渡辺貞夫

I'm Old Fashioned

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 梅雨ですから、空がパッとしません.
 今にも降ってきそうな今日の空模様 ↓↓ .

 今度の日曜日はとあるイベントがあるので、午前中だけでも降らないで欲しいのです.



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 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 8.0 1/800秒 ISO-400 50mm ●

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 ● EOS RP + Zeiss Milvus 2/35 ZE : f 8.0 1/800秒 ISO-400 35mm ●

 あるユーチューバーが、写真も撮らずレンズを買いまくっては、部屋の中で手にしてニヤケているのは "病気" と、冗談半分に言っていました.
 超納得です.


 ボクはまだ撮ることを楽しみにレンズを購入しているので、まぁ 沼の中 とでも言っておきましょう.
 ボクの友人 shige 君に至っては ・・・・・ 完全に前者、それもかなりの重症でしょうね (笑)
 なんて言うんですか、 レンズ依存症 とでも呼べばいいんでしょうか.

 最近になってようやくリハビリのように写真撮ったりして社会復帰目指しているようですが、この依存症は再犯率高くてなかなか更生できないんですよねぇ.

  ボクも 人の振り見て我が振り直せ ではありませんが、注意しないと.


 そういえば最近、 You Tube で Planar などの動画を観ていると、いつの間にかボクの手の中にも Planar があってフォーカスリングをグリグリしながらニヤけてますが、それがなにか.



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 気が付いたらこんな写真まで撮ってました.



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 雨降りそうだからジャズでも勉強しよう ・・・・・
 今日もメイン記事はジャズ・アルバム.





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  " I'm Old Fashioned / 渡辺貞夫 "





  1. Confirmation
         (Charlie Parker) ・・・・ 4:56
  2. Gary
         (Sadao Watanabe) ・・・・ 4:32
  3. 3:10 Blues
         (Billy Strayhorn) ・・・・ 5:47
  4. Episode
         (Sadao Watanabe) ・・・・ 6:35
  5. I Concentrate on You
         (Cole Porter) ・・・・ 5:58
  6. Chelsea Bridge
         (Billy Strayhorn) ・・・・ 5:52
  7. I'm Old Fashioned
         (J.Kern-J.Mercer) ・・・・ 8:12
  8. One for C
         (Sadao Watanabe) ・・・・ 2:37





  渡辺貞夫 (as.fl), Hank Jones (p), Ron Carter (b),
  Tony Williams (ds)

  Recorded at Vanguard Studios, NYC, May 21, 1976.






 今でも現役でエネルギッシュな演奏をしている 渡辺貞夫 氏が、ニューヨークで録音したアルバムです.
 ハンク・ジョーンズ 、 ロン・カーター 、 トニー・ウィリアムス という、当時のジャズ・シーンを代表するような錚々たるメンバーとの演奏です.

 ナベサダ 氏のアルバムの中でも、とても人気のある一枚です.





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 "The Great Jazz Trio" と呼ばれるリズム・セクションをバックに、 ナベサダ 氏がのびのびと演奏をしている名盤ですね.
 この後、だんだんフュージョン系の演奏やアルバムが増え、 TV などでも顔をよく観るようになっていきます.
 CM もいろいろ出てました (笑)


 "The Great Jazz Trio" は、 1975 年 1 月に Village Vanguard で一度だけ演奏、その後本アルバムで再会し録音、この二度のセッションで意気投合し、 1977 年 2 月 14 日から一週間 Village Vanguard でセッションを行いました.
 その模様を収録したのが "The Great Jazz Trio at The Village Vanguard" で、Vol.1 と Vol.2 がアナログ盤で発売されましたが、ボクの持っている CD では一枚に 8 曲が収められています.
 その後別の日の演奏も "The Great Jazz Trio at The Village Vanguard Again" として陽の目を見ています.



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 ● The Great Jazz Trio ●

 チャーリー・パーカー のような演奏でこのアルバムは始まります.
 曲が チャーリー・パーカー の描いた "Confirmation" なので、当たり前か (笑)

 "Gary" は ナベサダ 氏の曲ですが、一曲目とは打って変わったメローなバラード演奏.
 これは日本人の心にグッとくる、って感じです.
 きっと日本人のジャズファンはみんな好きだと思います ・・・・・ まったく根拠ないですが.


 Billy Strayhorn の曲が 2 曲も入っているのにビックリ.
 デューク・エリントン 楽団のピアニスト兼アレンジャーでもあった Billy Strayhorn 、代表曲にはあの "Take the 'A' Train" があります.


 きっとアルバム・タイトルに合わせたのでしょうか、結構古い曲が選曲されています.
 でも演奏のほうは、超モダンなハードバップと言えばいいのだろうか.
 スリリングな中にも、なにか微笑んでしまうような楽しさが詰まったような演奏です.



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 ● "You Were Never Lovelier" ●

 アルバムタイトル曲 "I'm Old Fashioned" はハイテンポで軽快な演奏になっています.
 トニー・ウイリアムス がグイグイきてますねぇ、まるで 煽り運転 .
 このアルバムでボクが一番気になるのは、やっぱり トニー・ウィリアムス .
 やっぱりすごいです.


 この曲は 1942 年に公開された映画 "You Were Never Lovelier" (邦題: "晴れて今宵は" ) に使われた曲で、 ジェローム・カーン と ジョニー・マーサー によるもの.
 ジェローム・カーン の代表曲とも呼ばれ、多くのミュージシャンがカバーしています.

 ボクが結構好きなのは "Blue Train /John Coltrane" での演奏.
 このアルバムの B 面に入っているので、あまり馴染みのない感じです.
 昔も、ジャズ喫茶でこの B 面がかかったなんて記憶にないなぁ.
 こちらの演奏はしっとりと歌い上げていて ・・・・・ 通好みとでもいうのかな.



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 ● Rita Hayworth and Fred Astaire ●

 映画でのダンスシーンはとてもステキな場面です.
 フレッド・アステア と リタ・ヘイワース の歌やダンス観ていると、こういうのがハリウッド俳優っていうんだろうな、と思ってしまいます.
 
 それにしても 日本 が太平洋戦争を始めたころに、 アメリカ ではこんな映画が作られていたんですから ・・・・・ 違うよなぁと思ってしまいます.


 この映画のヒロイン リタ・ヘイワース といえば当時のセックス・シンボルとして絶大な人気を博していたようですが、ボクはまだ生まれてもいませんのでどのくらいすごかったのかちょっとピンときません.
 ボクが彼女の名前を知ったのは、スティーヴン・キング の小説 "Rita Hayworth and Shawshank Redemption" 、有名な映画 "ショーシャンクの空に" の原作です.
 小説の中で は リタ・ヘイワース のポスターが刑務所の独房の壁の穴を隠していました.



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 ● "Bird of Paradise" ●

 このアルバムが好評だったこともあるでしょうか、翌年には同じメンバーで上の写真の "Bird of Paradise" を録音しています.
 そちらのアルバムは チャーリー・パーカー をトリビュートしたような感じのアルバム.


 ナベサダ 氏はかなりの高齢ではありますが、これからも元気に演奏して欲しいな.
 この先もこんなジャズ・ミュージシャン現れないだろうな ・・・・・



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Swiss Air

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 ゴールデンウィーク突入 !!

 と言っても、普段から出不精なボクは特にこの時期なんてどこかに行こうなんて微塵も思わないのです.
 だから PC のデータの整理やブログ更新、過去のブログの写真の更新、さらにはお風呂の念入り清掃でもしようかと思っています.




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 そんなゴールデン・ウィークには全く関係ありませんが、せっかく頂いたチョコレートが融けました.
 それも下側の 2 枚だけ.
 家の中はそんなに暑くないんだけれど.

 融けちゃったのか、融けていたのか ・・・・・ わかる人だけにわかるお話しでした (笑)




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 水曜日は高速バスで 池袋 、そこから 有楽町 に出て 銀座 まで写真撮りながら・・・・ そして EOS学園 からいつもの デニーズ .
 翌日の木曜日は 品川 で写真展 & ランチ.

 いつものように休日の娘を引っ張り出して三人で.



 写真展は ルーク・オザワ さんの "JETLINER ZERO"

 ルーク と言えば スカイウォーカー とすぐに連想しますが、最近は ルーク と言えば オザワ になったりもします.
 飛行機を入れた情景写真の第一人者で、今やキヤノン・カメラマンの顔とも言える人.
 確か CP+ でのセミナーのトリを 2 年続けてやっていたと思います.




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 ボクは空を眺めているのは好きだけれど、飛行機は乗るのが大嫌い、おまけに近くに飛行場もないから航空写真はまったくと言っていいほど撮りません.

