福井五十雄

横浜コンサート

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 スキーシーズンはすでに終了してますが、これからは高原歩き.
 5 月 2 日に 湯の丸高原 池の平湿原 での撮影もシーズンインしました.
 これについては次回記事にする予定です. 



 連休と言っても人混み大嫌いなのでどこに行くわけでもなく、家でうだうだ過ごしてます.
 暇に任せてトレッキングシューズを更新しました.



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 今履いてるシューズも Merrell Moab 3 で、 2022 年 12 月に間違えてワイドを購入.
 普段履きをメインにしてるので、多少靴の中で足が泳いでしまっても問題なし.

 ただ高原歩きはもう少ししっかりホールド欲しいと思い、今回の更新.
 一応固めの登山靴もありますが、池の平湿原 の撮影程度だと、軽めのトレッキングシューズのほうが楽です.

 少し前から量販店などでいろいろなメーカーも履いたり見てきましたが、どうもしっくりこない.
 結局 モアブ にしようと、ネットでいろいろ検索.


 モアブ と言ってもいろいろなモデルが出ていますが、ボクが購入したのはミドルカットの MOAB 3 SYNTHETIC MID GORE-TEX で、色は INCENSE/INCENSE .



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 ふつうはお店で実際に履いてから購入しますが、 モアブ に関しては、ずっと前から履いているので今回も予想通りピッタリ.

 色も以前はこういった色はレディーズのみだったと思います、とてもいい感じの色.

 白系の BIRCH/BIRCH が素敵なので、街歩き用にもう一足買っちゃおうかと、連休中の暇に任せて思案中.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 4 月もあっという間に通り過ぎました.
 ブログタイトルに恥じないよう、少なくても月一回はアルバム紹介しようと決意したはずなのに、気がつけば 4 月には一枚も紹介記事がありませんでした.

 ということで今日はジャズのアルバム.
 ボクの大好きな日本のジャズ・レーベル Three Blind Mice (TBM) から.




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  " 横浜コンサート / 今田勝トリオ+戸谷重子 "




  1. Shadows in Swing
       (Masaru Imada) ・・・・ 4:30
  2. On The Green Pavement
       (Masaru Imada) ・・・・ 6:32
  3. Ascent
       (Masaru Imada) ・・・・ 12:03
  4. I'll Be Seeing You
       (I.Kahal-S.Fain) ・・・・ 5:09
  5. Can't Help Lovin’ Dat Man
       (O.Hammerstain ll-J.Kern) ・・・・ 5:26
  6. Call Me Irresponsible
       (S.Cahn-J.V.Heusen) ・・・・ 3:49
  7. Willow Weep For Me
       (Ann Ronnell) ・・・・ 4:38
  8. Fine and Mellow
       (Bollie Holiday) ・・・・ 6:48




  今田勝 (p),  福井五十雄 (b), 小原哲次郎 (ds),
  戸谷重子 (vo,p), 森剣治 (as)
  Recorded at 神奈川県立音楽堂, June 21, 1973.




 ジャケットが面白い.
 まったく同じようなデザイン、あたかも 2 枚のアルバムを一つにまとめたようにジャケットの裏表になっています.
 レコード盤の A 面は 今田勝 トリオの演奏で、 B 面は 今田勝 トリオをバックにした 戸谷重子 のヴォーカルアルバム.
 アルバムタイトルからも、 今田勝 と 戸谷重子 の双頭アルバムという感じですね.




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 このアルバム、ライナーノーツが一応あるんですが、ボーカルの歌詞や基本的なデータのみの記載で、評論家やプロデューサーが書くような俗にいうライナーノーツ部分がないんです.
 ひょっとすると、オリジナル LP は別にライナーノートが入っていたのかもしれませんが.

 そのため、この "横浜コンサート" がどういったコンサートだったのかもよくわからない.
 最後の 2 曲には 森剣治 も参加しているので、他のミュージシャンも参加していたコンサートなのかもしれません. 
 TBM のライブと言えば、まず思う浮かぶのが 「 5 Days In Jazz」 ですが、これは 1974 年から三年間だけ開催されたと思います.


 「TBM The Complete Disck Guide」 (小川隆夫 著) で調べてみましたが、そのあたりのことは記載がありませんでした.

 ボクの想像では、当時の TBM のミュージシャンたちで 藤井武 氏の地元 横浜 でコンサートを開き、それが翌年からの 「 5 Days In Jazz」 に繋がっていったんじゃないかと.



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 全体的に 今田勝 ですね、って感じのアルバムです.
 トリオ演奏は最初の 3 曲だけですが、聴き応えのある素敵な演奏.

 すべて彼のオリジナルですが、彼のリリシズム全開です.

 特に 3 曲目の "Ascent" は、前作 "Poppy" (TBM-14) でも演奏されていますが、ちょっと新主流派っぽい感じに心躍らさせてくれます.

 軽快な 1 曲目に続くのは、打って変わってリリシズム溢れ出る "On The Green Pavement" .

