山本剛

Midnight Sun

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 10 月です ・・・・・・ 年度でいうと、半分が終了.
 実は 10 月から週三日だった仕事が五日のフルになりました.

 28 日に一応打診があって 1 日には辞令交付という、超スピード人事でした (笑)

 正直前のような仕事のペースが、自分にとってはいいのですが ・・・・・ 周りの仕事も忙しくなってきたため仕方ない.
 まぁ働けるうちに働くことにします.


 そして昨日は早速年次休暇.
 知人の父親が亡くなったため告別式にいってお焼香してきました.




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 告別式会場は家から約 40 km.

 以前は一般道しかなかったので 1 時間以上かかっていましたが、今年 4 月に 中部横断自動車道 が 八千穂高原 IC まで開通になったので、 上信越道 経由で 30 分もかかりませんでした.

 車線は片側 1 車線でほとんど対面通行になります.
 でも通行車両が少ないのでそんなこと気にもなりません.
 おまけに 佐久北 IC から 八千穂高原 IC までは現在無料区間です.

 以前救急関係の講習のため 山梨 に通っていたころは、必ず 国道 141 号線経由で 清里 を越えてきました.
 とにかくこの国道走って 小海 抜けるまでがすごく長くてねぇ ・・・・
 小海 を抜け、 海ノ口 からの峠道で タイプ R のタイヤを軋ませて走り抜けたなぁ

 今になれば懐かしい思い出です.




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 それにしても昨日は本当に気持ちのいい天気.
 こんな青空見ながらのドライブは本当に最高でした.

 そういえば最近こんなドライブまったくしてないなぁ ・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 すっかり秋 ・・・・

 こんな秋の夜長は極上のバラードでも聴いてみよう.
 日本ミュージシャンだって、とってもステキなんだな.






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  " Midnight Sun / 山本剛 "





  1. Midnight Sun
         (L.Hampton-S.Burke-J.Mercer) ・・・・ 6:05
  2. Autumn Leaves
         (Joseph Kosma) ・・・・ 5:06
  3. Wave
         (Antonio Carlos Jobin) ・・・・ 6:10
  4. A Shade Of Love
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 4:22
  5. Billy Boy
         (Traditional) ・・・・ 5:30
  6. Love Is Here To Stay
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 8:21
  7. Blue Manhattan
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 4:43
  8. Kid
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 2:15






  山本剛 (p), 岡田勉 (b), 岸田恵士 (ds)
  Recorded at ONKYO HAUS, Tokyo, June 3 & 4, 1978.






 Three Blind Mice (TBM) レーベルから 1978 年にリリースされたアルバム.
 オリジナル曲が 3 曲で、他はスタンダードなど.





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 このアルバム録音の前年の 9 月、 モンタレー・ジャズ・フェスティバル にサプライズゲスト的に出演、 1 曲だけ演奏したのがこのアルバム・タイトルにもなっている "Midnight Sun" でした.
 モンタレー での演奏は 1 曲だけでしたが、そのまま ロサンゼルス 経由で ニューヨーク へ行き約 7 か月 アメリカ に滞在.

 1978 年 4 月に帰国、その後吹き込まれたのがこのアルバムでした.
 アルバムは モンタレー の凱旋アルバム的な感じで、その時演奏した曲を 1 曲目に入れアルバム・タイトルにもしています.


 6 曲目の "Love Is Here To Stay" は ガーシュウィン兄弟 の曲ですが、一般的には "Our Love Is Here To Stay" という題名のほうが多いでしょうか.




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 この写真は 【証言で綴る日本のジャズ】 から借りてきましたが、この記事 ・・・・ インタビューアーが 小川隆夫 氏.

 実はこの記事がものすごく面白い.
 特に Three Blind Mice (TBM) を好きなボクにとっては涙モノ.

 こちらの記事を読んでもらえば、ボクなんていろいろ書く必要まったくないです.

 山本剛 を語るうえで TBM は欠かせません.
 そうなると 藤井武 氏になっちゃうわけです.


 過去の ON ゼミ で 藤井氏 に会って、いろいろなお話を聞き、ほんの少しお話しできて、 CD お土産にもらって、持っていったアルバムにサインもらって ・・・・・・
 もうこれだけで十分すぎる.




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 「 山本剛 はバラードとブルースだけを聴けばいい」 と 藤井武 氏が語った ・・・・ というような話をボクもどこかで聞いたことがありますが、インタビューを読むとちょっとニュアンスが違っているようです.

 でも 山本剛 のバラードとブルースは絶品というのはほとんど間違いないでしょう.

 インタビューの中でも書かれていましたが、ボクも彼の弾くピアノの独特の "間" がとても好きです.



 演奏については改めて書くまでもなく、 TBM の 山本剛 は極上のワインのようなのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて 9 月の映画鑑賞.
 先月も WOWOW 中心になりました、相変わらずドラマも観たり.



  劒岳 点の記
  アンノウン
  007 / スペクター
  オデッサ・ファイル
  告発のとき
  崖っぷちの男
  レイヤー・ケーキ
  ブラックブック
  ルームメイト
  理由
  シン・ゴジラ
  ジャスティス・リーグ
  ソード・オブ・アサシン
  ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
  たそがれ清兵衛
  アントマン


 以上 16 作品でした、内容的にはまあまあって感じかな.



 "シン・ゴジラ" は 東京 での研修の復習も兼ねて観てみました.
 フムフム ・・・ なるほど ・・・・・

 "劒岳 点の記" は何度観てもおもしろいし、いい映画だと思う.

 そんな中の一本は ・・・・・・・





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 でしょうね.

 たまたま一人の夕食でテレビを点けた時に始まって、最後までガッツリ観てしまいました.
 すでに民放での放送もあったはずですが、基本的にあまりテレビ観ないのでこれが初めての鑑賞でした.

 第 26 回 日本アカデミー賞 (2002 年度) で全部門優秀賞受賞という記録を樹立した映画.
 たしかに観てみたらいい映画でした.
 特に子役の存在が大きいなぁ.

 それと終盤の 朋江 が家から飛び出してくる場面は ・・・・・・




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 この果し合い場面は、ボクの住んでいる隣の 上田市 で撮影されました.

 その後この画面にも出てきた旧家が火災で全焼してしまったんだよなぁ、たしか.


 そろそろ劇場鑑賞もしないといかんなぁ ・・・・・ と思ってはいるものの.




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Midnight Sugar

  ・ ・ ・ ・ ・



 4 月になりましたねぇ ・・・・・・・・

 1 日の日は、もう朝からバタバタで非常に疲れて、ストレスがたまった一日でした.
 おかげで夜になっても不整脈出まくりで、参りました.

 今日は完全に治まって何ともないから、やっぱりストレスだな.





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 先日の ON ゼミ の記事を書いていて思ったんだけれど、あの時紹介されたアルバムをほとんど持っているのに、このブログで紹介したものは半分もありませんでした.


 いかんいかん ・・・・・・・・

 自称 "TBM 大好き" としてはちょっとまずいなぁ.





 ましてや、こんなアルバムさえも紹介していなかった.
 あの 山本剛 の TBM デビュー・アルバムなのです.






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  " Midnight Sugar / 山本剛 "





  1. Midnight Sugar
         (T.Yamamoto) ・・・・・ 11:59
  2. I'm a Fool to Want You
         (J.S.Herron-F.Sinatra-J.Wolf) ・・・・・ 7:19
  3. The Nearness of You
         (H.Carmichael) ・・・・・ 6:40
  4. It Could Happend to You
         (J.V.Heusen) ・・・・・ 7:13
  5. Sweet Georgia Blues
         (T.Yamamoto) ・・・・・ 6:05





  山本剛 (p), 福井五十雄 (b), 小原哲次郎 (ds)
  Recorde at AOI Studio, Tokyo, March 1, 1974.








 山本剛 のデビュー・アルバムなんですよね、これって.


 先日の話しのなかでも、 藤井武 氏は 山本剛 のブルースとバラードの良さを絶賛していました.
 だから、あえて A 面の最初にコテコテのブルース ・・・・・・・ それもオリジナルなのです.
 録音当時はまだ無名に近いピアニストのデビュー・アルバムの選曲をこんな感じで録音しちゃうのが TBM たる所以なんだろうな.




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 先日お土産に頂いた "One Day with Three Blind Mice" の中に、その当時の売上げトップ 10 が掲載してあります.
 1 位が "Blow Up / 鈴木勲" 、 2 位が "Misty / 山本剛" というのは先日も書きました.
 今日のアルバムはその当時 6 位となっています.

 でも、このアルバムは海外での評価がとても高く輸出実績 1 位なのです.



 ちなみにこの記事の結びで、「製作サイドとして残念なことは、"ティー&カンパニー三部作" や "ジャズ・オーケストラ '75" といった真にクリエイティブ大作が、大方の支持を得られなかったことである。」 とありました.
 これにはボクも妙に納得.

 正直ボクも Tee & Company のアルバムは持っているものの、聴くたびにシンドイと思うことが多々ありますから (笑)



 このアルバム、 藤井氏 曰く 「安い装置だと針飛びしちゃうほど良い音を作ってやろう」 というくらいですので、とにかく音がいい.
 海外での人気もそのあたりか.

 でもまぁ、いくら録音が良くても、肝心の演奏がよくなくちゃ当然見向きもされないはずですから.



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 最初と最後にオリジナルのブルースを入れています.
 最初はアルバム・タイトル曲でスローなブルース.
 おまけに約 12 分という長い演奏です.

 ここでのブルース・フィーリングはちょっと日本人離れしているかもしれません.
 独特の間を持ちながらの演奏が、思わず唸ってしまいそうになります.

 この曲は聴けば聴くほど良さがわかってくる感じなのです.



 最後の "Sweet Georgia Blues" は打って変わって軽快なテンポのブルース.
 原曲はお馴染みの "Sweet Georgia Brown" .
 スロー・バラードもいいけれど、ボクはこういうアップ・テンポの彼の演奏のほうが好み.

 藤井氏 も言っていたように 「ノってきた時に エロール・ガーナー のようなバックビートが ・・・・・・」 が本当にゴキゲンなんですよね.
 だからアルバムで好きなのはそんな感じのライブアルバムだったりします.



 でもこのアルバムは、派手ではないけれどじっくり聴くにはとてもいい感じのアルバムなのです
 やっぱり日本のジャズもいいなぁ !!



  ・ ・ ・ ・ ・



 さて 3 月に観た映画は ・・・・・・・・・





  "狼たちの午後"  "犬神家の一族"  "スター・トレック"
  "アビス"  "ラウンド・ミッドナイト"  "地上最大のショウ"
  " レイダース 失われたアーク"  " 魔宮の伝説"  "最後の聖戦"
  "クリスタル・スカルの王国"  "卒業"  "マーズ・アタック !"
  "ダイ・ハード 2"  "Mi 2"  "スタート・レック イントゥ・ダークネス"  
  "鳥"


 なんと、先月はたった 16 本だった.
 今月は仕事も忙しいからもっと減ってしまうんだろうな.


 そんな中での一本は、 "卒業" もよかったし、 "狼たちの午後" も大好きなんだけれど ・・・・・・・・・・・




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 やっぱりこの美しさにはかなわないかな.

