Anita_O'Day

An Evening With Anita O'Day

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 WOWOW で "Wonder Woman" が解禁.
 早速日曜日、奥様がお仕事に出かけている間に大音響で観賞.


 この映画、劇場でも観ましたがやっぱり面白い.




Wonder Woman 031

 ガル・ガドット 、やっぱり最高だな (笑)


 そういえば、エンディングには Sia の "To Be Human" がかかります.
 最後の歌詞は "Don't give up"

 Sia 結構好きで、よく You Tube でも聴いていますが彼女の歌詞って結構こういう 「あきらめない」 的な歌が多いですね.


 なかでも好きなのが "Chandelier" だなぁ ・・・・


 " 1, 2, 3, 1, 2, 3, Drink
  Throw'em back 'til I lose count"




sia

 以前は顔を出していましたが、最近は顔を隠しています.

 そして彼女の分身のようにちょっと中性的なダンサー Maddie Ziegler が PV やライブで踊っています.

 体形もすごく子供みたいだと思っていたら、まだ 15 歳というんだから、ビックリでした.




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 こちらのお姉さんもとてもステキ ・・・・ 若かった頃は.
 この方も、何度も麻薬やお酒等でどん底に沈んだのですが、あきらめずに再浮上しています.

 一回目のどん底から這い上がってきた頃の作品です.






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  " An Evening With Anita O'Day "





  1. Just One of Those Things
         (Cole Porter) ・・・・・ 2:40
  2. Gypsy in My Soul
         (C.Boland-M.Jaffe) ・・・・・ 2:32
  3. The Man I Love
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 4:12
  4. Frankie and Johnny
         (Traditional) ・・・・・ 3:36
  5. Anita's Blues
         (Anita O'Day) ・・・・・ 3:25
  6. I Cover the Waterfront
         (J.Green-E.Heyman) ・・・・・ 3:45
  7. You're Getting to Be a Habit with Me
         (A.Dubin-H.Warren) ・・・・・ 2:44
  8. From This Moment On
         (Cole Porter) ・・・・・ 3:11
  9. You Don't Know What Love Is
         (G.DePaul-D.Raye) ・・・・・ 2:56
  10. Medley ・・・・・ 3:14
      There Will Never Be Another You
      Just Friends
      There Will Never Be Another You
  11. I Didn't Know What Time It Was
         (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 3:42
  12. Let's Fall in Love
         (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・・ 2:26






  Anita O'Day (vo)

  # 1 - 4 :
   Arnold Ross (p), Barney Kessel (g), 
   Monty Budwig (b), Jackie Mills (ds)
   Recorded at Los Angels, April 15, 1954.

  # 5, 6, 11, 12 :
   Bud Lavin (p), Monty Budwig (b),
   John Poole (ds)
   Recorded at Los Angels, June 28, 1954.

  # 7 - 10 :
   Jimmie Rowles (p), Tal Farlow (g), 
   Leroy Vinneger (b), Larry Bunker (ds)
   Recorded at Los Angels, August 11, 1955.








 1954 年の演奏を収録した 10 インチ盤に 1955 年の演奏を加え 12 インチ盤にしたアルバムです.
 このジャケット写真では Verve ではなく、 Norgran という表記になっています.
 ひょっとするとこれが 10 インチ盤のジャケットなのでしょうか.

 Norgan というのは Clef and Norgran Records というのが正式名称で、 ノーマン・グランツ が設立した会社で、その後 Verve に移行していくのかな.




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 ジャケットがシンプルでいいですね.
 このジャケットも色違いがあったり、 Verve レーベルのロゴが入っているものがあります.


 1960 年代の彼女の映像を観た時、歌はもちろんですが、そのステージパフォーマンスの高さにビックリした記憶があります.
 こんな演奏を小さなクラブで聴くことができたら幸せだろうな ・・・・・・・


 ハスキーヴォイス ですが、 クリス・コナー や ジュリー・ロンドン とは全く違った雰囲気です.
 どこか飄々とした感じの歌は、 姉御 タイプとでも言いましょうか.

 彼女の場合、肉体的なことが原因でビブラートがかけられいので、歌い方も独特なものがあります.
 スキャットがとても上手で有名で、 5 曲目の "Anita's Blues" でも聴くことができます.
 ただし高速のスキャットではなくしっとりめ.


 バックバンドとの高速スキャットのやり取りなんかすごくいいのですが、そのあたりは他のアルバムに置いておいて、って感じです.




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 このアルバムの中で一番好きなのが、 11 曲目の "I Didn't Know What Time It Was" .
 ピアノをバックに ヴァース から.
 淡々とした歌い方なんだけれど、逆にそんなところがボクは好きだなぁ.


 この曲は 1940 年のミュージカル "Too Many Girls" のために書かれた曲.
 邦題は "時さえ忘れて" ・・・・・・ この題名もステキです.

 作詞作曲はあの ロジャース & ハート .



 アルバム・タイトル通り、スモールコンボをバックに全体がしっとりした感じ.
 こういう アニタ もいいですね.


 同時期のアルバム "Pick Yourself Up with Anita O'Day" もとても評価が高いのですが、購入時期を逸してしまいなかなか手ごろなものが無くなってしまいました.


 次は何とかこのアルバム購入したいなぁ ・・・・・




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 このブログ更新は出勤前に仕上げをちょこちょこ ・・・・・・


 退職前は 7:30 頃には職場にいって PC の確認などしていましたが、今の仕事は 8:00 頃家を出ればいいのでこの朝の時間が結構ゆとりの時間になっていたりします.




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 家を出て 1 分ほどで LOWSON .
 ここでコーヒー買っていくのがすっかりルーチン化しています.


 正直コーヒーに関しては セブンイレブン のほうが好きです (笑) が、通勤途中にはないので止む無し.


