誕生日

ゴジラ−1.0/C

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今年も誕生日プレゼントを娘たちから頂きました.
 昨年はカメラバッグですが、今年は写真集.

 いつものように銘柄指定です (笑)



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 " Lisa Fonssagrives-Three Decades of Classic Fashion Photography "

 リサ・フォンサグリーヴス は 1930 年代から活躍したトップ・モデル.
 二度目となる夫は、あの アーヴィング・ペン .
 この写真集は彼女の写真集で、アーヴィング・ペンはもちろん ホルスト や リチャード・アヴェドン といったトップ・カメラマンたちによる作品が入っています.

と結婚して以来、30年にわたりファッション写真家の間で最も人気のあるモデルだったリサ・フォンサグリーヴス。



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 " Portraits and Profiles : Cecil Beaton "

 セシル・ビートン は英国生まれの写真家.
 戦時中は報道写真家として活動し、ロンドン空襲で被災したの女の子のポートレートが LIFE 誌の表紙となり、一躍有名になったようです.
 セレブたちの写真はもちろんですが、英国王室の御用達の写真家でもあります.
 1972 年にはナイトの称号も得ています.



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 " Lisa Fonssagrives-Three Decades of Classic Fashion Photography " はハードカバーで、 " Portraits and Profiles : Cecil Beaton " の倍ほどの価格.
 " Portraits and Profiles : Cecil Beaton " はソフトカバーで、50%オフでしたので、さほど期待してなかったのですが、手にしてみたら内容的にも充実しており、いい意味でビックリでした.

 Lisa Fonssagrives はヌード写真も入っていて、ちょっとびっくり.
 当時のスーパーモデルも脱ぐんだ ・・・・・・・・

 先日お亡くなりになった 篠山紀信 氏の "Santa Fe" みたいです.


 ちなみに 篠山紀信 氏のチーフ・アシスタントだったのが、ボクの師匠でもある 土屋勝義 先生.
 ということは、篠山イズムがほんの少しはボクにも流れてるのかなぁ ・・・・ と勘違いしてみたり.


 故人のご冥福を謹んでお悔やみ申し上げます.



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 何もしてあげれないダメオヤジですが、毎年プレゼントありがとうございます.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて前回に続いて映画の話題.
 12 日公開になったばかりの映画 "ゴジラー1.0/C" 、初日のレイトショー行ってきました.



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 スクリーンは一番大きものではありませんでしたが、 30 人くらいいたかな.


 感想としては、この映画をモノクロというのはとてもいいと思います.

 でも、今回のはカラー版をモノクロにしただけという感じなんです.
 最初からモノクロで撮ったのとは違うんだな、ここの意味がとても大きい.
 これって写真でも同じなんだけれど、最初からモノクロで撮るのと、 RAW 現像などでカラーをモノクロにするのは、ちょっと違うんだなぁ.


 何のためのモノクロなのか、ボクにはちょっと伝わってこなかった.



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 第一印象としてまずはエッジがシャープすぎる.
 上のポスター観てもわかりますが、シャープな表現過ぎる.
 とてもキリッとした表現できますが、これを写真のポートレートなどでやると、肌がガサついてしまう ・・・・・ 過去に苦い経験あります.

 だからせっかくの 浜辺美波 のキレイな顔が、どうもガサついていたり、妙にテカっていたりして良くない.
 Zeiss Planar のように、開放で何とも言えないボケがあるような表現で全然よかったと思います.

 ヒロインの顔がきれいに映らないのはちょっと減点.
 ここだけでもレタッチ加えて柔らかくして欲しかった.



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 レンズがいいのでダイナミックレンジが広すぎる.
 昔の映画は当然レンズ性能も今に比べるべくもないので、ダイナミックレンジももっと狭かったはず.
 それでも映像的にもすごい名作はたくさん生まれています.

 コントラストも強すぎるかな.
 黒を締めすぎている感があって、もっと柔らかく階調を抑えてもいいんじゃないかな.

 そちらの方がオリジナルに近い感じで、絶対よかったんじゃないのかなぁ.



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 今回ここにアップしたモノクロ写真は、ネットで拾ったカラー画像をモノクロにし、映画の雰囲気に近づけるため HDR 加工もしています.
 上の 銀座 の二人の場面が、一番映画の雰囲気に近いかも知れません.


