" ですが、すでに取り上げてあるので、生き物に因んだ曲が入っているアルバムを.
 

 1973 年に発表され、大ヒットしたアルバムです.
 ボクの通っていたジャズ屋にもこのアルバムありましたが、まったく見向きもされていませんでした.
 ボクはこのアルバムを、あのジャズ屋で聴いた記憶がありません.





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  " Head Hunters / Herbie Hancock "




  1. Chameleon
       (P.Jackson-H.Mason-B.Maupin-H.Hancock) ・・・・・ 15:42
  2. Watermelon Man
       (Herbie Hancock) ・・・・・ 6:29
  3. Sly
       (Herbie Hancock) ・・・・・ 10:19
  4. Vein Melter
       (Herbie Hancock) ・・・・・ 9:09






  Herbie Hancock (Fender Rhodes.el-p.clavinet-synth),
  Bennie Maupin (ts.ss.saxello.b-cl.alto-fl),
  Paul Jackson (el-b.marimbula),  Harvey Mason (ds),
  Bill Summers (perc.others)
  Recorded at Wally Heider Studios, San Francisco, September 1973.






 ハービー・ハンコック は 1969 年に Blue Note から Warner Bros. そして Columbia へと移籍します.

 この頃になると完全なエレクトリック・サウンド.
 アルバム・ジャケット見ただけでも、ちょっとストレート・アヘッドなジャズとは違うことはわかります.

 リアル・タイムに彼の音楽を聴いていた方にとっては、このグループの前 "Mwandishi" というシンセサイザーも加えたグループを率いて演奏活動していたので、ある意味ではこういう方向性も納得だったのでしょうか.





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 ハイ.ハイハイ.ハイハイハイ ・・・・・・・

 んな感じのベース ・・・・・・ だとばかり思っていたんですが、実際はシンセの音だそうです.
 そんな印象的なイントロから始まる "Chameleon" .
 このアルバムを象徴しています、このアルバムと言えばもうこの曲って感じ.

 イントロだけでも十分に伝わってくるものがあります (笑)
 

 マイルス・デイヴィス が吹き込んだ "In A Silent Way"
 そのキーボード奏者 3 人、 ジョー・ザヴィヌル が "Weather Report" 、 チック・コリア が "Return To Forever" 、そして ハービー・ハンコック はこの "Head Hunters" と、当時のフュージョン界を席巻しました.

 このあたりも マイルス・デイヴィス の与えた影響の大きさが窺い知れるところ.




Embed from Getty Images

 正直ボクの感想としては "Chameleon" だけかなぁ.
 やっぱりこの曲は聴いていてすごくゴキゲンになれます.

 他の曲についてはどうも統一感がないというか、インパクトに欠けるというか.

 このメンバーの演奏となると、どうしても "V.S.O.P." でのホットな演奏を期待してしまうので.

 ハービー・ハンコック の代表曲の一つでもある "Watermelon Man" にしても、ちょっとアレンジしすぎの感があります.
 ボクはもう少しストレートな演奏のほうがいい.

 アナログ盤の B 面にあたる 2 曲も、部分部分はとてもよかったりするのですが、全体的には今一つはっきりしない感じです.



 それでもこのアルバムは "Chameleon" 一曲だけでも十分に元が取れるアルバムなのかもしれません.



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 連日関東地域を中心に、日本各地の雷雨や豪雨の模様がニュースで流れています.
 東京 では 8 月に入り連続 21 日の雨.

 花火大会も中止になったところがたくさんあるようです.
 雨だけだったらまだ濡れるだけですみますが、雹まで降っているところもありました.
 この大気の不安定さも温暖化の影響なのでしょうか.

 前回も書いたようにボクの住んでいる地域は黒い雲が見えてもほとんど雨が落ちてきません.
 ようやく昨日の夕方雷を伴った雨 ・・・・・・・ でしたがビックリするほどの降水はありませんでした.

 逆に水不足が心配かも ・・・・・・・・・



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Duets: An American Classic

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 今日は今月何度もある休日出勤の代休でお休み.

 FB 友達の写真が近くの美術館で開催している写真展に展示されているというので、ちょっと観てきました.



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 場所は 小諸高原美術館 .
 こちらの写真展だけでしたら無料で観ることができます.

