本田竹広

Aguncha

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




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 先週は雪がガッツリ降ったり、寒かったりでとても春らしい気がしなかった.
 ようやく土曜日は上の写真のようなちょっと暖かな快晴.




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 ● 電柱のある風景 ●

 今日も昨日よりも暖かく、ようやく家の下の桜も咲き始め、早めに咲く桜の木はほぼ五分咲きといったところ.

 それでも昨年よりは一週間くらい遅れている感じです.
 先週も雪が降ったりと、寒い日が続きました.

 それにしても 蓼科山 が超遠いなぁ.




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 ● 去年の電柱のある風景 ●

 こちらは昨年 4 月 8 日、吹雪の写真.

 すでに桜は満開でしたが、この日も雪が降りました.

 4 月に入っても一度くらいは雪を覚悟しておかないといけない地域なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 たまにはジャズ・アルバム ・・・・・・・


 うん ・・・・・・・・ ?


 違うな、メインはジャズのはずなのに最近どうも違う話題が多くて.





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  " Aguncha / TAKEHIRO HONDA AND NATIVE SON "





  1. Earth Dancer
  2. Hip Drive
  3. Orbit
  4. P.J.
  5. Flyer's Toad
  6. Aguncha
  7. Shambala
  8. Lasting Love





  藤原幹典 (ts.ss), 大出元信 (el-g), 
  本田竹広 (Super Rhodes.Vocorder)
  米木康志 (el-b), 本田珠也 (ds)





 本田竹広 を中心とした日本のフュージョン・グループ "ネイティブ・サン" 最後のアルバム.
 内容的には全くわかりませんでしたが、1,000 円ほどで ホンタケ 関連のアルバムが買えるならとりあえず買っておきます.
 ネイティブ・サン のアルバムは、最初と最後の 2 枚だけ.





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 ちょっとジャケット ・・・・

 ジャケットの文字が、いろいろなフォントで書かれていますが、ボクはどうもこういうのが好きじゃない.
 このデザインを作った方は、もちろん意味があってのことだと思うんだけれど.
 裏ジャケットではわざと "A" を横にもしてありますし.

 でもちょっと好きになれないなぁ.


 このアルバムに収められている曲は、すべて ホンタケ の手によるもの.




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 グループの写真が見つからなかったので、シングル盤のジャケット.

 シングル盤なんて、この世界の半分以上は知らない時代になったんだろうな.
 そう、昔はこういうシングル盤があって、歌謡曲やポップスだけではなく、こんなジャズ関連のものまで出ていました.

 ちなみにこの "Super Safari" は彼らの一枚目のアルバムに収録されています.
 ですから写真のメンバーは、サックスが 峰厚介 、ベースが 川端民生 、ドラムスが 村上寛 だと思われます ・・・・・ ベースとドラムスはちょっと自信ないけど.




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 さて内容は、日本版 Stuff とでも言えばいいのか.

 アコースティクな ホンタケ とはかなり違いますが、演奏自体は軽快で聴き易く、いかにも 80 年代といった雰囲気が漂っています.
 でもとてもご機嫌です.
 特にサックスの 藤原幹典 がいいな.
 彼の TBM のアルバム "野ばら" を持っていますが、正直今一つ好きじゃなかった.
 それだけに、このアルバムのような演奏がぴったりしている感じです.


 ホンタケ の Rhodes と言えば "Boogie-Boga-Boo" が浮かんできますが、そちらのアルバムは ネイティブ・サン 解散後の 1995 年の録音です.
 ところどころでアコースティック的な演奏も聴けますが、彼のエレクトリックな演奏もファンキーでなかなかいいです.

 元々クラシックで音大に入り、そこからジャズに開眼し、野武士に変身していったので、Funk や フュージョン といったこともどんどんチャレンジしていたようです.



 こんな ホンタケ もたまにはいいでしょう.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて明日はいよいよ世界一斉に "Game Of Thrones Final Season" の第 1 話が放映されます.
 日本では スター・チャンネル ・・・・・ ボクは加入してませんが.




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 これはとても興味がある.
 なんと言っても第 7 章まで、しっかり Blu-ray で持ってます.
 今まさに第 1 章から観なおしている最中なのです.


