益田幹夫

LIVE ! / 日野皓正

 昨日は最初入っていた予定がキャンセルになったため、急遽懸案事項の 草刈り 実施.
 今では住んでいない実家の草刈りがかなり大変で、しっかり半日かかりました.

 比較的涼しい日だったにもかかわらず、半日作業でクタクタ.
 午後はなにもする気力がなく、家でダルダルでした.
 それでもお盆前にはやっておかなければいけないことなので、昨日今日のうちに終了できてラッキー.




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 今日も快晴とはいかず、空には結構雲がありますが気温はそこそこ上がっています.

 4 月から暦通りの勤務になったので土日にいろいろやらなければ ・・・・・・・・
 ということで、今日は朝一番に散髪です.
 基本的にショートが好きなので一気に短くしました.


 さらに昨日刈った草の片付けをほんの少しだけしたんだけれど、汗びっしょ.
 これでとりあえず家庭の懸案事項はすべて解決済みです (笑) 





 さて TBM 行きましょう.
 このアルバムは Blu-spec CD シリーズの第 7 期、昨年 12 月に発売されたものです.











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    " LIVE ! / 日野皓正 "




   1. Stella By Starlight
         (V.Young) ・・・・・ 12:08
   2. Sweet Lullaby
         (T.Hino) ・・・・・ 7:20
   3. Be And Know
         (T.Hino) ・・・・・ 28:25




  日野皓正 (tp), 益田幹夫 (p), 池田芳夫 (b), 
  日野元彦 (ds), 今村祐司 (conga.ds)
  Recorded at 郵便貯金ホール, Tokyo, June 2, 1973.









 日野皓正 は日本を代表するトランペッターの一人で、 CM などにも起用されていましたので、ジャズを聴かない人でも名前くらい知っているんじゃないでしょうか.
 このアルバムは正直ルーキーのみなさんが聴き易いアルバムではないかもしれません.
 聴き易さだったら "Trans Blue" 辺りのほうがずっと聴き易いでしょうから.




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 このリサイタルは二部構成になっており、第一部は詩の朗読に合わせて演奏したりしていたようです.
 この情報だけでも、結構ヤバそうな香りがしちゃいますねぇ.

 今になって振り返るとかなり驚くようなリサイタルですが、あの当時はみんな真剣にいろいろ試行錯誤していた時代だったのかもしれません.
 音楽的なアプローチにしても然り ・・・・・・・・・
 そんなある意味で混沌とした日本のジャズシーンを記録したのが、 TBM だったのかもしれません.



 アルバムは第二部の演奏を収録してあります.
 第二部の 1 曲目は "Love Nature" という曲でしたが、演奏が良くなかったせいかアルバムには収録されず 2 曲目からの演奏がアルバムになっています.
 このあたりのことについてはライナーノーツの中でも 油井正一 氏が簡単に書いています.




 このアルバムの 1 曲目 "Stella By Starlight" はとても有名なスタンダード曲.
 Miles Davis もよく取り上げていました.

 この曲は Victor Young が 1944 年の映画 「呪いの家 (The Uninvited)」 のために書いた曲で、歌詞はありませんでしたが 1946 年に Ned Washington が歌詞をつけました.




The Uninvited001

 映画のワンシーン、右側が主役の Ray Milland .
 ボクはこの映画観ていませんが、登場人物の一人が Stella Meredith という名前ですので、そこからこの曲の題名が付いたんじゃないかと推測されますね.


 "The Uninvited" という題名は、 2003 年に 韓国 で、さらに 2009 年にも アメリカ で同名の映画製作がされていますが、この 3 本はみんな別の映画で関連はないようです.



 主役の Ray Milland ですが、有名なのはこの映画翌年公開された "失われた週末 (The Lost Weekend) " .
 この "失われた週末" は、主役の Ray Milland に オスカー を与えただけでなく、監督の Billy Wilder をも一躍有名にした映画でした.








