山梨

Everytime We Say Goodbye

 iPad のホームキーの動作不良がかなり酷い.
 土日、 いつもの講習会 で使用したのですが、ほとんどホームキーが働きません.
 仕方ないのでスリープボタンを押して、ホーム画面に ・・・・・・・・ .


 そして今日の夕方、 ヤマト運輸 に引き取られていきました.
 事前の話では、多分新しいものに交換されてしまうようです.
 まぁ、新しいと言っても第 3 世代には変わりないでしょうね、きっと.


 そんな iPad に goobye を ・・・・・・・・・
 "Everytime We Say Goodbye" でも聴いてみましょう.


 昔は結構このミュージシャンの演奏を真剣に聴いていた時期もありましたが、最近はなかなか棚から引きずり出すことがなくなってきました.
 真剣に聴けば聴くほど ・・・・・・・・・ 疲れます.


 


coltrane16






   " My Favorite Things / John Coltrane " 





  1. My Favorite Things
       (R.Rodgers - O.Hammerstein) ・・・・・ 13:41
  2. Everytime We Say Goodbye
       (C.Porter) ・・・・・ 5:39
  3. Summertime
       (D.B.Heyward - G.Gershwin) ・・・・・ 11:31
  4. But Not For Me
       (G.Gershwin - I.Gershwin) ・・・・・ 9:34





  John Coltrane (ss.ts), McCoy Tyner (p), Steve Davis (b),
  Elvin Jones (ds)
  Recorded at October 21 & 24 & 26, 1960.





 「私は聖者になりたい ・・・・・」

 1966 年 7 月の来日時インタビューで、彼が答えた有名な言葉です.




Coltrane013-2

 ジョン・コルトレーン は 1926 年 9 月 23 日 ノースカロライナ州 生まれ、 1967 年 7 月 17 日肝臓癌のため死去、享年 40 歳.
 陽の目を浴びたのは 1955 年 マイルス・デイヴィス のグループに加入してからで、亡くなるまでのわずか12年ほどの短い活動期間にもかかわらず、非常に多くのアルバムを残しており、現在でも未発表テープなどが発掘されています.
 彼のアルバムのほとんどが、廃盤になることなく市場に出回っています. 


 ジャズを少しでも聴いている人にとっては、 マイルス・デイヴィス と並ぶくらい有名なミュージシャン ・・・・・ ひょっとすると、ジャズなんて聴かない人でも名前くらい知っている人がいそうです.
 演奏スタイルが独特で、とにかく力強く、よくしゃべる ・・・・・・・ アイラ・ギトラー (アメリカのジャズ評論家) はそんなスタイルを "シーツ・オブ・サウンド" と形容し、 コルトレーン の代名詞にもなっています.

 詳しい彼の経歴なんかは、いろいろな所にたくさん書かれているので、ボクなんかが改めて書く必要はないでしょう.




coltrane1961

 このアルバムは、 Prestige から アトランティック へ移籍後作られたアルバム.
 アルバム・タイトル曲の "My Favorite Things" は、映画 "サウンド・オブ・ミュージック" の挿入歌としても有名ですが、 コルトレーン を代表するレパートリーとしても有名で、その後多くのジャズ・ミュージシャンたちにも演奏されている曲です.


 このアルバムでは ソプラノ・サックス で 2 曲演奏していますが、このサックスは マイルス が独立しようとしていた コルトレーン を引きとめるための一つの手段としてプレゼントしたもの ・・・・・・ セルマー の最高級品というようなことが "マイルス・デイヴィスの真実" の中でも語られていました.
 当時独立しようとしていた コルトレーン を引きとめようとした マイルス の、いくつかのエピソードが結構面白いですよ.

 このアルバムから、それまであまり使われることのなかった ソプラノ・サックス が表舞台に出ました ・・・・・・ 彼自身はもちろん他のミュージシャンたちも、その後は ソプラノ・サックス を使った演奏が増え、今ではジャズの演奏楽器としてまったく違和感がなくなっています.


