東京ジャズ

第 18 回 東京ジャズ

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 今年もやってきました 第 18 回東京ジャズ .
 土曜日は昼から夜まで、部屋で radiko から流れる演奏を聴いてました.

 会場であの雰囲気を味わえないところが、地方在住の辛いところだね.





  ( ↑↑ リッチ・リンクが不安定です)

 ボクが一年のうち唯一、いろいろ新しい音楽を聴く日 ・・・・ と言っても決して過言ではないかも (笑)
 東京ジャズ とはいうものの、最近はモダンなジャズばかりではなくいろいろな演奏が聴けるので、それはそれで楽しむことができます.


 おまけに家で写真作りしながらそれを堪能できちゃうんだから.




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 ● リハーサル中 : 小川隆夫 氏の Facebook からお借りしました ●

 解説はお馴染み 小川隆夫 さん、アナウンサーも例年通り 伊藤雄彦 さんと 鹿島綾乃 さん.
 一昨年のブログ にも写真載せましたが、皆さんいい感じでお歳を重ねてますねぇ (笑)
 まぁ人のこと言えませんがね.


 伊藤さんも鹿島さんもジャズがお好きなようです.
 伊藤さんなんて最後には職務放棄して チック・コリア 観にいっちゃうんだから (笑)
 二回も握手してもらったと、感動しておりましたね. 




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 まずは昼の部です.
 いつものように聴く前に 東京ジャズ のホームページ観たりしないようにしているので、ラジオ聴いて初めて今年はこんな人が出るんだって感じなのです.




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 ● Meshell Ndegeocello : 東京Jazz ホームページから ●

 名前が難しい、 ミシェル・ンデゲオチェロ っていうんですね.

 「 スワヒリ語 で 「鳥のように自由」 という意味の 「ンデゲオチェロ」 という名を持ち、旧 西ドイツ 出身で アメリカ を中心に活動する孤高のベーシスト。 1994 年には マドンナ のアルバムに参加しベース・プレイヤー誌の選ぶ 「ベーシスト・オブ・ザ・イヤー」 に女性として初めて選出。 ハービー・ハンコック 、 パット・メセニー らとのセッションでも知られ、 2018 年発表のカバーアルバム "Ventriloquism" は グラミー賞 にノミネートされるなど、ファンク・R&B・ジャズ・ロックなどジャンルを超越した活動を続ける彼女のパフォーマンスを目撃してください!」 (東京Jazz ホームページから引用)


 単純にジャズとは言いにくい音楽です.
 まぁそれが悪いとかいいとかの問題ではありませんので、聴く側の好みかなぁ.
 ラジオだと当然顔とかわからないので、西ドイツ出身というだけで、てっきり白人だとばかり思ってました.
 後で 東京ジャズ home pageで写真見て「あっ、こんな人だったんだ」

 ボクは結構 BGM っぽい感じで聴いてました.
 まぁこういうのも全然ありですね.




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 ● MISIA × 黒田卓也 : 東京Jazz ホームページから ●

 今回も出演アーティスト情報を知らないまま聴いていたので、最初 ミーシャ って聞いた時にかなり違和感ありました.
 ところが演奏が始まると 黒田卓也 グループのパワフルな演奏と、彼女のソウルフルな歌がとても見事にマッチしている感じで、とてもゴキゲンでした.

 調べたら、何年も前からこの二人は共演し、ジャズ・フェスティバルに出演しているようで、 You Tube にもいろいろ演奏がアップされています.


 黒田卓也 の演奏が兎にも角にもゴキゲンなのです.
 こういう演奏、好きだな.
 テレビ朝日系 「報道ステーション」 のオープニングテーマ曲 "Starting Five" で一躍一般の方にも名前が知られるようになりました.
 最初は某番組とか言ってましたが、曲が終わった後にはガッツリ 「報道ステーション」 と名前出してました (笑)
 なにげに NHK らしくなくていいな、こういうところも ジャズっぽい.




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 演奏は MISIA の曲なんかも交えて 11 曲.


 こちらの演奏もストレートアヘッドな演奏ではありませんが、ビートを効かせたノリノリの演奏でとても聴き易い.
 この人の演奏はもう少し聴いてみたいです.

 おまけに しゃべくり がとても楽しかったな.




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 この後 30 日 代々木公園ケヤキ並木 で行われたライブから二組ダイジェストで.




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 ● Hanah Spring : 東京Jazz ホームページから ●

 こちらも、名前聴くのも、歌聴くのも初めてです.
 とにかく歌がうまいのはすぐにわかります.