 後半の演奏も、ぽいなぁ.


 当時 名古屋 で活躍していた 森剣治 も、 2 曲だけですが一緒に演奏しています.
 リーダーアルバムではかなりアグレッシブな演奏もありましたが、流石にここでは少し控えめに吹いています.
 ボーカルなしで 1 曲くらいバリバリの演奏が聴きたかったり.



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 戸谷重子 さんは活動期間も短かったので、アルバムも多くはありません.
 TBM に残した 4 枚のアルバムか貴重です.
 彼女はジャズというよりもゴスペル系が得意だったようです.


 正直今のボーカルとは違って、ちょっと昔の日本人ボーカルという感じがしないでもない.
 それが悪いわけではありませんが、どうしても発音とか歌い方が日本人っぽい部分があります.
 逆に日本人らしさがいいという意見も間違いなくあるでしょう.
 でもこういった偏見が昔のジャズ屋などでは普通に存在しており、日本人のボーカルというだけでダメだしされていたことも事実.
 ボクも最近になって許容できるようになったかな (笑)



 このあたりのアルバムも、すでに古き良き時代のアルバムになってしまったんだろうか ・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

明日への旅立ち

 下の写真、火曜日の朝です.


 上空は厚い雲に覆われ、小雨模様.
 東の空だけが少し雲が切れ、朝陽がのぞいていました.



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 もう 12 月も半分を過ぎ、ここにきてめっきり寒くなってきました.
 ただ積雪は全くなし.
 先月季節外れの雪が積もった後は、雪が舞う程度.
 今週朝起きたら真っ白になっていた時が一度ありましたが、あっという間に融けてしまいました.

 この写真も EF 50mm F1.8 STM の単焦点で撮りましたが、逆光にも拘らず暗い部分の描写も結構はっきりしているし、遠くの雲の輪郭なんかも拡大してみるとビックリするくらいくっきり.
 この 撒き餌レンズ は 費用対効果 的に本当にすごいなぁ




 さて ・・・・・・・
 机の上にはまだ一度しか聴いていないアルバムが 20 数枚山積み.



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 ブログの記事にすれば記事書いている間ずっとリピートさせるので、少なくても 5・6 回は聴くことになります.
 そしてブログ記事になったアルバムは棚に並べられていきますが、そうでないアルバムは忘れちゃわないように机の上に積まれたままになるのです.




 そんな山の中から今日も一枚.
 まるで雪の風景を連想させるかのような、白っぽいジャケットです.







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  " 明日への旅立ち / 市川秀男 "





  1. 234 ~果てしなき緑の大地より~

  2. 黄昏

  3. 鳥よ ~翼を止めて‐また、翔び立とう~

  4. 明日への旅立ち





  市川秀男 (p.el-p), 福井五十雄 (b), 山木秀男 (ds) 
  Recorded at EPICURUS Studio, Tokyo, July 27 & August 17, 1976.







 曲はすべて市川秀男のオリジナル曲です.
 英語タイトルも付けられていますが、今日はあえて日本語で.

 ジャケットがねぇ ・・・・・・・ ちょっと残念だな.
 ジャケット裏の絵のほうがダイナミックで、ボクは好きだな.




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 1 曲目のイントロ ・・・・・・ 歌モノでいうところの バース 部分がかなりフリーキーで、この先どうなっちゃうんだろうと思って聴き始めましたが ・・・・・・・・

 ところがテーマ部分になると普通のメインストリーム系の演奏なのです.
 ただし最後のほうでリコーダーまで出てきたのにはビックリ.
 「オカリナじゃないから 明田川荘之 じゃないよなぁ ・・・」 なんて感じだったのです (笑)

 このアルバム、 2 曲目の "黄昏" を除いた 3 曲はオーヴァーダビングによる録音のようです.
 どうだろう、 TBM にしては結構珍しいんじゃないのかなぁ.
 TBM に限らず、ピアノ・トリオでこういった録音するのもあまりないように思いますが ・・・・・・


 その 2 曲目がとてもリリカルで心地よく音が転がっていくのです.
 思わず 「狼は走らない. 男は、狩りをしない ・・・・」 なんていうナレーションが聴こえてきそうなのです.
 その昔、 ジョージ・ウインストン のピアノ演奏で一世を風靡したそんな CM がありました.




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  (左から 福井五十雄、 市川秀男、 山木秀男)

 レーベルは大好きな Three Blind Mice 、 TBM-73 .
 この 1 番前の TBM-72 は少し前に取り上げた 太田邦夫グループの "Free And Lovely" 、 5 番あとの TBM-78 は 福井五十雄 の "Sunrise / Sunset" と、いかにも TBM らしい録音が並んでいます.

 まぁ、これはこの年代に限ったことではなく、 TBM 全体がそんな若手たちに注目していたので、レーベル全体のイメージがとてもユニークで、日本の Blue Note たる所以でもありますが.

