日野元彦

Jon & Billy

  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 今朝は雪降り.
 県北部では大雪警報も発表されました.
 朝起きると、家の周りも深々と降ってます.


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 こんな天気だから、今日はスキー場行くの止めようと思ってましたが、 10 時頃には雪もやんで、なんとなく天気も回復しそうな雰囲気だったので、急遽行ってきました.

 家から 20 分という距離なので、山の天気見ながらいくことができたりします.



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 ● 2022. 2. 5 (Sat.) 11:00 ●
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 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  11:30 ●
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 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  12:10 ●
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 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  12:20 ●
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 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  12:35 ●

 こんな感じでしたね.
 着いた頃は青空も覗いたりして、その後は雪が降ったり止んだり.

 12:30 頃からガン降りに変わったため帰ってきました.
 ゲレンデ滞在約 2 時間でした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 たまにはガツ〜〜〜〜〜ンって感じの演奏聴いてみよう.
 Blue Note の新主流派もいいけれど ・・・・・・・・

 今日は Billy Harper ・・・・・ John Coltrane じゃないんだよなぁ、気分的に.




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  " Jon & Billy / Billy Harper & Jon Faddis "




  1. Jon and Billy
        (Roland Hanna) ・・・・ 6:02
  2. Water Bridge-Mizu Hashi San
        (Ron Bridgewater) ・・・・ 8:06
  3. Ballad for Jon Faddis
        (Roland Hanna) ・・・・ 4:03
  4. Two 'D's from Shinjyuku, Dig and Dug
        (Billy Harper) ・・・・ 7:07
  5. 17-Bar Blues
        (Roland Hanna) ・・・・ 5:29
  6. This All
        (Roland Hanna) ・・・・ 7:56



  Jon Faddis (tp), Billy Harper (ts),
  Roland Hanna (p.el-p), George Mraz (b),
  日野元彦 (ds), Cecil Bridgewater (kalimba-# 4)

  Recorded at Teichiku Studio, Tokyo, March 13, 1974.





 サド・メル・オーケストラ の来日に合わせ、日本で企画・録音されたアルバムです.
 同様に来日に合わせたアルバムはこの当時結構作られたようです.
 "Afro Blue / Dee Dee Bridgewater" も同時期に録音されています.

 TRIO レーベルから発売されましたが、ボクの持っているものは Break Time レーベルからの再販 CD .




9900 Harper002-2 Jon & Billy

 この二人の組み合わせって、ちょっと意外ですね.
 ビリー・ハーパー はちょっとフリーキーなバリバリの新主流派、片や ジョン・ファディス と言えば サド・メル・オーケストラ の看板トランぺッター.
 何か進んでいる方向性が違う感じなんだなぁ.
 ライナーノーツにもそんなことが触れられていました.


 ボクも ビリー・ハーパー がトランペットと共演するとなると、どうしても マービン・ピーターソン あたりと火花散らした演奏なんかを期待しちゃいます.
 ちょっとベタすぎますが.


 このアルバムが作られた経緯については、ライナーノーツで 悠雅彦 氏が詳しく書いています.



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 アルバムを聴いてみると、最初に思っていた印象とは違って、うまくまとまっているかな.
 聴いていくにつれ、これってピアノの ローランド・ハナ がうまくまとめ上げているんじゃないかと思うくらい、ピアノが二人の仲にうまく溶け込んでいます.
 リリカルな演奏が多い (個人的感想) ローランド・ハナ ですが、ここでは電子ピアノも含め、結構アグレッシブな演奏をしています.

 このアルバムの 6 曲中、 4 曲は彼の作品.
 曲も結構ハッとするような曲書いてます.
 そんな ローランド・ハナ に ジョン・ファディス がうまく乗せられて頑張っちゃってる感じで、全体がいい雰囲気なアルバムになっています.


 ドラムは トコさん こと 日野元彦 が参加.
 随所で見せ場作っています.



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 このアルバムでは一歩くらい引いた感じがありますが、 ビリー・ハーパー やっぱりカッコイイですね.

 昔から大好きです.
 あのぶっといテナーの音も大好き.

 ガツ〜〜〜ンと聴きたい時に、 コルトレーン のように疲れないのがいいな (笑)


 いつまで経っても "Black Saint" っていうところも多大にありますが、まぁいいんじゃないかな.



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浄土 / 本田竹彦

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 6 月末 EOS学園 の翌日、 銀座 奥野ビル を中心に写真を撮ってきましたが、そういえばあの時もすごい暑さでした.

 有楽町 までやってきてさすがに暑さでダウン.




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 駅前の イト−シア で一休みした後、外に出たところでインタビューに捕まりました.


 フジテレビ の取材とか言っていましたが、どう見ても下請けっぽい (笑)
 クールダウンしたばかりでしたし、時間もあったのでついつい真面目に受け答えちゃいました.

 でもどうせ使われないだろうと、インタビュー終了後は番組名も聞かないでサヨナラ.




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 ところがその時のインタビューが、なんと金曜日の番組 "ノン・ストップ !" でガッツリ使われたようです.

 たまたま休みだった奥様がしっかり観て速攻でライン、家族みんなに流れました.


 テーマは奥さんと自分でどちらが先に亡くなったほうがいいか ・・・・ という感じの老後についての、結構シリアスなものでした.
 その時はよく考えないで適当に言ってしまいましたが、まさか奥様が観るとは ・・・・・




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 実は 5 月にもテレビ番組のインタビュー受けたんですよね.
 こちらは全国区ではなく、 テレビ信州 という地方局の "ゆうがた Get ! " という番組の中の 「歴男河合の街道を行く」 というコーナー.

 なんと理髪店で散髪中にインタビュー.
 こちらも全く事前の打ち合わせなくいきなりのインタビューで ・・・・・

 この時もどうせ使われないだろうと思っていたら、こちらも使われてしまったようです.



