40mm

NOKTON meeting

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 29 日の土曜日は すみれ屋 で shige 君と二人で Zeiss ミーティング.
 先日購入した Voigtlander NOKTON のお披露目でした.
 すみれ屋 さんは何度も利用してるので、ボクが席に着いたらお水が三杯出てきましたが、今回も Y 口君は家庭の都合で欠席でした.


 なんと、この日の朝は薄っすらと雪が積もってるじゃないですか.
 前日は 20 ℃ を超える暑さでしたが、一転しての雪降りって.

 スキー場撮影は金曜日に行ってきたので、土曜日はお休み予定.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/320秒 ISO-100 : すみれ屋 ●

 さっそく EOS R8 に装着した NOKTON をイジイジ.
 同じマウントだったら自分のカメラに装着して、いろいろ設定変えたりして違いが分かるんですが、残念ながら彼は SONY の E マウント.

 Zeiss レンズはお父様の資産もあったりでいろいろ手にしたことのある shige 君ですが、さすがに Voigtlander は初めだそうです.


 そんな shige 君の撮った写真が下の二枚.



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 ● F1.2 1/640秒 ISO-100 ●
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 ● F1.2 1/640秒 ISO-100 ●

 ボクはポートレートの時も、ボケとかそんなに拘ってはいませんが、ボケるんだったら自然なボケがいいですね.

 NOKTON の開放ボケは深度が浅いこともありちょっと強すぎる気もしないでもないですが、まぁこれは絞ればいいだけだから.
 Zeiss のレンズには周辺がちょっとコッテリぎみに滲むようなボケがあるものがありますが、 NOKTON は周辺も自然なボケ感できれいな感じがします.


 やっぱりちょっとアンダー目に撮りたくなるレンズです.



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 ● F1.2 1/640秒 ISO-100 ●
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 ● F1.2 1/1250秒 ISO-100 ●

 そんな shige 君ですが、いよいよ α7C ll の購入を本気で考え始めたようで次回は彼の新機種を触らせてもらえるかも.


 カメラ本体とともに、検討しているのが望遠レンズ.

 溺愛する孫の音楽会や運動会撮影のために、どうも望遠レンズ購入が早急な課題のようなのです.
 標準や広角系のレンズはかなり持っているものの、望遠ズームの明るいレンズはないので.


 CP+2025 で SONY の "もろんのん" さんのセミナーを聞いて、 70-200mm の中望遠ズームにかなり心が傾いてるみたいです.
 沼の住民にとっては、「心が傾く = 間違いなく購入する」という方程式が当てはまるのであとは何を買うかでしょうね.



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 ● F1.2 1/640秒 ISO-100 : shige 君の α6600 + Zeiss Touit 1.8/32 ●

 この 70-200mm という望遠域はポートレートやスポーツ系など幅広く使うことができるので人気の焦点距離レンズ.
 各社明るいレンズをラインナップに並べています.
 特に F2.8 通しのズームレンズで、広角 16-35mm 、標準 24-70mm、望遠70-200mm の三本については、「大三元レンズ」とも呼ばれ、カメラに興味のある方たちのほとんどが購入したり、購入したいと憧れるレンズなのです.


 ちなみにボクは、 70-200mm こそ F2.8 ですが、広角ズームは F4.0 、標準域に至っては単焦点レンズだけですので「大三元」はテンパってもいません.
 広角ズームの F2.8 については価格の高さはもちろんですが、大きさや重さのこともあり、ボクのスタイルには合わないので F4 にしました.
 標準ズームは以前 EF 24-70mm F2.8L ll USM を購入しましたが、思ったよりも出番が少なかったため短期間の使用で友人に売ってしまいました.
 それ以降、標準域は単焦点レンズだけです.



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 ● ll 型 ⇒ l 型 ⇒ G 型 : THE MAP TIMES から引用 ●

 現在 SONY のラインナップの中で shige 君のターゲットになっているのが下の 3 タイプ.
   FE 70-200mm F2.8 GM OSS II ( ll 型)
   FE 70-200mm F2.8GM OSS ( l 型)
   FE 70-200mm F4 Macro G OSS II ( G 型)


 使用カメラは α6600 で今後 α7C ll のフルサイズ機購入予定.
 使い方によっては α6600 (APS-C) がエクステンダーの役割にもなって約 300mm 相当になるので、思い切って ll 型購入がいいんじゃないかと、ボクは彼に推してます.

