梅野記念絵画館

福原希己江 はらぺこコンサート

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 今日は、先日も 桜の写真 を撮りに行った 明神池 のほとりにある 梅野記念絵画館 でミニコンサートを鑑賞してきました.
 ここで音楽鑑賞するのは、 2017 年の 菅野邦彦 さんのプチコンサート以来.

 でも今日は Jazz じゃないんだなぁ、もっとゆったり・・・・まったり・・・・癒し系 ・・・・ 脱力系 ??



 " 福原希己江 はらぺこコンサート "



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 ● 梅野記念絵画館 ●

 彼女の名前を聴いても知らない人が多いかと思いますが、 TBS 系の 「深夜食堂」 はきっと多くの人がご存じでしょう.
 あの中の挿入歌を歌っていたのが 福原希己江 さんなのであります.

 と偉そうなこと書いてますが、ボクもほとんど知らなくて、以前ドラマ観た時も 「孤独のグルメ」 みたいに脱力系の曲使っているなぁ、程度の感想しかなかった.

 この連休の金曜日と土曜日、我が市でミニコンサートをやるというのを見つけ、どんな人なのか You Tube で探してすぐに見つけたのが、なんと 中島みゆき の "糸" のカバー.
 これがさ、ビックリするくらいのきれいな歌声なんだ.
 文中リンク貼っておきますので、ぜひ一度聴いてみてください.


 ということで、コンサート代金もたった 1,000 円で、 40 人限定というので速攻電話予約して行っちゃいました.



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  *** セットリスト ***


  1. 腹ペコ天使
  2. 青椒肉絲(チンジャオロース)
  3. あさりの酒蒸し
  4. ぶたトマト
  5. らーめん
  6. おむすび
  7. いつも何度でも ("千と千尋の神隠し" から)
  8. さんぽ ("となりのトトロ" から)
  9. できること
  10. ひゅるり
  11. ロールキャベツ
  12. からあげ
  13. たい焼き
  14. さよならの夏 ("コクリコ坂から" から)

  アンコール
  15. 18歳の恋

  アンコール後
  16. 思ひで
    (曲名の表記は漢字等はっきりしないものがあります)



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 演奏中の写真撮影はできませんでしたが、終わった後は撮影に気軽に応じていただきました.
 お礼と言ってはなんですが、 CD 購入させていただきました.


 特に最後の 3 曲が、超ヤバかった.
 "さよならの夏" のオリジナルは透き通ったキレイな歌声ですが、福原さんの声もすごくに頭のてっぺんからふわ〜〜〜っと広がっていくようなきれいな声で、鳥肌モノ.

 コミカルな曲もすごく楽しめますが、やっぱりこういう聴かせる曲のほうがボクは好き.
 だからアンコールの "18歳の恋" や、アンコール後の 鈴木常吉 さんの "思ひで" は、めちゃめちゃよかった.

 アンコール終わって、みんな席を立とうとしている時にムチャ振りリクエストしたお隣りのオバサマほんとにほんとに 「ナイス!」
 それに笑顔で応えて歌ってくれた福原さんにも感謝ですね.



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 29 日には、市文化会館のロビーで夕方開催されました.
 セットリストは不明ですが、 「はらぺこコンサート」 とは謳っていなかったのでオリジナルを中心とした内容ではないかと推測.


 今日のコンサートは、タイトルの 「はらぺこコンサート」 からもわもわかるように、 「深夜食堂」 の挿入歌などが中心.
 ポップな感じの演奏が多く、みんなで手拍子とったり振り付けしたりの演奏もあったりで.

 ただご本人はそういった観客とのやり取りが結構苦手とか笑ってましたが、別にそこに拘らなくてもあのキレイな歌を淡々と聴かせるだけでも十分だと思うんだけど ・・・・・ まぁ写真もそうだけれど、作り手側の価値観と聴く側の価値観は必ずしも一緒にならないから、ジレンマとか生まれちゃうんだなぁ (なぜか自分のこと) .

 You Tube で聴いた "糸" の透き通るような、ストレートな歌声が、目の前で聴けるんだから、曲が始まる前にすでにちょっと興奮ぎみ.

 一連の食ネタ系の曲の中では、ちょっとブルージーな雰囲気を持った "からあげ" が好きです.
 ヤクザが海に放り込むイメージってのが、笑える.



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 演奏スタイルはギターとリュートを使い分けての弾き語りですが、 PC でリズム楽器やお腹の鳴る効果音なんかを入れてます (笑)
 ギターも Earl Klugh とはちょっと違いますが、とても上手で、歌声とすごくよくマッチしてます.

