村上寛

Pamoja

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 休日の朝は最高です
 天気がよかろうが、悪かろうが ・・・・・ (笑)

 平日と同じくらいに目は覚めますが、それからベッドの中で iPad 見ながら 1 時間くらいまったり

 この時間が何とも幸福感を感じたりするのです.


 ということで、曇り空ではありますがプチな幸福感に包まれた、土曜日の朝を迎えております.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/9 ISO-100)


 と言ってもこんな雲の多いお天気.


 なのでもう少し癒されるような写真を.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 24mm 1/640sec f/4 ISO-100)

 これは木曜日の夕方、職場から撮ったもの.
 最近陽が沈むのが早いので、家に帰っるころには真っ暗.

 この日はたまたまカメラ持っていたので、終業直後に急いで撮ってみました.



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 このアルバムの最後に入っている "Everytime We Say Goodbye"
 とても癒される演奏です.
 先日に続いて、 渡辺貞夫 のアルバムを聴いてみようか.





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  " Pamoja / 渡辺貞夫 "





  1. Vichkani
       (Sadao Watanabe) ・・・・・ 15:35
  2. Musitoni
       (Sadao Watanabe) ・・・・・ 9:16
  3. Pamoja
       (Sadao Watanabe) ・・・・・ 14:30
  4. Everytime We Say Goodbye
       (Cole Porter) ・・・・・ 8:35




  渡辺貞夫 (as.fl), 福村博 (tb), 増尾好秋 (g),
  本田竹廣 (p), 鈴木勲 (b), 村上寛 (ds),
  富樫雅彦 (per)
  Recorded at Yomiuri Hall, Tokyo, October 27, 1975. 







 このアルバムも今年 2 月に発売された "EAST WIND MASTERS COLLECTION 1000 シリーズ" の中の一枚です.
 ただしボクが持っているアルバムは、数年前にオークションで見つけたもの.

 ホンタケ 目的で購入したような記憶があります.




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 このアルバムは期待していたよりもずっといい感じで聴けたアルバムでした.
 アフリカの音楽を結構取り入れたりしていた頃なので、リズムがとても特徴的な曲が多いのです.
 で、そのリズムが独特な高揚感についながってく感じが何とも ・・・・・・ なアルバム.


 特に好きなのは 1 曲目 "Vichkani"
 静寂な雰囲気からだんだん広がりのある演奏になっていきますね.
 特にここでの 増尾好秋 のギターがいいのであります.
 同じフレーズを駆使したホンタケもいい


 アルバム・タイトル曲の "Pamoja" は、アフリカチックというよりはアフロ・キューバーンって感じのリズムで、グイグイ上り詰めいていく感じの演奏です.
 ここでの ナベサダ のソロが、これまたいいのです.

 
 そして拍手の中からピアノのイントロが始まる "Everytime We Say Goodbye"
 Cole Porter の曲ですが、この演奏がこれまたステキなのです.
 こんな素敵な曲、ほかにどんな演奏があるかと家の CD 調べてみたら ・・・・・・・


 Walter Bishop Jr. と John Coltrane の演奏しかありませんでした. 
 これにはちょっとばかり意外な感じ.
 ちなみに Coltrane の演奏はソプラノ・サックスでの演奏で、こちらもとてもステキなのです.



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 このアルバムは、先日取り上げた "リサイタル" のちょうど 1 年前の録音です.
 2枚ともコンサートの模様を収録したもので、雰囲気的には結構似た感じになっています.

 ただし "リサイタル" は当然 渡辺貞夫・グループ だけだったことに対し、今日のアルバムは "ジャズ・オブ・ジャパン '75" というシリーズ・コンサートの中から、 10 月 27 日 読売ホール での彼らのグループの演奏だけを収めたものです.


 ちなみにこのシリーズ・コンサートに出演していたのは、 渡辺貞夫 セクステット 、 東風 (菊地雅章 & 日野皓正) 、 山下洋輔 トリオ 、 峰厚介 カルテット 、 大友義雄 カルテット 、 坂田明 トリオ の 6 グループ.
 1975 年 10 月上旬から 11 月上旬まで全国でコンサートが開催されました.