 まず最新の ll 型は満足感が違うと思う、ここ大事だよなぁ.
 後であの時無理しても買えばよかった、と思うのは本当によくあることです.
 所有欲は完全に満たしてくれるはずです.
 メーカーの最上位機種使うのは無言のマウントとってるみたいなものだから、いつもドヤ顔の shige 君にはピッタリ.
 特に 70-200mm なんかは、それこそメーカーの威信をかけて出してるものだから、やっぱり ll 型でしょう.

 と言いつつも、ボクは流石に新機種の Z にはいけないんですが (笑)


 SONY の ll 型は軽量化もされているので、 α6600 や α7C ll といったカメラだったらバランスもよさそうです.


 肝心の写りの違いですが、残念ながら SONY 使いではないので全くわかりません.
 でもさすがに ll 型を名乗る以上は、性能面でも同等以上は当然でしょう.



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 ● ll 型 ⇒ l 型 ⇒ G 型 : THE MAP TIMES から引用 ●

 G Master ではない F4 のレンズは価格的にはかなり購入しやすいのですが、撮影目的の一つが室内の音楽会なので、明るいレンズでシャッタースピード稼げるほうが絶対にいいような気がします.
 屋外で絞り気味にしか使わないというんだったら F4 でもいいかもしれませんが、ここは F2.8 に拘るところだろう.


 奥様に「孫の写真キレイに撮るには絶対これじゃなくちゃダメ」って泣き入れれば、間違いなく半分くらいは出してくれるんじゃないかな.
 写真としての良し悪しは別としても、きれいに撮れるという部分では絶対間違いないはずです.

 奥さんは写真やカメラに絶対詳しくないので、こういった時こそ孫を出汁に使うべきでしょう.
 娘にも「孫のために頑張って ll 型買った」って言えば、株も上がります.


 ちなみにボクはカメラやレンズ購入で嫁に泣きついたことは一度もありません・・・・キッパリ !



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.4 1/500秒 ISO-100 ●

 shige 君も CP+ に行っていなかったら、 ll 型が候補になることすらなかったかもしれません.
 そういう意味では、ああいったイベントの力は大きいですね.

 かく言うボクも、 2016 年の CP+ 行ってなかったら、ポートレートも撮ることなかっただろうし、ここまで写真やカメラにハマっていなかったかもしれません.



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 ● F1.2 1/640秒 ISO-100 ●

 今回はほとんど開放で撮ってありますが、使い勝手の良さだと F2.0 あたりだと思います.

 マップカメラ は You Tube でも Voigtlander のレンズレビューをしていますが、このレビューアーの紹介している感覚などが、本当にボクが受けた感覚と一緒で、すごく マップカメラ の株がボクの中で上がってます.

 まだまだ撮影量は少ないですが、間違いなく撮影していて楽しいレンズです.



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NOKTON でお散歩

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 めっきり春らしくなりました.
 火曜日のスキー場は暑いくらいで、雪もべちゃっとした感じで滑らない.

 もう 3 月も一週間で終わり、あっという間に一年の 1/4 が終わります.



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 ● 2025. 3. 25. 湯の丸スキー場 ●

 この時期は 4 月の人事異動の内示も発表され、バタバタする時期です.
 ボクの職場も、 4 月から新しく来る方たちの研修が始まったりしています.
 ボクは 4 月からも同じ場所で、同じ日数だけ働くことになっていますが、流石にそろそろ完全リタイヤでもいいんだけどなぁ.



 まぁそんな話は置いておいて、新しいレンズのお話し.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/2500秒 ISO-100 ●

 23 日の日曜日、天気も良かったのでちょっと近所にお散歩
 新しいレンズだけ持って撮影に行ってきました.