 そんな 福井五十雄 の "Sunrise / Sunset" のピアノは、今日のアルバムのリーダー 市川秀男 でした.
 今日のアルバムの 福井五十雄 もいいなぁ、こういうベース好きです.



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 市川秀男 がすべての曲を書いていますが、メロディ・ラインがとてもきれいな曲を書くように思います.
 だからこそシンプルなピアノ・トリオでもよかったんじゃないかなぁ ・・・・・・・・ いろいろな楽器をオーヴァーダビングしていますが、ボクは単純にピアノ・トリオでよかったように思います.

 まぁこれは作り手側と聴く側の考え方が一緒ではないので仕方ありませんが.

 TBM に残された多くの演奏同様、派手さはないかもしれませんがとても聴きやすい秀作アルバムではないでしょうか.



 そういえば、某ジャズ・ジャーナリストが来年春に TBM に関した書籍を出版するようです.
 また某プロデューサーがそれにリンクするかのように、アルバム・リリース企画を計画しているような噂も流れてきました.

 TBM は現在では手に入らないアルバムも多いので、特に今までリリースされていないようなマイナーな作品再販してほしいなぁ.
 個人的には 和田直 氏のアルバム群、まだ聴いたことないアルバムが何枚かあるのでぜひ陽の目をあたらせて欲しいのです ・・・・・・・・

 ・・・・・・・・ と、この記事を読んでいない某プロデューサーに呟いてみる (笑)





 さて、あと 2 週間で今年も終わり.
 公私ともにいろいろありましたが、今年も振り返るとあっという間でした.



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 毎年この時期は必ず 東京 へ行って街の風景撮っていたんですが、今年はもう行けそうにないかな.
 ですから上の写真は去年撮ったものです.

 1 月下中は久しぶりに ONゼミ に参加し 東京 など歩いてくる予定なので、写真も撮れればいいなぁ.

 ちなみに来年は一つの区切りの年になります.
 今から少しずつ計画的に一区切りつけようかと思っています.


 まぁその前に "ローグ・ワン" 観てこなくちゃ (笑)

One For Duke

  500,000 アクセス !!

 とうとうこのブログの総アクセス数が 500,000 になりました.
 正直数年前まではこんな数字は夢の世界だったというのに ・・・・・・・

 今まで見て、そして読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました.



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 ブログ始めたのが 2008 年 2 月、 2009 年に半年ほど休みましたが、その後は月 10 回程度の更新.
 100,000 アクセスが 2013 年 5 月、本当にここまでが長かった.
 その後は、なんとか年 100,000 アクセスを超えるようになりました.


 Facebook にそのことアップしたら、すぐに 小川隆夫 氏が 「いいね」 してくれました.
 これが一番うれしかったなぁ.

 自分でブログ書き始め、そのうちに 小川隆夫 氏のことを知り、いつの間にか話までさせていただいていたり ・・・・・・・・ 一緒にイベントまでやっちゃったなぁ.

 一時離れていたジャズをもう一度聴くようになり、 CD も一気に増えました.

 他のブロガーさんともつながりができ、いろいろな刺激をいただいています.

 そうそう、写真に傾倒していったのもこのブログをやっていたからでしょう.



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 どこまで続くかわかりませんが、これからもマイペースでのんびり更新していきます.

 基本的には内容よりも見た目重視 ・・・・・・ 自称、ビジュアル派なのです.





 さて、今日は少し前に購入した TBM のアルバムの中から.
 先日 Facebook で 小川 さんが TBM の名物エンジニア 神成芳彦 さんと対談したことをアップしていました.

 このアルバムも 神成 さんの手によるものです.
 機会があれば 神成 さんのお話しも聴いてみたいなぁ、できれば 藤井武 さんと一緒に.


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  " One For Duke / 今田勝 "





  1. Sophisticated Lady
           (Duke Ellington) ・・・・・ 5:05
  2. In A Sentimental Mood
           (Duke Ellington) ・・・・・ 4:55
  3. Satin Doll
           (Duke Ellington) ・・・・・ 8:06
  4. One For Duke
           (今田勝) ・・・・・ 6:26
  5. Blue Rain
           (今田勝) ・・・・・ 7:11
  6. Stevie
           (Duke Ellington) ・・・・・ 7:58





  今田勝 (p), 福井五十雄 (b), 小原哲次郎 (ds)
  Recorded at Nihon Toshi Center Hall, Tokyo, May 27, 1975.






 このアルバムは 1975年5月に 日本都市センター・ホール で開催された "5 デイズ・イン・ジャズ 1975" 4 日目 "エリントンに捧げる夕" での演奏をアルバムにしたものです.
 後半には 宮間利之とニューハード の演奏がありますが、そちらは "Take The A Train (TBM-48)" として発表されました.

 ちなみに第 3 日目は "チャーリー・パーカーに捧げる夕" で、その時の演奏は "Lover Man (TBM-51)" としてアルバムになっています.