 BS の "The Photographers" で彼のことを初めて知り、この人も面白い人だなぁ ・・・・ と.
 空見ていると全然飽きないっていうのはボクと全く同じ.
 それに余分なシャッター押さないし、できるだけトリミングしないとか、っていうのも思わず頷いてしまう.


 そんな ルーク・オザワ 氏の初の写真展が、 品川 の キヤノン・ギャラリー S で 4/13 から 5/26 までという長期間開催されています.




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 感想はとにかく圧巻の一言に尽きます.
 過去の膨大な作品の中から選ばれた 150 点が暗闇から浮かんできます.

 多くの写真はテレビや CP+ などで見たことがありますが、改めて作品として飾られているものをみるとまったく違います.
 幻想的でドラマチックな自然現象と飛行機の織り成す瞬間はまさに "Glorious (神業)"


 飛行機が全くわからないボクですが、作品の構図がとても勉強になりました.
 どうしてこの位置なのか ・・・・・ そんなことを考えながら観ているといろいろなものが見えてきます.



 受付では全写真の撮影場所、使用カメラ、使用レンズが記載されたパンフレットもいただけます.
 このパンフレットもとてもよくできています.
 パスポート型の台紙に日替わりスタンプ三つ押すとカードなどのグッズが貰えるようです ・・・・ ボクはカードいただきましたが.

 写真展の撮影は全然 OK ですが暗い会場にライトアップされた写真ですので結構難しいかな.




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 会場を出たところでなんとご本人とニアミス.
 電話中でしたがこちらのカメラ見せて撮ってもいいかと確認したら、すぐにポーズとってくれました.
 やっぱり写し屋は写されるのも上手いんですね.

 ちなみにその写真はまさかの失敗.
 でもルークさんには OK サイン出しておきました ・・・・・ ポートレートで身につけたワザの一つですね (笑)




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 仕方ないので娘の写真をアップしておきます.

 こっちの写真のほうがずっと条件悪かったんだけれどなぁ ・・・・・ ぼそっ




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 さてそんな航空写真がまんまジャケットになったようなアルバム.
 ただよく見るとコラージュで、ルークさんのような劇的瞬間には程遠いのですが.

 でも演奏のほうは劇的ともいえるのかな ・・・・・






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  " Swiss Air / 渡辺貞夫 "






  1. Masai Steppe
        (Traditional-Sadao Watanabe) ・・・・・ 13:06
  2. Tanzania E
        (Traditional-Sadao Watanabe) ・・・・・ 9:51
  3. Pagamoyo
        (Traditional-Sadao Watanabe) ・・・・・ 3:30
  4. Sway
        (Sadao Watanabe) ・・・・・ 10:25
  5. Way
        (Sadao Watanabe) ・・・・・ 9:16






  渡辺貞夫 (as,ss.fl), 本田竹曠 (p),
  河上修 (b), 守新治 (ds)
  Recorded live at Montreux Jazz Festival, Swiss, July 18, 1975.





 上のデータは下のジャケ裏写真と違っていますが、アルバム ( CD 含む) だと当時のアナログレコードの収録時間の関係で、ライブ当日 3 曲目に演奏された "Pagamoyo" が最後になっています.

 上のリストは当日の演奏順に変えてありますので CD などの順番とは違います.
 もちろんボクの iTunes も上のように変えてあります.





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 この数年後、フュージョン色の強いアルバムを出し、 CM などにも引っ張り出され大ブレイクしていきますが、このアルバムのような ナベサダ 氏がいいですねぇ.
 いきなり "Masai Steppe" のような演奏をされたら、みんなぶっ飛ぶだろうな.


 先日書いた ビル・エヴァンス と同じ モンタレー・ジャズ・フェスティバル でのライブ演奏.
 ナベサダ氏がこのフェスティバル に出演したのは 1970 年と 1972 年についで三回目.
 1970 年の演奏は CBS から "Sadao Watanabe At Montreux Jazz Festival" というタイトルでアルバムになっています.

 最初の MC でもお帰りなさいって感じです.


 曲はすべて ナベサダ 氏によるもので、 Traditional とあるものは アフリカ で聴いてきた曲をアレンジして書き上げたものです.

 "Masai Steppe" の演奏が大好き.
 とても躍動感があり、演奏が始まって一気にヴォルテージがマックスという感じなんです.
 途中 "Sway" のような演奏が入り、最後は "Way" でまた昇りつめて終了.
 やっぱり CD 化の時には演奏順のほうがいいんじゃないかなぁと思っちゃいます.




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 ホンタケ がいいですね.
 "Sway" でのビタースイートなリリシズム溢れる演奏や、"Masai Steppe" でのパワフルでグイグイくる演奏など、全編に ホンタケ らしさを聴くことができます.
 この演奏が評価されてか、翌日には ジェリー・マリガン や トゥーツ・シールマンス たちとのジャム・セッションにも駆り出されたようです.



 全編モーダルな演奏で、 ナベサダ 氏をはじめメンバーみんなの気合が前面に出ているような演奏ばかり.

 ジャケットが微妙なチープ感漂っているのであまり聴かなかったアルバムですが、いやいや聴き応えのあるいいアルバムです.




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 おまけのワンショット.




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 ピントが甘いし画質も ・・・・ あの暗い中での撮影で ISO あげたままだったからねぇ.

 折角正面向いてくださったのに目つぶっちゃった.
 でもまぁいかにも ルーク さんっぽいやさしさが表現できたかとかなりポジティブ思考で.
 前にも書いたように、電話中でしたがしっかり本人のご承諾の上での撮影です.


 ちなみにこういったカメラマンの方を撮る場合、失敗しても必ずワンショットだけと決めています.
 失敗しても親指立てて Good !! なのです (笑)




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Yamame (山女魚)

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 もう 2 月なんですか ・・・・・・
 年末からガッツリ仕事三昧で、ともすると曜日はもちろん日付けさえも忘れてしまいそうです.

 何と 1 月は 4 日休みをいただいただけで、後はずっとお仕事.
 今までの何十年にもわたる生活の中でも、これほど集中的に働いたことは多分ないでしょう.



 今日の頂き物 !!




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 普段絶対家では買わないような、お米をいただきました.
 こういった頂き物は本当にうれしい.


 今一緒に働いている方 (一応ボクのボスになります) が、家族経営ではありますが結構大規模な農業 (お米作り) 経営をしています.
 若者の農業離れ、食の米離れ、減反政策の廃止や TPP などなど、今の農業を取り巻く環境はかなり厳しいのですが、それでも米作りにプライド持って一家でやっているというのはすごいですね.


 一家で経営しているのは お米の佐藤農園 、楽天市場 にも出店しているので簡単に購入できますし、直接電話などの注文もできます.




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 話をしていても味には絶対的な自信をもっています.
 とことん味にこだわりいいものを作っていく ・・・・・ これからの農家の生きる道の一つかもしれません.



 「ボクのブログを見た ・・・」 と言ってくれれば、 10 円くらいは値引きしてくれるかもしれませんので、是非 信州 の美味しい コシヒカリ をいかがでしょうか.




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 日本人はやっぱり お米 ですねぇ ・・・・・・ 我が家は一日二合ほどしか食べませんが (笑)



 ジャズもちょっと日本人の演奏を.
 ボクの大好きな TBM レーベルが誕生する前 ・・・・ この当時、時代の先端を行くような演奏じゃないでしょうか.





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  " Yamame (山女魚) / 宮沢昭 "





  1. Yamame (山女魚)
       (Akira Miyazawa) ・・・・・ 5:46
  2. Memories Through Thick Glasses
       (Akira Miyazawa) ・・・・・ 5:15
  3. Fly Casting
       (Akira Miyazawa) ・・・・・ 5:48
  4. Like Someone In Love
       (J.V.Heusen) ・・・・・ 4:17
  5. Out Of Nowhere
       (Johnny Green) ・・・・・ 6:28
  6. Le Crepuscule Embaume
       (Masao Yagi) ・・・・・ 6:20
  7. Like Sonny
       (John Coltrane) ・・・・・ 6:11







  # 1 - 4 :
  宮沢昭 (ts), 佐藤允彦 (p), 原田政長 (b), 原田寛治 (ds)
  # 5 - 7 :
  仲野彰 (tp.tb), 東本安博 (tb), 松本光彦 (tb), 青木武 (b-tb),
  渡辺貞夫 (as.fl), 宮沢昭 (ts), 原田忠幸 (bs.cl), 佐藤允彦 (p),
  原田政長 (b), 猪俣猛 (ds)

  Recorded at "日本都市センターホール", May 7 & 14, 1962.







