Art_Blakey

At the Cafe Bohemia, Vol. 2

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 娘が連休取れたといって、 東京 から帰ってきました.
 火曜日ちょうどボクも休みだったので、二人でちょっと 戸隠 までドライブ.

 信濃町 の焼きもろこしと、間違いなく 戸隠 で一番人気のある うずら屋 のおそばをいただいてきました.




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 ● うずら屋 ●

 平日でも関係なく混んでいます.
 以前来た時も、あまりの混みようで他のお店に入った記憶があります.

 このお店の人気の一つが、とにかく接客がとても丁寧なこと.
 こういう接客されると、多少混んでいても許せちゃいますね.
 入口の予約表に名前書いて、待ち時間の間に 中社 参拝やお土産屋さんを覗いたりもできます.
 店の前には椅子ありますし、周りにも腰掛けられる場所があるので、一休みするのもありでしょう.




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 ● ざるそば 大盛り ●

 ざるそば大盛り・・・・・戸隠らしい控えめな盛りです.
 写真のようなそばの盛り方が ぼっち盛り といって、戸隠そばの特徴でもあります.
 1 ぼっち がおおよそ一口大のようですが、ちょっと一口ではきついかな.
 並盛で 5 ぼっち 、写真は大盛りなので 7 ぼっち .




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 ● お野菜いろいろ天ぷら盛り合わせ ●

 このお店の天ぷらも評判がいいので頼んでみました.
 評判通り、おいしいです.
 季節によって種類は変わるようで、この日は さつまいも、大葉、ズッキーニ、カボチャ、さやえんどう など.

 かなりのボリュームで、ボクは一人だったらちょっとムリだったかな.
 娘と半分にしましたがお腹いっぱいになりました.




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 ● Leica D-LUX7 F2.8 1/125秒 ISO 640 130mm ●




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 さて久しぶりに正統派のビバップ.
 Blue Note 流すのも本当に久しぶりって感じです.

 アルバム 2 枚で発売された 2 枚目のほうです.






1508






  " At the Cafe Bohemia, Vol. 2 / The Jazz Messengers "





  1. Announcement by Art ・・・・ 0:37 

  2. Sportin' Crowd
         (Hank Mobley) ・・・・ 6:53
  3. Like Someone in Love
         (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 9:15
  4. Yesterdays
         (O.Harbach-J.Kern) ・・・・ 4:18
  5. Avila and Tequila
         (Hank Mobley) ・・・・ 12:46
  6. I Waited for You
         (G.Fuller-D.Gillespie) ・・・・ 9:47
  7. Just One of Those Things
         (Cole Porter) ・・・・ 9:27
  8. Hank's Symphony
         (Hank Mobley) ・・・・ 4:43
  9. Gone with the Wind
         (H.Magidson-A.Wrubel) ・・・・ 7:27








  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Horace Silver (p), Doug Watkins (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Cafe Bohemia, Greenwich Village, November 23, 1955.







 Vol. 1 については以前書いて、その時に カフェ・ボヘミア のことなんかも書きました.
 だから今日は全然違うことなんかも書いたりしてみよう.

 今日のアルバムもオリジナルは 6 曲目までで、残り 3 曲が CD 化のボーナストラックになります.





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 ● 15 Barrow Street, Greenwich Village, New York (昔あった場所) ●

 カフェ・ボヘミア はグリニッジ・ヴィレッジにあったようですが、 1960 年代に閉店してしまいました.
 このお店のことも、前の記事でちょっと書いています.


 グリニッジ・ヴィレッジ の Cafe で検索して結構ヒットするのが "Cafe WHA?" .
 こちらはジャズではなく、いろいろなジャンルのライブなどを行っているようです.
 一番有名なところでは ボブ・ディラン かな.

 彼は ニューヨーク に出てきて グリニッジ・ヴィレッジ に住んでいたこともあり、 "Cafe WHA?" でのライブも行っていました ・・・・ まだ売れる前.


 最初のヒット・アルバム "The Freewheelin' Bob Dylan" のアルバムジャケットも、そんな グリニッジ・ヴィレッジ で撮られたものです.
 当然、ボクも持ってます.




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 ● "The Freewheelin' Bob Dylan" ●

 話を The Jazz Messengers のアルバムに戻しましょう.
 このアルバムは (BLP-1507 と 1508) は唯一 The Jazz Messengers としてのアルバム.
 アート・ブレイキー 曰く 「全員がリーダーでサイドマン」 というコンセプトだったようです.
 まぁその後 ホレス・シルバー と別れて、どちらがこの名前を使うのかとか ・・・・・・


 でもこのアルバムはそんなことが起こる前の演奏です.そんなこともあってか、とてもリラックスした演奏になっています.
 お互いを触発しあって火花を散らすようなライブもいいですが、こういったのんびり感覚の演奏も悪くないです.

 演奏される曲はスタンダードに加えて ハンク・モブレー の曲が 2 曲 (ボーナストラックにはもう 1 曲) .

 特に 5 曲目 "Avila and Tequila" の演奏が好きだな.
 これは曲のメロディもとてもきれいで好きです、 ハンク・モブレー ってこういう曲書くのがうまいような気がする.




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 6 曲目の "I Waited for You" はグッとくるようなスロー・バラード.
 ここでは ケニー・ドーハム のちょっとかすれたようなトランペットが朗々とソロを吹いています.

 この曲の最後にはテーマ曲がフェードアウトされているので、この曲でセット終了かな.

 続くボーナストラックはスタンダードの歌もの "Just One of Those Things" ですが、かなりアップテンポにちょっと熱い演奏になっています.
 この演奏も悪くないと思うんだけれど、レコードの収録時間の制約などでカットされてしまったのでしょうか.





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 こういったアルバム聴くと、古き良き ブルーノート って感じです.
 今のように便利で快適な生活ではなかったはずなのに、いろいろな意味でいきいきしたバイタリティのようなものが感じられます.


 もうずっとずっと昔のホットな演奏なのです.




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 一か月前に PV アクセス 777,777 のキリバンを撮りそこなったんですが、 25 日の日曜日、車のエンジンかけたら 7 が並んでました.




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 何かいいことあるかなぁと思ったものの、何事もなく一日がサラッと終わりました.

 まぁ何もないことが一番幸せということにしておこう.


 下のような夕陽が見れたのが、いいことだったのかも ・・・・・




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 ● 8/25 電柱の見える風景 (EOS 5D Mark lV) : F5.6 1/640秒 ISO 400 24mm ●




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At Club Saint-Germain

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 ヨドバシのフォトコン応募に向け作品作りの真っ最中.
 前回の撃沈を踏まえ、今回はできるだけやれることをしっかりやろうと ・・・・・

 特にプリントは納得するまでしたいのですが.




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 写真のプリントは大きいサイズでの印刷の前に A5 程度の大きさで印刷しながら色の調整をしています.
 これはこのコンテストに限ったことではなく、 EOS学園 での作品提出時も同じ.

 同じデータを何度となく印刷するので、やっているうちに設定がわからなくなることもしばしば (笑)
 一応上の写真のようにメモ書きしながらやってます.


 モノクロ をついつい モノラル と書いてしまうこともあったりで ・・・・・




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 さて今日のアルバムはモノクロじゃなく、完全モノラル.
 ハード・バップ ・・・・・ というよりも ファンキー・ジャズ を代表するアルバムです.





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  " Art Blakey & Les Jazz-Messengers au Club Saint-Germain "






  Disc:1
   1. Politely
        (Bill Hardman) ・・・・・ 15:43
   2. Whisper Not
        (Benny Golson) ・・・・・ 7:12
   3. Now’s The Time
        (Charlie Parker) ・・・・・ 13:33
   4. The First Theme
        (Traditional) ・・・・・ 8:23

  Disc:2
   1. Moanin' With Hazel
        (Bobby Timmons) ・・・・・ 13:56
   2. We Named It Justice (Evidence)
        (Thelonious Monk) ・・・・・ 6:37
   3. Blues March For Europe-Number One
        (Benny Golson) ・・・・・ 11:07
   4. Like Someone In Love
        (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 10:51

  Disc:3
   1. Along Came Manon
        (Benny Golson) ・・・・・ 10:04
   2. Out Of The Past
        (Benny Golson) ・・・・・ 10:58
   3. A Night In Tunisia
        (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 17:32
   6. Ending With The Theme
        (Traditional) ・・・・・ 0:31





  Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts), 
  Bobby Timmons (p), Jimmy Merritt (b), 
  Art Blakey (ds), Kenny Clarke (ds)
  Recorded live at Club St.Germain, Paris, 21.Dec.1958.






 1958 年 11 月 21 日、約 1 か月にわたる フランス 巡業のため パリ に渡った ジャズ・メッセンジャーズ ですが、そんな巡業の中有名なナイトクラブ "サンジェルマン" でのライブを フランス RCA が録音してアルバムにしました.

 ちなみにこの フランス 巡業の直前に同じメンバーで吹き込まれたアルバムが "Moanin' (BLP-4003)" でした.





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 アート・ブレイキー のアルバムは ジャズ・メッセンジャーズ 名義も含めると本当にたくさんのアルバムがあり、そのほかにもサイドメンとしてのアルバムもあるもんだから、とてもみんな集めようなんていうコレクターズ欲が湧いてきません.

 Blue Note だけ見ても初期からとても多くの録音があり、ボクでさえ 21 枚の Blue Note 盤を持っています.
 当然その中には "At the Cafe Bohemia (BLP-1507)" 、 "A Night at Birdland (BLP-1521)" や "Moanin' (BLP-4003)" などの名盤もたくさん.
 反面 "Orgy in Rhythm (BLP-1554)" や "Holiday for Skins (BLP-4004)" といった打楽器をフューチャーした、ちょっと取っ付き難いアルバムもあったりしますが ・・・・


 そんな多くのアルバムの中のベストワンとして、レーベルこそ Blue Note ではありませんが、今日のアルバムを選ぶ人もたくさんいるんじゃないでしょうか.
 ボクも聞かれればこのアルバムを選ぶかもしれません.


 そのくらいこのアルバムは印象深いアルバムで、特に vol.2 (それも "Moanin' With Hazel" の入っている A 面) に至っては何度ジャズ喫茶で耳にしたことでしょうか.





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 写真はピアニストの Hazel Scott ・・・・・ そう、このアルバムを代表する曲 "Moanin'" のタイトルに with Hazel と付けられている Hazel です.

