秒速_5_センチメートル

The Sound of Silence

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 少し前から検討している サイモン & ガーファンクル

 どうしようか、どうしようか ・・・・・
 金額的には 5,000 円もしないんだけれど ・・・・・・



 とうとう Click しちゃいました.




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 そう ・・・・・ 新海誠 !! ・・・・・・ えっ !?


 サイモン & ガーファンクル をいろいろ探していたら、お手頃価格の Blu-ray を発見.
 一時は新品購入も考えていましたが ・・・・
 短編映画と言ってもいいくらいの、微妙な長さの映画ですので、そこに新品で約 5,000 円出すのはボクにとってはかなりツラい.


 それでもこれらの映画は大好きだったし、どうしても DVD じゃなく Blu-ray が欲しかったのでたまにオークション覗いていたりしました.

 特に "言の葉の庭" はね ・・・・・ 最初の、まるで実写を思わせる映像だけでもグッときちゃいます.
 "コスモナウト" は何度でも繰り返し観ても飽きることないし.



 ということで サイモン & ガーファンクル はずっと先までお預けというところです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 でもまぁアルバムくらいは サイモン & ガーファンクル に関係あるものを聴いてみよう.

 このアルバムもオークションで新品が約半額だったものを購入.
 新品がオークションで大量に半額程度で発売されるって、一体どういうことんのかよくわからないけれど、ボクとしてはとても有難いかな.





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  " The Sound of Silence / Carmen McRae "





  1. The Sound of Silence
        (Paul Simon) ・・・・ 3:02
  2. I Got It Bad and That Ain't Good
        (P.F.Webster-D.Ellington) ・・・・ 3:24
  3. MacArthur Park
        (Jimmy Webb) ・・・・ 4:00
  4. Watch What Happens
        (N.Gimbel-M.Legrand) ・・・・ 2:33
  5. Stardust
        (M.Parish-H.Carmichael) ・・・・ 4:04
  6. Don't Go Away
        (Margo Guryan) ・・・・ 2:15
  7. Gloomy Sunday
        (L.Javor-R.Seress-S.M.Lewis) ・・・・ 4:08
  8. I Sold My Heart to the Junkman
        (L.Rene-O.Rene) ・・・・ 3:38
  9. Poor Butterfly
        (J.Golden-J.R.Hubbell) ・・・・ 2:16
  10. My Heart Reminds Me
        (C.Bargoni-Danpa-A.Stillman) ・・・・ 2:27
  11. The Folks Who Live on the Hill
        (J.Kern-O.Hammerstein II) ・・・・ 4:25
  12. Can You Tell
        (Margo Guryan) ・・・・ 2:11
  13. Live For Life ・・・・ 2:48
  14. A Cottage For Sale ・・・・ 3:05






  # 2, 4, 5, 11 :
  Carmen McRae (vo), Jimmy Jones (arr.cond), 
  Vincent DeRosa (fhn), Norman Simmons (el-p.p),
  Francois Vaz (g), Joe Confort (b), John Collins (ds),
  Larry Bunker (perc)
  Recorded at Los Angels, June 26, 1968.


  # 1, 6, 7, 12 :
  Carmen McRae (vo), Shorty Rogers (arr.dir),
  Buddy Childers (tp), Jack Sheldon (tp), Lew McCreary (tb),
  Dick Nash (tb), Jim Horn (sax), Norman Simmons (el-p.p),
  Mike Deasy (g), Tommy Tedesco (g), Francois Vaz (g),
  Max Bennett (b), James Gordon (ds), 
  Emil Radocchia (perc)  and Strings.
  Recorded at Los Angels, June 27, 1968.


  # 3, 8, 9, 10 :
  Carmen McRae (vo), Shorty Rogers (arr.dir),
  Jimmy Zito (tp), Jack Sheldon (tp), Lew McCreary (tb),
  Dick Nash (tb), John Lowe (sax), Norman Simmons (el-p.p),
  Mike Deasy (perc)  and Strings.
  Recorded at Los Angels, June 28, 1968.