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 上のような事前情報を持たずに聴くと、きっと 2 曲目の途中に入る拍手でビックリだと思います.
 そのくらいライブとは思えないくらい録音がいい.

 1 曲目から透明感のあるピアノの世界に一気に引き込まれてしまいます.
 リリシズム溢れる今田ワールドそのもの.

 ボクは デューク・エリントン をほとんど聴かないのです.
 ・・・・・・ こんなこと書いちゃうと Duke さん に叱られそうですが、最近はちょっと古典的なジャズほとんど聴いていないんです.

 You Tube で エリントン の演奏を観た限りでは、この曲の出だしのバースともいえる部分の 今田勝 の弾き方がとても エリントン らしく聴こえます.
 このコンサートのちょうど一年前、 1974 年 5 月 24 日に亡くなった デューク・エリントン を偲んでのコンサートなので当たり前と言えば当たり前か.

 そしてそのまま 2 曲目の "In A Sentimental Mood" へと続いていきます.

 とてもいい演奏なのですが、お客さんが聴き惚れちゃってる感じ.
 ようやく 3 曲目の "Satin Doll" でコンサートらしい拍手や喝さいの声が上がります.




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 このアルバムの中で一番好きな演奏が 5 曲目の "Blue Rain" .
 この演奏のソロパートは鳥肌ものだな.
 テーマ部はブルージーなメロディで、ゆったりしたリズム.
 そしてソロ ・・・・・・・ スインギーかつ抒情的な演奏が広がります.
 観客も演奏に圧倒されちゃっている感じ.
 途中の拍手も忘れてしまっている感じなのです.



 そして 6 曲目の "Stevie" ・・・・・・・・
 以前からとても好きな曲の一つです.
 テーマのメロディがとてもいい.
 こちらの演奏はちょっとアップテンポで、軽快なリズムの上を転がるようにピアノの音が流れていきます.

 この曲を最初に聴いたのが "Duke Ellington & John Coltrane (Impulse)"
 この演奏でこの曲が好きになりました.




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 しっかし ・・・・・・・・・

 今田勝 のピアノはいい.
 やっぱり Three Blind Mice 最高だな.



 面食いのボクですが、今までの食わず嫌いを誤らなくちゃいけないなぁ.
 外見がパンチ・パーマだって、演奏はこんなにも心を揺さぶるんだから (笑)


 人を見かけで判断するのはよくありません ・・・・・・・ キッパリ

 最初に書いた 見た目重視 は忘れてください (笑)

Midnight Sugar

  ・ ・ ・ ・ ・



 4 月になりましたねぇ ・・・・・・・・

 1 日の日は、もう朝からバタバタで非常に疲れて、ストレスがたまった一日でした.
 おかげで夜になっても不整脈出まくりで、参りました.

 今日は完全に治まって何ともないから、やっぱりストレスだな.





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 先日の ON ゼミ の記事を書いていて思ったんだけれど、あの時紹介されたアルバムをほとんど持っているのに、このブログで紹介したものは半分もありませんでした.


 いかんいかん ・・・・・・・・

 自称 "TBM 大好き" としてはちょっとまずいなぁ.





 ましてや、こんなアルバムさえも紹介していなかった.
 あの 山本剛 の TBM デビュー・アルバムなのです.






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  " Midnight Sugar / 山本剛 "





  1. Midnight Sugar
         (T.Yamamoto) ・・・・・ 11:59
  2. I'm a Fool to Want You
         (J.S.Herron-F.Sinatra-J.Wolf) ・・・・・ 7:19
  3. The Nearness of You
         (H.Carmichael) ・・・・・ 6:40
  4. It Could Happend to You
         (J.V.Heusen) ・・・・・ 7:13
  5. Sweet Georgia Blues
         (T.Yamamoto) ・・・・・ 6:05





  山本剛 (p), 福井五十雄 (b), 小原哲次郎 (ds)
  Recorde at AOI Studio, Tokyo, March 1, 1974.








 山本剛 のデビュー・アルバムなんですよね、これって.


 先日の話しのなかでも、 藤井武 氏は 山本剛 のブルースとバラードの良さを絶賛していました.
 だから、あえて A 面の最初にコテコテのブルース ・・・・・・・ それもオリジナルなのです.
 録音当時はまだ無名に近いピアニストのデビュー・アルバムの選曲をこんな感じで録音しちゃうのが TBM たる所以なんだろうな.




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 先日お土産に頂いた "One Day with Three Blind Mice" の中に、その当時の売上げトップ 10 が掲載してあります.
 1 位が "Blow Up / 鈴木勲" 、 2 位が "Misty / 山本剛" というのは先日も書きました.
 今日のアルバムはその当時 6 位となっています.

 でも、このアルバムは海外での評価がとても高く輸出実績 1 位なのです.



 ちなみにこの記事の結びで、「製作サイドとして残念なことは、"ティー&カンパニー三部作" や "ジャズ・オーケストラ '75" といった真にクリエイティブ大作が、大方の支持を得られなかったことである。」 とありました.
 これにはボクも妙に納得.