 そういえば周辺光量を落とした感じの場面もありました.
 そこまで意識するんだったら、全体の雰囲気を

 改めて確認しましたが、わだつみ作戦 発動時にやっぱりマーチはかかっていませんでした.
 ゴジラ映画は、テーマ曲とともにこのマーチなんだよねぇ.
 これはものすごく残念.



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 すべてボクの感想であって、実際はきちんとモノクロ用にレタッチさせて、あえてああいう表現にしたのかもしれません.
 でもそうだとしたら、エンディングのタイトルも "ゴジラ−1.0/C" となるはずなんですが "ゴジラ−1.0" のままでしたね (笑)


 映画としては面白かったので二度観になりましたが、最初からモノクロだけでチャレンジするという選択肢もあったように思います.


 上映が終わって映画館を出ていくグループは 「やっぱりモノクロのほうが断然怖いな ・・・・」 なんて話してました.







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CP+ 2023

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 ここ最近のいろいろ.

 ちょっと前から 「孤独のグルメ」 など観ていたせいか、無性に かつ丼 が食べたくて.
 昨日の夜、ちょうど一人飯のタイミングだったので かつ丼 を食べに行ってきました.



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 ● 2015.11 上田市 丸金食堂 ●

 かつ丼と言って思い浮かべるのは上の写真の 「丸金食堂」 .
 とにかくここのカツどん、肉の厚さです.
 本当に肉を食べるという感じですが、ご飯の量はそんなに多くはなかった気がします

 このお店は一度閉店し、その後また営業していますがそれからは行っていないなぁ.


 住んでる東御市内で かつ丼 といえば、多くの人から 「食事処 鹿曲 (かくま)」 と返事が返ってきます.
 このお店は町村合併した 旧北御牧村 地籍にあり、家から行くには 千曲川 を渡らないといけません.
 この 千曲川 を渡るというのがすごく遠く感じてしまうせいか、一度も行ってみたことがなかった.



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 ● 2023.1.21 東御市 食事処 鹿曲 ●

 重い腰を上げて昨夜行ってきました.

 そんなに混んではいませんでしたが、なぜか注文とってからかなり待たされました.
 かつ丼 がやってきた後も何度も 「待たせちゃってすみませんでした」 というようなこと言われたので、もしかして忘れられていたとか ・・・・

 かつ丼 のほうは噂どおり美味しかった.
 でもそれ以上にビックリするのがその量が多いこと、ドンブリを持つ左手にずっしりきます.
 最後の一切れを食べ終えた時には、フゥ〜〜〜〜.
 これ、普通の女子じゃ完食できないだろうと思ってしまう.

 付いてきたみそ汁も美味しかったな、このポイント高いです.



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 このお店は全体的にボリュームがあり、価格もまぁリーズナブル、メニューも豊富なので昼食時はガテン系の方たちも多く混んでいるようです.

 ボクもリピート確定で、次回は かき揚げ丼 に挑戦します.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 一月はボクの誕生月、ちょっと前に娘からお誕生日プレゼントいただきました.


 いつも何がいいとか聞かれるんですが、改めてこれが欲しいと思う物がない.
 プリンタのインクとか消耗品関係はたくさん欲しいものあるけどね、そういうお話ではないですね (笑)


 ということでお財布.




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 Il Bisonte の二つ折り財布です.
 色はネットで確認してボクの希望で 赤茶 に、きっと使っていくうちにいい色になっていきそうです.

 
 注文した日は 一粒万倍日 と 天赦日 が重なった最強の日らしく、この日にお財布を買ったり使い始めるのがいいらしい.
 16 日に手元に届きましたが、 18 日まで待って使い始めました.
 18 日も 一粒万倍日 のだったので、今年の金運は最強のはずです (笑)



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 上の写真の黒いほうが、何年か前に娘から貰った Grips のお財布.
 開かないように止めるベルトがユニークでしたが結構大きくて.
 当時着ていた制服の胸ポケットに入らず、貰ってから軽く文句言いましたがしっかり毎日使用.
 さすがに傷みがわかるようになってきました.

 こちらも本革使用で、触った質感はすごくよかった.
 ただ四隅がカチッとした感じでなく全体的にボヤ〜とゆるい感じで、こういうのは好き嫌いが分かれますね.

 新しいお財布も大事に使わせていただきます.