 それにしても、もう少し草刈りとかやればいいのに ・・・・・・・ これは駐車場からの階段ですが、写真に写っているのはすべて雑草.
 やっぱりこういう場所は ・・・・・ 特にここはロケーションがいいだけに、もっときちんと手入れしておいてほしいなぁ.



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 場所は 上信越道 小諸IC のすぐそばで、トンネルの上にあります.
 走行中でも建物はしっかり見ることができます.

 写真中央付近の 浅間山 にちょっと雲がかかってしまいました.



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 写真展は "星の風景" ・・・・・・・・ 日本星景写真協会 巡回展 というらしいです.

 ボクが行った時にはアベックが一組だけで、彼らが帰った後はボク一人での鑑賞でした.
 まぁおかげで人目を気にすることなく会場内の撮影ができました.



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 このブログにリンクを貼らさせていただいている s*you*co さんの写真も展示されていました.

 ボクはこういう写真を撮らないので、会場に置いてあった目録にすべてデータが記載されてあったのがとてもうれしい.
 なんとなくこういったデータを参考にしながら今度トライしようかな.

 ただしっかりした三脚がないのでまずはそこから、当分長時間露光はできそうにないかな.



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 さて、本当は前回このアルバムを取り上げるつもりだったのですが、ついつい脇道に迷い込んでしまいましたので、今日はちゃんとアップしましょう.

 大ヒット・アルバムですので、今さら感がプンプンします. 





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  "Duets: An American Classic / Tony Bennett"





  1. Lullaby of Broadway : with Dixie Chicks
        (A.Dubin-H.Warren) ・・・・・ 3:03
  2. Smile : with Barbra Streisand
        (C.Chaplin-G.Parsons ) ・・・・・ 4:41
  3. Put On a Happy Face : with James Taylor
        (L.Adams-C.Strouse) ・・・・・ 3:15
  4. The Very Thought of You : with Paul McCartney
        (Ray Noble) ・・・・・ 4:01
  5. The Shadow of Your Smile : with Webster Juanes
        (J.Mandel-P.Francis) ・・・・・ 4:34
  6. Rags to Riches : with Elton John
        (R.Adler-J.Ross) ・・・・・ 2:40
  7. The Good Life : with Billy Joel
        (S.Distel-J.Reardon) ・・・・・ 3:20
  8. Cold, Cold Heart : with Tim McGraw
        (Hank Williams) ・・・・・ 3:17
  9. If I Ruled the World : with Celine Dion
        (L.Bricusse-C.Ornadel) ・・・・・ 2:56
  10. The Best Is Yet to Come : with Diana Krall
        (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・・ 3:39
  11. For Once in My Life : with Stevie Wonder
        (R.Miller-O.Murden) ・・・・・ 3:24
  12. Are You Havin' Any Fun? : with Elvis Costello
        (S.Fain-J.Yellen) ・・・・・ 2:45
  13. Because of You : with k.d. lang
        (A.Hammerstein-D.Wilkinson) ・・・・・ 4:04
  14. Just in Time : with Michael Buble
        (B.Comden-A.Green-J.Styne) ・・・・・ 2:17
  15. The Boulevard of Broken Dreams : with Sting
        (A.Dubin-H.Warren) ・・・・・ 3:23
  16. I Wanna Be Around : with Bono
        (J.Mercer-S.Vimmerstadt ) ・・・・・ 3:01
  17. Sing, You Sinners : with John Legend
        (S.Coslow-W.F.Harling ) ・・・・・ 2:18
  18. I Left My Heart in San Francisco
        (G.Cory-D.Cross ) ・・・・・ 3:55
  19. How Do You Keep the Music Playing? : with George Michael
        (A.Bergman-M.Bergman-M.Legrand) ・・・・・ 5:23





  Tony Bennett (vo), and guest artists
  Bill Charlap (p), Pinchas Zukerman (vln),
  Lawrence Feldman (fl), Chris Botti (tp),
  Gray Sargent (g), Paul Langosch (b), 
  Harold Jones (ds)
  Jorge Calandrelli (cond), Lee Musiker (p.arr),
  Phil Ramone (producer), Torrie Zito (cond.arr),





 トニー・ベネット 80 歳、 2006 年の誕生日に発売になったアルバム.
 この 5 年後、 85 歳の誕生日には "Duets ll" も発売されました.




