広角機動隊

Zeiss Distagon T* 2,8/21 ZE

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 数ヶ月前から探していたレンズをようやく手に入れました
 いつかは ディスタゴン ・・・・・ こんな謳い文句なかったでしょうか.



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 Distagon と言えば Carl Zeiss を代表する広角レンズ.
 Distagon の名前が付いているレンズは、マウントや焦点距離の違う多くのレンズがあります.
 種類がとても多いのでぼくのようななんちゃって ツアィス・マニア にとっては正直わかりづらい.

 コシナ 製の EF マウント (キヤノン) レンズだけでも
  15 mm F2.8 ZE
  18 mm F3.5 ZE
  21 mm F2.8 ZE
  25 mm F2 ZE
  28 mm F2 ZE
  35 mm F1.4 ZE
  35 mm F2 ZE
 こんなにあります.


 しかし、国産生産の Distagon はすべて生産終了しており、市場に出回っている中古のみになります .
 一部ネットでは新品購入できるという表示もありますが、きっと在庫という意味でしょう (違っていたらゴメンナサイ) .


 同じディスタゴンでも、コントラストがどうのとか、色調がどうたら ・・・・ いろいろ違うみたいなのです.

 まぁその違いが分かるようになるには、膨大なお金と時間が必要になって、地上からの光が全く届かない沼の底にでも行かないと無理でしょう (笑)



DISTAGON-21mm-lens2

 実はこの Distagon に関しては、昨年から Contax のオールドレンズ購入を検討していました.
 しかし、当時使用していた EOS 5D Mark lV にマウントアダプター着けても、後玉がミラー部に干渉する可能性が高いということで、 Milvus 2/35 ZE (以下 Milvus ) にした経緯があります.

 当然その頃も コシナ の Distagon はあったので、沼の案内人 shige君 から コシナ を勧められ一度はそちらに決定しかけたのですが、当時はどうせ買うんだったら現行品のほうがいいかと、 Milvus にしました.

 この頃はオールドレンズっぽいクセができるだけ少ないほうがいいような気がしてました.

 マニュアルフォーカスの楽しさに断然ハマってしまったので、やっぱ Distagon 一本は欲しい.


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 ● 黒い三連星 : Milvus 2/35 ZE ⇒ Planar T* 1,4/50 ZE ⇒ Distagon T* 2,8/21 ZE ●

  コシナ Carl Zeiss Distagon T* 2,8/21 ZE


  レンズ構成 : 13群16枚
  最短撮影距離 : 0.22m
  フィルター径 : 82 mm
  重量 : 600 g
  発売 : 2009 年 10 月 19 日
  価格 : 194,000 円


 持った感じは、普段使っている Milvus が 650g なので、そんなに重いという感じはありませんが、大きさがちょっと大きい感じはします.
 レンズ口径が大きいこともあります.

 改めてみると、メチャ高いレンズじゃないですか.

 ボクはいつもの マップ・カメラ で中古購入、 「美品」 を税込 100,000 円ちょっとで購入.

 中古レンズ購入は初めてでかなり不安はありましたが、届いたレンズ見たらビックリ.
 めちゃくちゃキレイで、使用感がないんですよね.
 この買い物は満足度超高い買い物でした.

 マップカメラ信用できるなぁ、地方在住者にはとてもありがたい.




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 ● 黒い三連星 : Planar T* 1,4/50 ZE ⇒ Milvus 2/35 ZE ⇒ Distagon T* 2,8/21 ZE ●

 持っていた ツアィス レンズは Milvus と Planar T* 1,4/50 ZE (以下 Planar) の 2 本.
 Milvus のレンズ構成が Distagon タイプのため、レンズ正面の表記も Distagon とあります.
 Distagon タイプとは言うものの、本家 Distagon とはきっと写りなど違うんじゃないかなんて思い始め、危険思想が芽生えました.

 マニュアルフォーカスが楽しくなり、そんな考えもどんどん増幅.
 第 3 の使徒ならぬレンズ選びするようになってました.


 同じ コシナ 製 Voigtlander もすごく気になってました.
 最近になって NOKTON RFマウント が発売になったものの、焦点距離や価格から今後も購入はないかな.
 Voigtlander に関しては Apo-Lanthar の RF マウントが出た時には購入を前提に検討する予定.