 これからはこういったインタビューは気を付けよう ・・・・ (笑)





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 死後については結構ドライな考えで、ただただ 無 の世界が待っていると思っています.
 でも宗教によっては天国だったり、 極楽浄土 だったり ・・・・・

 このアルバムのタイトルはそんな 極楽浄土 とはちょっと違います.







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  " 浄土 / 本田竹彦 "





  1. 浄土
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 11:34
  2. Lazy Dream
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 3:05
  3. The Way to Brooklyn
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 9:00
  4. Second Country
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 6:11






  本田竹彦 (p.el-p), Reggie Workman (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded on December 6, 1970.






 TRIO レーベルでの三作目のリーダー・アルバム.
 1970 年 7 月の ニューポート・ジャズ・フェスティバル から帰国後に録音されたアルバムです.

 ジャケット写真が自分のヌード写真 ・・・・ シュールすぎるなぁ.

 アルバムの表記が 竹彦 になっていますので、ブログ・タイトルも 竹彦 で.





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 抒情的なアルバム・タイトル曲 "浄土" からこのアルバムは始まります.
 この曲、しっかりしたテーマ部がないような、ある意味即興的な演奏です.

 そのせいか ホンタケ のアルバムの中では、どちらかというと聴く機会の少なかったアルバム.
 でも今回聴いてみたら、彼らしさも随所にあり結構いいアルバムでした ・・・・・ 最近こういうアルバムがすごく多いですね.



 この "浄土" というのは 極楽浄土 の意味ではなく、彼が生まれ育った 岩手県 宮古市 にある海岸 "浄土ヶ浜" のことです.
 ジャケット写真の撮影場所も 浄土ヶ浜 .


 彼の故郷に対するオマージュ ・・・・・
 後年、彼はこの 宮古 に関係したアルバムも何枚か残しています.




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 2 曲目の "Lazy Dream" のみ フェンダー・ローズ での演奏.
 1 曲目とはマイク・セッティングも変わったのか、ベースの位置も逆になるので、アルバムを通して聴いているとちょっと違和感もありますが、演奏は素敵です.

 ホンタケ と フェンダー・ローズといってすぐに思い浮かぶのが "Boogie-Boga-Boo"
 あのアルバムもあまり聴く機会なかったけれど、聴き始めたら結構好きになっていました (笑)



 3 曲目 "The Way to Brooklyn" は雰囲気が前の2曲とはガラリ変わり、アップテンポなテーマから演奏されるピアノはいかにも ホンタケ といった、メロディの美しさと力強さがあります.
 こういう演奏大好きだな.



 このアルバムは故郷 宮古 、録音前に訪れていた ブルックリン 、 そして第二の故郷のような 別府 ・・・・ そういったところへの、彼なりのオマージュを演奏に知らアルバム.


 昔持っていたイメージよりも、ずっといいアルバムでした.




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 今日の長野県は 御嶽海 幕内優勝の話題で持ち切り.
 3 横綱 1 大関が休場した場所でしたが、優勝というのは本当にすごいですね.

 いろいろなところで 「長野県初 ・・・ 平成生まれの日本人初 ・・・ 東洋大出身で初 ・・・」 なんて書かれていました.




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 実は最初に書いた テレビ信州 のインタビューも、大相撲に関した内容のインタビューでした.

 ちょっと前までは、ボクは 大相撲 なんて全くと言っていいほど興味ありませんでしたが、この理髪店の店主が大の相撲好きで、ちょうど 御嶽海 の登場もあり、いつの間にか 御嶽海 の勝ち負けが気になってしまいました (笑)


 NHK のインタビュー中の涙には、ジーンときちゃいました.




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Flash / 日野元彦

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 寒くなりました.
 ここにきての雨降りで、気温も一気に下がっています.



 さて金曜日は 6 年前の一年間一緒に働いた仲間たちとの飲み会でした.
 退職してもこういった飲み会に誘っていただけるのはうれしい限り ・・・・・・・・ こう書いておかないとお叱りのコメント入れられそうですので (笑)




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● 上田市 名月 ●

 冗談はさておき、たった一年間だけのメンバーですがとてもいろいろなことがあり、今では楽しい思い出になっています.
 現在はそれぞれの部署にばらばらになり、その頃とは違う立場になっている方も多いのですが、こうやって集まると 6 年前のいろいろなことが昨日のことのように思い出されます.


 ちなみに私は飲まなかったので、行きは 腐女子 の家まで迎えに行って、帰りは他のメンバーも送ってあげるという、とっても使えるオジサンしてきました.

 料理もとてもおいしく、プチ充実のフライデーナイトでした.




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 そんな 腐女子 から頂いたいつものマグカップ.

 何回目かの東南アジア旅行のお土産です.
 白いほうが タイ 、黒く見えますけれど濃緑色のマグは 香港トラム のデザイン.


 ちなみに次は 中国 に行くようですが、いろいろな意味で完全に振っ切っちゃってますね.
 どうも最近は、海外へ行っても写真撮影に今一つ力が入っていないようです.
 だからボクは 「帯同カメラマンでお仕事引き受けます」 と言っているんですが、なかなか連れて行ってくれません.


 一緒に行って インスタ 受けする "腐女子 シリーズ" でポートレート撮ってあげるんだけれどなぁ (笑)



 この写真はレフ板の練習も兼ねての撮影で、できるだけ少ない明りをプラス補正で撮りました.
 ただピントがかなりあまあま ・・・・・・・ 古い EF 70-200mm F2.8L USM なので、ファインダー覗いていても手ぶれがすごく気になります.

 おまけにこのシャッタースピードは 1/20 ・・・・・・ 一応一脚使用ですが厳しいなぁ.




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 さて昨日今日と雨降りなのでジャズでも勉強しよう.
 前衛的な演奏ですが、聴く前に思い描いていたほどのアヴァンギャルドさはありません.