 いいところはレシートに 20 円引きクーポンがよく付いてくること.
 これってバカにならないので、ありがたく利用させていただいています.




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Just One of Those Things

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 相変わらず最近は写真のことにシフトしまくりのこのブログ.
 10 月に入っても ヨドバシカメラ撮影会 だったり、 EOS学園 だったり、写真展だったり ・・・・・・・・


 大事なことを書き忘れてました.




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● キリ番 撮り忘れ ●

 実はこのブログも 600,000 アクセス突破しました.

 昨年 11 月に 500,000 アクセス突破でしたので 1 年弱で 100,000 アクセス.
 三日に一度程度の更新、ブログのテーマがジャズという超マイナーなジャンル、記事の内容に至ってはつまらないことをダラダラ ・・・・・・・・・ 客観的に見ても十分すぎるアクセス数かもしれません.

 最近では 「ブログ・タイトル変えたほうがいい ・・・」 という、コンストラクティブなのか、ネガティブなのかちょっとわかりかねるご意見を本当にいろいろなところから伺っておりますが、もう少しこのまま頑張ってみます.


 軸足は Jazz のつもり ・・・・・・ きっと ・・・・・・・・



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 ということで、今日はジャズのこと書くぞ ・・・・・・・・・

 と言いつつ、いきなり文学のことをサラリと.



 今回の 東京 行き、新幹線のお供は以前にも書いた J.D.サリンジャー !!
 ただし今回は "ナイン・ストーリーズ" ではなく、しばらくの間棚の上に 積読 されていた


 "The Catcher in the Rye"




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 ボクは未だに サリンジャー の良さとかさっぱり理解できない 「なんちゃってサリンジャー」 って感じなんです.
 それでも最近は、読んでいても何となく ・・・・・ 漠然と面白い.
 特にこの本は翻訳のせいなのかとても読みやすく、サラリと読んでしまいました.
 同じ 村上春樹 の訳ですが "フラニーとズーイ" のほうが読みにくい気がボクはします.

 この本のことについては別の機会にゆっくり書きたいと思います.



 どうして今日この本のことを書いたかというと ・・・・・・・・・


 主人公 ホールデン がホテルのナイトクラブ "ラベンダー・ルーム" で女性三人とダンスをする場面.
 バディー・シンガー楽団 という冴えない楽団が演奏した曲が "Just One Of Those Things"

 バディー・シンガー楽団 という最悪の楽団が演奏したとしても、この曲の良さを壊滅することはできない ・・・・・・ と、独特の皮肉めいた表現をしながらも曲の素晴らしさを言っています.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 そんなとっても有名なジャズ・スタンダード "Just One Of Those Things" を聴いてみます.
 この曲が入っていて、まだ取り上げてないアルバムも何枚かありますが、今日はヴォーカルで.

 バックにビッグバンドを従えて、全体に軽快な歌が楽しめます.






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  " Anita O'Day Swings Cole Porter with Billy May "





  1. Just One of Those Things ・・・・・ 2:05
  2. Love for Sale ・・・・・ 2:42
  3. You'd Be So Nice to Come Home To ・・・・・ 1:48
  4. Easy to Love ・・・・・ 2:01
  5. I Get a Kick Out of You ・・・・・ 2:21
  6. All of You ・・・・・ 1:40
  7. Get Out of Town ・・・・・ 2:28
  8. I've Got You Under My Skin ・・・・・ 1:47
  9. Night and Day ・・・・・ 1:59
  10. It's De-Lovely ・・・・・ 2:03
  11. I Love You ・・・・・ 1:56
  12. What Is This Thing Called Love? ・・・・・ 2:30
  13. You're the Top ・・・・・ 2:24
  14. My Heart Belongs to Daddy ・・・・・ 2:51
  15. Why Shouldn't I? ・・・・・ 3:06
  16. From This Moment On ・・・・・ 3:09
  17. Love for Sale ・・・・・ 3:34
  18. Just One of Those Things ・・・・・ 2:38





  Anita O'Day (vo), Billy May (arr.cond)
  # 1 - 4 & 6 : Recorded on April 2, 1959.
  # 5 & 7 - 12 : Recorded on April 9, 1959.

  # 13 - 18 : Bonus Tracks






 Verve レーベルから 1959 年に発表された アニタ・オディ のアルバム.
 オリジナルアルバムは 12 曲目までで、残りの 6 曲は CD のボーナス・トラックで、録音された年もバラバラです.
 当然ですが演奏曲はすべて コール・ポーター の曲です.




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● Cole Porter (1891.6.9 〜 1964.10.15) ●

 改めて言うこともありませんが コール・ポーター はそれこそ多くの曲 ・・・・・・ それも素晴らしい曲を残しています.
 ミュージシャンの演奏でも "Cole Porter Song Book" とタイトルが付けられたアルバムがすごく多い.
 今日のアルバムも聴いたことのある、とてもご機嫌な曲がゴロゴロ.


 この "Just One of Those Things" は 1935 年のブロードウェイミュージカル "Jubilee" のために書かれた曲で、このミュージカルでは "Begin the Beguine" ( フランク・シナトラ の歌でも有名です) という有名な曲も使われています.
 曲の内容は、失恋の痛みを 「よくあること」 と自分に言い聞かせています.


 一般的な曲は ヴァース + コーラス で構成されています.
 この ヴァース はその後のテーマとも呼べるコーラス部への大事など導入部と言われています.
 特にミュージカルなどでは、この部分はアドリブ的に アカペラ やピアノだけの伴奏で歌われることが多い.

 「これから歌が始まるけれど、その前に知っておいてほしいことがある」 ・・・・・・・ って感じなのです.


