岡田勉

Midnight Sun

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 10 月です ・・・・・・ 年度でいうと、半分が終了.
 実は 10 月から週三日だった仕事が五日のフルになりました.

 28 日に一応打診があって 1 日には辞令交付という、超スピード人事でした (笑)

 正直前のような仕事のペースが、自分にとってはいいのですが ・・・・・ 周りの仕事も忙しくなってきたため仕方ない.
 まぁ働けるうちに働くことにします.


 そして昨日は早速年次休暇.
 知人の父親が亡くなったため告別式にいってお焼香してきました.




DSC_0737

 告別式会場は家から約 40 km.

 以前は一般道しかなかったので 1 時間以上かかっていましたが、今年 4 月に 中部横断自動車道 が 八千穂高原 IC まで開通になったので、 上信越道 経由で 30 分もかかりませんでした.

 車線は片側 1 車線でほとんど対面通行になります.
 でも通行車両が少ないのでそんなこと気にもなりません.
 おまけに 佐久北 IC から 八千穂高原 IC までは現在無料区間です.

 以前救急関係の講習のため 山梨 に通っていたころは、必ず 国道 141 号線経由で 清里 を越えてきました.
 とにかくこの国道走って 小海 抜けるまでがすごく長くてねぇ ・・・・
 小海 を抜け、 海ノ口 からの峠道で タイプ R のタイヤを軋ませて走り抜けたなぁ

 今になれば懐かしい思い出です.




DSC_0744

 それにしても昨日は本当に気持ちのいい天気.
 こんな青空見ながらのドライブは本当に最高でした.

 そういえば最近こんなドライブまったくしてないなぁ ・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 すっかり秋 ・・・・

 こんな秋の夜長は極上のバラードでも聴いてみよう.
 日本ミュージシャンだって、とってもステキなんだな.






yamamoto0010






  " Midnight Sun / 山本剛 "





  1. Midnight Sun
         (L.Hampton-S.Burke-J.Mercer) ・・・・ 6:05
  2. Autumn Leaves
         (Joseph Kosma) ・・・・ 5:06
  3. Wave
         (Antonio Carlos Jobin) ・・・・ 6:10
  4. A Shade Of Love
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 4:22
  5. Billy Boy
         (Traditional) ・・・・ 5:30
  6. Love Is Here To Stay
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 8:21
  7. Blue Manhattan
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 4:43
  8. Kid
         (Tsuyoshi Yamamoto) ・・・・ 2:15






  山本剛 (p), 岡田勉 (b), 岸田恵士 (ds)
  Recorded at ONKYO HAUS, Tokyo, June 3 & 4, 1978.






 Three Blind Mice (TBM) レーベルから 1978 年にリリースされたアルバム.
 オリジナル曲が 3 曲で、他はスタンダードなど.





yamamoto0010-2

 このアルバム録音の前年の 9 月、 モンタレー・ジャズ・フェスティバル にサプライズゲスト的に出演、 1 曲だけ演奏したのがこのアルバム・タイトルにもなっている "Midnight Sun" でした.
 モンタレー での演奏は 1 曲だけでしたが、そのまま ロサンゼルス 経由で ニューヨーク へ行き約 7 か月 アメリカ に滞在.

 1978 年 4 月に帰国、その後吹き込まれたのがこのアルバムでした.
 アルバムは モンタレー の凱旋アルバム的な感じで、その時演奏した曲を 1 曲目に入れアルバム・タイトルにもしています.


 6 曲目の "Love Is Here To Stay" は ガーシュウィン兄弟 の曲ですが、一般的には "Our Love Is Here To Stay" という題名のほうが多いでしょうか.




YamamotoTsuyoshi_0031

 この写真は 【証言で綴る日本のジャズ】 から借りてきましたが、この記事 ・・・・ インタビューアーが 小川隆夫 氏.

 実はこの記事がものすごく面白い.
 特に Three Blind Mice (TBM) を好きなボクにとっては涙モノ.

 こちらの記事を読んでもらえば、ボクなんていろいろ書く必要まったくないです.

