A.T.'s_Delight

A.T.'s Delight




 三寒四温 ・・・・・
 冬の季語で、冬季に寒い日が三日ほど続くとその後四日間ぐらいは 暖かいということを言うようです.


 今年の冬はまさにそんな感じ.
 それも半端ないくらいの温度差があります.




2016.2.14 008
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/125sec f/10 ISO-100)

 写真はこの冬一番暖かかった ・・・・・ 暑くなった 14 日の朝の風景です.
 この日は前日からの雨が朝まで残りました.
 そして昼頃から一気に気温が上昇 ・・・・・・・ 初夏そのものの日曜日でした.



 そんなせいか、いつもは 3 月中旬頃から家の周りの畑や水田始まる焚き火の煙が、今年は 2 月から見ることができます.
 日差しがあるとまさに春そのものです.





 ドライブするにはとても気持ちがいいんですがね.
 そんな車の運転中に、なぜかよくかかる印象的な曲の入ったアルバムです.






4047







  " A.T.'s Delight / Art Taylor "




  1. Syeeda's Song Flute
          (John Coltrane) ・・・・・ 6:35
  2. Epistrophy
          (K.Clarke-T.Monk) ・・・・・ 6:52
  3. Move
          (Denzil Best) ・・・・・ 5:49
  4. High Seas
          (Kenny Dorham) ・・・・・ 6:49
  5. Cookoo and Fungi
          (Art Taylor) ・・・・・ 5:33
  6. Blue Interlude
          (Kenny Dorham) ・・・・・ 5:22




  Dave Burns (#1-4,6: tp), Stanley Turrentine (ts),
  Wynton Kelly (#1-4,6: p), Paul Chambers (b),
  Art Taylor (ds), Carlos "Patato" Valdes (#2,3-5: conga)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, August 6, 1960.








 ずっと前にジャケット写真だけ取り上げ、ほんとに簡単にアップしました.
 赤が印象的なジャケットのデザインがとてもステキです.

 BLP-4047 ・・・・・ アート・テイラー が Blue Note に吹き込んだ唯一のリーダー・アルバム.





4047-2

 このアルバムの "Syeeda's Song Flute" を iPod に入れてあり、それをカーナビにつなげてあるのでよく耳にします.
 とても印象的なメロディで、一度聴くとなかなか頭から離れなくなります.

 なんとなくボ〜〜〜ッとしていても、あのテーマ部のメロディが頭の中で流れることが多いのです.
 このアルバムはあの曲のイメージ強すぎる.

 なんと コルトレーン の曲なんですよね、ビックリ.


 そして 2 曲目もものすごく独特なテーマ.
 この曲は最初聴いた時に、 「まるで モンク の曲みたいだ」 と思ってデータ見てみたら本当に モンク だったので苦笑いした記憶があります.
 そのくらいユニークなテーマ部です.
 途中の ケリー のピアノ・ソロもなんとなくモンクっぽい (笑)

 ここではコンガもとても印象的.
 演奏は ポテト・ヴァルデス で、 "Afro-Cuban (BLP-1535)" でも演奏を聴くことができます.
 後年 ハービー・マン と共演したアルバムを何枚も残しています.




taylor-swift005

 Art Taylor の写真を探そうと Yahoo USA で検索したら、なぜか Taylor Swift の写真がたくさん出てきました.
 今年の グラミー賞 も含め、やっぱり今が旬ですからねぇ.
 それにしても彼女、歌もうまいしキレイだし ・・・・・・・・

 今度こちらも少し聴いてみようかな (笑)
 ちなみに髪型は、こちらのほうがボクは好きです (爆)




Art Taylor 001

 話を戻しましょう ・・・・・・・

 アート・テイラー については tamae さんがずっと昔にとても ステキな記事 を二回にわたり書いているのでそちらを読んでいただければ、ボクなんかがいろいろ書く必要ないくらいです.
 ちなみに tamae さんは彼のことを アーサー・テイラー と呼んでいます.