 舞台では結構この部分が大事ですが、レコードでは省略されることが多いのですが、たまにこの部分がしっかり歌われている演奏は雰囲気がガラリと変わります.

 ("イージー・トゥ・リメンバー アメリカン・ポピュラー・ソングの黄金時代" から一部引用)




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● Anita O'Day (1919.10.18 〜 2006.11.23) ●

 このアルバムの 1 曲目がこの "Just One Of Those Things"
 でも アニタ の歌は先に書いた ヴァース はなく、軽快なテーマ部からいきなりの全力投球.


 ボクも何枚かの "Cole Porter Song Book" を持っていますが、中でも エラ・フィッツジェラルド のアルバムはお気に入り.
 そのアルバムで エラ はヴァース部分をしっとり歌い上げてからアップテンポなテーマ部に入っていきます.
 こういう演奏を聴くと、やっぱりヴァースの意味があるなぁと思ってしまいます.


 じゃあヴァースの入っていない今日のアルバムがダメなのかっていうと、全くそんなことない.
 切れのある都会的なホーンアンサンブルから始まるこの曲は、 エラ とは全然違う魅力に溢れています.

 とても都会的で ソフィスティケイティッド .
 都会の女は恋の一つ二つは気にも留めない ・・・・・・ って雰囲気.

 こういうところが アニタ 姉さんの魅力だなぁ.




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● Billy May (1916.11.10 〜 2004.1.22) ●

 このアルバムの編曲をしたのは ビリー・メイ .
 バックの演奏も彼の楽団です.

 ボクは彼のことほとんど知りませんでしたが Wiki などを見ると結構有名な方で、多くの有名ミュージシャンたちのアレンジやレコーディングもありました.
 1960 年代にはテレビ番組の主題曲も手掛けています.


 このアルバムでも、いかにもあの当時のビッグバンド風のウェーブ感や切れのあるホーン・アンサンブルを聴くことができます.
 
 ちょっと ラロ・シフリン を彷彿さえるようなアンサンブルも聴けたりして.




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 ちなみにボクの持っているこの CD はインポート盤で後半 6 曲がボーナス・トラックですが、この 6曲は ビリー・メイ のアレンジとは関係ない気がします.
 単純に 「 コール・ポーター の曲で未発表だから入れときました」 ・・・・・・ 的な香りがするのは気のせい ?



 でも "Just One Of Those Things" で始まり "Just One Of Those Things" で終わるこのアルバムにとっては 「よくあること」 の一言で片付いてしまいそうですね (笑)
 


  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 このアルバムの演奏には ヴァース が入っていませんが、その部分も含めた歌詞を載せておきます.


  (Verse)
  As Dorothy Parker once said to her boyfriend
  "Fare thee well,"
  As Columbus announced when he knew he was bounced
  "It was swell, Isabelle, swell"
  As Abelard said to Heloise
  "Don't forget to drop a line to me, please,"
  As Juliet cried in her Romeo's ear
  "Romeo, why not face the fact, my dear?"

  (Chorus)
  It was just one of those things
  Just one of those crazy flings
  One of those bells that now and then rings
  Just one of those things

  It was just one of those nights
  Just one of those fabulous flights
  A trip to the moon on gossamer wings
  Just one of those things

  If we'd thought a bit
  Of the end of it
  When we started painting the town
  We'd have been aware
  That our love affair
  Was too hot not to cool down

  So good-bye, dear, and amen
  Here's hoping we meet now and then
  It was great fun
  But it was just one of those things




 このアニタのパンチの効いた演奏も悪くはありませんが、やっぱり エラ のように ヴァース 部も無伴奏でしっかり入れておいてほしいと思うのは欲張りすぎかな (笑)



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 前回の 東京 、 EOS学園 が一番の目的で、観たかった写真展も二つクリア.
 実はもう一つ目的がありました.
 それはフォトコンの写真提出です.





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 あの ヨドバシカメラ撮影会 のフォトコンテストにチャレンジします.
 残念なことにボクの住んでいる近くには店舗がありませんので、 東京 に行くついでに提出してきました.


 作品は 3 枚、全然違うタイプの写真です.
 この 3 枚はすんなり決定、 ラオウ ではありませんがこれについては 「一片の悔いなし」
 軽くトリミングし、作品によっては色を強調して、紙は ラスター 使用.

 まぁこのフォトコンはレベル高いし、参加者も多いでしょうから参加することに意義があるって感じですね.


 EOS学園 授業の時、春から一緒のメンバーに観てもらったら ・・・・・・・・・・


 一番自信のない写真が一番いいと言われてしまった ................... orz




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Anita O'Day At Mister Kelly's

 連休明けから天気が今一つ.

 今週末はいよいよ家族 4 人での 函館 旅行なので、いいお天気になってほしいのですが予報を見ると曇りっぽい.
 せめて月曜日だけでも晴れてほしいものです.




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  (昨年 11 月の撮影)

 一時はもうしばらくこの車に乗ろうと思っていましたが、奥様の車を更新する際に、ボクの車を下取りに出すことにしました.
 2001 年 7 月に発表され、11月に納車、それ以来大きな事故もなく 17 年目です.

 17 年目というのに下取りがまだ結構な額なのにビックリ.
 まぁこれまで払ってきた高い自動車保険料を考えると、当然とも思っちゃいますがね.

 エンジンは アーシング しているだけで全く改造等していなし、オイル交換もきちんとしていましたから、この手の車ではとてもいい感じだと思います.


 ボクはこの先どうしようかと思案中、とりあえずは奥様の乗っていた車に乗るつもりですが.
 なかなか欲しい車のちょうどいい価格帯のものが見当たらず ・・・・・・・ 最近では、もう何でもいいかなって感じです.