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 さてようやく CP+ が 4 年ぶりに帰ってきました.

 昨年もオンライン開催とかしていましたが、どうなんだ.
 やっぱりあの人ごみの中で、普段目にすることのないようないろいろなものを観て歩いたり、カメラマンたちのセミナー聴いたりするのがいいのであって ・・・・・・・・



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 一応行くつもりですが、連休ということもあり特に 24 日のホテル予約が厳しかった.
 もちろんそれなりの料金のところだったら予約可能ですが、 100 円でも安いところを探しているボクにとっては、なかなかいい場所がなくて.
 本当に素泊まりなので、そこに一泊 15,000 円とか出すのは無理.

 一応 京浜東北線 沿線の某有名ビジネスホテルを金・土の 2 泊 15,000 円弱でキープ.
 京浜東北線 沿線と言っても 品川 のすぐそば.
 今までは 関内 の 横浜スタジアム すぐ横にある 東横イン に宿泊してましたが、さすがに祝日がらみの連休なので取れませんでした ・・・・・ まぁ金額もかなり高かったので空いていてもパスでしたが.
 このホテルだったら、ホテルから パシフィコ まで送迎バスが出ていたのですごく便利だったんだけど.
 そんなだから、今回はちょっと 横浜 をのんびり歩くといった感じはないかな.



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 その後 キヤノン ブースのセミナーで 土屋勝義 先生が土曜日登壇されるとのアナウンス.
 最近、とんとご無沙汰になっているのでこのセミナーくらいはしっかり聞こうと思ってます.


 CP+ といえば CP+ 2020 、これに合わせて キヤノン 主催で開催予定だった 赤レンガ倉庫 でのポートレート撮影会.
 抽選で 20 名だけ参加できる撮影会で、ボクは見事に抽選に当たっていてすごく楽しみにしていたというのに、 CP+ 自体が中止 ・・・・ 涙

 今になって思うと、あの頃の騒ぎは一体何だったんだろうと思ってしまいますが、時代時代で仕方ないですね.



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 ● 2019.3.2 CP+2019 ●

 CP+ 2023 も事前登録が必要なので、今までのような人数ではないかもしれません.
 企業の出展リストも公開になり、会場レイアウトも公表されていますが、なんとなく以前に比べ参加企業も少ないような気がします.
 セミナーも今現在公表されているものを見ても、かなり減っている気がします.

 空白の 3 年がいろいろ変えていってしまったのでしょうか.



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 ● 2019.3.2 CP+2019 ●

 今まではセミナー中心にかなりガツガツした感じでしたが、今回はのんびり会場を歩くつもりです.
 土屋先生のセミナーを聞くことと、 キヤノン ブースの会員限定企画はせめてクリアしたいかな.

 まぁこういう会場を歩くだけでも、いろいろモチベーションアップにも繋がるので.



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Hush-A-Bye

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 新しい年なので、ちょっとブログ・タイトルの背景写真を変更.
 この写真、以前ブログにもアップしたんだっけ ・・・・ ?




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 ● Abbey な Road ●

 ヤラセではなく、本当に偶然の一枚.
 横断歩道を渡りながら車の途切れた通りを撮ろうとしていたら、ちょうど三人の女性が目の前を横切ってくれました.

 もう一人いれば完璧だったのに (笑)
 ちなみにこの後、有楽町駅前で フジテレビ の街頭インタビューに合い、久しぶりに全国版で流れたそうな ・・・・・ 全国版の放送はこれで二度目だったり.




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 今年初めて届いたアルバム ・・・・ ストリートを撮ったジャケットです.
 以前からちょっと聴いてみたくて探していたんですが、なかなか買うことができなかったアルバム.

 前回に続いて ローランド・ハナ なのです.






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  " Hush-A-Bye / Roland Hanna・中山英二 "





  1. Before Sunrise
       (Eiji Nakayama) ・・・・ 9:34
  2. Return To Ochorios
       (Roland Hanna) ・・・・ 5:30
  3. Hush A Bye
       (S.Fain-J.Seelen) ・・・・ 6:37
  4. La Tango Solitario
       (Eiji Nakayama) ・・・・ 6:32
  5. Like Grains Of Sand
       (Roland Hanna) ・・・・ 7:03
  6. Go Dear Friend
       (Eiji Nakayama) ・・・・ 7:07
  7. Enigma
       (Roland Hanna) ・・・・ 8:10
  8. Let It Never Go
       (Roland Hanna) ・・・・ 4:10





  Roland Hanna (p), 中山英二 (b), 小松誠司 (perc)
  Recorded at BST Studio, Tokyo, June 10, 1996.





