高柳昌行

Sadao Watanabe

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近 ・・・・・・ というか、以前からの継続的作業ですが、昔のブログ記事にジャケットの裏写真を貼り付けています.
 記事の本文は変更したくないのですが、昔に比べるとアクセス数も増えたので、もう少しスタイリッシュになればと.

 貼り付けながら、ついつい記事も呼んでしまうのでかなり時間のかかる作業になってしまいます.
 そんな記事を読んでみると、アルバムデータは載せているのに、ほとんどアルバムのことを書いていない記事がたくさん.

 記事の長さもすごく短かったりして ・・・・・・ まぁ長ければいいというものではありませんが.
 結構幼さを感じていたりします.




 さて今年も一週間を切ってしまいました.
 この一年間も振り返るとあっという間という感じが否めません.


 クリスマスも大イベントが起こることもなく静かにスルーしていきました.



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 23 日の朝、何気なく NHK で再放送された "ドイツ・ロマンチック街道! ドイツで最も美しいクリスマスマーケットがひらかれるアウクスブルク" という番組を観ました.

 なにか日本のクリスマスとは違うなぁ.
 日本のクリスマスも決して否定はしないけれど ・・・・・・
 本来はこういうのがクリスマスてtいうんじゃないか、なんてちょっと思ってしまいました.


 この時期いろいろなところで見ることのできる LED イルミネーションもあまり好きじゃないし.

 まぁクリスマスというイベントにまったくときめくことのないオヤジの独り言なんですが.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ここ数回、映画の話題ばかりでしたので久しぶりにジャズ・アルバムを取り上げます.
 曲名の意味がよくわかりませんが、すべて ナベサダ 氏のオリジナル曲.

 


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  " Sadao Watanabe / 渡辺貞夫 "





  1. Sasa ・・・・・ 1:43

  2. Mtoto ・・・・・ 6:58

  3. Poromoko la Maji ・・・・・ 7:41

  4. Kijiji ・・・・・ 3:05

  5. Barabara ・・・・・ 9:53

  6. Mombasa ・・・・・ 3:10

  7. Upepo ・・・・・ 1:51

  8. Umeme ・・・・・ 6:02





  渡辺貞夫 (as.ss.fl.perc), 福村博 (tb.perc), 高柳昌行 (g),
  板橋文夫 (p.el-p.perc), 古野光昭 (b), 倉田在秀 (ds)
  Recorded at イイノホール、 Tokyo, February 24, 1972.





 多くの黒人ジャズ・ミュージシャンたちが、一時期彼らのルーツともいえる アフリカ の音楽をテーマに演奏していた時期があります.
 このアルバムはとてもアフリカ色の強いアルバム.
 1972 年の "ジャズ・ディスク大賞" の 日本ジャズ賞 を受賞しています.




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 このアルバムも全体的にモーダルな演奏.

 ナベサダ 氏の演奏ですが、ボクはチャーリー・パーカーを彷彿させるようなバップ的な演奏よりも、このアルバムのようなちょっとモーダルな演奏のほうが最近は好きになっています.

 特に 4 曲目 "Kijiji" のような演奏がいい.
 数年前まではまったくこういった演奏に興味を示さなかったんだけれど.


 そういえばこのアルバムには 高柳昌行 が入っています.
 彼の演奏は TBM にも何枚かのアルバムを残したので、それらは全部持っています.
 が、かなりフリーキーな演奏なのでほとんど聴く機会はありません.


 かなり守備範囲が広がったとは言うものの、さすがにフリー・ジャズはちょっとねぇ.
 このアルバムのような演奏くらいまでかな.



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 なかなかいい写真が見つかりません.
 最近の写真は結構あるのですが、 70 年代の写真でいい感じのものが本当に少ない.

 BRAVAS の CM 写真になると、それでも少しは多くなるのですが ・・・・・・

 ナベサダ 氏のような超メジャー・ミュージシャンですらこんな状態なので、他の国内ミュージシャンの写真に至ってはもう ・・・・・・・
 このあたりもジャズのマイナーさを物語っているなぁ.