 このアルバムの演奏には素晴らしいものがありますが、そんな中でも "Moanin'" の演奏は白眉と言っていいでしょうか.
 メンバーそれぞれが一番脂ののっている時期で、その後呼ばれる ファンキー の原点のような演奏です.

 特にライブならではの観客の高揚している雰囲気がとてもよく伝わってきます.
 そして、そんな雰囲気を醸し出しているのが歌手でピアニストでもある ヘイゼル・スコット の存在でしょう.
 掛け声もすごいけれど、笑い声がとにかくすごい (笑)


 ジャズを聴き始めた頃、初めてこのアルバムを聴いた時に 「ライブってみんなこんな雰囲気なの・・」 なんて思っちゃいました.

 でもまぁ、この観客たちのノリがあったからこそ、後年名盤と呼ばれているような演奏になったのかもしれません.




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 演奏される曲はのちに ジャズ・メッセンジャーズ を代表するような曲ばかり.

 前述のとおり、アルバム "Moanin'" に吹き込まれた曲も何曲か入っています.
 特に "Moanin'" や "Blues March" はその最たるもので、 "Moanin'" に至っては 「蕎麦屋の出前持ちも口ずさんでいた」 という、ちょっと都市伝説に近い逸話まで残っているくらいです.


 "Along Came Manon" は、アルバム "Moanin'" の中では "Along Came Betty" というタイトルでした.



 兎にも角にも、アート・ブレイキー と彼の ジャズ・メッセンジャーズ が演奏的にも、商業的にも頂点を極めていた頃のアルバムです.




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 いよいよプリンタ更新の決断もついて、昨日の土曜日は置き場所を確保するため部屋の模様替えをしてみました.




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 こんな感じで、部屋のカウンターの上にオーディオアンプを何とか置いてみましたが、作業スペースがとても狭くなった.
 机の上にこういうどでかいアンプなんか置くと、威圧感が半端ない.
 おかげで作業スペースがキーボードとマウスパットの部分だけになり、測ってみたら 60cm × 40cm しかありませんでした (笑)


 これだけ狭いとカウンターの上に物は置けないので、ますます床のごみ箱化が進みそうです.




 朝から部屋の片づけをしたら思いのほか早く終わったので、ちょっと家電店へ.

 お目当てのプリンタがあったので思い切ってゲットしてきました.




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 Canon PIXUS iP8730

 以前から検討していた A3 サイズ ( A3ノビ まで) が印刷可能なプリンタです.
 この上位には PRO 10S と PRO 100S というプリンタもありますが、重量やコスパなど検討してこれにしました.

 今まで使っていた複合機もそれなりにキレイではありましたが、いかんせん大判印刷できないのが.
 ただ、複合機のほうはスキャナ機能を使いたいのでそのまま継続で、二台体制.


 同じメーカーだとセッティングも楽なのがとてもいいです.




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Hank Mobley Quartet

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 台風いよいよやってきますね.
 9 月初めの台風 21 号と似たようなルートで日本上陸の見込みです.

 すでに沖縄はかなりの暴風雨で大変なようです.


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 ボクの地域も朝から雨 ・・・・・・・

 いつもの 電柱の見える風景 ではなく、望遠を使って遠くの 鉄塔の見える風景 を撮ってみました.
 モノクロ撮影ですが、今日はカラーにしても似たような雰囲気でしょう.




 先日の 東京 でもモノクロ写真にチャレンジしましたが、せっかくなので インスタグラム にアップしたものを何枚か.




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● お銀座 1 ●

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● お銀座 2 ●

2018.9.28 001
● 池袋駅前 ●

 モノクロ写真も撮ってみるとすごく難しい.
 ボク的にはちょっとコントラスト強めが好きなんですが、そうすると黒がつぶれちゃったりするので ・・・・・
 どこで測光させるか、どのくらいアンダーにするとか ・・・・ 一応シャッター押す前に考えながら撮ってますが思うように出来上がるのはまだまだ少ない.
 モノクロ設定の場合、カメラからフィルター効果を使うことができますが、今回もついつい忘れてました.


 まぁシャッター押す前に考えるようになっただけでも、一昔前とは格段の進歩なのですがね (笑)




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 さて今日のアルバムもそんなモノクロ写真を使った、いかにも Blue Note という雰囲気のアルバム.
 ジャケットだけでなく演奏ももちろん Blue Note らしいアルバムです.





5066






  " Hank Mobley Quartet "





  1. Hank's Prank
         (Hank Mobley) ・・・・ 4:29
  2. My Sin
         (Hank Mobley) ・・・・ 3:48
  3. Avila and Tequila
         (Hank Mobley) ・・・・ 4:30
  4. Walkin' the Fence
         (Hank Mobley) ・・・・ 3:38
  5. Love for Sale
         (Cole Porter) ・・・・ 4:30
  6. Just Coolin
         (Hank Mobley) ・・・・ 4:09





  Hank Mobley (ts), Horace Silver (p),
  Doug Watkins (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at VG Studio, Hackensack, March 27, 1955.




 ハンク・モブレー が Blue Note に吹き込んだ初めてのリーダー・アルバムです.
 アルバム番号は BLP-5066 で 10 インチ盤でした.

 6 曲中 "Love for Sale" を除いた 5 曲が ハンク・モブレー のオリジナル曲.





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 多くの 10 インチ盤は、後年何曲か追加して 1500 番台の 12 インチとしても発売されました.
 でもこのアルバムは 12 インチ盤の発売はなく、後になって CD で陽の目を見ました.

 ただ "ブルーノート・ブック" を見ると別テイクが 2 曲残っているようなので、通常だったらこの 2 曲を加えて 12 インチにもできたと思うんだけれど ・・・・・・


 アルバム全体で、たった 25 分程度の録音時間.
 この記事書きながらリピートしていますが、少なくても 10 回は繰り返してるかな.




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 ハンク・モブレー はこの前年の 1954 年に ホレス・シルバー・クインテット に加入.
 このアルバムのメンバーはそんなクインテットのメンバー (上の写真) です.

 そしてそのクインテットのメンバーはそのまま ジャズ・メッセンジャーズ として活動していきます.

 この辺りはちょっとややこしいですが、 アート・ブレイキー がリーダーの時は ジャズ・メッセンジャーズ で、 ホレス・シルバー がリーダーの時は ホレス・シルバー・クインテット という感じで活動していたようです.
 さらにその後、アート・ブレイキー と ホレス・シルバー は袂を分かれていきますが、この二人が残したハード・バップの足跡はとても大きなものでしたね.




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 そんなメンバーの 初代 ジャズ・メッセンジャーズ として録音されたのが、このアルバムの 8 か月後、カフェ・ボヘミアで録音されたのが "At the Cafe Bohemia (BLP-1507 + 1508)" でした.

 今日のアルバム 3 曲目 "Avila and Tequila" は、そんな "At the Cafe Bohemia vol.2" でも演奏されています.

 このアルバムの中では 2 曲目の "My Sin" がいいですねぇ.
 前もどこかで書いたかと思うんだけれど、 ハンク・モブレー って微妙にいい曲書きますよね.


 このアルバムは一般的なアルバムの半分くらいの時間で、小作品集みたいな感じですが、ハード・バップの雰囲気も至る所で感じることができる秀作.


 控えめな ハンク・モブレー らしいアルバムとでもいえばいいのでしょうか ・・・・




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 このブログ、アクセス数ももう少しで 700,000 なのですが、どうも最近は微妙にアクセス数が減っております.
 更新期間が長くなったり、内容的にも今一つな部分が影響しているんでしょうか.

 ブログというもの自体が、以前よりみんな覗かなくなってきているのも原因の一つじゃないかともボクは思っています.




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 当然カテゴリ別のランキングも落ちてるんだろうな ・・・・・

 数日ぶりに見てみると、なんと 3 位に上がっていました ・・・・ ちなみにボクの定位置は 5 位前後.
 他のブログのアクセスも下がったということでしょうか.

 まぁこのランキングは以前からまったく信じていませんが・・・・・(笑)




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At the Cafe Bohemia vol.1

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 昨日は久しぶりに以前の仕事関係の飲み会でした.
 仕事を辞めても、以前の肩書だけはずっとついてきちゃいます.

 そんな仕事関係の先輩との飲み会は、とにかくみなさん ・・・・ という感じで大騒ぎでした (笑)



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 さて、明後日はもう撮影実習です.
 前回の撮影実習から講評会までは 3 週間以上開いたのでかなり長く感じましたが、今回はあっという間に 撮影実習って感じ.





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 EOS学園 の第 3 クールも、次の撮影実習と 20 日の講評会を残すだけになりました.
 本当に今年は EOS学園 にどっぷりという感じだなぁ.

 一応来年のコースも申し込み完了.


 どこまで行けば、どのくらいうまくなるのか ・・・・・・・・ なんてまったくカタチになってこないので、この先どうなることやら.



 そういえば 16 日には 土屋組 の忘年会も予定されています.
 なんとそこでも あめ玉講評会 やるようなので、今から戦々恐々なのです.

 持っていく作品が ・・・・・・ ない !




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 さて、久しぶりにバリバリ ・・・・ ゴリゴリの ハード・バップ を聴いてみます.
 もうメンバー見ただけでもその熱い演奏が聴こえてきそうです.





1507






  " At the Cafe Bohemia vol.1 / The Jazz Messengers "





  1. Announcement by Art Blakey ・・・・・ 1:32
  2. Soft Winds
        (Fletcher Henderson) ・・・・・ 12:34
  3. The Theme
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 6:09
  4. Minor's Holiday
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 9:11
  5. Alone Together
        (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 4:15
  6. Prince Albert
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 8:51
  7. Lady Bird
        (Tadd Dameron) ・・・・・ 7:30
  8. What's New?
        (B.Haggart-J.Burke) ・・・・・ 4:31
  9. Deciphering the Message
        (Hank Mobley) ・・・・・ 10:13





  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Horace Silver (p), Doug Watkins (b),
  Art Blakey (ds)
  Recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.





 このライブの模様は、 BLP-1507 、 1508 とアルバム 2 枚に構成されています.
 CD 化の際に、未発表だったテイクを 6 曲をそれぞれのアルバムに 3 曲ずつ入れてコンプリート盤として再販されました.
 ボクの CD はそのコンプリート盤ですので、 7 曲目からの 3 曲がボーナス・トラックになります.