 場所はいつもの 海野宿 です.
 前日の土曜日まで「ひな祭り」イベントが開催されていましたが、この日は地元の方たちが片付け作業.
 本当は観光客の多い日曜日まで開催していればいいように思いますが、平日だと片付けをする人たちが休めないこともあるんだろうか.
 これだけのことをするのはかなり地元の方にとっても負担になりますが、継続させているのはすごいです.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/8000秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F2.8 1/200秒 ISO-100 ●

 さて NOKTON ですが、まず大きさが EOS R8 にピッタリという感じで、とてもしっくりきます.
 普段スキー場では EOS R1 に RF 70-200mm F2.8L の組み合わせが多いので、それに比べると「軽さこそ正義」と思えてしまう.
 この EOS R8 + 40mm の大きさや軽さが街スナップにはちょうどいい.

 EOS R1 でも撮ってみたいとは思いますが、ボクの中でちょっとコンセプトが違う感じがするので、やっぱり一回り小さな EOS R8 で持ち歩くほうがいいかな.

 ピントリングが少し手前のため、まだ間違えて 絞りリング を回してしまうことがありますがこれは慣れるしかないですね.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/640秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F8.0 1/15秒 ISO-100 ●

 購入する前に気になっていた絞り操作.
 いざ使ってみると全然問題なし.
 逆にこの操作している間に、いろいろ考えさせてくれるから「撮ってるなぁ」って感じに浸れます.


 デクリックについては、ボクはカチカチという手応えがあるほうがいいので、そこの操作をすることはこれからもないだろう.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/16000秒 ISO-100 ●
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 ● 上の写真を等倍拡大 ●

 ピント合わせはすべてフォーカスガイドを使っています.
 そのために EOS RP から R8 に更新したんですから.

 ピーキング よりもこちらのほうが好きですが、ピントの深度幅はどうしてもあるので、開放で撮ったものを、家で等倍に引き延ばしてピント確認するとかなり甘いというか、ミスト系のフィルターをかけたような感じになってます.

 ただ、これはポートレートの場合にピント確認する癖がついているだけのことで、街スナップでここまで確認する必要ない.
 街スナップは、ピントの甘さよりも構図や面白さでしょう.

 Zeiss Planar もそうですがこの手のレンズはそこまで求める必要もないので、これが味として考えるべきでしょう.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/2000秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F2.8 1/640秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F5.6 1/200秒 ISO-100 ●
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 ● 一枚目の写真を等倍拡大 ● 

 みんな大好き「玉ボケ」
 たまたま微小光源を見つけたので撮ってみました.

 ピントは時計の針の中心部.

 開放だと周辺の玉ボケがレモン型で、中心に向かって円形になります.
 時計の針にはパープルフリンジも出ています.
 これも開放で撮る場合、このレンズの特性でしょう.
 こういうところも Zeiss にちょっと似ている気がします.


 玉ボケですが、 F2.8 に絞るとだいぶ丸くなっていますが、よく見ると十角形ですね.
 ボクはこれも味の一つだと思っているので全然許容範囲.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/800秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F4.0 1/100秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/1250秒 ISO-100 ●

 モノクロームも少し撮ってみました.
 ピクチャースタイル は最初から入っている モノクロ モードです.
 そのためどちらかというとコントラスト控えめな感じがします.
 これはこれでちょっとオールドレンズっぽさがありますが、ユーザー設定でもう少しメリハリ付けてもいいかな.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/8000秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F2.0 1/8000秒 ISO-100 ●

 開放のピントが結構難しい ・・・・・ というか、これがこのレンズの持ち味なんだろうな.
 Zeiss Planar もそうだけど、開放だとフィルターをかけたような独特な雰囲気になる.
 だから一見ピントがぼけているようにも思いますが、上の写真もきっとピントが合っているはずです.

 一段絞っただけでかなりキリっとした画像になって、二段も絞れば今風のキレのある画になります.
 そこに萌えてしまいます.

 このレンズは F2.0 から 5.6 くらいが、絶対撮りやすい.
 それ以上絞る必要もないかな.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/16000秒 ISO-100 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/16000秒 ISO-100 ●

 周辺の減光がよくわかります.
 これは光の入り方でかなり変わってくるので、同じ開放でも上の二枚はちょっと違います.

 今回の撮影ではゴースト発生などはわかりませんでした.
 絞りも F8.0 までしか絞っていません.
 まぁ実用的にはこのあたりでしょうか.
 逆にこのあたりの範囲でしたら、あまり深刻に考える必要もなく使えそうです.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 : F1.2 1/6400秒 ISO-100 ●

 Zeiss の短焦点は絞りリングがありませんが、撮っている感覚はとても似た感じ.
 NOKTON の画ですが、まだ屋外撮影が一回だけなのでとても偉そうなことは言えませんが、一見さっぱりという感じですが、切れのある醬油ラーメンという感じかな.

