渥美孝昭

Aya's Samba

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最初に ソーシャル・メディア に関したことを少し.


 ちょっと前に、ブログ画面上の右クリック禁止の設定をしたところ、どうもコメントがうまく入らない現象が起きてしまいました.
 そのため設定を元に戻しました.

 うまくコメントを入れられなかったみなさん、すみませんでした.



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 世界で多くの人が インスタグラム を使って写真投稿しています.

 これっ、とても興味あるのですが ・・・・・・・・


 ボクの場合、このブログだけでもいっぱいいっぱい.
 始めちゃうと、性格上結構ハマってしまうタイプだから、しばらくはやめておいたほうが無難な感じ.

 詳しくはわかりませんが、宣伝効果は Facebook よりもはるかに大きいようです.
 多くの著名人の皆さんが使っているので見るくらいは ・・・・・・・・

 と、そっと片足だけ突っ込んでみようかな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日、何となく胸騒ぎを覚え Disk Union のホームページを覗いてみると.

 なんと ・・・・・・・・・・・・・



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 9 月 21 日に Three Blind Mice (TBM) のアルバム 10 枚が復刻されます.

 これって、かなりのビッグ・ニュース.
 おまけにかなり渋いラインナップじゃないですか.
 こんなアルバム、みんな持っていないもんね.

 だからさ、買うしかないじゃん.
 すでにお小遣いは アベンジャーズ補完計画 ですべて使ってしまったし ・・・・・・
 おまけにこれらのアルバムは廉価価格ではなく @ 2,700 円もしてしまう.

 結論から言うと間違いなく購入しますが、そのお金をどうするか ・・・・・・


 ちなみに "アランフェス / 金井秀人" はジャケットの良さからアナログ盤を持っていましたが、内容的にはかなりぶっ飛んだ アランフェス だったと記憶しています.
 ただ、ボクも最近ではかなり守備範囲が広がっているのでどんな感じで聴くことができるか超楽しみだったりします.

 それにしても ・・・・・・・・ ため息が出ちゃうな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日はそんな TBM で知ったミュージシャンのアルバム.
 ただし TBM からではなく個人的レーベルから発売されたアルバムです.




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  " Aya's Samba / 中山英二 "





  1. Aya's Samba (アヤのサンバ) ・・・・・ 6:27

  2. Yellow Living ・・・・・ 9:42

  3. Sea Sea Town (海の見える町) ・・・・・ 9:37

  4. Far-away Road (遥かなる道) ・・・・・ 8:04





  高橋賢志 (ts), 桜庭篤司 (p), 中山英二 (b), 
  渥美孝昭 (ds)
  Recorded at ジャズ喫茶 "ジョニー" , February 22, 1976.





 中山英二 が TBM に残した "北の大地" は1982 年録音ですが、このアルバムはその前に吹き込まれたもので一応デビュー・アルバムと言ってもいいでしょう.
 全国デビューが "北の大地" といったところですね.



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 演奏されているのは 4 曲だけで、最初の 3 曲が中山英二のオリジナル曲.
 最後の "Far-away Road (遥かなる道)" は、映画 "アラモ" の主題曲 "The Green Leaves of Summer" です.


 1 曲ごとが比較的長く、モーダルな演奏なので聴き応えあります.
 こんな暑い日には、こういうアツい演奏がいいのです.


 抒情的なベースから一気に盛り上がっていくアルバム・タイトル曲 "Aya's Samba (アヤのサンバ)" .
 エレクトリック・ピアノがいい感じだな.
 そこに絡んでくるモーダルなテナー・サックスも、ちょっとピーキーな感じはあるもののなかなか.



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 そして 3 曲目の "Sea Sea Town (海の見える町)"
 この曲も 1 曲目と同じ感じの曲.

 独特のグルーブ感と、ちょっと危険な香りがいいなぁ.
 ベースも本当に独特な演奏です.


 iTunes でいろいろな演奏をランダム再生していると、こういった演奏聴いてなんとなく日本人の演奏ってわかるようになりました.
 なんとなくですが、日本らしさがやっぱりあるんだな.



 このアルバムが録音された ジャズ喫茶 "ジョニー" についても簡単に書いておきましょう.