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  " Flash / 日野元彦 "





  1. Overhang Blues
           (Masahiko Satoh) ・・・・・ 7:13
  2. Once Opon A Summertime
           (J.Mercer-M.Legrand-E.Barclay-E.Marnay) ・・・・・ 6:30
  3. My Foverite Thing
           (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 7:54
  4. ST. Thomas
           (Sonny Rollins) ・・・・・ 8:06
  5. Norwegian Wood
           (J.Lennon-P.McCartney) ・・・・・ 11:44
  6. Flash
           (Masahiko Satoh) ・・・・・ 3:21     






  佐藤允彦 (p), 井野信義 (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded at 花宝スタジオ, Tokyo, May 22, 1977.





 TRIO レコードに 1977 年に吹き込まれたアルバムです.

 ボクの持っているアルバムは 2014 年に再版された紙ジャケット盤で、中には一般的なライナーノーツのほかに同時発売された 15 枚のアルバム紹介とともに TRIO レコードについての解説も書かれていました.
 このシリーズは TRIO レコードに吹き込まれた多くのジャズ・アルバムの中でも、かなり挑戦的 (解説では "反逆" という言葉が使われています) なアルバムに的を絞っています.




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 先日コメントの中に 佐藤允彦 氏の名前が出てきて、「そういえば彼のピアノが入ったトリオ演奏あったよなぁ ・・・・・」 と iTunes を探してみました.
 しかし、"牡羊座の詩" はありましたがトリオ演奏が見当たらない.


 iTunes には曲目の検索などに使うためジャズ・アルバム全てを入れてあるのですが、どうも見当たらないし、そもそもどんなアルバムだったかも思い出せません.


 もしやと思い机の上に立ててある書類の間を見てみると ・・・・・・・・

 開封してない紙ジャケットのアルバムが出てきました.

 それが今日のこのアルバム (笑)


 たまにこういうことがあるんだよねぇ.


 最近こそなくなりましたが、数年前まで 10 枚くらいまとめてアルバム購入した時なんかは、後で聴こうと思っていて書類の間に埋もれてしまったりと ・・・・・・・・
 プラケースだとそれなりの厚みがあるからまだわかりますが、紙ジャケットなんかわねぇ ・・・・・・ と言い訳.
 さすがに最近はアルバムの購入自体がグッと少なくなったのでなくなりましたが.


 まぁそんなんだから内容思い出せないわけです (苦笑)




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● 向かって左から 佐藤允彦 、 日野元彦 、 井野信義 ●

 このアルバム買おうと思った理由の一つが選曲.
 スタンダードをはじめビートルズ・ナンバーも入っており、どんな演奏になるんだろうかと.

 佐藤允彦 に対するイメージは完全に 「前衛的」 でしたので、聴く前から正座するような気持ちで聴いてみました.


 全体としては確かに前衛的な部分もありますが、思っていたよりは聴きやすい感じです.
 それに引き換えベースの 井野信義 の演奏がちょっとビックリ.
 正統派のベーシストで、昔ライブ聴いた時も寡黙にマイペースな感じだっただけに、このアルバムでのかなりアグレッシブな演奏には驚きでしした.

 ただ各曲のテーマ部分からアレンジされているのでちょっと聴くと 「この曲なんだっけ ・・・・・ ?」 と思うような演奏もあります.


 2 曲目の "Once Opon A Summertime" は、作曲が ミシェル・ルグラン で邦題は "リラのワルツ" と呼ばれるシャンソン.
 英語の歌詞が ジョニー・マーサー 、フランス語歌詞が エディ・マルネ .
 すごく繊細できれいなメロディですが、それだけに演奏は割れたガラスのようにちょっと危険な感じも持っています.

 アルバム全体がそういった緊張感に包まれている感じですね.





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 このアルバムはドラムスの 日野元彦 のリーダー・アルバムです.
 改めて言うまでもなく日本を代表するジャズ・ドラマ―.


 今回写真を見つけていたら 本田珠也 氏のブログにあたり、そこで彼と トコさんとのことが書かれていました.
 本田珠也 氏といえば、ボクの大好きなピアニスト 本田竹広 氏の息子さんで、現在は日本を代表するドラマーの一人.
 "日野元彦 命日" というタイトルのブログ記事ですが、泣けます.


 六本木 "アルフィー" はそんな 日野元彦 氏のお店ですが、現在は奥様が経営. 
 ボクも二度ほど行きましたが、とてもいい感じのお店です.

 彼の人柄を偲ばせるような雰囲気のお店 ・・・・・・ というようなことがどこかに書かれていました.



 1999 年 5 月 13 日肝不全のため死去、享年 53 歳 ・・・・・・・ って若すぎますね.



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流氷

 先日、やっとカメラが帰ってきました.

 マルチコントローラーの下方向の動きが鈍かったので修理に出しましたが、動作不良が確認され、その部分の基盤等の交換修理でした.
 戻ったカメラを使ってみると ・・・・・・・ 「これが普通だよなぁ」 って感じで、スイスイと動くようになりました.




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 本体交換は最初から期待もしていなかったのですが、今月いっぱいに修理が完了するのかが心配でした.
 予定通り 2 週間弱で完了したのは評価できるな、ちょうど GW 前だったので心配してました.

 それにしても 大分 なんですね、修理センター.
 もう少し真ん中あたりにあればいいと思うんですが ・・・・・・・


 これでよかったと思ったのもつかの間 ・・・・・・・

 なんとファインダーの中に小さな黒いものが見えます.



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 レンズ外してミラー付近をシュコシュコしてみましたが全くダメ.

 画像見ると、上の写真の丸付近ですがまったく写っていないので画像的には問題ありません.
 やっぱりファインダーあたりの問題だろうか ・・・・・・・・


 すぐに再修理に出したいものの、 5 月中旬からは EOS 学園 に行くのでどうしてもカメラが必要です.
 そうなると終了する 7 月まで無理か ・・・・・・・・

 一応 キヤノン に聞いてみたんだけれど 「販売店経由で修理出されたものについてはわかりかねる」 と一刀両断.
 まぁわかるけれどね ・・・・・・・・・・・ わかるけどね ・・・・・

 販売店からちゃんとメーカーに修理出しているんだからもう少し親身の対応があっても ・・・・・ と思っちゃうんですね.