 "鳥" の ティッピ・ヘドレン に一票でした (笑)



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Now's The Time

  ・ ・ ・ ・ ・



 しみじみ ・・・・・・・・・ 3 月です.
 年度末の慌ただしさ、退職される方の送別会や、諸々の懇親会などで今週末からは少しばかりバタバタしそうで、心なしかすでにお疲れモードなのです.

 昨日も職場の送別会.
 数年先にはこちらが贈られる立場になると思うと、なんともなのです.



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 ブログ・ランキングでようやく 4 位になりました.
 こういったものをあまり気にはしない方ですが、ちょっと嬉しかったりします.

 ただこういうランキングの基準がよくわかりません.
 どうも過去のアクセス数なども含めているようなので、どんなに頑張ってもきっとここまでかな.
 最近はアクセス数が安定しているのが一番うれしかったりします.


 ちなみに 4 位に表示されている記事の内容はというと ・・・・・・・・・
 腐女子の ヴェトナム 旅行記 というのがいかにもボク的で、残念なのです (笑)




 明日は久しぶりに いつもの講習会 です.
 今日は午後から会場入りして、簡単に準備.
 そしていつもの前日ミーティングという名のお食事会.
 相変わらず変わり映えしない、いつも通りなのです.



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 (写真は 2013.8.11 放送された interFM Jazz Conversation の一コマ)

 そう言えば月末にプチ・イベントがあります.
 これまた いつもの小川さん の "ONGAKU ゼミナール" の開催なのですが.
 最近 東京 へ行く機会も減り、さらに仕事のスケジュールで ON ゼミ の日程になかなか合わなかったので、こちらのほうはかなりのご無沙汰状態になっていました.

 少し前に 3 月開催の案内がやってきて、今回の特集が "TBM & East Wind"
 そう、大好きな TBM なのです.

 行けないこともないけれど、年度末だからどうしようかと ・・・・・・・・
 主催者に 「とりあえず TBM だから参加予定ということで、 藤井武さん (TBM の創始者でボク的には日本の アルフレッド・ライオン と呼んでいます) さん来ればいいんだけれど ・・・・ 」 なんて連絡をしたものの今一つで、もし仕事が忙しくなりそうだったらキャンセルしようかという感じでした.




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 (写真は 2013.8.11 放送された interFM Jazz Conversation の一コマ)
 (この写真は 小川さん の了承を得て使用させていただいております)


 ところが数日前、追加のアナウンスで 藤井武氏 参加決定と.


 行きます、絶対行きます ・・・・・・・ 仕事はなんとかやりくりします !!


 こうなれば、いつも人気のない 小川さん の横の席にでも座ってしまうぞ.
 とりあえず、藤井さんのサインはゲットしておこう (笑)

 ちなみにこの イベント ですが、まだ数席の空きがあるようですので、よければ日本の アルフレッド・ライオン のお話しを聞きにいらしてください.

 どうでもいいですが、ボクに会うこともできます (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、午後出かけるまでの時間を利用してブログ更新.
 今日は当然ですが TBM (Three Blind Mice) .
 一昨年から再販になったシリーズの中の一枚で、このアルバムの再販も待っていました.





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  " Now's The Time : Live in 5 Days In Jazz 1974 "





  1. Polka Dots And Moonbeams
           (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 9:22

  2. Midnight Sugar
           (T.Yamamoto) ・・・・・ 16:00

  3. Now's The Time
           (C.Parker) ・・・・・ 26:28




  # 1 & 2 : 山本剛トリオ + 2
  山本剛 (p), 鈴木勲 (cello), 福井五十雄 (b),
  小原哲次郎 (ds), 和田直 (g: # 2 のみ) 

  # 3 : ジョージ大塚クインテット + 2
  大友義雄 (as), 森剣治 (as), 植松孝夫 (ts),
  山口真文 (ts), 大徳俊幸 (p), 吉野光昭 (b),
  ジョージ大塚 (ds)
  Recorded at Nihon Toshi Center, Tokyo, March 26, 1974.








 このアルバムは 1974 年 3 月 22 日と 26 日の 5 日間、 都市センター・ホール で開催された "5 Days in Jazz '74" の最終日のジャム・セッションの様子が収められています.
 この 5 日間の演奏は何枚かのアルバムとなっているので、今も聴くことができます.
 "慕情""男が女を愛する時" などなど ・・・・・・・ 他にも数枚あります.




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 こういったジャム・セッションのアルバムも、以前は結構あったように思います.
 有名なところでは ノーマン・グランツ 関連でしょうね.

 でも最近はあまり見かけないような気もします ・・・・・・・ ボクの興味がそちらに向かないだけかもしれませんが.

 こういったジャム・セッションはライブならではの楽しみの一つかな.
 よく、ハード・バップ誕生の逸話でも、こういったジャム・セッションが重要な役割果たしたようなことが書かれています.
 また多くの若手ミュージシャンにとっても、こういったセッションに飛び入り参加して腕を磨いていったということをいろいろなところで読んだ記憶があります.


 このアルバムのセッションは、当時日本の才能あふれる若手ミュージシャンで、 TBM の顔とも言えるようなメンバーたちばかり.


 和田直 のギターがいいんだなぁ.
 現在、彼の演奏が入った CD はそれほど多くないので、このアルバム発売は嬉しかった.
 演奏は 2 曲目だけですが、ブルージーな彼のギターを堪能できます.

 和田直 には、この年の 3 月 25 日録音の "Blues World" というアルバムがありますが、ボクの推定だとこの "5 Days in Jazz '74" からの録音じゃないでしょうか.
 だとしたら、やっぱり聴いてみたいな.



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 アルバムの出だしは 鈴木勲 のチェロ.
 "Polka Dots And Moonbeams" もステキな曲だなぁ


   おそるおそる彼女とダンスを踊りはじめると
   水玉模様と月の光が
   少し上を向いた鼻先でスパークした


 なんてステキな時代だったんだろうね.
 こんな恋は、今の時代にはほとんど見ることができなくなっているから.


 テンポをアップして聴こえてくるピアノは 山本剛 そのもの.
 この軽快なピアノはににもいうことない、こういう歌ものは本当にゴキゲンな演奏します.


 アナログ盤の B 面にあたる 3 曲目はメンバーがガラリと変わっています.
 山口真文 とかも入っていますねぇ.
 こういう演奏は、やっぱり生で聴きたいものです.


 きわどいアルバムもありますが、やっぱり TBM はいい !!



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 ブログ・デザインを変更できずにいますが、リンク・バナーだけは上の写真のようにちょこちょこ変えたりしてます.
 気がつけばリンク・バナーも 20 です.
 このくらいが精一杯かな、これ以上になってしまうと覗けなくなってしまいそうですし.


 昨日もジャズに関係したブログを新しくリンクさせていただきバナー追加、 20 個になりました.
 結構バラエティに富んだリンク・バナーになりました.
 このブログが、まだホントに過疎ブログだったころにはリンクなんて思ってもいなかったんだけれどなぁ.

 昔の関連記事なんか調べていると、文章はほとんど進歩の色が見て取れないことを再認識したりしています.


 まぁ、話題だけはとりあえず増えていますが ・・・・・・・ 汗



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/4000sec f/4.5 ISO-100)


 さてそろそろ出かける用意をして ・・・・・・・

 お天気は曇り空ですが、雪さえ降らなければいいかな.

 久しぶりのコースなので、ちょっと忘れ物をしないか心配だったりします (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・

Daahoud

 最近、どうも映画 (ジャージー・ボーイズ) やアルバム (Wallflower) で少しばかり批判的な意見が続きました.
 精神的に多少屈折はしているものの、基本的にいろいろポジティブに捉える方なのですが ・・・・・・・
 決して作品が悪いというんじゃなくて、まぁちょっと自分の好みとは違ったなぁという感じですね.



 今日はジャズのアルバムのお話しですが、その前にお買い物のお話し ・・・・・・・ と言っても予約です.






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 "ストックホルムでワルツを" ですっ !!


 ようやく DVD が 4 月 8 日に発売です.
 この映画は去年観た映画の中でも大好きな一本です.

 この映画、発売広告は DVD だけ.
 本当は Blu-ray が欲しいのですが DVD 発売のことしか書いてありません.
 後から出るのか、それとも DVD だけで終わってしまうのか.

 ・・・・・・・・・・ 今購入すべきか考えてしまいますねぇ.


 でも映画館で観てもそれほど高画質でなくても楽しめる映画なので、とりあえず DVD 予約しました






 まぁそんなお買い物のお話しは置いておいて、ジャズのアルバムを久しぶりにアップしましょう.
 先日購入した East Wind の再販から一枚です.
 このアルバムはアナログ盤も持っていました.










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  " Daahoud / 山本剛 "





  1. Daahoud
         (C.Brown) ・・・・・ 6:18
  2. I Love You Porgy
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:08
  3. Alice In Wonderland
         (S.Fain-B.Hilliard) ・・・・・ 5:00
  4. I Remember Clifford
         (B.Golson) ・・・・・ 2:51
  5. Alone Together
         (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 10:03
  6. Stella By Starlight
         (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 6:04
  7. In The Wee Small Hours Of The Morning
         (J.M.Elliott-I.James) ・・・・・ 2:34




  山本剛 (p), 岡田勉 (b), 村上寛 (ds)
  Recorded at Onkyo House, Tokyo, November 16 & 17, 1975.







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 EAST WIND ・・・・・・・・
 「イースト・ウィンド は、 あいミュージック (当時) と 日本フォノグラム (当時) の完全協力体制によって 1975 年にスタートした画期的なジャズ・レーベル.
 菊地雅章 、 渡辺貞夫 、 日野皓正 らの日本ミュージシャンはもとより、世界のジャズ・シーンにおいて当時クリエイティヴな活動を繰り広げていたミュージシャンのアルバムを約 5 年間にわたって制作した.
 演奏のクオリティのみならず、トップ・デザイナー、トップ・フォトグラファーを起用したアート・ワークはそれまでのジャズ・アルバムのイメージを一新する新鮮なもので,以後のレコード制作に大きな影響を与えた.」
                       ( HMV ホームページから引用)




 昔はこのジャケットが、どうもジャズっぽくない ・・・・・・・・
 Blue Note や Prestige のようなジャケットがジャズらしいと勝手に決めていたので、こういった写真のアルバムってどうも好きじゃなかったように記憶しています.


 おまけに録音がクリアすぎて、骨太な感じがなかったり
 ジャズ屋では聴いた記憶がありますが、自分でアルバム買うということはありませんでした.


 今改めて CD を手にとって聴いてみると、写真もそれなりに味があるし、音も独特なクリアな音で聴き易い.
 歳とって自分も丸くなったなぁと実感させてくれたりします (笑)




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 今回 East Wind のアルバム全 72 枚がリリースされました.
 そんな中でボクが持っていた CD はたったの 5 枚だけ (笑)

 今回購入したのは 6 枚ですが、頑張って 5 枚を追加購入.
 それ以上はちょっと手が出ませんでした.
 内容的にもボクの好みとはちょっと違っているアルバムもあったりしますし.



 そんな East Wind での 山本剛 です.
 彼のイメージは Three Blind Mice ですが、専属契約はしていなかったようですのでこうやって同時期に他のレーベルからもレコードを発表しています.