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 ジャズ・メッセンジャーズ 名義で録音された最初の演奏は、 1947 年 12 月 22 日に録音された "New Sounds / Max Roach Quintet featuring Kenny Dorham and James Moody, Art Blakey and His Band (BLP-5010)" で、 2 曲 (後年未発表テイク 3 曲が加わって CD 化) 吹き込まれています.
 この時の演奏は 8 人編成のビッグ・コンボでしたが、一応この時のグループ名が "Art Blakey's Messengers" と言われています.


 その後今日のアルバムと同じメンバーで吹き込まれたのが 1954 年 11 月 13 日に録音された "Horace Silver Quintet vol.1 (BLP-5058)" と、 1955 年 2 月 6 日に録音された "Horace Silver Quintet vol.2 (BLP-5062)" の 2 枚の 10 インチ盤.
 この 2 枚のアルバムは、その後一枚の 12 インチ盤として "Horace Silver And The Jazz Messengers (BLP-1518)" のタイトルで 1956 年に発表されました.

 この 1955 年 2 月の録音の直後、 フィラデルフィア のジャズ・クラブ "ブルーノート" に出演した際に "The Jazz Messengers" を名乗り、これがこのグループ名での最初と言われています.
 ですので ホレス・シルバー のアルバムも 12 インチ盤になって The Jazz Messengers の名前が付いた次第.




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 このライブが行われたのが "カフェ・ボヘミア" .

 場所はニューヨークの グリニッジ・ビレッジ ・・・・・ バロー通り 15 .

 マンハッタン のジャズ・クラブやライブ・ハウスの情報は 小川隆夫 著の "マンハッタン・ジャズ・カタログ" に場所はもちろん、地下鉄の路線名から最寄り駅、営業時間に至るまで詳細に書かれています.
 ただし 2006 年の本なので、多くのお店は変わっているかもしれません.

 ちなみにこの本には マンハッタン の歩き方から地図の見方、地下鉄・バス・タクシーの乗り方まで親切に書かれています.

 そんな "マンハッタン・ジャズ・カタログ" にも、 "カフェ・ボヘミア" についての記載はありませんでした.



 1955 年、当時レストランとは言うもののストリップなども行っていたちょっと怪しげなお店 "The Pied Piper" が、 チャーリー・パーカー のアドバイスでジャズ・クラブに店名も変え模様替え.
 その最初のライブが チャーリー・パーカー の予定でしたが、その直前に死亡.
 一部にはこのお店の最初のステージが パーカー の演奏だったと書かれているものもあるようですが、これが間違いというのは今では一般的な意見かな.
 他のミュージシャンの協力もあり営業を始めたようですが、期間は数年くらいだったのでしょうか.
 正確にいつまで営業していたかは調べてみましたがわかりませんでした.




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 これは マイルス・デイヴィス の "’Round About Midnaight" のジャケットですが、この有名な写真が撮影されたのも カフェ・ボヘミア .
 ここでの演奏中に撮影されたもののようです ・・・・ 今回初めて知りました.


 枚数こそ多くないものの、ここでのライブ・アルバムもあります.

 "'Round About Midnight at the Cafe Bohemia / Kenny Dorham" (Blue Note)
 "George Wallington Quintet at the Bohemia" (Progressive ・ Prestige)
 "Mingus at the Bohemia / Charles Mingus" (Debut)
 "Jazz a la Bohemia / Randy Weston" (Riverside)
 "The Unissued Cafe Bohemia Broadcasts / Miles Davis" (Domino)



 "Live at The Cafe Bohemia / Lennie Tristano" という名前のアルバムもあります.
 このアルバムには レニー・トリスターノ が 1947 年にこのお店で行ったライブ演奏数曲が入っていますが、当時はまだ Cafe Bohemia という店名ではありませんでしたので、ちょっとタイトルは ???


 また、ライブとは違いますが "Bohemia After Dark / Kenny Clarke (Savoy) も有名です ・・・・・ センスがよくないジャケットの上半身裸の女性でも有名 (苦笑)
 これは同名の曲を オスカー・ペティフォード が作ったステキな曲で、かの有名な "Five Spot After Dark" 同様に カフェ・ボヘミア に因んで作られました.




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 よく見たらみんな同じスーツ着てますね.
 四つボタンのジャケットがおしゃれです.
 袖口にもちょっとしたアクセントつけてあるし.

 ハンク・モブレー の横縞のニットタイ (?) もおしゃれだなぁ.
 色付きのワイシャツのようですが、これカラーでどんな色だったのか見てみたいですね.


 最後に演奏ですが、ご機嫌なハード・バップ.
 これだけで十分でしょうか (笑)
 錚々たるメンバーが、それぞれ一番元気だった頃のアルバムです.
 メンバー一人一人がとてもイキイキした感じが伝わってきます.

 いろいろ書くよりは、聴いたほうが手っ取り早いです.




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 レコードも 10 インチから 12 インチ LP に移行し始め、 Blue Note のレコード番号も 1500 番台になったばかり.
 それまでの 6 枚のアルバム (Miles Davis, Bud Powell, J.J. Johnson) はすべて 10 インチ盤を 12 インチ LP にし直しただけでしたが、このライブ・アルバムは 12 インチ LP のために初めて録音されたアルバムです. 
 そう意味でも記念すべきアルバムです.


 バップからハード・バップ ・・・・
 10 インチ SP 盤から 12 インチ LP 盤 ・・・・


 Blue Note が輝きを増し始める頃の、とてもエネルギッシュな演奏が詰まっています.




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 さて、今日も比較的暖かな日差しですが、季節はもう 12 月.
 あっという間に今年も終わろうとしています.


 11 月中に観た映画は ・・・・・・・
 


  Blade Runner 2049
  雲のむこう、約束の場所
  秒速 5 センチメートル × 3
  敦煌
  言の葉の庭 × 3
  星を追う子ども × 2
  バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍
  首都消失
  ゲット スマート
  MILES AHEAD / マイルス・デイヴィス 空白の 5 年間
  オケ老人!
  her / 世界でひとつの彼女
  ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
  ブラック・サンデー
  フローズン・タイム


 以上 15 作品ですが、 新海誠 作品は何度も観たものもあったりで.


 映画館観賞の "Blade Runner 2049" も、もう一度観たいと思うくらい面白かったし (不満もあるけれど) 、突っ込みどころ満載の "Miles Ahead" も楽しめた.
 前から好きな "her / 世界でひとつの彼女" 、 "ブラック・サンデー" 、 "フローズン・タイム" は何度観ても楽しかった.


 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・・・・・






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 まるで写真のような映像の美しさが一番.
 そして "秒速 5 センチメートル" や "君の名は。" のように登場する人物が魅力的です.

 この映画は何度観ても飽きない.


 最初はあまり好きじゃなかった主題歌 "Rain" もいつの間にか好きになってました.




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Orgy in Rhythm


 さながら "秒速 8 センチメートル" って感じだな.




8 005

 昨日の夜 8 時頃の写真です.

 昨日は新春恒例の一大イベントの日でした.
 昼から 2 時間ほど屋外だったので、とても天候を心配していましたが、雨や雪に降られることがなくホッと一息.
 ただ、ものすごく寒い日で風が本当に冷たかった.

 ようやく治りかけた風邪がぶり返すんじゃないかとちょっと心配です.


 今日の祝日は少し肩の荷が下りたのでのんびり家で過ごします.





 年度末オークションで 380 円で落札したアルバムです.
 全体の状態もとてもよくて、これはとてもラッキーでした.

 まぁ内容は ・・・・・・・・・・・・・・






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  " Orgy in Rhythm / Art Blakey "





  1. Amuck ・・・・・ 6:49

  2. Elephant Walk ・・・・・ 6:56

  3. Come Out and Meet Me Tonight ・・・・・ 5:43

  4. Abdallah's Delight ・・・・・ 9:46





  Art Blakey (ds.vo), Herbie Mann (fl),
  Ray Bryant (p), Wendell Marshall (b),
  Jo Jones (ds.tympani), Arthur Taylor (ds),
  Sabu Martinez (perc.vo), 
  Specs Wright (ds.tympani),
  Ubaldo Nieto (perc.timbales),
  Evilio Quintero (perc.maracas.cencerro),
  Carlos "Patato" Valdes (perc),
  
  Recorded at RVG studio, New Jersey, March 7, 1957.






 1957 年に録音された、超実験的な演奏と言ってもおかしくないような内容です.
 前の記事で TBM のアルバムを紹介し、そこでもこういった録音すること自体が TBM 的云々 ・・・・ と書きましたが、今日のアルバムはある意味でもっと冒険的です.
 こういったアルバムを作っちゃうところがねぇ ・・・・・・ アルフレッド・ライオン らしいです.





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 Blue Note の 1500 番台で唯一持っていなかった CD がこの 2 枚になったアルバムでした.
 今回、その vol.2 だけをゲット.

 内容的にはおおよその見当はついていたので、本当に最後の購入です.
 聴きたいと思ったアルバムでもないので、安いのが見つかったら買おうか程度.
 それでオークションで手に入れ、聴いてみて ・・・・・・・ やっぱり納得.


 ジャズか ?
 って聞かれれば、ちょっと首を傾げてしまうような演奏です.

 4 曲目は出だしがとてもストレート・アヘッドな感じで始まりますが、途中からは打楽器の狂演.

 このアルバムの 4 曲は アート・ブレイキー の作曲 ・・・・・・・ というか、構想で作られた曲.
 リズムに焦点が当てられているのでテーマ部とかもなにかハッキリしない感じを受けます.




Art Blakey 0011

 このアルバムは "アルフレッド・ライオンの狂気" とまで言われたアルバムです.
 そしてその狂気は、 1 年 8 か月後に録音された "Holiday for Skins (BLP-4004.4005)" に続いていきます.
 両アルバム共に、リズムだけを追求したようなこのアルバムになっており、その原点ともいえるアルバムが今日のアルバムです.


 だから、歌はいいだろ、歌は ・・・・・・・・



 1500 番台は残りこのアルバムの vol.1 のみ.
 4000 番台も "Feelin' Good / The Three Sounds (BLP-4072)" のみ.
 4100 番台が残り 10 枚ほど ・・・・・・・・

 このくらい集めれば Blue Note に関してはもう十分かな.





 早朝の雪かきでお疲れですので、本日は以上でございます.





 それにしてもよく降りました.




9 003

 今朝の風景ですが、一面真っ白.

 朝 5 時頃から、家の周りを除雪の車が走っておりました.