 この頃の ナベサダ 、やっぱりいいなぁ.
 お小遣い貯まったら、もう少しアルバムそろえてみたいと考える今日この頃なのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm 1/60sec f/9 EV-0.3 ISO-160)

 外の景色はパッとしなかったので、ダイニング・テーブルの花でも撮っておこう.
 ちなみに花の名前は ・・・・・・・・ まったくわかりません.





 さて、今日は撮り溜めた写真の整理でもしようかな.
 ピントが甘い写真でも、なかなか捨てることができないので溜まる一方なのです.

 ただディスプレイ見ながらの作業なので、とても目が疲れます.


 いつものように途中で投げ出してしまいそうですね (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Daahoud

 最近、どうも映画 (ジャージー・ボーイズ) やアルバム (Wallflower) で少しばかり批判的な意見が続きました.
 精神的に多少屈折はしているものの、基本的にいろいろポジティブに捉える方なのですが ・・・・・・・
 決して作品が悪いというんじゃなくて、まぁちょっと自分の好みとは違ったなぁという感じですね.



 今日はジャズのアルバムのお話しですが、その前にお買い物のお話し ・・・・・・・ と言っても予約です.






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 "ストックホルムでワルツを" ですっ !!


 ようやく DVD が 4 月 8 日に発売です.
 この映画は去年観た映画の中でも大好きな一本です.

 この映画、発売広告は DVD だけ.
 本当は Blu-ray が欲しいのですが DVD 発売のことしか書いてありません.
 後から出るのか、それとも DVD だけで終わってしまうのか.

 ・・・・・・・・・・ 今購入すべきか考えてしまいますねぇ.


 でも映画館で観てもそれほど高画質でなくても楽しめる映画なので、とりあえず DVD 予約しました






 まぁそんなお買い物のお話しは置いておいて、ジャズのアルバムを久しぶりにアップしましょう.
 先日購入した East Wind の再販から一枚です.
 このアルバムはアナログ盤も持っていました.










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  " Daahoud / 山本剛 "





  1. Daahoud
         (C.Brown) ・・・・・ 6:18
  2. I Love You Porgy
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:08
  3. Alice In Wonderland
         (S.Fain-B.Hilliard) ・・・・・ 5:00
  4. I Remember Clifford
         (B.Golson) ・・・・・ 2:51
  5. Alone Together
         (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 10:03
  6. Stella By Starlight
         (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 6:04
  7. In The Wee Small Hours Of The Morning
         (J.M.Elliott-I.James) ・・・・・ 2:34




  山本剛 (p), 岡田勉 (b), 村上寛 (ds)
  Recorded at Onkyo House, Tokyo, November 16 & 17, 1975.







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 EAST WIND ・・・・・・・・
 「イースト・ウィンド は、 あいミュージック (当時) と 日本フォノグラム (当時) の完全協力体制によって 1975 年にスタートした画期的なジャズ・レーベル.
 菊地雅章 、 渡辺貞夫 、 日野皓正 らの日本ミュージシャンはもとより、世界のジャズ・シーンにおいて当時クリエイティヴな活動を繰り広げていたミュージシャンのアルバムを約 5 年間にわたって制作した.
 演奏のクオリティのみならず、トップ・デザイナー、トップ・フォトグラファーを起用したアート・ワークはそれまでのジャズ・アルバムのイメージを一新する新鮮なもので,以後のレコード制作に大きな影響を与えた.」
                       ( HMV ホームページから引用)




 昔はこのジャケットが、どうもジャズっぽくない ・・・・・・・・
 Blue Note や Prestige のようなジャケットがジャズらしいと勝手に決めていたので、こういった写真のアルバムってどうも好きじゃなかったように記憶しています.


 おまけに録音がクリアすぎて、骨太な感じがなかったり
 ジャズ屋では聴いた記憶がありますが、自分でアルバム買うということはありませんでした.


