板橋文夫

Over the Rainbow




 とても気持ちのいい青空.
 2 月とは思えないなぁ、まるで初春のようなポカポカ陽気です.

 朝一、 スタバ で 2 時間ほどお茶して、家に帰ってちょっとカメラをいじってみました.




2016.2.11 008
  (EF16-35mm F4L IS USM : 18mm 1/1000sec f/10 EV-1.0 ISO-100)

 今日はホワイトバランスをいろいろと ・・・・・・
 いつも AWB で撮っているんですが、どうしてもこれだけ天気がいいと全体が白っぽくなってしまいます.
 かといって、蛍光灯や白熱球のモードに変えるとたしかに青が濃くなるんだけれど、全体も青くなってしまいちょっとおかしな雰囲気の写真になっていまします.
 まぁこれはこれで夜間撮影に使ってみると面白そうですが ・・・・・


 ということで、この写真は露出を結構絞っての撮影.
 構成もですが、フレアやゴーストも全く気にせず、今回は色だけ気にしてみました.
 これだけのことでも写真がガラッと変化しちゃうからおもしろい.

 実は最近、ちょっと真面目にカメラのことを勉強したりしています.
 ただし、すぐに忘れてしまうのが難点.
 だから何回も試しては撮っての繰り返しなのです.




 それにしても、下に見える水田の雪がなかなか溶けません.
 ここ数日日差しはあるんだけれど、結構な寒さなだからかなぁ.

 眺めているには、ちょうどいいんですがね.





 さてとりあえず午前中にやりたかったことを済ませ、午後はのんびりブログ更新.
 久しぶりに日本のジャズです.





MoriyamaT001







  " Over the Rainbow / 森山威男 "


  



  1. Over the Rainbow
          (Halold Arlen) ・・・・・ 8:54
  2. わたらせ
          (板橋文夫) ・・・・・ 13:29
  3. 見上げてごらん夜の星を
          (いずみたく) ・・・・・ 4:59
  4. Goodbye
          (板橋文夫) ・・・・・ 6:43
  5. Over the Rainbow
          (Halold Arlen) ・・・・・ 9:18





  林栄一 (as), 井上淑彦 (ts.ss), 板橋文夫 (p),
  吉野弘志 (b), 森山威男 (ds)
  Recorded at Studio F, April 23 & 24, 1994.







 リーダーの 森山威男 は 山下洋輔 グループのドラマーとして有名です.
 ボクはフリー・ジャズが苦手なので、このグループの演奏は聴いたことがありませんが、このアルバムを聴いてみると何となく想像できるような気がします.





MoriyamaT001-2

 ボクにとって 森山威男 といえばすぐに連想するのが "Hush-a-Bye"
 ジャケット写真や選曲などを見る限りでは "Hush-a-Bye" のほうが新しい感じを受けますが、今日の "Over the Rainbow" のほうがずっと最近の録音でした.


 一曲目の第一音からして、かなりフリーキーな感じがプンプンしています.
 全体的にモーダルで、時々フリーキーといった感じの演奏でしょうか.


 このアルバムは板橋文夫の2曲 ・・・・・ "わたらせ" と "Goodbye" が入っていたので、おもしろそうだと思って購入しました.
 実は一番最初に聴いた時、 1 曲目が終わって拍手が入っていたのでビックリ、それまでライブ・アルバムとは知りませんでした (笑)


 かなり熱の入った演奏です.
 聴いているだけでも汗が飛んできそうな雰囲気なのです.
 ただ、先にも書いたようにフリーキーな部分もあるので好みは別れそうです.




Moriyama Takeo 002

 ホーンもすごいけれど、板橋文夫 がねぇ ・・・・・・・・・・
 彼の代表曲でもある "わたらせ" でのピアノも相変わらずスゴイです.
 彼のピアノは激しさと美しさが同居しているような感じで、聴いていてとてもスリリング.