 Planar のようなコッテリ感はちょっと控えめな感じです.






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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE : F1.4 1/2000秒 ISO-125 : 2025.2.28. 横浜 ●

 横浜 で参加した「お散歩撮影会」のレポートが、 キヤノン の会報誌に掲載されていました.
 ホームページでは作品講評も公開されていました.
 この撮影会は、参加費用も安く、当初 2 時間予定でしたが、予定していた行程まで行かなかったので、一度解散してあとは残った参加者と佐藤先生でブラブラ.

 この時は Zeiss のレンズでしたが、お散歩スナップはこういったマニュアルフォーカスがとても楽しい.
 普段撮らないような場面にレンズを向け、絞り考えてピンと合わせる.


 今年は少しこんなスナップ撮影会にトライしようかな、なんて思っております.



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Voigtlander Debut !

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 2022 年 11 月に購入した RF 24mm F1.8 MACRO IS STM も RF 14-35mm F4L IS USM 購入で、ほぼ出番がなくなったのでドナドナすることに.
 それを下取りに一年前から検討していた Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 の購入を決断.



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 ● 2022. 11. EOS R3 + RF 24mm F1.8 MACRO IS STM + Richard Avedon ●

 CP+ から帰ってから、早速いつもの マップカメラ に注文.
 「お取寄せ」 の表示がありましたが、きっと一週間くらいでくるんじゃないかと楽観してました.
 ところが一週間経ってもまったく発送の気配なし.
 入荷時期わかるかと問い合わせたら、なんと 6 月下旬出荷予定とメーカーから回答があったようです.


 いやいや、流石にそんなに待つのは嫌だから、止む無くキャンセル.


 最近は、カメラも品不足で数ヶ月待ちが当たり前のようになっていて、RICOH GR lll や Fujifirm X-M5 など受注停止になっているものもあります.
 そのため中古品が定価より高くなったりするというひずみ現象まで.
 これはメーカーとしてどうなんでしょう、散々カメラの良さを PR しておきながら、いざ消費者が買おうと思ったら注文もできないって有り得ないよね.


 販売店としても、できれば約何ヶ月待ちといった表記がされているとありがたいな.



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 ● マップカメラ オンライン ●

 そんなだから一度は購入を諦めていたのですが、先週木曜日の朝 マップカメラ オンラインページを見ていたら、付属品もしっかり付いた中古の美品があるじゃないです.
 中古品は当たり外れがありますが、 マップカメラ の美品は過去に一度購入したことがあってすごく満足だったこともあり信頼してます.
 ただ、 マップカメラ のワンプライス買取は箱がなくても金額変わらないので、たまに箱がなかったりすることがあるので要注意.
 おまけにネット限定価格で価格もちょっと安くなっていました.


 さらにさらに、なんと RF 24mm の下取り価格が前よりも 1,000 円上がってます.
 中古品価格も結構変動があるので、運がいいと高い時に出すことができます.

 こりゃもういくっきゃありません、出勤前に大急ぎでポチりました.



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 そして土曜日の夕方、とうとうやってきました.

 下取り価格と RF 14-35mm のキャッシュバックがあるので、差額は数千円.
 これは 「レンズ沼」 あるあるですが、キャッシュバックあるので儲かった気になってますが、実際にはちょっと違う.
 でも頭の中の思考回路が壊れているので、いいように考えちゃってます.


 Nokton の Nokt には「夜」という意味があり、開放 F 値が F 1.5 以上に明るい ダブルガウス型 大口径レンズに用いられています.


 ちなみに Leica のレンズで ノクティルックス (NOCTILUX) という、超鬼高なレンズがありますが、そちらはラテン語の「夜」 ( Nocti ) の意味で、そこに明るさの lux を合わせています.

 この Noctilux レンズは、 "ライカ沼" という超難易度の高い迷宮の中でも、一番深い場所にいるラスボスのようなレンズで、 50 mm レンズでありながら一本で 150 万円ほどという高額.
 まるで ラオウ のような存在で、とても ケンシロー の 「北斗連打」 では太刀打ちできません.