 きっと、こういうところから クレーマー が育っていくんだと、少しばかり実感しております.


 とりあえず販売店に持って行き、掃除してもらったらどこかに飛んだようですが抜本的な解決策ではないので、また現れるかもしれません.
 まぁしばらくはこのまま使うことにしよう.






 そんな 「なんだかなぁ ・・・・ 」 感を表現すると、こんなアルバム・ジャケットになってしまいそうです.
 今夜も前回に続いて TBM .
 日本を代表するドラマー 日野元彦 氏の迫力あるライブ・アルバムです.







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  " 流氷 / 日野元彦 "





  1. Ryuhyo ~Sailing Ice~
          (Motohiko Hino) ・・・・・ 13:05
  2. Soultrane
          (Tadd Dameron) ・・・・・ 10:25
  3. Rio Rome
          (Steve Grossman) ・・・・・ 10:54
  4. Milky Shade
          (Kazumi Watanabe) ・・・・・ 9:55
  5. New Moon
          (Steve Grossman) ・・・・・ 18:10






  山口真文 (ts), 清水靖晃 (ts.ss), 渡辺香津美 (g),
  井野信義 (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded at "根室市民会館", February 7, 1976.






 


 昨年 12 月、 Think! Records から 12 インチ・アナログ盤として発売された TBM 3 タイトル中の一枚です.
 前の記事の "Mr. Wonderful / 細川綾子" もその中の一枚.
 残りの一枚が "ユニコーン / 中村照夫 " ・・・・・・・・ すごい選び方ですよね (笑)


 ボクが持っている今日のアルバムは xrcd で TBM からのダイレクトメールで注文・購入した デジパック盤.
 当時売り尽くしか何かで、確かかなり安かったように記憶しています.

 このアルバム購入当時は、時々 TBM からダイレクトメールが届き在庫アルバムを廉価販売していましたので、ボクもかなり無理して買った記憶があります.





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 アルバム・タイトルにもなっている 1 曲目の "Ryuhyo ~Sailing Ice~"
 短い同じようなメロディの繰り返しですが、このメロディがどこか日本的な感じでボクは好きです.
 そんなメロディをビートの効いたリズムでグイグイ.
 日本的なソウル感がとても漂っている演奏で、アドリブはかなりアグレッシブでアブストラクティブな感じです.


 オリジナル・アルバムは 1 曲目の "Ryuhyo ~Sailing Ice~" と 2 曲目の "Soultrane" が A 面.
 B 面は 5 曲目の "New Moon" のみの 3 曲構成でした.
 CD 化の際に未発表だった 2 曲を入れ、さらに当日の演奏順にしてあります.

 全体的には非常にパンチのあるゴリゴリしたモーダルな演奏です.
 2 曲目の "Soultrane" は、当日のゲスト 山口真文 をフューチャーし、彼の朗々としたソロを聴くことができます.


 二人のテナーはもちろんですが、 渡辺香津美 の演奏もやっぱりすごい.
 ライブのせいもあるかもしれませんが、かなりアグレッシブです.




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 みなさんご存知のように 日野元彦 氏はあの 日野皓正 氏の実弟.
 日本を代表するドラマーで、 10 代の頃からすでに演奏活動をしており、ミュージシャンたちには神童とも呼ばれていたようです.
 リーダー・アルバムはもちろん、サイドメンとしての演奏も多く残しています.
 音楽的にはかなり厳しかったようですが、性格はとても温厚で多くの方に愛されていたようです.
 写真を観ても、演奏中以外の写真はどれも笑っているような写真ばかりでした.

 1999 年 5 月 13 日膵臓癌 (肝不全と書かれているものもありますね) のため死去、まだ 53 歳でした.


 生前から 六本木 アルフィー というジャズ・クラブを経営していました.
 現在は奥様の 容子 さんが経営.

 そういえばこのお店に関しては面白い思い出もあり、ずっと前に 記事 にしたことがあります.



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 これが アルフィー の店内.
 結構広いお店で、演奏も聴きやすい.

 ボクはこの写真の一番手前の一段高くなったところから、少し遠目で聴いているのが好きです.
 場所もわかりやすいし、価格的にもそんなに高くないので結構入りやすいお店です.


 さてこのアルバム、圧巻は 5 曲目の "New Moon"
 三拍子の曲で、まるで コルトレーン の "My Favorite Thing" を彷彿させるような演奏です.

 スティーブ・グロスマン が書いた曲ですが、ギターとベースをフューチャーした前半からホーンが加わってのテーマ、そして 清水靖晃 のソプラノ・ソロと ・・・・・・・・



 結構地味目のイメージがあったアルバムでしたが、改めて正座して聴いてみるとなかなかすごい演奏なのでした.







 さて 長野県 東御市の風景 その 7

 今回はなんのことはないお寺 ・・・・・・・・・ 法善寺.
 東御市文化会館 サンテラスホール の南にあるお寺です.

 実はこのお寺の境内には遅咲きの緑色の桜 "御衣黄" の木が一本だけあります.

 カメラも届いたし、ちょっと遅いかもしれないけれどと、今朝行ってみたのですが ・・・・・・・・


 なんとお目当ての桜の木がなくなってました.
 根元からバッサリ !!




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  (御衣黄)

 仕方ないので昨年撮った写真をアップしておきます.

 ボクの市でこの桜が見ることができたのはここくらいでしょうか.
 隣の 小諸市 には何本か植えてあるところがありますし、県内でも多くはありませんがいろいろなところにあるようです.


 この桜にはいろいろな思い出があります.
 一昨年、初めて 撮るしん。 にこの写真を応募、いきなり採用されました.
 ボクの 勘違い の始まりです.

 でも今見直すと色も今二くらいだな (笑)



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  (法善寺)

 ここ最近、職場の後輩たちが二人も亡くなり、さらにこの桜の木のなくなったりで ・・・・・・・
 この桜の木も、昨年見た時には本当に弱々しくていつまで見れるかなぁと思っていましたが.


 いろいろなくなっていってしまうのは自然の摂理と言えばそれまでだけれど、とても寂しいものがありますね.