 実はこの演奏は、ボクの持っている 板橋文夫 の 2 枚組アルバム "WATARASE" にも入っています.
 この "WATARASE" は、いろいろなアルバムから持ってきたオムニバス的なアルバム.
 2 枚目のディスクはすべて "WATARASE" のいろいろな演奏だけです.
 その 2 曲目にこのアルバムからの演奏が入っていました.




Itabashi Fumio 001

 "Goodbye" の演奏にしても剃刀の刃のような感じです.

 繊細でリリカルなフレーズに油断していると、鋭い刃で切られそうになります.


 ジャケットはどこかノスタルジックな感じで、 "見上げてごらん夜の星を" なんて曲まで入ってい ます.
 演奏される曲は、みんなメロディアスでステキな曲ばかり.
 それだけにテーマ部とアツいアドリブのギャップがあり、内容的にはとてもパンチの効いたアルバムでした.






 さて今夜は気合を入れて ロジャー・ウォーターズ !!
 これもね、ちょっと姿勢を正して聴かないといけないんだな.




The wall 003

 ちなみにこちらは映像ですが ・・・・・・・・・・・

 今日のアルバムと同じくらいインパクトのある ・・・・・・・・ コンセプトの詰まった映像なのです.



Sadao Watanabe

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近 ・・・・・・ というか、以前からの継続的作業ですが、昔のブログ記事にジャケットの裏写真を貼り付けています.
 記事の本文は変更したくないのですが、昔に比べるとアクセス数も増えたので、もう少しスタイリッシュになればと.

 貼り付けながら、ついつい記事も呼んでしまうのでかなり時間のかかる作業になってしまいます.
 そんな記事を読んでみると、アルバムデータは載せているのに、ほとんどアルバムのことを書いていない記事がたくさん.

 記事の長さもすごく短かったりして ・・・・・・ まぁ長ければいいというものではありませんが.
 結構幼さを感じていたりします.




 さて今年も一週間を切ってしまいました.
 この一年間も振り返るとあっという間という感じが否めません.


 クリスマスも大イベントが起こることもなく静かにスルーしていきました.



0023223

 23 日の朝、何気なく NHK で再放送された "ドイツ・ロマンチック街道! ドイツで最も美しいクリスマスマーケットがひらかれるアウクスブルク" という番組を観ました.

 なにか日本のクリスマスとは違うなぁ.
 日本のクリスマスも決して否定はしないけれど ・・・・・・
 本来はこういうのがクリスマスてtいうんじゃないか、なんてちょっと思ってしまいました.


 この時期いろいろなところで見ることのできる LED イルミネーションもあまり好きじゃないし.

 まぁクリスマスというイベントにまったくときめくことのないオヤジの独り言なんですが.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ここ数回、映画の話題ばかりでしたので久しぶりにジャズ・アルバムを取り上げます.
 曲名の意味がよくわかりませんが、すべて ナベサダ 氏のオリジナル曲.

 


watanabe015






  " Sadao Watanabe / 渡辺貞夫 "





  1. Sasa ・・・・・ 1:43

  2. Mtoto ・・・・・ 6:58

  3. Poromoko la Maji ・・・・・ 7:41

  4. Kijiji ・・・・・ 3:05

  5. Barabara ・・・・・ 9:53

  6. Mombasa ・・・・・ 3:10

  7. Upepo ・・・・・ 1:51

  8. Umeme ・・・・・ 6:02





  渡辺貞夫 (as.ss.fl.perc), 福村博 (tb.perc), 高柳昌行 (g),
  板橋文夫 (p.el-p.perc), 古野光昭 (b), 倉田在秀 (ds)
  Recorded at イイノホール、 Tokyo, February 24, 1972.





 多くの黒人ジャズ・ミュージシャンたちが、一時期彼らのルーツともいえる アフリカ の音楽をテーマに演奏していた時期があります.
 このアルバムはとてもアフリカ色の強いアルバム.
 1972 年の "ジャズ・ディスク大賞" の 日本ジャズ賞 を受賞しています.




watanabe015-2

 このアルバムも全体的にモーダルな演奏.