 トリオ演奏で、ベースとドラムスがこのメンバー、曲目もスタンダード中心 ・・・・・・・
 となると、おおよその演奏の感じがわかります.

 何の不安も無く、安心して聴くことができますね. 





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 ボクは彼のこういったスロー & ミディアム・テンポのスタンダードも好きですが、ちょっとアップ・テンポのブルースが好きなんだなぁ.
 彼の奏でるブルース・フィーリングが気に入っています.

 だから 1 曲目がこういう演奏で入ってくるのは、このアルバムに対してそれだけで好印象になったりします.
 おまけに録音がいいんですね、ベースがしっかりしているというのか.

 これで 1,080 円だったらお買い得でしょうね.




 実は、 3 月 28 日 小川隆夫 氏の "ONGAKU ゼミナール" のテーマが 「 70 年代日本のジャズ対決 〜 TBM vs EW」 .
 何とタイムリーなのでしょうか.


 年度末最終の土曜日、まぁ特に用事はないのですがなにかとバタバタしていそうな雰囲気.
 このテーマとなると、多少無理してもお出かけしなくちゃいけないなぁ.

 それでなくても最近ご無沙汰してますので ・・・・・・・・

 東京のホテルで仕事は片づけることにします (笑)








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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1000sec f/5.6 ISO-100)

 今日は比較的気温も上がり、ほんの少しですが春の気配が.

 でも、まだまだ 2 月ですので、そう簡単には春はやってきそうもありません.
 さすがに昨年のような大雪はなさそうですが、日本海地域は先日からの雪が結構積っているようですね.


 今日は 建国記念の日 の祝日.
 週の真ん中に休日があるって、なんてステキなんだろ.


 水曜日お休みの週休 3 日制になればいいなぁ ・・・・・・・

 なんてバカなことを、空を見ながら考えてました (笑)

Smile / 森山浩二

 最近スマホの電池が大暴走 !!
 先日山に行った時も、朝までフル充電していたにも拘らず午前中には電池残量がゼロって ・・・・・・・・


 本当にありえない.


 おまけに数ヶ月前から画面の隅がどうも歪んでいるように見えたりして.


 仕方ないので、木曜日の夕方仕事の帰りにdocomoショップへ寄ってきました.




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 自称 エヴァ 4 号機.

 以前使っていたエヴァ携帯は本体を二度交換したので 零号機 ・ 初号機 ・ 弐号機 .
 だから更新した スマホは 4 号機 となるんですね ・・・・・・・
 ・・・・・・・・ まぁ、心の中で思っているだけですが (笑)



 こういうお店に行くと、周りに素敵な女性店員がいるにもかかわらず、なぜか男子社員が対応してくれるのがいつものことなのです ・・・・・・・ 引きの弱さとでも言うんでしょうか.
 ところが、今回は本当に ・・・・・・ 本当ーーーに珍しく、とってもキレイな女性が対応してくれました (笑)
 折角ですので iPhone 6 のことや料金プランの設定変更、初期設定のことやら、 iPad のことまでガッツリ聴いてしまいました.

 とりあえず面食いなので (笑)


 まぁこれは軽い冗談ですが、 ドコモ・ショップ っていつも混んでいるのでこういった機会でもないとなかなかお店には行きません.
 だから今までの聞きたかったことなどみんな聞いてスッキリ.


 当然電池交換もしてきました.
 契約内容の見直しもしました.
 ちなみに画面の歪みは保護シールのノリがそんな感じに見えていたようで、写真のように保護シールをはがしたらキレイになりました.




 ということで帰り道はいろいろな意味で思わず笑顔.
 今日のアルバムも 笑顔 だったり.

 ここ数回ご無沙汰していた TBM のアルバムを ・・・・・・ TBM - 5002 です.








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   " Smile / 森山浩二 "





  1. Lover Come Back To Me
        (S.Romberg-O.Hammerstein ll) ・・・ 7:52
  2. Smile
        (C.Chaplin-G.Parsons-J.Turner) ・・・ 2:58
  3. When Joanna Loved Me
        (P.Vance-L.Pockress) ・・・ 4:57
  4. Around The World
        (H.Adamson-V.Young) ・・・ 3:30
  5. I Only Have Eyes For You
        (H.Warren-A.Dubin) ・・・ 5:42
  6. The Very Thought Of You
        (R.Noble) ・・・ 2:46
  7. Day By Day
        (S.Cahn-A.Stordahl-P.Weston) ・・・ 4:11
  8. I Don't Know Why
        (R.Turk-F.Ahlert) ・・・ 2:46
  9. All Of Me
        (S.B.Simons-G.Marks) ・・・ 5:31





  森山浩二 (vo), 山本剛 (p), 井野信義 (b), 大隅寿男 (ds)
  Recorded at Toshiba EMI-Studio No.1, August 29 & 30, 1977.







 前にも書いたように、これは日本のジャズ・ヴォーカル.
 海外のヴォーカルとは比較しちゃいかんです.
 特に発音なんかは、日本人なんだから仕方ないです.


 特にヴォーカルの場合、歌唱力以前に発音のことを取り上げダメだしするような意見が結構見受けられます.
 まぁそれもわかるけれど、でもこれは日本のジャズ・ヴォーカルですので.


 ライナーノーツを読んでみるとよくわかるんだけれど、この時代にこういったアルバムが作られ、そして再販されることの意味ってすごくあるって思います.
 TBM の初期のラインナップ見てもわかるように、結構ヴォーカルのアルバムがあるんです.

 確かに今だったらもっともっとキレイな英語で、歌もうまい人たくさんいるかもしれません.
 でもこれは 1977 年のアルバムだから.




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 ヴォーカルの 森山浩二 は、歌の他にパーカッションを担当することがあります.
 デビュー・アルバム "Night And Day (TBM-58)" のいくつかの曲で、彼のコンガの演奏が聴けます.

 彼の声って、ちょっと中性的な感じです.
 彼の歌を一番最初に聴いたのは確かこのアルバムで、最初の "Lover Come Back To Me" の出だしなんて、一瞬 女性 ? と思ってしまいました.
 こういう声出す女性ヴォーカリストいるよねぇ.



 アルバム・タイトルにもなっている "Smile" は、 1936 年の チャールズ・チャップリン の映画 "モダン・タイムス" で使用されたインストゥメンタルのテーマ曲で、作曲も チャップリン.




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 有名なエンディング・シーンで、この曲がとても印象的に使われていました.
 1954 年に ジョン・ターナー と ジェフリー・パーソンズ が歌詞とタイトルを加え、その後ジャズに限らず多くのミュージシャンがカバーしています.

 ジャズでもいろいろな演奏があります.
 ボクの iTunes の中には、
   "The Look Of Love / Stanley Turrentine (BLP-4286)"
   "Dexter Calling / Dexter Gordon (BLP-4083)"
   "Matador / Kenny Dorham (United Artists)"

 微妙にストリングスをバックにした Stanley Turrentine の演奏が、それっぽくて良かったり (笑)




 さてアルバムにもう一度話を戻しましょう.
 このアルバム、 森山浩二 の TBM 二作目のアルバム.
 でもバックは同じ 山本剛 トリオです (ドラムは一作目が 小原哲次郎 でした) .

 TBM の復刻アルバムが発売になった時に、 山本剛 の演奏だけは全部揃えたかったので、当然このヴォーカルのアルバム 2 枚も発売と同時にチョイス.
 いかにも ・・・・・ っていう感じの軽快でスイングする演奏で、聴いていても楽しくなります.


 ということで、たまには日本のジャズ・ヴォーカルも悪くないんじゃないかと.






 今朝起きてTVを付けてチャンネルを変えていると、懐かしい曲が流れていました.
 "You're only lonely / J.D. Souther"
 少し流れたあとは違う曲になり、 "Cry Me a River / Julie London" や "Misty / Sarah Vaughan" まで ・・・・・・・


 懐かしい曲がどんどん流れていき、途中にはそれっぽいナレーションです.





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 テレビ・ショッピング で 「大人のBallad」 なるものを紹介してたんですね.
 思わず朝食の手が止まり、知っている曲では口ずさんだり (笑)
 ほとんど音楽データで持っている曲ですが、懐かしさがいっぱい.

 こういうのはいけないなぁ ・・・・・・・ ついつい購入しそうになってしまいましたが、さすがにここはガマン.
 ナレーションと断片的な曲が微妙にマッチして、さすがプロだなぁなんて変なところを感心してたりしました.

 絶対これ観て買う人いるよね (笑)






 先日の 西穂 の空も秋の感じでした.
 そう言えばここ数日、めっきり涼しくなり毛布をかけないと寒くて眠れません.
 数週間すると、布団をかけないと眠れなくなりそうですね.




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 数日前の夕暮れ.


 秋ですねぇ ・・・・・・・・・・


 人恋しい秋、 森山浩二 のヴォーカルはちょっと甘すぎます.

Live in Montreux

 午前中は朝からお仕事.
 屋外の仕事でしたが、ずっと曇り空で外にいるにはちょうどよかった.




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 昼からは雲も晴れ青空が広がっています.
 日差しこそ強いですが、吹く風はすっかり秋めいてきました.



 昨日は金曜日です、当たり前ですが.
 夕方はいつものように スタバ に寄り道の日です.

 昨日のスタバもタイミング良くソファー席をゲット.
 ソファー席が空いていないと基本的にテイクアウトで帰っちゃうので、席が空いているかどうかで夜の過ごし方もガラリと変わっちゃうんですよね.


 いつものように 1 時間くらい、 iPad でいろいろ情報収集しながらのんびり.
 帰る頃まで残っているコーヒーは、いつも冷めきっています.




 最近 TBM のアルバムに混じって Johnny Griffin のアルバムを買ったり.
 これは大好きな曲 "Hush-A-Bye" の演奏を聴きたいという極めて単純な理由だけで.



 さすがにここ数カ月はかなりの無理をして TBM のアルバム買いまくったので、しばらく自粛しないとボクにとっての経営破綻になりかねません.



 溜まっている TBM のアルバムを今日も紹介します.
 山本剛 は好きなピアニストですので、持っていいないアルバムも大概は聴いていますが、このアルバムに関してはかなり印象が薄いと言おうか、覚えていないと言おうか ・・・・・・・・

 TBM-5019 ・・・・・ TBM レーベルにとってはかなり後期のアルバムになりますね.
 









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  "Live in Montreux / 山本剛 "




  1. Blues In The Closet
           (O.Pettiford) ・・・・・ 11:00
  2. A Shade Of Love
           (T.Yamamoto) ・・・・・ 6:02
  3. Almost Like Being In Love
           (F.Loewe-A.J.Lerner) ・・・・・ 6:18
  4. Girl Of My Dreams
           (S.Clapp) ・・・・・ 9:30
  5. It's All Right With Me
           (C.Porter) ・・・・・ 10:19
  6. Nanatsu no ko
           (N.Motoori-U.Noguchi) ・・・・・ 2:16





  山本剛 (p), 稲葉国光 (b), 小原哲次郎 (ds)
  Recorded live at "Montreux Jazz" Casino, Montreux,
                  July 11, 1979.









