豪雨

New Faces, New Sounds

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 木曜日は午後から豪雨で、ボクの住んでいる地域でも多くの水害が発生しました.
 幸いにも人的なものはありませんでしたが、久しぶりに降ったなぁって感じです.



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 今日も午前中から曇ったり、雨が落ちたり、かと思うと写真のように青空がのぞいたり ・・・・・・

 今 14:00 頃ですがまた暗くなって雨も落ち始めてきました.

 明日の日曜日も、天気は今一つみたいです.
 夏が終わって、台風がやってきた感じですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 Blue Note の古いアルバムを聴いてみますか.
 このアルバム、久しぶりに聴いてみたので 「あっ、こんな演奏だったんだ ・・・・・・」 でした.




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  " New Faces, New Sounds / Kenny Drew " 





  1. Yesterdays
          (O.Harbach-J.Kern) ・・・・・ 5:19
  2. Stella by Starlight
          (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 2:27
  3. Gloria
          (Kenny Drew) ・・・・・ 3:32
  4. Be My Love
          (N.Brodzsky-S.Cahn) ・・・・・ 2:42
  5. Lover, Come Back to Me
          (O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・・ 3:31
  6. Everything Happens to Me
          (T.Adair-M.Dennis) ・・・・・ 4:40
  7. It Might as Well Be Spring
          (O.Hammerstein II-R.Rodgers) ・・・・・ 2:47
  8. Drew's Blues
          (Kenny Drew) ・・・・・ 2:25





  Kenny Drew (p), Curly Russell (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, April 16, 1953.





 Blue Note の 5000 番シリーズの一枚.
 この 5000 番台は 10 インチサイズのモノラル LP 盤でした.



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 このアルバムもそうですが、この年から ニュージャージー州 ハッケンサック (Hackensack) にあった Rudy Van Gelder のリビングを改造したスタジオを使っての録音が行われるようになりました.
 このスタジオでは 1959 年 7 月 1 日まで録音が行われ、多くの名演奏がアルバムに収められました.

 その後さらに完成度の高いスタジオが イングルウッド・クリフス (Englewood Cliffs) にでき、最初のセッションが 1959 年 7 月 20 日に録音されました.

 この最後と最初の両セッションは アイク・ケベック の録音セッション.
 ちなみに イングルウッド・クリフス までミュージシャンの送迎をしていたのも アイク・ケベック というのは有名なお話ですね.




RVG studio0002
  (RVG Studio, Hackensack)

 アルバム・タイトル通り、このアルバムは ケニー・ドリュー 名義のデビューアルバムになります.
 Blue Note はこの "New Faces, New Sounds" というコピーで、多くの新人たちの録音を行っています.


 5018: Horace Silver Trio - New Faces, New Sounds
 5020: Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds
 5021: Lou Donaldson / Horace Silver a.o. - New Faces, New Sounds
 5023: Kenny Drew Trio - New Faces, New Sounds
 5025: Wynton Kelly Trio - New Faces, New Sounds
 5029: Elmo Hope Trio - New Faces, New Sounds
 5030: Lou Donaldson / Clifford Brown a.o. - New Faces, New Sounds
 5031: Wade Legge Trio - New Faces, New Sounds
 5036: Urbie Green Septet - New Faces, New Sounds
 5043: Frank Foster Quintet - New Faces, New Sounds
 5044: Elmo Hope Quintet - New Faces, New Sounds, Vol. 2
 5053: Julius Watkins Sextet - New Faces, New Sounds
 5054: Gil Melle Quartet - New Faces, New Sounds, Volume 3
 5056: Jutta Hipp Quintet - New Faces, New Sounds from Germany


 ほとんどはその後もアルバムを残し、ボクにもなじみの深い人たちですが、中には全然聞いたことのない名前もあったりします.
 このあたりは アルフレッド・ライオン が気に入ればとりあえず録音って感じなのでしょうね.
 これがあったから Blue Note の今の評価があるという感じです.





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 ケニー・ドリュー はその後も Blue Note をはじめいろいろなアルバムに演奏を残しますが、 アメリカ ではなかなか高い評価を得られませんでした.

 1961 年に パリ に渡り 1964 年から デンマーク の コペンハーゲン に活動の拠点を移し活動しています.
 ニールス・ペデルセン とは多くの秀逸なアルバムを残しています.

 彼の場合どちらかというとヨーロッパでの演奏に人気があるようで、ボクのイメージも "Dark Beauty" などの SteepleChase 時代を思い浮かべてしまいます.
 ヨーロピアン・リリシズム とでもいうのか、独特なリリシズムで演奏を行いますが、今日のアルバムではまだまだパップ・ピアニストといった演奏を聴かせてくれます.


 今回久しぶりに聴いたら、とても軽快な歌心溢れる小作品集という感じでした.
 


  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 雨降りの休日、何となくテレビを点けると オリンピック .
 ついつい観てしまいますねぇ ・・・・・・・ 感動しちゃいますねぇ.

 日本を応援するのはもちろんですが、日本人の出ていない競技でも感動しちゃいます.

 やっぱり一生懸命やっている姿は美しいなぁ.



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 これはビックリでした.

 まさかこの種目で銀メダルとは ・・・・・・・ あの アメリカ に勝ったんですから.