 発売当時のアナログ盤では、 A 面が 4 曲目までで残り 3 曲が B 面になっています.
 その A 面と B 面ではメンバー構成も大きく変わっています.
 録音は二日間になっていますが、どちらの演奏がどちらの録音日なのかはわかりませんでした.




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 その昔、ジャズ屋で常連さんたちと話していると 「ジャズっぽい」 という言葉がいろいろなところで聞かれました.
 まぁ何でもジャズに結びつけちゃうような感じだったんでしょうが (笑)


 特に言われたのが 「ジャズっぽいジャケット」
 そんなジャケットだけで、演奏を肯定や否定してしまうようなこともあったりして ・・・・・
そのいい例が 「ジャケ買い」 かな

 とりわけ今日のアルバムのようなジャケットは、 「ジャズっぽくない」 なんて速攻で言われてしまいそうです.
 宮沢昭 というミュージシャンを知らなければ、どこから見てもこのジャケットがジャズとは思えないでしょう.

 おまけに裏ジャケットも年代を感じさせますし.




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 ところが聴いてみると、ジャケットの印象とは全く違ってとても新しい雰囲気を持った演奏で驚き.
 硬いリードやメタルのマウスピースといった感じで、とっても新主流派的な演奏なのです.

 特にこの時代に日本人のオリジナル曲が 4 曲入っていて、そのどれもがとてもステキな演奏というところがスゴイ.


 このアルバムにも参加している 渡辺貞夫 氏がこのアルバムの録音された 1962 年から アメリカ の バークリー音楽院 に留学、帰国した 1965 年頃から本格的な 日本 のオリジナルが叫ばれるようになったというのが一般的に言われていることです.
 それを考えると、ある意味でこのアルバムは時代の最先端だったのかもしれません.


 ピアノの 佐藤允彦 の演奏はところどころに新しい感覚がちりばめられていて、今聴いてもすごくいい感じの演奏になっています.



 ジャケ買い でもいい物にあたることはありますが、ジャケットに騙されないでいいものを引き当てるのも快感ですね.

 今日のアルバムはそんなステキなアルバムなのです.




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 1 月の映画鑑賞ですが、久しぶりに購入した Blu-ray 鑑賞が中心でした.
 13 本中 8 本が Blu-ray 、一本 1,000 円以下のソフトが増えたのでついつい購入しちゃいますね.


  ブルー・マックス
  マッドマックス 怒りのデス・ロード
  マン・オブ・スティール
  ラストタンゴ・イン・パリ
  キングコング:髑髏島の巨神
  007 / ロシヤより愛をこめて
  ビリー・ザ・キッド 21才の生涯
  ニューイヤーズ・イブ
  マンマ・ミーア!
  007 / サンダーボール作戦
  スモーク
  トラ!トラ!トラ!
  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ



 昔の映画中心ですが、そんな中での一本は ・・・・・




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 本当は映像がとてもきれいになった大作 "トラ!トラ!トラ!" も考えましたが ・・・・・・
 久しぶりに観た マッド・マックス が結構面白かったので.


 劇場で観た時は 「まぁこんなものかな ・・・」 程度の感想で、過去の記事見てもそんなにいいレビュー書いてませんでした.

 この映画は当時 アカデミー賞 でも何部門もノミネートされましたが、ボク的にはそれがとても不思議だった記憶があります.
 やっぱりこのシリーズはあくまで B 級映画だと思っているので.


 ところが久しぶりに観たら微妙に面白くて、ついつい夢中になって観てしまった.




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 シャーリーズ 姉さんの頑張りに一票って感じでした (笑)



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東京ジャズ 2016

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 昨日の土曜日は、一日中ジャズ三昧って感じ.

 一週間前に 小川隆夫 さんが Facebook で、 「 "東京ジャズ" を NHK-FM で生放送.さらに PC で聴くこともでき、往年の "Jazz Conversation" も復活するかも ・・・・・・・・ 」 なんてことをアップしてました.



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 "東京ジャズ" の話題は SNS などでも、毎年いろいろアップされるのでボクも知ってはいましたが、いかんせん地方からだとなかなかねぇ.
 おまけにチケットも結構いい値段してますし、いい席は早いうちのソウルド・アウト.
 だから、なにか他人事 ・・・・・・・ 隣の町のお祭りって感じでした.

 でも PC でも聴けるんだったら ・・・・・・・ と思い、小川さんがアップした一週間前の土曜日に聴いていたんだけれど、まったくそれらしい番組なし.

 当然です、"東京ジャズ"今週だったんですから (笑)


 ということで昨日の土曜日は特に用事もなかったので、午前中は "CAROL" の続きを読んで、昼からは完全に臨戦態勢.

 先日の EOS 5D Mark lV ではありませんが、行ってもいないのにレビューっぽく書いてみます.
 なお写真は "東京ジャズ" のホームページからお借りしました.



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 (この写真は 群馬 の gomez 様から借用)

 まずはとても楽しかった、というのが正直な感想.

 やっぱりこういうのって、お祭りみたいで放送も含めみんなでワイワイガヤガヤって雰囲気がいいなぁ.
 食わず嫌いなところが多いので、こういった番組でもないとなかなか聴かないような演奏がたくさんあって、そういう演奏が聴いているととても新鮮で面白い.

 二人のアナウンサーに挟まれる感じでの解説だったせいか、小川さんのお話も以前よりずっと聞きやすかったようにも思います ・・・・・・ ここだけの話ですが (笑)



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  小曽根真 presents JFC All Star Big Band meets Juilliard Jazz Ensemble

 小曽根さん自身もビッグバンドを持っていますが、今回は音大の学生さんたちを集めてのバンドで、そこにジュリアード音楽院の皆さんが加わっての演奏でした. 

 ビッグバンドはどうしても経営が難しいので日本でもかぞえるほどしかありません.
 大学だとメンバーにお金がかからないので、音大のジャズ研を中心としたビッグバンドは結構盛んです.

 正直聴いた感想は、とにかくうまい.
 きちんとしたアンサンブルがとても気持ちいい.
 ソロ・パートも思っていたよりもずっとしっかりしてました.

 演奏後の話の中にも インスパイア という言葉はいくつか出てきましたが、やっぱりこういうシチュエーションの中での演奏は違うんだろうな.

 最後の曲は女性ピアニストのオリジナルだったようですが、すごく難しい曲にも拘らずとてもいい演奏でした.



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  寺井尚子 meets パブロ・シーグレル “THE JAZZ TANGO PROJECT”
 
 寺井尚子 さんのアルバム、実は一枚も持っていません.
 この演奏聴いて深く反省なのです.

 この演奏、ビックリするくらい良かったなぁ.
 モダン・ジャズとはちょっと違いますが、ジャズらしさの中でタンゴが踊っている感じがとても気持ちいい.


 このメンバーでのアルバム出たら購入しよう.



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 ハービー・ハンコック featuring ジェームス・ジーナス、レイラ・ハサウェイ、トレヴァー・ローレンス Jr.、テラス・マーティン

 まぁこれはもう何も言うことないでしょう.
 前半は レイラ・ハサウェイ のボーカルをフューチャーし、後半は往年の "Watermelon Man" や "Cantaloupe Island" (こちらは定かではないので間違っているかも ・・・・・) といった曲で一気にボルテージも上がりました.
 映像がないのでわかりませんが、演奏後のコメントでは肩掛けのシンセサイザーで演奏もあったようです.

 演奏終了後のインタビューもおもしろかった.
 他の演奏者もそうだけれど、こういったインタビューなんかも結構あって楽しめるのがこの "東京ジャズ" のよさかもしれません.


 放送のメインは ホール での演奏ですが、合間には プラザ で行われている演奏なども入れられていました.


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 渡辺貞夫 BEBOP NIGHT featuring ウォレス・ルーニー(tp)、ビリー・チャイルズ(p)、ジェフ“テイン”ワッツ(ds)、ベン・ウィリアムス(b)

 20:00 頃から大御所の登場です.

 現在 83 歳ですが、演奏聴いている限りとてもそんな年齢とは思えません.
 とにかくすごいの一言.

 オリジナルのバラード "Solitude" もよかったなぁ.
 ナベサダ 氏のバラードって、本当に日本人の心にジーーーーッと染みるというか.

 ご本人は演奏後に気持ち入りすぎちゃったようなことを言っていましたが、もう十分すぎるでしょ.



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 サッチャル・ジャズ・アンサンブル


 こちらはホールでの演奏ではなく、無料のプラザでの演奏です.

 これ、笑っちゃうくらいジャズっぽい音楽.
 パキスタン のグループ (?) ですが、ジャズのようでジャズではない不思議な感じになってしまいます.
 使用している楽器も インド などの民族楽器でシタールまで入っています.
 このシタールはジャズに限らずどんな演奏に入っても、完全な個性を出してしまう恐ろしい楽器です.