 まぁボクの知っているシリアスなジャズ・ファンたちはこういったマイナーさに惹かれている部分もあったりします.
 ナベサダ 氏ということではありませんが、ミュージシャンが俗に言うヒット・アルバムを出し変に有名になったりすると

 「コマーシャリズムに走った ・・・・ 」
 「あれももう終わった ・・・・・・ 」

 なんていう訳の分からない感じの評価をしたりしていました (笑)



 ナベサダ 氏のスゴイところは、こんなにマイナーなジャズをある意味でメジャーにした功績じゃないでしょうか.
 たしかに 1980 年頃のフュージョンを演奏していた頃はシリアスな演奏とは言えないかもしれませんが、そんな分類すること自体大きな意味を持っていないような気がします.


 逆にそんなところばかり拘る自称 シリアスなジャズ・ファン なんていうのがどうなんだろう ・・・・・

 そんなシリアスなジャズ・ファンに育てられたボクが言うのもちょっと変ですがね (笑)



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 82 歳の現役ミュージシャン.
 顔を見るとさすがに年齢を隠せませんが、いまだにバリバリの演奏しているんだからすごい.

 おまけにとてもカッコいい.
 ボクもこういう年の取り方をしたいと思う今日この頃でした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 それにしても今日も暖かないいお天気.
 雲は少しあるものの、きれいな青空が広がっています.



F07A1487
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/640sec f/11 EV-0.3 ISO-100)

 天気予報では明日から大荒れで、このあたりも雪の予想だったはずですが ・・・・・

 
 暖かい冬は結構なのですが ・・・・・・・・・ おかしな冬は勘弁してほしい.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

銀巴里セッション

 週末は 5 カ月ぶりの講習会
 前回参加した講習会は 2 月の飯田 ・・・・・ この時も大雪になりましたが、その翌週にはさらに物凄い大雪.
 そしてボクは怪我をして入院 ・・・・・・・・ でした.


 講習会自体はボクがいなくてもまったく問題ないので、 3 月の入院中もみんなにお任せでした.
 最近は講習会に行っても直接受講者に指導することはまったくないので、全体を見渡しながらのんびりなのです.
 講習もいろいろ仕事関係の連絡が入り ・・・・・・・ こういう時に限って、いろいろ起きるんですよね、いつも (笑)

 直接ボクには関係なかったからよかったものの、場合によっては途中でお仕事に行かなければいけないこともしばしば.

 まぁ、ボクが抜けてもまったく大勢に影響なしなのです.




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 金曜日の午前中は休めなかったので、午後から休みをいただき、こんな青空の中を車を走らせ県内を南下です.
 キレイな青空 ・・・・・・ まるで夏のような暑さです.


 心配の腰ですが、車の運転はまったく問題なし.
 さすが レカロ といった感じで、運転中はまったく痛みや疲労感はありません.

 ただ朝起きた時の背中の張りというか、筋肉痛というか、かなり辛いものがあります.
 これが何とかなればいいんだけれどねぇ ・・・・・・・
  



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 金曜日の夕方、ホテルの窓から観た景色.
 とてもきれいな夕焼けでした ・・・・・・・ 室内から撮影したので、若干窓の汚れが薄黒く写っちゃいました.





 さて今夜も TBM なのです.
 昔アナログ盤で持っていたものの、当時は演奏があまり好きでなかったのでほとんど聴くことなく処分.
 今回の再販でも、最初は購入するつもりなかったんだけれど.

 ちなみに昔このアルバムを買った訳は、確か スイング・ジャーナル・ゴールド・ディスク だったからだと思います.
 まだジャズを聴き始めた頃だったので、自分の好みもよくわからなかったから ・・・・・







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  " 銀巴里セッション / 高柳昌行 & 新世紀音楽研究所 "




  1. Greenleaves (Traditional) ・・・・ 17:38
        高柳昌行 (g), 金井英人 (b), 稲葉国光 (b),
        富樫雅彦 (ds)
  2. Nardis (M.Davis) ・・・・ 10:52
        菊池雅章 (p), 金井英人 (b), 富樫雅彦 (ds)
  3. If I Were A Bell (F.Loesser) ・・・・ 12:24
       日野皓正 (tp), 中牟礼貞則 (g), 稲葉国光 (b),
       山崎弘 (ds)
  4. Obstruction (H.Kanai) ・・・・ 11:32
       山下洋輔 (p), 宇山恭平 (g), 金井英人 (b),
       富樫雅彦 (ds)




  Recorded at "銀巴里" , Ginza, Tokyo,June 26, 1963.