 日本で録音されたアルバムですが、ジャケット写真は日本の風景ではありませんね.
 ライナー・ノーツの書かれている 中山英二 氏の文を読むと、このアルバムが録音された 1996 年 5 月から 6 月にかけて、 ローランド・ハナ とのデュオによるツアーが行われ、そのツアー終了後に録音されたようです.

 このアルバムの数日前には "Memoir" というアルバムも録音されています.





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 ボクは 中山英二 のベース、結構好きです.
 これまでに持っていたアルバムが "北の大地""My Present Song""Aya's Samba" の三枚.
 他のアルバムを探していた時に今日のアルバムを知りましたが、その時は在庫なしのため購入できず.
 年末に何げなく Amazon で見つけてようやく購入.

 そんな 中山英二 が ローランド・ハナ と 10 年以上の交流があり、日本で何度も一緒にツアーしていたというのをこのアルバムのライナーノーツで知りました.


 ボクは "Hush-a-bye" が大好きなので、好きなミュージシャンがこの曲を演奏していると、どんな演奏なのかどうしても聴きたくなります.
 中でも一押しの演奏が "Hush-A-Bye / 森山威男" で、この時の記事の時に曲についても少し書いておきました.




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 アルバムは、タイトル曲を除いた 7 曲が ローランド・ハナ と 中山英二 のオリジナル曲.
 三曲だけパーカッションが入っているものの、基本的には同時期のツアー同様のデュオ演奏.

 ブラームスの子守歌 のイントロから始まるのが、アルバム・タイトルの "Hush-A-Bye" .
 ベースが曲のテーマ部を演奏し、ピアノ・ソロに続くんだけれど、このピアノの出だしがものすごくいい.
 ジョン・コルトレーン はソロの最初の部分だけでも聴く者をガツーーーンとやってしまいますが、 ローランド・ハナ もそんな力技ではないけれど聴く者のハートを捕らえてしまう感じだな.


 中山英二 氏はほかのアルバムでもスパニッシュ色漂う曲などを書いていますが、このアルバムの "La Tango Solitario" のメロディもキレイです.
 ローランド・ハナ のピアノがものすごくマッチしていて、最初の部分のピアノはゾクゾクしてしまう.




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 ローランド・ハナ には "Sir" の称号が付いています.
 1960 年代、彼は世界各地で アフリカ の青少年たちのため教育資金集めのコンサート活動を行い、その功績が認められて リベリア 大統領から "Sir" の称号を授与されたようです.



 そうそう、彼の日本での演奏 ・・・・・・ 20 年近く前 Overseas での ライブ記事 もとてもいいですよ.


 しばらくは Sir Roland Hanna を追いかけてみようと思ってます.




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 年末、久しぶりに観た "ローマの休日" がとてもよかったので、 "麗しのサブリナ" を正月に観てみました.
 オードリー・ヘプバーン にとっては、実質二作目の主演作です.




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 やっぱり彼女の魅力がいっぱいの映画でした.
 当時のファッションに大きな影響を与えたというショートカット (ヘップバーンカット) や、サブリナパンツ.
 あの当時はこういう女優さんが与える影響力って、今に比べるとはるかに大きかったのかもしれません.

 でも、映画でのお相手役が "あの" ボギー .
 公開当時、弟役の ウィリアム・ホールデン が 38歳、 ハンフリー・ボガート に至ってはなんと 55 歳 !!

 かなりこの年齢の部分がボクが思い描いている御曹司のイメージと違って ・・・・ 観ていてとても違和感あったなぁ.




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 ● Casablanca ●

 それでこの映画から、 ハンフリー・ボガート の代表作 "カサブランカ" も翌日観てみた.
 イングリッド・バーグマン がヤバすぎるくらいキレイですねぇ.
 オードリー・ヘプバーン とは全然違った魅力です.

 でもこの映画では ボギー がとにかく一番.
 セリフが半端なくカッコいい ・・・ まぁ今観るとかなりコテコテ感が漂っていますが.
 「君の瞳に乾杯」なんてセリフを三回も言ってます、今じゃぁこんなこと言えないよなぁ.