 今改めて CD を手にとって聴いてみると、写真もそれなりに味があるし、音も独特なクリアな音で聴き易い.
 歳とって自分も丸くなったなぁと実感させてくれたりします (笑)




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 今回 East Wind のアルバム全 72 枚がリリースされました.
 そんな中でボクが持っていた CD はたったの 5 枚だけ (笑)

 今回購入したのは 6 枚ですが、頑張って 5 枚を追加購入.
 それ以上はちょっと手が出ませんでした.
 内容的にもボクの好みとはちょっと違っているアルバムもあったりしますし.



 そんな East Wind での 山本剛 です.
 彼のイメージは Three Blind Mice ですが、専属契約はしていなかったようですのでこうやって同時期に他のレーベルからもレコードを発表しています.

 トリオ演奏で、ベースとドラムスがこのメンバー、曲目もスタンダード中心 ・・・・・・・
 となると、おおよその演奏の感じがわかります.

 何の不安も無く、安心して聴くことができますね. 





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 ボクは彼のこういったスロー & ミディアム・テンポのスタンダードも好きですが、ちょっとアップ・テンポのブルースが好きなんだなぁ.
 彼の奏でるブルース・フィーリングが気に入っています.

 だから 1 曲目がこういう演奏で入ってくるのは、このアルバムに対してそれだけで好印象になったりします.
 おまけに録音がいいんですね、ベースがしっかりしているというのか.

 これで 1,080 円だったらお買い得でしょうね.




 実は、 3 月 28 日 小川隆夫 氏の "ONGAKU ゼミナール" のテーマが 「 70 年代日本のジャズ対決 〜 TBM vs EW」 .
 何とタイムリーなのでしょうか.


 年度末最終の土曜日、まぁ特に用事はないのですがなにかとバタバタしていそうな雰囲気.
 このテーマとなると、多少無理してもお出かけしなくちゃいけないなぁ.

 それでなくても最近ご無沙汰してますので ・・・・・・・・

 東京のホテルで仕事は片づけることにします (笑)








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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1000sec f/5.6 ISO-100)

 今日は比較的気温も上がり、ほんの少しですが春の気配が.

 でも、まだまだ 2 月ですので、そう簡単には春はやってきそうもありません.
 さすがに昨年のような大雪はなさそうですが、日本海地域は先日からの雪が結構積っているようですね.


 今日は 建国記念の日 の祝日.
 週の真ん中に休日があるって、なんてステキなんだろ.


 水曜日お休みの週休 3 日制になればいいなぁ ・・・・・・・

 なんてバカなことを、空を見ながら考えてました (笑)

"2nd Album / 峰厚介"

 「インターネットサイトに広告を掲載する "アフィリエイト" で報酬を得ている個人に対し、国税当局がプロバイダーを通じて税務申告を促す取り組みを始めた。」
 という記事が Yahoo に出ていました.

 その中で興味を惹いたのが、 「世の中に存在しているブログの 80 % 以上が月間 5000 PV を超えられず、月間数十万 PV をたたき出すブログは全体の 0.1 % 以下ともいわれています。要するにトップ 0.1 % に入らないと、まともな金額は稼げないわけです ・・・・・・・・ 」 という文章。


 ボクなんか、ブログ画面の広告が大嫌いなので、わざわざ有料にして広告カットしているんですが、逆に広告収入を取っている人がいるというの知ってちょっとビックリ.





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 上の記事で気になったのが 「月間の PV が 5000」 というところ.
 ボクのこのブログ、最近の月間 PV ですが 5 月が 8600 PV、 6 月が 9400 PV、 7 月の今日現在で 7700 PV ・・・・・・ 昨年あたりから毎月このくらいの数字を叩き出しています.
 ボク的には月間 10000 PV くらいになればとずっと思っていたんですが、 5000 PV キープするだけでもちょっと大変なんですね.

 待てよ ・・・・・・・・ ということは、ブログ全体の 20 % に入っているということですか !!