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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE ●

 ちなみに Canon の L レンズ系に至っては、性能云々の前に金額的にちょっと手が届かないところまで行っちゃった感じで、今のところ検討する気にもならない.

 となると、以前購入寸前までいった Distagon .
 前述の通り Distagon はすでに生産が止まっているため、購入対象は中古品.

 Cotax Distagon も中古市場にはあるものの、流石にヤシコンマウントアダプターにさらに RF マウントアダプター着けるなんてナンセンスなので、このあたりの正真正銘のオールドレンズもパスでした.

 結局 コシナ の ZE (EF マウント) の Distagon となるわけ.



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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE ●

 コシナ Distagon についての評価は、あまりに現代的過ぎて Contax のようなオールドレンズの感じではないという意見がいろいろなところで書かれてました.
 よく言えば癖がなく開放でもきっちり写る、現代風のレンズって感じですかね.


 こういったオールドタイプのレンズを選ぶ人はその癖を楽しみたい人と、ブランドやレンズのネームバリューから使ってみる人がいると思ってます ・・・・・ かなりの極論.
 ボクの場合は完ぺきに後者.
 服などのブランド志向が全くないんですが、ことレンズになるとブランド志向強いです.

 今回のレンズ購入は超ミーハーな気持ちで買ってます.

 本当は来年あたりに買うつもりでしたが、今後 キヤノン のフラッグシップ・ミラーレス機が発表になったとしてもまず手が届かないのを確信したので、貯金切り崩しました.



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 ● Map Camera オンラインストアから ●

 このあたりの中古品は、これは、って思ったとき購入しないと、次にいつ巡り合えるかわからないので、勢い大事だと信じてます.
 この気持ちは、沼の住人でないとなかなか理解されないだろうか.
 今回はこの勢いが大正解でした.


 21mm にした訳は、 35mm は同じようなレンズ構成 (ではなく、同じ Distagon タイプということで、レンズ構成は違いました) をしている Milvus がありますし、 25mm は RF 24mm F1.8 MACRO IS STM があるので、ちょっと違う焦点距離が欲しい.
 かと言って 18mm や 15mm は微妙に広すぎ ・・・・・ ということでみっけたのが 21mm でした.
 レンズの先端が大きくキノコのような形をしていて、正直あまりカッコいいとは思いませんが、まぁこれがオールドレンズっぽくていいと、自分に言い聞かせています.



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 ● 蒼い彗星 ( EOS RP + Zeiss Milvus 2/35 ZE ) ●



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 ということで、本日さっそく撮影に行ってきました.
 撮影場所は 湯の丸スキー場 、本日がオープンでした.



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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE : F5.6 1/250秒 ISO-100 ●


 記念すべき、最初のカットです.
 正直スキー場での撮影って、こういうレンズの特徴など見るにはすごく不適切な感じします.
 
 レンズ購入の際、フィルターのケラレがわからなかったので本体のみの注文でした.
 そのため今日はフィルターも付けずにいきなりのスキー場デビュー.



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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE : F5.6 1/250秒 ISO-100 ●

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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE : F5.6 1/320秒 ISO-100 ●

 撮影モードはマニュアル露出、ピントはフォーカスガイド.
 朝のうち、ちょっと厚めの雲があったので暗めです.

 事前情報では黄色がかなり強いらしいのですが、撮影場所がスキー場なので全然わかんないです.

 描写はすごいです ・・・・・ というか今風のレンズのカリッとしてます.
 2 段絞ってあるせいでしょうか.
 弯曲もちょっと目立つようなことを耳にしましたが、こういう写真ではちょっとわかりません.

 今度街歩きしながらいろいろ撮ってみるつもりです.



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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE : F5.6 1/200秒 ISO-100 ●

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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE : F8.0 1/200秒 ISO-100 ●

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 ● EOS R3 + Distagon T* 2,8/21 ZE : F5.6 1/200秒 ISO-100 ●


 中古で定価の半額強、お買い得なのかどうなのかもうわからなくなってます.
 これでもうしばらくはレンズ購入必要ないです

 ・・・・・・・ と今までも何回か言っていたんですがねぇ.