 今年になって、このブログでロックやポップスのアルバムをまったく取り上げていなかったので、たまには Talor Swift や Ryan Bingham といった C&W ぽいアルバムでも取り上げようと思っていましたが ・・・・・・・

 今日も、最近ハマっているジャズ・ヴォーカルからです.







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  " Anita O'Day At Mister Kelly's "





  1. But Not For Me
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 3:09
  2. I Have A Reason For Living 〜 My Love For You  
          (J.Albany-A.Albany)
          (E.Heyman-H.Jacobson) ・・・・・ 4:53
  3. Varsity Drag
          (L.Brown-B.DeSylva-R.Henderson) ・・・・・ 1:51
  4. It Never Entered My Mind
          (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 3:05
  5. Tea For Two
          (I.Caesar-V.Youmans) ・・・・・ 3:59
  6. Every Time I'm With You
          (Wasserman-Grant) ・・・・・ 2:17
  7. Have You Met Miss Jones ?
          (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 2:08
  8. The Wildest Gal In Town
          (J.Yellin-S.Fain) ・・・・・ 2:39
  9. Star Eyes
          (G.DePaul-D.Raye) ・・・・・ 3:06
  10. Loneliness Is A Well
          (J.Albany-A.Albany) ・・・・・ 3:09
  11. The Song Is You
          (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・・ 3:18






  Anita O'Day (vo), Joe Masters (p),
  L.B. Wood (b), John Poole (ds) 
  Recorded live at "Mister Kelly's", Chicago, April 27, 1958.






 1958 年、 シカゴ のレストラン & ジャズ・クラブ "Mister Kelly's" でのライブです.
 この "Mister Kelly's" は サラ・ヴォーン のアルバムなどでも有名ですが、 エラ・フィッツジェラルド をはじめとした多くのミュージシャンのライブが行われました.
 ジャズだけでなく、若き日の バーブラ・ストライサンド もこのお店から大スターへと羽ばたいていったようです.




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  (ライブ後の バーブラ・ストラサイド 1963 年)

 この写真にも写っていますが、このお店のすぐ隣に "Carnegie" という大きな看板があります.

 えっ、カーネギーホール ?
 なんて昔思ったことがありますが、 カーネギーホール (Carnegie Hall) があるのは マンハッタン ですよね (笑)




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 アルバムによっては 2 曲目が 2 曲目と 3 曲目として別の記載になっているものもあります.
 オリジナルジャケットの記載も別々に書かれているため、全部で 12 曲になっています.

 曲を聴くとわかりますが、これは一つの曲として記載する方がいいみたいですね.
 ボクの持っている CD の記載も二つをまとめて、全部で 11 曲になっています.


 このアルバム、圧巻は 5 曲目の "Tea For Two"
 この曲聴いただけでも、アニタの凄さや魅力がわかるような気がします.
 ヴォーカルというよりも楽器と言ってもいいくらいです.

 こういう歌い方を日本人がまねしようと思っても、間違いなく無理だと思えちゃう.
 



  (July 6, 1958. Newport Jazz Festival)

 以前、たまたま WOWOW でやっている "オフビート & Jazz" で彼女のライブ映像を観ました.
 たしか 1960 年代だったと思うんだけれど、本当にすごいなぁと感心.
 こういうライブだったら、聴いていてもとても楽しんだろうなぁ ・・・・・・・ と.

 そしてファッションを含め、とても洗練された感じがとてもいいな.
 メンバーとのちょっとしたやり取りや、 MC なんかもすごくうまいです.


 そう言えばどこかで彼女のファッションの話として、 エラ・フィッツジェラルド との対比したことが書かれていました.
 アニタ の洗練されたファッションに比べ、 エラはどこかダサいというような ・・・・・・・・
 スタイルも全く違うので一緒に比べるのは エラ にはかわいそうですね.






 最初の彼女の写真は、あの映画 "真夏の夜のジャズ" にもなった ニューポート・ジャズ・フェスティバル の写真.
 この映画はいまだに手に入らないですね、どこかで Blu-ray にして再販してほしいんだけれどね.
 ちなみにこの映画の中でも アニタ の歌う "Tea For Two" が印象的でした.



 今日のアルバムもそんなライブの楽しさを凝縮したようなアルバムでした.
 







 長野県 東御市の風景 その 10 .

 以前 紅葉の写真 を紹介しましたが、その近くにある 大田区休養村 とうぶ .

 平成 10 年に 東京都大田区 の体験型宿泊施設が 東御市 西入 (にしいり) 地区に建てられました.
 この施設の建設計画に伴って平成 8 年には旧 東部町 と 東京都 大田区 が友好都市提携、その後 東御市 合併後も友好都市としてのつながりが続いています.

 大田区休養村 とうぶ という名は、 東部町 が合併してなくなった後もそのままになっています.


 ホームページ 見てビックリですが、なんと 「東御市の秘境にある ・・・・・」 なんて紹介されています.
 まぁ周囲の人家は点在しているような場所ではありますが、とても 秘境 ・・・・・・ というような場所ではないんですがねぇ (笑)
 たしかに山手の山村ではありますが、電気・上下水道もしっかり整備されている地域です.



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 細長い半円形のような形をした建物なので、すごく写真のおさまりが難しい.

 付随施設として 、キャンプ場・古民家型宿泊施設・芝生グラウンド・テニスコートなどがあります.
 宿泊はもちろん他の施設利用も、大田区民だけではなく一般の方の利用もできるようになっています.



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 この古民家風建物は二棟あり、宿泊の場合は一棟ごとになります.
 かなり大きな建物で、内部にはキッチンをはじめ囲炉裏まであるので、家族やグループで利用するにはとてもいい感じです.

 
 大事なので言っておきますが ・・・・・・ 決して 秘境 ではありません.

