・ ・ ・ ・ ・ ・
アルバムタイトルを変えろと、少し前の飲み会でも後輩たちから言われているので、意地でも月に最低一枚はジャズアルバムの紹介するようにしてます.
今日のアルバムも超マイナーな日本のジャズ・アルバム.

" Four Scenes / 和田直 "
1. Sunset On The Street ・・・・ 8:45
2. Ambushin' The Blues ・・・・ 8:25
3. Jumping Dog ・・・・ 6:28
4. The Shimmer Of The Morning Sun ・・・・ 12:29
( All composed by Sunao Wada )
和田直 (g), 池野実 (as.fl.perc), 中山静男 (p.el-p),
山本一昭 (b.el-b), 山田幸治 (ds), 植田ひとみ (vo.perc)
Recorded at Studio WING, Nagoya, September 14. 1974.
CRAFTMAN RECORDS から 2021 年 9 月 22 日にリイシューされたアルバムです.
オリジナルは 1976 年 TBM からリリースされた TBM-75 .
こういうのをリイシューさせるのが、さすが 塙耕記 氏といったところ.

リーダーはギターの 和田直 (すなお) 氏で、このアルバムではリードの 池野実 氏をフューチャーしています.
和田氏のギターはブルース・フィールに溢れ、とても好きなギタリスト.
ただ、活動拠点が名古屋だったということもあり、知名度的には今一つでしょうか.
アルバムも TBM に数枚あるものの、そんな多いわけではありません.
家にもたった 4 枚しかありません.
このアルバムは、そんな名古屋で活躍していたミュージシャンだけで構成され、録音されたのも名古屋のスタジオ.
1 曲目から強力なインパクトを与えてくれるヴォーカルの 植田ひとみ さんがすごいな.
決して彼女をフューチャーしてるわけじゃないんだけれど、あのスキャットについつい引き込まれていきます.

このアルバムに収められている 4 曲はすべて 和田氏 の作曲.
圧巻は 4 曲目 "The Shimmer Of The Morning Sun" 、この曲がとても聴きやすくいい感じなんだな.
静寂な雰囲気が漂うイントロから始まるこの演奏は 10 分を超える長いものですが、とにかくここでのアルトがいい.
池野実 氏はこのアルバムでの演奏しかボクは持っていませんが、アルバム・タイトルでも彼をフューチャーしてるとある通り、演奏を聴いてみると実力はかなりのもの.
ちょうどこの頃、海外では チック・コリア が リターン・トゥ・フォーエヴァー を結成し、同名アルバムも大ヒット.
植田ひとみ さんのヴォーカルも、 フローラ・プリム のヴォーカルを彷彿させます.
このアルバムも電子ピアノが使われて、リズムもロックビートの演奏があったり、今になると時代を感じさせる演奏でもあります.

● 2015.3.28 銀座 le sept ●
発売当時は、まだまだジャズこうあるべき的な思想がジャズ喫茶では王道化していたので、電子ピアノ使っているだけでもダメと言われるような感じも無きにしもあらず.
小川隆夫 氏も、その昔ジャズ喫茶で ジミー・スミス リクエストして周りから超冷たい視線浴びたなんて話してました.
あの頃のジャズ喫茶全盛期に育ててもらったので、完全否定はできませんが、今のほうが変なこだわりもなく聴くことができるようになりました.
このアルバムも目立ちはしませんが、ステキな演奏が詰まったアルバムだと思います.
・ ・ ・ ・ ・ ・
さて、今日のおまけはレンズのこと.

● コシナ ホームページから ●
先日 コシナ から正式発表がありましたが、 NOKTON 75mm F1.5 Aspherical が 4 月発売になります.
価格は 135,000 円 (税別) .
F値 1.5 という明るいレンズで、先日の CP+2024 でもすでに参考出品されており、ボクも実際に撮影してみました.
下の写真が開放で撮ったもの.
ピントは天井に照明が見える奥の梁の部分で、手前のボケは加工ではなく撮ったままの状態です.
拡大すると、ちょっとパープルフリンジがわかります.

● 2024.2.24 CP+2024 ●
このレンズ、触ってみて悪くはないんだけれど、ボクにとってはいろんな意味で微妙だなぁ・・・・・
まず焦点距離ですが、 75mm は RF 70-200mm F2.8L IS USM でカバーできます.
いくら明るいといってもマニュアルフォーカスのこのレンズをわざわざポートレート撮影に使うというのは、ちょっと現実的でない.
そうなるとスナップ撮影なんだろうが、ちょっと長すぎな感じ.
だったら発売から 10 年以上経ってはいるものの Zeiss Planar T* 1,4/85 にいく手もありかななんて思えてしまいます.
でもやっぱり Voigtlander を一度は使ってみたいので、候補に上がるのは持っていない焦点距離 40mm .
価格的にも若干安いですし、 少し絞った時の画がとてもはっきりした写りです.
ただ難点は絞りリングの形状から玉ボケが丸くなく角々してしまうこと.
このあたりのことがどこかのレビューでも書かれていました.
あとはパープル・フリンジをどこまで許容できるか.

● コシナ ホームページから ●
NOKTON と言えば、最初に RF マウントで登場した 50 mm もあります.
この写りがこれまたいいんです.
ただ、問題は価格で 40 mm の倍の価格 ・・・・・ ちょっと手が出ません.
そうなると Apo-Lanthar が出るのをひたすら待つのも選択肢の一つ.
悩ましいなぁ ・・・・・・ まぁ沼の住人はこうやって悩んでいるのも楽しかったりします.
コシナ はこれからも応援していきます.
・ ・ ・ ・ ・ ・
アルバムタイトルを変えろと、少し前の飲み会でも後輩たちから言われているので、意地でも月に最低一枚はジャズアルバムの紹介するようにしてます.
今日のアルバムも超マイナーな日本のジャズ・アルバム.