 ジャズではないけれど、こういう場で聴くととても楽しめるんだな.
 最後に "Take Five" なんかも演奏しちゃったり.


 ちなみに彼らのドキュメンタリー映画が "ソング・オブ・ラホール"



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 スウィングしなけりゃ "あと" がない ・・・・・・・・ だって.
 この映画も地方では観れないので、 DVD 待つしかないな.

 こういう音楽聴いていると、結局ジャズってどんな国の民族音楽にもうまく混じって一つの音楽になっちゃうんだなぁって感じます.





 そんな中でやっぱり一番の感動は 18:00 頃 ・・・・・・・
 "It's All Right With Me / Johnny Griffin" のテーマ部が流れ、「こんばんは、小川隆夫です ・・・・・ 」 ってなったところだろうな.


 これ、完全に "Jazz Conversation" なんです (笑)
 懐かしさ全開.
 いろいろなところで昔と同じ音を使っていたので、以前聴いたことのある人だったら思わずニヤリなのでした.



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 Inter FM で放送していた頃が本当に懐かしいなぁ.
 番組を聴いたのはわずかですが、この番組にかかわる思い出はたくさんあります.

 おまけに "マイルス・デイヴィスの真実" まで !!
 Inter FM の放送終了時からの続きでやっちゃうんだから.
 偉いなぁ NHK !!

 上の写真は放送開始当時、スポンサーだった DESSO のオフィスで行った公開放送の模様です.
 スキン・ヘッドの方はこの番組のディレクターで、今回の "東京ジャズ" でもしっかりステージ上においでになりました.


 ということで、聴く前までは退屈だったら適当に違うことしようと思っていたんですが、あっという間に 10 時間過ぎてしまった感じでした.
 大満足ですね.


 もし来年も同じような感じでやるとしたら、今度は聴きに行くつもりです.

 ・・・・・・・・・・・ ただしオープン・スタジオの席ですが (笑)



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Round Trip




 今年も お銀座 から届いたチョコレート.
 まぁ義理チョコではありますが、毎年いただいております.


 このお店との出会いは、 2010 年に 小川さん の ONGAKU ゼミナール というイベントに顔をだしたのが最初です.
 その後このイベントや、いつもの講習会で 東京 に行ったときなど顔を出し、いつも間にか常連のような大きな顔しちゃっています.




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 おしゃれなメッセージ・カードと一緒に Fauchon のチョコレート・ドリンクが一つ.
 ここ数年、ボクのヴァレンタインの恒例になりつつあります.

 その割には最近とんとお店に顔を出せなくて、ちょっと後ろめたい気持ちでホット・チョコレートを啜るのであります.
 ここ数年 東京 での講習会を他の方に頼み、ボクは地方での講習会活動中心にしたためめっきり 東京 に行く機会が減ってしまったことが一番の原因です.


 以前はボクの友人たちも何人か連れて行ったりして、みんな喜んでいただきました.
 お店のスタッフもこの間に何人も変わっていきました.
 そんなことを思いながら昔の写真見てみたら ・・・・・・・・ 懐かしいなぁ.





 そんな ONGAKU ゼミナール で紹介されたアルバムでも聴いてみよう.
 といっても、紹介された中のボクが持っているアルバムはほとんどここでも取り上げています.

 2012 年 1 月 21 日の ONGAKU ゼミナール で紹介されたアルバムです.





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  " Round Trip / 渡辺貞夫 "





  1. Round Trip: Going & Coming
            (S.Watanabe-Y.Masuo) ・・・・・ 20:03
  2. Nostargia
            (S.Watanabe) ・・・・・ 1:31
  3. Pastoral
            (S.Watanabe) ・・・・・ 14:45
  4. Sao Paulo
            (S.Watanabe) ・・・・・ 7:37




  渡辺貞夫 (sopranino.fl), Chick Corea (p.el-p),
  Mirosrav Vitous (b)、 Jack DeJohnette (ds),
  Ulpio Minucci (# 4 : p)
  Recorded at Allegro Sound Studio, NYC, July 15, 1970.







 この時の ONGAKU ゼミナール では、 渡辺貞夫 の演奏が 2 曲紹介されました.
 今日のアルバムの "Sao Paulo" と "Jazz and Bossa" というアルバムから "America" という 2 曲です.





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 いきなりこのアルバムの評価なのですが ・・・・・・・・・・


 正直このアルバム、今のボクでもかなりつらい.
 超モーダルで、かなりアブストラクティブな感じで、ボクが苦手とする演奏と言ってもいいかな.

 あの牧歌的雰囲気を持った "Pastoral" でさえも、違うんだな.
 こういう感じの演奏に ソプラニーノ は厳しいなぁ.


 このアルバムは、やっぱりそのリズム・セクション.
 こんな豪華なリズム・セクションと一緒に、さらに ニュー・ヨーク で録音するって、この時代ではちょっと考えられなかったような話があったと記憶しています.

 そして今回このアルバム聴いて思い出しました.
 あの時の ONGAKU ゼミナール では、 ソプラニーノ の話も出ていました.
 そして 「なんで Pastoral じゃないんだろ」 なんて、曲を聴きながら思ったことも (笑)




 ということで、このアルバムに関してはいつも以上にアッサリと.



 

 今回この記事を書こうと昔の ONGAKU ゼミナール のパンフレットを見てみたら ・・・・・・




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 いつもこんな感じでお話や曲を聴いていました.
 ただしボクの場合、このパンフレットの裏面はビッシリ走り書きがしてあります.


 いつも 小川さん のお話しをできるだけ書き留めようとしているので.
 そして、後日それをブログにアップです.


 先日も書いたように、来週 横浜 でニアミスなのですが、単なるニアミスだけで終わってしまいます.
 今年は一度くらい行けるかなぁ ・・・・・・・・
 できれば 銀座 に行ければいいんだけれど ・・・・・・・




 そうそう、久しぶりにお店の紹介もしておきましょうか.


   "Bar le sept"
   銀座 6-7-19 ミクニ銀座ビル 7F


 華やかさはありませんがとても落ち着けるお店ですので、是非皆さん行ってみてください.

 このブログ見てきたと言っていただけると ・・・・・・・・・・・




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 いいことがある かも しれません (笑)


Sadao Watanabe

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近 ・・・・・・ というか、以前からの継続的作業ですが、昔のブログ記事にジャケットの裏写真を貼り付けています.
 記事の本文は変更したくないのですが、昔に比べるとアクセス数も増えたので、もう少しスタイリッシュになればと.

 貼り付けながら、ついつい記事も呼んでしまうのでかなり時間のかかる作業になってしまいます.
 そんな記事を読んでみると、アルバムデータは載せているのに、ほとんどアルバムのことを書いていない記事がたくさん.

 記事の長さもすごく短かったりして ・・・・・・ まぁ長ければいいというものではありませんが.
 結構幼さを感じていたりします.




 さて今年も一週間を切ってしまいました.
 この一年間も振り返るとあっという間という感じが否めません.


 クリスマスも大イベントが起こることもなく静かにスルーしていきました.



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 23 日の朝、何気なく NHK で再放送された "ドイツ・ロマンチック街道! ドイツで最も美しいクリスマスマーケットがひらかれるアウクスブルク" という番組を観ました.

 なにか日本のクリスマスとは違うなぁ.
 日本のクリスマスも決して否定はしないけれど ・・・・・・
 本来はこういうのがクリスマスてtいうんじゃないか、なんてちょっと思ってしまいました.


 この時期いろいろなところで見ることのできる LED イルミネーションもあまり好きじゃないし.

 まぁクリスマスというイベントにまったくときめくことのないオヤジの独り言なんですが.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ここ数回、映画の話題ばかりでしたので久しぶりにジャズ・アルバムを取り上げます.
 曲名の意味がよくわかりませんが、すべて ナベサダ 氏のオリジナル曲.

 


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  " Sadao Watanabe / 渡辺貞夫 "





  1. Sasa ・・・・・ 1:43

  2. Mtoto ・・・・・ 6:58

  3. Poromoko la Maji ・・・・・ 7:41

  4. Kijiji ・・・・・ 3:05

  5. Barabara ・・・・・ 9:53

  6. Mombasa ・・・・・ 3:10

  7. Upepo ・・・・・ 1:51

  8. Umeme ・・・・・ 6:02





  渡辺貞夫 (as.ss.fl.perc), 福村博 (tb.perc), 高柳昌行 (g),
  板橋文夫 (p.el-p.perc), 古野光昭 (b), 倉田在秀 (ds)
  Recorded at イイノホール、 Tokyo, February 24, 1972.