 リュートですが、あの音色だけでも何か古き異国の雰囲気が漂ってくる感じ.
 フェルメール の "窓辺でリュートを弾く女" の世界のような、中世の香りとでもいうのか.
 あの独特の音色に透き通るような高音の歌が一緒になると、どこかまだ見ぬ異国のような感じなんです.
 ほっこり、癒されるなぁ.

 もちろんアコースティックギターもよかった.
 特に低音がしっかり、輪郭くっきりって感じで鳴っていたのがボクは好き.



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 いやいや、ほんとにこのミニコンサートよかった.

 1,000 円で今回のスポンサーでもある 長野興農 からのリンゴ缶ジュースも頂いたり.
 こういう充実したお金の使い方、いいな.


 記事書いている間も、ゆる〜〜〜〜くアルバムの曲が流れています.
 またどこかでこういう時間過ごせることができればいいな.

 そして次回は演奏風景なんかも撮影できればモア・ベターかな (笑)



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雨の日だから ・・・・・

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 とりあえずブログのデザイン変えました.
 これってボクにとっては大ニュースだな.
 今までも変えようと思っては見るものの、なかなか踏ん切りがつかなかったので.


 できるだけ前のと似たデザインを選んでみました.
 試験的にアップしてみたら Facebook も Twitter もきちんと見出し画像が出たのでとりあえず大丈夫そう.

 新しいデザインだと貼り付ける写真も以前より大きくできます.
 おまけにサイドのリンクバナー表示も大きくできたので、みんな手直しして大きくしてみました ・・・・・・ これ、結構大変な作業になった (笑)


 ただ各項目の間隔が狭いので、少しスペースを入れたいんだけれど、よくわからない.
 もう少し カスタマイズ してみて修正しよう.



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 ブログタイトル部分に写真の貼り付けもできるようになりました.
 以前撮った 東京タワー からの画像をとりあえず貼り付けておきます.

 背景部分にも写真を入れることができそうですが、これをやると画面がゴチャゴチャになりそうなので、そこはスルー.


 掲載写真はこれからさらに充実しそうでますます写真ブログにシフトしていきそうです.
 またどこからともなく 「ジャズの話はなくてもいい ・・・・・・」 なんて聞こえてきそうだな.

 でも軸足はしっかり ジャズ ということで (笑)



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  ● 400mm F6.3 1/500 EV±0 ISO 6400

 梅雨明けしたというのに、昨日は雨降り ・・・・・・・・・

 今朝は日差しが出たものの曇り空で、明日はまた雨のようです.



 雨の日はジャズでも勉強しよう ・・・・・・・


 昨日、久しぶりに "生" のピアノを聴いてきました.
 場所は最近いろいろお世話になっている 東御市 の 梅野記念絵画館.

 ここで 菅野邦彦 氏のミニコンサートが行われました




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  ● 16mm F4 1/250 EV±0 ISO 3200

 ただし今回はコンサートがメインではありません.

 この絵画館の創設者 梅野隆 氏の功績をたたえ 2014 年に創設された 「木雨賞 (もくう) 」 の表彰式に合わせたもの.
 またこの表彰式と一緒に、この絵画館の 「友の会」 会員の作品展 "私の愛する一点展" も開催されています.

 この絵画館では 菅野圭介 氏の絵画が常設展示されていることから、その姪の 菅野邦彦 氏がこのイベントに合わせてミニ・コンサートを開催しています.

 ピアノ横の壁面には 菅野圭介 氏の絵画が飾られていました.


 演奏が始まるのは 14:00 頃ということでしたので 13:00 に会場にいったらすでに六〜七割ほどお客さんが着席していました.
 その後もお客さんは増え、用意していた 100 席では足りなくなり、通路部分にさらに追加.


 ボクは以前から写真撮らせてもらうことを伝えていたので、席の後ろの通路にイスを一つ用意していただき、座ったり立ったりで写真撮影.




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  ● 400mm F6.3 1/100 EV±0 ISO 3200

 演奏時間は予定では約 1 時間 ・・・・・ でも料金が 1,000 円ですので十分でしょう.
 最後は 10 分以上演奏が伸びたため、スタッフから 巻き が入りました (笑)
 東京 から観光バスで聴きに来ている方々や、普段ジャズなんて聴かない方まで幅広い.