 とりあえず近々 Zeiss Meetinng 開催してお披露目ですね.











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Zeiss 35mm のスナップ

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 18 日、スキー場は結構雪が積もったので今シーズンはこれで大丈夫かと思っていましたが、その後の高温と一昨日からの雨で一気に雪が解けてしまいました.
 今日 26 日に予定されていたアルペン大会も中止.

 今日も雨予想ですが、グランドトリックの大会は予定通り開催なので撮影に行ってきます.

 でも心の中はすでにスノーシーズンは終わり、カメラモードにシフト (笑)
 昨日はカービングの大会がありましたが、ボクの心がポッキリ折れてしまったので休養日になってしまいました.




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 ● AEモード 1/160 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 ●

 23 日の木曜日、 Milvus を持ってスナップ撮りに行ってきました.
 撮影場所は 上田市 塩田地区 から 別所温泉 .

 この日はあいにくの曇り空で、天気予報では昼頃から雨 ・・・・・・ しっかり予報が的中しました.


 カメラは EOS 5D Mark lV
 レンズは Carl Zeiss Milvus 35mm f2 ZE

 いつものように JPEG 撮りっぱなしで、レタッチもトリミングもしてません.
 今回もブログアップの都合から縮小かけて小さくしています.



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 ● AEモード 1/640 秒 f6.3 ISO-200 WB-AUTO EV-1/3 :上田電鉄 下之郷駅 ●

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 ● AEモード 1/800 秒 f6.3 ISO-200 WB-AUTO EV+1/3 :上田電鉄 下之郷駅 ●

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 ● AEモード 1/320 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :上田電鉄 下之郷駅 ●

 上田電鉄 下之郷駅 です.
 一部のバカな 撮り鉄 のおかげで、こういった駅などで一眼レフを構えることがかなり抵抗ありますが、 別所線 は人も少ないので撮ってみました.

 この 下之郷駅 は 生島足島神社 のすぐ横に立地しており、参拝するにはとても便利です.
 駅舎のカラーリングも神社に合わせてあります.

 アルミの車両を期待しましたが展示はありませんでした.



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 ● AEモード 1/125 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV-1/3 :安曽神社 ●

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 ● AEモード 1/500 秒 f2.2 ISO-200 WB-AUTO EV-1/3 :安曽神社 ●

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 ● AEモード 1/50 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV-1/3 :安曽神社 ●

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 ● AEモード 1/160 秒 f11 ISO-200 WB-AUTO EV-2/3 :前山寺参道 ●

 下之郷駅 から 別所温泉 に向かいますが、途中の 安曽神社 にちょっと寄ってみました.
 8年ほど前にこのあたりに勤務していましたが、当時こんな道あったっけ ?
 なんてところもあったりで、ちょっと変わってしまった場所もあります.


 このあたりは 信州の鎌倉 とも呼ばれ、国宝級の建造物が散在している場所.
 観光だったらここから 前山寺 、 中禅寺 、 龍光院 などを観ていきますが、この日の目的は 別所温泉 なのでほぼスルーです.




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 ● AEモード 1/320 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV-2/3 :別所温泉 ●

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 ● AEモード 1/160 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 ●

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 ● AEモード 1/60 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 ●

 温泉街の入り口付近に車を停め、のんびり 北向観音 に向かいます.
 空は今にも降りそうな感じで、一応折りたたみ傘を持っていますが、できれば降って欲しくない.

 さすがにこの時期の平日、観光客はほんのわずか.
 このあたりの駐車場はすべて有料ですが、平日はほとんど無料になっているようです.



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 ● AEモード 1/200 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 北向観音 ●

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 ● AEモード 1/160 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 北向観音 ●

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 ● AEモード 1/200 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 ●

 この日は露出調整に四苦八苦.
 明暗がある場所が多かったせいか、カメラの適正露出通りだと、明るすぎたり、潰れちゃったりで.
 撮影しては液晶で確認して、露出補正という感じでした.



