本田竹彦

浄土 / 本田竹彦

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 6 月末 EOS学園 の翌日、 銀座 奥野ビル を中心に写真を撮ってきましたが、そういえばあの時もすごい暑さでした.

 有楽町 までやってきてさすがに暑さでダウン.




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 駅前の イト−シア で一休みした後、外に出たところでインタビューに捕まりました.


 フジテレビ の取材とか言っていましたが、どう見ても下請けっぽい (笑)
 クールダウンしたばかりでしたし、時間もあったのでついつい真面目に受け答えちゃいました.

 でもどうせ使われないだろうと、インタビュー終了後は番組名も聞かないでサヨナラ.




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 ところがその時のインタビューが、なんと金曜日の番組 "ノン・ストップ !" でガッツリ使われたようです.

 たまたま休みだった奥様がしっかり観て速攻でライン、家族みんなに流れました.


 テーマは奥さんと自分でどちらが先に亡くなったほうがいいか ・・・・ という感じの老後についての、結構シリアスなものでした.
 その時はよく考えないで適当に言ってしまいましたが、まさか奥様が観るとは ・・・・・




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 実は 5 月にもテレビ番組のインタビュー受けたんですよね.
 こちらは全国区ではなく、 テレビ信州 という地方局の "ゆうがた Get ! " という番組の中の 「歴男河合の街道を行く」 というコーナー.

 なんと理髪店で散髪中にインタビュー.
 こちらも全く事前の打ち合わせなくいきなりのインタビューで ・・・・・

 この時もどうせ使われないだろうと思っていたら、こちらも使われてしまったようです.



 これからはこういったインタビューは気を付けよう ・・・・ (笑)





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 死後については結構ドライな考えで、ただただ 無 の世界が待っていると思っています.
 でも宗教によっては天国だったり、 極楽浄土 だったり ・・・・・

 このアルバムのタイトルはそんな 極楽浄土 とはちょっと違います.







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  " 浄土 / 本田竹彦 "





  1. 浄土
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 11:34
  2. Lazy Dream
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 3:05
  3. The Way to Brooklyn
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 9:00
  4. Second Country
       (Takehiro Honda) ・・・・・ 6:11






  本田竹彦 (p.el-p), Reggie Workman (b), 日野元彦 (ds)
  Recorded on December 6, 1970.






 TRIO レーベルでの三作目のリーダー・アルバム.
 1970 年 7 月の ニューポート・ジャズ・フェスティバル から帰国後に録音されたアルバムです.

 ジャケット写真が自分のヌード写真 ・・・・ シュールすぎるなぁ.

 アルバムの表記が 竹彦 になっていますので、ブログ・タイトルも 竹彦 で.





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 抒情的なアルバム・タイトル曲 "浄土" からこのアルバムは始まります.
 この曲、しっかりしたテーマ部がないような、ある意味即興的な演奏です.

 そのせいか ホンタケ のアルバムの中では、どちらかというと聴く機会の少なかったアルバム.
 でも今回聴いてみたら、彼らしさも随所にあり結構いいアルバムでした ・・・・・ 最近こういうアルバムがすごく多いですね.



 この "浄土" というのは 極楽浄土 の意味ではなく、彼が生まれ育った 岩手県 宮古市 にある海岸 "浄土ヶ浜" のことです.
 ジャケット写真の撮影場所も 浄土ヶ浜 .


 彼の故郷に対するオマージュ ・・・・・
 後年、彼はこの 宮古 に関係したアルバムも何枚か残しています.




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 2 曲目の "Lazy Dream" のみ フェンダー・ローズ での演奏.
 1 曲目とはマイク・セッティングも変わったのか、ベースの位置も逆になるので、アルバムを通して聴いているとちょっと違和感もありますが、演奏は素敵です.

 ホンタケ と フェンダー・ローズといってすぐに思い浮かぶのが "Boogie-Boga-Boo"
 あのアルバムもあまり聴く機会なかったけれど、聴き始めたら結構好きになっていました (笑)



 3 曲目 "The Way to Brooklyn" は雰囲気が前の2曲とはガラリ変わり、アップテンポなテーマから演奏されるピアノはいかにも ホンタケ といった、メロディの美しさと力強さがあります.
 こういう演奏大好きだな.



 このアルバムは故郷 宮古 、録音前に訪れていた ブルックリン 、 そして第二の故郷のような 別府 ・・・・ そういったところへの、彼なりのオマージュを演奏に知らアルバム.


 昔持っていたイメージよりも、ずっといいアルバムでした.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・





 今日の長野県は 御嶽海 幕内優勝の話題で持ち切り.
 3 横綱 1 大関が休場した場所でしたが、優勝というのは本当にすごいですね.

 いろいろなところで 「長野県初 ・・・ 平成生まれの日本人初 ・・・ 東洋大出身で初 ・・・」 なんて書かれていました.




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 実は最初に書いた テレビ信州 のインタビューも、大相撲に関した内容のインタビューでした.