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 東日本大震災が起こる前、 陸前高田市 に "ジョニー" という名のジャズ喫茶がありました.
 日本のジャズだけを中心にした珍しいジャズ喫茶で、 1975 年から営業を始め、 1978 年からは店内でのライブをするために移転、そして 「ジョニーズ・ディスク」 を創設し多くのアルバムを店内で録音し発売しました.

 しかし 東日本大震災の津波によりすべて流されてしまいます.
 それでも、多くのファン協力によってプレハブながら再開したようで、このことはテレビ番組で観た記憶があります.

 ちなみに最初のオーナー 照井顕 氏は、お店を奥様に譲って (このあたり曖昧) 盛岡市で "開運橋のジョニー" を営業しています.
 この 照井氏 こそが 「海を見ていたジョニー」 ・・・・・・・・・ Johny's Disk Record の代表作の一枚が "海を見ていたジョニー" .
 このアルバムについては、いつか紹介します.


 そういえば 五木寛之 の同名短編もありますが、そちらは 1967 年の作品ですので、ひょっとするとこの短編小説から店名をつけたのかもしれません.
 ちなみに 五木寛之 の小説には結構ジャズに関係したことが書かれていますが、微妙にボクは好きになれませんでした.

 特に 「老兵たちの合唱」 を読んでから ・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 プチ連休最後です.
 連休前の天気予報を見る限りもっと天気が悪いかと思ってましたが、なんかすごくいい天気なんですが.

 今日なんて、完全に真夏モードです.



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 そろそろ梅雨明けかな.


 そして、短い夏が駆け抜けていくんだなぁ ・・・・・・・ ぼそっ



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

My Present Song

 月末の週末、家にいるのは何か久しぶりな感じです.
 基本的に月末の週末は、 いつもの講習会 の予定が入っています.
 今月は第 2 週に出張コースを入れたので月末の予定は入れませんでした.

 ただ、家にいるから特別なことをするなんていうことはまったくなく、いつものようにダルダルした時間が流れていきます (笑) .


 そう言えばもうすぐ アカデミー賞 ですね.
 まだ日本公開されていない映画も多いので、今一つ思い入れがないのですが、先日観てきた "Zero Dark Thirty" がどうなるのか興味あるところ.


 最優秀作品賞は、 "リンカーン" と "アルゴ" あたりが最有力のようです ・・・・ S・スピルバーグ は批評家の受けもいいようですしねぇ.
 逆に "アルゴ" は、監督の ベン・アフレック が 最優秀監督賞 にノミネートされなかったことが、 最優秀作品賞 になるんじゃないかと予想している人たちも多いようです.

 助演女優賞 の アン・ハサウェイ も最有力のようですね、出番が少なかったのでどうかなとボクは思っていたのですが、たまたま観た WOWOW の特集番組の中でアメリカの評論家が 「助演賞は出番が少なくても印象に残れば有力 ・・・・・」 というようなことを言っていました.
 なるほど、そうなるとこの 助演女優賞 はほぼ決まりでしょうか.





 さてさて、先日久しぶりに注文した CD が、昨日届きました.
 あまりにも予想通りの演奏で笑ってしまいました.
 ボク好みの、とてもゴキゲンな演奏です.





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   " My Present Song / 中山英二 "





  1. Cumorah (クモラの丘) ・・・・・ 10:14

  2. My Present Song ・・・・・ 6:56

  3. Children (子供たち) ・・・・・ 6:13

  4. Nam ・・・・・ 7:00

  5. Hello Johnny ・・・・・ 5:38

  6. Theme From Finale ・・・・・ 4:45




  宮野弘紀 (g), 中山英二 (b), 渥美孝昭 (ds)
  Recorded at Tokyo Media Studios, December 20, 1978.






 先日書いた "North Plain" 、 "アヤのサンバ" 、そしてこのアルバムの 3 枚が、 中山英二 を代表する初期の 3 枚のようです ・・・・・・・ あまり詳しいことは知らないまま、先日 "アヤのサンバ" とこのアルバムを注文.
 久しぶりに、どんな演奏なのかワクワクしながら聴き始めたのですが ・・・・・・


 "North Plain" のようなベースのボウイングによるテーマまから、小気味よいスネア・ドラムのリズムに乗りながら、スパニッシュなアコースティック・ギター ・・・・・・
 このトリオの演奏はいい.