9 008

 ただ、今日は気温が比較的高いのであっという間に融けてしまいそうです.
 すでに道路の雪は、ほとんど融けてしまいました.


 さて、これからのんびり映画でも観ることにします.

Holiday for Skins

 ジャズも少し聴き込んでくると、演奏を聴いただけで奏者がわかったりしてきます.
 さらには ブラインド・クイズ などと呼ばれた、ジャズ喫茶の定番イベントに一喜一憂したりして.

 こうなってくると、知らず知らずのうちに 「オレ、結構ジャズわかってきたんじゃね ・・・・ 」 なんて勘違いも始まったりするわけ.

 こういうオーラ全開の人、ボクは好きじゃないんだけれど、自分自身もきっとにたよう似たようなオーラをブログでも出してるんじゃないかと ・・・・・・・・・ ちょっとブログ書きながら思ったり.

 まぁそんなことは横に置いておいて ・・・・・・



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  (金曜日の 銀座 )

 実は先日 写真展 を観ていた時も同じようなこと感じたんです.
 写真観ながら ・・・・・・・・

 この露出は F8 くらいか ・・・・・・
 このシャッタースピードは 1/60 くらい ・・・・・・・・
 ホワイトバランスは ・・・・・・・・・


 おいおい、これって違うだろ.

 写真観に行っているはずのに、いつの間にか撮影技術を見にいっているような感じ.
 非常によくないのですな.

 もう少し写真に正面から向き合おう ・・・・・・ なんて、ここでもわかったようなオーラを出しちゃいました.






 さて少し前、 Amazon でようやく購入したアルバムです.
 内容が内容だけに、以前から購入しようと思ってはいたものの最後のクリックができなかったアルバムです.

 ちなみに Blue Note の 1500 番台、 4000 番台、 4100 番台の未購入があと 20 枚ほどになったので、残っているアルバムはみんなこんな感じの微妙なアルバムが多いのです.




4004-5






  " Holiday for Skins / Art Blakey "





  1. The Feast
             (Art Blakey) ・・・・・ 8:25
  2. Aghano
             (Art Blakey) ・・・・・ 6:04
  3. Lamento Africano
             (Art Blakey) ・・・・・ 8:22
  4. Mirage
             (Art Blakey) ・・・・・ 10:27
  5. O'Tinde
             (Art Blakey) ・・・・・ 6:14
  6. Swingin' Kilts
             (Ray Bryant) ・・・・・ 8:49
  7. Dinga
             (Art Blakey) ・・・・・ 8:57
  8. Reflection
             (Ray Bryant) ・・・・・ 9:06





  Art Blakey (ds.chanting), Donald Byrd (tp: # 1, 4, 6 & 8), 
  Ray Bryant (p), Wendell Marshall (b),
  Art Taylor (ds), Philly Joe Jones (ds.chanting.vo),
  Ray Barretto (bongos, congas), Victor Gonzales (bongos, congas),
  Julio Martinez (bongos, congas), Sabu Martinez (bongos, congas),
  Chonguito Vincente (bongos, congas), Fred Pagani (timbales),
  Andy Delannoy (maracas), Austin Cromer (chanting),
  Hal Rasheed (chanting)
  Recorded at Manhattan Towers, NYC, November 9, 1958.





 オリジナルは BLP-4004 、 BLP-4005 の 2 枚になっています.
 ボクの持っているものは CD で 1 枚になっているもの.
 正直こういったアルバムはとりあえず聴ければいいかな、って感じだったので、オリジナル構成になんて全くこだわりなし.

 ただ内容が内容だけに、購入するまで結構な年月を要したアルバムなのです (笑)




40044005

 こちらはオリジナル二枚のジャケット写真.
 お得意の色違いですね.

 写真の上に書かれた水玉の加工は "Milt Jackson and The Thelonious Monk Quintet (BLP-1509)" とこのアルバムだけかな.
 "Unity (BLP-4221)" でも水玉が入っていますが、上記の 2 枚とはかなり雰囲気が違います.

 ボクはこの水玉のデザイン、結構気に入っています.



4004-2

 Blue Note らしいと言えば らしい アルバムでしょうか.
 新しいことをしようとしている感じは 1 曲目からヒシヒシと伝わってきます.
 それが何曲も聴いていくうちにだんだん苦痛になっていって ・・・・・・ 修行モード突入.

 まぁ一応リズム・セクションも健在ですし、1曲目で言えばトランペットも入って、冒頭のカオス感はそんなにはなくなるんだけれど、途中からまた打楽器の饗宴.


 とにかくね、歌が結構辛いんだな ・・・・・・・・・・・ (笑)


 そんな修行が 5 曲続き、 6 曲目になると感動するくらいのモダン・ジャズらしい演奏になります.
 ひょっとするとそれまでの 5 曲は、この 6 曲目につなげるための演奏だったのかと思ってしまうほどホッとできるのです.

 レイ・ブライアント が 2 曲提供していますが、この 2 曲がものすごくいいと感じちゃいます.
 前後の曲とのつながりでそういう感じになっちゃうんだろうな.



ArtBlakey4005

 まぁ、それにしてもだね、よくもこんなアルバムまで平気で聴けるようになったものだと感慨一入 ・・・・・・・ ちょっとオーバーでした.

 でも本当にエリア拡大しました.
 このアルバムにしたって、修行だなんだと書いてはいますが普通に流して聴いちゃっているんですから.
 4 曲目の "Mirage" だって聴いていくたびにいいなぁと思ってしまう.


 お気に入りとは言い難いですが、十分にこういうアルバムもありかな.





 8 月 25 日、 EOS 5D Mark lV の発売発表の陰に隠れていましたけれど、こんなものも 9 月下旬に発売されます.



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   Wi-Fi アダプター "W-E1"

 EOS 7D Mark II ・ EOS 5Ds ・ EOS 5Ds R と、スマートフォンやタブレットおよび PC との Wi-Fi 接続を可能にするアダプターなのです.


 これって、 EOS 7D Mark II を使っているボクにとっては大ニュース.
 EOS 70D の時は iPad などで拡大してピント合わせして、そのままシャッター押すのが、特に望遠レンズ使っているときなど重宝でした.

 それが EOS 7D Mark II ではなかったので、今回の EOS 5D Mark IV にこの機能が付いただけでも購入意欲上昇だったのですから.

 このアダプターがたった 5,000 円で購入できるとなるとですよ ・・・・・・・・


 5Ds という選択肢がまたまた出てきちゃったりするわけ.
 まぁ実売価格的には一応 EOS 5D Mark lV のほうがまだ安いので、現状のままだったら EOS 5D Mark lV なんだけれど ・・・・・・・・


 あと半年価格変動を見守ります.



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   (金曜日の お台場)


 それよりも Wi-Fi アダプター どうしよ.
 価格的には 5,000 円だから、そんなに負担があるわけではないんだけれど.

 こっちのほうが結構悩んだり ・・・・・・・・・



 していたら、たった今 キヤノン からメールが届いて



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 見ん事、抽選に当たったそうです.


 早速購入手続きしたんだけれど ・・・・・・・・・

 微妙にうれしいような ・・・・・・・・・ 複雑なのです (笑)


 とりあえず半年間はこれ見ながら我慢、来春には 5D のどれかを買い足します.
 きっと EOS 5D Mark lV だとは思うんだけれど、考える余地ありすぎです.

New Faces, New Sounds

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 木曜日は午後から豪雨で、ボクの住んでいる地域でも多くの水害が発生しました.
 幸いにも人的なものはありませんでしたが、久しぶりに降ったなぁって感じです.



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 今日も午前中から曇ったり、雨が落ちたり、かと思うと写真のように青空がのぞいたり ・・・・・・

 今 14:00 頃ですがまた暗くなって雨も落ち始めてきました.

 明日の日曜日も、天気は今一つみたいです.
 夏が終わって、台風がやってきた感じですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 Blue Note の古いアルバムを聴いてみますか.
 このアルバム、久しぶりに聴いてみたので 「あっ、こんな演奏だったんだ ・・・・・・」 でした.




5023






  " New Faces, New Sounds / Kenny Drew " 





  1. Yesterdays
          (O.Harbach-J.Kern) ・・・・・ 5:19
  2. Stella by Starlight
          (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 2:27
  3. Gloria
          (Kenny Drew) ・・・・・ 3:32
  4. Be My Love
          (N.Brodzsky-S.Cahn) ・・・・・ 2:42
  5. Lover, Come Back to Me
          (O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・・ 3:31
  6. Everything Happens to Me
          (T.Adair-M.Dennis) ・・・・・ 4:40
  7. It Might as Well Be Spring
          (O.Hammerstein II-R.Rodgers) ・・・・・ 2:47
  8. Drew's Blues
          (Kenny Drew) ・・・・・ 2:25





  Kenny Drew (p), Curly Russell (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, April 16, 1953.





 Blue Note の 5000 番シリーズの一枚.
 この 5000 番台は 10 インチサイズのモノラル LP 盤でした.



5023-2

 このアルバムもそうですが、この年から ニュージャージー州 ハッケンサック (Hackensack) にあった Rudy Van Gelder のリビングを改造したスタジオを使っての録音が行われるようになりました.
 このスタジオでは 1959 年 7 月 1 日まで録音が行われ、多くの名演奏がアルバムに収められました.

 その後さらに完成度の高いスタジオが イングルウッド・クリフス (Englewood Cliffs) にでき、最初のセッションが 1959 年 7 月 20 日に録音されました.

 この最後と最初の両セッションは アイク・ケベック の録音セッション.
 ちなみに イングルウッド・クリフス までミュージシャンの送迎をしていたのも アイク・ケベック というのは有名なお話ですね.




RVG studio0002
  (RVG Studio, Hackensack)

 アルバム・タイトル通り、このアルバムは ケニー・ドリュー 名義のデビューアルバムになります.
 Blue Note はこの "New Faces, New Sounds" というコピーで、多くの新人たちの録音を行っています.