  # 13, 14 :
  Carmen McRae (vo), Herbie Mann (fl) and his group.
  Recorded at New York, October 2, 1967.





 1968 年 6 月 26 日から 28 日の三つのセッションから構成されたアルバム.
 オリジナルは 12 曲目までで、最後の 2 曲はボーナス・トラック.
 1967 年に録音されたボーナス・トラックの二曲は、録音もモノラルでバックも全然雰囲気が変わっていますので、なぜにこのアルバムに入れたものなのか.、




McRea004-2

 カーメン・マクレェ については、以前 "Book of Ballads" の中でも書いたので割愛.

 このアルバム聴いていても十分すぎるほど歌のうまさがわかりますが、彼女の場合はやっぱりライブでのうまさじゃないかなぁ.
 "The Great American Songbook" はいつ聴いても最高のライブ・パフォーマンスの一枚.
 5 年前は彼女のアルバムもこれしかなかったんだ ・・・・


 過去の記事見てたら、なんと彼女の名前のスペルが違っていました.
 慌てて他の記事も確認して修正.
 さらに古い生地の写真も大きく修正.


 実は新しい記事を書いた時に過去の記事を文中リンクに貼ったりすることがありますが、その時にその記事の写真も今の大きさに修正しています.
 そんなことしているので、肝心の本文を書くのがものすごく時間かかっております (苦笑)




Carmen Mcrae 004

 アルバムのお話に.

 いきなりのロックビートに乗ってソウルフルに歌い上げる "The Sound of Silence" .
 完璧に R&B の世界ですね.
 エンディングで最後の単語が ・・・・ 最初は聴き違いかとも思いましたが、ライナーノーツの歌詞もその通り.


 そういえば "Book of Ballads" の "Angel Eyes" の最後も "・・・・ Excuse me while I disappear " じゃなく "・・・・ Excuse me " で終わってました.

 彼女らしいシャレなんでしょうか.


 ジャズのスタンダードも入ってはいるものの、どちらかというとポピュラーソング中心の選曲.
 でもまぁ、これはこれでありかな.




Carmen McRae 011

 この人の歌を聴いていると、本当にうまいなぁと思う.
 大好きな クリス・コナー や ジュリー・ロンドン ももちろんうまいけれど、歌のうまさというのを感じるのはなぜか カーメン・マクレェ なんだな.



 ちなみに 5 年前はたった 1 枚しかなかったアルバムですが、今では 7 タイトルになっています.





  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ここに数日、グッと涼しくなりました.
 っていうか、夜なんて寒いくらいです.


 一昨日の夜も、タオルケットをお腹にかけて眠ったんですが、夜中に寒くて目が覚めました.




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● 2018.8.18 13:00 頃 ●

 周りはまだ緑ですが、空はだんだん秋の色に.

 もう少しすれば周りの色も黄金色に変わっていきます.




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● 2018.8.18 18:30 頃 ●

 心なしか、夕焼けも秋っぽくなってきたような感じです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

秒速 5 センチメートル




 最近、写真を撮りにいっていません.
 実は 1 月に今持っているカメラを部下に譲るので、できるだけ撮らないようにしているんです.
 新しいカメラになるまであと半月ほど.


 そして、ブログの記事にしたいジャズ・アルバムはたくさんあるんですが ・・・・・・・・
 最近は映画の話題が続いています.
 今日も映画のお話になってしまいます.




2016.4.29 102

 4 月に撮った写真ですが、今日の映画の場面にもこんな青空と雲が流れる場面が出ていました.
 
 先日書いた通り、お友達から借りた DVD があるうちにこの記事を仕上げてしまおうと思い.
 もう何回観たのかわからないくらい、観てみました ・・・・・・・・・



 どれほどの回数を重ねれば、その映画に近づくことができるんだろうか


 ・・・・・・・ って感じなのです.