" Four Scenes / 和田直 "
1. Sunset On The Street ・・・・ 8:45
2. Ambushin' The Blues ・・・・ 8:25
3. Jumping Dog ・・・・ 6:28
4. The Shimmer Of The Morning Sun ・・・・ 12:29
( All composed by Sunao Wada )
和田直 (g), 池野実 (as.fl.perc), 中山静男 (p.el-p),
山本一昭 (b.el-b), 山田幸治 (ds), 植田ひとみ (vo.perc)
Recorded at Studio WING, Nagoya, September 14. 1974.
CRAFTMAN RECORDS から 2021 年 9 月 22 日にリイシューされたアルバムです.
オリジナルは 1976 年 TBM からリリースされた TBM-75 .
こういうのをリイシューさせるのが、さすが 塙耕記 氏といったところ.

リーダーはギターの 和田直 (すなお) 氏で、このアルバムではリードの 池野実 氏をフューチャーしています.
和田氏のギターはブルース・フィールに溢れ、とても好きなギタリスト.
ただ、活動拠点が名古屋だったということもあり、知名度的には今一つでしょうか.
アルバムも TBM に数枚あるものの、そんな多いわけではありません.
家にもたった 4 枚しかありません.
このアルバムは、そんな名古屋で活躍していたミュージシャンだけで構成され、録音されたのも名古屋のスタジオ.
1 曲目から強力なインパクトを与えてくれるヴォーカルの 植田ひとみ さんがすごいな.
決して彼女をフューチャーしてるわけじゃないんだけれど、あのスキャットについつい引き込まれていきます.

このアルバムに収められている 4 曲はすべて 和田氏 の作曲.
圧巻は 4 曲目 "The Shimmer Of The Morning Sun" 、この曲がとても聴きやすくいい感じなんだな.
静寂な雰囲気が漂うイントロから始まるこの演奏は 10 分を超える長いものですが、とにかくここでのアルトがいい.
池野実 氏はこのアルバムでの演奏しかボクは持っていませんが、アルバム・タイトルでも彼をフューチャーしてるとある通り、演奏を聴いてみると実力はかなりのもの.
ちょうどこの頃、海外では チック・コリア が リターン・トゥ・フォーエヴァー を結成し、同名アルバムも大ヒット.
植田ひとみ さんのヴォーカルも、 フローラ・プリム のヴォーカルを彷彿させます.
このアルバムも電子ピアノが使われて、リズムもロックビートの演奏があったり、今になると時代を感じさせる演奏でもあります.

● 2015.3.28 銀座 le sept ●
発売当時は、まだまだジャズこうあるべき的な思想がジャズ喫茶では王道化していたので、電子ピアノ使っているだけでもダメと言われるような感じも無きにしもあらず.
小川隆夫 氏も、その昔ジャズ喫茶で ジミー・スミス リクエストして周りから超冷たい視線浴びたなんて話してました.
あの頃のジャズ喫茶全盛期に育ててもらったので、完全否定はできませんが、今のほうが変なこだわりもなく聴くことができるようになりました.
このアルバムも目立ちはしませんが、ステキな演奏が詰まったアルバムだと思います.
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さて、今日のおまけはレンズのこと.

● コシナ ホームページから ●
先日 コシナ から正式発表がありましたが、 NOKTON 75mm F1.5 Aspherical が 4 月発売になります.
価格は 135,000 円 (税別) .
F値 1.5 という明るいレンズで、先日の CP+2024 でもすでに参考出品されており、ボクも実際に撮影してみました.
下の写真が開放で撮ったもの.
ピントは天井に照明が見える奥の梁の部分で、手前のボケは加工ではなく撮ったままの状態です.
拡大すると、ちょっとパープルフリンジがわかります.

● 2024.2.24 CP+2024 ●
このレンズ、触ってみて悪くはないんだけれど、ボクにとってはいろんな意味で微妙だなぁ・・・・・
まず焦点距離ですが、 75mm は RF 70-200mm F2.8L IS USM でカバーできます.
いくら明るいといってもマニュアルフォーカスのこのレンズをわざわざポートレート撮影に使うというのは、ちょっと現実的でない.
そうなるとスナップ撮影なんだろうが、ちょっと長すぎな感じ.
だったら発売から 10 年以上経ってはいるものの Zeiss Planar T* 1,4/85 にいく手もありかななんて思えてしまいます.
でもやっぱり Voigtlander を一度は使ってみたいので、候補に上がるのは持っていない焦点距離 40mm .
価格的にも若干安いですし、 少し絞った時の画がとてもはっきりした写りです.
ただ難点は絞りリングの形状から玉ボケが丸くなく角々してしまうこと.
このあたりのことがどこかのレビューでも書かれていました.
あとはパープル・フリンジをどこまで許容できるか.

● コシナ ホームページから ●
NOKTON と言えば、最初に RF マウントで登場した 50 mm もあります.
この写りがこれまたいいんです.
ただ、問題は価格で 40 mm の倍の価格 ・・・・・ ちょっと手が出ません.
そうなると Apo-Lanthar が出るのをひたすら待つのも選択肢の一つ.
悩ましいなぁ ・・・・・・ まぁ沼の住人はこうやって悩んでいるのも楽しかったりします.
コシナ はこれからも応援していきます.
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