 まず、ジャケットが全然 山本剛 っぽくないんです.
 って言うか、どう見ても日本人ぽくない (笑)


 当時はどうなのかわかりませんが、普通にピアノ弾いているほうがずっといい.
 山本剛 って髭は似合わないよね、だから髭なんか生やさない方がずっとステキだとボクは思うんですが.
 こういったファッションって、時代的な要素がかなり影響与えちゃうので、今になっていろいろ言うのもなんですが ・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・ やっぱりジャケットは少し残念 (笑).


 何か裏ジャケットの方がそれっぽくて、ボクは好きだったりします.
 妙に 稲葉国光 の写真にホッとしたりします.





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 このアルバムは 1977 年 7 月 6 日から 22 日まで開催された "モントルー・ジャズ・フェスティバル" (スイス) の 7 月 11 日の演奏を収録しています.
 この 7 月 11 日は "ジャパン・トゥディ" と銘打ち日本人だけの演奏が行われたようです.


 この時に演奏したのが、
   慶応義塾大学ライト・ミュージック・ソサエティ、
   山本剛トリオ、
   三木敏悟とインナー・ギャラクシー・オーケストラ、
   鬼太鼓座、
 の 4 つのグループ.


 山本剛 は 2 番目の出演で持ち時間 50 分.
 その時の演奏がこのアルバムで、最後にアンコールとしてもう一曲引いたようですが、レコード収録時間の都合で残念ながら収められてはいません.


 ちなみに 山本剛 の後に演奏した 三木敏悟とインナー・ギャラクシー・オーケストラ の演奏は 、 TBM-5020 "Montreux Cyclone" としてアルバムになっています.


 一曲目の "Blues In The Closet" の前に挨拶をしたようですが、カットされています.
 最初は聴く方も興味津津で、弾く方も様子見ながらといった雰囲気ですが、演奏がすすむにつれ一気にボルテージが上がっていきます.

 "Almost Like Being In Love" のような軽快で高音域を使った演奏がとてもステキです.
 "Girl Of My Dreams" も途中からはアップテンポな小気味いい演奏になっています.

 お馴染みの "It's All Right With Me" では、最初の部分がリリカルな演奏で 「この曲は何だろう ・・・・・」 というところから、テーマに入っていき会場も拍手.





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 これで TBM における 山本剛 の演奏はコンプリートかな.
 たしか次の演奏がすべてだったと思うんだけれど、

   TBM-23 Midnight Suger
   TBM-29 Now's The Time
   TBM-30 Misty
   TBM-37 Live at Misty
   TBM-41 Blues For Tee
   TBM-52 The In Crowd
   TBM-58 Night and Day
   TBM-59 Girl Talk
   TBM-71 Shigeko & Mari
   TBM-3009 Star Dust
   TBM-5002 Smile
   TBM-5009 Midnight Sun
   TBM-5019 Live in Montreux

 
 xrcd シリーズで "Autumn in Seattle" が発売されていましたが、確かこれは TBM ではなかったと思うんだけれど.



 どこに行っても 山本剛 は 山本剛 だなぁ.
 また、どこかのライブ・ハウスでゆっくり聴いてみたいのであります.








 さて、昔の部下からお土産いただきました.
 午前中の仕事を終え家に帰ってきたら、玄関脇に置いてあったのでビックリ.




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 最近こういった スタバ のマグカップをたくさんいただいております.
 特に職場関係者からが多いのですが、さすがに食器棚に入らなくなってきたため、大事に箱に入れ自分の部屋に置いてあります.


 今回も昔の部下だった 腐女子 が 台湾 へ一人で心の旅に出かけたようで ・・・・・・・・ そのお土産がこのマグカップ.



 デザインもちょっと日本にはないのでステキではありますが ・・・・・・・・・・


 大きさがねぇ ・・・・・・・・・・・・
 大きい方が 16 fl oz / 473 ml
 小さい方が 3 fl oz / 89 ml


 ボクの好きな大きさは 280 - 300 ml くらい.
 今回の二つは、どうも中途半端な大きさなのです (笑)

 こういう微妙さを持っているところが 腐 女子たる所以なのですね.



 まぁ、それでも遠路こんなかさばって割れる危険性のあるものを買ってきてくれたのだから、ちょっとは感謝しましょう.
 感謝の気持ちに写真をアップしてあげるのだ.




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 異様に写真写りがよかったので、修正なしで載せようかと考えたけれど、そこは勘弁してあげよう.



 それにしても、ここはどこ ?

Shigeko & Mari

 最近ブログ・アクセスが伸びたのはとても嬉しいことなのですが、それに比例するかのように訳の分からない英語のコメント (SPAM) が増えて参ってます.
 ボクのブログのコメントは、一度確認してから公開か非公開にしているので、そういったコメントが人目に触れることはありませんが、さすがに一日に何件もやってくるとねぇ.


 多くは偽ブランド販売っぽい感じですね.
 昨日は Jimmy Choo の商品に関して書いてありましたし (この名前ってかなり有名なファッション・ブランドですよね)、多くのコメントがこんな一流ブランドを語っているものです.


 こういうことをする意味がよくわかりませんね、ボクのようなオヤジには.
 ほんと、疲れるから止めて欲しい.
 海外からのコメント受け付けない設定はできるのですが、昔からの御贔屓さんで約一名がアメリカ在住なのでこんな設定することもできず.




 いつもの講習会関係でも疲れることが ・・・・・・・・・




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 ボクらが関わっているコースの申し込みはトップ組織のホームページから全国で開催されているコースを申し込めるようになっています.
 ボクのコースは 長野県 中心なので、当然受講者も長野県周辺.
 ところがとんでもなく遠い 東北 や 山陰 といった地域からの受講希望も時々あったりします.

 そしてそれらの多くが ・・・・・・・・ 直前にキャンセル.
 ボクらは受講者数に合わせインストラクターの調整をしているので、直前のキャンセルとか本当に困ってしまいます.


 で、そんなキャンセルの多くが 研修医 のみなさんです.
 研修医 のみなさんは忙しく、疲れているのもわかりますが、せめてコース開催場所くらいは確認してから申し込もうよ (笑)
 Amazon のお買い物じゃないんだから、 "とりあえず Click" は止めましょう (笑)




 さてそんなお疲れモードを振り払うように、今夜も TBM 聴くぞ.
 今夜は ヴォーカル.

 「一度で二度美味しい ・・・・」 なんてキャッチフレーズがどこかにありましたが、このアルバムも一枚で二つの味が楽しめてしまうアルバムです.









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  " Shigeko & Mari / 戸谷重子・中本マリ "





  1. Greensleeves
           (Traditional) ・・・・・ 6:40
  2. The Blues Ain't Nothin' But A Woman Cryin' For Her Man
           (M.Williams) ・・・・・ 5:28
  3. Hey There
           (R.Adler-J.Ross) ・・・・・ 3:15
  4. That Lucky Old Sun
           (H.Gillespie-B.Smith) ・・・・・ 4:50
  5. You'd Be So Nice To Come Home To
           (C.Porter) ・・・・・ 4:03
  6. A Foggy Day
           (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・・ 5:12
  7. Gee Baby Ain't I Good To You
           (D.Redman-A.Razaf) ・・・・・ 5:30
  8. But Not For Me
           (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・・ 5:25





  # 1 - 4 : 戸谷重子 (p.vo)
  # 5 - 8 : 中本マリ (vo), 山本剛 (p), 大由彰 (b),
        楠本卓司 (ds)
  Recorded live at "5 Days in Jazz '76",
         Ginza Yamaha Hall, Tokyo, May 25, 1976.







 このアルバムは 1976 年 5 月 17 日と 18 日、 25 日から 27 日の計 5 日間、 銀座ヤマハホール で開催された "5 Days in Jazz '76" の第 3 日目 「ジャズ・ヴォーカルの夕べ」 での演奏が収められています.
 昔で言う A 面 1 曲目から 4 曲目までが 戸谷重子 の弾き語り.
 B 面にあたる 5 曲目から 8 曲目までが 山本剛 トリオをバックにしたがえた 中本マリ の演奏.


 先日紹介した "Summertime / 山本剛" もこの "5 Days in Jazz '76" の第一日目の演奏でした.




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 A 面と B 面が違うというのは、好き嫌いの出るところでしょう.
 一度に二人の演奏聴けるというラッキーな意味もあるし、一人ずつもっとしっかり聴きたかったという残念な意味もあるでしょうし ・・・・・・・・


 ボクはどうだろ ・・・・・・・・
 肯定も否定もないかな、単純にこういうアルバムだからという感じで聴いてます.




 同じ会場ですが演奏がかなり違うためか、まったく違う会場のような雰囲気があります.




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 戸谷重子 を聴いたのはこれが初めて.
 今回の 復刻シリーズ で発売された "Fine and Mellow" と同時購入でした.


 一曲目の "Greensleeves" で、ちょっと ・・・・・・・ でしたが.
 聴いていくうちに彼女の弾くピアノがすごく気になりました.
 とてもブルージーで、独特の間を取りながら、時には力強く弾かれ出る音が結構良かったりします.
 
 歌はちょっと日本人ジャズの世界.
 前から言っているように、これはこれでまったく否定はしません.
 こういうジャズもいいんじゃないでしょうか.

 ピアノとこの歌のちょっとアンバランスなところが、変な魅力だったりもします.
 この人のピアノ・トリオの演奏聴いてみたくなりました.





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 B 面はおなじみの 中本マリ が、 山本剛 トリオをバックに歌っています.
 こちらはもう、堂々としたものです.

 圧巻は "But Not For Me" .
 グイグイと歌い上げるスキャット部分は、こういうのがジャズの楽しさと言っても過言じゃないくらい.
 バックのトリオの安定感は今さら何も言うことないですね.
 歌もののバックにも、 山本剛 のピアノはピッタリなのです.


 二つの違ったライブ演奏を楽しめるアルバムです.
 できればもう少し聴いていたい気がします ・・・・・・・・






 さて、昨日今日と本当だったら 千葉 まで 仕事 & お遊び だったのですが、諸般の事情でキャンセル.
 そのために取った夏休みだったのですが ・・・・・・・・・ ちょうど一昨日から娘が帰省していたので、昨日だけ夏休みのままにし、もう一日は 9 月に延期する予定です.


 今回彼氏と一緒に帰省だったので、昨日は二人を車に乗せ 軽井沢 まで.

 ところが今日の昼ごろは思いっきりの雨.
 軽井沢 に着くころは土砂降り状態.




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 ショッピング・モール が目的地でしたが、その前にちょっと寄り道.


 ボクの好きな 離山房 へ.
 こんな土砂降りだから空いてると思ったのですが、思ったよりもお客さんがいてビックリ.

 いつものように Beatles がかかっていました.



 今日も雨降り、明日も雨の予報 ・・・・・・・・・

 どうもここにきてお天気が今一つですね.


 気温もグッと下がり、夜はタオルケット一枚では涼しく感じるほどです.

Star Dust

 休日なので、朝起きて一人のんびり朝食.
 奥様はしっかりお仕事にお出かけなので、ボク一人でのんびりなのです.


 何気なくテレビを点けたら Pat Metheny が オーケストリオン で演奏していました.
 さすが WOWOW です・・・・・・・ 朝のあの時間に "オフ・ビート・ジャズ" とは.