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 ● AEモード 1/200 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 北向観音 ●

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 ● AEモード 1/80 秒 f4.0 ISO-3200 WB-AUTO EV-2/3 :別所温泉 北向観音 ●

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 ● AEモード 1/160 秒 f4.0 ISO-3200 WB-AUTO EV-2/3 :別所温泉 北向観音 ●

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 ● AEモード 1/125 秒 f8.0 ISO-200 WB-AUTO EV+0 :別所温泉 北向観音 ●

 北向観音 で写真撮り終えるころには雨が落ちてきたので、足早に駐車場へ.
 ところが、車に着くころには雨もやんでしまいました.

 だったらと、車で 安楽寺 に移動.



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 ● AEモード 1/80 秒 f10 ISO-800 WB-AUTO EV-1+1/3 :安楽寺 ●

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 ● マニュアルモード 1/160 秒 f6.3 ISO-800 WB-AUTO :安楽寺 八角三重塔 ●

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 ● マニュアルモード 1/400 秒 f6.3 ISO-800 WB-AUTO :安楽寺 八角三重塔 ●

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 ● マニュアルモード 1/200 秒 f6.3 ISO-800 WB-AUTO :安楽寺 八角三重塔 ●

 ここでは思いっきりアンダーで撮っています.

 最初こそ絞り優先モードでしたが、途中からはマニュアルにしてアンダー気味.
 マニュアルのため露出補正データは出ませんが、みんなアンダーなはずです.

 このあたりファインダーで覗きながらどのくらいの露出なのがわからないところが、まるでフィルムみたいです.
 でも撮った後で液晶で確認できるから、わからないのはほんの一瞬程度ですが.



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 ● マニュアルモード 1/200 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 八角三重塔 ●

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  ● マニュアルモード 1/250 秒 f6.3 ISO-800 WB-8000K :安楽寺 八角三重塔 ●

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 ● マニュアルモード 1/50 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 八角三重塔 ●

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 ● マニュアルモード 1/50 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

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 ● マニュアルモード 1/50 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

 ホワイトバランスもケルビン上げて撮ってみました.
 多少茶色っぽく色が被ってしまいますが、こういう木造はちょっと上げて後で露出をアンダーにして調整することが多いです.
 今回は撮って出しなので色被りのまま.



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 ● マニュアルモード 1/50 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

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 ● マニュアルモード 1/80 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

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 ● マニュアルモード 1/250 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

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 ● マニュアルモード 1/25 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

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 ● マニュアルモード 1/100 秒 f8.0 ISO-800 WB-6000K :安楽寺 ●

 こんな感じで、前回よりはいろいろ設定など変えて撮ってきました.
 少しずつマニュアルフォーカスにもなじみ始めてきました.
 家のモニターで観ても描写については、まぁ文句ないかな.
 何よりピント合わせでまごまごしている時、撮影ということに集中できるのが本当に楽しいです.

 ただファインダーでの確認ができないのがちょっとツラいな.


 次回はいよいよ EOS R3 にマウントアダプターを介して撮影するつもりです.
 ミラーレス機だとファインダー内で露出の確認もできますし、 MF ピーキング の出番です.



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 ● マニュアルモード 1/400 秒 f8.0 ISO-800 WB-AUTO :上田電鉄 別所温泉駅 ●

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 ● マニュアルモード 1/80 秒 f8.0 ISO-800 WB-AUTO :上田電鉄 別所温泉駅 ●

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 ● マニュアルモード 1/25 秒 f8.0 ISO-800 WB-AUTO :上田電鉄 別所温泉駅 ●

 雨も降ってきたので、暖かいラーメンを食べて帰りました.
 次回は晴れの日に撮影したいですね、そろそろ桜かな.



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 ● 酔麺 此乃花 熊本ラーメン (スマホ) ●



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Carl Zeiss Debut

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 カメラやレンズが新しくなったとき、必ずと言っていいくらいに撮影頻度が高いのが 海野宿 .
 家から近いし、ちょっぴり昔の面影があって、観光地っぽい雰囲気です.

 少し前に RF 70-200mm F2.8L IS USM 購入 した時も行ってきました.
 数日前には、その時の記事が久しぶりに 「編集部の推し」 になったりしました.


 今日は Carl Zeiss を使っての初めての撮影.
 あまりにマンネリなので違うところに行こうかとも思いましたが、今日は祝日.
 遠くに足を延ばして、混んでいたら嫌なので、いつものようにご近所に行ってきました.