 ただ昔ながらのジャズ・ヴォーカリストという感じとはかけ離れていて、いろいろなエッセンスが混じり合った感じです.
 ちょっと不思議チャン感覚の漂う歌声です.

 小川さんが番組内でも言っていましたが、今の時代ジャンル分け自体がナンセンスかもしれません.




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 ● Z EXPRESS BIG BAND : 東京Jazz ホームページから ●

 このバンドは全員 YAMAHA の楽器を使用しているミュージシャンで結成されています.
 セルマー とかじゃないところが、微妙にいい感じ.

 やっとストレートアヘッドな演奏が登場しました.
 ビッグ・バンドってこういう感じだよねぇ、って演奏.
 こういうホーン・アンサンブル、久しぶりに聴いたなぁ ・・・・・ やっぱりいいです.


 ボク的にはこの演奏が今回一番、いい意味で裏切られた感じでした.
 本当にこの演奏はよかった.




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 そして Selim Slive Elementz の 2 作目 "VOICE" から "Remembering Isle of Wight" が、何となんとかかってしまいました.




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 ● Selim Slive Elementz ●

 Selim Slive Elementz は 小川隆夫 さんがプロデュースとギタリストとして参加しているグループで一昨年は確か参加していたんだよね.
 演奏は、エレクトリック・マイルスを継承する演奏で、特にホーン陣がかなりパワフルなパフォーマンスします.

 今年は 東京ジャズ とは直接関係ありませんが、そんなアルバムの PR も含めて、曲かけちゃうんだから.

 「報道ステーション」 テーマ曲も含め、偉いぞ NHK !!




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 ● "Voice / Selim Slive Elementz " ●

 かかった曲はシングルカットされている "Remembering Isle of Wight"

 どうして フィルモア・イースト ではなく ワイト島 なのか ・・・・・
 その時説明したのかよく覚えてません.
 ちょうど写真の印刷が佳境に入っていて、そちらに集中しながら聴いてたので ・・・・・  (笑)


 最近はすっかりミュージシャンになってしまった小川さん.
 東京 に行く機会が少なくなってしまったので、ちょっとお会いしてません.
 また ONゼミ に顔出して、そんなことも聴いてみたいと思います.

 ちなみにこのアルバムは、現在ボクが財政的にかなり困窮している状態でまだ購入しておりません.
 だから今、一枚目の "Resurrection" をかけながらこれを書いてます.




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 ここからいよいよ夜の部.




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 ● Avishai Cohen Trio : 東京Jazz ホームページから ●

 まずは アヴィシャイ・コーエン トリオです.

 ボクはヴォーカルが結構入っている "Seven Seas" しかアルバムを持っていないので、何となく程度しかわかりません.
 演奏を聴いてみると、何となく程度しかわからないはずなのに、どこから聴いても アヴィシャイ・コーエン って感じなんですね.


 ボクの中でのジャズ時計は完全に停止していますが、この人もすでにベテランの域に達している人です.
 同じようなフレーズを何度も繰り返したり、独特な世界観を持ったような音の広がり.
 とても多国籍的な雰囲気を持つ演奏で、そんなところも何気に好きです.




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 ● The Chick Corea Akoustic Band : 東京Jazz ホームページから ●

 最後は チック・コリア トリオ.
  今年のメインキャストとでもいうのかな、土曜日はアコースティックに、そして日曜日はエレクトリック.

 アコースティックの チック・コリア は、何かホッとする感じ.
 スタンダードも織り交ぜての演奏は何も言うことないかな.
 変に小難しく聴く必要もないですし.


 アンコールでは "アランフェス協奏曲" が流れ始めました.
 そう、あの "Spain" です.

 1972 年に発表された リターン・トゥ・フォーエヴァー 二枚目のアルバム "Light as a Feather" に収録されていた曲で、 チック・コリア の代名詞ともいわれる曲の一つです.

 途中で会場の合唱も加わったりして、アンコールでこういう曲演奏されちゃうと、完全に鳥肌ものだな.





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 ● Charles Lloyd : 東京Jazz ホームページから ●

 本日 (日曜日) のステージでは チャールズ・ロイド が登場します.
 この演奏も聴いてみたいなぁ.


 でもボクの 東京ジャズ は昨日で終了.
 たった一日のラジオ鑑賞でしたが、今年も普段聴くことのない演奏を聴くことができました.