 結構予告編などが流れており、何となくこんな感じかなぁという雰囲気が伝わってきていますが.
 全然先が読めないのがこのドラマのいいところ.

 すでに原作部分も超えてしまっています.




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 ● スター・チャンネル・ホームページから ●

 ボクが最終シーズンを観るのは、シーズンが終了し、Blu-ray が発売され、さらに半年くらいして価格が下がってからだから、あと1年くらい先になりそうです.

 これに関してはネタバレなんか絶対読まないでいよう ・・・・・


 一体この先誰が死んでしまうのか ・・・・・ このドラマ観ていると、そんなかなり曲がった観方をするようになってしまいます (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Tico Rico

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 雪です ・・・・・・・・・
 木曜日の朝起きたら 10cm 以上の積雪.




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   (木曜日の朝)

 11 月の積雪としては東京都心で観測史上初のようです.
 長野県内でも南の方は約 30 年ぶりの積雪などと報道されていました.

 感覚的にはかなり寒くなっていたので別に珍しいとは思ってもいませんでしたが、この時期としてはかなり異常だったようです.




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  (こちらは土曜日の朝)

 金曜日は朝こそ冷えたものの日中はグッと気温が上昇し、道路の雪もほとんど溶けました.
 今朝はどんより曇り空、いかにも冬の景色になっています.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日のアルバムはジャケット写真がどうも今一つ気に入らなくて、ずっとどうしようか考えてました.

 CTI は結構ハッとするようなジャケット写真のアルバムが多かったのですが、その傘下の KUDU レーベルは結構やっつけ仕事的なジャケットも多いような感じです (笑)

 ・・・・・・ もちろん中にはいいジャケット写真もありますが.




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   "Tico Rico / Hank Crawford "





  1. Tico Rico
              (David Matthews) ・・・・・ 4:50
  2. Teach Me Tonight
              (G.De Paul-S.Cahn) ・・・・・ 4:18
  3. Lady Soul
              (David Matthews) ・・・・・ 4:45
  4. Lullaby Of Love
              (F.Floyd-J.L.Williams) ・・・・・ 4:46
  5. I've Just Seen A Face
              (J.Lennon-P.McCartney) ・・・・・ 6:30
  6. Lament
              (David Matthews) ・・・・・ 5:06
  7. Funky Rooster
              (David Matthews) ・・・・・ 5:54





  Jon Faddis (tp), Randy Brecker (tp), Hank Crawford (as),
  Michael Brecker (ts), Jeremy Steig (fl), Eric Gale (g), 
  David Matthews (p), Cliff Carter (key), Gary King (b),
  Steve Gadd (ds), Sue Evans (perc), Nicky Marrero (congas)







 このアルバム、 "5 枚買ったら 1 枚プレゼント" というよくあるキャンペーンでつい数日前に家に届きました.
 最初にも書いたようにジャケット・デザインがちょっと残念.
 ところが結果的には、先に購入したキャンペーン対象 6 枚のアルバムよりよかった (笑)





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 ハンク・クロフォード は KUDU レーベルに 8 枚のアルバムを残していますが、アルバムによりアレンジャーが変わっており、それらのアレンジの個性がアルバムにも出ています.
 
 1 作目の "Help Me Make it Through the Night" が ドン・セベスキー 、
 2 作目 "We Got a Good Thing Going" が ドン・セベスキー と ボブ・ジェームス 、
 3 作目 "Wildflower" と 4作目 "Don't You Worry 'Bout a Thing" は ボブ・ジェームス 、
 5 作目 "I Hear a Symphony" から本 7 作目 "Tico Rico" までが デヴィッド・マシューズ がそれぞれアレンジを担当しています.


 そんな デヴィッド・マシューズ の "Tico Rico" からこのアルバムは始まります.
 デヴィッド・マシューズ は日本語がとても上手なミュージシャンとしても有名で、以前放送されていた Inter-FM "Jazz Conversation" (パーソナリティは 小川隆夫 氏) に出演した際も流ちょうで面白い日本語で話していました.

 とてもファンクでビートに乗った軽快な演奏です.



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 参加しているミュージシャンたちも、当時フュージョン界で活躍していた第一線の人たちばかり.

