1969

1969年の問題作

 どうもパソコンの調子が悪いです.
 本体ではなく、どうもバッテリーの調子がいま三つくらいで、バッテリーだけでは立ち上がらなくなりました.
 おまけに、バッテリーを装着していると、AC 電源つながっていても立ち上がりません.
 仕方ないので、バッテリーを外しての作業です.
 とりあえずバッテリーはメーカーに見てもらいますが、単純にバッテリーの問題だけだといいんですが.


 明日から "いつもの講習会 出張コース" で、東京入り.
 パソコン持参で行く予定だったのですが、こういう時に限って調子悪くて ・・・・ まぁ、なんとか騙しだまし使ってみましょう.


 そんな問題を抱えながら、明日からの講習会の資料整理などを ・・・・・・・・・
 ・・・・・・ なんと、 BGM には大嫌いなアルバムを聴いています.
 大嫌いなのにどうしてあるのかというと、Box セットに入っていたからという、超単純な理由です.
 まぁ、大嫌いと言っても 食わず嫌い と言ったほうが正しいのかもしれませんが.

 そのアルバムは、かの有名な問題作




Davis133






   "Bitches Brew / Miles Davis"





  Disk 1:
    1. Pharaoh’s Dance
    2. Bitches Brew


  Disk 2:
    1. Spanish Key
    2. John McLaughlin
    3. Miles Runs The Voodoo Down
    4. Sanctuary
    5. Feio (bonus-tk)





  Disk 1: #2 , Disk 2: #2,#4 (Recorded August 19, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Lenny White(ds), Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)
  *Disk 2: #2 omit Harvey Brooks
  *Disk 2: #4 omit Bennie Maupin, Harvey Brooks, Lenny White


  Disk 2: #3 (Recorded August 20, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)


  Disk 1: #1 , Disk 2: #1 (Recorded August 21, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Larry Young(el-p), Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b),
  Jack Dejohnette(ds), Lenny White(ds), Don Alias(perc),
  Jimmy Riley(perc)


  Disk 2: #5 (Recorded January 28, 1970.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Billy Cobham(ds), Jack Dejohnette(ds),
  Airto Moreira(perc)






 録音データ書いただけでも、こんなになってしまいました.
 あの Miles Davis が 1969 年に録音した、"超" 問題作です.
 賛否両論、喧々諤々 ・・・・・・



Davis133-2

 当時 (それ以降も) のジャズ喫茶では、このアルバムをかけない店が結構ありました.
 ボクがジャズ屋に通っていたのは、このアルバムが発売されて何年も経っていましたが、やっぱりこのアルバムは営業中聴くことはできませんでした.
 これに似たアルバムは、結構あります ・・・ "Ascension / John Coltrane" 、 "The Ornette Coleman Trio At The Golden Circle Stockholm" などなど.
 特にフリーキーな演奏や、ロック・テイスト溢れるようなものは、その当時なかなか聴くことはできませんでしたね.
 このあたりが、シリアスな・ジャズ喫茶といったところです.


 このアルバムは、誰もが認める "歴史的な一枚" です ・・・・・ が、万人に受け入れられるかというとそうでもありません.
 上にも書いたように、このアルバムがジャズ界に与えた影響は計りしれません.
 よく、「こんなのはジャズじゃない !」という意見をいろいろな人が言っています.
 「ジャズじゃない!」 というよりも、ジャズとかロックというジャンルから飛び出した音楽とでも言うのが正解じゃないでしょうか.
 どこかに当てはめようとするから、逆に収まりきらなくなってしまうのではないでしょうか.


 実は今夜何年振りかで、ずっと通して流してみました.
 驚いたことに、全然違和感なく流せちゃいました.
 講習会の資料整理や、このブログ書きながら聴いていたのですが、昔聴いた時のような拒絶反応がまったくありません.
 こんな自分自身の変化が一番驚いてしまいました、成長したものです(笑).



Miles Davis0036

 ボクの持っている CD は、"Complete Columbia Album Collection" のものです.
 この "Bitches Brew" も最近では "Bitches Brew-40th Anniversary Collector's Edition (+2lp)" なんてものも発売されましたが、未発表テイクを追加したりと、いろいろなヴァージョンが発売になっているようです.
 ボクの CD も、1 曲ボーナス・トラックが含まれています.


 さて、メンバーを見るとわかるように、蒼々たるメンバーが顔を並べています.
 後のフュージョン界を背負っていくメンバーたちです.
 Miles のすごいところは、こういったまだ駆け出しのミュージシャンたちをうまく使って、そういったメンバーが次の世代を背負っていくようなミュージシャンになっていることじゃないでしょうか.
 先見の明がある、という感じです ・・・・ まぁ、音楽的な才能を見抜く、鋭い目があったんでしょうね.