 山本剛 を語るうえで TBM は欠かせません.
 そうなると 藤井武 氏になっちゃうわけです.


 過去の ON ゼミ で 藤井氏 に会って、いろいろなお話を聞き、ほんの少しお話しできて、 CD お土産にもらって、持っていったアルバムにサインもらって ・・・・・・
 もうこれだけで十分すぎる.




F07A6432

 「 山本剛 はバラードとブルースだけを聴けばいい」 と 藤井武 氏が語った ・・・・ というような話をボクもどこかで聞いたことがありますが、インタビューを読むとちょっとニュアンスが違っているようです.

 でも 山本剛 のバラードとブルースは絶品というのはほとんど間違いないでしょう.

 インタビューの中でも書かれていましたが、ボクも彼の弾くピアノの独特の "間" がとても好きです.



 演奏については改めて書くまでもなく、 TBM の 山本剛 は極上のワインのようなのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて 9 月の映画鑑賞.
 先月も WOWOW 中心になりました、相変わらずドラマも観たり.



  劒岳 点の記
  アンノウン
  007 / スペクター
  オデッサ・ファイル
  告発のとき
  崖っぷちの男
  レイヤー・ケーキ
  ブラックブック
  ルームメイト
  理由
  シン・ゴジラ
  ジャスティス・リーグ
  ソード・オブ・アサシン
  ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
  たそがれ清兵衛
  アントマン


 以上 16 作品でした、内容的にはまあまあって感じかな.



 "シン・ゴジラ" は 東京 での研修の復習も兼ねて観てみました.
 フムフム ・・・ なるほど ・・・・・

 "劒岳 点の記" は何度観てもおもしろいし、いい映画だと思う.

 そんな中の一本は ・・・・・・・





たそがれ 001
 でしょうね.

 たまたま一人の夕食でテレビを点けた時に始まって、最後までガッツリ観てしまいました.
 すでに民放での放送もあったはずですが、基本的にあまりテレビ観ないのでこれが初めての鑑賞でした.

 第 26 回 日本アカデミー賞 (2002 年度) で全部門優秀賞受賞という記録を樹立した映画.
 たしかに観てみたらいい映画でした.
 特に子役の存在が大きいなぁ.

 それと終盤の 朋江 が家から飛び出してくる場面は ・・・・・・




たそがれ004

 この果し合い場面は、ボクの住んでいる隣の 上田市 で撮影されました.

 その後この画面にも出てきた旧家が火災で全焼してしまったんだよなぁ、たしか.


 そろそろ劇場鑑賞もしないといかんなぁ ・・・・・ と思ってはいるものの.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Daahoud

 最近、どうも映画 (ジャージー・ボーイズ) やアルバム (Wallflower) で少しばかり批判的な意見が続きました.
 精神的に多少屈折はしているものの、基本的にいろいろポジティブに捉える方なのですが ・・・・・・・
 決して作品が悪いというんじゃなくて、まぁちょっと自分の好みとは違ったなぁという感じですね.



 今日はジャズのアルバムのお話しですが、その前にお買い物のお話し ・・・・・・・ と言っても予約です.






poster2

 "ストックホルムでワルツを" ですっ !!


 ようやく DVD が 4 月 8 日に発売です.
 この映画は去年観た映画の中でも大好きな一本です.

 この映画、発売広告は DVD だけ.
 本当は Blu-ray が欲しいのですが DVD 発売のことしか書いてありません.
 後から出るのか、それとも DVD だけで終わってしまうのか.

 ・・・・・・・・・・ 今購入すべきか考えてしまいますねぇ.