 多くの黒人ジャズ・ミュージシャンたちが、一時期彼らのルーツともいえる アフリカ の音楽をテーマに演奏していた時期があります.
 このアルバムはとてもアフリカ色の強いアルバム.
 1972 年の "ジャズ・ディスク大賞" の 日本ジャズ賞 を受賞しています.




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 このアルバムも全体的にモーダルな演奏.

 ナベサダ 氏の演奏ですが、ボクはチャーリー・パーカーを彷彿させるようなバップ的な演奏よりも、このアルバムのようなちょっとモーダルな演奏のほうが最近は好きになっています.

 特に 4 曲目 "Kijiji" のような演奏がいい.
 数年前まではまったくこういった演奏に興味を示さなかったんだけれど.


 そういえばこのアルバムには 高柳昌行 が入っています.
 彼の演奏は TBM にも何枚かのアルバムを残したので、それらは全部持っています.
 が、かなりフリーキーな演奏なのでほとんど聴く機会はありません.


 かなり守備範囲が広がったとは言うものの、さすがにフリー・ジャズはちょっとねぇ.
 このアルバムのような演奏くらいまでかな.



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 なかなかいい写真が見つかりません.
 最近の写真は結構あるのですが、 70 年代の写真でいい感じのものが本当に少ない.

 BRAVAS の CM 写真になると、それでも少しは多くなるのですが ・・・・・・

 ナベサダ 氏のような超メジャー・ミュージシャンですらこんな状態なので、他の国内ミュージシャンの写真に至ってはもう ・・・・・・・
 このあたりもジャズのマイナーさを物語っているなぁ.


 まぁボクの知っているシリアスなジャズ・ファンたちはこういったマイナーさに惹かれている部分もあったりします.
 ナベサダ 氏ということではありませんが、ミュージシャンが俗に言うヒット・アルバムを出し変に有名になったりすると

 「コマーシャリズムに走った ・・・・ 」
 「あれももう終わった ・・・・・・ 」

 なんていう訳の分からない感じの評価をしたりしていました (笑)



 ナベサダ 氏のスゴイところは、こんなにマイナーなジャズをある意味でメジャーにした功績じゃないでしょうか.
 たしかに 1980 年頃のフュージョンを演奏していた頃はシリアスな演奏とは言えないかもしれませんが、そんな分類すること自体大きな意味を持っていないような気がします.


 逆にそんなところばかり拘る自称 シリアスなジャズ・ファン なんていうのがどうなんだろう ・・・・・

 そんなシリアスなジャズ・ファンに育てられたボクが言うのもちょっと変ですがね (笑)



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 82 歳の現役ミュージシャン.
 顔を見るとさすがに年齢を隠せませんが、いまだにバリバリの演奏しているんだからすごい.

 おまけにとてもカッコいい.
 ボクもこういう年の取り方をしたいと思う今日この頃でした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 それにしても今日も暖かないいお天気.
 雲は少しあるものの、きれいな青空が広がっています.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/640sec f/11 EV-0.3 ISO-100)

 天気予報では明日から大荒れで、このあたりも雪の予想だったはずですが ・・・・・

 
 暖かい冬は結構なのですが ・・・・・・・・・ おかしな冬は勘弁してほしい.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Pamoja

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 休日の朝は最高です
 天気がよかろうが、悪かろうが ・・・・・ (笑)

 平日と同じくらいに目は覚めますが、それからベッドの中で iPad 見ながら 1 時間くらいまったり

 この時間が何とも幸福感を感じたりするのです.


 ということで、曇り空ではありますがプチな幸福感に包まれた、土曜日の朝を迎えております.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/9 ISO-100)


 と言ってもこんな雲の多いお天気.


 なのでもう少し癒されるような写真を.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 24mm 1/640sec f/4 ISO-100)

 これは木曜日の夕方、職場から撮ったもの.
 最近陽が沈むのが早いので、家に帰っるころには真っ暗.

 この日はたまたまカメラ持っていたので、終業直後に急いで撮ってみました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 このアルバムの最後に入っている "Everytime We Say Goodbye"
 とても癒される演奏です.
 先日に続いて、 渡辺貞夫 のアルバムを聴いてみようか.





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  " Pamoja / 渡辺貞夫 "





  1. Vichkani
       (Sadao Watanabe) ・・・・・ 15:35
  2. Musitoni
       (Sadao Watanabe) ・・・・・ 9:16
  3. Pamoja
       (Sadao Watanabe) ・・・・・ 14:30
  4. Everytime We Say Goodbye
       (Cole Porter) ・・・・・ 8:35




  渡辺貞夫 (as.fl), 福村博 (tb), 増尾好秋 (g),
  本田竹廣 (p), 鈴木勲 (b), 村上寛 (ds),
  富樫雅彦 (per)
  Recorded at Yomiuri Hall, Tokyo, October 27, 1975. 







 このアルバムも今年 2 月に発売された "EAST WIND MASTERS COLLECTION 1000 シリーズ" の中の一枚です.
 ただしボクが持っているアルバムは、数年前にオークションで見つけたもの.

 ホンタケ 目的で購入したような記憶があります.




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 このアルバムは期待していたよりもずっといい感じで聴けたアルバムでした.
 アフリカの音楽を結構取り入れたりしていた頃なので、リズムがとても特徴的な曲が多いのです.
 で、そのリズムが独特な高揚感についながってく感じが何とも ・・・・・・ なアルバム.


 特に好きなのは 1 曲目 "Vichkani"
 静寂な雰囲気からだんだん広がりのある演奏になっていきますね.
 特にここでの 増尾好秋 のギターがいいのであります.
 同じフレーズを駆使したホンタケもいい


 アルバム・タイトル曲の "Pamoja" は、アフリカチックというよりはアフロ・キューバーンって感じのリズムで、グイグイ上り詰めいていく感じの演奏です.
 ここでの ナベサダ のソロが、これまたいいのです.

 
 そして拍手の中からピアノのイントロが始まる "Everytime We Say Goodbye"
 Cole Porter の曲ですが、この演奏がこれまたステキなのです.
 こんな素敵な曲、ほかにどんな演奏があるかと家の CD 調べてみたら ・・・・・・・


 Walter Bishop Jr. と John Coltrane の演奏しかありませんでした. 
 これにはちょっとばかり意外な感じ.
 ちなみに Coltrane の演奏はソプラノ・サックスでの演奏で、こちらもとてもステキなのです.



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 このアルバムは、先日取り上げた "リサイタル" のちょうど 1 年前の録音です.
 2枚ともコンサートの模様を収録したもので、雰囲気的には結構似た感じになっています.

 ただし "リサイタル" は当然 渡辺貞夫・グループ だけだったことに対し、今日のアルバムは "ジャズ・オブ・ジャパン '75" というシリーズ・コンサートの中から、 10 月 27 日 読売ホール での彼らのグループの演奏だけを収めたものです.


 ちなみにこのシリーズ・コンサートに出演していたのは、 渡辺貞夫 セクステット 、 東風 (菊地雅章 & 日野皓正) 、 山下洋輔 トリオ 、 峰厚介 カルテット 、 大友義雄 カルテット 、 坂田明 トリオ の 6 グループ.
 1975 年 10 月上旬から 11 月上旬まで全国でコンサートが開催されました.



 この頃の ナベサダ 、やっぱりいいなぁ.
 お小遣い貯まったら、もう少しアルバムそろえてみたいと考える今日この頃なのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm 1/60sec f/9 EV-0.3 ISO-160)

 外の景色はパッとしなかったので、ダイニング・テーブルの花でも撮っておこう.
 ちなみに花の名前は ・・・・・・・・ まったくわかりません.





 さて、今日は撮り溜めた写真の整理でもしようかな.
 ピントが甘い写真でも、なかなか捨てることができないので溜まる一方なのです.

 ただディスプレイ見ながらの作業なので、とても目が疲れます.


 いつものように途中で投げ出してしまいそうですね (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

リサイタル / 渡辺貞夫

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ボクの父親はすでに 6 年前他界しました.
 会社に勤めながら農業をやってたり、まぁごく普通の生活.
 そんな父親の趣味の一つが写真撮影 ・・・・・・ 実はほかにも大きな趣味はあったのですが.


 元気な頃は、よく一人で写真を撮りに車で出かけていました.



 この夏、誰もいなくなった実家の草刈りに行った際ホコリにまみれたカメラを発見.
 次にカメラ買う時に下取りに出そうかと持って帰りました.


 昨夜、部屋に転がっていたそんなカメラが目に留まり、なんとなくきれいにしてみました.



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 キレイにするといっても、すでにゴム部品はボロボロでシャッターも押せません.
 ボディの所々に、落とした傷跡が残っています.