 来年こそと思っているだけで、結局毎年部屋で聴いているという ・・・・・・


 でも、一応来年こそは生で聴いてみたいと思ってみます.




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Some Other Stuff

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 今年もやってきました 東京ジャズ ・・・・・ と言っても、出不精のボクは会場まで聴きに行くわけでもないんですがね.

 例年通り、昨日は radiko でずっと聴いていました.




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 今年も いつもの小川さん がゲスト解説者で、アナウンサーも昨年と同じです.

 ボクの場合なかなか新しい演奏を聴く機会がないので、一年に一度この番組がとてもいい刺激にもなっています.
 普段絶対聴かないような演奏がここでは聴くことができますので.


 ロバート・グラスパー グループの演奏もよかったけれど、圧巻は土曜日のトリ ハービー・ハンコック でしょうね.
 ロバート・グラスパー も参加してすごい演奏でした.

 ロバート・グラスパー と言えば、今 ローリン・ヒル との一悶着で話題の人だったりもします.




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 今日の昼間は THE VOICES として、ホールで新生 マンハッタン・トランスファー も登場.

 今年 "THE JUNCTION" を発表、その中の "CANTALOOP (FLIP OUT!)" は何回か聴いてみましたが、超ゴキゲン.
 このアルバムは購入する予定です.

 このステージも FM 放送で聴きたかったんだけれど、残念ながら今日の放送はないんですよね.


 やっぱりお金出して聴かないとダメですね (笑)




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 そんな "CANTALOOP" のオリジナルともいえる "Cantaloupe Island" が入っているのが、 1964 年に発表された "Empyrean Isles (BLP-4175)" .


 今日のアルバムはその次の、次に、発表になったアルバムです.







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  " Some Other Stuff / Grachan Moncur III "





  1. Gnostic ・・・・ 11:42

  2. Thandiwa ・・・・ 8:17

  3. The Twins ・・・・ 12:53

  4. Nomadic ・・・・ 7:43






  Grachan Moncur III (tb), Wayne Shorter (ts),
  Herbie Hancock (p), Cecil McBee (b),
  Tony Williams (dms)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, July 6, 1964.







 ジャケット写真はいつものように輸入盤のためか、違う番号になっています.
 ジャケットデザインはとてもステキです ・・・・・・ ジャケットは.

 演奏されている曲はすべて グレイシャン・モンカー・三世 によるもの.




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 グレイシャン・モンカー・三世 が Blue Note に残したリーダー・アルバムはたった 2 枚だけ.
 本アルバムはその 2 枚目になります.

 一作目の "Evolution" もかなりアブストラクトな新主流派的な演奏でした.

 正直ボクの好みと言えるような演奏ではありません.
 聴く前から何となくわかっていたものの、今日のアルバムを含め Blue Note の 4100 番台までは買える時に買っておこうと思って含め購入.




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 前述のように "Evolution" も結構シリアスなジャズ・ファンには間違いなく敬遠されるレベルだと思いますが、本作はさらにそこにフリー・ジャズの要素を大きくトッピングした感じ.


 ぶっちゃけ、結構 カオス 感が漂ってます.
 フリー・ジャズとか好きな人には楽しめそうですが、ボクはこのアルバムは結構キツイ.
 時代的にも、いろいろな人が新しい方向を模索している時代でもあり、そんな混沌とした雰囲気がアルバムにも現れているといえばいいのかなぁ.


 ジャズにおける シュールレアリスム 的な表現というか ・・・・・・
 アヴァン・ギャルド という表現がとても似合うアルバムです.




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 さて 8 月の映画鑑賞ですが、 8 月は映画館にはいかなかったものの 17 本も観ました.
 他にも何本か途中まで観たものもありますが、それらはつまらなく途中リタイヤ.



  007 ダイヤモンドは永遠に 
  007 ゴールドフィンガー
  大怪獣ガメラ
  大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
  友へ チング
  ジェイソン・ボーン
  エヴァの匂い
  ボーン・レガシー
  地球が静止する日
  トータル・リコール(2012)
  雲のむこう、約束の場所
  メンフィス・ベル
  秒速5センチメートル
  言の葉の庭
  IT/イット“それ”が見えたら、終わり。
  遊星からの物体X
  マイウェイ 12,000キロの真実






 新海誠 の作品は別として ・・・・・・

 この頃の 007 シリーズは ジェームス・ボンド の魅力がいっぱいで、何度観ても面白い.
 一連の "ジェイソン・ボーン" シリーズ (厳密にはシリーズにはなっていませんが) も独特のスピード感と緊張感があってそれなりに楽しめます.

