ブログ書いていると、どうも寄り道が多くなってしまいます.
 今日も書き始めてから、いろいろなところを覗き見したのでタグがたくさん ・・・・・・ .
 無料映画を覗き見したり、なぜか Amazon で欲しい DVD を見つけたので注文したり、 HMV で CD を見つけて注文したり ・・・・・・・ 肝心のブログが全くもって進みません.
 どうも、いろいろな所に溢れている活字に敏感に反応してしまうようです ・・・・・ パブロフの犬 状態 (汗) .



 だからブログも、多国籍的な内容になってしまうのでしょうね ・・・・・・ はふっ.





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  "A Day In The Life / Wes Montgomery"





  1. A Day In The Life
  2. Watch What Happens 
  3. When A Man Loves A Woman
  4. California Nights
  5. Angel
  6. Eleanor Rigby
  7. Willow Weep For Me
  8. Windy
  9. Trust In Me
  10. The Joker





  Wes Montgomery (g), Herbie Hancock (p), Ron Carter (b),
  Grady Tate (ds), Ray Barretto (perc), Jack Jennings (perc),
  Joe Wohletz (perc), Don Sebesky (arr.cond) ・・・・・ and orchestra

  Recorded June 6-8 & 26, 1967.





 CTI レーベルを代表する、ヒット・アルバムの一枚です.
 ストリングスが加わっているものの、いかにも Wes そのものです ・・・・・ 最初の数フレーズ聴いただけでも彼とわかってしまいます.
 確か彼は楽譜が読めなかったはずです、そんなかれがオーケストラと共演するとなると結構大変だったはずです.
 実はこのことは、昨年 1 月の"ONGAKU ゼミナール" の中でも、 "いつもの小川さん" から話がありました.


 Wes を語る上で欠かせないのが、その演奏スタイルです.
 オクターヴ奏法 と 親指一本によるピッキング.
 You Tube にもいくつかの演奏がアップされていますので、これはもう見た方が早いですね.


 オクターヴ奏法とは、弦楽器や、鍵盤楽器で、 1 オクターヴ離れた同じ音を一人の演奏家がユニゾンで演奏することで、 Wes の場合、シングルトーンソロからオクターヴ奏法によるソロ、そしてコードソロの順に演奏し、ソロをダイナミックに盛り上げていくような特徴的なスタイルを持っています.
 そこから流れる音は、どこか温かみのある特徴的な音です.




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 このアルバムは、タイトルでもわかるように The Beatles の曲 2 曲がカバーされています.
 それだけでも、シリアスなジャズ・ファンはそっぽを向いてしまいそうですし、事実一昔のジャズ屋ではほとんど聴くことのできなかったアルバムです.
 イージー・リスニングのようでもあり、フュージョンのようでもあり、ちょっとジャズっぽかったりしたり ・・・ 何となく微妙なアルバムですよね.


 そんな微妙なアルバムなのですが、以前もアナログ盤でも持っていました ・・・・ 購入した理由は二つあって、ひとつは当時このアルバムが 1,000 円ちょっとと比較的安かったことと、 3 曲目の "When A Man Loves A Woman (邦題: 男が女を愛する時)" が入っていたことでした.
 このアナログ盤を購入した頃 (発売からずいぶん経っていましたが・・・) 、ちょうど行きつけのジャズ屋で "When A Man Loves A Woman" がちょっとしたブームになり、ボクも Louis van Dijk (Ann Burton のアルバムでも有名) を東京で見つけたりした頃でした.
 この頃どんな女性を愛していたんでしょうか ・・・・・・・ 昔すぎて忘れました (笑)


 Wes Montgomery は、 1923 年 3 月 6 日 インディアナ州 インディアナポリス に生まれました.
 1948 年ライオネル・ハンプトン楽団に参加、 1950 年に退団し インディアナポリス に戻る.
 1959 年にキャノンボール・アダレイとの共演、そして Riverside に吹きこんだ "Incredible Jazz Guitar" もこの年.
 1967 年、この "A Day In The Life" で方向転換をするものの、翌 1968 年に死亡 ・・・・ 死因は一応心臓麻痺ということになっていますが、ドラッグや過労などいろいろな説があり、本当のところは不明.
 表舞台での活躍は、たった 9 年ほどですがそれ以降のギタリストに与えた影響はとても大きなものがあります.




 さてっ、明日も天気よさそうですね ・・・・・・・・ ふふふっ.
 明日はお休みなので、ちょっと山にでも行ってこよう.
 予定は 北八ヶ岳 、苔むす樹林帯と 3 つのピークを登る予定です.