 

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 いろいろなことを数字で表すのって、ちょっと好きです.
 本当はいろいろなことを数字で表すことなんてできないんだけれど ・・・・・・

 だから "恋する惑星" のセリフなんかにグッとくる.
 「その時、ふたりの距離は 0.1 ミリ 57 時間後僕は彼女に恋をした ・・・・」 なんて.



 だから最初はこのタイトルに惹かれました.
 そして観てみたら、いろいろなところに現れる数字に惹かれていました.

 「桜の花の落ちるスピード。秒速 5 センチメートル。」
 「時速 5 km なんだって。」
 「でも私たちはきっと 1000 回もメールをやりとをして、たぶん心は 1 センチくらいしか近づけませんでした。」



 これだけでも、もう胸キュンどころのレベルではないな.
 思春期の女子だったら即死と言ったところか ・・・・・・・ いやいや、病んでしまうかもしれない.






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  " 秒速 5 センチメートル "





  監督 : 新海誠
  脚本 : 新海誠
  原作 : 新海誠
  製作総指揮 :
        新海誠
  作画監督・キャラクターデザイン :
        西村貴世
  声の出演 :
        水橋研二 (遠野 貴樹)
        近藤好美 ( 1 話: 篠原 明里)
        尾上綾華 ( 3 話: 篠原 明里)
        花村怜美 (澄田 花苗)
        水野理紗 (水野理紗)
  美術 : 丹治匠 、 馬島亮子
  音楽 : 天門
  主題歌 : "One more time, One more chance" 山崎まさよし
  配給 : コミックス・ウェーブ  
  公開 : 2007 年 3 月 3 日
  上映時間 : 63 分







 もう 10 年も前の映画です.
 いまさらいいオヤジが ・・・・・・・・ って感じもしないでない.

 だからこの映画に関しては、もうネタバレ全然 OK だろうな.




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 三話で構成された映画ですので、ボクはてっきり一話完結のオムニバス形式だとばかり思い込んでいました.

 ボクが借りた DVD は CD やネガフィルムが入った 3 枚組ボックス.
 この記事書きながら本編を再生しては停止 ・・・・・・・・
 バックには CD かけながら、ドップリすぎるくらい映画の世界に浸っております.

 この映画での音楽が透明感のある感じでとてもいい.
 特に 2 曲目の "想い出は遠くの日々" はヤバイ.





 "第一話 桜花抄"


 舞台となるのは 1995 年 3 月.
 ようやく携帯電話が普及し始めた頃だろうか、当然中学生なんて持っていない時代.

 だから手紙というのがものすごく懐かしく思えます.




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 貴樹 の声や話し方が、"北の国から" の 純 ・・・・・・・ 吉岡秀隆 をどうしても連想してしまう.
 いつも下を向いている感じがするんだな.
 完全に 鬱 ぽいなぁ.

 電車の外のように、どよよーーーんとした暗さです.

 これでもか、これでもかと電車が停まる.
 もう勘弁して ・・・・・ 思わず 「電車、動けェ !!」 て叫びそうになっちゃう.




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 "君の名は。" でも感じたんだけれど、とにかく背景などの描写がすごく細かく描かれている.
 車内の描写も細かなキズや光を受ける壁の質感など、これでもかというくらい.
 その反面、この映画での登場人物たちの描写は、全身の描き方も含めかなりデフォルメされています.
 デフォルメされているからこそ、二人の顔がいろいろな顔にオーバーラップしてくるんだろうか.
 
 コミック版での描写はもっとしっかり描き込まれているのにね.


 ちなみに "君の名は。" は Blu-ray 購入後にもう少ししっかり観て、再度記事にしてみようかと思ってます.




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 渡せなかった手紙と渡さなかった手紙.


 本当に暗く、どんよりしていて、観ているほうのイライラも極限状態になりそう.
 それでも観終わった後のやるせなさみたいなのは、なぜかあまりない.

 もちろん爽やかさなど微塵もないんだけれど、変に暗い部分だけを引きずっていくような感じもないんだな.
 人生ってこんなもんだろうな ・・・・・・・・

 忘れかけてた甘酸っぱさだけが残っていく.