 そういえば "メンフィス・ベル" に デヴィッド・ストラザーン が出てました ( "ジェイソン・ボーン" のシリーズの ノア・ヴォーゼン ).


 さて、そんな中の一本は ・・・・・・・・






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 完全に ジャンヌ・モロー に一票って感じです.

 ここまでの悪女 ・・・・ わがままな女を演じていても彼女だったら許せちゃう男はごまんといるんじゃないでしょうか (笑)

 映画自体はそれほどいい映画とは思いませんが、やっぱり彼女の悪の魅力があふれています.


 この映画は 1962 年公開、当時彼女は 34 歳だと思いますがちょっと老けた感じがありました ・・・・ なんとなくちょっと老けた ベティー・デヴィス みたい.
 それでもキレイなことには変わりありません.




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 そしてこの映画、 ビリー・ホリディ の "Willow Weep For Me" がとにかく印象的.
 この時代のフランス映画は、ジャズを使っているものがたくさん多い.

 特に ジャンヌ・モロー とジャズと言えば 1957 年の "死刑台のエレベーター (1957)""危険な関係 (1959)"
 両映画とも大好きですし、そこに使われた音楽も大好き.

 もちろん ジャンヌ・モロー は言わずもがな.




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 長野県 上田市 別所温泉 臨泉楼 柏屋別荘 にあった彼女のサイン.
 こんな 日本 の田舎の温泉までやってきたのかと思うと、ほんのちょっとだけ距離が縮まった気もします.
 

 ちなみにこちらの旅館は現在休業 (廃業 ?) で宿泊はできません.




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東京ジャズ 2016

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 昨日の土曜日は、一日中ジャズ三昧って感じ.

 一週間前に 小川隆夫 さんが Facebook で、 「 "東京ジャズ" を NHK-FM で生放送.さらに PC で聴くこともでき、往年の "Jazz Conversation" も復活するかも ・・・・・・・・ 」 なんてことをアップしてました.



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 "東京ジャズ" の話題は SNS などでも、毎年いろいろアップされるのでボクも知ってはいましたが、いかんせん地方からだとなかなかねぇ.
 おまけにチケットも結構いい値段してますし、いい席は早いうちのソウルド・アウト.
 だから、なにか他人事 ・・・・・・・ 隣の町のお祭りって感じでした.

 でも PC でも聴けるんだったら ・・・・・・・ と思い、小川さんがアップした一週間前の土曜日に聴いていたんだけれど、まったくそれらしい番組なし.

 当然です、"東京ジャズ"今週だったんですから (笑)


 ということで昨日の土曜日は特に用事もなかったので、午前中は "CAROL" の続きを読んで、昼からは完全に臨戦態勢.

 先日の EOS 5D Mark lV ではありませんが、行ってもいないのにレビューっぽく書いてみます.
 なお写真は "東京ジャズ" のホームページからお借りしました.



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 (この写真は 群馬 の gomez 様から借用)

 まずはとても楽しかった、というのが正直な感想.

 やっぱりこういうのって、お祭りみたいで放送も含めみんなでワイワイガヤガヤって雰囲気がいいなぁ.
 食わず嫌いなところが多いので、こういった番組でもないとなかなか聴かないような演奏がたくさんあって、そういう演奏が聴いているととても新鮮で面白い.

 二人のアナウンサーに挟まれる感じでの解説だったせいか、小川さんのお話も以前よりずっと聞きやすかったようにも思います ・・・・・・ ここだけの話ですが (笑)



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  小曽根真 presents JFC All Star Big Band meets Juilliard Jazz Ensemble

 小曽根さん自身もビッグバンドを持っていますが、今回は音大の学生さんたちを集めてのバンドで、そこにジュリアード音楽院の皆さんが加わっての演奏でした. 

 ビッグバンドはどうしても経営が難しいので日本でもかぞえるほどしかありません.
 大学だとメンバーにお金がかからないので、音大のジャズ研を中心としたビッグバンドは結構盛んです.

 正直聴いた感想は、とにかくうまい.
 きちんとしたアンサンブルがとても気持ちいい.
 ソロ・パートも思っていたよりもずっとしっかりしてました.

 演奏後の話の中にも インスパイア という言葉はいくつか出てきましたが、やっぱりこういうシチュエーションの中での演奏は違うんだろうな.

 最後の曲は女性ピアニストのオリジナルだったようですが、すごく難しい曲にも拘らずとてもいい演奏でした.