 ナベサダ 氏の演奏ですが、ボクはチャーリー・パーカーを彷彿させるようなバップ的な演奏よりも、このアルバムのようなちょっとモーダルな演奏のほうが最近は好きになっています.

 特に 4 曲目 "Kijiji" のような演奏がいい.
 数年前まではまったくこういった演奏に興味を示さなかったんだけれど.


 そういえばこのアルバムには 高柳昌行 が入っています.
 彼の演奏は TBM にも何枚かのアルバムを残したので、それらは全部持っています.
 が、かなりフリーキーな演奏なのでほとんど聴く機会はありません.


 かなり守備範囲が広がったとは言うものの、さすがにフリー・ジャズはちょっとねぇ.
 このアルバムのような演奏くらいまでかな.



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 なかなかいい写真が見つかりません.
 最近の写真は結構あるのですが、 70 年代の写真でいい感じのものが本当に少ない.

 BRAVAS の CM 写真になると、それでも少しは多くなるのですが ・・・・・・

 ナベサダ 氏のような超メジャー・ミュージシャンですらこんな状態なので、他の国内ミュージシャンの写真に至ってはもう ・・・・・・・
 このあたりもジャズのマイナーさを物語っているなぁ.


 まぁボクの知っているシリアスなジャズ・ファンたちはこういったマイナーさに惹かれている部分もあったりします.
 ナベサダ 氏ということではありませんが、ミュージシャンが俗に言うヒット・アルバムを出し変に有名になったりすると

 「コマーシャリズムに走った ・・・・ 」
 「あれももう終わった ・・・・・・ 」

 なんていう訳の分からない感じの評価をしたりしていました (笑)



 ナベサダ 氏のスゴイところは、こんなにマイナーなジャズをある意味でメジャーにした功績じゃないでしょうか.
 たしかに 1980 年頃のフュージョンを演奏していた頃はシリアスな演奏とは言えないかもしれませんが、そんな分類すること自体大きな意味を持っていないような気がします.


 逆にそんなところばかり拘る自称 シリアスなジャズ・ファン なんていうのがどうなんだろう ・・・・・

 そんなシリアスなジャズ・ファンに育てられたボクが言うのもちょっと変ですがね (笑)



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 82 歳の現役ミュージシャン.
 顔を見るとさすがに年齢を隠せませんが、いまだにバリバリの演奏しているんだからすごい.

 おまけにとてもカッコいい.
 ボクもこういう年の取り方をしたいと思う今日この頃でした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 それにしても今日も暖かないいお天気.
 雲は少しあるものの、きれいな青空が広がっています.



F07A1487
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/640sec f/11 EV-0.3 ISO-100)

 天気予報では明日から大荒れで、このあたりも雪の予想だったはずですが ・・・・・

 
 暖かい冬は結構なのですが ・・・・・・・・・ おかしな冬は勘弁してほしい.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Adventure In My Dream

 どうもパッとしないお盆休みでした.
 ボクは 14 ・ 15 日は仕事だったので、毎年のようにお盆らしいお盆というものも感じることなく終わろうとしています.
 

 今日も雨こそおちてはいませんが、どんより曇り空.




IMG_1470

 どうも今年は青空の写真が少ないなぁ.
 昨年までの変則勤務から、毎日勤になったので撮る機会も減ってしまったこともありますが、やっぱり天候不順ですねぇ.




 休みの日ぐらいは頑張ってブログ更新.
 最近 30 年くらい前の日本映画を結構観たりしているので、そのことも書きたいことがたくさんありますが公約 (?) どおり Three Blind Mice のアルバムを.

 今日は TBM - 53 .

 きっとこの演奏はボクの好みではないかも ・・・・・・
 なんて思いながら、少し前に Click したアルバムです.