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 大ヒットを記録し、 グラミー賞 最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞 (Grammy Award for Best Traditional Pop Vocal Album) を獲得しました.


 ・・・・・・・ って言うか、この賞ってほとんど トニー・ベネット のためにあると言っても決して過言ではありません.
 1992 年からこの名称になりましたが、 24 年間でなんと 13 回受賞しています.


 トラディショナルなジャズのアルバムではなく、ポップ・ヴォーカルなのです.
 ですのでここで共演しているミュージシャンたちは、ジャズの世界ではなく、ロックやポップス、さらには C&W などとてもバラエティに富んでいます.

 
 いきなり ディクシー・チックス というのが何ともいいですねぇ.
 前回はここから脇道に迷い込みました (笑)



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 これはもう、 ラスベガス あたりのディナーショーそのものって感じです.
 この時御年 80 歳、声量がどうの ・・・・・・ なんてことはヤボってもんです.

 この雰囲気を味わうだけでも、十分すぎますね.
 唯一 "I Left My Heart in San Francisco (想い出のサンフランシスコ)" だけが トニー・ベネット のソロというのも粋です.
 この曲のバース部分だけでも聴き応えあります.

 ちなみにこのアルバムは輸入盤のため 19 曲収録になっていますが、国内版では 20 曲入りになっています.
 輸入盤の中には 19 曲目が "If I Ruled the World" with Wang Leehom のものもあります.



 ちなみに "Duets ll" も、このアルバム購入したあとに買ってしまいました.
 コテコテのジャズという感じはしませんが、こういったヴォーカルもたまにはいいものです. 




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 そういえば、前回の記事の時に 5 月の鑑賞映画を掲載し忘れました.
 5 月は 17 本 ・・・・・・・ 邦画の名作が 2 本並んでいます.




  Dr.パルナサスの鏡 、 イージー・ライダー 、
  イントゥ・ザ・ウッズ 、 ヴィヴィアン・マイヤーを探して 、
  キングスマン 、 マッドマックス 怒りのデス・ロ−ド 、
  地獄の黙示録 、 シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ 、
  白い巨塔 、 天国と地獄 、 タップス 、
  天国の日々 、 マイ・インターン 、 予告犯 、
  リアル鬼ごっこ 、 るろうに剣心 京都大火編 、 レインマン




 この邦画 2 本は甲乙つけがたいなぁ.



 5 月の一本はあえてこの映画 ・・・・・・・




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 この "白い巨塔" は映画制作時に原作が完結していなかったため、後年ドラマ化されたものとはエンディングが当然違っています.
 とても重厚でシリアスな内容ですが、映画としても楽しめます.

 露骨なまでの上昇志向 ・・・・・・ 少し見習わないといかんかなぁ (笑)


 田宮二郎もすごいのですが、脇を固めている人たちの演技もすごい.
 昔はこんな良質な邦画がゴロゴロあったのにねぇ ・・・・・・・・・・




 そういえば久しぶりに映画館観賞もありました "シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ"
 ところが観る前は "アヴェンジャーズ" の続編だとばかり思いこんでました.


 このシリーズ、一応 アベンジャーズ・シリーズ なので間違いではありませんが、なにかもうごちゃ混ぜ状態になってきたなぁ.
 今回も登場する アベンジャー がますます増えて.


 オヤジ的には許容範囲をすでに超しちゃった状態です.
 ですのでもう一度最初から ・・・・・・・ 時系を辿って観直そうと、シリーズの Blu-ray 補完計画を開始しました.



The-Avengers-

 ただしこの販売元 ウォルト・ディズニー・ジャパン に対して、 Amazon 上などでのネガティブ評価が酷い.
 実はボクもかなりこのネガ意見には同意.

 Blu-ray + DVD + Movie NEX という販売方法がまずダメ !! 、Blu-ray だけ一枚あれば十分.
 さらに発売から数年経っても廉価価格での販売がまったくありません、大体一年くらい経つと Blu-ray 1500 円くらいなんだけれどね.
 そして一番ダメなのが日本語吹き替え ・・・・・・・ 俳優さんに責任はありませんが観るに堪えられないくらいのレベルです.

 だからボクはネット・オークションで少しでも安いものを漁るのであります.



 肝心の映画のほうは ・・・・・・・・・・

 さらに "スパイダーマン" とかまで来ちゃうんだ、って感じでこっちもどうなのです.




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● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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