 演奏曲目は事前のリクエストからですが、メドレーで曲を構成しているのでいろいろな曲がちりばめられていました.
 夏に因んで ・・・・・・・・ と、 "太陽がいっぱい" 、 "サマータイム" ・・・・・・

 "Take Five" 、 "Misty" さらにはビートルズ・ナンバーも.

 客層の範囲が広いので、ストレートなジャズよりは、リリシズム溢れる流麗なピアノの音を楽しむと言った感じでした.
 でも途中ではあの唸り声も聴けたりしました.


 一番ビックリしたのが、とにかく話すこと、話すこと.
 年齢はボクよりずっと上ですが、写真で見るようにとてもおしゃれですので、あんなにしゃべるとは思ってもいなかった.
 最初なんて 10 分くらい話していたのでいつ演奏始まるんだろうって感じ (笑)


 雰囲気的にも噺家を彷彿 ・・・・・・・




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  ● 164mm F5.6 1/100 EV±0 ISO 6400

 今回は前に書いたように写真を撮ることも一つの目的でした.

 だからレンズは EF 16-35mm F4L IS USM 、 EF 70-200mm F2.8L USM 、 SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM の三本持参.

 広角は全体を撮るため、望遠については明るい 70-200mm で撮りたかったのですが結構距離があったため SIGMA をメインに撮ってきました.
 ただ絞り開放でも F6.3 、シャッタースピード欲しいし、 ISO もあまり上げたくない ・・・・・・ 記憶と決断力必要です.

 上の写真が焦点距離 164 mm ですので、 200 mm でもちょっと厳しいですね.
 後でトリミングして大きくするという荒業もありますが ・・・・・・・・・ ポートレート部としてはさすがにそれは、って感じです.




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  ● 400mm F6.3 1/160 EV±0 ISO 3200

 何枚か撮っていたんですが、どうも違和感がある.


 じゃあ思い切ってモノクロで ・・・・・・・・・ モノクロの切り替えどうにやったっけ ????
 このカメラ購入してから モノクロ で撮るのは初めてでした.


 どのくらいのコントラストがいいのか、難しいなぁ.
 ピアノ弾いている時って結構動きがあるのでシャッタースピードできるだけ欲しい.


 まぁ最悪は後でコントラストの調整です、これだったら JPEG でもできますし.




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  ● 400mm F6.3 1/160 EV±0 ISO 3200

 ということで 1 時間ちょっとのコンサートは終了.

 ガッツリ聴く感じのコンサートではないので写真撮りながらでも十分楽しめました.
 来年もまた楽しみに行こう.



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 さて先週も金曜日から 富山 でした.

 今回は ヴェゼル の ACC (アダプティブ・クルーズ・コントロール) をしっかり体験してきました.

 これってとても楽ちん.
 特に高速道路でこれ使えば、極端なこと言うとアクセルとブレーキまったく踏む必要ありません.
 操作のステアリングだけで簡単にできます.

 30 〜 120 km/h の速度でセットすれば自動的にスピードを維持、車間距離が短くなれば自動的に減速し、また加速してくれる.
 これを使っている場合の燃費はどうなるのかわかりませんが、とても便利な機能には間違いありません.




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 さて 富山 と言えば 富山ブラック .

 ということで金曜日また行ってしまいました.


 今度は 西町本店 です.
 駅前のホテルから歩いても行ける距離ですが、ちょっと微妙.
 おまけに金曜日の 富山市 、最高気温 37.2℃ !!!!!

 なので初めて市電に乗って行ってきました.

 ホテルで市電の半額券が頂けるので 1 回 100 円.


 次回は思い切って北口から海まで行ってみようと思います.



 ちなみにラーメンですが、ボクはこの 西町本店 のほうが好きです.
 スープの味も薄めてもらうこともできます.



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V.S.O.P. / Herbie Hancock

 EOS学園 で 東京 に行く前日のお話し.

 以前紹介した オーケストリオン が置いてある 梅野記念絵画館 へ行ってきました.
 実は 7 月にここでちょっとしたジャズコンサートが開催されるのでその予約です.


 そうしたら、またまた 「ぜひ、彫刻展観ていって ・・・・ 」とアツいお誘い ・・・・・・・・

 あれや ・・・・・・ これや ・・・・・・ いろいろありまして ・・・・・・

 結局展示を観させていただきました ・・・・・・ この詳細はちょっとここでは書けないのでカット.




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 現在開催している彫刻展は 伊津野雄二 彫刻展.


