脳梗塞

Latin In A Satin Mood

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 先週、久しぶりに タワレコ で CD 買ったことを書きましたが


  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・




クールポコ003


 ・・・・・・・ やっちゃいました.


 すでに持っていた CD をまた購入しちゃいました.

 買うのに 1 時間もかけて、悩んで、選んで、この有様です.
 アナログ盤買っていた頃に一度ありましたが、それ以来はなかったので何十年ぶりか.


 ショックだったので職場の女の子にあげちゃいましたが、内容的にモダン・ジャズとはかなりかけ離れている演奏なので、有難迷惑になっているかもしれません.

 まぁこれも大人の修行と思って、頑張って聴いてくだされ (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ちなみに今日のアルバムは、「やっちまった」アルバムではありません.
 去年の 3 月にまとめ買いしたアルバムの中の一枚.






London017






  " Julie London Sings Latin In A Satin Mood "





  1. Frenesi
         (Alberto Dominguez) ・・・・ 2:22
  2. Be Mine Tonight
         (Agustin Lara) ・・・・ 2:32
  3. Yours
         (G.Roig-A.Gamse-J.Sherr) ・・・・ 2:38
  4. Besame Mucho
         (Consuelo Velazquez) ・・・・ 2:07
  5. Adios
         (Enric Madriguera) ・・・・ 2:30
  6. Sway
         (L.Demetrio-P.B.Ruiz) ・・・・ 2:33
  7. Perfidia
         (Alberto Dominguez) ・・・・ 2:28
  8. Come Closer to Me
         (Osvaldo Farres) ・・・・ 1:55
  9. Amor
         (G.Ruiz-R.L.Mendez-S.Skylar) ・・・・ 2:42
  10. Magic Is the Moonlight
         (M.Grever-C.Pasquale) ・・・・ 2:22
  11. You Belong to My Heart
         (Agustin Lara)・・・・ 2:48
  12. Vaya con Dios
         (L.Russell-I.James-B.Pepper) ・・・・ 2:38





  Julie London (vo), Ernie Freeman (arr.cond)
  Recorded at Los Angels, 1962.





 1963 年に リバティ・レーベル からリリースされたアルバムで、このレーベルでは 18 枚目になります.
 Wiki USA を見てみるとジャンルが Traditioanal Pop となっていますが、妙に納得.
 この時期のこういった歌手の場合、あまりキッチリとジャンル分けすること自体が無意味な気もします.

 ジャケットが素敵ですね.





London017-2

 こういったラテン系の曲はほとんど気にもしませんが、このアルバムを聴いていると、「この曲も聴いたことある曲だ・・・・」と思うような曲がたくさん入っています.


 一般的に ラテン音楽 (Latin Music) は、ラテンアメリカ (アメリカ大陸のスペイン語やポルトガル語を主用する国や地域の総称) 発祥の音楽の総称.

 ラテン系と言ってもキューバ・カリブ系、ブラジル系など、それぞれに音楽的特徴があり、ラテン・アメリカ系移民の多いニューヨークやロサンゼルスが、北米におけるラテン音楽の本場でもあるなど、成り立ちや歴史も複雑.

 さらに、ヨーロッパのラテン語圏 (ポルトガル、スペイン、イタリア) を含めた音楽を指すこともあるようです.




Julie London 007

 この写真はいい感じの光だなぁ.

 一曲がとても短く、全体でも40分くらいでしょうか.
 おかげで今日だけでも10回以上は聴いているはずです.

 確かにジャズとは言い難いのですが、聴いているとまんざらでもない.
 十二分にこういうのも有りかな、って思える.

 やっぱり声自体がツボですね.
 あの顔でこの声だもの ・・・・・・・・

 ここに戻れたら、一度でいいから生で聴いてみたい歌手の一人.




Julie London 008


 サテンなムードってどんなだろう.
 手触りが滑らかで、光沢に富んでいて、優雅な雰囲気をもっていて ・・・・・


 なるほど、 ジュリー・ロンドン にピッタリのアルバムタイトルですね.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最近になってビックリするようなニュースが飛び込んできました.

 ボクのブログ友達の 登美ちゃん が、なんと脳梗塞で入院しているって ・・・・・
 ちょうど今月初め、 登美ちゃん のブログ記事を思い出して、下の写真の焼肉定食を食べに行ったばかりです.




2019.2.2 やま別館 焼肉定食
 ● 東御市 やま別館 : 焼肉定食 ●

 ところがその数日後、もっと大きなニュースが飛び込んできました.

 競泳の 池江璃花子 選手の 白血病 です ・・・・・・ これはもう、絶句って感じ.

 なぜに今、なぜに彼女 ・・・・・ って感じです.
 一番輝いている今、どうして ・・・・・

 ボクもこの歳になると、病気は決して他人ごととは思えません.