Anita Sings The Most

 夕食時、テレビの天気予報を観ていたら、明日の予報は 「平地部でも雪が降るかも ・・・・ 」 .
 いよいよ雪の予報が出るようになってきました ・・・・・ 冬ですねぇ.
 それでも、昨日は結構暖かな日だったりして、温暖化の影響でしょうか.


 そろそろ冬の支度もしなくてはいけません ・・・・・・ タイヤ交換もそろそろしないと.



 そう言えばアクセスカウンターがいつの間にか 70000 アクセス.
 60000 アクセスが 9 月 14 日だから 60 日弱で 10000 アクセス ・・・・・・・・・・・ ボクの中では アンビリバボッ 的にすごいのですが. 
 どうもこのブログは 一見さん がメインで、リピーターはかなり少ないようです.
 内容よりも数で勝負していますので、きっといろいろ検索エンジンにヒットするんでしょうね (笑)
 これからはリピーターが増えるように内容でも勝負したいのですが、こればかりはボクの文才ではね ・・・・・ 苦笑



 最近、ヴォーカルがいいんです.
 歌がうまさや、違いとかはよくわかりませんが、とりあえずジャズ・ヴォーカルいいです.

 先日の HMV キャンペーンで同時購入したアルバムです.






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  " Anita Sings The Most / Anita O'Day "






  1. 'S Wonderful - They Can't Take that Away from Me
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 2:57
  2. Tenderly
        (W.Gross-J.Lawrence) ・・・・・ 3:20
  3. Old Devil Moon
        (Y.Harburg-B.Lane) ・・・・・ 2:53
  4. Love Me or Leave Me
        (W.Donaldson-G.Kahn) ・・・・・ 2:33
  5. We'll Be Together Again
        (C.T.Fischer-F.Laine) ・・・・・ 3:37
  6. Stella by Starlight  
        (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 2:05
  7. Taking a Chance on Love
        (V.Duke-T.Fetter-J.Latouche) ・・・・・ 2:23
  8. Them There Eyes
        (M.Pinkard-D.Tauber-W.Tracey) ・・・・・ 2:37
  9. I've Got the World on a String
        (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・・ 3:58
  10. You Turned the Tables on Me
        (L.Alter-S.Mitchell) ・・・・・ 3:41
  11. Bewitched, Bothered and Bewildered"
        (L.Hart-R.Rodgers) ・・・・・ 3:55




  Anita O'Day (vo), Oscar Peterson (p), Herb Ellis (g),
  Ray Brown (b), John Poole (ds)

  Recorded at Universal Studios, Chicago, January 31, 1957.






 Verve で録音されたアルバムの中の 1 枚で、 "Sings The Winners" の前の録音になります.
 発売当初は、 "Anita Sings for Oscar" というタイトルだったようです.
 そのタイトルの通り、バックは オスカー・ピーターソン・カルテット .



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 ストリングスやビッグ・バンドでのヴォーカルもいいけれど、やっぱりこういったピアノトリオ (このアルバムはギターが加わったカルテットですが) での歌がいいですねぇ.
 以前にアナログ盤も持っていましたが、当時それほど聴いたアルバムではありませんでした.


 そう言えば、 オスカー・ピーターソン のアルバムも CD では 1 枚も持っていません.
 このアルバム聴いていても、とてもメロディアスな素敵な音色のピアノなんだけど ・・・・・・・ どうも彼のアルバムを買おうという気に、今のところはなりません.
 10 年後あたり、 「やっぱり オスカー・ピーターソン は最高 ・・・・」 なんて言っているかもしれませんが (笑)

 
 さて、このアルバムは 11 曲収録されていますが、比較的短い演奏ばかりで全体でも30分ちょっと.
 もう少し聴きたいなぁ、と思ってしまいます.
 曲は有名なスタンダード曲が中心.



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 アニタ の素敵なところは、ハスキー・ヴォイスでしっとり歌い上げるスローなバラードもいいのですが、 8 曲目 "Them There Eyes" のようなアップテンポの曲を早口で歌い、さらにはゴキゲンなスキャット、そしてドラムとの 4 バース と ・・・・・・ とても素敵な曲になっています.
 この曲の オスカー・ピーターソン がとてもいいんだけれど、さらにいいのが ハーブ・エリス .
 この曲 1 曲に、このアルバムの良さが凝縮されていると言ってもいいくらい、とにかくゴキゲンな曲です.



 ただ Verve のアルバム・デザインがどうも好きになれません.
 このアルバムや "Anita O'Day at Mister Kelly's" はまぁ許容できるとしても、 "This is Anita" 、 "Swings Cole Porter with Billy May" 、 "Anita O'Day and Billy May Swing Rodgers and Hart" などに至っては ・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・ うぅ〜〜〜んと、考えてしまうようなデザインが多いなぁ.

 "Anita Sings the Winners" はとても素敵なデザインだったのに ・・・・・・ 残念.



 それでも、もう少しこの頃の Anita 聴いてみようかなと思ってしまいます.
 それくらい、このアルバムはとても素敵です.






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 昨日今日と、満 11 年を迎えた我が家の インテR 君の車検.
 さすがに 10 年を超えると、いろいろな部分でガタがきはじめました
 エンジンに至っては、最近できるだけ高回転も回すようにしていたので極めて快調.
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ですが、下回りがどうしてもキツイ.

 まずエキゾーストパイプが腐食で交換・・・・・ これが今回の一番大きな出費.
 寒冷地の宿命として、冬季の融雪剤 (塩化カルシウム) の影響がかなりあります.
 さらに多くのゴム部品が劣化やひび割れで交換.

 おかげで、例年よりも 50% 増額になってしまいました.