 多くの作品が木彫ですが、そこに大理石の粉を塗ってあるので、何とも言えない質感があります.
 いかにも女性といった感じのなめらかな曲線から、木独特のの温かさみたいのも伝わってきます.

 この顔などに塗られている大理石の粉がとっても独特でいい感じ.


 館長さんもわざわざご挨拶にみえられ、恐縮してしまいます.
 これらの彫刻は、他の見学者に説明している話を聞いていると、ほとんどがモデルなしで空想で作り上げているようなことをお話ししていました.

 そのせいか、首が結構長いものがあったり、体幹の一部が抽象的な造形になっているものがほとんどですがバランスがとてもいいので違和感がまったくありません.
 逆に何も見ないであれだけの顔の造形とか作り上げているんだからスゴイ.

 作品によっては素材になった木のデザインを活かしたものもありました.


 彫刻は光のあて方でガラリと雰囲気が変わるので、観る人が光を変えられるような展示があるととても面白いんだろうけれどな.

 そう言えば今勉強している写真も 光 ありき ・・・・・・・




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 ( Gallary Shimada からお借りしました )

 一番気に入ったのは上の写真の "バルカローレ" ・・・・・・ この単語の意味は イタリア のゴンドラ漕ぎたち によって歌われる舟歌のようです.

 S と P の二つの作品が対になっています.
 この作品の顔の表現が、ボクは一番好きかな.

 作品は女性の頭部を中心に体幹部をデフォルメした作品が多い.
 初期の作品の中には、まるで 土偶 のようなデザインのものもあったりします.

 タイトルが結構難しく、作品とタイトルの意味を知りたくなってしまいます.




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  ( パンフレットから )

 絵画館自体がそれほど大きくないので、展示物も限られてはいますが、ちょっとホッコリできる彫刻展でした.


 ゆっくり観ていたらおじいちゃん・おばあちゃんの団体さんがやってきて、いきなり作品に触ったりして.
 さすがにこれは注意されていましたが、こういう人たちがやってくるのも田舎の絵画館ならではですか (笑)

 おじいちゃん・おばあちゃんたちはその後 オーケストリオン の演奏聴いて、みんなでコーヒー飲んだり ・・・・・・・
 とっても賑やかでございました.



 ちなみに展示は 6 月 25 日まで ・・・・・・・・ もっと早く紹介すればよかったですね.








 さって、 EOS学園 のほうは、自分自身がどこに進むのかわからないような迷走状態.
 さながら大航海時代に大きな嵐に飲み込まれた帆船のようで、どこかにたどり着けるのか、はたまた沈没し海の藻屑となってしまうのか ・・・・・・・・


 軽く乗り出した 処女航海 (Maiden Voyage) が、まさかこんなにもハードルの高い航海になるとは ・・・・・・・・・


 こちらの 処女航海 は 順風満帆 ・・・・・・・・ 大きな反響を呼んだ演奏です.





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  " V.S.O.P. / Herbie Hancock "




  Disc 1 :
   1. Piano Introduction
           (Herbie Hancock) ・・・・・ 4:32
   2. Maiden Voyage
           (Herbie Hancock) ・・・・・ 13:18
   3. Nefertiti
           (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:17
   4. Introduction of Players / Eye of the Hurricane"
           (Herbie Hancock) ・・・・・ 18:34


    ● V.S.O.P. :
      Freddie Hubbard (tp), Wayne Shorter (ts.ss),
      Herbie Hancock (el-p), Ron Carter (b),
      Tony Williams (ds)




  Disc 2 :
   1. Toys
           (Herbie Hancock) ・・・・・ 13:45
   2. Introductions ・・・・・ 1:47
   3. You'll Know When You Get There
           (Herbie Hancock) ・・・・・ 7:00


    ● Mwandishi :
      Eddie Henderson (flh.tp), Julian Priester (b-tb),
      Bennie Maupin (a-fl), Herbie Hancock (el-p),
      Buster Williams (b), Billy Hart (ds)




  4. Hang Up Your Hang Ups
           (H.Hancock-P.Jackson-M.Ragin) ・・・・・ 11:54
  5. Spider
           (H.Hancock-P.Jackson-M.Ragin) ・・・・・ 10:12


    ● The Headhunters :
      Bennie Maupin (ts.ss), Wah Wah Watson (g.synth),
      Ray Parker, Jr. (g), Herbie Hancock (el-p),
      Paul Jackson (el-b), James Levi (ds),
      Kenneth Nash (perc)

  Recorded Live At Newport Jazz Festival,
           New York City Center, NYC, June 29, 1976.