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 今日のお休みは特にやることもないので洗車でもしようかと ・・・・・・・・・

 ところが午前中は突然の雨降り、昼近くには止んで青空、そして午後にはまた曇り空からポツリポツリと.
 とても不安定なお天気の一日です.


 青空が顔を出した昼の間に、しっかり洗車 & ワックスかけ.
 新車購入から 14 年にもなるので、さすがに汚れなども目立ちます.
 でも、とりあえず欲しい車もないし、お金もないので、今しばらくはこの車で.

 写真写りだけはいいですね (笑)




 さて今日も TBM ・・・・・・・ TBM-3009 です.
 このアルバムも、オークションでは結構な値段だったなぁ.








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  " Star Dust / 山本剛 "





  1. Star Dust
          (H.Carmichael-M.Parish) ・・・・・ 4:33
  2. La Vie En Rose ( バラ色の人生 )  
          (E.Piaf-L.Loviguy) ・・・・・ 4:13
  3. Misty
          (E.Garner) ・・・・・ 5:34
  4. There Is No Greater Love
          (I.Jones-M.Symes) ・・・・・ 4:46
  5. I Didn't Know What Time It Was ( 時さえ忘れて )
          (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 4:18
  6. She's Funny That Way
          (N.Moret-R.Whiting) ・・・・・ 4:42
  7. Blues For Erroll
          (T.Yamamoto) ・・・・・ 4:49
  8. Time After Time
          (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 5:02





  山本剛 (p), 川畑利文 (b), 大隅寿男 (ds)
  ザ・ストリングス
  Recorded at AOI Studio & EPICURUS Studio, Tokyo,
             August 2 & 3 & 18, 1977.









 オークションの価格が結構高かったこともあり、ずっと買うことができませんでした.
 まぁ今になって考えると、無理して買わなくてよかったということになります.


 TBM-3009 ですので、 TBM のアルバムとしては中間から後期に差し掛かる頃でしょうか.

 ジャケットがねぇ ・・・・・・・・
 ちょっとボクの好みではないのです.

 たしかに with ストリングス っぽいジャケットと言えば、納得できる部分もあることはあるのですが ・・・・・・・
 なにかジャズっぽさにかけてしまっているかなぁ.





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 ジャケットについては少しネガティブですが、演奏はポジポジ (笑)
 このアルバムは エロール・ガーナー に捧げられているだけあって、演奏はいつもの 山本剛 という感じです.
 ストリングス独特の流麗さの中に、独特の間を持ったピアノが煌めいていく感じ.

 正座して聴くんじゃなくて、疲れた体をソファーの上で横にして聴くようなアルバムです.


 アルバム・タイトルの "Star Dust" は 1927 年に Hoagy Carmichael が作曲、 1929 年になって Mitchell Parish が詩を付けました.
 古典的な名曲で、多くのミュージシャンの演奏や歌があります.
 ボクが好きなのは Nat King Cole の歌かな.

 ちなみにオリジナルは "Star Dust" でしたが、時が経つにつれ "Stardust" という表記になったりしているようで、今では混同されています.



 "I Didn't Know What Time It Was" も素敵な曲です.
 この曲はアルバム "Misty (TBM-30)" でも演奏しています.
 今日のアルバムの演奏は、最初にヴァイオリンとセロがちょっとバロック調のイントロを奏で、そこからピアノが加わりゆっくり目のリズムで弾かれています.





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 この曲はあの ロジャース & ハート が作った曲です.
 この曲は 1939 年のミュージカル "Too Many Girls" のために作られた曲.
 ジャズのスタンダード・ナンバーとしても有名です.

 この曲の日本語曲名はステキです.





 アルバムを買う時でも、 ストリングス というとちょっと躊躇してしまいます.
 昔のジャズ屋でも "with ストリングス" というだけで、自然と冷たい視線が注がれていました.
 イメージ的に "with ストリングス" ってアドリブもちょっと抑え気味で、曲調もスローテンポの曲が中心なので、少し物足りないイメージがあるからでしょうか.
 そんな、当時の閉塞的かつシリアスなジャズしか正当化されないようなジャズ屋で育ったボクは、必然的に "with ストリングス" から遠のいておりました.



 確か 小川さん の話だったっけかなぁ、 「with ストリングス で録音できるということは、ミュージシャンとして認められてから ・・・・・・」 というような話を聞いた記憶があります.
 そうなると、ミュージシャン側の "with ストリングス" に対する気持ちと、聴き手側の気持ちって大きく違っているように思えますね.





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 2010 年 1 月、ボクが初めて小川さんの ON ゼミ に顔を出した時のテーマが "With Strings で聴く、ジャズとジャズ・ヴォーカル"
 もう 4 年も前のことですが、この出会いからその後のボクはほんのちょっと変わっていきました.


 あの時初めて聴いた曲の中に、
  "How Can You Mend A Broken Heart ? / Diana Krall"
  "Stardust / Wynton Marsalis"
  "Alone Alone and Alone / 日野皓正"
 なんかがありました.

 Diana Krall に至っては、その後すべてのアルバムを購入してしまったのです.
 この辺りからいままでの 聴かず嫌い という壁が崩壊し始めました.



 そう言えば、この時の ON ゼミ 後半に今日のアルバム 2 曲目の "La Vie En Rose" もかかりましたねぇ.
 この原稿書いていて、何となく当時の雰囲気が蘇ってきました.







 洗車も終わりワックスがけを始めたら、立てたワイパーの先にトンボ.
 ドアを開け閉めしても、微動だにしません (笑)




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 もう秋はすぐそこまでやってきてます.



 そんな秋の夜は、たまには "with ストリングス" もいいかな.

Summertime

 今週末、台風がまた近付いています.
 すでに甲子園での高校野球も開会式の順延が決定されています.
 いつもながら、大きな災害のないことを祈るばかり.



 さて、新しいアンプと CD プレーヤーがやってきて 3 週間.
 今どきのアンプらしく USB で iPad や iPod 、さらには PC 音源を直接つなぐことができるのはとってもありがたいのであります.
 部屋にいる間はほとんどの時間、作業用に PC の iTunes でランダム再生しているボクにとっては涙が出るくらいうれしいのです ・・・・・・ かなりオーバーですが (笑)




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 ただ、音的には CD から聴くのとでは明らかな違いがあって、これまたビックリ.

 デジタル音源だからそんなには違わないと思っていたのですが、ボクのような "違いのわからない" 耳でもはっきりわかるくらいです.
 面倒くさがり屋のボクは、ブログの記事を書くときは CD 再生で、それ以外の作業用は PC で軽く.

 以前の音に比べたら考えられないくらいの音の良さに感動してたりします.
 またジャズを聴くのが楽しみになってきた今日この頃なのであります.





 さて今日も TBM .
 少し前に購入したちょっと危険な香りがするアルバムもまだたくさん残っていますが、前回に引き続き 山本剛 のアルバムなどを.
 アルバムのタイトルは今の季節にピッタリ.










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   " Summertime / 山本剛 "




   1. Like Someone In Love
            (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 8:40
   2. If You Could See Me Now
            (T.Dameron) ・・・・・ 6:30
   3. Misty
            (E.Garner) ・・・・・ 7:43
   4. Summertime
            (G.Gershwin-D.Heyward) ・・・・・ 7:55
   5. Cookin' The Blues
            (T.Yamamoto) ・・・・・ 7:51
   6. The Way You Look Tonight
            (J.Kern-D.ields) ・・・・・ 7:10





   山本剛 (p), 大由彰 (b), 守新治 (ds)
   Recorded live at "5 Days in Jazz '76",
     Ginza Yamaha Hall, Tokyo, May 17, 1976.








 いやぁ、本当に安心して聴いていられますね.
 このアルバムは今まで持っていなかったので、聴いたのはウン十年前のジャズ屋以来.
 タイトル曲の "Summertime" を聴いては 「そういえばこんなベースだったなぁ ・・・・・・」

 


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 このアルバムは 1976 年 5 月 17 日と 18 日、 25 日から 27 日の計 5 日間、 銀座ヤマハホール で開催された "5 Days in Jazz '76" の第一日目の演奏が収められています.
 この第一日目は 「ピアノ・ジャズの夕べ」 というタイトルで、 板橋文夫 トリオ、 今田勝 ソロに次いで 山本剛 トリオが演奏しています.
 とても豪華な組み合わせですねぇ.



 このアルバムの白眉はタイトル曲でもある "Summertime" .
 ベースの 大由彰 をフューチャーしたブルージーでスイングした演奏.
 どうしてもこの演奏が目立ってしまいますが、実は他の演奏もどうしてどうして.


 1 曲目の "Like Someone In Love" にしたって、イントロは静かなソロから徐々にアップテンポになっていくんだけれど、これがもういいんだな.
 大好きな ホンタケ とは違った高揚感がたまらないのです.

 この曲も本当に多くのミュージシャンが演奏していますが、ボクはこの曲を聴くたびになぜか Chet Baker の歌が浮かんできます.



 そして "Misty"
 この曲に関しても何にも言うことないくらい.
 山本剛 を一躍有名にした曲と言っても決して過言ではないかな.
 ここではスローから後半少しアップテンポにして、そして最後はまたスローに.
 まずは聴いてみてください (笑)




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 "Summertime" も今になればジャズ・スタンダードとして多くのミュージシャンが演奏しています.

 この曲は ジョージ・ガーシュウィン が 1935 年に作曲した 3 幕 9 場からなるオペラ "ポーギーとベス (Porgy and Bess)" のために作られた曲.
 作詞は デュポーズ・ヘイワード (Edwin DuBose Heyward) .
 ちなみに作詞の デュポーズ・ヘイワード は、 サウスカロライナ州 チャールストン の小説家で 1925 年自身の住む チャールストン を舞台にした小説 『ポーギー』 を発表し舞台化.
 この作品を ガーシュウィン が、兄の アイラ 、作者の ヘイワード と共にオペラ化したのが "ポーギーとベス" なのです.


 そしてオペラの第 1 幕冒頭で、生まれたばかりの赤ん坊に クララ が歌いかけるブルース調の子守唄が "Summertime" .



 この曲は改めて書くまでもありませんが、ジャズの世界はもとよりクラシックやロックの世界でも多くの人が演奏しています.
 昔ボクが通っていたジャズ屋はシリアスなジャズしかかけませんでしたが、なぜかレコード棚には "Cheap Thrills / Janis Joplin" が置いてあり、お客さんの少なくなった深夜にそのアルバムに入っている "Summertime" が流れたこともありました. 




 夏の夜、一人で聴くにはとてもいいアルバムです.
 クールでアツい演奏が、暑さを忘れさせてくれます.








 Summertime と言えば、花火でしょうか (笑)
 実は数日前、お仕事で花火大会へ.


 お仕事しながら、初めて花火を撮影してみました.




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 お仕事だったので、さすがに三脚使って撮る訳にもいかず、すべて手持ちでの撮影.

 一番難しいのがどこでシャッターきればいいのか分からないところですね.
 クライマックスなんかもよくわからないので、微妙に取るタイミングがずれたりしました.