 幾度となく書いていますが、ブログを始めた頃は毎日のアクセスが 0・1・0・1・0・1・・・・・ という 二進法 のようなブログ.
 その頃見つけた、アメリカ在住のおっちゃんのブログがボクの目標だったりしました.
 「いつかはあのブログに近づいてやる」 ・・・・・ ってね (笑)


 気がついたら、もう少しで月間 10000 PV ・・・・・・・
 まぁボクの場合は内容云々ではなく、とりあえず書きまくっているだけですがね (笑)




 さて、今夜は TBM - 4 .
 これはねぇ、ルーキー受けしないかな.
 ボクにとっても 3 曲目なんかはもう、修業的になっちゃいますから (笑)







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  " 2nd Album / 峰厚介 "




   1. Y.M.
        (K.Mine) ・・・・・ 11:36
   2. Brothers-In-Law
        (Y.Suzuki) ・・・・・ 11:38
   3. Striped Slacks
        (Y.Suzuki) ・・・・・ 13:44
   4. Chin-San, Take 1
        (T.Imai) ・・・・・ 4:20
   5. Chin-San, Take 2
        (T.Imai) ・・・・・ 3:51




  峰厚介 (as.ss), 今井尚 (tb), 増尾好秋 (g),
  鈴木良雄 (b), 村上寛 (ds)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo,
         November 29 & December 2, 1970.






 2011 年に CD リマスター版発売を記念して、 文藝別冊 で Pink Floyd 特集が組まれました.
 その中で みうらじゅん がアルバム "ウマグマ (Ummagumma)" のキツいことを書いており、そこで 「キツい = 修行」 というような表現をしていました.


 ジャズの世界でも、そんな感じが結構あったりします.
 聴いていて全然楽しくないのに、評論家の評価が高いだの、音楽性が高いだの、新しい方向性だの ・・・・・・・
 ちっとも楽しくないし、わからないのに、聴いていくうちにわかるんじゃないかと一生懸命ジャズ屋で目を閉じながらフレーズを追う.
 こういうのって "キツい" んです.
 それでもいつかわかると、修業的にみんな目を閉じ聴くんですなぁ.
 一昔前に見られた当たり前のような光景です (笑)



 このアルバムも、ボクにとってはそういう修業的な要素がありあり.





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 TBM だからと言って、当然すべてのアルバムが好みとは限りません.
 ましてや TBM のコンセプトは、決して万人受けするものを作っている訳ではないからね.
 逆に、気に入った新人たちにやりたい演奏をさせ記録することを主眼にしているので、そういった意味ではこういうアルバムもありなんでしょう.

 2 曲目の "Brothers-In-Law" 辺りまでが、ボクにとっての活動限界かな (笑)



 このコンボの特徴は、ピアノの代わりにギター、そしてトロンボーンが加わったクインテットということで、どうも峰厚介のモーダルな演奏とトロンボーンという楽器が似合わない感じがしてしまいます.

 この当時彼のグループがライブハウスで演奏する時は、 峰厚介 、 今井尚 (tb) 、 市川秀男 (p) 、 水橋孝 (b) 、 村上寛 (ds) というクインテットだったようです.
 しかし、このアルバムを吹き込む頃になるとこのメンバーが不定になってしまい、たまたま月曜日が空いていた 渡辺貞夫 グループの 3 人と演奏をしたのが、このアルバムにつながっているようです.




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 峰厚介 は後に ホンタケ と一緒に ネイティブサン で大活躍します.
 このアルバムのような演奏とはまったく違った演奏が聴ける (と言ってもボクはこのグループのアルバムはたった一枚しか持っていないので偉そうなことは書けませんが) のだけれど、どちらの演奏がいいかはお好み次第と言ったところでしょうか.


 そうそうこのアルバム、ジャケットはとっても素敵です.







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 夕方ちょっとした仕事を終わらせ、いつもの スタバ で、いつものホット・コーヒー、いつもの席は流石にゲットできませんでしたが、とりあえずソファーはゲットできたのでマッタリとブログ更新.


 店員もいつも見かける店員さんばかりなので、最近は一言二言.
 ただ仕事の関係から、以前のようには顔を出していないので話す店員さんもいつも決まった方だけ.
 いつも話し難そうなオーラ全開のボクですから (笑)



 それにしてもここ数日、同じような言葉しか浮かんできません


 暑い ・・・・・・・・ なんていうレベルを通り越して、完璧にやる気を奪い取ってくれます.