 1976 年の "ニューポート・ジャズ・フェスティバル" 期間中の 6 月 29 日、 "Retrospective of The Music of Herbie Hancock" と題された ハービー・ハンコック をフューチャーしたライブ.

 この日のために集められたメンバーが、過去の代表的な三つのグループで演奏しました.

 



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 アルバムタイトルの "V.S.O.P." は Very Special Onetime Performance の略で、このフェスティバル一度限りのグループ演奏という意味.

 でしたが、あまりの評判の良さからその後も演奏を続けたのは有名なお話しです.
 日本 へも "ライブアンダーザスカイ" 出演のための数度来日、 田園コロシアム での演奏など何枚ものアルバムが発売されています.

 まぁこのメンバーですから、演奏はもちろん人気が出るのもわかります.
 安定の顔芸 鈴本 ・・・・・・・ ではありませんが、このメンバーだったら当然このくらいの演奏にはなるよね.

 この V.S.O.P. の演奏は、アナログ盤でも 1 枚目の両面でしたので、かなり聴いた記憶があります.




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 このアルバムでの V.S.O.P. としての演奏は 4 曲目までで、いずれも ハービー・ハンコック を代表するナンバー.


 エレクトリックピアノのソロが、あの有名な "Maiden Voyage" になっていくところだけでも鳥肌ものだな.
 これはもう、 東京ドーム で観た Eagles の "Hotel California" と同じような感覚が蘇ってきます.


 メンバー紹介から始まる "Eye of the Hurricane" だって、すごくこういうライブにマッチした演奏になっています.
 録音の仕方なのか、個人的にはちょっとベースが前に出すぎてると思ったりもしますが.


 この当時、ジャズ界がフュージョンやクロスオーバーといった波に飲み込まれつつあった時代に、正面から 「新主流派ここにあり」 といった演奏ですから多くの人たちに受け入れられたのがわかります.


 特にシリアスなジャズ・ファンたちの多かった 日本 で爆発的な人気が出たというのもね.






 1 枚目がモダンジャズといった感じの演奏ならば、もう一枚のほうはもう少し新しい感じや、当時のクロスオーバー的な演奏が中心になっています.

 The Headhunters の 2 曲は昔からすごく好きでしたが、最近特に好きになったのが 「Herbie Hancock Sextet」 と紹介している 2 枚目最初の 3 曲の演奏.


 この 3 曲もアナログ盤では 2 枚目の A 面に入っていましたが、聴くのはいつも B 面でこちらはほとんど聴いた記憶がなかったので新鮮なのかもしれません.


 おなじみの "Toys" から始まりますが、ここではトロンボーンの参加がすごく印象的です.
 "Toys" と言えば "Speak Like A Child (BLP-4279)" ですが、このセクステット演奏でもトロンボーンが入っていることによってアルバム "Speak Like A Child" のような広がりのあるアンサンブルを聴くことができます.

 途中メンバー紹介が入り "You'll Know When You Get There" .




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  ( The Headhunters 1975 )

 最後が The Headhunters .
 
 いやぁいやぁ ・・・・・・ ポール・ジャクソン のベースがシビレまくりです.
 特に "Hang Up Your Hang Ups" ・・・・・・ メンバー紹介しながら楽器が増えていきます.
 最初のギターの ワー・ワー・ワトソン のギターだけでも悶絶モノなのに、そこに ポール・ジャクソン のベースが乗って、さらには レイ・パーカー のエッジの効いたカッティングが入ってきちゃうんだから ・・・・・・・
 いつ聴いてもいいなぁ、これっ !!

 ポール・ジャクソン 、ヤバイっす.

 とにかくこのアルバムの The Headhunters の演奏部分はよく聴いたなぁ.
 グイグイ、ビートに引っ張られていっちゃうので、多少疲れていてもあっという間に音楽の世界に入っちゃいます.



 三つのグループによる演奏が収められていますが、それぞれの演奏がそれぞれの時代に合った楽しい演奏を聴くことができるアルバムです.


 単純に演奏を楽しめるアルバムです.







 梅雨入りした割には雨が少ないですね.
 昨日も夏のような青空で、いいお天気でした.




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 昨日は奥様の新車が納車そのためボクの乗っていた インテ R 君とはお別れ.

 新車発売の 2001 年から乗っていた、ボクの インテR 君が引き取られていきました、今後は海外で第二の生活を送るようです (涙)




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 操作方法の説明を一緒に聞いていましたが、新しい安全機能がたくさんあってビックリ.
 こんなに多くの機能が必要なのかと思っちゃいます.