 ◆ 第 8 回「海野宿ひな祭り」3/1 〜 3/26 まで開催中 ◆



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 カメラは EOS 5D Mark lV
 レンズは Carl Zeiss Milvus 35mm f2 ZE


 絞り優先モード.
 ホワイトバランス (オート) と ISO (200) は固定.
 ピクチャースタイルは風景.
 AF はレンズがマニュアルフォーカスなので.
 すべて手持ち.

 JPEG 撮りっぱなしで、レタッチもトリミングもしてません.
 いつものようにブログアップの都合から縮小かけて小さくしています.



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 ● 1/1000 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/1600 秒 f 8.0 EV-2/3 ●


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 ● 1/160 秒 f 8.0 EV+0 ●

s-0R9A0003
 ● 1/250 秒 f 8.0 EV-2/3 ●


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 ● 1/640 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/800 秒 f 8.0 EV-2/3 ●

 着いた時はかなり日差しが強かったので、露出補正かけないときっと白けてしまうと思い、最初から 1/3 から 2/3 ほどアンダーにして撮影してみました.
 このレンズはほんの少しアンダーにしたほうがいいんじゃないかと、購入前からなんとなく感覚的に思っていたので、最初に補正の違いを少し撮り比べてみました.

 1/3 の違いでもかなり写真の雰囲気が変わってきます.



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 ● 1/80 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/640 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

s-0R9A0016
 ● 1/640 秒 f 8.0 EV-2/3 ●

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 ● 1/8000 秒 f 2.0 EV-1/3 ●

 小型軽量とはいいものの、持って歩くとずっしり感がかなりあります.
 特にレンズの重さを感じます.
 でも普段 EOS R3 + RF 70-200mm F2.8L IS USM で撮影することが多いので、それに比べればって話ですが.

 先日の中望遠で撮ったスナップに比べると、 35mm のほうがファインダー覗いていてもしっくりきます.



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 ● 1/100 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/800 秒 f 8.0 EV-2/3 ●

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 ● 1/400 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

s-0R9A0021
 ● 1/200 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

 さて、マニュアルフォーカスですが f8.0 だとそんなに気を使わなくてもいい感じです.
 被写界深度が深いので、感覚的に 「こんなものかな ・・・」 でもかなりしっかりした画になっていると思います.

 ところが開放にすると一気に難しくなります.
 この後も何枚か開放の写真が出てきますが、ファインダーで覗いてこんな感じかなと思っても液晶で確認するとボケてしまっているのが何枚もありました.

 このレンズでポートレート撮ろうという選択肢は、今のところ全くなくなりました (笑)



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 ● 1/60 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/1600 秒 f 2.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/640 秒 f 8.0 EV-2/3 ●

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 ● 1/1600 秒 f 8.0 EV-2/3 ●

 上の縦長にはゴーストが入ってますね.
 撮影し始めたころはかなり日差しが強かったのですが、だんだん曇り空になってしまったので,他の写真でゴーストが気になるものは 1・2 枚程度.
 と書きましたが、黒い蔵の写真もよく見るとほんの少しゴースト入ってますね.


 ポストの写真は開放で撮影しましたが、どうも前ピンになってしまい、悪戦苦闘.
 この写真も本当は郵便マークを狙ってるんですが ・・・・・ 慣れないのと、目がおんぼろなので、基本は絞って撮ることにします (笑)
 ただ写真としては表面の質感などがわかるので、言わなければ結果オーライかもしれません.

 こういうところも写真の面白さ.


 黒い蔵の写真は空の青さと蔵の暗さのバランスで、結構黒が頑張ってます.
 もう 1/3 落としてもギリギリ頑張れそうです.
 全体的に黒がつぶれないで、結構頑張ってる感があります.



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 ● 1/40 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/40 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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● 1/160 秒 f 2.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/1000 秒 f 2.0 EV+2/3 ●

 ピント合わせで苦労したのがポストだったら、こちらはガッツリピントが合ったひな人形.
 これは等倍で観たら本当にビックリもの ・・・・・ 残念ながらブログだと縮小してあるのでそこまでは分からないと思いますが.
 人形のツルツルのほっぺの質感や、細い線がくっきり.

 マニュアルフォーカスのハマるところはこういうところなんだろうな.