 キャノン A-1 というカメラで、当時はアマチュアのハイエンド機的な位置のカメラ.
 値段もそれなりに高額だったようです.


 ボクはその頃カメラなんてまったく興味なかったし、親と話すのさえ面倒くさい年頃だったので写真のことなんて全く話した記憶がありませんでしたが、それでもこのカメラを買った時の嬉しそうな父の姿をぼんやり覚えているような気がします.
 今になってボク自身がこんなに写真にハマるなって想像もしていなかった (笑)

 今ボクが使っている 7D Mark ll に比べると、全然ちゃっちく感じてしまいます.
 機能なんて比べるまでもありません.

 よくこんなカメラでそれなりにいい写真撮っていたと感心してしまいます.
 まだ元気で生きていたら、もっと楽にステキな写真撮れたんだろうな ・・・・ なんて.


 次にカメラ買うときに下取りに出そうと思ってましたが、せっかくだからお仏壇の中にでもしまっておくことにします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 古いカメラにちなんで、 "Old Photograph" という曲の入ったアルバムです.

 日本を代表する 渡辺貞夫 氏のアルバムで、 1976 年度 芸術祭 大賞を受賞したリサイタルを収録したアルバムです.






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  " Recital / 渡辺貞夫 "




  1. Pastoral ・・・・・・ 9:27
  2. Burung Burung ・・・・・ 7:23
  3. Hitting Home ・・・・・ 6:13
  4. Matahari Terbenam ・・・・・ 2:39
  5. Hiro ・・・・・ 8:01
  6. Old Photograph ・・・・・ 7:37
  7. Wana Tanzania ・・・・・ 0:34
  8. Maraica ・・・・・ 9:51
  9. Theme from "My Dear Life" ・・・・・ 1:50





  渡辺貞夫 (as.fl.sn), 峰厚介 (ts.ss), 福村博 (tb),
  渡辺香津美 (g), 本田竹廣 (p.el-p), 岡田勉 (b),
  守新治 (ds), 富樫雅彦 (per), 岡沢章 (el-b)
  Recorded live at "郵便貯金ホール", Tokyo, October 19, 1976.







 確か今年2月に発売されたと思うんだけれど、 "EAST WIND MASTERS COLLECTION 1000 シリーズ" の中の一枚です.
 全曲 渡辺貞夫 のオリジナル曲です.




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 リサイタルは "Pastoral" から始まります.
 この "Pastoral" は 1969 年発表された同タイトルのアルバムの曲でとても牧歌的な広がりのある曲なのですが、ここでの演奏はかなり雰囲気が違います.
 単純に好みでいえばオリジナルのほうが好きですが、このアルバムまでの年月などを考えるとここでの演奏も納得できてしまいます.

 ちなみにこのアルバムでの曲の表示は "Pastral" になっていますが、 1969 年のアルバムは "Pastoral" .
 ですので今日の表記も一応 1969 年と同じにしておきます.

 軽快なテンポで始まる 3 曲目 "Hitting Home" での ホンタケ の高揚感がねぇ.
 ホンタケ・ファンといたしましてはたまらないのです.
 もっともっと ・・・・・・・・ 聴いていたいなぁ (笑)



 5 曲目の "Hiro" は、バリバリにモーダルな演奏なのです.
 最近どうもこういう 新主流派 的演奏が好きになっております、ハイッ.



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 5 曲目とは打って変わり 6 曲目の "Old Photograph" はしっとりと.
 いかにもタイトル通りといった感じなのです.


 このアルバムは "My Dear Life" のテーマで終了します.
 そして翌年、完全なフュージョン色に染まった "My Dear Life" をリリースして、大ブレイクするのでした.



 それにしてもこのアルバムでの、バリバリ吹いちゃっている ナベサダ もすごくいいなぁ.
 とてもホットな演奏なんだけれど、とっても聴きやすい.


 曲はいろいろな雰囲気の曲がずらり並んでいます.
 当時でいうところの 新主流派 的なものから クロス・オーヴァー 、 アフリカ・テイストな曲まで.
 曲のリズムもいろいろ変化があり、聴いていてとても面白い.



 この方が日本のジャズ・シーンに与えた影響は計り知れないほどというのは、浅学なボクでも知っていることです.

 現在もままだまだ現役、相変わらずカッコいいのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日 Amazon のお買い物が届きました.
 友人から頂いた望遠レンズに三脚座がなかったので購入.
 夜景など撮ると、この三脚座がないことによるレンズの揺れがすごく気になります.



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 これが届いた三脚座.

 早速レンズに取り付け ・・・・・・・・・・


 ようとしたんだけれど、明らかに大きさが違って付けられません.


 ガァァ〜〜ン


 商品説明の読み間違えによる完全なミスでした.
 こんなの持っていても使えないので、レンズをいただいた同僚にでもあげてしまいます.
 純正品ではないので価格が 2,000 円もしなかったというのがせめてもの救いです.


 じゃあ、気を取り直してきちんとしたものを購入しようと調べてみたものの ・・・・・・・

 該当するものがヒットしません.


 仕方ないので Canon サポート・センター に問い合わせすると、単独の商品販売はなく、修理部品での購入のようなのです.
 価格は 7,500 円 + 消費税 !!

 相変わらず純性は高いなぁ.
 でも他の機種の三脚座が 10,000 円超えていることを考えると安いと思うべきなのか.


 師走に向かってお金がどんどん出て行ってしまいます (涙)



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   (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/400sec f/10 ISO-100)

 さて今日もいいお天気です.
 実は 2 日もちょっとした用事がいくつかあるので、お休みをいただき 4 連休.

 と言っても、来週も大事なお仕事があるので少しは家でお仕事するとします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Pastoral

 雨降りだからブログでも書こう ・・・・・・・ かと (笑)


 昨日は朝からお仕事でちょっとお出かけでした.
 夕方家に帰って少ししたら、外が何やら赤いんです ・・・・・・・




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 久しぶりに 赤い キレイな夕焼けを見ました.


 できればもう少し南に沈んでくれると、我が家からもっとステキな写真が撮れるのに ・・・・・・ なんて、とても叶わないことを思ってみたりしたくなるような夕焼けのキレイさ.




 今日はどこか牧歌的な感じのアルバム.
 このアルバムもしばらく廃盤でしたが、今年の 9 月に再販されたばかり.
 その昔の、ジャズ屋でのいろいろな記憶が蘇ります.







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  " Pastoral / 渡辺貞夫 "




  1. Pastoral
           ・・・・・・・・・・ (10:53)
  2. Bridge
           ・・・・・・・・・・ (0:52)
  3. Tokyo Suite: Sunrise / Sunset
           ・・・・・・・・・・ (13:55)
  4. Gary, Outro Samba
           ・・・・・・・・・・ (4:10)
  5. Someday In Suburbs : ある日郊外で
           ・・・・・・・・・・ (1:57)
  6. Fandango
           ・・・・・・・・・・ (12:21)
  7. Closing Theme From "Kin-Kira-Kin"
           ・・・・・・・・・・ (1:48)
  8. Ritmo Saboroso
           ・・・・・・・・・・ (1:01)
   (All compositions and arrangement by Sadao Watanabe)




  渡辺貞夫 (as.sopranino sax.fl), 増尾好秋 (g),
  松本浩 (vib), 八城一夫 (el-p), 鈴木良雄 (b.p),
  渡辺文男 (ds.perc), 田中正大 (hr), 松原千代繁 (hr) 
  Recorded at 赤坂都市センター・ホール, June 24 & July 8, 1969.







 このアルバムは "ソニー・ジャズ・コレクション 1000 シリーズ" の第三回 50 枚の中の一枚.
 このシリーズ、内容がとにかくバラエティに富んでいるので、どんなアルバムが入っているか見ているだけでも楽しくなります.
 10 月後半にも第四回 50 枚が発売されますが、こういった廉価価格盤は大歓迎なのです.


 

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 2010 年 5 月、いつもの場所で、いつものように開催された 小川隆夫 さんの "ONGAKU ゼミナール - さまざまな楽器が奏でるジャズ特集 " で紹介された一曲がこの "Pastoral" .
 この時紹介された曲は、本当に ビミョー な演奏が多かった (笑)
 
 今日の記事書くために前のこと調べてみたら、この ON ゼミ も 5 年も昔になるんですね.
 つい 1 ・ 2 年前のことかと思っていたら ・・・・・・・・



 このアルバムも昔通っていたジャズ屋にありましたが、ほとんどリクエスト受け付けられないような雰囲気のアルバムの一枚でした.
 リクエストしちゃいけない ・・・・・・ というようなアルバムの一枚.
 当時のジャズ屋はこういったアルバムがたくさんあって、常連さんたちにとっては暗黙の了解だったのですが、たまに店を訪れた一見さんなんかがこういったアルバムをリクエストしちゃうと、常連の冷たい視線の集中砲火にあったりする訳です (笑)

 そんなこんなで数回は聴いたことがあったので、このアルバムはずっと忘れませんでした.
 アルバム・タイトル曲のメロディがとても印象的なので、一度聴いただけでも結構覚えていられます.