 今回のオリンピックでも何十年ぶりのメダルとか言われるものが多いのですが、まさか短距離でメダルとは.
 こういうのを びっくりぽん っていうのでしょうか (笑)


 為末 氏が記事に書いていましたが、ボクも成績の悪かった日本選手の謝罪が嫌い.
 なんで謝る必要があるのか意味不明です.

 最近どうもほんの一部のヘイトな発言ばかりが変にクローズアップされ、逆に大多数の意見が見て見ぬふり的な感じがいろいろなところであるように思います.
 この謝罪というのも、一部の批判に対しての謝罪なのでしょうか.

 一生懸命やっている姿は TV などでも十分すぎるほど伝わっています.
 その結果がどうであれ胸張っていいんじゃないのかなぁ.


Genevieve Lacaze
  Genevieve Lacaze

 キレイな人が頑張っている姿は感動です ・・・・・・・ ボソッ



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Stormy Weather

 昨夜 ・・・・・ というよりも今日の未明 (午前 2 時頃かな) 、突然 ドッカーーーン というすごい音で目が覚めました.
 一体何事、と思ったら雷の音.
 その後も数回、大きな音が鳴り響いていました.


 そして今日も、午後 3 時頃から空が真っ暗になって雷と豪雨.
 こんな天気が続くと、とても山に登ろうなんて思わなくなってしまいます.

 そう言えば、南の海では台風 3 号が発生したようで、今後日本への影響も考えられるようなことを、ニュースでいっていました.



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 雨上がりの風景です.
 田植えがすんだばかりの水田が、鏡のように光っています.





 今日の午後の、嵐のような豪雨.
 

 じゃあ、語呂合わせでこんな曲を聴いてみましょう ・・・・・・ まさしく Stormy Weather . 
 でも演奏は激しさがなく、どこかのんびりした演奏で、曲名と合っていないだろうって突っ込みたくなります(笑).








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  " Curtis Fuller with Red Garland / Curtis Fuller "




  1. Seeing Red (S.Kyner) ・・・・ 7:00
  2. Stormy Weather (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・ 7:17
  3. Cashmere (C.Fuller) ・・・・ 6:45
  4. Slenderella (S.Kyner) ・・・・ 7:43
  5. Moonlight Becomes You (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 7:35
  6. Roc & Troll (T.Charles) ・・・・ 7:42




  Curtis Fuller (tb), Sonny Red (as), Red Garland (p),
  Paul Chambers (b), Louis Hayes (ds)


  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 14, 1957.






 Curtis Fuller が Prestige で最初に行ったレコーディングが、このアルバムの 3 日前 "New Trombone" のレコーディング.
 そのアルバムのジャケット ・・・・・ このアルバムのジャケットは結構好きなんですよね、駅のホームで一人立っている写真なのですが、いかにもこれからニューヨークで一旗揚げるという、希望と不安のようなものが現れていて ・・・・・・ で、そのジャケットに、 Red Kyner という耳慣れない名前が書いてあります.

 ???? 誰だ、これって ・・・・・・・

 でよくよく調べてみると、 Sonny Red Kyner ・・・・・ Sonny Red のことでした.
 
 

 実は今日、久しぶりに "Curtis Fuller with Red Garland" を聴いていて、すぐに思ったのが 「このちょっと聴きなれないアルトは誰だ ? 」 だったんですよ.
 何か聴いたことのあるような感じだけれど、ちょっと変わったアルト.
 それで調べてみたら Sonny Red が出てきて、前のアルバムも調べたら上記のことが ・・・・・・ .

 
 さらにこのアルバムの中の曲 2 曲に Kyner のクレジットがあるので、ひょっとするとこの2曲は Sonny Red の曲か ・・・・・・・ これについての詳細は不明です.

 Sonny Red は Blue Note に "Out of the Blue (BLP 4032)" としてリーダー・アルバムを残しています.




fuller003

 Curtis Fuller は 1934 年 12 月 15 日 ミシガン州 デトロイト 出身のトロンボーン奏者.
 デトロイト出身のジャズミュージシャンってかなり有名な人がゴロゴロいます.
 どこかで、このデトロイト出身ミュージシャンのことが書いてありましたが、どこに書いてあったのか忘れてしまいました.
 いろいろなミュージシャンが、いろいろな部分で繋がっていたりして面白い内容だったように記憶してるんだけれど ・・・・・.


 彼の名前で真っ先に出てくるアルバムは "Blues-ette" .
 ジャズの中にあって、どちらかというとちょっとマイナーなトロンボーンという楽器を使い、これほどまでに独特な雰囲気を持ったアルバムが仕上がっていることが人気なのかもしれません.
 こちらの "Blues-ette" はどちらかというとちょっと洗練された都会のジャズという雰囲気がありますが、今日のアルバム "Curtis Fuller with Red Garland" は、まだまだ洗練されていないという感じを受けてしまいます.


 でも、のどかで心安らぐような演奏です.
 Sonny Red も最初のうちは、音などにちょっとばかり違和感がありましたが、幾度と聴いていくうちに悪くないなぁって感じになってきました.

 アルバム・タイトルの Red Garland と Paul Chambers は、当時 Miles Davis グループの一員として有名でしたので、 デトロイト からやってきたばかりのトロンボーン奏者にしてみれば格が違うという感じだったのでしょうかね.
 ちなみに Curtis Fuller と Paul Chambers は デトロイト 時代からの友人だったようです.


 Curtis Fuller 初期の一枚です.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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