NakamuraS001






  " Adventure In My Dream / 中村誠一 "





  1. Adventure In My Dream
         (S.Nakamura) ・・・・・ 10:10
  2. Himalayas
         (S.Nakamura) ・・・・・ 10:41
  3. Lover Man
         (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・・ 6:41
  4. Too Beauty
         (S.Nakamura) ・・・・・ 12:31





  中村誠一 (ts), 杉本喜代志 (g), 板橋文夫 (p),
  成重幸紀 (b), 楠本卓司 (ds)
  Recorded at EPICURUS studio, Tokyo, September 11, 1975.







 その昔は 山下洋輔 トリオでバリバリのフリー・ジャズを演奏していたようです.
 ボクは 山下洋輔 のフリー・ジャズが苦手なので聴いたことはありません.
 だから 中村誠一 にしても、名前は以前から知っているものの、演奏はまったくと言っていいほど聴いたことがありません.

 今まで聴いたことがあるとすれば "When A Man Loves A Women / 水橋孝" くらいかな.



 そんなイメージがあったので、このアルバムもどんな演奏が飛び出すかと思っていたら ・・・・・・・

 確かに新しい感じの演奏 ・・・・・・・ と言っても、今という意味ではなく、録音された当時としてはという意味で ・・・・・・ でちょっとモーダルではありますが、メロディアスな素敵な演奏でした.




NakamuraS001-2

 アルバム・タイトルの "Adventure In My Dream" がいいですね.
 中村誠一 は、ボクのイメージだと スタンレー・タレンタイン と ジョー・ファレル と誰かを足して割ったような感じ (笑)
 この曲でもかなりソロでは白熱した演奏していますが、聴いていて疲れるような感じはありません.


 反面 4 曲目の "Too Beauty" を聴いていると、テナーの演奏自体はフリーキーとは思わないんだけれど、そのバックのピアノやベースといったリズム・セクションの絡み方がちょっとアブストラクティブなので、演奏自体がフリーキーと言う感じで捉えられてしまいます.
 

 こういった感じって、聴いてみないとまったくわからないから、そこが面白かったりします.
 だから今まで食わず嫌いだったものも、聴いてみたらだいぶ印象が違うということが最近は結構あったりもします.



 2 曲目の "Himalayas" は高速でパワフル.
 中村誠一 のテナーはもちろんですが、ピアノの 板橋文夫 がこれまたスゴイ.
 こういう曲だと水を得た魚のように、自由奔放に鍵盤の上を泳いじゃってます.



 3 曲目の "Lover Man" は、ピアノとギターが抜けたトリオの演奏.
 有名なスタンダードを抒情的に吹いています.

 この 3 曲だけでも いろいろな 中村誠一 の演奏スタイルが見えたりします.
 個人的には 1 曲目のような演奏が一番好みかな. 


 聴けば聴くほどいろいろな楽しみが見えてくるアルバム.








 そして 中村誠一 と言えば ・・・・・・・・・・・



 その昔 ( 1981 年から 1989 年まで) 日テレ系で "今夜は最高" というバラエティー番組が放映されていました.
 しっかり観た記憶はありませんが、時々は観ていたように思います.

 この番組はゲストが多彩で、そこで繰り広げられるコントや演奏が面白かったんですよね.
 中村誠一 は 鈴木宏昌 率いるバンドの一員でしたが、演奏だけではなくコントなどにも顔を出していました.


 で、ボクが忘れもしないのが、これっ !!


momotaro002

 さすがにキレイな写真を見つけることはできなかったので、映像からスキャン.


 これは、みんなが知っている "桃太郎" をモダン・ジャズの有名曲に歌詞をつけてオペラ風にアレンジしたものです.


 出演しているのは タモリ 、 団しん也 、 マリーン 、 斉藤晴彦 、そして 中村誠一 .
 絶妙なアレンジで歌詞が進んでいくのがとてもよかった.