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 1962 年から 1965 年までの間、 バークリー音楽院 に留学していましたが、帰国後いろいろな意味で日本のジャズが変わっていったことは ON ゼミ の中でも話がありました.
 そしてこのアルバムが吹き込まれたのは 1969 年で、その後の 渡辺貞夫 の音楽が大きく変わっていったことをみても、とても大きな意味をもったアルバムのようです.



 それまでのアルバムは、どちらかというと主流派のモダン・ジャズとでも言うのかな ・・・・・・・・

 「若い人たちはアドリブになると聴かないから ・・・・・・ 」 と路線変更し、どんどんフュージョン系の路線に進んでいきましたが、このアルバムはそんな転機になったアルバムでもあります.



 先にも書いたように、全体的に牧歌的な雰囲気を持ったアルバムです.
 とてものどかで、大らかな感じ.




 1 曲目の "Pastoral" はもちろんですが、ボクが好きなのは "Fandango" .
 5 曲目の "Someday In Suburbs" ののどかな演奏から、ちょっとフリーキーなイントロのスパニッシュな雰囲気に変わっていくんだけれど、この曲もゆったりしたテンポでよく聴いてみるとどこかのどかな雰囲気なのです.
 増尾好秋 のギターがこれまたいいのです.



 再販をずっと期待していただけあって、十分満足のいくものでした.
 ただしリマスターではなく、 「2000 年 DSD マスタリング」 と記載されていますので完全に再販ですね.


 アルバム全体が ほんわか した感じで ・・・・・・・・
 こういうのもたまにはいいです.







 さて、 ほんわか ついでにちょっと職場の話題など.
 と言っても、仕事には関係のないことばかりです.




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 机の中を公開 ・・・・・・・・ (笑)
 10 月から発売になった スタバ の新商品 "スターバックス ヴィア・コーヒーエッセンス パイクプレイス・ ロースト"
 職場ではコーヒーメーカー使ってみんなで飲んでいますが、どうも濃さが微妙なので、マイ・コーヒーとして VIA をかなり使用しています.
 今回も新発売の パイクプレイス を大人買い.
 2 月の入院中購入した キャニスター がピッタリ引き出しに納まるので、とても重宝しています.


 VIA に関しては、お好みは白いデザインの トリビュート なのですが、なかなか販売にならないのでいつもは コロンビア .
 そうは言っても、基本的に違いの分からない男なので、最終的にはどれでもいいか ・・・・・・ (笑)

 パイクプレイス 買う時も店員さんとそんな話でプチ盛り上がり.
 お味は ・・・・・・・ 店員さんは 「絶対お勧め」 申しておりましたが、違いの分からないボクは まぁそれなり って感じかな (爆)




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 新発売ついでに マクドナルド あんこパイ .

 何となく甘いものを食べたくなった時に目に飛び込んできたのがこの CM ・・・・・・・ だったか、 めざましテレビ の紹介だったか.
 ただ、まったくと言っていいほど マクドナルド へは行かないので忘れかけていたんですが.


 たまたま職場に顔を出している 某 乳酸菌飲料の販売員とそんな話になり、買い物を頼んだら OK .
 ということで、こちらも大人買いしてきました.


 数が結構多かったので、 10分 以上かかってしまいました.


 味は ・・・・・・・・ まぁ、普通のあんこ.
 パイの部分に結構塩味があり、中のあんこはかなりさっぱりした感じでした.


 ただ、食べて少ししたらかなり胃がもたれてきましたが ・・・・・・・・ (笑)


 ということで ほんわか な話題でした.





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 それにしても昨日の夕焼け、ヤバ過ぎ
 Facebook 読んでたら、 九州 でもとてもキレイだったようです.

 昔はこんな夕焼けを結構見たような記憶があるんですが ・・・・・・・・・

柑橘系の Morning Island

 北朝鮮の 金正日 総書記が亡くなりました.
 死亡したのは 17 日 ・・・・・ 3 日後に発表ですが、すぐに公表しないのはなんとなくわかる気がします.
 問題は、一体これからこの国がどうなるのかでしょう.

 いい意味でこの国が変わっていけばいいのですがね.
 日本の周りには、中国や韓国とも色々な問題がありあますし ・・・・・・・・・・ 弱腰外交 ニッポン丸 がこれからどうなっていくか、このよくわからない国の動向がとっても気になりますね.




 そういった難しいお話しは、政り事の大好きな一部の方たちにお任せするとして、ボクは軽い音楽でも聴くことにします.





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  "Morning Island / 渡辺貞夫"




  1.  Morning Island ・・・・ 4:43
  2.  Down East ・・・・ 6:10
  3.  Serenade ・・・・ 4:54
  4.  We Are the One ・・・・ 6:00
  5.  Home Meeting ・・・・ 5:55
  6.  Petet Valse Por Sadao ・・・・ 3:41
  7.  Samba Do Marcos ・・・・ 6:10
  8.  Inner Embrace ・・・・ 5:30

  All composed Sadao Watanabe.




  渡辺貞夫 (as.ss.fl), Dave Grusin (p.el-p.perc), Jeff Mironov (el-g),
  Francisco Centeno (el-b), Steve Gadd (ds), Ruben Bassini (ds),
  Eric Gale (el-g) ・・・・・・ with Brass and Strings.
  Recorded March, 1979.






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 このアルバムもかなりヒットしたアルバムです.
 この辺りのアルバムは、 資生堂 Bravas の CM に多く使われたので、 TV から流れる映像と音楽が、アルバム自体の PR 効果をかなり上げていたような感じがします.
 "CALIFORNIA SHOWER" 、 "MORNING ISLAND" 、 "ORANGE EXPRESS" ・・・・・・・
 懐かしいなぁ ・・・・・.


 このアルバムに入っている "Down East" も、 ブラバス ・ヘアリキッド の CM に使われていました.
 雨の街角、雨宿りした 草刈正雄 と ナベサダ が出会い、そして別の方向に走っていくというもので、 草刈 の手にはこのアルバム、 ナベサダ の手には袋いっぱいのオレンジ.
 当時 ブラバス の売りは、柑橘系というのが一つのポイントだったので、 CM の中でもオレンジが結構使われていました.




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 それまで西海岸でのレコーディングをしてきた ナベサダ が、 ニューヨーク で録音したアルバムです.
 やっぱり、アレンジしている Dave Grusin の存在が大きいなぁ.
 いかにも Grusin という感じですが、そこに加わる ナベサダ の演奏がこれまたゴキゲンなのです.


 アルバム・タイトルの "Morning Island" はフルートの音色がとっても印象的ですし、 2 曲目の "Down East" はソプラノ・サックスと Eric Gale のギターが印象的です.

 そしてこのアルバムの中で一番好きな演奏が、 4 曲目の "We Are the One" .
 テーマ部分はストリングスが加わって、いかにもフュージョンしちゃっているんですが、ソロに入るととってもゴキゲン ・・・・・・ やっぱりこのくらいは吹いて欲しいよね.


 でもこの辺りのアルバムは、軽快なビートに身を任せて、軽く聴くことができるので、あんまりシリアスな物は求めちゃいけません.
 このくらいの演奏が、ちょうどいいのかもしれません.



 ただ残念なのは、 ナベサダ の CD も多くが廃盤になっていることです.
 欲しいアルバムが何枚かあるのですが、なかなか再版されません.
 こと国内盤のジャズは、一度廃盤になってしまうとなかなか再販されません.
 一番の原因は売れないからでしょうね ・・・・・・・・ 涙 .



 気がつけば今週末はクリスマスです.
 そして来週は大晦日 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 今年も本当に終わりです.
 クリスマスは今年最後の "いつもの講習会" で東京です ・・・・ そういえば去年も東京でクリスマスでした.
 今年も一眼持って、東京の街でも少し撮ってこようかと思っています.


 その前に、年賀状や家の大掃除やっつけないといけません.

Minton Blues

 昨日は東京の友人と、山の計画を電話で小一時間 ・・・・ 結局まとまらず.
 この友人とは、どうも最近すれ違いに終わってしまうことが多く、次回も非常に心配なのであります.
 乗鞍や木曽駒ケ岳といった、比較的簡単に登れる 3000 m級の山は、すでに積雪がかなりあり雪山装備が無ければ到底無理なので、安全のためにも計画からきっぱり排除.