 "第二話 コスモナウト"


 1999 年が舞台で、携帯電話も持っている.
 送信ボタン押すだけで簡単に気持ちが伝えられるのに ・・・・・・・・




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 初めて観た時はここに登場する 貴樹 が第一話と同一人物だとは気づかないで観ていて、第三話でようやく気がついた (笑)

 だから再度観た時に、この冒頭の場面が 貴樹 と 明里 だと気がつく.
 貴樹 の視線の先が何かも ・・・・・・・ なるほど.


 だからこそ 花苗 がもう ・・・・・・・・・

 花苗 のやるせない切なさがここでも、これでもかとくるんだな.




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 花苗 ・・・・・・・ もうわかったから、勘弁してくれ.





 "第三話 秒速 5 センチメートル"


 2008 年かな ・・・・・ 1999 年に打ち上げられた衛星エリシュが太陽系から飛び出そうとしている ・・・・


 ここは主題歌が流れ、短いカットが続くところに凝縮される、そこが一番好きだな.
 一つ一つのカットがとても意味を持っている感じなのです.
 そして観る人によっていろいろ解釈できるんじゃないかって.




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 高校生の 明里 が郵便ポストを見るときに横にいる男の子は ・・・・・
 背中を向ける 貴樹 の横の女性は、メガネがあるからきっと ・・・・・

 そして踏切ですれ違うのは、きっと 明里 じゃないんじゃないか ・・・・・

 とても一度観たくらいじゃわからないくらい、たくさんの場面がたくさんの思い出になっている.


 そして ・・・・・・・ 物語の終わり.
 アッと思うような終わり.




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 学生時代の 明里 の手には トルーマン・カポーティ の "草の堅琴" があります.
 
 第一話の図書カード ・・・・・・・・
 通勤電車で 貴樹 は何を読んでいるんだろう
 東京に向かう 明里 は何を読んでいるんだろう
 雪のバス停で 明里 は何を読んでいるんだろう

 ボクはそんなところがすごく気になってしまう ・・・・・・・・・




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 そうしたら同じことを思う人がいて、同じように、とても詳しく調べてありました.
 ものすごく感謝、引用させていただきました.


 通勤電車で 貴樹 は ・・・・・・・ 司馬遼太郎 「空海の風景〈上〉」
 東京に向かう 明里 は ・・・・・・・ 夏目漱石 「こころ」 
 雪のバス停で 明里 は ・・・・・・・ 村上春樹 「納屋を焼く」

 他に サン・テグジュペリ 「夜間飛行」 や 藤原伊織 「ダックスフントのワープ」 など
     ("無印都市のこども" より引用)


 なるほど ・・・・・ 明里 の読んでいる本に、妙に納得.
 さすがに サリンジャー は出てこなかった ・・・・・・ 攻殻 だけで十分かな(笑)




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 結局 貴樹 はいつまでも 明里 のことを引きずっているだけで
 明里 は既に過去の思い出として新しい道を歩いているわけ.

 それはあの雪の夜にわかっていたんじゃないかと ・・・・・・・・



 メイキングの中で 新海監督 がカメラで風景を撮影している場面がたくさん出てきます.
 ボクが "君の名は。" を含め、この映画が好きなのは、切り取られている風景がボクの好きなアングルだからかもしれません.

 画面に出てくる風景や街の景色が、ボクの写真の切り取り方とすごく似ている気がします.
 だから現れる風景にとても安心感があるというのか ・・・・・・・ 




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 コミック版や小説では映画で語られなかった部分が描かれているようです.
 例えば映画の中で突然現れる 水野理紗 も、コミックの中ではかなりしっかり書かれているようです.

 でも ・・・・・・・



 敢えてそういうのを読んだりしないでこの映画だけを観て、この映画のいろいろな隙間を自分なりに解釈して埋めていくのもありかなと思う.

 だから何度観てもいろいろな思いに浸れる.


 そしてもう忘れてしまったあの頃の感傷にもどっぷり浸れるのです ・・・・・・・・


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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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