 でも映画館で観てもそれほど高画質でなくても楽しめる映画なので、とりあえず DVD 予約しました






 まぁそんなお買い物のお話しは置いておいて、ジャズのアルバムを久しぶりにアップしましょう.
 先日購入した East Wind の再販から一枚です.
 このアルバムはアナログ盤も持っていました.










yamamoto0012






  " Daahoud / 山本剛 "





  1. Daahoud
         (C.Brown) ・・・・・ 6:18
  2. I Love You Porgy
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:08
  3. Alice In Wonderland
         (S.Fain-B.Hilliard) ・・・・・ 5:00
  4. I Remember Clifford
         (B.Golson) ・・・・・ 2:51
  5. Alone Together
         (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 10:03
  6. Stella By Starlight
         (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 6:04
  7. In The Wee Small Hours Of The Morning
         (J.M.Elliott-I.James) ・・・・・ 2:34




  山本剛 (p), 岡田勉 (b), 村上寛 (ds)
  Recorded at Onkyo House, Tokyo, November 16 & 17, 1975.







yamamoto0012-2

 EAST WIND ・・・・・・・・
 「イースト・ウィンド は、 あいミュージック (当時) と 日本フォノグラム (当時) の完全協力体制によって 1975 年にスタートした画期的なジャズ・レーベル.
 菊地雅章 、 渡辺貞夫 、 日野皓正 らの日本ミュージシャンはもとより、世界のジャズ・シーンにおいて当時クリエイティヴな活動を繰り広げていたミュージシャンのアルバムを約 5 年間にわたって制作した.
 演奏のクオリティのみならず、トップ・デザイナー、トップ・フォトグラファーを起用したアート・ワークはそれまでのジャズ・アルバムのイメージを一新する新鮮なもので,以後のレコード制作に大きな影響を与えた.」
                       ( HMV ホームページから引用)




 昔はこのジャケットが、どうもジャズっぽくない ・・・・・・・・
 Blue Note や Prestige のようなジャケットがジャズらしいと勝手に決めていたので、こういった写真のアルバムってどうも好きじゃなかったように記憶しています.


 おまけに録音がクリアすぎて、骨太な感じがなかったり
 ジャズ屋では聴いた記憶がありますが、自分でアルバム買うということはありませんでした.


 今改めて CD を手にとって聴いてみると、写真もそれなりに味があるし、音も独特なクリアな音で聴き易い.
 歳とって自分も丸くなったなぁと実感させてくれたりします (笑)




F07A5152

 今回 East Wind のアルバム全 72 枚がリリースされました.
 そんな中でボクが持っていた CD はたったの 5 枚だけ (笑)

 今回購入したのは 6 枚ですが、頑張って 5 枚を追加購入.
 それ以上はちょっと手が出ませんでした.
 内容的にもボクの好みとはちょっと違っているアルバムもあったりしますし.



 そんな East Wind での 山本剛 です.
 彼のイメージは Three Blind Mice ですが、専属契約はしていなかったようですのでこうやって同時期に他のレーベルからもレコードを発表しています.

 トリオ演奏で、ベースとドラムスがこのメンバー、曲目もスタンダード中心 ・・・・・・・
 となると、おおよその演奏の感じがわかります.

 何の不安も無く、安心して聴くことができますね. 





yamamoto0058

 ボクは彼のこういったスロー & ミディアム・テンポのスタンダードも好きですが、ちょっとアップ・テンポのブルースが好きなんだなぁ.
 彼の奏でるブルース・フィーリングが気に入っています.

 だから 1 曲目がこういう演奏で入ってくるのは、このアルバムに対してそれだけで好印象になったりします.
 おまけに録音がいいんですね、ベースがしっかりしているというのか.

 これで 1,080 円だったらお買い得でしょうね.




 実は、 3 月 28 日 小川隆夫 氏の "ONGAKU ゼミナール" のテーマが 「 70 年代日本のジャズ対決 〜 TBM vs EW」 .
 何とタイムリーなのでしょうか.


 年度末最終の土曜日、まぁ特に用事はないのですがなにかとバタバタしていそうな雰囲気.
 このテーマとなると、多少無理してもお出かけしなくちゃいけないなぁ.

 それでなくても最近ご無沙汰してますので ・・・・・・・・

 東京のホテルで仕事は片づけることにします (笑)








F07A5386
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1000sec f/5.6 ISO-100)

 今日は比較的気温も上がり、ほんの少しですが春の気配が.