 正直ボクも Tee & Company のアルバムは持っているものの、聴くたびにシンドイと思うことが多々ありますから (笑)



 このアルバム、 藤井氏 曰く 「安い装置だと針飛びしちゃうほど良い音を作ってやろう」 というくらいですので、とにかく音がいい.
 海外での人気もそのあたりか.

 でもまぁ、いくら録音が良くても、肝心の演奏がよくなくちゃ当然見向きもされないはずですから.



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 最初と最後にオリジナルのブルースを入れています.
 最初はアルバム・タイトル曲でスローなブルース.
 おまけに約 12 分という長い演奏です.

 ここでのブルース・フィーリングはちょっと日本人離れしているかもしれません.
 独特の間を持ちながらの演奏が、思わず唸ってしまいそうになります.

 この曲は聴けば聴くほど良さがわかってくる感じなのです.



 最後の "Sweet Georgia Blues" は打って変わって軽快なテンポのブルース.
 原曲はお馴染みの "Sweet Georgia Brown" .
 スロー・バラードもいいけれど、ボクはこういうアップ・テンポの彼の演奏のほうが好み.

 藤井氏 も言っていたように 「ノってきた時に エロール・ガーナー のようなバックビートが ・・・・・・」 が本当にゴキゲンなんですよね.
 だからアルバムで好きなのはそんな感じのライブアルバムだったりします.



 でもこのアルバムは、派手ではないけれどじっくり聴くにはとてもいい感じのアルバムなのです
 やっぱり日本のジャズもいいなぁ !!



  ・ ・ ・ ・ ・



 さて 3 月に観た映画は ・・・・・・・・・





  "狼たちの午後"  "犬神家の一族"  "スター・トレック"
  "アビス"  "ラウンド・ミッドナイト"  "地上最大のショウ"
  " レイダース 失われたアーク"  " 魔宮の伝説"  "最後の聖戦"
  "クリスタル・スカルの王国"  "卒業"  "マーズ・アタック !"
  "ダイ・ハード 2"  "Mi 2"  "スタート・レック イントゥ・ダークネス"  
  "鳥"


 なんと、先月はたった 16 本だった.
 今月は仕事も忙しいからもっと減ってしまうんだろうな.


 そんな中での一本は、 "卒業" もよかったし、 "狼たちの午後" も大好きなんだけれど ・・・・・・・・・・・




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 やっぱりこの美しさにはかなわないかな.

 "鳥" の ティッピ・ヘドレン に一票でした (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・

Poppy

 今日は朝早くからお仕事でした.
 昨日は雨の心配をしたりしましたが、まったくそんな心配のいらない一日で暑いくらい.

 午後 1 時過ぎに家に帰ってきましたが、ちょっとばかりお疲れモード
 遅めの昼食とって、リビングのソファーでテレビを眺めていたら、いつの間にか 10 分ほど爆睡.




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 気がついたら曇り空になっていました (写真は夕方、東の空)

 今日の午後は何にも予定を入れておかなかったので、中途半端な時間を利用してブログでも書いてみましょう.





 今日も TBM ・・・・・・・・
 今日のアルバムはとてもリリカルなピアノのアルバム.








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  " Poppy / 今田勝 "




  1. Misty
        (E.Garner-J.Burke) ・・・・・ 4:38
  2. When Sunny Gets Blue
        (J.Segal-M.Fisher) ・・・・・ 4:38
  3. Left Alone
        (M.Waldron-B.Holiday) ・・・・・ 4:53
  4. Polka Dots And Moonbeams
        (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 4:45
  5. Sea Weeds
        (M.Imada) ・・・・・ 5:01
  6. Poppy
        (M.Imada) ・・・・・ 6:42
  7. Ascent
        (M.Imada) ・・・・・ 7:23




 今田勝 (p), 福井五十雄 (b), 小津昌彦 (ds)
 Recorded at AOI Studio, Tokyo, January 25 & 26, 1973.






 1 曲目から 4 曲目までが、アナログ盤で言うところの A 面で、この 4 曲は 今田勝 のソロピアノ.
 演奏されている曲はすべて有名な曲ばかり.
 残りの 3 曲がトリオでの演奏で、 3 曲共 今田勝 のオリジナル曲です.

 好みとしてはピアノ・ソロよりもトリオの演奏のほうが好きですが、こういったスロー・バラードはソロ演奏もピタッとはまりますね.




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 このアルバムも録音がとてもいいですね.
 ボクの部屋のなんちゃってオーディオでも、何となくその良さがわかるような気がします.