 "Where were you last night?" (ゆうべ どこに?)
 "That's so long ago. I don't remember. (そんな昔のことは覚えていない)


 今の時代こんなこと言ったら、間違いなく 認知症 を疑われるでしょう (笑)



 そういえば今日はボクの誕生日 ・・・・・ いくつになったのか、

  「そんなどうでもいいことは覚えてない」




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Jazz for Relaxation

 今日は何回目かのボクの誕生日.
 と言っても、還暦という言葉が近づいていく誕生日なので、取り立ててうれしいとか、特別な日という感じは全くなし.
 ちょっと違うと言えば、 Facebook の友人たちからメッセージをいただいたことくらいでしょうか.


 最近は誕生日を迎えるたびに、この先どうやっていろいろなことの幕引きをしていこうか ・・・・・・・・
 なんて考えるようになっています.
 とはいえ、考えるだけでまったく幕引きどころか毎年同じような行動しちゃっているんですがね (汗)


 いつごろ買ったのかよく覚えていませんが、間違いなくジャケ買いのはず.
 Relaxation というアルバム・タイトルがピッタリかどうかは微妙ですが、肩の力が抜けた軽快な作品です.
 そう言えば、最近こういった軽いアルバムがほとんどです ・・・・・・・







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  " Jazz for Relaxation / Marty Paich "




  1. Dool's Blues ・・・・・ 3:40
        (M.Paich)
  2. Jump for Me ・・・・・ 3:00
        (C.Basie)
  3. There'll Never Be Another You
        (A.Jacobs-P.Tinturin) ・・・・・ 3:00
  4. The Lamp Is Low ・・・・・ 2:50
        (P.DeRose-M.Parish-M.Ravel-B.Shefter)
  5. What's New ? ・・・・・ 2:14
        (J.Burke-B.Haggart)
  6. Theme from Lighthouse ・・・・・ 1:04
        (M.Paich)
  7. Lullaby of the Leaves ・・・・・ 3:15
        (B.Petkere-J.Young)
  8. I'll Remember April ・・・・・ 3:47
        (G.DePaul-P.Johnston-P.Johnston-D.Raye)





  Larry Bunker (vib: # 2, 3, 5), Howard Roberts (g: # 7, 8),
  Marty Paich (p), Joe Mondragon (b), Frank Capp (ds)
  Recorded at Radio Recorders, Hillywood, CA, 1956.






 レーベルの Tampa というのは、ウエスト・コースト・ジャズのアルバムとして知っていました.
 このアルバム Tampa 23 という番号で海外のリストなどを見ても Tampa のラインナップになっていますが、ボクの CD の裏面には V.S.O.P. #27 との表記もあり気になります.
 V.S.O.P. というのは Very Special Old Phonography の略で、西海岸のレコード会社でした.
 それで V.S.O.P. #27 をさらに調べてみると、アルバム・タイトルは "Hot Piano" になっています.
 アルバムの発売は 1985 年でした.

 Tampa のリストを調べてみると、 1958 年に "Jazz for Relaxation" 名で発売されていました.
 配給権の関係でしょうかね、ややっこしい.

 同じように両方に名前を連ねているアルバムも何枚かあります ・・・・・・・・ "Marty Paich Quartet featuring Art Pepper" といったような.
 どちらのラインナップも、同じようなメンバーで占められていました.




 ジャケットで紹介されているメンバーは三人だけですが、曲によってカルテットによる演奏.
 この名前がきちんと掲載されていないのも、訳ありなんでしょうね. 
 録音の詳細なデータも載っていません.






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 Marty Paich は昔も数枚アナログ盤を持っていたものの、好んで聴いてはいませんでした.
 最近、と言っても数年前に "踊り子 ( "The Broadway Bit" ) " と "お風呂 ( "I Get A Boot Out Of You" ) " という 2 枚の有名アルバムを購入し、 それから結構好印象に.
 このアルバムはその後確か買ったと思うんだけれどよく覚えてません.

 数か月前に、誰かのブログか HP でこのアルバムのジャケットを見つけ、「そう言えば ・・・・・・」 と引っ張り出した感じです.