 でも、まだまだ 2 月ですので、そう簡単には春はやってきそうもありません.
 さすがに昨年のような大雪はなさそうですが、日本海地域は先日からの雪が結構積っているようですね.


 今日は 建国記念の日 の祝日.
 週の真ん中に休日があるって、なんてステキなんだろ.


 水曜日お休みの週休 3 日制になればいいなぁ ・・・・・・・

 なんてバカなことを、空を見ながら考えてました (笑)

Speak Low / Tsuyoshi Yamamoto

 昨日からの、”濃厚接触者”休暇二日目.
 娘の熱もほとんど平熱近くまで、一応今日は医師の診察を受け、これで熱が出なければ大丈夫との診断.
 あとは、ボク達家族が感染しないことですが・・・・


 ということで、今日も部屋に引き籠りジャズを聴いています.



yamamoto06


 "Speak Low / 山本剛"


 今月 18 日に発売されたヴィーナス・ジャズ・ジャイアンツ・シリーズ・ペーパー・ジャケット・コレクション 1500 の中の一枚です.

 でも ・・・・・・・・・
 この Venus レーベルがよくわかりません.


 今回発売された 50 枚のうち、なんと 30 枚が スウィング・ジャーナル・ゴールド・ディスク を受賞しているようです.
 写真が小さいのではっきりはわかりませんが、たぶんそうかと.

 以前、ある HP でこの ゴールド・ディスク の選考についてかなり批判的意見が載っていたのを見た記憶がありますが ・・・・・・・ この 30 枚っていいの??
 ざっと演奏者を見ても、試聴で一部を聴いても ・・・・・・・ うぅーーーん
 ジャケットも、エロ過ぎるものが多いですね.
 決していいセンスとは、ボクは思いません.
 なんとなく、ムード・ミュージックというジャンルのアルバムが多いような気がします.
 ・・・・・・・ のっけから、ネガティブです.


 ボクにとって "Speak Low" といえば、すぐに思い浮かぶのが Walter Bishop Jr. のアルバムです.
 このアルバムは、ジャズを聴き始め、最初に買った何枚かのアルバムの一枚で、今でも大好きなアルバム.
 そのアルバムと同じタイトルのアルバムなのですが Venus というレーベルもまったく知らず、ただ単に 1,500 円という値段、そして 山本剛 & 岡田勉 という名前で買ったにすぎません.
 あまり期待していなかったのも事実.


 曲目はスタンダードから、ポピュラーまで幅広く.
 これって昨日書いた Ann Burton のアルバムと似ているなー.
 で、聴いてみる ・・・・・・


 ボクの山本剛は Three Blind Mice 時代がすべてでした.
 あの頃のアルバムは、自身のリーダー作品はもちろん、バックに入っているものも、みんな大好きでした.
 もう少しきちんと集めておけばよかったと後悔してます.
 このアルバムはそれからかなり経ってのもの ・・・・・・・ といっても、今から 10 年も前になるんですが、ボクにとっては新しいアルバムに間違いない.


 まず音がいいです、ベースの輪郭がしっかりしている.
 夜は JBL のノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンで聴くことが多いのですが、新しいアルバムってやはり音がいいんだよねー.
 ピアノ・タッチの強弱や、音の広がりもいいなー.

 演奏ですが、正直最初にイメージしていた感じとは少し違っていました.
 かなりいいんですなー、このアルバム.
 ボクが特に好きなのは "Yesterdays" と"Come In From The Rain"
 山本剛 独特の歌心を、独特な間をとりながら感情豊かに表現していきます.
 昨日 Ann Burton でも書いたんだけれど、ポピュラーなんかを演奏しても、いつの間にかその演奏者そのものになってしまいます.
 山本剛 も同じ ・・・・・・ "Come In From The Rain" のようなポピュラー・ソングも、 山本剛 の色に染め上げています.



 この 1,500 円は得した気分です.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
  • ほどよい田舎のさくら
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