 5018: Horace Silver Trio - New Faces, New Sounds
 5020: Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds
 5021: Lou Donaldson / Horace Silver a.o. - New Faces, New Sounds
 5023: Kenny Drew Trio - New Faces, New Sounds
 5025: Wynton Kelly Trio - New Faces, New Sounds
 5029: Elmo Hope Trio - New Faces, New Sounds
 5030: Lou Donaldson / Clifford Brown a.o. - New Faces, New Sounds
 5031: Wade Legge Trio - New Faces, New Sounds
 5036: Urbie Green Septet - New Faces, New Sounds
 5043: Frank Foster Quintet - New Faces, New Sounds
 5044: Elmo Hope Quintet - New Faces, New Sounds, Vol. 2
 5053: Julius Watkins Sextet - New Faces, New Sounds
 5054: Gil Melle Quartet - New Faces, New Sounds, Volume 3
 5056: Jutta Hipp Quintet - New Faces, New Sounds from Germany


 ほとんどはその後もアルバムを残し、ボクにもなじみの深い人たちですが、中には全然聞いたことのない名前もあったりします.
 このあたりは アルフレッド・ライオン が気に入ればとりあえず録音って感じなのでしょうね.
 これがあったから Blue Note の今の評価があるという感じです.





kenny-drew002

 ケニー・ドリュー はその後も Blue Note をはじめいろいろなアルバムに演奏を残しますが、 アメリカ ではなかなか高い評価を得られませんでした.

 1961 年に パリ に渡り 1964 年から デンマーク の コペンハーゲン に活動の拠点を移し活動しています.
 ニールス・ペデルセン とは多くの秀逸なアルバムを残しています.

 彼の場合どちらかというとヨーロッパでの演奏に人気があるようで、ボクのイメージも "Dark Beauty" などの SteepleChase 時代を思い浮かべてしまいます.
 ヨーロピアン・リリシズム とでもいうのか、独特なリリシズムで演奏を行いますが、今日のアルバムではまだまだパップ・ピアニストといった演奏を聴かせてくれます.


 今回久しぶりに聴いたら、とても軽快な歌心溢れる小作品集という感じでした.
 


  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 雨降りの休日、何となくテレビを点けると オリンピック .
 ついつい観てしまいますねぇ ・・・・・・・ 感動しちゃいますねぇ.

 日本を応援するのはもちろんですが、日本人の出ていない競技でも感動しちゃいます.

 やっぱり一生懸命やっている姿は美しいなぁ.



20160820002

 これはビックリでした.

 まさかこの種目で銀メダルとは ・・・・・・・ あの アメリカ に勝ったんですから.

 今回のオリンピックでも何十年ぶりのメダルとか言われるものが多いのですが、まさか短距離でメダルとは.
 こういうのを びっくりぽん っていうのでしょうか (笑)


 為末 氏が記事に書いていましたが、ボクも成績の悪かった日本選手の謝罪が嫌い.
 なんで謝る必要があるのか意味不明です.

 最近どうもほんの一部のヘイトな発言ばかりが変にクローズアップされ、逆に大多数の意見が見て見ぬふり的な感じがいろいろなところであるように思います.
 この謝罪というのも、一部の批判に対しての謝罪なのでしょうか.

 一生懸命やっている姿は TV などでも十分すぎるほど伝わっています.
 その結果がどうであれ胸張っていいんじゃないのかなぁ.


Genevieve Lacaze
  Genevieve Lacaze

 キレイな人が頑張っている姿は感動です ・・・・・・・ ボソッ



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Indestructible

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今年 ・・・・・・ それもつい最近から、無謀にもフォトコンにチャレンジし始めました.
 フォトコンといっても山のようにあるのでどこに投稿すればいいのかわかりません.

 だったらハードル高そうな キヤノン に挑戦してみようか ・・・・・・・
 と、まずは会員向けのコーナーへの投稿から始めてみました.


 そうしたら、なんと最初の 3 枚のうち 2 枚がホームページに掲載されました.


 このコーナーはそれぞれのテーマで会員が投稿した写真から、プロがチョイスしてそれにコメントを加えホームページに掲載するというもの.
 一般的なコンテストとは違い 入選 とかといった表記はありません.
 掲載されないものもかなりあるようですので、まぁ掲載されたものが入選といった感じなのでしょう.



20160318004

 2 枚のうちの一枚のコメントですが、 「違う角度から見ている」 と言われたのがとてもうれしいなぁ.
 実はもう一枚も 「観察眼が素晴らしい」 と書いていただきました.

 それにしてもプロ・カメラマンはすごいなぁ.
 仕事とはいえ何百枚という応募作品を見て、そこから自分の感性でいいものを選び、さらにそこにコメントを書いていくって ・・・・・・ 今はカメラの性能がすごくよくなっているので、いい写真もたくさんあると思います.
 ボクなんか他の人の写真を見ているだけでも、みんなすごいなぁと思っちゃう.

 おまけにこのコメントはすごい.
 一枚の写真からこんなにステキなコメントを書かれてしまうと、ちょっとファンになってしまいそうです.




 それにしても ・・・・・・・・・・


 思いっきり、勘違いしそうだなぁ ・・・・・・ フフフフッ




 作品のコメントにも書いたんだけれど、基本的にトリミングは好きじゃありません.

 ファインダーで覗き、切り取った絵がすべて !!

  ・・・・・・・ なんてカッコイイことでも言えればいいんだけれど、単に後で余分な部分切り取ったりするのが面倒なだけ.
 だから大きな画面で見直した時にイメージ通りだと超自己満足なのです.


 偏屈な性格だから、人と同じようなものを撮っても面白くない.
 これからも 変態チックな視線 で撮っていこうと思う、今日この頃なのであります (笑)





 さて、金曜日からは今年初めての いつもの講習会 県内コース.
 実は日曜日、講習会場そばでは大きな高校駅伝大会が開催され全国から 100 を超える学校がやってきました.



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 (今年のポスター探したんだけれどなかったので・・・)

 ボクのコースは郊外の病院内なので大会の影響は全くありませんが、問題はホテル.

 いつも泊まるインターそばのビジネスホテルの玄関にも 10 校の名前が書かれていました.
 おかげで朝食が混雑して落ち着いて朝食とれませんでした.

 できるだけこういったイベントのない日に講習会を開催するようにしているんだけれど ・・・・・


  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 どうも最近写真や映画の話題にシフトしかけている当ブログ.
 これではさすがにマズイ、と久しぶりにストレート・アヘッドなジャズでも聴いてみよう.

 いかにも Blue Note らしい、赤いドット画のインパクトが強いアルバムです.





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  " Indestructible / Art Blakey & The Jazz Messengers "





  1. The Egyptian
           (Curtis Fuller) ・・・・・ 10:24
  2. Sortie
           (Curtis Fuller) ・・・・・ 8:11
  3. Calling Miss Khadija
           (Lee Morgan) ・・・・・ 7:20
  4. When Love is New
           (Cedar Walton) ・・・・・ 6:00
  5. Mr. Jin
           (Wayne Shorter) ・・・・・ 7:04
  6. It's a Long Way Down
           (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:24






  Lee Morgan (tp), Curtis Fuller (tb),
  Wayne Shorter (ts), Cedar Walton (p),
  Reggie Workman (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs.
     # 5 : April 24, 1964  # 1 - 4 : May 15, 1964.
     Bonus track # 6 : April 15, 1964.








 BLP-4193 ・・・・・・・ 演奏は新主流派ここにありという感じですなぁ.
 6 曲目の "It's a Long Way Down" は CD 化に伴うボーナス・トラック.
 ちなみにボクの持っている CD は輸入盤.



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 一昔は 4100 番台というだけで敬遠気味でしたが、今ではどんと来い.
 ただし、このあたりのアルバムはあまり聴く機会がないのも事実でして.

 このアルバムに関しても 1年ぶりくらいでしょうか.
 それだけに新鮮なんだな.


 とにかく 1・2 曲目の演奏がいい ・・・・・・ というか、曲がいい.
 両曲共に カーティス・フラー が書いた曲です.

 このアルバム (CD) 購入して最初に思ったのは、このメンバーに カーティス・フラー ってどうなんだろう ?
 ところが聴いてみるとトロンボーンの違和感なんてこれっぽっちもありません.


 この 1 曲目のドラムの叩き方がすごく独特な感じです.
 そして 2 曲目の "Sortie" .
 こちらは変則的な部分もあるものの、途中ではほとんど "Blues March" (笑) 
 そしてそして、この 2 曲ともピアノの シダー・ウォルトン が微妙にいいなぁ.

 そういえば "Hub Cap / Freddie Hubbard" での演奏もよかった.
 結構サイドメンとしての演奏が家にもありましたが、リーダー・アルバムに至っては East wind の "Pit-inn" だけでした.



BLP4193In

 このアルバムの吹込みを最後に、アート・ブレイキーはBlue Note を去ります.
 ただし、これ以降も古い録音の未発表をまとめたアルバムが数枚 (BLP-4245、4258、4347) 発売されています.

 またこの年の夏にはウェイン・ショーターがグループを脱退し、マイルス・デイヴィス・グループに入りました.
 5 曲目の "Mr. Jin" はとても彼らしい曲でした.



 久しぶりの Blue Note ですが、やっぱりいいな.
 もう少し欲しいアルバムはあるんだけれど、他に欲しいものがあるのでじっと我慢.

 とにかくこの年度末、出費がヤバいのです.

 お小遣いの自己破産だな (涙)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 そうそう、これが冒頭の応募作品の原作.
 この写真をトリミングし、いらない部分をカットしました.



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 左の明るいビルが邪魔なのです.
 かといって右に振ると、今度は右のビルが飛び込んでくるし.
 おまけにこの信号はどうしても入れたいし ・・・・・・・・・

 結局変則的なサイズでトリミングしての応募になりました.


 ちなみに映し出される ココ のアップ画像はほんの数秒.
 最初気がついた時にはすでに遅く撮れず、結局 10 分くらい寒空の下で待っていたのであります.


 お小遣い同様、写真も 忍耐 かなぁ (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Like Someone In Love

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 いつもの年だったら、こんな日曜日は年賀状の印刷などしているのですが ・・・・・・・

 今年は年賀状やめてみようかと考えています.
 たいした理由はないんだけれど、とりあえず 2 年くらいやめたらどうなるんだろう ・・・・・ って感じなのです.


 ただし、本当に出さなければいけない人が数人いるので、この方たちは別ということで (笑)




 日曜日、初めて自分の写真をプリントアウトしてみました.
 今まで子供の写真などをプリントアウトしたことはありますが、しっかり一眼レフで撮った山の写真や風景写真のプリントアウトは初めて.
 それも ワイド 6 切 というちょっと大き目なサイズなのです.



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 よくカメラマンの方が、「自分で撮った写真をプリントアウトしてみてください ・・・・・」 なんてその手の番組で言っていました.
 ボクはデータで保管して、観るときはディスプレイ.