 曲はすべて 中山英二 の作曲によるもので、 "Cumorah" のようなスパニッシュな香りの漂う曲から、 "Nam" のようなスピード感あふれる曲までいろいろ.
 アコースティック・ギターが入ることによって、独特のサウンドになりますが、そんな独特な音色をうまく利用している感じがします.
 5 曲目は、陸前高田市にあった "ジョニー" を書いたものでしょう.


 同じような演奏で変化がないという人がいるかもしれませんが、ボクは無理に変わっていくよりも、同じスタイルを貫いていくようなスタイルのほうが、仕事でも音楽でも好きです.
 だから "North Plain" のような演奏がこのアルバムでも聴くことができて満足なのです ・・・・・・・

 ・・・・ そっか、こっちのアルバムのほうが "North Plain" よりも年代的に古かったんですね.
 まぁ、どっちでもいいや、堅苦しいことは無し. 


 ふと、 You Tube にアップされていないかと検索してみたら ・・・・・・・・ あるわ、あるわ
 演奏がかなりアップされていました.
 おかげでブログがまったくもって捗りません.



 ライナーノーツにも書かれていましたが、彼の演奏スタイルは椅子に腰かけての演奏です.
 MC も結構楽しいし、演奏ももちろんすごいです.
 機会があれば是非、生で聴いてみたいものです.







 何気なくブログ画面を見たら 8 がいくつも並んでいましたので、 5 つ並ぶのを待って ・・・・・・・・・



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 久しぶりの キリ番 ・・・・・・・・・ 88888 アクセスです.
 ここ 2 - 3 年は、コンスタントにアクセスがありとても嬉しいのであります.

 今年中に、 100000 アクセスいけるかなぁ ・・・・・・
 結構、励みになったりしています.





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 数日前の朝はこんな厳しい寒さだったのに ・・・・・・・・
 当然暖気運転しないと出勤できません.
 ボクたちの冬は、アイドリング・ストップなんて無理なお話し.


 ところが ・・・・・・・



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 今日の日中はまるで春のようなポカポカ陽気.
 実は昨日の夜も薄っすらと雪が積もったのですが、あっという間に融けてしまいました.

 でも、まだまだ信州の春は遠いのです.

North Plain (北の大地) / 中山英二

 先日、またまた TBM からのダイレクト・メール.
 今回は Blue Note の xrcd24 シリーズが中心の割引セールの案内でした.

 少し前からお小遣いの余裕がほとんどなくなっていることと、主要なアルバムはすでに購入済みなので、今回は残念ながら見送り.
 でもこういうアルバムって、次に買おうと思っても購入できないことがほとんどなんですよねぇ ・・・・・・・.

 それでも、無い袖は振れない のでありまして.





 そう言えば、今日のアルバムもそんな割引セールの案内で何となく購入したアルバムでした.
 購入した際に一回くらい聴いただけで、演奏内容なんかほとんど忘れていましたし、演奏者もまったく知らない人ばかり.



 ところが ・・・・・・・・







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  " North Plain (北の大地) / 中山英二 "





  1. North Plain (北の大地)
        (E.Nakamura) ・・・・・ 7:18
  2. My Memories
        (E.Nakamura) ・・・・・ 6:27
  3. Summertime
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:49
  4. Wheel of Fortune
        (E.Nakamura) ・・・・・ 6:02
  5. April Song
        (E.Nakamura) ・・・・・ 6:13
  6. Spanish Highway
        (E.Nakamura) ・・・・・ 7:26





  山中良之 (ts.ss.fl) # 1, 2, 4, 6, 宮野弘紀 (g) # 1. 2. 3. 6,
  今田勝 (p)、 中山英二 (b), 渥美孝昭 (ds), 
  スザンヌ・キム (vo) # 1. 2. 5

  Recoreded at Onkio Haus, Tokyo, April 3-4, 1982.