 4 曲目までスローバラードが並んでします.
 ボクが特にうれしかったのが、 2 曲目の "When Sunny Gets Blue" と 4 曲目の "Polka Dots And Moonbeams" ・・・・・・


 ちなみに、オリジナル・アルバムには "When Sunny Gets Blue" を "サニーが憂鬱になったとき" と書かれています.
 この当時って、結構こういった日本語での曲名を表記しているアルバムがあります.
 確かに間違いではないですが ・・・・・・・・ あまりに直訳過ぎませんかねぇ (笑)
 この曲について少し調べてみたものの、詳細まではよくわかりませんでした.


 1956 年 ナット・キング・コール によって歌われ、翌年には ジョニー・マティス によってヒットしています.
 ジャック・シーガル と マービン・フィッシャー が サニー・ゲイル のためにニューヨークで書いた曲だったのですが、歌われることなく ナット・キング・コール が.
 その後 1 年間で 8 人の歌手がレコーディングするほどヒットしました.

 ちなみにタイトルの Sunny は、歌詞にでてくる女の子のニックネームのようです.




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 これがその ナット・キング・コール のアルバム.
 このジャケット写真を捜していたら、ブログ友の azumino さんのブログ に行きつきました.
 世の中狭いなぁ ・・・・ (笑)

 ただ "When Sunny Gets Blue" のことについては書かれていませんでしたので、この曲についてはもっとほかのお勧めがあるのでしょうか.
 機会があれば聞いてみましょう ・・・・・・・ ちなみにこのアルバム、購入予定です.


 このアルバムに入っていて azumino さんが絶賛していた "Stardust" ですが、映画 "めぐり逢えたら" (トム・ハンクス、メグ・ライアン 出演) の中でも流れていましたね.
 そういえば "When I Fall in Love" もこの映画では流れています.
 折角だからこれからもう一度この映画でも観てみよう.



 それとボクな好きな "Polka Dots And Moonbeams" ・・・・・・ ビル・エバンス の演奏でも有名ですね.
 この曲も大好きなので、こういった曲が入っているだけでもちょっとラッキーと思ってしまいます.



 アルバム全体が4曲目までのようなスローバラードばかりだったら、ボクの中ではそれほど印象に残らなかったかもしれません.
 後半のピアノ・トリオの演奏がいいんですね.

 アルバム全体に漂う 今田リリシズム の中で、後半 "Sea Weeds" から "Ascent" へとだんだん高揚していくような感じがとても心地良いのです.




 
 アルバム・タイトルの Poppy ってよく聞くけれどどういう意味なんだろ ・・・・・・
 その昔 「車にポピー ・・・・」 なんていうのもありました ・・・・・ っていうか、現在もまだ商品としてありました.




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 調べたら けしの花 のことを言うんですね.

 そう言えば 「赤く咲くのは けしの花 ・・・・・」 なんて、その昔 宇多田 のお母さんが歌っていました.

 けし と言えば あへん法 により栽培等が禁止されているイメージが強いのですが、栽培しても問題ないものもたくさんあるようです.
 写真の花は 剛毛 が多いので、きっと栽培してもいいものではないかな.
 さらに 「丘の上ひなげしの花が ・・・・・」 という歌で有名な ひなげし なんていうものもあります.
 花には全くもって疎いので、このあたりで止めておきましょう.




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 このアルバムのライナー・ノーツは 今田勝 本人が書いておりました.
 アナログ盤の頃も TBM のライナー・ノーツは、他のレーベルのライナー・ノーツがほぼ正方形だったのにちょっとデザインがちがっていました.
 今回の紙ジャケットの Blu-spec CD でも、それも忠実に再現してあります ・・・・・・ が、忠実すぎて字が読みにくい.
 年寄りには字が小さすぎ、ツライなぁ (笑)

 そんなライナー・ノーツには TBM プロデューサー 藤井武 との出会いから、レコーディングに至るまでのことも簡単に書かれていました.


 普段こういったライナー・ノーツをほとんど読まないボクですが、この TBM シリーズに関しては懐かしさもありみんな読んでいます.
 いろいろ個性的で、とても面白いんですよ.




 TBM のアルバムって、改めて聴くと本当に面白い発見がゴロゴロ.
 やっぱり無理してでも、アブストラクティブな演奏も購入しようかなぁ ・・・・・・・


 本気で考えている今日この頃なのであります (笑)



 さて、今日はお疲れですので早めに休もうか.
 明日からまた、一週間が始まりますので.

Sunrise / Sunset




 急に寒くなってきました ・・・・・ と言っても、もうすでに 11 月.
 紅葉も真っ盛りなのですが、なんとなく紅葉ってもう少し早い時期じゃなかったかと思っています.


 今朝は今年一番の冷え込みだったようです ・・・・・・・・
 が、お休みだったので 8 時頃までベッドの中、ダルダルな生活していると季節の変わり目さえ分からなくなってしまいます.


 少し前に購入したアルバム.
 リリカルな、透き通るようなヴァイブの音色が冷え切った空気に染みていきます.
 早くなった夕暮れを見ながら聴くにはピッタリでしょうか.