 さらにボンネットと屋根の塗装がかなりヤバい (上の写真は、数年前に撮ったもので、今ではこんな輝きありません) .
 とりあえず磨きとコーティングでしのぐ予定ですが、この費用も結構なもので ・・・・・ (涙)
 
 車買い換える予算もないし、これはと思うような車も無いので、気合と根性で 20 万km まで乗るつもりでいます.
 


 それまでは大事に乗ってあげないと ・・・・・・・・
 そしてたまには回してあげないといけないですね (笑) .

Anita O'Day Sings The Winners

 秋です ・・・・・・・ しみじみと.
 "Ealy Autumn" という曲がありますが、今夜はこの曲が入った有名なヴォーカル・アルバム.


 このジャケットが昔から大好き ・・・・・・ なにぶん、自他共に認める 面食い なので.
 このブログに貼りつけてあるお友達のリンク・バナーにも、ヴォーカル大好きな azumino さんのブログへのリンク・バナーとして使っています.



 このアルバムはアナログ盤時代にも持っていましたが、他のヴォーカル・アルバム同様、好んで聴くことはなかったように思います.
 ようやく最近になり、ヴォーカルの世界にも足を踏み入れ始めたので、少しずつではありますがこのアルバムの良さも何となくわかりつつあります. 






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   " Anita O'Day Sings The Winners "





  1. Take the "A" Train
         (B.Strayhorn-D.Ellington) ・・・・・ 2:50
  2. Tenderly
         (W.Gross-J.Lawrence) ・・・・・ 2:38
  3. A Night in Tunisia
         (D.Gillespie) ・・・・・ 2:35
  4. Four  (M.Davis) ・・・・・ 2:50
  5. Early Autumn
         (R.Burns-W.Herman-J.Mercer) ・・・・・ 3:09
  6. Four Brothers
         (J.Giuffre) ・・・・・ 2:24
  7. Sing, Sing, Sing
         (L.Prima) ・・・・・ 3:31
  8. My Funny Valentine
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 3:35
  9. Frenesi
         (A.Dominguez-L.Whitcup) ・・・・・ 3:03
  10. Body and Soul
         (E.Heyman-R.Sour-F.Eyton-J.Green) ・・・・・ 3:22
  11. Whats Your Story Morning Glory ?
         (J.Lawrence-P.F.Webster-M.L.Williams) ・・・・・ 3:49
  12. Peanut Vendor
         (L.W.Gilbert-M.Simons-M.Sunshine) ・・・・・ 2:40
  13. Whisper Not
         (B.Golson-L.Feather) ・・・・・ 2:56
  14. Blue Champagne
         (G.Miller) ・・・・・ 2:35
  15. Stompin At The Savoy
         (B.Goodman-A.Razaf-E.Sampson-C.Webb) ・・・・・ 3:18
  16. Hershey Bar 
         (J.Mandel) ・・・・・ 2:06
  17. Don't Be That Way
         (B.Goodma-E.Sampson-M.Parish) ・・・・・ 2:32
  18. Peel Me A Grape
         (D.Fischberg) ・・・・・ 3:04
  19. Star Eyes
         (G.DePaul-D/Raye) ・・・・・ 2:51




  # 1 - 6 :
  Anita O'Day with Marty Paich and his Orchestra
   Sam Noto - Bill Catalano - Jules Chailen - Phil Gilbert -
   Lee Katzman (tp), Bob Enevoldson - Jim Amlotte -
   Kent Larsen - Archie Lecoque - Ken Shroyer (tb),
   Lennie Niehaus - Bud Shank (as), Richie Kamuca -
   Bill Parkins (ts), Jack DuLong (bs), Marty Paich (p.arr.cond),
   Red Kelly (b), Mel Lewis (ds)
  Recorded at LA, April 3, 1958.


  # 7 - 12 :
  Anita O'Day with Russ Garcia and his Orchestra
   Same Personal
   Russell Garcia (arr.cond.dir)
  Recorded at LA, April 2, 1958.


  # 13 :
  Anita O'Day and the Three Sounds
   Gene Harris (p), Andy Simkins (b), Bill Dowdy (ds)
  Recorded at NYC, October, 1962.


  # 14 :
  Anita O'Day with Bill Holman Big Band
   Bill Holman (arr.dir), parsonal unkown.
  Recorded at LA, August 23, 1960.


  # 15 :
  Anita O'Day with Buddy Bregman and his Orchestra
   Conte Candoli - Pete Candoli - Conrad Gozzo -
   Ray Linn (tp), Milt Bernhart - Lloyd Elliott -
   Frank Rosolino - George Roberts (tb), Herb Geller -
   Bud Shank(as), George Auld - Bob Cooper(ts),
   Jimmy Giuffre (bs), Paul Smith (p), Al Hendrickson (g),
   Joe Mondragon (b), Alvin Stoller(ds)
  Recorded at LA, December 20, 1956.


  # 16 :
  Anita O'Day with Billy May and his Orchestra
   Frank Rosolino (tb), Jimmy Giuffre (ts.arr)
  Recorded at LA, July, 1959.


  # 17 :
  Anita O'Day and her Combo
   Harry Edison (tp), Larry Bunker (vib), Paul Smith (p),
   Barney Kessel (g), Joe Mondragon (b), Alvin Stoller(ds)
  Recorded at LA, December 18, 1956.


  # 18 :
   Cal Tjader (vib), Lonnie Hewitt (p), Freddie Schreiber (b),
   Johnnie Rae (ds)
  Recorded at LA, February, 1962.


  # 19 :
   Joe Masters (p), Larry Woods(b), John Pool(ds)
  Recorded at Chicago, Mister Kelly's, London Hause, April 27, 1958.


  ( # 13 - 19 Bonus track not part of the original album )



  

 データを書くだけで、一汗かいてしまいました.
 もう一度見直す気力もないので、もし違っていても怒らないでください.