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 昨日、何気なく iTunes から流れた "Summertime" にビックリです.
 最初は 「面白いアレンジの演奏だなぁ ・・・・ 」 なんて思っていたら、ラテン・ビートに乗りながら一気に駆け上がっていきます.
 ピアノがとても軽快 ・・・・・ このピアノ、調べたら 今田勝 !!
 さらに続くアコースティック・ギターのソロが、超 スパニッシュ・テイスト.
 まったく新しい感じの ・・・・・ サンバ のような "Summertime" .
 そしてベースが、歌う歌う ・・・・・・・


 これはしっかり聴かなくちゃいかん、と最初から聴いてみました.



 アルバム・タイトル曲 "North Plain (北の大地)" は、ボウイングによるソロから、これまたアップ・テンポなサンバの・リズムに変わりベースでのテーマ演奏、そしてギター、テナーのソロになっていきます.


 このギターがすごいんだわ.
 "Summertime" のギターと同じように、スパニッシュな演奏で、まるで パコ・デ・ルシア か ディ・メオラ か ・・・・・・ って感じ (笑) .
 技巧的に云々 ・・・・ というよりは、とにかくこのギターが演奏に完璧なまでにマッチしちゃっています.


 テナーもちょっと短いソロだけど、悪くない.
 この人もボクはまったく知らない人でした.

 そしてそれに続くベースのソロがまたまたスゴイ.
 ベースによる早弾きなんだけれど、そのメロディがステキなのです.

 そして最後はベースのボウイングのテーマでおしまい ・・・・・・・ スゴイ !!

 この一曲だけでも、ワクワクしてしまいます.
 7 分の演奏があっという間です.




NakayamaE001

 中山英二は 1948 年 11 月 21 日札幌生まれのベーシスト.
 若いころはかなり苦労したようで、 東京 と 札幌 を行ったり来たり.
 調べてみたら、アルバムは結構出ていました.

 陸前高田にあった 「ジャズタイム・ジョニー」 の自主製作アルバム "アヤのサンバ" 、 "My Present Song" の 2 枚が 中山英二 初期のアルバム.
 彼はこの 「ジョニー」 に所縁の深いミュージシャン.
 この 「ジョニー」 は東北でも有名なジャズ・クラブでしたが、 3・11 大震災で津波に飲み込まれてしまいました.
 お店はもちろん、レコードをはじめとするすべてのものが津波に飲み込まれてしまいましたが、なんとか避難できた女性店主が、現在は仮設住宅でお店を再開しているようです.
 同じようなお店が、大船渡市にもありました.

 どちらのお店も、いつか機会があったらゆっくり珈琲でも飲みに行ってみたいものです.
 まぁいつになるのかわからないので、自主アルバムの上記 2 枚を購入することにして Click .
 このアルバムは、機会を逃すと絶対手に入りそうもありませんので.



 話しを今日のアルバムに戻しましょう ・・・・・


  
 グイグイ引っ張られてしまう一曲目の "North Plain (北の大地)" の次は、とても美しい "My Memories" .
 ここでの 今田勝 のピアノも、いかにもという感じで、フルートや透き通るようなヴォーカルに融け込んでいます.

 "Summertime" までの 3 曲聴いただけでも、このアルバムの良さがわかります.
 一曲ごとに、聴きどころがうまく作られているという感じです.
 ベース奏者のリーダー・アルバムですが、変に前面に出てしまうのではなく、とてもうまいさじ加減で良さが見え隠れしています.


 このアルバムは よい !!!
 購入する時は、ただこれが最後の購入機会になりそうだからと何枚か一緒に購入しただけなのですが、こんなに内容がいいとは.
 さすがボクの大好きな TBM です.

 久しぶりにいいアルバムを見つけたという感じなのです.


 折角だからと、 TBM のアルバム・ジャケットをすべてスキャナで取り込んでみました.
 こういうアルバムの写真って、かなりマイナーなのでインターネットでもヒットしないんですよね.
 気持ち白っぽくなってしまいましたが、まぁそこそこキレイかな.






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 昨日の夜から今朝にかけての冷え込みもかなりでした.
 たまには暖かい部屋の中から、いつもの 北八ヶ岳 ・・・・ 蓼科山 です.

 北の大地同様に、まだまだ春は遠からじ ・・・・・・・・ です.


 でも暖かい部屋の中で聴いているホットな演奏は、外の寒さをいつしか忘れさせてくれもします.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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