 今回は、 撮るしん。 で採用された写真くらいは家で飾ろうかなと思い、そんな写真を中心に数枚プリント.


 そうしたら、ビックリするくらいキレイで ・・・・・・・・


 これはもう大発見、ちょっとした感動だったのです.
 やっぱり L の力かなぁ


 ちなみに、初めてのプリントアウトは近くにある "カメラのキタムラ" .
 その中の 1 枚ですが、仕上がったものを見たら全然ピントが甘い.
 おかしいなぁと思い、ちょっとクレーム気味に確認.

 そうしたらボクの注文が間違っていた (汗)
 再度新しいものをプリントアウトしてもらいましたが、料金は不要とのこと.

 偉いぞ、キタムラ !!!
 大変、失礼しました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 久しぶりにじっくり聴いてみたら、今までのイメージとは全然違っていました.
 写真じゃないけれど、こういう発見もあるから Blue Note はステキなんだな.







4245






  " Like Someone In Love /
       Art Blakey & The Jazz Messengers "





  1. Like Someone In Love
              (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 8:01
  2. Johnny's Blue
              (Lee Morgan) ・・・・・ 9:09
  3. Noise in the Attic
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 7:52
  4. Sleeping Dancer Sleep On
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 8:04
  5. Giantis
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:32
  6. Sleeping Dancer Sleep On
              [Alternate Take] ・・・・・ 8:05






  Lee Morgan (tp.flh), Wayne Shorter (ts),
  Bobby Timmons (p), Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs,
  # 3, 4, 6 : August 7, 1960.
  # 1, 2, 5 : August 14, 1960.







 BLP-4245 、 1960 年に録音されたアルバムです.
 オリジナルは 7 曲、 6 曲目はボーナス・トラック.
 このアルバムは "A Night in Tunisia" (BLP-4049) と同日のセッションと、その一週間後同じメンバーでの録音を収めたもので、 1967 年にそれら未発表だったものを集めて一枚のアルバムになっています.




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 アート・ブレイキー のアルバムって、 Blue Note をはじめいろいろなレーベルに、個人名義や The Jazz Messengers 名義のものなどそれこそ数えるのが大変なくらいあります.


 そんな アート・ブレイキー に対するボクのイメージは ・・・・・・・・
 "Au Club Saint-Germain" 、 "At The Cafe Bohemia" 、 "A Night At Birdland" などのライブや、 "Moanin'" 、 "A Night In Tunisia" ・・・・・・・・
 アップ・テンポでガツガツとビートを刻む、バリバリのハード・バップとイメージ.


 最近ボクの傾向としては 新主流派 の演奏を聴く機会が圧倒的に多いので、自然とこういったバリバリのハード・バップやナイヤガラ・ドラムスは敬遠がちでした.
 ちなみにボクが持っている The Jazz Messengers のイメージは、 ベニー・ゴルソン がいた頃にどうしてもなってしまうかな.


 そのため、今日のアルバムと同じ時期のアルバムも数枚あるにも関わらず、あまり手が伸びなかったのです.
 購入時はそれなりに聴いているはずだけれど、内容も全く忘れてました.



 いつものように作業用の iTunes から流れた "Sleeping Dancer Sleep On" にビックリ.

 このアルバム、ボクの持っていたイメージとかなり違う感じのアルバム.
 モダンでスタイリッシュな香りのアルバムなのです.



ArtBlakey005

 この写真のデータがわかりませんが、このアルバム録音当時の写真と推測されます.
 ウェイン・ショーター の顔もちらっと見えます.
 ベースも ジミー・メリット かな、きっと.


 ジミー・メリット は 1957 年から 1962 年まで The Jazz Messengers に加わっていました.
 1961 年からは カーティス・フラー を加えたセクステットになりますので、このアルバムはクインテット演奏の最後のほうでしょう.
 その後もビックリするような有名ミュージシャンたちが、この The Jazz Messengers で演奏をしています.



 そんなアルバムですが、 1 曲目はミディアム・テンポのスタンダード.
 もうここからしてボクの中のイメージが壊れていくのです.
 そして 4 曲目の "Sleeping Dancer Sleep On "

 この曲は ウェイン・ショーター の曲ですが、いい雰囲気の曲でボクの好みにピッタリ.
 "Night Dreamer" (BLP-4173) の中の "Oriental Folk Song" のようなちょっと多国籍的雰囲気を持った曲です.
 最近、 ウェイン・ショーター の作曲センスに感動することが多いような気がします.

 そしてここでの ボビー・ティモンズ がいいんだなぁ.
 おまけに別テイクまでボーナス・トラックとして入っている ・・・・・・・



 今夜のような、寒い夜空に溶け込んでいくような "Sleeping Dancer Sleep On" なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今週は忘年会が週末に二つ.
 そのうちの一つは土曜日に 東京 、その翌日はそのまま 東京 で家庭のイベント.

 週末のブログ更新はできそうもないので、土曜日はちょっとクリスマス色の 東京 でも撮ってこようかと思っています.
 まぁ、毎年撮っている風景になっちゃうんだろうが.


 ただ、天気があまり良くないみたいだなぁ ・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Blue Lights vol.1

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 プチ充実したシルバー・ウィークも終わってしまいましたが ・・・・・・・
 なんと、たった二日勤めただけで土日のお休み !!

 ボクのようなナマケモノにはこれは嬉しすぎる.

 おまけに来週はかなり前から予定していた家族旅行があるので、木・金とお休みいただいております.
 体が完全に休日モードになっています.
 この先、普通の勤務がちょっと心配だったりします (笑)



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1600sec f/4 ISO-100)

 10 月 1 日付人事異動の内示があり、ボクのブログに何度も登場していた 腐女子 が他の職場に異動になります.
 とてもユニークな女子で、ブログ・ネタとしていろいろ使わさせていただきましたのでちょっと残念.

 まぁ現職場が長かったので、これもやむ無しといったところでしょう.
 その代わりに、別の意味でユニークな女子がやってくるのでどうなることやら.




 今日も特に予定ないのでちょっと出かけようかと思っていましたが、上の写真のような曇り空.
 天気予報だと午前中は晴れの予想なんですが、どうもパッとしません.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 じゃあ家でブログでも更新しようと ・・・・・・・・

 それも正統派のハード・バップを久しぶりに聴いてみよう.
 少し前までは 新主流派 やロック色の強いアルバムが多かったので、前回の "Blue Hour" に続いて Blue 繋がりの Blue Note 盤ということで.
 





1596






  "Blue Lights vol.1 / Kenny Burrell"





  1. Phinupi
         (Kenny Burrell) ・・・・・ 9:45
  2. Yes Baby
         (Kenny Burrell) ・・・・・ 11:05
  3. Scotch Blues
         (Duke Jordan) ・・・・・ 7:56
  4. The Man I Love
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:43
  5. I Never Knew
         (T.F.Rito-G.Kahn) ・・・・・ 12:34





  Louis Smith (tp), Tina Brooks (ts: # 2, 3 & 5),
  Junior Cook (ts: # 1-3 & 5), Kenny Burrell (g),
  Duke Jordan (p), Sam Jones (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Manhattan Towers, NYC, May 14, 1958.







 オリジナルは BLP-1596, 1597 という二枚のアルバムです.
 5 曲目の "I Never Knew" は CD 化に伴ってのボーナス・トラック.




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 このアルバムの 2 枚目については 以前に 紹介しました.
 その時に詳しく書きましたが、ボクの持っているアルバムは輸入盤で 2 枚組のものです.
 そのためオリジナルとは収録順序が大きく違っています.
 一応ブログ・タイトルはオリジナルの表記をしましたが、内容はかなりオリジナルとは違うことをご承知ください.
 アルバムの写真はボクの持っているものですので、 "Volumes 1 & 2" になっています.


 ただどうして 1 曲目に "Phinupi" を入れたのでしょう.
 オリジナルでは A 面の 1 曲目に "Yes Baby" を入れています.

 アルバムの 1 曲目に何を入れるかって、そのアルバムの方向性を示すべき大きな役割があるので、プロデューサーもかなり気を使うという話を、以前 TBM の 藤井さん から聞いたことがあります.

 このアルバムの 1 曲目と 2 曲目では演奏ががらりと違っています.
 アルバム・タイトルの雰囲気からすると、オリジナルの "Yes Baby" のほうが似合っているかな、とボクは感じますが.

 まぁ好みの問題にもなってしまいますね.
 録音順にきちんと入れてあるのかもしれませんし ・・・・・



Kenny Burrell008

 写真は ケニー・バレル と ジョン・ジェンキンス .
 1957 年の "John Jenkins with Kenny Burrell" (BLP-1573) の録音風景と思われます.

 ちなみにこの "John Jenkins with Kenny Burrell" ですが、ずっと探しているんだけれどなかなか見つかりません.
 4 - 5,000 円出せば購入できますが、ボクは基本的に 2,000 円以内 (できれば 1,000 円以内) という変なポリシイ持っていたりするので、なかなかありませんね.
 でも、こういったアルバムはきっと廉価価格で再版されると信じていますので、それまではじっと我慢.




 さてこの "Blue Lights"アルバム、スタジオ・ジャム・セッションをおさめたもの.
 雰囲気的にはすごくくつろいだ雰囲気が伝わってきます.

 ジャム・セッションというとバリバリの闘争心溢れるようなプレイを連想しますが、このアルバムは気心の知れたメンバーがリラックスした雰囲気の中で演奏している感じがあります.


 このアルバムのホーン陣は非常に地味な印象です ・・・・・・・・
 まぁボクのような ティナ・ブルックス 大好きにとってはたまらないアルバムでもありますが (笑)


 ティナ・ブルックス はもちろんですが、 ルイ・スミス にしてもまだまだ駆け出しでこのアルバム録音の 2 か月前に Blue Note での初めてのアルバムを吹き込んだばかり.
 ただし倒産した トランジョン・レーベル に 1957 年の録音があり、その音源を アルフレッド・ライオン が買い取り "Here Comes Louis Smith" (BLP-1584) として発売はしています.


 Blue Note と言えば Lee Morgan 、 Donald Byrd や Freddie Hubbard といった華やかなトランぺッターがいますが、 ルイ・スミス はかなり地味な感じです.
 まぁ活動期間が少なかったこともあるのでしょう.