 このアルバム、 "My Favorite Things" はもちろんいいのですが、最近のボクには 2 曲目の "Everytime We Say Goodbye" .
 この曲は 1944 年、ミュージカル "Seven Lively Arts" のために コール・ポーター が作った曲です.
 正しい曲名は "Ev'ry Time We Say Goodbye" のようですが、"ev'ry" を "every" と変えて表記しているものも多いですね.
 
 ちなみに同名の映画が 1986 年に トム・ハンクス 主演で公開されたようですが、ボクはまったく知りません.




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 3 曲目には、これまた有名なスタンダード "Summertime" が入っていますが、かなりアップテンポで、バリバリ吹いちゃっているので聴く側の好き嫌いがありそうですね.
 コルトレーン の演奏って、 BGM 的に軽くかけておくということができず、どうしてもその音の中に引きずり込まれて、ついつい聴き入ってしまうためかなり疲れてしまいます.
 聴いていると確かにグッとくるような部分が多くありますが、あまりにもそういう部分の連続で、休む暇がない ・・・・・ って感じです.
 だから、スローテンポのバラードなんかを演奏すると、ちょうどいい感じなんですよね.


 季節は秋です、 "Summertime" よりはやっぱり "Everytime We Say Goodbye" でしょうか.






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 午前中低く垂れこめていた雲も、午後には少しだけに.
 それでも気温は低く、雲も結構低めですね.



 金曜日から久しぶりに山梨でした.
 時間的に余裕があったので、 清里 経由でのんびりとドライブ.
 距離的には、 岡谷 経由で中央道使うよりも短いのですが、時間的にはかなりかかってしまいますし、体感距離も実際の距離よりもはるかに遠く感じてしまいます.




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 山梨で いつもの講習会 を開くのは 2 年ぶり.
 今回は金曜日の準備からトラブル続きでした.

 金曜日の準備で、シミュレータの付属機器が業者から届いていないのが判明.
 これがないとシミュレータ作動しないので ・・・・・・・・・ 真っ青.
 業者が誤って付属機器を発送し忘れたためで、土日の配送は困難 ・・・・・・・ さらに真っ青.
 幸い同じ機械が県内の施設にあることがわかり、土曜日の朝持ってきてもらう段取りがつき、ようやくホッと一安心.

 気分一新、土曜日の講習会当日ですが、施設関係者がやってきて 「 9 時に電源を一瞬落としますのでよろしく ・・・・ 」 と言われても、ちょうど PC と プロジェクター を使ってビデオ流している時間 ・・・・・・ 仕方ないので、アジェンダを一部変更.
 9 時に電源が切り替わり、PCなどはすべてリセット作業して、講習再開


 ・・・・・・ ホッと一息ついたものの、
 今度は PC の音が会場のスピーカーから出なくなってしまいました.
 いろいろやったけれど全然ダメ ・・・・・・・ またまた、真っ青.
 急遽、 PC 用のスピーカーを探してきてそれでなんとか対応 ・・・・・・ 原因は、施設の非常電源以外の電源が、点検のためすべてダウンしていたため.

 日曜日にはプロジェクターも使用できなくなり、これまた急きょ使用していなかった大型ディスプレイで何とか対応 ・・・・・・・ 心臓に悪い.
 さらに受講生の一人が病気入院になったり、当初予定していた昼食の出前がダメになったりと ・・・・・・・・・・


 そんなアクシデント続きの講習会だったのですが、終わってみればキチンと当初の予定通り ・・・・・・・ アンビリバボッ !!!



 山梨は、 10 年以上前からこういった医学教育のために通っていた場所です.
 今回はそんな昔に一緒に活動していた仲間とも飲むことができ、いいリフレッシュになりました.



 数年後には、こんな話も懐かしい笑い話になっていそうです.

いつもの講習会と Guideline 2010

 山梨での講習会終了し、帰りはわざと遠回りして高速道路 (正確には、自動車道でしたっけ) で帰ってきました.
 距離的には、行きの清里越えが約 100 km、帰りの高速道路は約 200 kmと、ほとんど倍の距離ですが、時間的にはあまり変わりません.
 日曜日なので高速道路は 1,000 円、ならば多少距離はあっても楽に運転できる高速ですね.
 土日と好天に恵まれたせいか、心なしか車の台数が多かったように思います.