 演奏はとても軽快.
 ただ、一曲ごとの演奏が超短い.
 アルバム全体でも、 LP の片面くらいしかありません.
 軽快で小気味いい演奏だけに、もう少し ・・・・・・ なのです.

 有名なスタンダード曲と彼のオリジナルを合わせて 8 曲構成.
 いずれも軽快な演奏です.
 それだけに曲の短さが気になってしまうんですよねぇ.

 やっぱり "踊り子" や "お風呂" にはちょっとかなわないかな ・・・・・・・
 でも "踊り子" や "お風呂" を持っている方は、合い間にちょっと聴くにはとても素敵なアルバムではないでしょうか.



 Marty Paich に関しては 以前 簡単に書きましたので割愛です.

 



 そういえばその時の内容に キリ番 のことが書いてありました.
 ちょうど 60000 アクセスと ・・・・・・・・
 今のアクセス・カウンターは 140000 弱 .
 1 年ちょっとで 80000 ほどのアクセスがあったことになります.

 これには本当にビックリ.
 5 年くらい前は、まったくアクセスがなかったというのに.




 今年のお正月も、家でダラダラして終了.
 映画はかなり観ちゃいました.

 そんな映画の中で面白かったのが "RUSH"



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 アメリカでも昨年 9 月に公開されたばかり、日本では今年の 2 月公開予定でしたっけ.
 監督がボクの大好きな ロン・ハワード.

 1976 年の F1 をメインにしたヒューマン・ドラマです.
 予告編などを観るとレースがメインのようにも思いますが、 ジェームス・ハント と ニキ・ラウダ という対照的な二人のヒューマン・ドラマ.
 もちろんレースの映像もすごくよくできています.

 クライマックスが雨の 富士スピードウェイ というのもいいです.



 これを観たのは某動画投稿サイト.
 日本公開前にも関わらず動画投稿サイトでアップされるということは、違法になるのでしょうね.
 ただそういった画像を視聴するのは違法にはならないはずです ・・・・・・ ダウンロードはアウト.

 日本で現在公開中の "ゼロ・グラビティ" もアップされていました.

 こういった動画投稿サイトの存在自体も、いろいろ裁判等になっているようです.
 まぁこの辺りはあまり深く突っ込まないことにします.


 いい映画だったら、絶対みんな映画館へ行くはずですから.
 動画投稿サイトの "ゼロ・グラビティ" も観ましたが、映画館で観た映像とは全然違ってまったく感動なし.


 やっぱり映画は映画館だよねぇ.
 "RUSH" も映画館だと大迫力だと思います ・・・・・・・ あまりフォローになっていないか (失笑)

Jackie's Bag

 菊池凛子(女優)、 古畑任三郎(刑事)、 シャーロック・ホームズ(探偵)、
 ジャンヌダルク(聖人)、 リチャード2世(英国王)、 ・・・・・ そして、ボク

 これらに共通しているのは ・・・・・・・




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 昨日、 1 月 6 日が誕生日だったということです.


 まぁ、誕生日だからと言ってお祝いするような年でもありませんが、なんとなくこの 1 年間無事に過ごせてこれたかな〜という思いはありますね.
 写真のように、いつもと同じ風景を、いつもと同じように眺めることができる.
 これが一番ですよね、刺激はだんだん不必要にもなってきています.
 ただ、一年があっという間に過ぎていってしまいます ・・・・ もう少し生活も落ち着かないといけないのかな〜.







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  "Jackie's Bag / Jackie McLean"





  1. Quadrangle
  2. Blues Inn
  3. Fidel
  4. Appointment In Ghana
  5. A Ballad For Doll
  6. Isle Of Java
  7. Street Singer(bonus-tk)
  8. Melonae's Dance(bonus-tk)
  9. Medina(bonus-tk)




  #1-3: Recorded January 18, 1959.
  Donald Byrd(tp), Jackie McLean(as), Sonny Clark(p),
  Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

  #4-9: Recorded September 1, 1960.
  Blue Mitchell(tp), Jackie McLean(as), Tina Brooks(ts),
  Kenny Drew(p), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)







 このアルバムって Jackie McLean の Blue Note での初リーダー・アルバムですよね ・・・・・・ ちょっと表現が正しくないか.
 正確には、 Blue Note における初リーダー・セッションでした.
 というのは、このアルバムが発売される前に、
   BLP 4013 New Soil
   BLP 4024 Swing, Swang, Swingin'
が発売されていたからです.
 でも録音は、本アルバムが古く、初めてのリーダー・セッションという訳. 