 歴史的価値のあるアルバムには違いないでしょう.
 この演奏は 東京 銀座 の 「銀巴里」 で開催された "新世紀音楽研究所" 第 7 回ジャズセミナー を、 岡崎市 在住の 内田修 氏がソニー製ポータブルテープレコーダーで録音し、 1972 年に "幻の銀巴里セッション" として TBM がレコード化したものです.



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 ドクター・ジャズ こと、 内田修 氏です.
 ジャズと医師という組み合わせは 小川隆夫 をはじめ結構ありますが、なんといっても有名なのは 内田 氏でしょう.

 内田 氏については、ボクなんかがわかったふりして書くのは失礼ですので、興味のある方は名前で検索してもらうと、面白いお話しがたくさん見つけられるでしょう.





 歴史的名盤ですが、ルーキーにとって聴き易いかはまったく別の問題.
 特に 4 曲目の "Obstruction" は、スローバラードのようなギターのイントロから、不安げなピアノの音色が重なり、リリカルなピアノ・ソロへと ・・・・・・・・
 そして徐々に高揚して狂気を孕んだリリシズムへと昇華していきます.

 ときおり 金井英人 の眼が鋭く輝きを放っています.
 何とも言えないくらいの緊張感が漂っていますね ・・・・・・・ まるでカッター・ナイフの刃を触っているような.





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 それでも昔聴いた感じとは全然違っています.

 日野皓正 の演奏もこんなによかったっけ.
 全然いい感じで聴けてしまいますなぁ.

 菊池雅章 のピアノもほとんど聴きませんが、 "Nardis" での演奏は聴き応えありです.


 このアルバムを聴いていると、 "Q / 金井英人" を聴いてみたくなり、さらには "フリー・フォーム組曲 / 高柳昌行" なんかも ・・・・・・・・・
 今まで苦手だったものが、無性に聴いてみたくなったりします (笑)



 時代はちょうど高度成長転換期 ・・・・・・・
 日本のジャズも大きく変わろうとしていたある夜のセッションです.







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 昨夜はいつもと同じインストラクター 3 人で "飲み無し" お食事会.
 最近、ボクの好みが肉から魚に変わってきていますので、地元インストが魚の美味しいお店を探してくれました.

 写真撮り忘れましたが カジキの煮付け が超うま !! ・・・・・・ 特に煮汁が絶品.
 間違いなく、日本酒や白いご飯が欲しくなります.
 やっぱり日本人はこういったお魚だなぁ.


 お刺身も タカノハ鯛 なんかがあったりして、海のない信州なのですが美味しい海の幸を堪能.


 〆は写真の じゃこめし と あさりの味噌汁 .
 奥にあるのは 野沢菜の炒め物 、これも信州人にとっては定番なのです.
 あさりは超プリプリで、これでもかというくらいたくさん入っていました.


 5 年近く一緒に活動している仲間なので、まったく気取ったところも無し.
 こういった場で、みんなリフレッシュしています.


 さてまた新しい一週間、今週もバタバタしている間に終わりそうですな(笑)

Spanish Flower

 台風と梅雨の影響で各地で被害が出ていますね.
 長野県内でも土砂災害でお一人が亡くなってしまいました.


 今夜から明日にかけて最接近の見込みですが、これ以上の被害がないことを祈るばかりです.



 さて、台風が通りすぎたら明日からちょっと講習会のため南下するため、今日のうちにブログ更新するとします.
 このアルバムも買おうかどうしようかと、かなり悩んだ末の購入.
 結局今回の TBM シリーズ 69 枚のうち、持っていない物はすべて購入することを決意しました.



 このアルバム、台風のようなエネルギッシュな演奏です.







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  " Spanish Flower / Tee & Company "




  1. A Tree Frog
           (M.Imada) ・・・・・ 14:15
  2. Spanish Flower
           (M.Imada) ・・・・・ 18:50





  森剣治 (fl.ss), 植松孝夫 (ts), 高柳昌行 (g), 今田勝 (p),
  金井英人 (b), 井野信義 (cello.b), 村上寛 (ds)、今村祐司 (perc)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, November 13 & 14, 1977.