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 アニタ・オデイ (Anita O'Day) は、 1919 年 10 月 18 日生まれのジャズ・シンガー、 2006 年 11 月 23 日死去、享年 87 歳.
 本名は Anita Belle Colton 、O'Day はスラングで 現ナマ という意味のある "dough" を ピッグ・ラテン で O'Day にしたようです.


 ピッグ・ラテン (Pig Latin) とは: アメリカでの言葉遊びで、単語の最初の子音を最後に移動させ、さらに最後に "ay" を付けるだけ.
 最初が母音の時は、最後に "ay" を付けるだけです (場合によっては "way").
 例: Apple → Appleay か、 Appleway

 アニタ の場合は、 "dough" の最初の子音を最後に持ってきて "oughd" 、ここへ "ay" を付けて "oughday" となります ・・・・・・ これが "O'Day" となった訳です.
 この ピッグ・ラテン は、大人が子供に聴かせたくないような単語を使う時に使うようですね.


 ビッグバンドでの彼女の登場は、それまでの伝統的 "ガール・シンガー" のイメージを払拭し、女性という固定観念をも拒絶するような、今で言う ヒップなジャズ。ミュージシャンだったようです.
 ステージではそれまで当たり前だったイヴニング・ドレスではなく、バンドのジャケットとスカートというスタイルが彼女のスタイルみたいですね.




 彼女を有名にした映像が、このアルバムの主な録音がされた 1958 年の翌年、 1959 年のニューポート・ジャズ・フェスティバルの映像でしょう.
 映画 "真夏の夜のジャズ" の一コマです.




ODay0032

 大きなハットをかぶり、黒のノースリーブ、白い手袋 ・・・・・・
 "Sweet Georgia Brown" と "Tee For Two" の二曲を歌っていますよね.
 この映画、ずっと前に DVD 出たのですが今では絶版、中古でもとんでもない価格がついています.
 次に出た時には忘れずに買うぞ ・・・・・・・ .



 今日のアルバムは、そんなニューポート・ジャズ・フェスティバルの前年に、二つのビッグ・バンドをバックに録音されています.
 歌われる曲は、アルバム・タイトルのとおり有名な曲ばかり.

 声自体は綺麗とは言い難く、ハスキーな声.
 でも、当然ですが歌もうまいですし、リズム感も絶妙です.
 以前 WOWOW で、 1965 年頃のライブ映像を観ましたが、歌もすごいが、ピアノトリオとのやりとりが絶妙なのです.
 こういう演奏だったら、お酒でも傾けながら聴いてみたいものです.
 


 この人の場合、当時のジャズ・ミュージシャンの多くと同様に、ヘロインやアルコール依存ということがつきまとってきます.
 ジャケットのような長い手袋も、実はヘロインの注射跡を見られないためだったのかもしれません.
 
 そうは言っても、白人ジャズ・シンガーを代表する一人 ・・・・・・ ボクも大好きだったりします.

 もう少しアルバム買ってあげないといけないでようかね (笑)





 さてさて、今週はヘビーな一週間です.
 いろいろ考えても仕方ないので、とりあえず目の前のことを一つずつクリアしていくしかありません.


 山では紅葉がゆっくりと始まっているようですが ・・・・・・・・・・・・・・

もう一つの "戦争と平和"

 今日はお休みなので朝遅めの食事をとりながら TV を点けてみると、 Anita O'Day が歌ってました
  ・・・・・・・ "Let's Fall In Love" なんて.
 映像は白黒で、 1963 年のスタジオ・ライブと、 1970 年の オスロ でのコンサート映像.
 この 1963 年から 1970 年の間って、麻薬中毒のため活動を休止していたんですね ・・・・・ だから Before & After って感じです. 
 やっぱりスゴイな〜ぁ、この人.
 とにかくうまいです ・・・・・ "二人でお茶を" の 4 バース ならぬ、 1 バース なんか笑っちゃうくらいゴキゲンです.
 朝からちょっと気持ちよくなりましたね ・・・・・ また CD 欲しくなっちゃいそうです.
 ついつい最後まで見てしまいました.




 さて、今日の話題は先日ちょっと書いたオークションで、なんとか落札した映画のお話しです.
 その映画というのは ・・・・・・・・・・・・・・・・・




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 "戦争と平和" (ソ連映画)





 制作・監督: セルゲイ・ボンダルチュク
 原作: レフ・トルストイ 「戦争と平和」
 脚本: セルゲイ・ボンダルチュク、ワシリー・ソロヴィヨフ
 撮影: アナトリー・ペトリツキー、アレクサンドル・シェレンコフ、
      イォランダ・チェン・ユーラン
 美術: ミハイル・ボグダーノフ、ゲンナジー・ミャスニコフ
 音楽: ビャチェスラフ・オフチンニコフ
 編集: タチアナ・ルハチョワ
 出演: リュドミラ・サベーリエワ (ナターシャ)
      セルゲイ・ボンダルチュク (ピエール)
      ヴァチェスラフ・チーホノフ (アンドレイ)
      イリーナ・スコブツェワ (エレン)
      アナスタシア・ヴェルチンスカヤ (リーザ)
      ワシリー・ラノヴォイ (アナトリー)
      ボリス・ザハーワ (クトゥーゾフ将軍)
      ウラジスラフ・ストルジェリチク (ナポレオン) 
 公開: 1968 年 (1968 年 アカデミー外国語映画賞受賞)
 上映時間: 7 時間 5 分 (全 4 部)





 まず原作はどうなんだろう ・・・・・・ 読んだ様な記憶もあるけれど、ないような感じもあります.
 ドフトエフスキー の 「カラマーゾフの兄弟」 は間違いなく読みました ・・・・・・ でも宗教的な部分がどうしてもボクの中では理解できませんでしたが.
 その頃、有名どころのロシア文学を読み漁った記憶があるのですが、今になると色々な物がごちゃ混ぜ状態で、全くもって頭の中で整理できていません (涙) .
 ただ、映画の映像を観ても、この場面はこんな感じで書かれていたと思うような節々があるので、多分読んだに違いありません.
 でもよく覚えていないということは、読んでいないと同じですな.