LIVE ! / 日野皓正

 昨日は最初入っていた予定がキャンセルになったため、急遽懸案事項の 草刈り 実施.
 今では住んでいない実家の草刈りがかなり大変で、しっかり半日かかりました.

 比較的涼しい日だったにもかかわらず、半日作業でクタクタ.
 午後はなにもする気力がなく、家でダルダルでした.
 それでもお盆前にはやっておかなければいけないことなので、昨日今日のうちに終了できてラッキー.




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 今日も快晴とはいかず、空には結構雲がありますが気温はそこそこ上がっています.

 4 月から暦通りの勤務になったので土日にいろいろやらなければ ・・・・・・・・
 ということで、今日は朝一番に散髪です.
 基本的にショートが好きなので一気に短くしました.


 さらに昨日刈った草の片付けをほんの少しだけしたんだけれど、汗びっしょ.
 これでとりあえず家庭の懸案事項はすべて解決済みです (笑) 





 さて TBM 行きましょう.
 このアルバムは Blu-spec CD シリーズの第 7 期、昨年 12 月に発売されたものです.











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    " LIVE ! / 日野皓正 "




   1. Stella By Starlight
         (V.Young) ・・・・・ 12:08
   2. Sweet Lullaby
         (T.Hino) ・・・・・ 7:20
   3. Be And Know
         (T.Hino) ・・・・・ 28:25




  日野皓正 (tp), 益田幹夫 (p), 池田芳夫 (b), 
  日野元彦 (ds), 今村祐司 (conga.ds)
  Recorded at 郵便貯金ホール, Tokyo, June 2, 1973.









 日野皓正 は日本を代表するトランペッターの一人で、 CM などにも起用されていましたので、ジャズを聴かない人でも名前くらい知っているんじゃないでしょうか.
 このアルバムは正直ルーキーのみなさんが聴き易いアルバムではないかもしれません.
 聴き易さだったら "Trans Blue" 辺りのほうがずっと聴き易いでしょうから.




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 このリサイタルは二部構成になっており、第一部は詩の朗読に合わせて演奏したりしていたようです.
 この情報だけでも、結構ヤバそうな香りがしちゃいますねぇ.

 今になって振り返るとかなり驚くようなリサイタルですが、あの当時はみんな真剣にいろいろ試行錯誤していた時代だったのかもしれません.
 音楽的なアプローチにしても然り ・・・・・・・・・
 そんなある意味で混沌とした日本のジャズシーンを記録したのが、 TBM だったのかもしれません.



 アルバムは第二部の演奏を収録してあります.
 第二部の 1 曲目は "Love Nature" という曲でしたが、演奏が良くなかったせいかアルバムには収録されず 2 曲目からの演奏がアルバムになっています.
 このあたりのことについてはライナーノーツの中でも 油井正一 氏が簡単に書いています.




 このアルバムの 1 曲目 "Stella By Starlight" はとても有名なスタンダード曲.
 Miles Davis もよく取り上げていました.

 この曲は Victor Young が 1944 年の映画 「呪いの家 (The Uninvited)」 のために書いた曲で、歌詞はありませんでしたが 1946 年に Ned Washington が歌詞をつけました.




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 映画のワンシーン、右側が主役の Ray Milland .
 ボクはこの映画観ていませんが、登場人物の一人が Stella Meredith という名前ですので、そこからこの曲の題名が付いたんじゃないかと推測されますね.


 "The Uninvited" という題名は、 2003 年に 韓国 で、さらに 2009 年にも アメリカ で同名の映画製作がされていますが、この 3 本はみんな別の映画で関連はないようです.



 主役の Ray Milland ですが、有名なのはこの映画翌年公開された "失われた週末 (The Lost Weekend) " .
 この "失われた週末" は、主役の Ray Milland に オスカー を与えただけでなく、監督の Billy Wilder をも一躍有名にした映画でした.








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 肝心の演奏ですが、トランペットのソロから始まり、途中からピアノや打楽器がくっついたり離れたり、という感じ.
 正直ボクにはこういう感じの演奏はキツイものがあります.
 そして、どうしても Miles なんかの演奏と聴き比べてしまったりする訳ですよ.
 ヒノテル は ヒノテル 、 Miles は Miles なんだけれど ・・・・・・・・・
 比べること自体まったくもってナンセンスなんだけれど、ついつい聴き比べてしまうのが人間の弱さか.



 そういう意味では、 3 曲目の "Be And Know" が非常に聴き応えがあっていい.
 一定のリズムの上で繰り広げられるモーダルな演奏は、そんなにキツイとも思わないので (笑)
 といっても 28 分を超える大作なので、ルーキーにはキツイかもしれません.






 今夜は奥様がお出かけのようですので、ボクも夕食がてら映画でも観てこよう.
 観る映画は今話題のあの映画.
 やっぱりこの映画は映画館の大スクリーンで、見上げるようにして観ないといけないでしょう.
 席はいつもよりも前の席で観ることにしよう (笑)



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 近所の TOHO シネマズ での字幕版の上映は 20:10 からのみ.
 明日は仕事だけれど、まぁ大丈夫でしょう.


 楽しみだな、久しぶりにワクワクしてます.

Boogie-Boga-Boo




 本田竹広 ・・・・・ まぁ名前は竹廣、竹曠、竹彦、竹廣といろいろではありますが.
 そんな 本田竹広 はボクが一番好きなピアニストなのです.



 そうは言ってもすべてのアルバムをこよなく愛すという感じではないので、当然合わないというか、聴かないアルバムもあったりします.
 今日のアルバムもそんなちょっと聴かないアルバムの一枚.



 だったのですが、 iTunes から流れた演奏がビックリするくらいいい感じだったので 「だれだこれっ ・・・・」
 特にこのテナーがゴキゲンなんですなぁ.