 本来だったらこのアルバムが最初に出るはずなのですがどうして後になったのかはボクにはわかりません.
 このアルバムの A 面と呼ばれる最初の 3 曲が、 Jackie McLean の初リーダー・セッションになり、このアルバムに収められなかった演奏が 2 曲あるのですが、それらには曲名も付いておらず、現在でも陽の目を見ていないようです.
 となると、アルバム用に一応 5 曲吹き込んではみたものの、内容的にいま一つだったのかと勘ぐってしまいます.





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 以前にも少し書きましたが、この謎は、このアルバムの次にリリースされた
  BLP 4052  Back To The Tracks / Tina Brooks
にも関係があります.
 なぜか "Back To The Tracks" には、本アルバムのボーナス・トラック "Street Singer" が収められています・・・まぁ、これについては 1960 年 10 月 20 日に録音された "David the King" の出来があまりにも悪かったため、 9 月 1 日の演奏で、本 "Jackie's Bag" に収められなかったものを 1 曲入れたというようですが.
 だから、 "Back To The Tracks" のジャケットには Jackie McLean の名前が印字されていないのもつじつまが合います.

 本来ならば、1959 年 1 月 28 日に演奏された 5 曲で 1 枚、
 1960 年 9 月 1 日のセッションで演奏された 6 曲 (このアルバムの 4 曲目から 9 曲目) で 1 枚 ・・・ 実はこれがアルバムになっているんですよね、 "GXF 3067 Street Singer / Jackie McLean & Tina Brooks" . 
 そして、1960 年 10 月 20 日 Jackie McLeanを除いたメンバーでの、5曲で "Back To The Tracks" と、 3 枚を作れば非常にわかりやすかったんだろうけどね.
 そうはいかないのが、演奏の良し悪しといったところでしょうか.
 まぁ、そういった部分をあれこれ考えながら聴くのも、こういったアルバムの良さかもしれません.




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 さて肝心の演奏ですが、このアルバムは 3 曲目までと、残りの 6 曲を別に考えた方がいいかもしれません.
 まず 3 曲目までですが、"Cool Struttin' / Sonny Clark(BLP 1588)" のトランペットが Art Farmer から Donald Byrd に変更になっているだけです.
 ですから、ファンキーっぽい演奏なのです ・・・・・ が、どうもボクはあまりこの 3 曲の演奏がいいとは思わないんです.
 どうしても残りの演奏に集中してしまいます.
 その最大の理由は、 Tina Brooks でしょう.

 ボクは Tine Brooks 大好きなので、彼の数少ない演奏が聴けるだけでニヤッとしてしまいます.
 そうなると、どうしても後半 ・・・・ ボーナス・トラックを入れた 6 曲になってしまう訳です.
 まぁ、誰か特定の人を好きになって、そこから徐々に聴く範囲を広げていくという聴き方も全然ありで、ルーキーにはジャズの範囲を広げていきやすい方法じゃないかと思います.


 で、Blue Mitchell, Tina Brooks, Jackie McLean の三つのホーン・アンサンブルが結構いいんですよね.
 ただ、ピアノがどうでしょう.
 前半の 3 曲では、あの Sonny Clark ですが、どうもいま一つな感じです.
 残りの演奏は、 Kenny Drew なのですが、このホーンに合っていないような印象を、ボクは受けます.
 このピアノがもう少しマッチングすれば、このアルバムの評価ももっと高いんじゃないのかなんて思ってみたり ・・・・・ よくわからないくせに、偉そうなことを書いてしまいました.


 ネガティブなことを書いていますが、Jackie McLean のちょっとくすんだ音色は好きです.
 Blue Note での彼のリーダー・アルバムも 8 枚持っています.
 ただ、ここでは Tina に視線がいってしまうだけのことです ・・・・
 "Street Singer" 大好きですから.





 ようやく冬らしい、厳しい寒さがやってきました.
 写真のように、雪は遠くの山だけですが、寒さは真冬ですね.
 放射冷却現象で、きれいな景色が連日広がっています.
 そろそろ、山に写真でも撮りに行こうかな ・・・・・


 Jackie's Bag でも担いで.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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