 このアルバムの B 面部分はあまり聴いていないんだけれど、そこに収録されている ケニー・ドーハム の 2 曲がとてもいいんだな.
 いかにも彼らしいマイナーな感じがねぇ ・・・・・・・


 あと、前にも書いたんだけれどトランペットの デイヴ・バーンズ がいいなぁ.
 派手な感じは全くなく、そんなに超絶な感じなんかまったくないんだけれど、なんとなく味がある.




 アート・テイラー はリーダー・アルバムこそ少ないものの、サイドメンとして多くのアルバムに名前を残しています.

 そんなちょっと控えめな (?) 彼らしく、なにかと印象的な A 面に隠れた B 面が何気にステキだったりするアルバムなのです.



A.T.'s Delight / Art Taylor

 昨夜はなんと初雪が舞いました. 
 さすがに朝積もってはいませんでしたが、今年一番の寒さです.
 ほんとうに、昔過ごした季節とはどうも違うなー、この先どうなるのか.


 今日は、昔過ごしたジャズ屋のお話しを久しぶりに ・・・・・・

 ジャズ屋に通い始めて、常連ぽくなって、一年くらいたった頃のお話しです.
 日曜日の開店から夕方まで、ボクがそのジャズ屋でバイト ・・・・・・ それも一人で開店準備から店を開けてと.
 まぁ、日曜日の午後なんて、薄暗いジャズ屋に聴きにくる人は少ないので、ほとんど自分で好きなアルバム聴いていたかな.
 お客さんがいても、リクエストないと基本的にはボクがすべてアルバムを選ぶので、どうしても個人的な好き嫌いが見え隠れします.

 そうはいっても、同じようなアルバムを続けるようなことだけはしませんでしたが.
 John Coltrane 大好きだったので、どうしても多くかけていたように記憶しています.
 ただリーダー作品ではなく、 Red Garland や Miles Davis グループの一員として演奏しているのを好んでかけていました.
 これだったら、お客さんにも露骨に嫌な顔されないし.


 ボクがバイトに入ると、当然平日の午後カウンターに入っている女性はお休み.
 午後 3 時か 4 時頃になると、彼女は決まって店にやってきて、カウンターの一番隅にちょこんと座ります.
 そしてお客さんがいないのを確認するとリクエスト ・・・・・



kirk002


 Roland Kirk です ・・・・・・ 特に "Inflated Tear" なんか、大好き.


 「ねぇねぇ、リクエストしていい?」
 他のお客さんがいない時に、必ずこういいながら Roland Kirk のアルバムを一枚リクエストします.
 お客さんがいる時は、リクエストしないで静かに聴いているだけ.

 ボクは Roland Kirk が嫌い ・・・・ でも、
 「またー?まぁ、お客さんだから仕方ないですね ・・・・・・・」
 彼女も、自分がカウンターに入っていると、さすがに Roland Kirk はかけ辛いようです、だからお客さんとしてリクエスト.


 もう随分前のお話しですが、昨日のことのように、話し方や、笑顔や、聴いている姿などが蘇ります.
 あの頃、シリアスなジャズ・ファンは、全国どこにでもいたんですよね.




4047


 こんなことを思い出しながら聴いていたのが、 "A.T.'s Delight / Art Taylor" .
 相変わらず、日記とまったく脈絡なし.


 でも、これもいいぞ.
 特にラッパの Dave Burns がいいなー.
 こういうトランペット大好きです.
 きっと、このアルバムで初めて聞いたのかも.

 ジャケット・デザインもとてもいい.
 派手さには欠けるけれど、こういうアルバム聴くたびにホッとできる.
 これも今年アルバムを買って初めて聴いたものですが、こういったいいアルバムを聴くたびに、改めて偏屈な聴き方していたと痛感してしまいます.


 そういえば、彼女もボク以上に偏屈でした ・・・・・・・・・
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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