 特に マリーン はハンパないくらい歌がうまい ・・・・・・ って、一世風靡した歌手なのでうまいのは当たり前ですが.


 演奏される曲は、

  Now's The Time
  Lotus Blossom
  Milestones
  Misterioso
  Blue Monk
  Sister Sadie
  Waltz For Debby
  "危険な関係" のブルース
  Blues March
  Doxy
  Five Spots After Dark
  Cleopatra's Dream
  Comin' Home Baby
  Maiden Voyage
  Donna Lee
  Cherokee
  Fables of Faubus
  'Round Midnight
  St. Thomas
  Moment's Notice




 途中で マリーン の声が裏返っちゃったり、曲名のテロップが間違っていたりもしますが、すごくクオリティの高い宴会芸とでも言うか.
 そんな中でボクが一番気に入っているのが、斎藤晴彦 演じる鬼が歌う "Donna Lee" .
 すごく速いテンポの曲ですが、キレイに歌いまくります.


 ちなみに 中村誠一 は ・・・・・・・ 確か 犬 の役だったでしょうか (笑)



 この手のコントでは 斎藤晴彦 と 和田アキ子 をゲストに作られた "オペラ 昭和任侠伝" があまりに有名ですが、ボクはこちらの "桃太郎" のほうがずっと好きですね.





 昼ごろから突然の雨です.



 さて、時間もあるから "魚影の群れ" でも観てみようかな ・・・・・・・

Watarase : 渡良瀬

 暖かいですねぇ ・・・・・・・
 今日は車の窓を全開にして走っても、ちょうどいいくらいの暖かさでした.

 明日はまた少し寒くなり、山沿いでは夜雪の予想でした.
 すんなりと春にはなってくれそうもありませんね.



 演奏もアツく ・・・・・・・・・・
 こういうタッチの強いピアノ、大好きです. 





itabashi01






  "WATARASE / 板橋文夫"





  Disk 1 :
  1. 渡良瀬 ・・・・・ from "WATARASE" (1982)
      板橋文夫 (p)
  2. Alligator Dance ・・・・・ from "涛" (1976)
      板橋文夫 (p), 岡田勉 (b), 楠本卓司 (ds)
  3. Rise and Shine ・・・・・ from "Rise and Shine" (1977)
      板橋文夫 (p), 早川岳晴 (b), 亀山賢一 (ds)
  4. Good-Bye ・・・・・ from "涛" (1976)
      板橋文夫 (p), 岡田勉 (b), 楠本卓司 (ds)
  5. Up Into The Sky ・・・・・ "Nature" (1979)
      板橋文夫 (p), 望月英明 (b), 亀山賢一 (ds)
  6. Ash ・・・・・ "Nature" (1979)
      大友義雄 (as), 板橋文夫 (p), 望月英明 (b), 
      亀山賢一 (ds)
  7. Nippon Blues ・・・・・ "Impact" (1984)
      岡野等 (tp), 本田俊之 (as.ss), 榎本秀一 (ts),
      向井慈春 (tb), 高嶋宏 (g), 板橋文夫 (p),
      佐山雅弘 (synth), 米木康志 (b), 吉野弘志 (b),
      小山彰太 (ds)
  8. Don't Say Goodbye ・・・・・ "Red Apple" (1986)
      梅津和時 (as), 廣木光一 (g), 板橋文夫 (p),
      吉野弘志 (b), 小山彰太 (ds)








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 日本人ピアニストで好きなのは、 本田竹廣 と 山本剛 ・・・・・・・ この二人は甲乙つけがたい.
 そしてもう一人好きなピアニストが、 この 板橋文夫 .
 イメージ的には McCoy Tyner を連想してしまいます.

 その昔、彼のデビュー・アルバム "涛" で一気に好きになりました.
 一度だけ、小さなライブ・ハウスで生の演奏を聴きましたが、とにかくド迫力 !!
 本当に圧倒された記憶だけが残っています.