 だから スタバ の涼しさとコーヒーはそんなダルダルに溶けそうな体をリフレッシュさせてくれます.




 そして見つけちゃった Diana Krall のニューアルバム.
 ついつい予約 Click しちゃったじゃないか.

Spanish Flower

 台風と梅雨の影響で各地で被害が出ていますね.
 長野県内でも土砂災害でお一人が亡くなってしまいました.


 今夜から明日にかけて最接近の見込みですが、これ以上の被害がないことを祈るばかりです.



 さて、台風が通りすぎたら明日からちょっと講習会のため南下するため、今日のうちにブログ更新するとします.
 このアルバムも買おうかどうしようかと、かなり悩んだ末の購入.
 結局今回の TBM シリーズ 69 枚のうち、持っていない物はすべて購入することを決意しました.



 このアルバム、台風のようなエネルギッシュな演奏です.







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  " Spanish Flower / Tee & Company "




  1. A Tree Frog
           (M.Imada) ・・・・・ 14:15
  2. Spanish Flower
           (M.Imada) ・・・・・ 18:50





  森剣治 (fl.ss), 植松孝夫 (ts), 高柳昌行 (g), 今田勝 (p),
  金井英人 (b), 井野信義 (cello.b), 村上寛 (ds)、今村祐司 (perc)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, November 13 & 14, 1977.







 このメンバーの中で、ボクが目にした演奏者は 金井英人 と 井野信義 .
 それぞれ自身のグループでの演奏を、昔行っていたジャズ屋で聴きました.

 演奏自体はすべて忘れてしまいましたが、覚えているのが 金井英人 のオーラ.
 とても気安く話しかけることのできないようなオーラを全身からプンプン.
 おまけに演奏がかなりモーダルな演奏だったので、その後結構苦手になったりしてました ・・・・・ まぁいつもの食わず嫌い的な要素もあったんですが (笑)


 逆に 井野信義 は同じように寡黙なんだけれどどこかホンワカしていて、誠実さが漂っている感じ.
 演奏もとてもストレートな演奏だったことだけは憶えています.



 
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 さてこのアルバムの Tee & Company ですが、実は今までかなり苦手だったのです.
 TBM には Tee & Company 名で合計 3 枚のアルバムがあります.
   TBM-5004 Sonet
   TBM-5006 Dragon Garden
   TBM-5008 Spanish Flower


 実は "Sonet" と "Dragon Garden" はすでに持っていました.
 そしてその 2 枚のアルバムには、今回の "Spanish Flower" の演奏も入っていたんですね.
 TBM のアルバムの CD 化ではこういったことが他にもあり、 "The In Clowd / 山本剛" もそんなアルバムの一枚でした.
 お金に余裕があれば "Sonet" と "Dragon Garden" も買い直したいところではありますが、さすがにボクの懐具合では ・・・・・・・・・ とりあえず今回のアルバムのみ頑張って購入.


 前に買ってあった "Sonet" がねぇ ・・・・・ もう厳しかった ・・・・・・
 だから本当にこのアルバム考えちゃったのです.


 ぶっちゃけ、このアルバム ・・・・・・ というか、 Tee & Company のアルバムはルーキーの皆様にはちょっとお勧めできないかな.
 かなりモーダルでフリーキーな演奏なので、そういった演奏でも楽しめる人でないと、かなり修業的なアルバムになってしまいそうです.

 このあたりの演奏が、ある意味では TBM らしいと言えばらしのです.






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 これが Tee & Company というビッグ・コンボのメンバーたち.
 左から 4 人目は、 TBM 生みの親 藤井武 さんですね.
 この藤井さんが企画して誕生させたのがこのビッグ・コンボ ・・・・・ Tee & Company の Tee は、藤井さんのニックネームでもあります.