 車を走らせる楽しみよりも、いかに安全に目的地まで運ばすか、って感じ.

 車がないと生活できない場所なので仕方ありませんが、何か車の魅力がなくなっていくなぁ.


 8 月末にはボクの黄色い車がやってくるので、家と合わせると 青 ・・・ 黄 ・・・ 赤
 まるで信号機のようになっちゃいます.


 でも今のボクには、信号機というよりも アメ玉 に思えてしまうなぁ ・・・・・・・・

 結構トラウマになっているのか (笑)

Mescalito

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 4 月から始めた 長野県 東御市の風景 ですが、今日は特別版です.

 というのも、ずっと前に書いた オーケストリオン の続編を、なんと 7 年の年月を経て書こうと思っています.

 この オーケストリオン は、あの "なんでも鑑定団" に出品され注目を浴び、その後寄付などによって完全修復されています.



 ということで 長野県 東御市の風景 その 11 は、そんな オーケストリオン が置いてある 梅野記念絵画館・ふれあい館

 話の中心は オーケストリオン になりますのであしからず.



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 この 梅野記念絵画館・ふれあい館 の場所は、ボクが通っているウォーキングコース ・・・・・ 明神池 のほとり.

 一つの建物の中に 絵画館とふれあい館が入っています.


 たしか、初代館長の 梅野隆 氏の所蔵絵画を旧 北御牧村 に寄贈し、村がこの絵画館を建設したと思います (違っていたらゴメンナサイ)
 付近には陶芸用の窯があったり、ちょっと芸術色の豊かな場所です.
 ちなみにこの池の周りには住宅分譲地があり、自治会の名前は 芸術村 と呼ばれています.


 ウォーキングしている場所ですので、いままでにも聴きにいく機会はたくさんあったはずなんですがね ・・・・・・ 今頃です (笑)

 今日はカメラも車に積んであったので、ウォーキング終了後突撃してみました.


 前回書いた "5 セントのノスタルジック" と内容的にかなり被るので、そういったところは適当にカットしていきます.
 できれば読み比べていただけると、少しはわかりやすいかと思います.



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 池の周り約 850 m をいつものように 6 周ほど歩いてから、運よく聴ければとお茶だけ飲みに入館.


 喫茶用のロビーですが、北側全面がガラスですので開放感はハンパありません.

 この絵画館は市所有の建物 ・・・・・・ そこまでの経過は結構いろいろあるので割愛.
 田舎の施設で入館者も都会の美術館とはとても比べようもありません.
 ボクが残念に思うのは、靴を履き替えなければならないところ.
 特に都会からくると、きっとこの部分だけでも抵抗あるような気がします.

 そばにある 明神館 もリニューアルしたのですから、少しそのあたりも変えたらどうかなぁって思っています.

 せめてもう少しアートスティックな履物にするとか ・・・・・・・ でも市の予算も限られているのでなかなか厳しいのが現実かな.



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 お目当の オーケストリオン ですが、当然と言えば当然ですが 7 年前と同じ場所に鎮座しております.

 以前はちょっとした説明がそばに置いてありましたが、今は特別な説明などもないようなので、知らない人はちょっと変わったアップライト・ピアノくらいしか思わないで通り過ぎてしまいそう.

 外見も全く変わっていません.
 まぁこれを変えてしまうと、折角の昔の面影も消えてしまうので当然か.



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 お客さんもボク一人で、特に絵画館の観賞もしなかったので最初は演奏については 「ごめんなさい」 ということでした.

 一応絵画館の入場をされた方で希望があれば、できるだけ要望に応えてくださるようです.
 この オーケストリオン は毎年のメンテナンスをしてはいるものの、当然演奏すればするほどいろいろな部分の劣化なども出てくるので、いつでも簡単に聴けないというのも十分納得.

 じゃあコーヒー飲んで、写真だけ撮って帰ろうかと思っていましたが ・・・・・・・


 写真の後姿が 副館長 の 佐藤 女史.
 いろいろ話していく中で、ブログでの紹介もしたい云々を伝えたら ・・・・・・・
 だったら特別演奏しましょうと、準備をしていただいているショットです.

 ステキな方ですので正面から撮りたかったのですが、これ一枚しかありません (笑)



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 もちろんこれらの扉を開けなくても演奏は聴くことができますが、ご厚意でフルオープン.

 前回もみんなオープンにしていただき写真に収めました.
 ただ、今回はフルサイズに L レンズですので、当然写りはいいはずです.