 中でも エリック・ゲイル かな ・・・・・・・・・・ もうどっから聴いても エリック・ゲイル なのです.
 特に 3 曲目のギターソロなんて、まんま "CBS Jazz All-Stars at Montreux" での "Night Crawler" のソロって感じなのです.
 聴いていて笑っちゃうくらい似てるんだな.



 5 曲目の "I've Just Seen A Face" は The Beatles のアルバム "HELP !" に入っていた曲です.
 この "HELP !" 映画のサントラ的なアルバムではあるものの、ボクは The Beatles のアルバムの中でも好きなアルバムの一枚.
 とにかく聴いた記憶があります.

 もちろん映画も DVD も持っていたりするのです.
 ただし映画の中ではこの "I've Just Seen A Face" はかかりません.



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 The Beatles の演奏はイントロ部分がとても印象的でそこがすごく好きでした.
 だからこのアルバムのイントロ聴いた時は ?
 それでも聴いていると原曲よりも少しゆったりした感じで、これはこれでありかなぁと思ってしまう.


 軽く聴くにはとてもいいアルバム.
 CTI らしい ・・・・・・ というか、 KUDU らしい演奏です.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最後に全く雰囲気を変え、二つほど違う話題を.




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 まずこれは部下の女子 (いつもの 腐女子 ではありません) からいただいたもので、新婚旅行に行った ニュー・カレドニア のお土産.
 ボクの下の娘より一つ年上で、卒業した高校も一緒.
 結婚式も娘の挙式日の二週間前だったりで ・・・・・ 微妙に繋がっていたりして.

 ただ、お土産がどうも 腐女子 化してる気がするなぁ.
 コーヒーはわかるとしても、このカエルのマグネット ・・・・・・ 完全に 腐女子 のツボなんだが.

 数年先には 腐女子 化してしまうのかちょっと心配なのです.




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 少し前に、ようやく手に入れた 2 枚のアルバム.
 なんとか手の届く金額でのオークション購入です.

 これらのアルバムは、オークションでも結構な高値で出品されていたので、もうボクの手元には入らないだろうと思っていただけに、うれしいなぁ.
 これで ホンタケ のリーダー・アルバムは "ふるさと -On My Mind-未発表テイク集" を残すだけになりましたが、ほぼコンプリートと言ってもいいかな.


 "Now on the Blues" の一曲目を聴いただけでも、震えてしまうほど ホンタケ .

 これらのアルバムについてはまた後日.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Boogie-Boga-Boo




 本田竹広 ・・・・・ まぁ名前は竹廣、竹曠、竹彦、竹廣といろいろではありますが.
 そんな 本田竹広 はボクが一番好きなピアニストなのです.



 そうは言ってもすべてのアルバムをこよなく愛すという感じではないので、当然合わないというか、聴かないアルバムもあったりします.
 今日のアルバムもそんなちょっと聴かないアルバムの一枚.



 だったのですが、 iTunes から流れた演奏がビックリするくらいいい感じだったので 「だれだこれっ ・・・・」
 特にこのテナーがゴキゲンなんですなぁ.





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  " Boogie-Boga-Boo / 本田竹広 "




  1. J.K.
  2. Wing It Shuffle
  3. Evening Glow
  4. Fa La Na Ku
  5. Dix
  6. Urizun
  7. Water Under The Bridge




  五十嵐一生 (tp), 臼庭潤 (ts), 今出宏 (blues harp),
  本田竹広 (fender rhodes), Paul Jackson (b),
  日野元彦 (ds)
  Recorded at Crescente Studio, Tokyo, May 14 - 26, 1995.






 ちなみに iTunes で流れた曲は 1 曲目の "J.K."
 最初聴いた時には Joe Farrell のアルバムかななんて思っちゃいましたが、微妙に違う.
 何か聴いたことない感じだったので、調べてみたら ホンタケ !!





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 ホンタケ のアルバムでもあまり聴かなかったのには訳があります.
 それはまずピアノがアコースティックでないこと.
 このアルバムでは、全曲 Fender Rhodes による演奏なのです.

 これだけで一昔のボクにとっては 「もう、無理」 .
 でしたが、ある時このアルバムも手に入れた次第で.