 メンバーはこの当時 TBM ・・・・・ というか、これからの日本のジャズを背負って立つような人たちばかり.
 ただ、いろいろなコンセプトが込められていたり、新しいことにチャレンジしようとしたものが演奏になっているので、おおよそ万人向けとは言い難いかな.



 新たにこのアルバムを購入して聴いてみたら、以前ほどの違和感はなくなっていました.
 特にアナログ盤でいうところの B 面にあたるアルバム・タイトル曲 "Spanish Flower" なんて、結構気持ちのいい演奏だったりもします.

 まぁボクも、いつの間にか エレクトリック・マイルス なんかも平気で聴けるようになったのですからかなり成長したということでしょうかね (笑)



 万人向けではないと書きましたが "Spanish Flower" くらいだったら、たぶんみんな聴けるかな ・・・・・・









 先日から紹介している TBM のアルバムですが、仕掛け人は Disk Union の 塙耕記 さん.
 先日 Facebook でお友達になったりしております.


 Disk Union というと、ボクとの繋がりは Roger Dean.




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 ずっと前にこのリトグラフを購入したのが Disk Union .

 でも、それ以来 CD などはまったく購入していなかったのですが ・・・・・・


 最近になり TBM から 塙さん に繋がったりして、せっかくだから最終の 第10期 だけは Disk Union のボックスを購入しようと思い数日前に予約を入れておきました.

 このシリーズの全アルバムを 6 ページほどのカタログに Disk Union が製作し、明日からお店に置いておくようです.
 残念ながらボクはそれだけのために 東京 に行くこともできないので、諦めていたのですが ・・・・・・・・


 ちょっとしたことから自宅に送っていただけることになりました.


 いろいろな意味で TBM はこういったことが多いのです.
 だから多少無理してでも買おうと思っちゃうんですねぇ.




 なんだかんだ理由をつけて買っていると言えなくもないのですが (笑)

Yellow Carcass In The Blue

 昨日は部下の結婚式 & 披露宴パーティー.
 場所は 軽井沢 の ビラ・デ・マリアージュ 軽井澤.




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 本当だったら教会の外には青空が広がっているはずだったのですが、昨日の 軽井沢 はあいにくの雨.
 おまけに土曜日ということもあり、会場までの道路も結構混んでいました.

 今回のボクのお役目は、祝辞のご披露.
 だったので、終わった後は美味しい料理を食べながらみんなで歓談.
 「もう職場の上司とか呼ばなくてもいいんじゃないの ・・・」 って、若い職員には言っているんだけれど、どうも本人たちよりも御両親などの希望が強いようですね.
 一生に一度のことだから、仕方ないかな.


 ボクの家から軽井沢までは 30 - 90 分くらい ・・・・・ 混雑状況によってまったく時間が違ってしまうんですが、結構近いんですよ.
 ですので、職場の若い職員も 軽井沢ウエディング が多くなっています.
 費用的には 軽井沢 というネームバリューだけでもかなりの額になってしまうと思うのですが、これまた一生に一度のことだからちょっと無理してでも頑張っちゃうのでしょうか.

 きっと女性的あこがれで、奥様になる方の 「絶対、 軽井沢 で結婚式 !!」 という意見が強いんでしょうね (笑)
 男子的にはどこでもいいような気もしますが.




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 さて、最近の出来事を一つ.

 ボクは Twitter よりは Facebook 派.
 最近になりジャズに関係している 3 名の方とお友達にさせていただきました.
 一人は いつもの O さん、もう一人は O さんのお友達で Universal Music Japan 関係の方、そしてもう一人が今日のアルバム復刻をプロデュースした方で Disk Union 関係の方です.

 ボクにとっては 藤井武 さんと同じくらい遠い存在でしたが、こんな形で知るとは思ってもみなかったなぁ.



 そんな今日のアルバムですが、上の結婚式の話題とはかけ離れているアルバム・タイトル.
 ちょっとばかり カオス だったりします.