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  " Boogie-Boga-Boo / 本田竹広 "




  1. J.K.
  2. Wing It Shuffle
  3. Evening Glow
  4. Fa La Na Ku
  5. Dix
  6. Urizun
  7. Water Under The Bridge




  五十嵐一生 (tp), 臼庭潤 (ts), 今出宏 (blues harp),
  本田竹広 (fender rhodes), Paul Jackson (b),
  日野元彦 (ds)
  Recorded at Crescente Studio, Tokyo, May 14 - 26, 1995.






 ちなみに iTunes で流れた曲は 1 曲目の "J.K."
 最初聴いた時には Joe Farrell のアルバムかななんて思っちゃいましたが、微妙に違う.
 何か聴いたことない感じだったので、調べてみたら ホンタケ !!





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 ホンタケ のアルバムでもあまり聴かなかったのには訳があります.
 それはまずピアノがアコースティックでないこと.
 このアルバムでは、全曲 Fender Rhodes による演奏なのです.

 これだけで一昔のボクにとっては 「もう、無理」 .
 でしたが、ある時このアルバムも手に入れた次第で.

 ジャズに限らずいろいろな音楽に言えるんですが、時と場所によって今までと全然違って聴こえたり、違った感動があったり ・・・・・・・ そこが音楽のいいところなのかもしれませんが.
 このアルバムも購入して iTunes にダウンロードした時にはそんなにいいイメージなかったんだけれどなぁ.




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 そしてほかの理由が 4 ビートじゃない.
 このアルバムは、まんま Funk なのです.

 数年前までは 4 ビートじゃなければジャズじゃない、というくらい偏屈な聴き方だったので、 Funk なんてとんでもなかった.
 今になればどうってことないんですがね.


 そんなんで、確か購入する時も結構迷って Click した記憶があります.



 このアルバムの演奏者たちですが、なかなかいい写真がなかったのでライナーノーツをスキャン.
 ボクの持っている CD は紙ジャケット盤で、ライナーノーツも大きめなのですが、そのためしっかり折り目が付いてます.




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 一番気になったテナー・サックスの 臼庭潤 ですが、 2 年前に亡くなっていました.
 で、いろいろ調べていったら、 臼庭潤 という一人の人間の深い部分に行きついてしまいました.
 そんな事実を知って、もう一度聴き直してみるとねぇ ・・・・・・・・・・

 でもこのアルバムでは、そんな翳りがほとんど感じられないんです.
 豪快にブローしまくる、ノリのいい演奏が聴こえます.


 ホンタケ の Fender Rhodes がとにかく演奏 ・・・・・・ 曲にピッタリとマッチしています.
 ホンタケ はどんな演奏でも貪欲にしちゃうというのをどこかの記事で観た記憶があります.
 4 ビートに拘らない ・・・・・・・ Native Son 聴けばわかります.
 晩年のクラシックや想い出の校歌など、自分でいいと思うものはジャンルなんて関係なかったようです.


 ただ、どんなジャンルの演奏をしてもそこは ホンタケ らしさが見え隠れしています.




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 こちらも今は亡き 日野元彦 .

 このアルバムではこのリズム・セクションがとても効いてます.
 トランペットもいいし、ところどころに現れるハーモニカ (blues harp) も結構聴かせてくれます.
 そして、ファンキーな 1 曲目の "J.K." だけでも十分に満足できてしまうアルバム.

 こんな ホンタケ も素敵だよね.





 全国的に、今日は寒い一日だったとニュースで言っていましたが、ボクの地域はそんなに寒くなかった.
 というか、休みだったので 9 時ころまでベッドに入ったまま iPad いじっていたので、ベッドから出る頃には結構強い日差しが当たっていました.




2013.11.29 004

 この写真は昼ごろですが、かなり強烈な日差しです.




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 そしてこちらは、昨日 新宿 で撮った写真.
 東京 に行くのはほとんどが いつもの講習会 のためですが、珍しく昨日は家族の用事で東京日帰りでした.


 昨日も暖かな日差しでコートはいらなかったですが、ただ 新宿 は風が強かった.
 明日は 30 日、とうとう今年も残すところ一カ月です ・・・・・・・ 速いなぁ一年が.





 【【お知らせです】】

 最近ブログの PV (ページビュー) が安定しており、これはとても嬉しいのですが ・・・・・・・・
 コメントが変なコメントが増えてしまっています.
 以前は PV も本当に数えるほどだったので、こんなコメント全くなかったのですが.

 気がついた時点で削除しているのですが、どうも気になります.
 そのためコメントの表示をワン・クッションさせることにしました.

 ですのでコメント表示されるまで少し時間がかかることがありますので、常連のコメントしていただく皆様ご周知くださいませ.



Dark and Mellow

 今朝は雨の音で目が覚めました.
 この時期って、本当はまったく音の聴こえないような静かな雪の朝というのが定番なのですが、まさか雨とは ・・・・・・ .
 
 午前中に雨は止んだものの、どんよりとした曇り空の一日でした.



 ボクなんかは、まだジャズのアルバムが 1000 枚程度なのですが、ほとんど聴かないというアルバムがたくさんあります.
 でもジャズの世界 (まぁジャズに限った事ではありませんが) では、数千枚持っているようなコレクターの方がたくさんいます.
 そういう方たちって、ジャケット見ただけで中の演奏を思い出すんでしょうかねぇ.
 今度小川さんにあったら聞いてみようか、まぁ小川さんの場合はジャーナリストなので我々一般リスナーとはまったく違いますが ・・・・・・ .

 そんな我が家の CD 事情ですが、なかなか手の伸びない CD たちに少しでも陽の目を見せてあげようと、ヒマな時には iTunes のシャッフルかけ流しをしています.

 今日のアルバムもそんな比較的陽の目を見ないアルバムの一枚.
 でもでも ・・・・・・・ 聴いてみるとこれが、いいんですねぇ.



 そりゃそうだよね、演奏しているのはボクの大好きな ・・・・・・ ピアニストで一番好きな ホンタケ なのですから.