 ただ、すぐ上の縦長写真のようにフォーカスポイントが暗いとピント合わせがかなり難しい.
 それなりに距離のあればいいのですが、この写真のように手前の吊り灯篭がちょっと暗かったので (写真はプラス補正かけてかなり明るめですが) 苦労しました.
 このあたりは EOS R3 の AF とかが全然楽でしっかりしてます.



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 ● 1/100 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

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 ● 1/200 秒 f 8.0 EV-1/3 ●

s-0R9A0091
 ● 1/200 秒 f 5.0 EV-1/3 ●

 上の 2 枚は逆光を入れようと思って失敗したものと、撮影位置を少し移動して撮ったもの.
 設定は変えてありませんが全然違う写真ですね.
 単焦点レンズの面白いのがこういうところ.

 自分の足で構図決めて、さらに自分でフォーカス決めて ・・・・・ これは本当にヤバイ沼.


 ちょい絞りの f 5.0 も撮ってみましたが、明るさがあれば f 8.0 くらいで固定しても、ボクは全然ありかなと思います.



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 ● 1/80 秒 f 8.0 EV-1 ●

s-0R9A0121
 ● 1/500 秒 f 8.0 EV+2/3 ●

s-0R9A0118
 ● 1/6400 秒 f 2.0 EV+0 ●

s-0R9A0114
 ● 1/1600 秒 f 2.0 EV-1/3 ●

 こんな感じのマニュアルフォーカス初体験.

 まず感じたのは、予想通り写真を撮っている感が半端なかった.
 今まで以上にファインダー覗いて構図決め、ピント合わせに集中.

 電子接点のおかげで、絞り優先モードで撮れるのはそれでも完全マニュアルよりもはるかに楽なんだろうな.
 思ったよりも苦労しなかったので、 東京 での街撮りも全然 OK そうです.


 それとレンズのキレのよさ.
 これはもう本当にビックリ.
 EOS 5D Mark lV の高画素とベストマッチです.
 キヤノン も シグマ も結構キレがありますが、うまく言えないけれどどこか違うんだな.

 発色も、特に青の発色がいい.



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 ● 1/3200 秒 f 2.0 EV+0 ●

s-0R9A0127
 ● 1/160 秒 f 8.0 EV+0 ●

 上の開放はかなり周辺光量が落ちてますね.
 このカメラはあえてこういう感じのオールド感出す必要ないから、ちょい絞りがいいんだろうな.



 次回はもう少し足を延ばして撮影に行ってこようかと思います.
 このレンズ付けていると、まさに ツアイス 使っています感が、自然と高揚感に繋がってくる気がします.
 そういう意味では ライカ などと同じです.
 とにかく撮るという行為が楽しくなるレンズです.


 キヤノン も性能的には何も言うことないんだけれど、そういうのがあるといいんだけれどなぁ.

 いつかは shige 君の Planar との対決ですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

ほどよくステキなスキー場

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 スキー場でいろいろ撮影しいて一応風景なども撮ったりはしてますが、写真仲間たちの言う風景写真というものにはほど遠い.
 ボクの場合、広角レンズで風景のスナップを撮ってるという感じです.


 風景写真家の 米美知子 さんなどは風景写真で中望遠の 70-200mm などよく使っているところを映像で観ますが、ボクは中望遠で風景切り抜くのがとても苦手です.
 だからスキー場での撮影も、ほとんどの場合最初に 16-35mm で風景撮って、一通り撮ったら望遠に替えて撮影というパターンで、その望遠で風景を撮ることはほとんどありません.


 今日はそんなスキー場の風景スナップをアップしながら、 湯の丸スキー場 のプチ案内してみましょう.
 前振りで中望遠レンズのこと書きましたが、アップする写真はすべて広角レンズだったりします (爆)



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 ● 第 2 ゲレンデ & 第 5 リフト (正面は第 1 ゲレンデ) ●

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 ● 第 2 ゲレンデ & 第 5 リフト (左はスノーパーク) ●

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 ● スノーパーク & 第 5 リフト (正面は第 1 ゲレンデ) ●

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 ● 第 2 リフト山頂 (左は第 3 リフト乗り場) ●

 今日の写真はすべて 1 月 31 日に撮影したもの.
 EOS R3 に EF 16-35mm F4L IS USM で撮ってます.