 ボクは長野県の山だったら、簡単に行くことができますが、東京から来るとなるといろいろ大変だと、昨日話しながらつくづく実感させられました.


 最悪、どこかトレッキングになってしまいそうかな ・・・・ まぁ、それはそれでいいんですが.






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  "Minton Blues / Takehiko Honda"




  1.  Minton Blues
             (T.Honda) ・・・・・ 7:19
  2.  Hey Jude
             (J.Lennon-P.McCartney) ・・・・・ 4:52
  3.  By The Time I Get Phoenix
             (J.Webb) ・・・・・ 6:26  
  4.  Ain't Tell You A Good Way But
             (T.Honda) ・・・・・ 4:40
  5.  Stella By Starlight
             (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 7:21
  6.  Quiet Sea
             (T.Honda) ・・・・・ 5:03




  渡辺貞夫 (as - 1.5), 増尾好秋 (g), 本田竹彦 (p),
  鈴木良雄 (b), 渡辺文男 (ds)
  Recorded at Ginza YAMAHA Hall, December 9, 1969.






 やっと手に入れたアルバム (CD) です.
 すでに絶版で、オークションでの玉数も少なく、出展されてもかなりいい価格なので、なかなか購入できずにいましたが、ようやく 2,000 円以内で購入ができました.
 このアルバムは、 "ホンタケ" が当時のトリオ・レコードに吹き込んだ、最初のリーダー・アルバムなのでどうしても欲しかった次第.




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 この録音時期、彼の名前は "本田竹彦" です.
 幾度か名前や漢字を変えていますので、CD など探す時結構大変です.
 だから最近は、 "本田竹" だけで検索かけるようにしています(笑).
 この "本田竹彦" 名で、トリオ・レコードに 6 枚のリーダー・アルバムを吹き込んでいます.


 ジャケットには、
    "t.honda meets rhythm section featuring s.watanabe"
とありますが、ナベサダ 氏の演奏は 2 曲のみで、残りはカルテットやトリオの演奏です.
 邦題は "本田竹彦の魅力" なんでしたっけ ・・・・.


 選曲はどうでしょう ・・・・ 例えば実力があったとしても、ポピュラー・ソングなどを演奏しただけで、そのアルバムはよくないというような評価を、ことジャズ・ファン (特に "シリアスな" ジャズ・ファン) から受けてしまう可能性がかなりあります.
 このアルバムは "Hey Jude" や "Ain't Tell You A Good Way But" といったポピュラー系の曲が入っていることで、かなり損をしているような気がします.


 ただ、この "Hey Jude" は 1969 年第 1 回サマー・ジャズ・フェスティバルでも演奏され、その時の演奏がなんとシングル・カットされています.
 売れたのかどうかは、まったくわかりません.
 その意味では、初のリーダー・アルバムにこの曲が入ったのは、当然といえば当然なのかも.

 4 曲目の "Ain't Tell You A Good Way But" も含め、ジャズ・ロックと呼べるような演奏そのものです.
 でもそんな中にも、彼の歌心や力強さが至る所に散りばめられています ・・・・ 荒削りではありますがね.
 そんなところが彼の魅力でしょう.




honda001-3

 ナベサダ が加わった 1 曲目と 5 曲目は、バリバリのハード・バップ模様、ナベサダ がゴキゲンに吹きまくっています.
 そして最後の曲はトリオ演奏、このトリオは何枚かの吹き込みがあります.
 このメンバー見ただけでも、ホッとできるような演奏内容だと確信してしまいます.

 アルバム全体としてのデキは、決して最高とは言えないかもしれませんが、 "ホンタケ" のファンなので、彼の演奏と言うだけでも満足です.



 ここ数日は、快晴のとても気持ちのいい日が続いていますね.
 明日も天気よさそうなので、ちょっと単独行です.
 手袋や帽子も冬用に変えて、ちょっと登ってくる予定です.
 ボクの家からも見える、近くの山ですが行程は 5 時間ほど、カメラの練習兼ねて



 ・・・・・・・・・・・・・ Let's Climbing !

"Samba Em Praia" がいい!

 一昨日、風邪気味にも関わらず天空のお散歩など楽しんだものですから、もろにリバウンドがきてしまいました.
 その日の夜には少し熱も出て、睡眠中も発汗で数回目が覚めてしまいました.
 土曜日もちょっと本調子ではありませんが、熱が出なかったのがせめてもの救いでした.
 そういえば、夏の間あまりの暑さでウォーキングを控えていたので、そのせいもあるかもしれません.
 ようやく涼しくなってきたので、少し歩こうかななんて思っています.


 秋の散歩というよりは、夏が似合いそうなアルバムです.
 出だしはちょっと日本的な旋律のソロなのですが、一気に心躍るような演奏になっていく、軽快なアルバムです.






watanabe02






  "My Dear Life / 渡辺貞夫"





  1.  Massai Talk
  2.  Safari
  3.  Hunting World
  4.  L.A. Sunset
  5.  Samba Em Praia
  6.  Music Break
  7.  Malaika
  8.  My Dear Life





  渡辺貞夫 (as.fl.sopranino), Lee Ritenour (g.el-g),
  Dave Grusin (p.el-p.fender phodes), Chuck Rainey (el-b),
  Harvey Mason (ds), Steve Forman (conga.perc)
  Recorded on April 26 & 28, 1977.








 渡辺貞夫氏が、当時フュージョン界のトップ・ミュージシャンたちと録音したアルバムで、日本でも大ヒットしたアルバムです.
 アルバム・タイトルと同じタイトルの FM 番組もあり、エンディングでも同名曲が流れていたんですよね ・・・・ 確か.
 この頃は資生堂の CM に出たり、"CALIFORNIA SHOWER" も大ヒットしたりと、一大ムーブメントを起こしていた (かなりオーバーかな?) と言っても、決して過言ではないかもしれませんね.




watanabe02-2

 ジャケットが、微妙にチープです ・・・・ でもこのチープさもいいです(笑).
 もろスタジオ撮影なのですが、このブログのように黒をバックにすると、なぜか色合いが素敵に見えてしまいます.
 最近になってようやく CD を手に入れました.
 すでに市場にはあまりないのでしょうか、Amazonn や HMV でも入荷できるようなことが書いてありましたが、結局は入荷できず、ようやく二度目の注文で HMV から購入でした.
 改めて聴いてみると、一曲目が流れ出した途端、懐かしさがいっぱい広がるアルバムです.


 ボクがこのアルバムで一番好きな曲は、 5 曲目の "Samba Em Praia" .
 美しいフルートの音のバックを、 Lee Ritenour のギターがリズミカルに刻み、 Dave Grusin のアコースティック・ピアノがスインギーに絡んでいくんですよね.
 1 曲目の "Massai Talk" から本当にゴキゲンな演奏が続きます.
 フルートの使い方が、このアルバムではとってもいいようにボクは思います.


 このアルバムを聴いていると、こんな軽快で心地よい音楽を、その当時はかなり斜に構えて否定していた記憶も戻ってきます.
 あの頃はこんな感じのフュージョンをバカにして聴きませんでした ・・・・・ 今聴いてみると、いいですよね.
 軽くたって、いいじゃないですか・・・・・
 もう、最近はこんな感じで、サラリと言うことができます.
 ブログを書くために、幾度となく連続再生しているんですが、飽きることありません.


 ある意味で、昔あったジャズ喫茶というのは、家で聴けないようなアルバムなどがあったりしてどんどん知識などが広がっていく場でもありましたが、その反面、封建的 ・・・・ 俗に言う "シリアス" なジャズがすべてというようなところもかなりあったような気がします.
 単純に、音楽聴いて、気持ち良くなればそれでいいはずなのですが ・・・・・
 あの頃のジャズ屋にも、こういった大らかさと、もうちょっと明るさがあったとすれば、今よりも広義的なジャズ・ファンは増えていたかもしれません.

 最近、昔聴くことのなかったアルバムなどを聴くようになって、つくづくそう感じるようになりました.
 同時期のフュージョンも、最近では良きドライブの BGM になりつつあります.
 この時代の音楽もいいものがたくさんあります、このあたりを聴き直しているうちに、ボクの人生は終わってしまうかもしれません(笑).



 そういえば、ブログの下のタグなんですが、今までずっと 5 個だとばかり思っていたんだけれど、今日何気なく見たら 10 個付けられることが判明.
 どうして 5 個だと思っていたのかもよくわかりません.
 ひょっとすると、どこかで変わったのかもしれませんし ・・・・・

 あるいは、認知症の始まりかな〜 ・・・・・・・・・ 汗
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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