 ルーキー向けではないでしょう.
 でも、後の "Weather Report" の Joe Zawinul や Wayne Shorter がいたり、 "Return To Forever" の Chick Corea がいたり ・・・・ そんな有名ミュージシャンたちが、 1969 年に Miles とこんなことをしてたんだ、という楽しみ方もあります.


 以前は完全否定だけのアルバムでしたが、今聴いてみると普通の音楽です.
 あまり杓子定規に枠に入れる必要もありません.
 とりあえず音を楽しみましょう、リズムに身を任せましょう.


 随分、大人になりました.

Woodstock 3 Days of Peace & Music





 3 月 31 日です ・・・・・ 定年退職する方たちにとっては最後の日でもあります. 
 一日バタバタして終わってしまいました.
 いつもの O 氏のブログに、いろいろ懐かしい名前が出ていたのでそれにちなんでいるわけでもありませんが、買ったきりまだ見ていなかった Blu-ray のお話です.



 短いインタビュー、
 そして "Long Time Gone / C.S.&N." から映画は始まります.




woodstock-poster




  "Woodstock 3 Days of Peace and Music"



 これを流しながらブログ更新です.

 このアナログ盤持っていました.
 映画も見に行きました ・・・・・・ リバイバルでしたが.
 DVD も買いました.
 そして ・・・・・ Blu-ray まで買ってしまいました !


 リアルタイムにその時代にいた訳ではありませんが、ここでの音楽が好きです.
 非常に多国籍的な匂いがプンプンする、ごちゃまぜ的な感じを受けるフェスティバルです.
 このフェスティバルに関しての逸話はいろいろなところにたっぷり書かれているので、ボクなんかのブログでいまさら紹介するまでもありません.


 ただこの映画は見るたびにいろいろな感動に近いものを与えてくれます.
 Blu-ray 盤は "40th Anniversary Edition" で、約 179 分の未収録ライブを初めて収録してあるようです.
 さすがに Anniversary Box までは買いませんでしたが.




woodstock 1003

 Richie Havens :
  フェスティバルのトップ・バッターで、あまりにも有名.
  "Freedom" いいですよ.

 Canned Heat :
  こてこての Blues してます・ ・・・・ Blues Brothers でも歌われてます.

 Joan Baez :
  反戦歌手とか言われた時代ですね、ダンナが徴兵拒否で刑務所に ・・・・
  なんて話しています 

 The Who :
  ある意味で、このフェスティバルの目玉だったんでしょうか.
  映画 "Tommy" でも使われた曲、他にも結構歌っています.

 Sha Na Na :
  ちょっと場違いな雰囲気がプンプンしてます.
  まぁ、ロック・フェスティバルではないので、いいかっ.

 Joe Cocker :
  若すぎます、でも歌っているスタイルはヤバすぎます.
  "With A Little Help From My Friends" なんと、Beatles です.

 Country Joe & The Fish :
 Arlo Guthrie :




woodstock 1004

 そして ・・・・・


 "Hey, man, I just gotta say that you people have gotta be the strogest bunch of people I ever saw."
 "Three days,  man, three days! We just love you. We just love you. Tell them who we are."
 "They'll know if you just sing. Hello! Test. 49, 65. Hike!"


 Crosby, Stills & Nash :
  やっぱりここが一番好きかな.
  この映画の一つのクライマックスでもあります.
  Santana , Jimi Hendrix も大好きではありますが.
  初めて映像で見たときは、感動しちゃいました.
  ある意味で、この Woodstock の象徴かもしれませんね.




woodstock 1002


 Ten Years After :
  この演奏もいいです、このギターも当時は結構有名でした.
  ピース・マークがいいです.

 Santana :
  もう何も言うことないくらい、大好きです、この演奏.
  Michael Shrieve ・・・・・・ このドラムは圧巻です.
  この時期の、パーカッションを前面に出していた Santana は大好きです.

 Sly & The Family Stone :
  少し前に小川氏が絶賛していた Sly です.
  Rock あり、 Blues あり、 Folk あり、 Soul あり

 Janis Joplin :
 Jimi Hendrix :
  このあたりはもうなんにも書く必要ないですね.
  歴史的な演奏です・・・・でもほとんどの人は帰ってしまっていますね.
  得てして歴史的な演奏というのは、こんな感じで生まれるんでしょう.




woodstock 1008

 そしてこの Blu-ray 盤には未収録演奏が収められているのですが、本編のことを書くだけで疲れてしまいましたので、今日はこのあたりで終了です.


 Creedence Clearwater Revival の演奏についても書きたかったのですが、機会があれば ・・・・・・


 一言、"Teen Angel / Sha Na Na" は本編に収録されなくてよかった.
 なんだこれっ!って感じです・・・・ボクには.


 ちなみに Woodstock Festival はいろいろな問題があったにも拘らず歴史的な音楽イベントとして、いい意味での記憶に残っています.
 同じ年に行われた The Rolling Stones のオルタモント・フリー・コンサートとは好対照です.   



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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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