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 肝心の演奏ですが、トランペットのソロから始まり、途中からピアノや打楽器がくっついたり離れたり、という感じ.
 正直ボクにはこういう感じの演奏はキツイものがあります.
 そして、どうしても Miles なんかの演奏と聴き比べてしまったりする訳ですよ.
 ヒノテル は ヒノテル 、 Miles は Miles なんだけれど ・・・・・・・・・
 比べること自体まったくもってナンセンスなんだけれど、ついつい聴き比べてしまうのが人間の弱さか.



 そういう意味では、 3 曲目の "Be And Know" が非常に聴き応えがあっていい.
 一定のリズムの上で繰り広げられるモーダルな演奏は、そんなにキツイとも思わないので (笑)
 といっても 28 分を超える大作なので、ルーキーにはキツイかもしれません.






 今夜は奥様がお出かけのようですので、ボクも夕食がてら映画でも観てこよう.
 観る映画は今話題のあの映画.
 やっぱりこの映画は映画館の大スクリーンで、見上げるようにして観ないといけないでしょう.
 席はいつもよりも前の席で観ることにしよう (笑)



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 近所の TOHO シネマズ での字幕版の上映は 20:10 からのみ.
 明日は仕事だけれど、まぁ大丈夫でしょう.


 楽しみだな、久しぶりにワクワクしてます.

" Voice / 中本マリ "

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 いつもの家からの風景なのですが、ちょっと変化がありました.
 リビングから見える景色は同じなのですが、今まであった背の高い木が、今日見たら伐採されていました.


 写真の一番手前に見えている木は、通りの脇に植えてある桜の木なので、この木はさすがに切られませんでしたが、この桜の木よりも一回り大きな木が向こうに 2・3 本あり、それらが、景観を著しく遮っていました.
 おまけに秋から冬にかけ、この木から飛んでくる種が家の庭にびっしり ・・・・・・ こういう木に限って枯れないんですよね.


 そんな木がようやく伐採されてので超うれしいですねぇ.
 家を建てた時は、まだそんなに大きくなかったのであまり気になりませんでしたが、この 10 年でみるみる大きくなってしまいましたから.






 先日はジャズかどうなのか微妙な Norah Jones を紹介しましたが、今夜は正真正銘のジャズ・ヴォーカル.
 でも選曲は、ちょっとポピュラーすぎる感じがします.
 ボクの持っている数少ない日本人ジャズ・ヴォーカルの一枚です.
 アルバム・タイトルは "Voice" ・・・・・ 最近 "Voice" といえば 上原ひろみ が結構話題になりましたが、こちらのアルバムはもっとしっとりとした大人のヴォーカル・アルバムです.






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   " Voice / 中本マリ "





  1. Smoke Gets in Your Eyes 
            (O.Harback-J.Kern) ・・・・ 5:55
  2. Left Alone 
            (B.Holiday-M.Waldron) ・・・・ 5:08
  3. Georgia on My Mind 
            (S.Carrol-H.Carmichael) ・・・・ 4:20
  4. Sophisticated Lady 
            (I.Miles-M.Parish-D.Ellinton) ・・・・ 5:31
  5. What a Wonderful World 
            (G.D.Weiss-G.Douglas) ・・・・ 4:47
  6. Danny Boy 
            (F.E.Weatherly) ・・・・ 4:00
  7. Cry Me a River 
            (A.Hamilton) ・・・・ 5:16
  8. Secret Love 
            (P.F.Webster-S.Fain) ・・・・ 5:38
  9. I Will Wait for You 
            (N.Gimbel-M.Legrand) ・・・・ 5:22
  10. Skylark 
            (J.Mercer-H.Carmichael) ・・・・ 4:34
  11. A Nightingale Sang in Berkeley Square 
            (E.Mashwitz-M.Sherwin) ・・・・ 5:26
  12. Charade 
            (J.Mercer-H.Mancini) ・・・・ 3:38





   中本マリ (vo)
   #1-3 本田竹曠 (p), 今村祐司 (perc)
   #4-6 野力泰一 (p), 秋山一将 (g)
   #7-9 益田幹夫 (p), 桜井郁雄 (b)
   #10-12 佐藤允彦 (p), 宮田浩久 (cello)
   Recorded JVC Studio, Tokyo, March 31, April 2, 3, 6, 1991.