 二人とも元気になって戻ってきてほしい.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

9・11 と 紀尾井ホール

 昨日は 9・11 ・・・・・




WTC01

 9 年前のあの日、ボクはちょうど 2 週間ほどの研修中で、隣の部屋の方がテロ事件が起きたことを教えに来てくれました.
 テレビに映し出された光景は、どこか映画を見ているような感じで、現実離れした感じだったことを覚えています.

 数年後、実際あの現場で救助活動した EMT とも話したことがありますが、災害現場のことについては多くを話そうとはしませんでした.
 あの事件に携わったすべての人たちが、いろいろな傷を背負ってしまったようです.


 「暴力は、暴力以外なにも生まない」というようなことがよく言われますが、あの事件以降も、結局は "暴力には暴力" というような構図が、アメリカはもちろん、世界至る所で成り立っているようです.
 おまけに、お互いの神経を逆なでするような行動を起こす人もいます.
 思想は自由ですが、そこにモラルはなくなってしまったのでしょうか.
 こんな愚かさも、人間らしさかもしれません.
 いつまでたっても、同じ過ちの繰り返しです ・・・・・ ボクも.





 そんな愚かで弱い人間たちに、レクリエムを.






honda025






  "紀尾井ホール ピアノ・リサイタル"





  1.  Piano Sonata No.14 (Moonlight) 1 Adagio
             (BEETHOVEN) ・・・・・5:43
  2.  シリウス~アフリカの風
             (T.Honda) ・・・・・ 17:28
  3.  Amazing Little Dream
             (T.Honda) ・・・・・ 13:12
  4.  Eu Te Amo
             (T.Honda) ・・・・・ 8:17
  5.  Get Up!!
             (T.Honda) ・・・・・ 10:08
  6.  故郷~父の歌 (宮古高校校歌)
             (S.Okano-K.Honda) ・・・・・ 10:12




  本田 竹広 (p)  
  2005 年 7 月 31 日 紀尾井ホール (大ホール) にて収録






 気がついたら 本田竹広 のリーダー・アルバムが 15 枚になっていました.
 彼のリーダー・アルバムは 25 枚ほどあるのですが、すでに廃盤になっていたりして、オークションなどでの玉数もかなり少なめです.
 当然そういったアルバムは、値段も高く設定されていますが、ボクはコレクターではありませんのであまり高い値段のものは購入しません.
 いつかは、どこかで巡り会うかもしれませんし、会わないかもしれません ・・・・ 無理には追いかけないようにしています.
 そんな 本田竹広 のアルバム中でも、このアルバムだけはまったく異質な輝きを放っています.


 これはジャズかと聞かれれば、間違いなく答えは 「ノー」 です.
 タイトル通り、"ピアノ・リサイタル" です.
 彼の生き様を知らない人にとっては、 「なんだこのアルバム」 で終わってしまうかもしれません.
 これは 本田竹広 の遺作となったアルバムでもあります.




honda025-2

 ボクが今まで聴いたジャズの演奏の中でベスト 5 を挙げろと言われれば、先日書いた "I'll Close My Eyes / Blue Mitchell" と、アルバム "This Is Honda" に入っている "Softly As In A Morning Sunrise" の 2 曲は間違いなく即答です.
 "I'll Close My Eyes" は、いつどこで聴いても元気な気持ちになるから.
 そして 本田竹広 の "Softly As In A Morning Sunrise" は、ボクにジャズの楽しさを初めて教えてくれたからです.


  "This Is Honda" を聴いて、ボクはジャズの世界の扉を開けることができました.
 もしこのアルバムを聴かなかったら、今ジャズを聴いていなかったかもしれません.
 このアルバム聴くまでは、なんとなくわかったような、いいような、そんなよくわからない感じで、ただ聴いていただけでした.
 そんな時に、ジャズ屋のマスターから紹介されたアルバムがこれでした.
 人の人生なんてあとから振り返ると、もしあの時 ・・・・・・ だったら、なんてことがよくあります.
 ボクも、もしこのアルバムに出会わなければ、まったく違う人生だったかもしれません ・・・・ 人生なんてそんなものでしょう、きっと.


 それから 本田竹広 はボクにとってかなり大事な人になりました.
 彼の演奏スタイルが、大好きになりました.
 そして彼の人生の一部を知った時に、このリサイタルの大きな意味を知りました.
 だから、彼の生き様を知らない人にとっては、 「なんだこのアルバム」 で終わってしまうでしょう.
 ライナー・ノーツにも感動的なことが書いてあります.
 このリサイタルのアルバムを聴いていると、そんな本田氏の人生のことや、ボク自身の今までの人生のことなどが、頭の中でぐるぐると回っています.
 ボクはきっと、こんなには頑張れないだろうな ・・・・・.
 涼しくなった秋の夜には、こんなアルバムでも聴きながら感傷に耽るのも悪くありません.



 最後の "仰げば尊し" は、きっと父親に捧げたものでしょうか.


 ボクは結局、父親に感謝の言葉を言えませんでした.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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