 Canon 70D だと動画もきれいに取れるので、三脚固定して動画のほうがいいかも.
 ただ、知らないでカメラを縦方向にして撮影したもがいくつかあります.
 後になって、動画の場合は簡単に向きの変更できないことも知りました (涙)



 市内を流れる 千曲川 の河川敷が会場で、川の堤防道路には屋台が 200 軒ほど.
 この日ばかりは堤防道路は人、人、人 ・・・・・・



 あと数日もすれば短い夏も終わり.
 信州の秋はあっという間にやってきます.

The In Crowd

 今週はいろいろありまして、昨日まで帰りも遅かったりしました.
 ようやくこれで、いろいろ一段落といった感じでいつもの生活に戻れそうです.


 ので、家に届いている物の整理など.



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 大人買い ならぬ オヤジ買い (笑)

 緑色の Blu-ray に至っては、一体何カ月前に予約したのか覚えてもいなかったりします.
 CD は本来ならもう少し時間が経ち、価格が下がってから購入するのがいつもの購入方法ですが、 TBM 復刻シリーズ の最後ですし、大好きな 山本剛 のアルバム 7 枚ですので思い切って予約購入.


 監修した 塙耕記 さんとも Facebook で知り合えましたので、清水の舞台から飛び降りたつもりで Disc Union からの予約購入です (笑)
 これで HMV や Amazon から購入しちゃ、さすがにまずいだろうと ・・・・・・・



 今夜はこのシリーズの一番欲しかったアルバムです.
 と言っても、演奏自体はみんなすでに持っていたんですがね.







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   " The In Crowd / 山本剛 "




   1. Blues In The Basement
            (R.Brown) ・・・・・ 10:57
   2. For Once In My Life
            (O.Murden-R.Miller) ・・・・・ 6:15
   3. You Are My Sunshine
            (J.Davis-C.Mitchell) ・・・・・ 7:05
   4. The In Crowd
            (R.Lewis) ・・・・・ 13:25
   5. I Can't Get Started
            (V.Duke-I.Gershwin) ・・・・・ 5:40




   山本剛 (p), 大由彰 (b), 大隅寿男 (ds)
   Recorded at the club "Misty", Tokyo, December 25, 1974.







 1974 年のクリスマスに録音されたこの演奏は、計3枚のアルバムに収められました.

  TBM - 37  "Live At The Misty"
  TBM - 41  "Blues For Tee"
  TBM - 52  "The In Crowd"

 この 3 枚のアルバムは、ボクの中でピアノトリオによるライブ演奏のベスト 3 に間違いなく入るものです.
 とにかくよく聴いています.
 みんな好きな演奏です.
 そしてこれらのアルバムから 山本剛 を大好きになりました.




 xrcd シリーズ などの CD 化された時に、この "The In Crowd" の演奏が残りの 2 枚のアルバムに編入されたため、今までこのアルバム単体では持っていませんでした.
 ちなみに 1 曲目から 3 曲目までが "Live At The Misty" に、 4 曲目と 5 曲目が "Blues For Tee" に収められていました ・・・・・・・ 一部の CD はオリジナル通りの収録盤もありました.


 今回の復刻シリーズでめでたく再版、このジャケットがとても懐かしく感じますねぇ.






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 xrcd 版 "Live at the Misty" と "Blues for Tee" をすでに持っているボクといたしましては、特に購入する必要はなかったのですが、先にも書いたようにやっぱりこのジャケットが欲しいじゃないですか (笑)


 このジャケットは、ボクのジャズの想い出がたくさん詰まったジャケットでもあります.
 今は亡き 平塚 のジャズ屋 "PA-PPAR" の想い出がね.



 アルバム・タイトル曲 "The In Crowd" ですが、これはもうほとんどのフレーズを口ずさめるくらい聴いてます.
 その昔 平塚 のジャズ屋 "PA-PPAR" で入り浸っていた頃の常連の一人 "イノさん" がこの演奏大好き.
 そしてベースの 大由彰 が大好きで、飲んだくれては一緒に唸っておりました.


 この演奏って ・・・・・・ この日の 3 枚のアルバムすべてが、ボクの感覚では結構演歌チックなんだな.
 なにか日本人好みのブルース ・・・・・・ というか、演歌というか

 演奏も、お客さんも、録音も、すべてが演歌チック.



 お客さんの掛け声にしても気取った 「イェーッ」 っていうんじゃなくて、 「アイヤ」 って言うような感じなのです (笑)
 1 曲目 "Blues In The Basement" の手拍子にしたって、まんま日本って感じだね.
 それが妙にこういった演奏とマッチしちゃったりするんですね.
 そういった部分も、これら 3 枚のアルバムの魅力.

 日本のジャズの良さがとてもよく表れているアルバムだと思います.





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 それにしても今回で最後になってしまいましたが、 TBM 復刻シリーズ はすごいなぁ.
 今まで長い間陽の目を見なかったアルバムが、一挙に再版されるなんて.
 それも高音質の Blu-spec CD で ・・・・・・・



 山本剛 のアルバムにしても、長い間廃盤になっていたアルバムを ドドーーン と企画して出してしまう辺りは、さすが Disk Union ・・・・・ 塙耕記 様です.

 なんでも現在はアナログ盤の復刻も画策しているようです.
 まぁさすがにアナログ盤は購入できませんが、今後もいろいろ期待大ですね.


 まだまだ購入したきりブログにアップしていないアルバムがたくさんありますので、頑張って紹介していきます.






 何とグッド・タイミング.
 何気なく Facebook 観ていたら Blue Note Records がこんなのをアップしてました.



20140807001

 Gregory Porter の "The 'In' Crowd" !!


 でも日本人のボクには 山本剛 のほうがずっとずっとグッときちゃうのでありました.




 やっぱり日本人は 演歌 だなぁ (爆笑)

Black Orpheus

 ボクの 4 連休も、もう 3 日目の昼を過ぎてしまいました.
 こういうボーーーーーッとしている時間は、時がたつのが本当に早く感じてしまいます.

 何もしないのはさすがによくないので、お風呂掃除など ・・・・・・・ 実は昨日やりかけたのですが所用のため中断.
 そのため今日の午前中に再開でした.




IMG_1234

 今回初めて購入したカビ取り剤.
 "強力カビハイター" という名前だけあって、今までのものでは落ちなかったカビが結構きれいに取れました.

 ただ匂いも強力で、いかにも身体には悪そうです (笑)




 昨日重い腰を上げて始めたお風呂掃除ですが、そんなことよりもボクには大事なことができたので即中止.
 そんな大事なことというのは ・・・・・・・・・・・・・・・



IMG_1208

 ようやく プリメイン・アンプ と CD デッキ の更新 !!
 少したまったお小遣いから、 Canon の広角レンズ (EF16-35mm F4L IS USM) を買おうと思い、カメラ屋さんで買う寸前までいったものの、たまたまメーカーの在庫ももないため保留.
 明日の山歩きに間に合っていたら間違いなく購入していたはずです.


 そんな感じで保留にして家に帰り、何気なくインターネット見ていたらたまたま アンプ の記事.
 読んでいくうちに、やっぱりレンズよりもオーディオ優先だろ !! と影の声がささやき始めました.


 とういうことでまったくの紆余曲折もなく、あっという間に商品が届きました.


 アンプ と デッキ は、どちらかというと入門機 (・・・・と言っても購入価格的には L レンズと同じくらい) ですが、ボクにはこれで十分.
 心配だった 4311 も何とかそれなりに鳴ってくれます.
 とにかく音の広がりが全く違うし、中音域がとにかくクリアに届きます.
 
 ちなみに、ボクの狭い部屋ではボリュームは、 9 時まであれば十分です (笑)




 そんな新しい音で録音のいいアルバムを聴いてみましょう.
 このアルバム、以前も絶対取り上げたと思っていたのですが、データを見たらまだアップしていませんでした.
 すでにオークションで購入した 西ドイツ 録音のアルバムがあったのですが、結構痛んでいたので今回思い切って再購入しました.








TBM 0063





  " Black Orpheus / 鈴木勲 "




  1. Manha de Carnaval
          (L.Bonfa) ・・・・・ 11:15
  2. Angel Eyes
          (M.Denis-E.Brent) ・・・・・ 8:05
  3. Who Can I Turn To ?
          (L.Bricusse-A.Newley) ・・・・・ 8:12
  4. In A Sentimental Mood
          (D.Ellington) ・・・・・ 5:46
  5. Blues
          (T.Yamamoto) ・・・・・ 5:57




  山本剛 (p.el-p), 鈴木勲 (b.cello), Donald Bailey (ds)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, February 20, 1976.








 オマさん (鈴木勲 のこと) を代表するアルバムの一枚.
 あまりに TBM でのデビュー・アルバム "Blow Up" (TBM-15) が有名すぎてしまいますが、このアルバムもどうしてどうして.

 ただいきなりの アルコ (ボウイング) とエレクトリック・ピアノなので、最初に聴いた時はどうなっちゃうの ・・・・・・・


 でも全然心配いりません、見た目のケバさとは裏腹にしっかりした演奏ですから.




suzuki006-2

 スタンダード曲中心で構成されたアルバムで、 A 面 ( 1 曲目と 2 曲目) が結構ジャズ屋でも聴かれましたが、ボクのお気に入りは B 面.
 特に 3 曲目の "Who Can I Turn To ?" はいいなぁ.


 ベースもこんな感じのベースのほうがボクは好きなのです.
 そう言えば数年前の 六本木 アルフィー では、最初の曲のベースのイントロが始まった瞬間に身震いするほどの感動があったなぁ.
 この人も 金井英人 に負けないくらいのオーラ全開の人です (笑)


 鈴木勲 は、ベースだけではなく早い時期から cello も演奏しています.
 その昔、ボクの通っていたジャズ屋では、そういったところが受け入れられずに変に ゲテモノ (笑) 扱いされていたような部分がありました.
 だからボクの元カノが好きだった "Blue City" なんかリクエストすると、こういった常連からちょっぴりきつめの視線を浴びせられるのです.


 まぁそんな食わず嫌いも遠い昔のお話し.
 今ではアルコ も cello も全然気にもならないのです.
 先日の 宮本直介 もベーシストでしたが "STEP !" は特にベースのみをフューチャーしたという感じではなく、あくまでグループとしての作品という感じでした.
 こちらのアルバムは、いかにも オマさん のアルバム.


 まぁ、それも悪くない.




suzuki005

 ピアノは 山本剛 .
 こちらも現役バリバリで、今でも精力的な活動をしています.

 2 曲目の "Angel Eyes" は、相変わらずの美しさ.
 この人のブルースも、ボクのどこかにカチッとハマるんです.
 このアルバムではエレクトリック・ピアノも弾いていますが、ラテン系のリズムにぴったりマッチしちゃっています.


 ドラムの Donald Bailey ですが、ボクはどうしてか Dave Bailey と間違えそうになります.
 Donald Bailey は Jimmy Smith との共演であまりにも有名.
 Blue Note に残した Jimmy Smith のアルバムの多くに、 Donald Bailey の名前がありますね.

 でも Jazz Line と Jazz Time のレーベルにそれぞれリーダー・アルバムを残している Dave Bailey のほうが、ボクにはちょっと印象深いかな.