 写真の良さは別として ・・・・・・・・・ ボソッ



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 正面からはこんな感じ.

 男の子的には、こういったよくわからないけどいろいろなメカに萌えるのです.



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 上の部分にはいろいろな楽器類がビッシリ収められています.
 空気の力でそれらを叩いたり、音を出させたりしています.

 写真の鍵盤が一部下がっていますが、演奏に合わせて鍵盤も動きます



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 下の部分のメインは動力部分.
 真ん中に見えるのがモーター部分で、左側には ふいご (鞴) と思われるものがあります.
 このモーターによってふいごやロール状の音符を動かしています.


 右の白いものが楽譜とも言える オーケストリオン譜 .
 材質は紙でロール状態になっており、至る所に穴が開いています.

 ロール状態なため曲目は順番にしか進みません.
 当然、巻き戻しも早送りもできません.
 一巻終わったら、別のロールに交換になります.

 この譜面が今ではもう作れないようなので、破れたリすればそれでアウト.
 この譜面があっての オーケストリオン ですので.

 今回この譜面について調べたらたくさんヒットしたんですが、みんな ファイナルファンタジー のゲームにことでした (笑)
 どうもゲームの中で オーケストリオン がでてきて、その譜面をゲーム中でゲットできるようなんですね.



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 コインの投入口です.

 コインもあるので、ここから投入して演奏することもできますが、コインを投入していくと下の部分で詰まったりし故障の原因になるようで、今は本体裏側のスイッチで演奏を聴かせてくださいます.

 投入口の上の真鍮部分は、以前の写真を見ればわかるように、入っているロール譜の曲目を記載したカードをここに差し込んでおきます.
 そうすると曲名もわかるという次第.

 だから一度に 20 枚まで投入できたんですね.

 ちなみに下の部分を開けロール部分を見れば番号が記載されているので、今何曲目かというのがわかります.



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 逆サイドにはコインの入った袋もかけてあります.

 この袋も歴史感じさせてくれますねぇ、下の丸みが何とも言えない.
 かなりボロボロになっているので、このままかけたままにしているとそのうちに破れて落ちそうです.



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 で肝心の演奏ですが ・・・・・・・・・

 まず演奏が始まる前、このモーターの音が思っていたより大きくてビックリ.
 こんなにうるさいモーターで大丈夫なの ・・・・・・

 そして演奏が始まるんですが、びっくりぽん !! ですよ、これっ.


 モーターの音なんか全く気にならないくらいの、大迫力.
 その音の大きさにビックリです.
 演奏が始まっていろいろ説明も聴いていましたが、隣の人の話がよく聞こえないくらい.

 そしていろいろな音がクリアに混ざっていて、何とも言えない古き良き時代にタイムスリップするような演奏なのです.


 これが使われていた頃は、酒場などでもこの演奏に合わせてはダンスしたようなので音の大きさは当たり前でしょうが ・・・・・・
 まぁこれは 百聞は一見に如かず 、是非自分の耳で聴いてみてください.



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 この オーケストリオン は シカゴ で 1905 年に創業された Marquette 社製
 ここで作られたコイン挿入型自動ピアノやオーケストリオンのシリーズ名が Cremona .


 今回調べてみたらこのシリーズの詳しい解説がある ホームページ を見つけました.

 絵画館に置いてあるものは最終型の一つ前、下の駆動部分にチェーンなどが使われているので写真に出ている Cremona style G piano #11845 というモデルと同一系統ではないでしょうか.

 このホームページを読むと オーケストリオン のメカニズムなども書かれているので、興味のある方はどうぞ.



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 結構短い時間でしたが、いろいろなお話をさせていただきました.

 ちょうど開催されていた彫刻展を 「是非観ていってください」 ってくどいくらい言われたのですが、どうもボクは彫刻とか苦手でございまして ・・・・・・・・まぁ時間の余裕もそんなになかったこともありますが、と言い訳.


 なまじ絵とか好きだと、自分の好みがはっきりしちゃっているので、好みじゃない絵に対してはほとんど興味湧かないのもあるかな ・・・・・・ このあたりはジャズの好みと一緒ですね.

 極たまには、特に興味もなっかたはずなのにフラリと カラバッジョ展 観にいったりもするので、気分屋、.

 ジャズと一緒でかなりの 食わず嫌い 的なのです.