Juniorcook001

 この写真は 1960 年 Birdland での ホレス・シルバー・グループ の演奏風景.
 トランペットは ブルー・ミッチェル 、 テナーが ジュニア・クック .


 このアルバムにも登場している ジュニア・クック ですが、この人も前述の ルイ・スミス 同様べらぼうにうまいわけではないんだけれど何か味がある.
 ただこの人のほうは ホレス・シルバー・グループ の黄金期のメンバーとしてとても有名ではあります.

 最後にソロ順を書いておきますね.


 "Phinupi" 
    Cook → Smith → Burrell → Jordan → Blakey
 "Yes Baby" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey
 "Scotch Blues" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey
 "The Man I Love" 
    Jones → Smith → Jordan → Jones
 "I Never Knew" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey




 全体的に地味な感じのホーン陣がリラックスしながら作ったアルバムが、とてもブルージーでステキなアルバムになってしまいました.



 さて昼ごはんの時間です.
 午後はのんびり映画でも観て過ごすことにしましょう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

It's Only A Paper Moon

 今日はお休みだったので、久しぶりに散髪に行くつもりでした.
 基本的に長いのが嫌で、耳にちょっとかかってくるだけでもダメです.
 数年前までは同じ団地の方が経営していた美容室でカットしていたんですが、家庭の事情から閉店.
 その以降、理髪店でカットしているのですがどうもこのお店との相性がいま一つです ・・・・・ 技術的に云々ではなく.


 駐車場は空いているのにお店は混んでいたり ・・・・・・
 火曜日に行ったら連休で休みだったり ・・・・・・
 今日も駐車場がガラガラなのでラッキーと思って店に入ると、いつもカットしてくれる御主人が身内の不幸のため不在 ・・・・・・・・ orz
 でも、新しいお店に行くのもなんとなく入り辛いので結局はこのお店とお付き合いです.




 Blue Note のオリジナル・アルバムには、ご存じのとおりレコード番号が付けられており、その番号でおおよその演奏スタイルがわかります.
 ところが、その Blue Note の黄金時代とも言う 50 年台、 60 年代というのは、バップからハードバップ、ファンキー、モード、フリー ・・・・ というような、ある意味で混沌とした過渡期でもあります.
 そうなると当然いろいろな演奏がありまして ・・・・・・ まぁそういったところも Blue Note の楽しみの一つでもあります.



 今夜のアルバムも、 "おやっ ? " っと首を傾げてしまうようなアルバムです.
 でも、ここでの "おやっ ? " はとっても素敵な意味です.





4029






  "The Big Beat / Art Blakey And The Jazz Messengers"





  1. The Chess Players
  2. Sakeena's Vision
  3. Politely
  4. Dat Dere
  5. Lester Left Town
  6. It's Only A Paper Moon
  7. It's Only A Paper Moon (alt-tk)




  Lee Morgan (tp), Wayne Shorter (ts), Bobby Timmons (p),
  Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  (BLP-4029)  Recorded March 6, 1960.







 The Jazz Messengers といえば、どうしても あの "Moanin'" (BLP 4003) が連想されてしまいます.
 ジャケットからも、どことなく "Moanin'" のようなファンキーな香りが漂ってきます.
 メンバーも、テナーの Wayne Shorter が Benny Golson に変更になっているだけで、まんま "Moanin'" そのもののようです (笑) ・・・・・ でも、このたった一人の違いが大きな違いになっています.




4029-2

 アルバム全体は、確かに "ファンキー" と呼んでもいいような演奏なのですが、 "Moanin'" の演奏とはまったくと言っていいほど違っています.
 特に Wayne Shorter の演奏は、モーダルで都会的なイメージです ・・・・・ "Moanin'" のような一種独特の泥臭さのようなものは、 少し影を潜めています.
だから最初に持っていたイメージとはちょっと違って、 "おやっ ? " となってしまうんですね.
 全体にホットなんだけれど、南部のようなむせるような蒸し暑さではなく、もう少しカラッとした都会の夜を連想させるような演奏です.


 アルバム的には、 Wayne Shorter の Blue Note デビュー・アルバムです ・・・・・ 本当はその前に録音され未発表だった演奏がありますが.
 とても新人とは思えないような演奏です ・・・・・ 変にファンキー路線を行かないところがいいですよね.
 あの "Moanin'" のメンバーを向こうに回して、堂々とモーダルな演奏をしているところが.

 そして Lee Morgan がここでもいい演奏してるんですよね.



 このアルバムも少し前から好きになりました.
 最近はそんなアルバムが多いですね.


 昔の思い出だけのジャズの聴き方から、少しは大人になったようです.
 違いの分かる男には、まだまだ程遠いですが ・・・・・・・・・・ .

ハード・バップ 誕生の夜

 まるで夏のような日差しでしたね.
 少し夏っぽい雰囲気で ・・・・・・ パチッ !



DSC_0624

 今日コンビニで見つけました、でも最近はドキッとするような飲み物がありません.
 過去に ペプシ は、アズキ味や BAOBAB なんてものがありましたので、今年も何かやってくれるのでしょうか.
 思いっきり期待してしまいます ・・・・ 超偏食主義なのですが、こういった飲み物とかは冒険できちゃうタイプです.




 "いつもの小川さん" のブログ に、オンライン・ショッピングについて少し書かれていました. 
 ボク自身も、オンライン・ショッピングが欠かすことのできない生活を送っているので、とても偉そうなことを言える立場ではありませんが、便利な半面なにか味気なさがあるような部分もかなりあるように以前から思っています.
 PC で Click すれば、数日後には家に届きます・・・・・試聴もできるし、配送料もほとんど無料、とっても便利です.
 ただこうやって購入したものって、何となく愛着が薄い感じもしています.


 まだアナログ盤を購入していた頃は、レコード店も数多くあり、お店でビニールの被ったジャケットを裏表ひっくり返しながら、気にいったものを探したものでした.
 当時のレコードも今の CD と同じくらいの価格でしたが、収入額が全然違うので、とても大人買いなんかできる訳でもなく ・・・・・・ 必然的にお店で時間をかけて、十分に検討して買うことになる訳です.


 今なんか、ちょっと安いキャンペーンなどでまとめて 20 枚とか平気で買っちゃっているんですから.
 どうでもいいようなものまで、たくさん買ってしまってますね (苦笑) .




 そんな昔に購入したアルバムです ・・・・・ 今はそのアルバムもなく、手元にあるのは CD のみ.
 このあたりも、ちょっとばかり味気ないです ・・・・・ 演奏はとっても味があるというのに.







1521






  "A Night At Birdland With Art Blakey Quintet"





  Vol. 1  (BLP 1521)
  1. Annoucement
       (By Pee Wee Marquette) 
  2. Split Kick
  3. Once In A While
  4. Quicksilver
  5. A Night In Tunisia
  6. Mayreh
  7. Wee-Dot (alt-tk)
  8. Blues





1522




  Vol. 2  (BLP 1522)
  1. Wee Dot
  2. If I Had You
  3. Quicksilver (alt-tk)
  4. Now's The Time
  5. Confirmation
  6. The Way You Look Tonight
  7. Lou's Blues



  Clifford Brown (tp), Lou Donaldson (as), Horace Silver (p),
  Curly Russell (b), Art Blakey (ds), Pee Wee Marquette (ann)
  Recorded at "Birdland" NYC, February 21, 1954.





 このアルバムについては、以前にも 3 種類のジャケットについて書きましたので (ただデータは記載しなかったので再度取り上げてみました) 、ジャケットの話は今回は止めておきましょう.
 とにかく Blue Note を代表するアルバムの 1 枚と言ってもいいでしょうね.

 ハード・バップなるものの誕生を、克明に記録したアルバムとも言われているようです.
 ただ細かいことを言うと、 "ハード・バップ誕生の夜" という表現もあれば、 "ハード・バップ誕生前夜" という表現もあります.
 今聴けば間違いなくハード・バップなのですが、その当時まだハード・バップというものが確立されていなかったから、あながち "誕生前夜" という表現も間違いではなさそうです.




1521-4

 以前持っていたアナログ盤は、それぞれ 5 曲ずつ収録されていました.
 その後、未発表テイク 4 曲が "A Night At Birdland With Art Blakey Quintet, Vol. 3" (BNJ-61002) として発売されました.
 ボクが現在持っている CD は、珍しく International 盤ではなく、 "コンプリート・バードランドの夜" というタイトルで EMI ミュージックジャパン から 1,700 円 (今のボクにとってはかなり高く感じます) で発売されたものです.
 この 2 枚の CD には "Vol.3" の 4 曲が含まれています.
 それ故に、 "コンプリート・バードランドの夜" となる訳です.


 とにかくホットな演奏です ・・・・・ この一言でアルバムを表現できてしまうんじゃないでしょうか (笑) .
 最近、頓に 新主流派 ばかりなので、どうもこういうホットなハード・バップから疎遠になっています.
 久しぶりにそんなハード・バップを聴いてみると、とにかく熱気がプンプン伝わってきます.
 正直こんな演奏ばかりだと、ちょっと疲れてしまいそうですね ・・・・・ このライブを聴いてたみなさんはどうだったんだろ.
 ステージは午後 11 時から朝の 3 時までだったようですが、信じられませんね.
 ただ、当時のミュージシャンにとっては日中のスタジオ録音よりもはるかに夜の演奏のほうが、演奏しやすかったようですので、こんなにも熱気溢れる演奏になったのかもしれません.


 そんなホットな演奏の中から、 "Once In A While" .
 Lou が抜けて、 Clifford Brown のワン・ホーンでの演奏なのですが、いいですよね.
 やたらに高音を使わないところもいいし、歌心溢れる演奏はさすがといったところです.
 他の曲のようにバリバリ吹かせてもゴキゲンですし ・・・・・・・・ これが "ブラウニー" ですね.

 この録音の翌年には、 "ジャズ・メッセンジャーズ" という名称を使うようになり、いくつかの録音を残していますが、ボクは "The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia (BLP 1507,1508) " の演奏のほうが、正直この "Birdland" よりも好きかな.
 でも好きなアルバムと、想い出のアルバムは全く別.
 このアルバムは、ジャズを聴き始めた頃のいろいろな思い出が詰まったアルバムでもありますから.




1521-21522-2

 ジャケットのこと書かないと言いましたが、やっぱりボクの思い入れ深いのは、このジャケットなんだよね.
 上の CD ジャケットと使っている写真は同じなのに、全然イメージが違っています.
 ボクはこちらのジャケットのデザインのほうが、はるかに洗練されてスタイリッシュだと思うのですがね.