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  " Sunrise ・ Sunset / 福井五十雄 "





  1. 7 th Avenue Sunrise
           (I.Fukui) ・・・・・ 8:49
  2. Happy Walk
           (I.Fukui) ・・・・・ 6:39
  3. Lady T
           (H.Ichikawa) ・・・・・ 5:51
  4. Don't Explain
           (B.Holiday-A.Herzog) ・・・・・ 7:11
  5. 7 th Avenue Sunset
           (I.Fukui) ・・・・・ 7:26
  6. Eary Summer
           (H.Ichikawa) ・・・・・ 6:53





  松石和宏 (vib), 横内章次 (g: # 2, 4, 6), 市川秀男 (p: # 1, 5, 6),
  福井五十雄 (b.cello: # 2 & 5), 小原哲次郎 (ds)
  Recorded at EPCURUS Studio, Shibuya, October 18 & 20, 1976.  







 TBM (スリー・ブラインド・マイス) 復刻シリーズ第四期 7 枚の中の一枚です.
 全部買いたいところですが、 Blu-spec CD でありあまり多くの販売が見込まれないせいか販売価格はちょっとお高めでした.
 なので最低限の購入ということでこの中から一枚選んだのがこのアルバムでした.
 第四期のアルバムは次の通り、

  MIDNIGHT SUGAR / 山本剛
  ACTIVE VOLCANO / 原信夫
  AIR / 今村祐司
  SUNRISE SUNSET / 福井五十雄
  PHYSICAL STRUCTURE / ジョージ大塚
  BLOW UP / 鈴木勲
  YELLOW CARCASS IN THE BLUE / 笠井紀美子

 笠井紀美子 にしようか考えましたが、結局まだ聴いたことのなかったこのアルバム.


 完全にジャケットやバンドの編成だけで選びました.
 決め手となったのはビブラフォン (ヴァイブ) が入っていたこと.
 何となくこんな感じかなぁと思いながらも、この時期って結構モーダルだったりフリーキーな演奏も TBM に多く残されていたのでひょっとすると危険かなぁ ・・・・・ なんていう期待と不安の入り混じった購入.

 今までのほとんどのアルバムが、過去に聴いたことのあるようなアルバムだったので、まったくわからないアルバム購入というワクワク感を久しぶりに感じちゃいました.




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 昔の写真が全く見つからなかったので、ライナーノーツから.


 リーダーは一応 福井五十雄 になっているものの、グループとしてのサウンドを求めたアルバムということがライナーノーツに書かれていましたが、ボクのこのアルバムを聴いた印象もまったくその通りという印象.
 何となく、ベースのリーダーアルバムという感じがしなかったんです.
 ライナーノーツを読んでみてなるほどでした.


 このアルバムは、スタンダードが一曲、他は 福井五十雄 と 市川秀男 のオリジナルで構成されています.
 これらのオリジナルがとても素敵な曲で、演奏もとてもいい.

 アップテンポの一曲目 "7 th Avenue Sunrise" は、ヴァイブが独特なグルーブ感を出しスピーディに駆け抜けていきます.
 ピアノはちょっとフリーキーな旋律でのソロ.
 3 曲目のベースソロに入る前あたりも、フリーキーな感じ出まくりでボクはこんな感じがちょっと苦手なのですが、スローテンポの後半の数曲などを聴くと、ヴァイブとの相性がとてもいいなぁと思えちゃう.


 2 曲目も同じく軽快な演奏で、ここではギターが加わりベースがチェロに変わりますが、ここでもヴァイブが際立っています.
 まるで 松石和宏 のリーダー・アルバムといってもおかしいとは思わないでしょうね.




Hukui001-2

 5 曲目は 1 曲目と対になる曲.
 1 曲目はボクの印象はどちらかというと明るい日差しの昼間の街ですが、こちらの曲は夕闇せまる街の中を一人で闊歩していくような雰囲気の曲です.



 いいなぁ、こういう演奏.
 これがジャズだよなぁ.
 変に小難しくなくて、軽快で、リリシズムも漂ったりしていて ・・・・・・・・

 このアルバム、期待以上でした.







 さて、金曜日から いつもの講習会 の出張コースで県の南まで.
 今回は違う用事もあったので、そちらの方がメインだったりしました.

 金曜日は本当にきれいな青空が広がり、絶好のドライブ日和.
 遠くの山々はすでに白く雪景色、確実に冬が近づいています.


DSC02213

 おトイレ・タイムで立ち寄った 駒ヶ根 SA から遠くの 南アルプス を.
 目的地が次の IC なので別に寄らなくてもよかったんだけれど、あまりに天気がいいので寄り道.


 ただ、日曜日の 飯田市 は雨 ・・・・・・・ まぁ、いつもの講習会中は外に出ないので天気なんてまったく関係ないのですが (笑)
 帰りも途中まで雨と霧.
 高速道路も途中途中で 50 km/h 規制、慌ててもろくなことないのでゆっくり帰ってきました.




Aozora001

 いつもどおりのらーめんです.