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   " Eathian Air / 本田竹曠 "

   


  1. Flyer's Land ・・・・・ 4:57
  2. Eathian Air ・・・・・ 14:01
  3. Ra-Mu ・・・・・ 9:47
  4. Dark and Mellow ・・・・・ 9:44
  5. Sea Road ・・・・・ 7:38
  6. Sun Shower ・・・・・ 6:05
  7. Cool Eyes ・・・・・ 3:07




  本田竹曠 (p), 鈴木良雄 (b), 日野元彦 (ds)
  Recorde at SEDIC STUDIO, Tokyo, March 17 - 19, 1991. 






 最初にこのアルバムで 「おやっ ・・・」 っと思った曲が 4 曲目の "Dark and Mellow" .
 今日のお天気のような、どんよりとした空にピッタリのリリカルでグッとくる演奏.

 彼のこういったスローテンポでメロディアスな曲の演奏って、ただ甘いだけではないとてもビタースイートなほろ苦さが漂っているんですよね.
 そこがボクの大好きなところだったりして ・・・・・・・ 女、子供にはこの良さがわからんだろうな、なんて粋がっています.




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 軽快な "Flyer's Land" からアルバムは始まります.
 いつものように、グイグイ高揚していき、聴く者の首根っこを掴んで放してくれません.
 こうなるともう ・・・・・・ ホンタケ の世界からは抜け出すことができなくなってしまうんですよね.
 こうなるともう ・・・・・・ BGM で聴き流せなくなってしまう訳ですよ. 
 いつの間にか、彼が作りだす音の洪水に飲み込まれてしまうのです.
 そしてその後はもう、そこに漂えばいいだけ ・・・・・・・



 "Ra-Mu" も美しい曲ですねぇ.
 いかにも日本人好みというか、日本人的リリシズムとでも言えばいいのかな ・・・・・・・

 ・・・・・・・ そう、日本人的なリリシズムなんだよね、彼のピアノって.

 このあたりが、 Bill Evans のリリシズムとは全然違うところなんだよね.

 ドラム・ソロが終わった後、後半のピアノ・ソロなんてまさにボクのつぼにハマってしまうような演奏なのです.
 



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 ジャケット写真をネットで探したのですが、いい大きさのものがなかったので、仕方なく家のプリンタでスキャン.
 モノクロ・ジャケットのせいか、いつもよりきれいにスキャンできました.

 ネットで写真探すため彼の名前で検索をかけたら、ボクのブログで使った写真がたくさんでてきて、笑っちゃいました.
 内容はともかくとして、彼に関して数だけは書いていますから ・・・・・ ハハハ.



 1987 年に Native Son が解散になり、再スタート的なアルバムとなったのが 1990 年に吹き込まれた "Back On My Fingers" で、フュージョン色の強かった Native Son のサウンドから、再度昔のような正統派のジャズへの回帰といえるアルバムでした.
 その翌年に吹き込まれたアルバムが、この "Eathian Air" .


 演奏されている曲は、すべて ホンタケ の手によるものです.
 バックを務めているのは 鈴木良雄 と 日野元彦 で、 "Back On My Fingers" と同じメンバーによる吹き込みです.
 日本を代表する人たちですので、当然ですが演奏も言わずもがな.

 素敵な一枚だね、このアルバムも.






 さて、数日間の一人暮らしをのんびり過ごしましたが、夕食はほとんど外食.
 金曜日は久しぶりにラーメンでした.


 行ったお店は、上田市にある "らあめん はち" というラーメン屋さん ・・・・ このブログでも数回取り上げています.
 普段は 豚骨しょうゆ 一筋ですが、このお店の場合、木曜日は "とりはち" と名前を変えて、メニューも鳥ガラスープだけになったり、月限定のものがあったりと結構ユニークなのです.

 例によって 豚骨しょうゆ を注文しようかと思いながらも、目の前にあるメニューを見ると " 1 月限定" という文字に ・・・・・・・ "光蘭の復刻そば"
 限定 という言葉にからっきし弱いボクは、迷うことなくそれを注文.




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 こんな感じの、ごく普通の中華そばですね.
 名前の "光蘭" というのは、長野市にあった有名なラーメン屋さんで、 2010 年に閉店してしまったお店です.
 そんな有名なお店へのオマージュ的なラーメン.

 色はかなりお醤油の色に近いのですが、そんなに塩辛くなく、黒コショーと長ネギがいい感じでした.
 麺は細麺 ・・・・・ いつもより量の多い 中盛り を頼んだので、最後のほうは少し柔らかくなりすぎてしまいました.
 少し硬めで注文すべきでしたね.


 いつものこってりした 豚骨しょうゆ もいいですが、さっぱりしたこういうラーメンもいいですねぇ.

 まるで "Dark and Mellow" のような ・・・・・・

Back On My Fingers





 今日も暖かな穏やかな日、春を感じさせてくれる日になりました.
 山のようにたまった段ボール箱をお庭で整理です.

 あまりにも気持ちいいいので、昼はちょっと豪勢に ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 Big です! 焼きおにぎりです! リコピンです! 




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 豪勢なのは、ウッドデッキで景色を見ながら食べるシチュエーションのことでした.






 カリフォルニア の コロナ 州に住んでいる N さんとは、 "いつもの小川さん" のブログで知り合いになり、お互いのブログを行き来するようになりました.
 年齢的にはボクよりも上の方で、若い頃には世界各国色々なところを徘徊・・・・じゃなくて放浪 (でいいのかなぁ・・・) したようです.
 ジャズに関しても、ボクよりもずっと昔から聴いていて、いろいろな生演奏も数多く聴いておられるようです.

 そんな N さんからコメントをいただいたので、今日はその返信を兼ねスピン・オフ的に書いてみようかと思います.




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 まずは今ちょっとしたブームにもなっている "ドラゴン・タトゥーの女" です.
 たまたま "ミレニアム 1" を現地のブックオフで $ 3 で売られているのを見つけ購入されたようですが、上巻しかなく、同時購入の "火と戯れる女" のほうは上下巻揃っているのでそちらから読もうか迷っておいでのようでした.