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  ( 2015 年 10 月 撮影)

 この絵画館は市民でも知らない人も結構いるような気がします.
 どうしても絵画とかはちょっと敷居が高い感じですが、ジャズほど難解ではないはずです ・・・・・・ まぁジャズが難解といわれるのも、ボクにはよくわからんのですが (苦笑)


 もっとみんなで盛り上げていかないといけないなぁ.
 こういう施設はなくても生活には全く問題ないんだけれど、逆にそういうところだからこそ精神的なゆとりのためにも残さないと ・・・・・・・

 絵画観てこないボクがこんなこと言っても全くもって心に突き刺さらないかな (笑)
 ただ 7 月ここで開催されるイベントについては、頑張って行こうと思っています.


 ということで、軽くウォーキングに行ったのにとても有意義な一日になりました.


 ちょっと田舎の 東御市 ですが、ちょっといい感じな部分も結構あります.




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 この絵画館のある場所は 東御市 でも南の 八重原台地 と呼ばれる場所.
 水田や畑の中に集落が点在しているような場所ですが、とにかく景色スゴイ.
 空の面積が広いというか ・・・・・・・・ ボクは大好きです.

 まるで "Cazy Heart" に出てくるような空の風景です.



 ということで、先日ちょっとアナウンスしたした通り、今日はちょっとジャズ・アルバムは置いておいて ライアン・ビンガム のアルバムを.

 ただしカントリーはカントリーでも、砂漠からの景色と水田の中から見る景色とはイメージがかなり違いますがね (笑)





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  " Mescalito / Ryan Bingham "





  1. Southside of Heaven ・・・・・ 6:19
  2. The Other Side ・・・・・ 2:11
  3. Bread and Water ・・・・・ 4:08
  4. Don't Wait For Me ・・・・・ 4:56
  5. Boracho Station ・・・・・ 2:03
  6. Sunshine ・・・・・ 4:20
  7. Ghost of Travelin' Jones ・・・・・ 4:09
  8. Hard Times ・・・・・ 4:38
  9. Dollar a Day ・・・・・ 2:11
  10. Take It Easy Mama ・・・・・ 3:03
  11. Long Way From Georgia ・・・・・ 3:54
  12. Ever Wonder Why ・・・・・ 4:59
  13. Sunrise ・・・・・ 4:45
  14. For What It's Worth ・・・・・ 13:58







 2007 年に発表された ライアン・ビンガム のデビュー・アルバム.
 プロデューサーは、あの T = ボーン・バーネット ではなく、 Marc Ford .





61-2

 結構 カントリー・ミュージック 好きかも ・・・・・ まぁ完璧な カントリー というよりもちょっとロック色の入ったようなものですが.

 家にある CD は、 Tim McGraw 、 Dixie Chicks 、 Faith Hill 、 Brooks & Dunn ・・・・・ それと Taylor Swift (笑)
 ちなみに Faith Hill は一時ハマったので "Cry" まで、 Taylor Swift は "Taylor Swift" と "Red" 持ってますがやっぱり一作目だな.


 そんなだから "Crazy Heart" のステージ場面なんか観ていても、とてもカッコいいと思っちゃう.
 そう、下手なロックより全然カッコいいんだよなぁ.

 それであのエンディングの "The Weary Kind" でしょ ・・・・・・・
 一気に ライアン・ビンガム が好きになったなぁ.


 彼の場合は特にあの声.
 このアルバムでも 1 曲目の "Southside of Heaven" 、もうこの曲だけでも十分すぎるな.




RyanB-003

 "Crazy Heart" では T = ボーン・バーネット がプロデュースしていましたが、今日のアルバムは Marc Ford .
 T = ボーン・バーネット のプロデュースも悪くないけれど、ボクは今日のアルバムのようなカントリー色の強いほうが好きです.

 そういえば "Glad Rag Doll / Diana Krall" も彼がプロデュースしていたなぁ.
 あまり好きじゃないアルバムです (笑)
 いままでだれがプロデュースしているかなんて全く気にならなかったのですが、 T = ボーン・バーネット のおかげでちょっと気にするようになってきました.


 三作目の "Junky Star" では T = ボーン・バーネット がプロデュース.
 ライアン・ビンガム のアルバムの中では一番売れたのが三作目の "Junky Star".
 このアルバムについては機会があればまた書きますね.



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 今日のアルバムを含め、こういったカントリーのアルバムは絶対長距離の運転にピッタリ.

 7 月からは久しぶりに 富山 に行くので、カントリーをガンガン流しながら車の運転楽しもう.


 でも肝心の車がどうなることやら ・・・・・・・・ やれやれ 



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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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