 このアルバムも、とても聴き易くてジャズの楽しさがいっぱい伝わってくるアルバムです.
 ブログ友 登美ちゃん みたいに、「聴くべし!聴くべし!嗚呼聴くべし!」

 ・・・・・・・・ かな (笑)








 それにしても今日も暑い.
 浴室の掃除していても入ってくる風が暖かいので、カビ取り剤の匂いと一緒になってクラクラしちゃいます.




IMG_1238

 まるで梅雨明けしたかのような青空と暑さ.
 予報では今日明日辺りに梅雨明けということですが ・・・・・・・

 明日のお山も天気がよさそうで、気分的にはルンルン.


 ただこれからの季節は雷が ・・・・・・・・・
 山じゃ逃げることもできません.

 昨日も午後にはあっという間に夕立が.



IMG_1212

 雨あがり、庭に咲いていたアジサイの花.


 明日はいい天気でありますように.

South.

 暑くて、休みの日も外に出ようなんていう気力がわかない.
 静かに家で過ごすのが一番.

 とはいっても、明日からはいつもの 東京 .
 暑そうです ・・・・・ おまけに大気は不安定なようで晴れたり曇ったり、雷雨になったりというような天気予報.
 晴れなくてもいいから、できれば雨は降らないでほしいものです.



 "Girl Talk / 山本剛" と同じ頃のアルバムです.
 




yasuda001






  "South. / 安田南"





  1. Gravy Waltz
          (S.Alen-R.Brown) ・・・・・ 2:55
  2. Bye Bye Blackbird
          (M.Dixon-R.Henderson) ・・・・・ 4:00
  3. Good Life
          (J.Reardon-S.Distel) ・・・・・ 5:49
  4. Chains of Love
          (Nugetre-Walls) ・・・・・ 8:17
  5. Summer Time
          (D.Heyward-G.Gershwin) ・・・・・ 5:17
  6. Yes Sir That's My Baby
          (W.Donaldson-G.Kern) ・・・・・ 3:35
  7. I'm Walkin
          (D.Bartholomew-A.Domino) ・・・・・ 5:48
  8. Good Morning Heartache
          (I.Higginbotham-E.Dake-D.Fisher) ・・・・・ 6:20

  



  安田南 (vo), 山本剛 (p), 福井五十雄 (b),
  小原哲次郎 (ds), 大友義雄 (as)
  Recorded at "ROB-ROY" , Aoyama, Tokyo, February 19,1974.








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 先日の "Girl Talk / 山本剛" の記事で、 1975 年録音のアルバムにこの "South." もあるというようなことを書いてしまいましたが、正しくは 1974 年の録音でした.

 このアルバムも、少し前に手に入れたものです.
 このあたりのアルバムは、一度廃盤になってしまうとなかなか再販にならないので、購入するタイミングがとても大事です.
 このアルバムは "KING VINTAGE JAZZ COLLECTOR'S EDITION" 30 枚の中の一枚として、 2012 年 7 月 11 日に再販されました.
 まぁ、よくぞ再版されましたという感じです.
 オークションなどで探していたのですが、なかなか手頃なものがなかっただけに、手に入れた時はちょっと嬉しかったなぁ.




20120310165712

 歌っているのは、 "お行儀の悪いビリー・ホリディ" とジャズ評論家 瀬川昌久 氏に言わしめた 安田南 .
 ちょっと彼女のことを調べ始めたら ・・・・・・・・・・


 まずその破天荒な現役時代がおもしろい、 1970 年代というボクもほとんど記憶にない時代のこと.
 過激派とか、公安とか、アングラとか、足立正生とか、中平卓馬とか、若松孝二とか ・・・・・・・・
 これらのことを読んでいくとさらに深いところにどんどん沈んでいっちゃうんです.
 そうなってくると、音楽ではなくてその時代の方に興味の矛先が向いてしまったりして.

 おまけに晩年のことはいろいろ調べてもまったくと言っていいほどわからない.
 このあたりも、とてもミステリアスなのです.




 ジャズミュージシャンなんだけれど、なぜか 第 3 回全日本フォークジャンボリー (中津川フォークジャンボリー) でのハプニングが有名だったりします.
 真相はよくわからないけれど、彼女のステージで事件が起こり、それでイベントは中止.


 

photo001

 この 第 3 回全日本フォークジャンボリー には、当時の錚々たるフォークミュージシャンはもちろん、ロックグループや 安田南 のようなミュージシャンも出ていたようですね.
 そういった部分に対しても観客の不満なんかもあったのかもしれません.
 さらには過激派がステージに上がって騒ぎはじめたり ・・・・・・・・・

 このあたりのことは なぎら健壱 氏が絶対に真相を知っていそうです.
 この 第 3 回全日本フォークジャンボリー の事件のことも調べてみると面白いんです.
 いろいろ有名なフォークシンガーの名前がゴロゴロ出てきます.



 フォークソングと言えば、西岡恭蔵 の "プカプカ" (みなみの不演不唱) のモデルが 安田南 というのは有名なお話し.
 彼女はまさに "プカプカ" に出てくるキャラクターそのもので、毎日缶入りピースを一缶ずつ開けていたという逸話が残っているくらいのヘビースモーカー.




 アルバムのことになかなかたどり着けなくなっちゃいました.
 少しはアルバムのことを書いてみよう.

 このアルバムが録音されたのは、 青山 にあった ROB-ROY というライブハウス.




photo00111

 写真の人物は、若かりし 安部譲二 .

 実はこの ROB-ROY というお店は、やくざ時代の 安部譲二 が奥さんにやらせていたお店.
 そしてこの ROB-ROY でピアノを弾いていたのが、高校生だった 矢野顕子 ・・・・ というのも有名なお話です.


 そうしたら、この 安部譲二 のことが気になってしまい、経歴などを調べたらこれまたおもしろい.
 名家の出身で、今でいうところの帰国子女、おまけに頭もすごくいいのに、なぜか進んだ道はやくざの世界.
 この経歴も面白いなぁ ・・・・・・・・・


 さてさて、再度軌道修正してアルバムのこと ・・・・・・・・


 まず気が付くのが英語の発音がうまい.
 "お行儀の悪いビリー・ホリディ" とか言われていますが、英語もうまいし、歌もうまい.
 カッチリした感じではないんだけれど、うまく外すというのかな.
 ちょいと日本人ぽいブルースなんだけれど、スインギーなのです.

 "Good Life" なんかもう、とても素敵だ.
 "I'm Walkin" の歌い方もちょっと日本人離れした感じです.



 おまけにバックの 大友義雄 がこれまたいい.
 まだデビューしたばかりかな ・・・・・・・ でもいかにも彼らしい演奏で、この手の歌もののバックも短い演奏ながらいい味出してます.
 このアルバムの目玉の一つは、間違いなく彼のアルトでしょう.


 ピアノトリオはもう言うまでもなし.
 調べてみたら、 山本剛 はこの時期かなり 安田南 と一緒に演奏していたようです.
 この録音の前年、京都 同志社大学 での演奏も一緒だったようですね ・・・・・ この時の演奏もすごかったらしい.



 いろいろな意味で、いろいろ楽しめるアルバムですね.






DSC_0188

 数日前の夕焼けです.
 なにか秋のような夕暮れの空でした.


 本当に、昔感じた四季とは違うような気候が続いていますねぇ.


 まだまだ Summer Time ・・・・・・・ 安田南 の歌のような、ちょっと違う夏なのでしょうか.

Girl Talk

 ここ数日ちょっと忙しく、さらには連日の暑さでとてもブログをアップするような気分になれず、気がついたら一週間が過ぎていました.
 今週末のコースが終了すればようやく一息.

 折角なので今回の東京はのんびりもう一日泊まってこようかなんて考えてもいるんだけれど、どうなることやら.



 "When A Man Loves A Women" と同時に注文した一枚です.
 このアルバムの印象って、なぜか薄いんです.



 


yamamoto002






  "Girl Talk / 山本剛"





  1. The Way We Were
          (M.Hamlish) ・・・・・ 5:26
  2. Girl Talk
          (N.Hefti-B.Troup) ・・・・・ 6:11
  3. Gone With The Wind
          (M.Steiner) ・・・・・ 6:37
  4. Take The 'A' Train
          (B.Strayhorn) ・・・・・ 5:19
  5. I Love You Porgy
          (G.Gershwin) ・・・・・ 4:50
  6. What Now My Love
          (G.Becaud) ・・・・・ 5:00 
  7. Autumn In New York
          (V.Duke) ・・・・・ 4:43





  山本剛 (p), 大由彰 (b), 小原哲次郎 (ds)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, December 17, 1975.






 TBM の 山本剛 というと、ボクにとってはどうしてもクリスマス・ライブや "Misty" なのです.
 このアルバムは、いきなり "追憶のテーマ (The Way We Were) " で始まるのですが、ちょっと違和感があったりしちゃう訳です.




yamamoto007-2

 ジャケットも、アルバムの帯には 「秀逸」 と書かれていますが ・・・・・・・・・ どうなんですか、ボクのセンスではあまりいいとは感じないんですねぇ.
 たしかにアルバムタイトル "Girl Talk" には違いありませんが ・・・・・・・ .

 おまけに帯には 「大人のピアノトリオ」 なんて書いてありますねぇ.



 たしかにリリカルですが、ちょっとボクのイメージするリリシズムとは、このアルバムはほんの少し違っているような感じをいきなりの一曲目で受けてしまう訳なのです.




 ちょっとネガティブな感じで入りましたが、 B 面 ( 4 曲目以降) に入ってくると雰囲気が変わってきて、ブルース・フィーリング溢れるいつもの 山本剛 的な演奏.
 ボクは絶対的に、この B 面が好きなのです.

 
 "Take The 'A' Train" の軽快さや、 "I Love You Porgy" のしっとり感 ・・・・・・・ こうだよねぇ、 山本剛 は.
 もう少し 大由彰 のベースがいつものようにグイグイ出てくるともっといいんだけれど、まぁこのアルバムは 大人のピアノトリオ のようなのでこのくらいの控えめ加減がいいのかな.



 それにしてもこの年の 山本剛 はすごいなぁ.
   TBM-23 Midnight Suger
   TBM-29 Now's the Time
   TBM-30 Misty
   TBM-37 Live at Misty
   TBM-41 Blues for Tee
   TBM-52 The In Crowd
   TBM-59 Girl Talk

 TBM だけで 7 枚も吹き込み、さらにほかのレーベルから
   "South / 安田南"
   "Sunny / 安田南"
 まであります ・・・・・・ このアルバムについては今度書いてみようかな.

 アルバムデビューした年に 9 枚ものアルバム作ってしまうあたりは、いかに彼に対する期待が大きかったかがわかります.





 さて国民の期待はどうなんでしょ ・・・・・・・・
 昨日は 衆議院選挙 でしたねぇ、結果は 自由民主党 の圧勝.




20130721-001

 ただ、投票率は 52.61% で戦後 3 番目の低さ.
 無関心なのか、あきらめなのか ・・・・・・・・・

 ボクは昨日は用事があったため、期日前投票を済ませておきましたが、正直記名場所で誰の名前を書こうか ????
 絶対この人 !! というような人がいないんですよね.

 政党にしても然り.