 ジャズに限らずいろいろな音楽に言えるんですが、時と場所によって今までと全然違って聴こえたり、違った感動があったり ・・・・・・・ そこが音楽のいいところなのかもしれませんが.
 このアルバムも購入して iTunes にダウンロードした時にはそんなにいいイメージなかったんだけれどなぁ.




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 そしてほかの理由が 4 ビートじゃない.
 このアルバムは、まんま Funk なのです.

 数年前までは 4 ビートじゃなければジャズじゃない、というくらい偏屈な聴き方だったので、 Funk なんてとんでもなかった.
 今になればどうってことないんですがね.


 そんなんで、確か購入する時も結構迷って Click した記憶があります.



 このアルバムの演奏者たちですが、なかなかいい写真がなかったのでライナーノーツをスキャン.
 ボクの持っている CD は紙ジャケット盤で、ライナーノーツも大きめなのですが、そのためしっかり折り目が付いてます.




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 一番気になったテナー・サックスの 臼庭潤 ですが、 2 年前に亡くなっていました.
 で、いろいろ調べていったら、 臼庭潤 という一人の人間の深い部分に行きついてしまいました.
 そんな事実を知って、もう一度聴き直してみるとねぇ ・・・・・・・・・・

 でもこのアルバムでは、そんな翳りがほとんど感じられないんです.
 豪快にブローしまくる、ノリのいい演奏が聴こえます.


 ホンタケ の Fender Rhodes がとにかく演奏 ・・・・・・ 曲にピッタリとマッチしています.
 ホンタケ はどんな演奏でも貪欲にしちゃうというのをどこかの記事で観た記憶があります.
 4 ビートに拘らない ・・・・・・・ Native Son 聴けばわかります.
 晩年のクラシックや想い出の校歌など、自分でいいと思うものはジャンルなんて関係なかったようです.


 ただ、どんなジャンルの演奏をしてもそこは ホンタケ らしさが見え隠れしています.




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 こちらも今は亡き 日野元彦 .

 このアルバムではこのリズム・セクションがとても効いてます.
 トランペットもいいし、ところどころに現れるハーモニカ (blues harp) も結構聴かせてくれます.
 そして、ファンキーな 1 曲目の "J.K." だけでも十分に満足できてしまうアルバム.

 こんな ホンタケ も素敵だよね.





 全国的に、今日は寒い一日だったとニュースで言っていましたが、ボクの地域はそんなに寒くなかった.
 というか、休みだったので 9 時ころまでベッドに入ったまま iPad いじっていたので、ベッドから出る頃には結構強い日差しが当たっていました.




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 この写真は昼ごろですが、かなり強烈な日差しです.




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 そしてこちらは、昨日 新宿 で撮った写真.
 東京 に行くのはほとんどが いつもの講習会 のためですが、珍しく昨日は家族の用事で東京日帰りでした.


 昨日も暖かな日差しでコートはいらなかったですが、ただ 新宿 は風が強かった.
 明日は 30 日、とうとう今年も残すところ一カ月です ・・・・・・・ 速いなぁ一年が.





 【【お知らせです】】

 最近ブログの PV (ページビュー) が安定しており、これはとても嬉しいのですが ・・・・・・・・
 コメントが変なコメントが増えてしまっています.
 以前は PV も本当に数えるほどだったので、こんなコメント全くなかったのですが.

 気がついた時点で削除しているのですが、どうも気になります.
 そのためコメントの表示をワン・クッションさせることにしました.

 ですのでコメント表示されるまで少し時間がかかることがありますので、常連のコメントしていただく皆様ご周知くださいませ.



9・11 と 紀尾井ホール

 昨日は 9・11 ・・・・・




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 9 年前のあの日、ボクはちょうど 2 週間ほどの研修中で、隣の部屋の方がテロ事件が起きたことを教えに来てくれました.
 テレビに映し出された光景は、どこか映画を見ているような感じで、現実離れした感じだったことを覚えています.

 数年後、実際あの現場で救助活動した EMT とも話したことがありますが、災害現場のことについては多くを話そうとはしませんでした.
 あの事件に携わったすべての人たちが、いろいろな傷を背負ってしまったようです.