 このアルバムで、 Blue Note のジャケットに興味持つようになりました.
 レコード店でさんざん迷った挙句に購入したアルバムだからこそ、いろいろな思い出もあります.


 それに比べ、最近はアルバム一枚の重さをまったく感じなくなっています ・・・・・・・ ワン・クリックだけですものね (涙) .

"Moanin'" の金色シール

 またまた雨になってしまいましたね.
 午後は少し止んだのですが、夕方から雨脚が強くなりました ・・・ そしてまた止んで.
 快晴の "秋晴れ" と呼べるようなお天気には、当分お目にかかれそうもありませんね.


 さて今夜は、我が家に残っている数少ないアナログ盤のお話しでも.
 最近になってようやく疑問が解けたのでちょっと書いてみます.
 「今頃かいっ!」 というような声が、どこかから聞こえてきそうですが.







4003






  "Moanin' / Art Blakey And The Jazz Messengers"





  1. Moanin'
  2. Are You Real?
  3. Along Came Betty
  4. The Drum Thunder Suite
  5. Blues March
  6. Come Rain Or Come Shine





  Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts), 
  Bobby Timmons (p), Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  Recorded on October 30, 1958.







DSC01218

 これがそのアルバム ・・・・・・・ どうでしょう、かなり程度いいと思うんですが.
 針を落としたのもほんの数回です、あとは棚に静かに眠っていました.
 写真には映っていませんが、当然 "オビ" もあります.
 アナログ盤を一気に中古レコード店に売ってしまった時、どうしても手放せなかった数枚のアルバムの一枚です.


 このアルバムは、 「特別復刻版・特製重量レコード」 ということで、当時
"Candy / Lee Morgan" 他数枚買ったのですが、今残っているのはこの 2 枚だけです.
 その当時の値段が 2,500 円 ・・・・ 結構な値段です.
 今になって思うと、「あの当時無理して買っておけば」 という気持ちと、 「CD 時代になったので買わなくて良かった」 という、相反する気持ちが入り混じっています.


 実は昔から気になっていたのが、このアルバムの右下に貼られている金色の "STEREO" シールなのです.
 このシールがどうしてこのアルバムに貼ってあるのか、よくわかりませんでした.
 おまけにボクは、以前から言っているようにライナーノーツが嫌い、関連書籍読むのが嫌い (最近は違いますよ、かなり読むようになりました) ですので、この謎はずっとボクの中で謎のままでした.


 先日 ・・・ と言っても 9 月 25 日のことですが、 "ONGAKU ゼミナール" の帰りの新幹線で、友人に頼まれた書籍を読んでいたら、このシールのことがきちんと書かれていました.
 なるほど ・・・・・・ .


 小川隆夫著 "はじめてのブルーノート" に、詳細が書かれていました、以下はその中から要約です. 
 頑なにモノラル盤に拘っていた Blue Note は、 1959 年 8 月にようやくステレオ盤をリリースしました.

 "Somethin' Else / Cannonball Adderley" (BLP 1595)
 "Blues Walk / Lou Donaldson" (BLP 1593)
 "Finger Poppin' / Horace Silver" (BLP 4008)
 "Moanin' / Art Blakey And The Jazz Messengers" (BLP 4003)


 この 4 枚が最初に発売されたアルバムで、ジャケットはモノラル盤と同じものを使い、わかるように金色のシールを張っていたようです.
 Blue Note のステレオ盤は、80000番台ですが、こんな理由で、
      BLP 4003 + 金色のシール !
 となったようですね.

 どうしてモノラル盤に拘ったかということは、前記の書籍を購入して確認してください ・・・・・ まぁ、ほとんどのみなさんはすでに知っていることだとは思いますが、ルーキーのみなさんは勉強です(笑)




4003-2

 演奏についても書きますか ・・・・・ ???
 でも今さら書く必要ないくらい有名なアルバムですよね、このアルバムは.
 本当か、都市伝説か、ボクはわかりませんが、その当時、そば屋の手前持ちも口笛で "Moanin'" のフレーズを口ずさんでいたという逸話があります.
 それくらい、日本でも大ヒットした曲です.
 この "Moanin'" という曲はいろいろな演奏が、多くのアルバムで残っていますが、ボクが一番好きなのはこのアルバムの演奏よりも、 "Au Club Saint-Germain" (サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ) です.
 でもこのアルバムでも、Lee Morgan は火を吹くような演奏ですし、演奏のすべてがファンキー・ジャズそのものの、パワフルな演奏です.



 それにしてのこの悪天候、いつまで続くやら.
 来週はちょっと山まで行く予定なので、晴れてもらわないと.

祝! Mosaic な SAMURAI BLUE

 ヤッター!!!

 もう今日の話題は、何といってもこれっ!
 とりあえず、勝ち点 3 !!
 内容よりも勝ち点なので、とりあえず大満足.




6

 本田圭佑ですね、昨夜は.
 得点取ったのも凄いけれど、前線での早めのディフェンスがとにかくよかった.
 あれで、前半は結構余裕で観戦していることができました.


 問題は "いつもの" 後半です.
 正直カメルーンの組織だった攻撃がなかったので、結果的に 1-0 で勝てたけれど、相手がもっと体格的にも大きく、スピードを生かした攻撃をするオランダとデンマークだったらどうでしょう.
 オランダは言うに及ばずですが、負けたデンマークも結構守りがしっかりしており、高さにも強い感じでした.
 予選突破は、デンマーク戦でしょう ・・・・ 正直、昨日の日本の後半を見る限り、オランダには勝てそうもありません.
 焦点はデンマーク!! なんとか予選 2 勝.
 となると、いさぎよく第 2 戦は捨てるべき!!
 とにかく 24 日のデンマーク戦にすべてをぶつけられるように、コンディション調整でしょう.


 19 日のオランダ戦を中途半端で迎えるのが一番良くないので、サブ中心で引き分けたらもうけもの、くらいの気持ちで行かないと、デンマークには勝てないと思うよ.
 と、にわかサッカー解説者気取りしてみました.







4090






  "Mosaic / Art Blakey & The Jazz Messengers"





  1. Mosaic
  2. Down Under
  3. Children Of The Night
  4. Arabia
  5. Crisis





  Freddie Hubbard (tp), Curtis Fuller (tb),
  Wayne Shorter (ts), Cedar Walton (p), 
  Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 2, 1961.







 Art Blakey ・・・ The Jazz Messengers は、Blue Note に多くのアルバムを録音しており、そのほとんどが、 「これがハード・バップ」 と呼べるようなファンキーな演奏ばかりです.
 まぁ、中には "Orgy In Rhythm (#1554,1555)" や "Holiday For Skins (#4004,4005)" といったちょっと毛色の違ったものもありましたが.
 そんな彼らの代表的なアルバムの一枚 "Moanin' (#4003)" の録音されたのが 1958 年 10 月.
 それからちょうど 3 年後に新生 The Jazz Messengers で吹き込まれたのが、このアルバム "Mosaic" です.




4090-2

 まずメンバーが大きく入れ替わっていますし、ホーンの編成もトロンボーンが加わったセクステットです.
 そしてここで繰り広げられる演奏は、 "Moanin'" のようなファンキーさは残っているものの、もっともっとモーダルな演奏に変わっています.
 いきなり 1 曲目の "Mosaic" からバリバリ、いっちゃってます.
 2 曲目の "Down Under" のテーマ・メロディが好きなんですが、 Wayne Shorter のソロになると一気に様相が変わり、新主流派と呼べるような演奏になっていきます ・・・・ ただ、この演奏でのソロはちょっとばかり短めで消化不良.

 そんなモーダルな演奏なのですが、バックではいつもの Art Blakey のリズムが聴こえます.
The Jazz Messengers というグループに、いくつもの違う要素の演奏 (あるいはミュージシャン) が共存する現象とでもいいましょうか ・・・・・
 これが "Mosaic" というタイトルを付けた意味かもしれませんが、どんな演奏なんだろうとワクワクさせてくれるようなメンバーであり、演奏でもあります.

 ルーキーのみなさんは、やはり 1500 番台あたりのハード・バップの代表的なアルバムを聴きこんでから、このあたりのアルバムを聴いたほうが、より楽しめるかもしれませんね.
 聴きこんでいないボクが言っても、信憑性にかなり欠けてしまいますが.




 Samurai Blue の次の試合は、19 日!
 そういえば、日本代表もそんな "Mosaic" のひとつかも ・・・・・・ 

At The Five Spot Cafe / Kenny Burrell

 オリンピック ・・・・ 東京 残念でしたねー.
 そのせいか、このアルバムの Kenny Burrell の顔が、なぜか Barack H Obama に見えてしまうんですが ・・・・



4021

 これはいいなー! 特に 1 曲目の "Birk's Works" がいい.
 単調なリフから入っていって、バリバリのハード・バップ、とてもファンキーな演奏です.

 Kenny Burrell はもちろん大好きです.
 秋に聴くにはぴったりのブルージーな演奏で、あまり喋らないんだけれど心にグッとくるようなところがボクは大好き.
 弾いてるイメージが湧いてくるんだけど、きっとクールでカッコイイんだろうな.


 そして Tina Brooks がいいんだな.
 もう、彼の演奏は大好き、最近聴きまくり、買いまくりです (昨日も少し書いた "Blue Lights" も当然買って持っています、ただし 2 枚組の輸入盤ですので、青ジャケットしかありませんが) .
 彼の演奏は日本の演歌のような、派手でなく、饒舌ではないんだけれど、グッとくるところがあるんですよね.
 それは、音であったり、フレーズであったり ・・・・・・・・
 こういう素晴らしい演奏者が、酒やドラッグに溺れて、この世界から消えたり、早死にしたり.

 ・・・・・ Stop the Drug !


 Art Blakey は 「まんま Art Blakey !」 という感じで叩いているし、 Bobby Timmons もファンキーに弾いている ・・・・・・・ 
 "Moanin'" なんか演奏しょうものなら Club St. Germain になってしまいそうな雰囲気です.

 このアルバムも、以前はそんなに聴いた訳ではないのに、最近きちんと聴いてみると、いいなー.
 そして思うのは、やっぱりボクは Grant Green よりも Kenny Burrell です.


 それにしても、このギターの音色は、どうしてこんなに秋にフィットするんでしょうか.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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