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  寺井尚子 meets パブロ・シーグレル “THE JAZZ TANGO PROJECT”
 
 寺井尚子 さんのアルバム、実は一枚も持っていません.
 この演奏聴いて深く反省なのです.

 この演奏、ビックリするくらい良かったなぁ.
 モダン・ジャズとはちょっと違いますが、ジャズらしさの中でタンゴが踊っている感じがとても気持ちいい.


 このメンバーでのアルバム出たら購入しよう.



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 ハービー・ハンコック featuring ジェームス・ジーナス、レイラ・ハサウェイ、トレヴァー・ローレンス Jr.、テラス・マーティン

 まぁこれはもう何も言うことないでしょう.
 前半は レイラ・ハサウェイ のボーカルをフューチャーし、後半は往年の "Watermelon Man" や "Cantaloupe Island" (こちらは定かではないので間違っているかも ・・・・・) といった曲で一気にボルテージも上がりました.
 映像がないのでわかりませんが、演奏後のコメントでは肩掛けのシンセサイザーで演奏もあったようです.

 演奏終了後のインタビューもおもしろかった.
 他の演奏者もそうだけれど、こういったインタビューなんかも結構あって楽しめるのがこの "東京ジャズ" のよさかもしれません.


 放送のメインは ホール での演奏ですが、合間には プラザ で行われている演奏なども入れられていました.


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 渡辺貞夫 BEBOP NIGHT featuring ウォレス・ルーニー(tp)、ビリー・チャイルズ(p)、ジェフ“テイン”ワッツ(ds)、ベン・ウィリアムス(b)

 20:00 頃から大御所の登場です.

 現在 83 歳ですが、演奏聴いている限りとてもそんな年齢とは思えません.
 とにかくすごいの一言.

 オリジナルのバラード "Solitude" もよかったなぁ.
 ナベサダ 氏のバラードって、本当に日本人の心にジーーーーッと染みるというか.

 ご本人は演奏後に気持ち入りすぎちゃったようなことを言っていましたが、もう十分すぎるでしょ.



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 サッチャル・ジャズ・アンサンブル


 こちらはホールでの演奏ではなく、無料のプラザでの演奏です.

 これ、笑っちゃうくらいジャズっぽい音楽.
 パキスタン のグループ (?) ですが、ジャズのようでジャズではない不思議な感じになってしまいます.
 使用している楽器も インド などの民族楽器でシタールまで入っています.
 このシタールはジャズに限らずどんな演奏に入っても、完全な個性を出してしまう恐ろしい楽器です.

 ジャズではないけれど、こういう場で聴くととても楽しめるんだな.
 最後に "Take Five" なんかも演奏しちゃったり.


 ちなみに彼らのドキュメンタリー映画が "ソング・オブ・ラホール"



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 スウィングしなけりゃ "あと" がない ・・・・・・・・ だって.
 この映画も地方では観れないので、 DVD 待つしかないな.

 こういう音楽聴いていると、結局ジャズってどんな国の民族音楽にもうまく混じって一つの音楽になっちゃうんだなぁって感じます.





 そんな中でやっぱり一番の感動は 18:00 頃 ・・・・・・・
 "It's All Right With Me / Johnny Griffin" のテーマ部が流れ、「こんばんは、小川隆夫です ・・・・・ 」 ってなったところだろうな.


 これ、完全に "Jazz Conversation" なんです (笑)
 懐かしさ全開.
 いろいろなところで昔と同じ音を使っていたので、以前聴いたことのある人だったら思わずニヤリなのでした.



Jazz Conversation002

 Inter FM で放送していた頃が本当に懐かしいなぁ.
 番組を聴いたのはわずかですが、この番組にかかわる思い出はたくさんあります.

 おまけに "マイルス・デイヴィスの真実" まで !!
 Inter FM の放送終了時からの続きでやっちゃうんだから.
 偉いなぁ NHK !!

 上の写真は放送開始当時、スポンサーだった DESSO のオフィスで行った公開放送の模様です.
 スキン・ヘッドの方はこの番組のディレクターで、今回の "東京ジャズ" でもしっかりステージ上においでになりました.


 ということで、聴く前までは退屈だったら適当に違うことしようと思っていたんですが、あっという間に 10 時間過ぎてしまった感じでした.
 大満足ですね.


 もし来年も同じような感じでやるとしたら、今度は聴きに行くつもりです.

 ・・・・・・・・・・・ ただしオープン・スタジオの席ですが (笑)



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● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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