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  " Yellow Carcass In The Blue / 笠井紀美子 "





  1. Alone Together
        (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 3:15
  2. Blues In C Miner
        (K.Kasai) ・・・・・ 6:02
  3. River Dry
        (K.Mine) ・・・・・ 13:01
  4. 'Rouind Midnight
        (T.Monk-B.Hanighen-C.Williams) ・・・・・ 9:10
  5. Yellow Carcass In The Blue
        (M.Kikuchi-K.Kasai-A.Shimizu) ・・・・・ 7:39
  6. Be Still, My Soul
        (Y.Suzuki) ・・・・・ 7:30





  笠井紀美子 (vo), 峰厚介 (ss.as), 菊池雅洋 (p),
  鈴木良雄 (b), 村上寛 (ds)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, July 11 & 13, 1971.






 笠井紀美子 が TBM に残した唯一のアルバム.

 ですが、ジャケットの裏の写真を見るとわかるように、このアルバムは 笠井紀美子 のアルバムというよりも 峰厚介 のアルバムに 笠井紀美子 が参加したという表現のほうが適切かもしれません.

 演奏に対するボクの感じも、そんな感じです.
 峰厚介 クインテットのアツい演奏に、 飄々と、そしてどこかアンニュイな 笠井紀美子 の歌が吹き抜けていくような感じかな.





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 TBM - 8 ・・・・・・ TBM 初期のアルバムですね.


 TBM (Three Blind Mice) は、藤井武氏が設立したマイナー・レーベル.
 録音された演奏は、藤井氏の好みを反映したものばかり.
 特にオリジナリティを大切にしていたようで、個性的なラインナップなのです ・・・・ 時代的にもスタンダードばかり演奏していたものが、だんだんオリジナル曲の演奏をするようになっていった時代.
 確か ナベサダ 氏が アメリカ から帰ってきた頃からでしょうか.

 TBM は、そんな時に現れた若手のミュージシャンたちを積極的に取り上げ、その多くのミュージシャンは日本を代表するようなミュージシャンに成長していきました.

 本当に Blue Note と一緒ですよね.


 記念すべき TBM 1 枚目のアルバムは "MINE / 峰厚介クインテット" .

 初期のミュージシャンは、 峰厚介 、 今田勝 、 植松孝夫 、 金井英人 、 高柳昌行 、 和田直 、 ジョージ大塚 ・・・・・・・・ 
 設立から 3 年目くらいは年間 4-5 枚でしたが、 1974 年あたりから一気に製作枚数が増えています.
 その頃中心になったのが 鈴木勲 や 山本剛 といったところでしょうか.





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 ちょっとルーキーにはしんどいアルバムかもしれません.
 軽快なテンポで始まる "Alone Together" にしても、ヴォーカルの 1 コーラス後のソロは普通のヴォーカル・アルバムのソロとはかなり違い、吹きまくりなのです.

 スピリチュアルなイントロから始まる 3 曲目なんかすごいから.

 正直、こういったアブストラクティブな演奏はボクの好みとはちょっと違うなぁと思っています.
 その感じは購入前から分かっていたんだけれど、まぁそれも承知で購入.


 アルバム・タイトル曲 "Yellow Carcass In The Blue" は、ピアニストの 菊池雅章 の曲 ・・・・・・ ちなみにこのアルバムの 菊池雅洋 は 菊池雅章 の弟です.
 日本語の詩を 笠井紀美子 が書き、それを英語の歌詞に翻訳したのが 清水明江 .


 疾走するソプラノ・サックスが、聴いていくうちに心地良くなっていくアルバム.











 レーベルが TBM だとすると、次にいつ発売になるかまったくもってわかりません.
 だから少しでも無理して買わないと ・・・・・・・・・





 そしたら、昨年の 第 7 期 で終了予定だった "TBM 復刻シリーズ" が、なんと 第 10 期 まで延長されました.
 おまけに最後となる 第 10 期 はすべて 山本剛 !!!




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 今回もかなり無理して予約に Click !!
 この第10期では、持っているアルバムも数枚ありますが、なんといっても "The In Clowd"

 このアルバムは、 xrcd 化の際に 2 枚のアルバム ("Live At The Misty" と "Blues For Tee") に分割され加えられた経緯があるので絶対出ないかなと思っていたんですよね.