 両レンズ共に、夜でも速いシャッタースピード稼げる明るいレンズという意味です.



Noctilux 01
● Lieca Store から ●

 Leica Store の Noctilux 50mm のページ見てたら、作例の一枚に、先日ボクがお散歩撮影会の時に撮った時と同じ場所がありました.
 記事は 2 年前に書かれたもので、今では壁のひび割れがかなり出てはいるものの、全体の雰囲気はほとんど変わってませんね.

 作例は縦長ですがボクは横長で、ジョウロの先端が切れてます.
 これは作例にある青い素敵な椅子ではなく、白っぽい箱みたいなものがあって雰囲気が全然違ったので入れないように撮ったから.

 なんかこういうの見つけると嬉しくなります.



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 ● 2025.2.28. EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50 : F1.4 1/2000秒 WB-8500K ISO-125 ●

 ちょっと脱線しました、話を NOKTON に戻しましょう.

 箱だけでも、やっぱりいいな.
 この箱付きなところが絶対です.
 正直 キヤノン のレンズは性能は絶対なんですが、箱を開ける時のワクワク感みたいのがあまりない.
 それに比べると Zeiss や Voigtlander は、この箱を開ける瞬間が最高なんです.

 中古品とはとても思えないほどとてもキレイなレンズです.



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 手に持っているだけでもニヤけてしまいます.

 レンズ自体はそれほど大きくなく手にすっぽりと収まる感じ.
 Zeiss Planar と並べると、ほとんど同じくらいの大きさです.
 重量は 400g で、 Zeiss Planar ( 385 g) とほぼ同じです.

 この金属感が本当にいい.
 この金属感は持ったことのない人には当然良くわからないと思いますが、小ぶりなレンズなのにずっしり感がしっかりあって ・・・・・ 間違いなく shige 君は手にしただけでも悶絶でしょう.


 本体には三つのリングがあり、先端から クリック切替えリング 、 絞りリング 、 距離リング (ピントリング) です.
 絞りリング と 距離リング は ダイヤ型のローレット加工 で、これを回しながらのピント合わせが撮ってるなぁって感じなんですよ.
 Zeiss 同様に、この 距離リング を回す時の重さが何とも言えなく萌えます (笑)



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 白く表示された被写界深度目盛がオールドレンズっぽくていいなぁ.

 一時期すごく欲しかった Leica Q-P .
 そこに付いている SUMMILUX の赤と白文字がとにかくカッコよかったんですよね.
 この NOKTON もそんな感じで、手に取ってここだけ見てても 1 時間くらいいけるかな.


 ちなみに CP+ で触ってきた Zeiss の最上位レンズ Otus は、文字表示の色が黄色になっています.
 これは視認性がいいからのようです.
 NOKTON のクリック切替えリングは、デクリック位置だけ黄色の線になっています.


 レンズキャップもしっかり純正品が付いていますが、中古品購入はここもすごく大事.
 中には社外品が付いている場合も結構あります.
 このキャップだけでもご飯一杯はいけるぞ、なぁ shige 君.



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 レンズフードは初めてのねじ込み式です.
 この取り付けも金属の感覚が伝わってきます.

 レンズフードは保護フィルターを付けても装着できますが、撮影しない時に他のレンズのように逆向きで取り付けることができません.
 だから一度外すか、そのまま付けっぱなしになります.
 まぁ、付けておいてもそんなに大きなフードではないので、収納もそんなに問題なさそうです.


 絞りが本体でできればいいんですが、先端にある絞りリングからだけの操作.
 動画撮影中の絞り変更のため、デクリック機能も付いています.
 ボクは写真撮影だけなので、カチカチがあった方が便利.
 1/3 ずつ、カチ、カチって感じです.
 もちろんファインダー内での絞り数値の表示は出ます.



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 下の作例ではありませんが、点光源の玉ボケは開放だと周辺がレモン形で、中心付近も円形ではなくどちらかというと十角形.
 光源との距離やボケ具合によっては、かなり円形にはなるので、これも撮り方次第といったところでしょう.
 絞り羽根の枚数は 10 枚.