 ちょっと前までは、ボクは 大相撲 なんて全くと言っていいほど興味ありませんでしたが、この理髪店の店主が大の相撲好きで、ちょうど 御嶽海 の登場もあり、いつの間にか 御嶽海 の勝ち負けが気になってしまいました (笑)


 NHK のインタビュー中の涙には、ジーンときちゃいました.




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What's Going On

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 一週間ほど更新が滞ってしまいました.

 15 日はちょっとした用事が入ったため いつもの休日出勤 分の代休.
 用事は午前中だけで終わったので午後は映画でも観ようと思っていたら、全然時間が合わない.
 結局いつもの休日同様に、スタバでのんびりして、あとは家でグダグダでダルダルな休日となりました.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1000sec f/8 ISO-100 EV-0.3)

 それにしてもこの日、ムチャクチャ暑かった.
 前日の 14 日も暑かったけれど、この日も朝から気温が上昇.
 写真は用事を済ませた昼ごろですが、完全に夏の空です.


 午後、ちょうどスタバにいる頃土砂降りになったようですが、表に出たら車の下が濡れている程度で、アスファルトはすでに乾き始めていました.
 本格的な夕立の季節の到来です.



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 こういったいかにも夏的な青空の下では、こんな演奏が似合いそうです.
 そして屋外のライブだったら最高だろうな.


 



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  " What's Going On / 本田竹彦 "





  1. Ain't Tell You A Good Way But
         (Takehiko Honda) ・・・・・ 3:32
  2. Check-Out Your Mind
         (C.Mayfield) ・・・・・ 5:15
  3. Ain't Funky Now
         (J.Brown) ・・・・・ 4:34
  4. What's Going On
         (A.Cleveland-M.Gaye-R.Benson) ・・・・・ 4:42
  5. Sham Time
         (E.Harris) ・・・・・ 5:13
  6. Greasy Spoon
         (N.Hooper Jr) ・・・・・ 5:42
  7. Dock Of The Bay
         (S.Cropper-O.Redding) ・・・・・ 5:54





  伏見哲夫 (tp), 森川周三 (tp), Teddy Adams (as),
  峰厚介 (as), 武田和命 (ts), Ken Lawson (g),
  本田竹彦 (p,el-p), 川端民生 (b), 楠本卓司 (ds),
  James Cheek (ds), 今村裕司 (conga)
  Recorded 1973.









 本田竹曠 で画像の検索をかけてみたら ・・・・・・・・・・・・・・

 ボクのこのブログの過去の画像がいっぱい出てきました.


 何となくうれしかったりします (笑)


 でも、それだけ取り上げてくれる人が少ないということなのでしょうか.
 だとすればちょっと淋しいものがあります.




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 ぶっちゃけ、 ホンタケ だったら何でもいいという感じは否めません (笑)
 ピアノだろうがオルガンだろうが、まぁどうでもいいかな.

 ホンタケ 本人にしてもそんな拘りなかったはずですし.
 どんな演奏スタイルをとっても、 ホンタケ らしさはそこにあるので.


 このアルバムは TRIO レーベルでの 6 枚目のリーダー・アルバムで "I Love You" に続いて発表されたもの.
 本田竹彦 名義の最後のアルバムでもあります.


 実は 2012 年に TRIO 時代のアルバム 7 枚がリマスタリングされてされて発売されました.
 5 枚はすでに持っていましたが、音がよかったのですべて購入.
 その頃はまだムチャ買いできたんだなぁ ・・・・・・・・
 その時のシリーズのタイトルが 「本田竹曠 トリオ・ジャズ・コレクション」


 当然 CD に付いている帯にも 本田竹曠 の名前です.
 でも、正確にはこの 6 枚目のアルバムまでは 本田竹彦 なんですよね.
 ボクにとってはそこ、結構大事なんだけれどなぁ (笑)


 ちなみに下の写真は当時のアルバムの中にも使われた写真だと思いますが、こちらは CD になってもきちんと 本田竹彦 になっています.



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 前作 "I Love You" はビタースィートな香りがいっぱいという雰囲気でしたが、今日のアルバムは ファンク ・・・・・・ そう、 ファンク という表現がいいかな

 ブラスが結構効いているんですね.


 アルバム・タイトルは マーヴィン・ゲイ の代表曲.
 3 曲目の "Ain't Funky Now" は ジェームス・ブラウン .
 6 曲目 "Greasy Spoon" は クルセーダーズ .

 ・・・・・・・ なにか モータウン のアルバムを聴いているようなのです.




 最後の "Dock Of The Bay" は Otis Redding の代表曲 "Sittin' on the dock of the bay" .
 掛け声からのリフに続くソロ ・・・・・・・・・
 やっぱり、これが ホンタケ だろう.
 グルービーで、ファンキーで、パワフル、所々に繊細さが見え隠れして.




 もっともっと多くに人に聴いてもらいたいなぁ.
 日本のジャズだって、確立された日本の文化の一つ

 ・・・・・・・・・・・・・・・・ なんて最近思ったりしております.



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 今日は久しぶりにオンライン・ショッピングでアルバム数枚購入.
 少し前に亡くなった 菊地雅章 のアルバムを含む日本のジャズ数枚がメイン.
 60 年代の日本のジャズはちょっとボクの好みとは違っていますが、 70 年代になるとツボにピッタリという感じ.
 できるだけたくさん聴いてみようと思っております.