 可もなく不可も無く、もいいけれど、もっと強烈な個性を持って引っ張っていってくれるリーダーが欲しい気もするのですが ・・・・・・・・・・


 結局国民の政治に対する無関心が、今の弱腰日本につながっていると思うのは、ボクの思い違いでしょうか ・・・・・・・・




 最後は Girl Talk ならぬ 大人の Talk になってしまいました (笑)

Live at the Misty

 今日は梅雨間の青空
 昨日の夜なんか、半袖では肌寒いくらい気温が下がりましたが、今日は暖かい一日でした.


 今月は土日が 5 回あるので、いつもの講習会は最終週の来週です.
 おかげでかなり間隔が開いた気がします.
 ただ、本業の方がどうもバタバタしており、気持ち的にゆとりがありません.
 山にでも登ってリフレッシュすればいいんだろうけど、何となくそんな気持ちも起こらず ・・・・・・・


 まぁ無理して登ることも無いので、夏以降少しずつ登ろうかと思っています.




 少し前にジャケット写真のスキャナしたんですが、同じアルバムが 2 枚ありました.
 でも内容的にはちょっとちがうんですよね.
 ボクのブログでは何度となく取り上げている日本のピアニストです.

 このアルバムも以前取り上げたことあるんですが、データをまったく書かなかったので再登場.







yamamoto04






  " Live at the Misty / 山本剛 "





  1. Sweet Georgia Brown
      (B.Bamie-K.Casey-M.Pinkard) ・・・・ 9:26
  2. The Loving Touch
      (E.Garner) ・・・・ 8:25
  3. Dark Eyes
      (Traditional) ・・・・ 14:00
  4. Moanin'
      (B.Timmons) ・・・・ 6:37
  5. Blues In The asement
      (R.Brown) ・・・・ 10:57
  6. For Once In My Live
      (O.Murden-R.Miller) ・・・・ 6:17
  7. You Are My Sunshine
      (J.Davis-C.Mitchell) ・・・・ 7:01






  山本剛 (p), 大由彰 (b), 大隅寿男 (ds), 森山浩二 (conga)
  Recorded live at the "Misty", Roppongi, Tokyo, Descember 25, 1974.







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 ボクの持っている 2 枚の CD アルバムは、アルバム・タイトルもジャケット写真も同じ.
 でも、一枚は 2006 年に国内で発売された紙ジャケット仕様.
 もう一枚は 1991 年頃西ドイツで制作された CD .

 そして最も違うのが内容です.
 2006 年版は 1975 年に発売されたオリジナル版と同じ 4 曲構成.
 1991 年版はその 4 曲に 3 曲が加わった 7 曲構成です.


 以前にも簡単に書きましたが、この Misty でのクリスマス・ライブは、当初 3 枚のアルバムとして発売されました.

  TBM-37  "Live at the Misty"
  TBM-41  "Blues for Tee"
  TBM-52  "The in Crowd"

 その後 CD 化の際、 3 枚目の "The in Crowd" の A 面の 3 曲 ( 5 〜 7 曲目) が本アルバムに加えられています.
 ちなみに B 面は "The In Crowd" と "I Can't Get Started" の 2 曲で、アルバム "Blues for Tee" の 3・4 曲目に収められています.




 そんな今は亡き "The in Crowd" (笑) のジャケット写真をネットで探しすために 「The in crowd 山本剛」 で検索したら、なんとボクのブログの写真がたくさん出てきました (笑)
 ホンタケ に比べれば、それほどブログでアップしていなかったような気がしたのですが、いろいろな写真がかなり出てきていました.




yamamoto006

 このジャケット写真が "The In Crowd" .
 ボクはこのジャケットが好きだったので、このアルバムが今後も出ないのかと思うと残念でなりません.
 最近始まった TBM の Blu-spec CD の第 4 期までのラインナップにも、このアルバムは含まれていませんでした.

 そういえば、相変わらず 山本剛 の TBM アルバムは人気ありますねぇ.
 オークションでも "ガール・トーク" に 8,500 円もの高額な金額が入札されていました.
 でもこの "ガール・トーク" って、来月 Blu-spec CD の一枚として発売されるんですが ・・・・・・

 なにかと情報に振り回されているようにも思いますが、こういうのを見るとやっぱり必要な情報は早く取るのがベターかと思ってしまう訳です.




yamamoto0056

 さてピアノの 山本剛 ですが、 TBM でアルバムを発表するまではまったくの無名と言ってもいいでしょう.
 それが TBM プロデューサー 藤井武 氏に見いだされ、この年だけでも 4 枚 (アルバムにすると 6 枚分) の録音を行っています.

   TBM-23 "Midnight Sugar"   ( 1974. 3. 1 録音 )
   TBM-29 "Now's The Time"  ( 1974. 3. 26 録音 )
   TBM-30 "Misty"         ( 1974. 8. 7 録音 ) 
   TBM-37 "Live at the Misty"  ( 1974. 12. 25 録音 ) 
   TBM-41 "Blues for Tee"    ( 1974. 12. 25 録音 )  
   TBM-52 "The in Crowd"    ( 1974. 12. 25 録音 )  

 どのアルバムも、今聴いても素敵なアルバムばかりです ・・・・・・ こういった情報集めるのには、先日 TBM からいただいたディスコグラフィーがとても役に立ちます.


 とにかく Blues なのですね、この人の場合.
 ただ、 Blues と言っても彼の Blues は決して暗くブルージーなだけではなく、相対する二つの要素を持ち合わせたような演奏なんです.
 山本剛 の Blues に対する解釈もそんな感じ、ってどこかのライナーノーツに書いてあった記憶があります.


 ボクにとってこの夜録音されたアルバムは、日本ジャズのライブ・アルバムを代表する演奏だと思っています.
 堅苦しいことは抜きにして、みんなで酒を飲みながらリラックスした雰囲気の中で楽しんじゃう ・・・・・



 やっぱりライブ・ハウスの演奏ってこうじゃなきゃ.








Les-Miserables013

 昨日届きました.

 さっそく観ようかと思ったのですが、やっぱりこれはゆっくり時間のある時に.
 今日は一応 Digital Copy で iTunes にダウンロードし、 iPad で放りこんでおきました.
 Digital Copy の画質ってどうなんだろ、なんとなく DVD 同等の様な感じですが、詳しくはわかりません.
 でも十分に楽しめる画質ですし、音はヘッドフォンででも聴けばきれいに聴こえるので満足というところ.



 明日の日曜日も雨はしばしの休憩のようです.

 たまにはゆっくり勉強でもする予定です.

Emily





 気がつけば、もう 11 月 ・・・・・・・ 今年もあとわずかになってきました.
 今年も、いつもの年と同じような一年.
 まぁ、変わらないことはいいことなのでしょうが、この時期になって振り返るといつも同じというのもねぇ ・・・・・・
 


 ブログを始めた頃、簡単に取り上げたアルバム.
 あの時はアナログ盤の青みがかったジャケット写真を載せましたが、今夜はボクが現在持っているのと同じ XRCD 版のモノクロ・ジャケット写真です.
 データを中心に軽く取り上げてみることにしましょう.


 これは名盤 ・・・・・・ 今では手に入らないのがとても残念です.





Ootomo001-3






   " Moon Ray / 大友義雄 "





  1. Moon Ray
         (A.Shaw) ・・・・・ 9:12
  2. Emily
         (J.Mandel-J.Mercer) ・・・・・ 8:49
  3. If I Should Lose You
         (R.Rainger-L.Robin) ・・・・・ 5:09
  4. Love Comes Quietly ( 愛は静かに )
         (Y.Otomo) ・・・・・ 8:12
  5. Shufflin'
         (O.Nelson) ・・・・・ 6:08





  大友義雄 (as), 山本剛 (p), 川端民生 (b),
  オージェス倉田 (ds)
  Recorded at Epicurus Studio, Tokyo, April 21 & 22, 1977.




Ootomo001-4

 彼が吹くバラードは、日本人の心にグッとくるような、演歌に近いバラードのような気がしてなりません.
 タメとか、リフとか ・・・・・・・・・ グッとくるんです、ハイッ !!
 そうかと思うと、アップテンポの曲では非常に饒舌になったりします.


 ボクが一番印象に残っているのは、行きつけのジャズ屋で聴いた時のライブ演奏.
 もうまったくと言っていいほど、その時の演奏の内容は憶えてはいませんが、アップ・テンポの曲を一気に吹いていた姿は何となく覚えています.
 当時はアフロヘアにひげを蓄えて、いかにもミュージシャンといったオーラ全開.
 結構小柄な体格だったと思いますが、アップテンポの曲でみせるエネルギッシュな演奏を聴いてビックリしてしまいました.




 まぁ、今ではボクとおんなじでかなりの貫禄がでているようですが ・・・・・・・ (笑)
 そして、ピアノの 山本剛 もおんなじ (笑)




Otomo Yoshio 002

 アルバム・タイトル曲の "Moon Ray" がとにかくステキすぎちゃいます.
 この曲、何度聴いてもグッときちゃうのです ・・・・・ この曲があるから、このアルバムを聴くたびにグッとくるのかもしれません.
 そういえば、 小川隆夫 さんがパーソナリティを務めている Inter-FM "Jazz Conversation" でも、この曲をリクエストしてかけていただきました ・・・・・・ あの頃は、番組も日曜日の 16:00 - 18:00 だったのに、今では水曜日の 23:00 から一時間に変わっています.
 リクエストも、ずっと昔のような錯覚を覚えてしまいます.

 
 さてこのアルバム、選曲がいいですよね.
 彼のオリジナル曲が一曲入っていますが、それ以外はスタンダード曲.
 それも歌心溢れる演奏にピッタリの曲ばかりです.


 
 そんな中の一曲が、 2 曲目の "Emily" .


 この曲は 1964 年に公開された "The Americanization of Emily" というラブ・コメディ映画の主題曲です.
 日本での公開名 "卑怯者の勲章" というようですが、この映画のことはまったく知りませんでした.




The Americanization of Emily-3

 出演しているのは ジェームズ・ガーナー 、 ジュリー・アンドリュース 、 ジェームズ・コバーン 、 メルヴィン・ダグラス ・・・・・・・ といった、錚々たるメンバー.
 アカデミー賞 2 部門にノミネートもされたようですが、ラブ・コメディの哀しさかあまりヒットしなかったのでしょうか.
 作品はモノクロ映画、当時はほとんどカラー映画に移行していたんじゃないでしょうか.

 ジュリー・アンドリュース にとって、 "メリー・ポピンズ" の次に撮った作品がこの映画だったようです.
 話が全く違う方向に行きますが、先日行われた フィギュア・スケート "中国杯" のエキシビションで、 浅田真央 ちゃんが演じたのが "メリー・ポピンズ" だったようで、いろいろな所に写真が出ていましたね.



 作曲は Johnny Mandel 、 作詞が Johnny Mercer 、映画では ジュリー・アンドリュース が主題歌を歌っていたようですが、探してもヒットしませんでした.
 その代わり、 フランク・シナトラ や アンディー・ウィリアムズ といった歌手の曲がいくつかありました.


 "Emily, Emily, Emily ・・・・・・・・"
 
 非常に甘〜く、素敵な曲です.



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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 更新がすっかり亀足になってしまいましたが、ようやく 1,000,000 アクセスまで到達しました.
 いつもおいでいただく皆様に、感謝.

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