 「暴力は、暴力以外なにも生まない」というようなことがよく言われますが、あの事件以降も、結局は "暴力には暴力" というような構図が、アメリカはもちろん、世界至る所で成り立っているようです.
 おまけに、お互いの神経を逆なでするような行動を起こす人もいます.
 思想は自由ですが、そこにモラルはなくなってしまったのでしょうか.
 こんな愚かさも、人間らしさかもしれません.
 いつまでたっても、同じ過ちの繰り返しです ・・・・・ ボクも.





 そんな愚かで弱い人間たちに、レクリエムを.






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  "紀尾井ホール ピアノ・リサイタル"





  1.  Piano Sonata No.14 (Moonlight) 1 Adagio
             (BEETHOVEN) ・・・・・5:43
  2.  シリウス~アフリカの風
             (T.Honda) ・・・・・ 17:28
  3.  Amazing Little Dream
             (T.Honda) ・・・・・ 13:12
  4.  Eu Te Amo
             (T.Honda) ・・・・・ 8:17
  5.  Get Up!!
             (T.Honda) ・・・・・ 10:08
  6.  故郷~父の歌 (宮古高校校歌)
             (S.Okano-K.Honda) ・・・・・ 10:12




  本田 竹広 (p)  
  2005 年 7 月 31 日 紀尾井ホール (大ホール) にて収録






 気がついたら 本田竹広 のリーダー・アルバムが 15 枚になっていました.
 彼のリーダー・アルバムは 25 枚ほどあるのですが、すでに廃盤になっていたりして、オークションなどでの玉数もかなり少なめです.
 当然そういったアルバムは、値段も高く設定されていますが、ボクはコレクターではありませんのであまり高い値段のものは購入しません.
 いつかは、どこかで巡り会うかもしれませんし、会わないかもしれません ・・・・ 無理には追いかけないようにしています.
 そんな 本田竹広 のアルバム中でも、このアルバムだけはまったく異質な輝きを放っています.


 これはジャズかと聞かれれば、間違いなく答えは 「ノー」 です.
 タイトル通り、"ピアノ・リサイタル" です.
 彼の生き様を知らない人にとっては、 「なんだこのアルバム」 で終わってしまうかもしれません.
 これは 本田竹広 の遺作となったアルバムでもあります.




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 ボクが今まで聴いたジャズの演奏の中でベスト 5 を挙げろと言われれば、先日書いた "I'll Close My Eyes / Blue Mitchell" と、アルバム "This Is Honda" に入っている "Softly As In A Morning Sunrise" の 2 曲は間違いなく即答です.
 "I'll Close My Eyes" は、いつどこで聴いても元気な気持ちになるから.
 そして 本田竹広 の "Softly As In A Morning Sunrise" は、ボクにジャズの楽しさを初めて教えてくれたからです.


  "This Is Honda" を聴いて、ボクはジャズの世界の扉を開けることができました.
 もしこのアルバムを聴かなかったら、今ジャズを聴いていなかったかもしれません.
 このアルバム聴くまでは、なんとなくわかったような、いいような、そんなよくわからない感じで、ただ聴いていただけでした.
 そんな時に、ジャズ屋のマスターから紹介されたアルバムがこれでした.
 人の人生なんてあとから振り返ると、もしあの時 ・・・・・・ だったら、なんてことがよくあります.
 ボクも、もしこのアルバムに出会わなければ、まったく違う人生だったかもしれません ・・・・ 人生なんてそんなものでしょう、きっと.


 それから 本田竹広 はボクにとってかなり大事な人になりました.
 彼の演奏スタイルが、大好きになりました.
 そして彼の人生の一部を知った時に、このリサイタルの大きな意味を知りました.
 だから、彼の生き様を知らない人にとっては、 「なんだこのアルバム」 で終わってしまうでしょう.
 ライナー・ノーツにも感動的なことが書いてあります.
 このリサイタルのアルバムを聴いていると、そんな本田氏の人生のことや、ボク自身の今までの人生のことなどが、頭の中でぐるぐると回っています.
 ボクはきっと、こんなには頑張れないだろうな ・・・・・.
 涼しくなった秋の夜には、こんなアルバムでも聴きながら感傷に耽るのも悪くありません.



 最後の "仰げば尊し" は、きっと父親に捧げたものでしょうか.


 ボクは結局、父親に感謝の言葉を言えませんでした.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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