 このメンバーの中で、ボクが目にした演奏者は 金井英人 と 井野信義 .
 それぞれ自身のグループでの演奏を、昔行っていたジャズ屋で聴きました.

 演奏自体はすべて忘れてしまいましたが、覚えているのが 金井英人 のオーラ.
 とても気安く話しかけることのできないようなオーラを全身からプンプン.
 おまけに演奏がかなりモーダルな演奏だったので、その後結構苦手になったりしてました ・・・・・ まぁいつもの食わず嫌い的な要素もあったんですが (笑)


 逆に 井野信義 は同じように寡黙なんだけれどどこかホンワカしていて、誠実さが漂っている感じ.
 演奏もとてもストレートな演奏だったことだけは憶えています.



 
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 さてこのアルバムの Tee & Company ですが、実は今までかなり苦手だったのです.
 TBM には Tee & Company 名で合計 3 枚のアルバムがあります.
   TBM-5004 Sonet
   TBM-5006 Dragon Garden
   TBM-5008 Spanish Flower


 実は "Sonet" と "Dragon Garden" はすでに持っていました.
 そしてその 2 枚のアルバムには、今回の "Spanish Flower" の演奏も入っていたんですね.
 TBM のアルバムの CD 化ではこういったことが他にもあり、 "The In Clowd / 山本剛" もそんなアルバムの一枚でした.
 お金に余裕があれば "Sonet" と "Dragon Garden" も買い直したいところではありますが、さすがにボクの懐具合では ・・・・・・・・・ とりあえず今回のアルバムのみ頑張って購入.


 前に買ってあった "Sonet" がねぇ ・・・・・ もう厳しかった ・・・・・・
 だから本当にこのアルバム考えちゃったのです.


 ぶっちゃけ、このアルバム ・・・・・・ というか、 Tee & Company のアルバムはルーキーの皆様にはちょっとお勧めできないかな.
 かなりモーダルでフリーキーな演奏なので、そういった演奏でも楽しめる人でないと、かなり修業的なアルバムになってしまいそうです.

 このあたりの演奏が、ある意味では TBM らしいと言えばらしのです.






Tee&Company001

 これが Tee & Company というビッグ・コンボのメンバーたち.
 左から 4 人目は、 TBM 生みの親 藤井武 さんですね.
 この藤井さんが企画して誕生させたのがこのビッグ・コンボ ・・・・・ Tee & Company の Tee は、藤井さんのニックネームでもあります.

 メンバーはこの当時 TBM ・・・・・ というか、これからの日本のジャズを背負って立つような人たちばかり.
 ただ、いろいろなコンセプトが込められていたり、新しいことにチャレンジしようとしたものが演奏になっているので、おおよそ万人向けとは言い難いかな.



 新たにこのアルバムを購入して聴いてみたら、以前ほどの違和感はなくなっていました.
 特にアナログ盤でいうところの B 面にあたるアルバム・タイトル曲 "Spanish Flower" なんて、結構気持ちのいい演奏だったりもします.

 まぁボクも、いつの間にか エレクトリック・マイルス なんかも平気で聴けるようになったのですからかなり成長したということでしょうかね (笑)



 万人向けではないと書きましたが "Spanish Flower" くらいだったら、たぶんみんな聴けるかな ・・・・・・









 先日から紹介している TBM のアルバムですが、仕掛け人は Disk Union の 塙耕記 さん.
 先日 Facebook でお友達になったりしております.


 Disk Union というと、ボクとの繋がりは Roger Dean.




roger-dean-321122

 ずっと前にこのリトグラフを購入したのが Disk Union .

 でも、それ以来 CD などはまったく購入していなかったのですが ・・・・・・


 最近になり TBM から 塙さん に繋がったりして、せっかくだから最終の 第10期 だけは Disk Union のボックスを購入しようと思い数日前に予約を入れておきました.

 このシリーズの全アルバムを 6 ページほどのカタログに Disk Union が製作し、明日からお店に置いておくようです.
 残念ながらボクはそれだけのために 東京 に行くこともできないので、諦めていたのですが ・・・・・・・・


 ちょっとしたことから自宅に送っていただけることになりました.


 いろいろな意味で TBM はこういったことが多いのです.
 だから多少無理してでも買おうと思っちゃうんですねぇ.




 なんだかんだ理由をつけて買っていると言えなくもないのですが (笑)
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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