 この日、家の窓からスキー場方向を見たら雲の中で全然見えない.
 ライブカメラの映像観ても、どうも今ひとつパッとしない感じ.

 次のお休みは今日だったんですが、車の定期点検があるのでスキー場には行けないので、テンション上がらないまま重い腰を上げ家を出ました.
 曇り空でしたが、スキー場に近づくにつれて少しだけ青空も見えるようになったものの、スキー場方向は相変わらず雲の中.

 途中に見える周りの山々は程よく雪が付いてとてもキレイですので少しは期待感もアップ.
 ただ、スキー場に着いてみたら大したことなかったということも多々あるので、あまり過剰な期待はせずに N-One でトコトコ上っていきました.



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 ● 第 4 リフト ●

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 ● 第 4 リフト & 第 4 ゲレンデ上部 ●

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 ● 第 3 & 4 ゲレンデ山頂 ●

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 ● 第 6 ゲレンデ山頂から第 3 & 4 ゲレンデへの連絡道 ●

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 ● 第 3 ゲレンデ ●

 スキー場についてみるとかなりの寒さ.
 青空が結構出ているものの、まだ雪が舞っていてこの先晴れるのか、曇ってしまうのか ・・・・・


 この日は バラクラバ 、 ネックウォーマー 、 ビーニー と完全武装.
 特にバラクラバは極寒やガン降りでない限り被らないので、久しぶりです.


 グローブはいつもインナーとミトン.
 これは聞いたことのないメーカーのものなんだけど、ミトンとインナーがペアになっていて、ミトンがかなり柔らかかったので数年前に購入しました.
 このミトンの柔らかさがとても重要で、はめていてもシャッターの感覚がわかるのでとても便利です.
 ただ保温性はあんまり期待できません.
 この日もいくつかゲレンデ移動している間に右手の指先の感覚がなくなり、リフトの上でホッカイロ (商品名:マグマ) で温めてました.

 もう一つの難点は、知らず知らずに 絞り込みボタン 押してしまっているところですが、これは流石に慣れました (笑)



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 ● カモシカコース (初心者向け林間コース) 入り口 ●

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 ● カモシカコース ●

 そんな感じで寒い中、ゲレンデ移動しながら撮ってましたが、気が付けば空にあった雲もほとんどなくなり、前日の雪が残る木々と青空のコントラストがとてもステキな風景になっています.


 間違いなく、今シーズン行った中での最高の景色でした.


 こんなステキな景色に出会うのは本当に運.
 午後になると木々の雪も溶け始めてしまいうので ・・・・
 ブルー・モーメント ならぬ、 ブルー & ホワイト・モーメント といったところでしょうか.

 こういう景色の中にいると、自然と癒されますね.
 寒さもついつい忘れてしまいます.

 やっぱりスキー場は青い空と白い雪.



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 ● 第 6 高速カプセルリフト乗り場 ●

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 ● 第 6 高速カプセルリフト ●

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 ● 第 6 ゲレンデ (リフト乗り場付近から) ●

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 ● 第 6 ゲレンデ & 第 6 高速カプセルリフト ●

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 ● 第 6 ゲレンデ上部 ●

 周りの木々の雪は風の方向で貼りついているので、写真によっては白い木だったり、黒い枝だったりします.


 平日だったので人も少なく、ただ滑るだけでも全然気持ちいい.
 ということで、早めに撮影は切り上げて珍しくストックを手にして滑ってきました. 
 ストックなんか持つのは一年ぶりです.

 本来はストック持てば安定するはずなんだけれど、どうもしっくりこないというか ・・・・・


 まぁガツガツ滑る必要ないので、のんびりが一番です.



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 このあたりのスキー場は、ほとんどが晴天率の良さを売りにしてます.
 是非、青空と雪のコントラストを見においでください.


 第 6 ゲレンデの頂上付近は標高 1,965 m ほどなのでかなり寒さは厳しいですが、北アルプスの眺望や固く締まったゲレンデ、そしてサラサラのパウダースノーは最強です.

 上信越自動車道 東部湯の丸 IC から車で 30 分程度と都心からのアクセスも良好です.
 ただしスタッドレスタイヤ等は必須です.



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● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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