 本田竹曠 で見つけたアルバムです.
 でも彼が演奏しているのは最初の 3 曲だけ.
 詳細データがわからないのですが、 4 日間それぞれメンバーを変えて録音したようですね.
 正直、ボクとしてはすべて ホンタケ にして欲しかった ・・・・・・ なんてちょっと思ってしまうのですが、まぁこういうアルバムもあっていいでしょう.


 普通ヴォーカルというと、オーケストラやピアノ・トリオなんかとの演奏が多い ( ・・・・ ?? ) のですが、このアルバムではピアノともう一つの楽器だけという非常にシンプルな構成です.
 聴いていると、当然ですがヴォーカルが中心になっているなぁと思えてしまいます.
 変に他の楽器が邪魔せずに、ヴォーカルを引き立たせているとでも言うのかな.
 でも所々、ピアノがアピールしてみたり ・・・・・・ 先日紹介した Norah Jones に比べると、こちらのアルバムのほうが完璧に Jazz しちゃっています.
 当然と言えば当然なんですが (笑) .




 ヴォーカルの良し悪しは、ボクはよくわからないので偉そうなことは書かないことにしますが、 中本マリ は日本のジャズ・ヴォーカルを代表する一人.
 1947 年 3 月 26 日仙台市生まれ、小さい時から ピアノ を学び、東邦音楽大学付属高校声楽科入学.
 ジャズ・ヴォーカルに転向したのは 1970 年から.
 初アルバムは、 "アンフォゲタブル" (TBM-21) で、以後 TBM はもちろん、多くのアルバムをリリースしています.
 1978 年には スイングジャーナル誌 読者人気投票でヴォーカル部門 第一位になり、以降 8 年連続日本の女性ジャズ・ヴォーカルのトップに君臨していました.

 このアルバムも、スイングジャーナル誌 第 25 回ジャズ・ディスク大賞 日本ヴォーカル賞受賞 を受賞.



 このアルバムに収められている曲は、お馴染みのスタンダード曲や映画音楽など、だれもが一度は聴いたことのあるような曲が選曲されています.
 9 曲目の "I Will Wait for You" は映画 "シェルブールの雨傘" ですし、 12 曲目はそのタイトル通り、 オードリー・ヘプバーン主演の "シャレード" です.
 こういう選曲だと、ちょっと洒落たスカイ・ラウンジあたりで流れている なんちゃってジャズ のようなイメージですが、バックの演奏もしっかりしているし、何よりもスウィンギーな歌が、しっかりしたジャズ・アルバムにしています.



 最初に、みんな ホンタケ の演奏にして欲しかった、なんて書いちゃいましたが、普段聴くことのない 益田幹夫 や 佐藤允彦 のピアノを聴いてみると、これがいいんですよね.
 Julie London で有名な 7 曲目の "Cry Me a River" のピアノなんかいいなぁ.




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 中本マリ を聴いていたら、久しぶりに TBM のアルバムがないかと思い、電話で直接 TBM に連絡.
 電話に出たのは 藤井 氏かな ?
 在庫のパンフレット欲しい旨を伝えると、ちょうどセールが始まるので、ボク宛てにパンフレットを送付してあるので 2・3 日中には届くとのことでした.
 ほとんど買わないのに申し訳ないなぁ ・・・・・・ 何と言うタイミングでしょう.



 そんな話の中で、 TBM のクラシック盤は Sony から以前数枚発売され、その後も出るようだったのが Sony の都合で生産が止まっているようでした.
 いつかは、また陽の目を見る日が来るのかなぁ ・・・・・ ボクがボケないうちに、そんな日が来て欲しいものです.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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