 ホテルから歩いて数分のところにある "蒼空" 飯田店.
 これまたよく行く 伊那市 にも同じお店がありますが、本店は 伊那市 のほうみたいです.

 写真は 味玉つけめん .
 最近コッテリ系がほとんどだったのですが、久しぶりの超さっぱり系でした.
 見た目、麺が少なく見えましたが食べてみると普通の量くらいしっかりありました.
 もう少し濃い目が好みですが、食べ終わった後のスープ割はとても美味しくいただけました.



 行く場所こそ違えども、基本的行動はまったく同じなのであります.

Misty

 今夜は一人でのんびりとしています.
 いつもは家にいる奥様が、野沢温泉にスキーで出かけたのでこれから 3 日間はボク一人.
 一応はお仕事ということですが、どんなものやら ・・・・・・・ 少なくても立ち入り禁止区域に入って遭難するようなことだけは避けて欲しいと願っています (笑) .




main

 まだ二人の娘が小学校の頃は、彼女たちの大会出場に合わせて家族みんなでいろいろなゲレンデをカッ飛んでいましたが、今でもスキーしているのは奥様一人になってしまいました.
 この野沢温泉も、ジュニアの大きな大会があるので幾度となく行ったゲレンデです.

 そんな子供たちも、いつの間にか成人 ・・・・・ 親が何もしなくても、子供はちゃんと育つというのを実感しています (汗) .






 今夜はいつもよりもほんの少しだけボリュームを上げて聴いています.
 録音がとてもいいから、やっぱりちょっと大きめの音のほうがいいですね.






yamamoto003







   " Misty / 山本 剛 " (TMB - 30)





   1.  Misty 
         (E.Garner) ・・・・ 7:16 
   2.  Blues 
         (T.Yamamoto) ・・・・ 7:59
   3.  Yesterdays 
         (J.Kern-O.Harbach) ・・・・ 6:10
   4.  Honey Suckle Rose 
         (T.Waller-A.Razaaf) ・・・・ 6:04
   5.  Smoke Gets in Your Eyes 
         (J.Kern-O.Harbach) ・・・・ 6:03
   6.  I Didn't Know What Time It Was 
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・ 6:25
   7.  Angel Eyes
         (M.Dennis) ・・・・ 4:44





   山本 剛 (p), 福井 五十雄 (b), 小原 哲次郎 (ds)
   Recorded at Aoi Studio, Tokyo, August 7, 1974.







 大好きな二人の日本人ピアニストが、 本田竹廣 と 山本剛 です ・・・・・ 唸らせてくれるのは ホンタケ 、酔わせてくれるのが ヤマちゃん .
 なんて、ボクは思っているのですがみんなはどうなんでしょう.


 ジャケット写真はインターネットでいい写真が無かったので、持っているアルバムをスキャナーで取り込みましたが、ちょっと白けてしまいますね.
 本当はもっときれいな緑なんですがね.


 ボクの持っているアルバムは、 2002 年に XRCD24 でリマスターされたものです.
 もともとのアナログ盤の録音が良かったのと、今聴いているオーディオがあまりにもショボいので、正直この CD がどのくらい素敵な音になっているのかをボクは感じ取ることができませんが、とにかくいい音で鳴っていますよ.
 こんな素敵なアルバムでさえも、今ではなかなか手に入れることが難しくなっているようです.
 以前から幾度となく言っていますが、 日本の Blue Note ・・・・・ Three Blind Mice (TBM) のアルバムは是非みんな再販して欲しいですね.




yamamoto003-2

 アルバム・タイトルは "Misty" ・・・・・・・ エロール・ガーナー が 1954 年に作曲したバラードの名曲です.
 "Misty" の名演とくればこのアルバムを挙げる方も少なくないくらい、このアルバムでの "Misty" は魅力的な演奏です.
 独特の タメ の中で流れでてくるメロディの美しさがとってもいいですね.
 この演奏に関しては、なんにも言うことのないようなとても素敵な演奏なので、まず聴いてみてください.


 2 曲目がオリジナルの他は、ほとんど有名なスタンダードが選曲されています.
 この辺りも人気の所以ではないでしょうか.
 曲でいったら、ボクは最後の "Angel Eyes" が大好き ・・・・・ この演奏が最後に入っているので、最後の最後まで酔わせていただけます.



 スローなバラードばかりでなく、 2 曲目の "Blues" のような演奏が、 山本剛 の真骨頂かもしれません.
 こういった曲も本当にうまく弾くんですよねぇ.
 "Honey Suckle Rose" もゴキゲン.



 なんだかんだ言っても、このアルバムは 山本剛 の代表アルバムに間違いないし、とっても素敵なアルバムに間違いありませんね.
 ルーキーに自信を持ってお勧めできちゃいます ・・・・・・ が、残念ながら Amazon にも HMV にも新品は無いようです.


 まだ聴いたことのない人には、是非とも聴いて欲しいのですが ・・・・・・ .
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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