 肝心のコースですが、終わってみれば受講生の満足度も高く、結構いいコースで終わることができました.
 立場的に、受講生への直接の指導はありませんが、コース・ディレクターとしてコース全体をまとめていかなければならないので、変なところに気を使ったり、インストラクターに注文を言ったり、のんびりした時間がある割には、精神的に少し疲れます.
 まぁ、事前準備の段階でほとんどコースの成否が決まると言っても過言ではありませんので、コースが始まってしまえば、あとは各インストラクターのお手並み拝見となる訳です(笑).
 コース終了後に、こういった満足感がいつもあると嬉しいのですが、なかなか難しいですね・・・・

 今回は新しい仲間たちとにも出会うことができました.
 やる気がある人たちと一緒に何かをするって、いいですよね.
 自分も、少しはやる気が起きてきます ・・・・・・ .




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 ところで、このブログを読んだ人の中に、 "CPR" を知っている人は何人いるんでしょうか?
 そして "CPR" を実践できる人は何人いるんでしょうか?

 "CPR" とは、 Cardio Pulmonary Resuscitation の略で、日本語では 心肺蘇生法 を意味します.


 実はこの CPR 、 Blue Note の歴史より新しいんですよね.
 胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせとして確立されたのは、なんと 1960 年代です.

 一般の方々は、これらのスキルを身につけたい場合、各地の消防機関や日赤などで行われる講習会を受講すれば、かなり安い金額 (テキスト代程度) 、あるいは無料で受講することが可能です.

 これとは別に、主に医療従事者を対象にした救命処置の講習会があり、その中の代表的なものの一つが、American Heart Association (AHA) の救急蘇生教育プログラムで、目的の応じいくつかのコースに分かれています.
 日本国内では、この AHA 公認コースを開催する組織 (開催組織は複数ですが、行われる教育はすべて統一されています) がいくつかあります.
 ボクもその中のある組織の一員 (こう書くと怪しい雰囲気ですが、怪しくないです) として、 "いつもの講習会" なるものを主に東京で行っている訳です.
 これらの AHA の教育プログラムはすべて有料で、受講料やテキスト代もかなり高額でもあります.
 アメリカの場合、医療職はもちろん、労働法によりこうした心肺蘇生技術認定カード (Provider Card) を持っていないと就けない職業が多く存在するため、これらのコースを受講しなければならなくなったりします.
 このあたりは、日本とはかなり違っていますが、数年前からは "救急医療現場の標準化" というような考えから、多くの方がこういった有料のコースを受講するようになってきました.


 先ほど CPR はまだ歴史が浅いと書きましたが、今でも現在行われている方法が最善なのか研究が続けられています ・・・・ よくわからないことが多いんですよね.
 5 年ごとにそれまでのデータを分析して CPR を含めた蘇生医療の見直しを世界レベルで行い、その結果を国際ガイドラインとして発表しています.
 各国は、このガイドラインをベースに、その地域の実情に合わせて蘇生に関する方法などを改定しています.


 だから、胸骨圧迫と人工呼吸の割合が 5:1 だったり、30:2、15:2 ・・・・といったように、数年おきに変わってしまう訳です.
 最近の傾向としては、連続した胸骨圧迫 (俗に言う、心臓マッサージ) がとにかく大事で、人工呼吸はやりたくなければ省いてもいい (Hands only CPR) という感じになっています ・・・・ 詳細を知りたい方は、必ず関係機関の講習を受けましょうね、ここでの記載は本当にアバウトな表現ですので注意してくださいね.


 こんな感じでいろいろ変わると、当然インストラクターも最新の情報を得て、スキルを得なければなりません.
 またまた勉強です.
 これらのアップデートも、 Internet を通じ直接アメリカのホームページ上で行わなければなりません.

 でも ・・・・・・・・・ 英語です.
 こういったことに疲れてしまう年代には、かなり厳しいものがありますね.
 やれやれ ・・・・・・・・・・・・


 家に帰ってきたら、 HMV のダンボールが 2 つ.
 数ヶ月前に注文していた Blu-Ray と DVD がそれぞれに入っていました.
 Update はもう少し先送りして、とりあえず映画でも見るとします.

 なにかと言い訳をしながら楽な道を進もうとしている、今日この頃でした.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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