 "Alligator Dance" のようなビートの効いたモーダルな演奏が大好き.
 ただこういった演奏はいつも聴いていると疲れるので、そんな時に "Good-Bye" のような演奏が入るとホッとできちゃいます.
 でも "Nippon Blues" のようなフリーキーなモード演奏までいってしまうと、ちょっと好きになれません.


 アルバム・タイトル曲で、彼の代表的な曲でもある "渡良瀬" はとても美しいメロディ・ライン.
 どこか郷愁を誘うような素敵な曲ですが、 2 枚目にはこの曲がいろいろなアレンジで演奏されています.
 どの演奏をとってみても ・・・・・・・ 板橋文夫 なんですねぇ (笑)




itabashi002

 このアルバムは、 2 枚組のベスト盤です.
 ここには 1 枚目のデータだけを掲載しましたが、 2 枚目には "渡良瀬" のいろいろなバージョンが 7 曲入っています.
 今回 2 枚目のデータは割愛です.
 曲名の次に書いてあるのは、その演奏の入っているオリジナル・アルバム名.
 曲はすべて 板橋文夫 が書いた曲です.


 そもそも、彼の "涛" が欲しくて探したのですがまったく見つからなかったため、この CD を購入しました.
 大好きだった "Alligator Dance" と "Good-bye" (いずれも、アルバム "涛" の演奏です) が入っていたのが、購入の決め手.
 その後 "Rise and Shine" 、 "Nature" 、 "虹の向こうに / 森山威男" といったアルバムを手に入れました.



 こういうアルバムがなかなか手に入らないのは、日本人のジャズ・ミュージシャンの多くがそうです.
 山本剛 でさえ、廃盤のようになっている名作がゴロゴロ.
 もっとこういうの出して欲しいんだけどなぁ ・・・・・・・ 需要が少ないから厳しいでしょうが.



 だから、こんなブログでささやかに紹介.
 聴いたことない人は、とりあえず "Good-bye" でも聴いてみてください.






DSC_0061

 久しぶりに スタバ .
 職場で飲んでいる VIA が終わったので、購入も兼ねて一休み.

 写真は以前撮ったものですが、今日行ったらマグカップが変わっていました.
 写真のようなロゴ印刷がなく、エンボス仕様です.
 カップの形状も変更になっていました.

 写真撮り忘れました ・・・・・・・・ 涙


 今日のスタバも混んでいました、すでに春休みになっているからでしょうか.
 幸いなことにいつものソファーをゲットできたので、 iPad で少し勉強したり、次から次へとやってくるお客さんを眺めたり ・・・・・・・・・


 いつもの店員さんが、珍しくメガネをかけていたり ・・・・・・・
 小さな子供の靴が片方だけ床に脱げていたり ・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・ 退屈しませんね.

My Funny Valentine

 少し前からの咳 ・・・・・ というか、痰が胸の辺りで絡み、くすぐったいような感じがずっと続いています.
 知り合いの 総合診療科 の医師に電話して症状を言ったところ、結構こういう症状の方が多く、痰を出しやすくする薬を処方しているということでした.
 今日の午前中近所の病院へ行って、 「いつも風邪の後はこういう症状が続き、前は ムコソルバン 処方してもらって治りました ・・・・・・・」 と平然と言って、お薬を処方していただきました.


 まぁ一種の セカンド・オピニオン ということでしょうね (笑) .




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 世間はヴァレンタインというらしいですねぇ ・・・・・・・・ .
 東京から義理チョコが今年も届きました.
 昨年に続いて Fauchon のチョコレート・ドリンク・パウダー.


 今日は昼過ぎから大きな雪が降り始めました.
 気温が高いのでまだ積ってはいませんが、これから明日にかけて気温が下がると積もるのかなぁ.
 そんな雪の夜には、暖かなチョコレートで心もポカポカです.