 あまりにも有名な原作ですので多くの人が読んでいるでしょうし、最後まで読んでいない人でも内容くらいは知っているはずです.
 「19 世紀前半の ナポレオン によるロシア遠征 (ロシアでの呼称は 「祖国戦争」 ) とその失敗、 アウステルリッツの戦い や ボロディノの戦い などの歴史的背景を精緻に描写しながら、 1805 年から 1813 年にかけてあるロシア貴族の 3 つの一族の興亡を ピエール・ベズーホフ と ナターシャ の恋と新しい時代への目覚めを点描しながら綴った、登場人物500人を超える群像小説である。・・・・・」 (by Wikipedia)



 この 「戦争と平和」 は オードリー・ヘプバーン 、 ヘンリー・フォンダ 、 メル・ファーラー など錚々たるキャストにより、ハリウッドで 1956 年に映画化されています ・・・・・ そう、今回のソ連映画よりも先に映画化されていました.
 このハリウッド版も、上映時間は 3 時間超えという大作ですが、内容的には恋愛部分が強調され、原作に忠実ではないという評価があるようです.
 当然こちらの DVD も持っていますが、まぁ楽しめることは楽しめます ・・・・・ 大の オードリー ファンですから.
 ちなみにこちらのハリウッド版は、なぜかパブリックドメインなので廉価価格の DVD が今でも購入できます.

 一般的に 「戦争と平和」 と言えば、きっとこちらのハリウッド版のほうが、有名でしょうか.





30125800

 話を今回オークションで探し当てたソ連版映画へ ・・・・・・・
 まずこの映画はソビエト崩壊前に作られています.
 モスフィルム (モスクワにあるロシア最大の映画撮影スタジオ) が 3 年間に渡って全 4 部作を製作 ・・・・・ 当然国からの大きなバックアップがあったようで、例えば ボロジノ での戦闘シーンのエキストラにしても、ソ連兵士約 12 万人を動員しています.
 戦闘場面も史実に沿った広大な場所に、考えられないくらいのエキストラや資機材を持ち込み、史実を再現したようですが、とてもカメラでは収めきれないほどすごい戦闘シーンになっています.
 空撮も多用していました.

 もちろん戦闘場面だけでなく、宮廷場面などもち密に再現.
 当然、今のように CG なんてない時代ですので、必然的にお金もかかったんでしょうね.
 この辺りの圧倒されるスケールは、映画館の大画面で、できれば HD かなにかで観たい気がします.




159132001

 ソ連映画の大作といえば、第二次世界大戦の東部戦線の戦いからベルリン陥落までを描いた "ヨーロッパの解放" という全 5 部、上映時間 7 時間 48 分という怪物映画もありました ・・・・・ 元戦車オタク のボクは、当然ボックスで持っています.
 この映画もソ連という国家的事業の映画でした ・・・・・ この映画での戦闘場面 (特に戦車戦) も、ここまでやるかというくらいのスケール.
 一昔前は、こういった超大作と呼ぶのにふさわしい映画が結構あったのになぁ.



 俳優たちは全く知らない人たちばかりですが、 ナターシャ 役はひょっとすると オードリー・ヘプバーン を意識しているんじゃないかと、最初に登場した時に思ってしまいました.
 ピエール 役は、この映画の監督でもある セルゲイ・ボンダルチュク ですが、ハリウッド版の ヘンリー・フォンダ よりもずっとこちらの方が原作に近いような感じです.
 他の俳優さんたちも、流石に自国の代表文学作品の映画だけにフィットしていますね.
 そして、こういった映画は自国語がいいです ・・・・・ 当然この映画は、英語ではなくロシア語が似合います.


 撮影 ・・・・ というか演出の仕方が、いかにもという感じの臭さを漂わせているところが随所にあります.
 まぁこの辺りの演出は、当時のソ連映画にはよく見られるところです.
 こういった演出の部分が、かなり色々なところに散りばめられているので、観ていると少しばかりうんざりして、映画のスピード感もスローダウンしてしまう感じを受けますが、まぁこれもソ連映画と思いながら楽しむしかありません.




戦争と平和005

 実はようやく第一部の 146 分 (ピエールの決闘、戦死したと思われたアンドレイが戻り、妻のリーザが出産により死亡 ・・・・) を観終えたところです.
 映像は、正直よくありません ・・・・・ こういった映画こそ、リマスターして Blu-ray にして欲しい.
 それでも画面からはこの映画のスケールの大きさや、原作の持っている色々な物が伝わってきます.
 そんなものを、ゆっくりと観るのがこの映画の良さかもしれません ・・・・・・ 最近の映画はスピーディですし.



 やっと手に入れたソ連版 「戦争と平和」 .
 残るはこの映画の監督が 1970 年に作った、歴史大作 ・・・・・・・・ そう、先日もちょっと紹介した "ワーテルロー" です.
 こればかりは簡単に手に入りそうも有りません.
 リマスターを待つしかないのかなぁ〜 ・・・・・・・・ .



 年末年始にかけて、ちょっと欲しい映画がいくつか発売されます.
 しばらくは CD 購入を差し控え、 Blu-ray 購入です.
 Blu-ray も廉価盤がどんどんでるようになり、嬉しい限りです.
 後は過去の名作がもっと発売されればいいんですが ・・・・・ この手の映画は売れないからねぇ.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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