 が、これは絶対に下巻を見つけて "ミレニアム 1" から読むべきでしょう ・・・・・ 間違っても "ミレニアム 2" から読むのはよしたほうがいいでしょうね.
 この小説、確かに登場人物は多いですし、名前も普段耳にする機会の少ない北欧圏の名前なので、覚えるのも大変です.
 "ドラゴン・タトゥーの女" に関しては、登場人物の多くは "ミレニアム 1" だけに関係した ヴァンゲル・グループ の人たちだったのですが ・・・・・・ "2" 、 "3" と、その後もたくさんの登場人物が出てきて、ボクも警察や検察の人物の名前などがごちゃごちゃになりました (笑) .


 ボクは映画版もスェーデン版とハリウッド版の両方を観ましたが、どうしても登場場人物たちのいろいろな気持ちの変化などを映像に映し出すことは無理な感じがしました.
 これは時間的なものが多々影響しているはずですが、この部分ってこの物語の中でもとても重要なことなんですよね.
 特にそれを感じたのが映画 "ミレニアム2 火と戯れる女" のスウェーデン版.


 この映画は、最初の "ドラゴン・タトゥーの女" を映画で観ていたとしても、かなり辛いんじゃないのかなぁと思いました.
 ちなみに N さんはこの 2 作目の映画だけを以前観たそうなのですが、ちんぷんかんぷんだったと言っていました ・・・・・・ そりゃそうでしょう、この映画だけを最初に観ても、なんだこの色気のない小娘はという感じでしょうから (笑) .
 あまりにも原作に書かれている多くのことがカットされていますので、原作の面白さもかなりカットされちゃっています.
 そういう意味では、今後 デヴィッド・フィンチャー がこの映画をどう撮るのか楽しみでもありますが.


 いずれにせよ、この原作の素晴らしさをまず堪能してから、映画を観るのが絶対にお勧め.
 もう映画を観ちゃった人も、改めて原作を読んでみると 「ああぁ〜・・・・なるほど・・・・」 と思うことがいっぱいあるはずでしょうから.





 さて、 N さんがボクの影響を受けてかは知りませんが、 ホンタケ のアルバムを $ 1.99 でゲットしたということですので、今日はそんなアルバムを聴き直してみましょう.
 このアルバムも、とても素敵なアルバムなんです.




 

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  " Back On My Fingers / 本田竹曠 "





  1.Snap Step 
            (T.Honda) ・・・・・ 6:51
  2. Longing 
            (T.Honda) ・・・・・ 7:17
  3. Balmy Breeze 
            (T.Honda) ・・・・・ 6:37
  4. Old Folks 
            (D.L.Hill-W.Robinson) ・・・・・ 4:07
  5. Tell Me, Like You Mean It 
            (T.Honda) ・・・・・ 4:58
  6. Ripping 
            (T.Honda) ・・・・・ 7:27
  7. Whay Do You Know ? 
            (T.Honda) ・・・・・ 8:17
  8. Wimbo Calipso 
            (T.Honda) ・・・・・ 2:59





  本田竹曠 (p), 鈴木良雄 (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded at HITOKUCHI-ZAKA STUDIOS, Tokyo, April 24-25, 1990.





 ネイティブ・サン の活動が一段落した 1990 年に吹き込まれた、前作の "My Funny Valentine" と "In A Sentimental Mood" から 5 年ぶり、ピアノ・トリオによるアルバムです.
 ホンタケ 自身は、このアルバムのようなストレートアヘッドな4ビートも、 ネイティブ・サン のようなロック・ビートも、ほとんどこだわらずにやりたいことをやるというスタンスだったようです.
 ボクは、 ネイティブ・サン のアルバムは最初の一枚だけ ・・・・・・ 後のアルバムは、今一つ聴こうという気になりません.
 ボクの ホンタケ は、やっぱり 4 ビート・ジャズを弾く ホンタケ .




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 このアルバムのライナーノーツを書いているのは 小川隆夫 氏です.
 ボクは昨日の N さんのコメントで初めて知りました.
 アルバムを見てみると、帯にしっかり名前が記載されています ・・・・・・・ いかんせん、ライナーノーツなんてほとんど読まないので (汗) .
 折角ですのでライナーノーツを読んでみると、ホンタケのデビューからこのアルバムまでの 14 枚のアルバムが簡単に紹介されていました ・・・・・・・ この紹介文が結構いい感じで、ボクもつい 「なるほど・・・・」 と思うようなことが書いてありました.
 当然ボクはこれらのアルバムすべて持っていますが、ライナーノーツで 小川氏 が書いているように、ほとんどのアルバムが市場から姿を消しているのが残念です.



 4 曲目の "Old Folks" を除いたすべての曲が、彼自身の作曲によるものです.
 一曲目を聴いていただければわかるとおりに、ストレートアヘッドなアツい演奏 ・・・・・ ホンタケ らしい演奏です.
 特に真骨頂とも言えるのが 5 曲目の "Tell Me, Like You Mean It" .
 畳み込むような演奏で、聴く者を圧倒し、次の曲ではうって変わってメランコリックなバラード ・・・・・・ .


 チンさん こと、ベースの 鈴木良雄 とのレコーディングは何枚もありますが、 ホンタケ がドラムの トコさん こと 日野元彦 とレコーディングするのは初めてということがライナーノーツに書かれていました.
 そのあたり、このアルバムの緊張感となって現れているのでしょうか.


 色々な曲が、いろいろな演奏で、気持ちよく、そしてスリリングに聴けるアルバムです.
 ホンタケ の演奏はみんな好きだと言っているボクがこういうことを書いても、ちょっと信憑性に欠けてしまうかな (笑) .





 訂正:
 N さんの住所は、 コロナ 州ではなくて、 コロナ 市でした.
 もう一つ、 トコさん が ホンタケ と初レコーディングというのは、ボクのライナーノーツの読み間違えで、この三人でのレコーディングが初めてということでした.
 トコさん と ホンタケ は、 "浄土" (1970) と "FLYING TO THE SKY" (1971) でレコーディングしていました. 



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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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