 これが残念という方が結構いますが、ボクはオールドっぽくて悪くないと思ってます


 オールドレンズ感がプンプン漂っていますが、今時のレンズですから描写はかなりしっかりしてます.
 特に F2.0 あたりからしっかりした描写になります.
 開放ではピント位置から周辺にボケていくんですが、自然でなめらかなボケ感がいい.


 F1.2 や F1.4 だと、ピント合わせがちょっと難しい.
 深度浅いのがよくわかります、今回は背面液晶で拡大してピント合わせでしたが、それでもムズイ.
 普段はファインダーでフォーカスガイド使うのでどうなんだろう ・・・・ かなり厳しい予感がします.



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 ● ⇒ Zeiss Planar T* 1,4/50 、 Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 ●

 さてこの先は絞りを一段ずつ変えて撮ってみました.
 こういう写真にすごく萌えるのが Zeiss 会の shige 君なので、ちょっと撮り比べ.

 三脚使用、室内は蛍光灯照明で LED ライトを軽く正面から当ててますが、かなり光量不足で安定してません.
 フリッカー機能使うため、シャッターは電子先幕に変更.
 露出はマニュアルですが、一段オーバー目に撮ってます.
 ピントはいつものフォーカスガイドではなく、背面液晶で 草薙少佐 の左目あたりを拡大して合わせいます.
 シャッターボタンが手押しなので、やっぱりこういう時はリモートスイッチ無いとだめですね、レフ機で使っていたのは持ってますが、ミラーレス機では使用不可.


 Irving Penn のように コーナーを意識した構図にしてみました ・・・・・ 嘘です.
正面から LED 当ててるので奥行きのない感じになってしまいました.


 まずは NOKTON からですが、最初だけ F1.2 から F1.4 の 1/3 段で、そのあとは一段ずつ絞ってます.



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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F1.2 1/320秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F1.4 1/250秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F2.0 1/125秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F2.8 1/60秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F4.0 1/30秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F5.6 1/15秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2: F8.0 1/8秒 ISO-200 ●

 カメラ本体で絞り調整できる方がいいと書きましたが、レンズのリングで合わせるのも、実際に撮ってみると結構いい.
 1/3 段ずつカチカチッと合わせるのが、変に気持ちいいんです.
 それに合わせてシャッタースピードも同じだけダイヤル回す ・・・・・ こういう撮っている感いいなぁ.


 Planar でのピント合わせは相変わらずのもやのかかったような感じですが、ちょい絞って出来上がった写真を観るとキリっとしてます.
 液晶でのピント合わせはボヤ〜という感じなんだけどなぁ.
 フォーカスガイドだともっと難しい感じですが、この辺りはそれが味の一つですから良しとします.


 下の写真は三脚の位置を同じにして、レンズを Planar に交換して撮ったものです.



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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50: F1.4 1/200秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50: F2.0 1/100秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50: F2.8 1/50秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50: F4.0 1/25秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50: F5.6 1/13秒 ISO-200 ●
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 ● EOS R8 + Zeiss Planar T* 1,4/50: F8.0 1/6秒 ISO-200 ●

 まだ少し撮っただけですが、十分にこのレンズの楽しさが伝わってきます.
 いつもは衝動買いばかりですが、このレンズに関しては一年考えて購入したレンズ.
 待った甲斐がありました ・・・・ いや、もっと早く買うべきだったかな (笑)


 しばらくは街歩きの第一選択で決定です.


 shige 君もレンズのヴァージョンアップが完了したみたいなので、久しぶりの Zeiss ミーティング開かないといけないかな.



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NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF

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 降りました.
 今年一番の大雪と言ってもいいでしょうか.



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 ● 2024. 2. 6. 8:06 ●

 ベランダの手すりには昨日 ( 2 月 5 日) の夜までで 30 cm 近く積もっていました.
 ただ深夜はそれほど降らなかったようで、朝見たらあまり増えてはいませんでした.

 それでも今シーズン一番、数年ぶりの大雪と言う感じです.
 ボクの団地は、地区で除雪を契約してあるので朝 5 時頃には団地内の除雪が終わっていました.

 今日はお休みでしたが早起きして、家の前のかき寄せられた雪の雪かき.

 朝から文字通りひと汗かきました.