 13 日の夕方はキレイな夕焼けを観ることができました.
 いつもの家からの風景ですが、空がとても幻想的でした.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/80sec f/8 ISO-800)



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/60sec f/8 ISO-500)

 さて、明日はちょっと県内を南下していつもの講習会.
 いつもは二日間のコースで二泊程度の日程ですが、明日は久しぶりに日帰り.


 雨がちょっと心配ですが、まぁ通行止めになるような豪雨はなさそうです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Minton Blues

 昨日は東京の友人と、山の計画を電話で小一時間 ・・・・ 結局まとまらず.
 この友人とは、どうも最近すれ違いに終わってしまうことが多く、次回も非常に心配なのであります.
 乗鞍や木曽駒ケ岳といった、比較的簡単に登れる 3000 m級の山は、すでに積雪がかなりあり雪山装備が無ければ到底無理なので、安全のためにも計画からきっぱり排除.

 ボクは長野県の山だったら、簡単に行くことができますが、東京から来るとなるといろいろ大変だと、昨日話しながらつくづく実感させられました.


 最悪、どこかトレッキングになってしまいそうかな ・・・・ まぁ、それはそれでいいんですが.






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  "Minton Blues / Takehiko Honda"




  1.  Minton Blues
             (T.Honda) ・・・・・ 7:19
  2.  Hey Jude
             (J.Lennon-P.McCartney) ・・・・・ 4:52
  3.  By The Time I Get Phoenix
             (J.Webb) ・・・・・ 6:26  
  4.  Ain't Tell You A Good Way But
             (T.Honda) ・・・・・ 4:40
  5.  Stella By Starlight
             (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 7:21
  6.  Quiet Sea
             (T.Honda) ・・・・・ 5:03




  渡辺貞夫 (as - 1.5), 増尾好秋 (g), 本田竹彦 (p),
  鈴木良雄 (b), 渡辺文男 (ds)
  Recorded at Ginza YAMAHA Hall, December 9, 1969.






 やっと手に入れたアルバム (CD) です.
 すでに絶版で、オークションでの玉数も少なく、出展されてもかなりいい価格なので、なかなか購入できずにいましたが、ようやく 2,000 円以内で購入ができました.
 このアルバムは、 "ホンタケ" が当時のトリオ・レコードに吹き込んだ、最初のリーダー・アルバムなのでどうしても欲しかった次第.




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 この録音時期、彼の名前は "本田竹彦" です.
 幾度か名前や漢字を変えていますので、CD など探す時結構大変です.
 だから最近は、 "本田竹" だけで検索かけるようにしています(笑).
 この "本田竹彦" 名で、トリオ・レコードに 6 枚のリーダー・アルバムを吹き込んでいます.


 ジャケットには、
    "t.honda meets rhythm section featuring s.watanabe"
とありますが、ナベサダ 氏の演奏は 2 曲のみで、残りはカルテットやトリオの演奏です.
 邦題は "本田竹彦の魅力" なんでしたっけ ・・・・.


 選曲はどうでしょう ・・・・ 例えば実力があったとしても、ポピュラー・ソングなどを演奏しただけで、そのアルバムはよくないというような評価を、ことジャズ・ファン (特に "シリアスな" ジャズ・ファン) から受けてしまう可能性がかなりあります.
 このアルバムは "Hey Jude" や "Ain't Tell You A Good Way But" といったポピュラー系の曲が入っていることで、かなり損をしているような気がします.


 ただ、この "Hey Jude" は 1969 年第 1 回サマー・ジャズ・フェスティバルでも演奏され、その時の演奏がなんとシングル・カットされています.
 売れたのかどうかは、まったくわかりません.
 その意味では、初のリーダー・アルバムにこの曲が入ったのは、当然といえば当然なのかも.

 4 曲目の "Ain't Tell You A Good Way But" も含め、ジャズ・ロックと呼べるような演奏そのものです.
 でもそんな中にも、彼の歌心や力強さが至る所に散りばめられています ・・・・ 荒削りではありますがね.
 そんなところが彼の魅力でしょう.




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 ナベサダ が加わった 1 曲目と 5 曲目は、バリバリのハード・バップ模様、ナベサダ がゴキゲンに吹きまくっています.
 そして最後の曲はトリオ演奏、このトリオは何枚かの吹き込みがあります.
 このメンバー見ただけでも、ホッとできるような演奏内容だと確信してしまいます.

 アルバム全体としてのデキは、決して最高とは言えないかもしれませんが、 "ホンタケ" のファンなので、彼の演奏と言うだけでも満足です.



 ここ数日は、快晴のとても気持ちのいい日が続いていますね.
 明日も天気よさそうなので、ちょっと単独行です.
 手袋や帽子も冬用に変えて、ちょっと登ってくる予定です.
 ボクの家からも見える、近くの山ですが行程は 5 時間ほど、カメラの練習兼ねて



 ・・・・・・・・・・・・・ Let's Climbing !
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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