 今夜は当然ですが、 "My Funny Valentine" 聴くっきゃないでしょ ・・・・・ 部屋で一人でも、いいんです.

 ただヤワな "My Funny Valentine" なんて面白くもない.
 数日前にようやくオークションで手に入れたアルバムが、グッドタイミングで今日届きました.
 ホンタケ 直系の、硬派なピアノです.







itabashi02






  " Rise and Shine / 板橋文夫 "





  1. Jumping Board 
            (F.Itabashi) ・・・・ 20:26
  2. My Funny Valentine 
            (R.Rodgers) ・・・・ 17:05
  3. Rise and Shine 
            (F.Itabashi) ・・・・ 17:24





  板橋文夫 (p), 早川岳晴 (b), 亀山賢一 (ds)
  Recorded at 西荻窪 "アケタの店" , April 26, 1975.








 板橋文夫 のリーダー・デビュー・アルバム "涛" が 1976 の録音.
 このライブ・アルバム "Rise and Shine" は、その前年に録音されたものです.
 板橋文夫 を初めてボクが知ったのは、デビュー・アルバム "涛" ・・・・・・ そこで演奏されている "Alligator Dance" と "Good-bye" でヘロヘロになりました.
 アルバムには 3 曲収録されており、もう一曲が "Toh (涛)" だったと記憶していますが、この記憶は超曖昧な記憶ですので、間違っているかもしれません.
 アナログ盤はその昔持っていてよく聴いたのに、この 2 曲の他は思い出せません.
 このデビュー・アルバムが CD で発売されたのかもよくわかりませんが、今では手に入れることができないことだけは確かです.
 数年前、 2 枚組の "Watarase" にこの "Alligator Dance" と "Good-bye" 2 曲が入っているのを知って、購入した記憶があります.




itabashi02-2

 さてこのアルバム "Rise and Shine" ですが、録音された場所はかの有名な 「アケタの店」 .
 アケタ とは、自称天才の 明田川荘之 氏のお店です.
 以前、 小川隆夫 氏の "ONGAKU ゼミナール" 奇人変人特集 ・・・・・ ではなく、 "ジャズでは馴染みの薄い楽器特集" でも、オカリナの演奏で登場した "あの アケタ 氏" です.
 興味のある方は "アケタの店" でググってみれば、すぐにお店のホームページがヒットするでしょう.
 このホームページの内容も、とてもユニークで面白いですから.


 そんな "アケタの店" でのライブだからこそ、一曲がこれだけ長い演奏を行うことができたのでしょうね.
 とにかく一曲の演奏が長く、ハードです.
 オリジナル版はインディーズのレーベルからの発売ですが、若干録音の悪さが気になります.
 この辺りは同じライブでも TBM の 山本剛 あたりの録音とはかなり違います.



 一度だけライブを見た記憶があります ・・・・・ とにかく凄い迫力でした.
 曲目もほとんど忘れてしまいましたが、ちょっと声を振り絞りながら鍵盤をたたく姿は今でも脳裏に焼き付いています.
 そんな演奏の熱気が、このアルバムでもヒシヒシと伝わってきます.

 そんなアルバムから、 17 分を超える "My Funny Valentine" .
 チョコレートのような甘いヴァレンタインじゃなくて、ビターな大人のヴァレンタインです. 



 少し前から日本のジャズが ・・・・・・・ それも 70-80年代といったあたりのジャズが、すごくよく聴こえます.
 ちょっと前までは、日本のジャズなんて ・・・・ という感じだったのが、しっかり聴いてみるといいものがたくさんあります.
 ただ残念なのは、そういったアルバムのほとんどが簡単に手に入らないことです.



 だから最近はオークションなどを徘徊しまくりです.
 海外盤のように廉価価格でもっと買うことができれば、日本のジャズに対しての評価ももっと上がってくると思うんだけれどね.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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