2024.2.6 0032-1
 ● 2024. 2. 6. 16:11 ●

 気温はそれほど低くないので、溶けるのも早いですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨年発売された、初の RF マウント Voigtlander NOKTON 50mm f1.0 Aspherical RF が 20 万円超えという高価格だったので、さすがに購入を検討する余地もなし.
 その後 NOKTON 40mm F1.2 Aspherical の発表.

 F1.2 とはいえかなりの金額だろうと、こちらも最初から選考外.



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 ● NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount (コシナ ホームページから) ●

 ・・・ でしたが、なんと実売価格が約半額という価格設定じゃないですか.
 だったら少し性能とやらを見てみようと、いろいろレビューなどを調べてみました.

 カメラ店のチャンネルなどで実写レビュー見ていると、めちゃくちゃ評価高い.
 まぁメーカーからレンズ借りたり、いろいろお付き合いもあるんだろうから、ほとんど悪くは言わないのが大人の事情といったところか.




 NOKTON 50mm F1.0 Aspherical RF
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 ● コシナ ホームページから ●

  最小絞り : F16
  レンズ構成 : 7 群 9 枚
  絞り羽根枚数 : 12 枚
  最短撮影距離 : 0.45 m
  フィルターサイズ : 67 mm
  重量 : 650 g
  最大径 × 全長 : 79.3 × 64.0 mm
  電子接点 : あり
  Exif 情報 : 対応
  発売日 : 2023 年 10 月 26 日
  希望小売価格(税別): 240,000 円



 NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF
001623003
 ● コシナ ホームページから ●

  最小絞り : F22
  レンズ構成 : 6 群 8 枚
  絞り羽根枚数 : 10 枚
  最短撮影距離 : 0.30 m
  フィルターサイズ : 58 mm
  重量 : 400 g
  最大径 × 全長 : 70.8 × 56.4 mm
  電子接点 : あり
  Exif 情報 : 対応
  発売日 : 2024 年 1 月 19 日
  希望小売価格(税別): 120,000 円



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 ● You Tube フジヤカメラ チャネル から ●

 特に参考になったのが フジヤカメラ と マップカメラ の You Tube チャンネル.

 フジヤカメラ のチャンネルは初めて観たので、結構怪しそうな人がエプロンかけていて、最初は大丈夫かなぁなんて.
 でも内容はとても分かりやすかった.
 特に Apo-Lanthar 50mm との映像比較がとてもよかった.

 ただボクの記憶では EF マウントの Apo-Lanthar ってあるんでしたっけ?
 ・・・・ 間違っていたらごめんなさい.
 そうなると EF マウント付けて、さらに RF アダプター付けての比較だったんだろうか.


 今後 RF マウントの Apo-Lanthar が出るとすれば、間違いなく NOKTON を凌駕するのではないかと思っています.



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 ● You Tube マップカメラ チャネル から ●

 方や マップカメラ ですが、こちらは NOKTON の 50 mm と 40 mm の両方を使いながらのレビューでした.


 その中で 「 コシナ のレンズはアンダー目で撮りたくなる・・・・・」 って言っていました.
 これ、めちゃわかる !!
 これ、超納得なのです !!


 shige 君にも前に同じことを言ったことがありますが、これは使っている人じゃないとわからないだろうな.
 こういう同じような感性を持っている人のレビューは、やっぱり納得できます.
 このあたりが マップカメラ チャンネルの好きなところ.



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 ● コシナ ホームページから ●

 今後 Apo-Lanthar が出るとしても、まずは 50 mm か 35 mm あたりと思います.
 それを考えると 40 mm という焦点距離はちょっと魅力.

 おまけにレビュー見てると性能的にも費用対効果十分と思えちゃう.

 最安値が税込 106,200 円 ・・・・・・ 沼の住人にしてみれば、超安いじゃん.

 一子相伝 "北斗連打" ・・・・・・・ 魅力的なんだわ.



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 心が結構揺れてますが、今月は CP+2024 があるので、各メーカーそこでなにかサプライズがあるかもしれません.


 特に キヤノン のフラッグシップ機の話題が全然匂ってこない.
 あまりに静かすぎるのが不気味です.


 とりあえず CP+2024 でいろいろ見てから考えよう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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