 だから演奏自体は持っていても、購入しちゃいます.
 面倒だから Disk Union のボックスで.


 監修した 塙 さんに敬意を表して (笑)
 ただ、 第 9 期 の女性ボーカルにも気にあるアルバムが何枚かあるので、ボクのお小遣いがとても心配なのです.



 TBM が世に送り出したアルバムは 130 枚ほど、まだまだ聴きたいアルバムがあります.
 それらのアルバムも、いつか陽の目を見ることがあればいいのですが ・・・・・

"I Love You" + Bittersweet Valentine

 今朝は昨日の雪が完全に残っており、辺り一面真っ白.
 雪は思ったほど多くはありませんでした、夜半には止んだようですね.
 ただ、道路は溶けた雪が凍結して、ミラーバーンならぬ、洗濯板のような感じでした.
 ボクの愛車も、なんとか職場まで辿りつくことができてやれやれ ・・・・・・ スタッドレス履いていても、車の軽さとトルクの強さですぐにタイヤの空回り状態になってしまうので、ほんとうに雪は苦手です.


 当たり前ですが、金曜日です.
 明日からお休み ・・・・ 日・月と東京なので、日曜日夕方は "Jazz Conversation" 少しは聴けそうです.



 Valentine ですね、世の中は ・・・・・・ 何なんでしょうね、よくわかりませんが.
 少し前はチョコレート業界だけかと思っていましたが、今ではいたるところが便乗しているような気配です.
 まぁ、こういったことでも景気回復の一部になってくれれば、それはそれでいいのかも知れません.


 NHK-FM の "サンセット・パーク" という番組があるんですが、金曜日はジャズ特集のようです.
 というのも、今日初めて聴いた番組です ・・・・・ それもたまたま FM のチャンネルを変えたらやっていたという感じ.
 某 Inter-FM の、某 O 氏の番組もいいけれど、こういった女性アナウンサーの番組もいいですよね.
 ただ、あまりジャズは詳しくないんでしょうか、単なるリクエストを紹介していくような番組のようです.
 一番気にかかったのは、その発音なのですが ・・・・・・



 それで、この番組の今夜のテーマが 「Valentine 特集」 ・・・・・ なにか世を挙げての Valentine で少しばかりげっぷが出そうです.
 そして 「Valentine にちなんだ曲や、なんとなく甘ーい感じの曲を ・・・」 なんて言っていますが、これもよくわからないなー.
 Valentine = Sweet なんでしょうか.
 お決まりの "My Funny Valentine" がいろいろなところで流れています.






 でも、どれも甘過ぎ・・・・男はもっと潔く、ストレートに ・・・・ !!






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  "I Love You / 本田竹廣"





  1. I Love You
        (C.Porter) ・・・・・ 7:06
  2. Here's That Rainy Day
        (J.V.Heusen) ・・・・・ 12:44
  3. Sunny
        (B.Hebb) ・・・・・ 5:17
  4. Willow Weep For Me
        (A.Ronell) ・・・・・ 5:42
  5. Autumn Leaves
        (J.Kosma) ・・・・・ 9:42





  本田竹廣 (p), 鈴木良雄 (b), 村上寛 (ds)
  1973 年 4 月 30 日録音






 スタンダードだけで構成された、甘いラブ・ソングなんだけれど、そこは "ホンタケ" です、ただ甘いだけではありません.
 ビター・スィートな感覚です.
 ジャケットからして男臭さが、プンプン.
 男は簡単に "I Love You" なんて言わないよ ・・・・・・ っていうような、一昔前の男臭さがあるアルバムです.
 相変わらず "チンさん" もいいですねー.
 変に小難しい曲じゃなくて、スタンダードをストレートに演奏しているところがいいです.
 "Sunny" もいい !!




honda005-2

 こんな演奏も、もう聴くことができないんですよねー.
 "ホンタケ" はある意味で、ボクの人生を変えた一人かも知れません.




 紀尾井ホール ピアノリサイタル、行きたかったなー ・・・・・・・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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