Autumn_Leaves

Autumn Leaves




 新年明けましておめでとうございます.
 みなさま素敵な元日をお過ごしでしょうか ・・・・・・・

 ボクはいつもと変わらずのんびりした休日を過ごしています.
 元旦、お正月だからといって特別なことはまったくありません.

 まぁ下の娘が帰省し、家族三人で食事することくらいが、いつもと違うことでしょうか.



 昼間は "十二人の怒れる男" と "飢餓海峡" といった、かなり渋めの古典作品 2 本を鑑賞.
 ボクの小さい頃のお正月の特別な楽しみの一つは、深夜に映画が連日 TV 放映されることでした.
 こういった年末年始の深夜映画を観て、映画が大好きになっていきました.

 最近は レンタル DVD や、インターネットで観ることができるので深夜に特別映画というのはほとんどなくなってしまいました.




 新年最初は、映画ではなくやっぱりジャズ・アルバムを取り上げておかないと.
 最近続いている CTI のアルバム群の一枚.






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  " She Was Too Good to Me / Chet Baker "





  1. Autumn Leaves
       (J.Kosma-J.H.Mercer) ・・・・・ 7:08
  2. She Was Too Good to Me
       (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 4:44
  3. Funk in Deep Freeze
       (H.Mobley) ・・・・・ 6:11
  4. Tangerine
       (D.Sebesky-V.Schertzinger) ・・・・・ 5:32
  5. With a Song in My Heart
       (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 4:06
  6. What'll I Do ?
       (I.Berlin) ・・・・・ 4:00
  7. It's You or No One
       (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 4:32




  Chet Baker (tp.vo), Paul Desmond (as: # 1, 4),
  Bob James (p.key), Ron Carter (b),
  Steve Gadd (ds: 1-4), Jack DeJohnette (ds: 5-7)
  Recorded on July 17, October 31, November 1, 1974.





 最初このジャケットを手に取った時、写真の意味がよくわからず 「なにか抽象的なジャケットだなぁ」 なんて思ってましたが、裏を繋げて見ると女性の顔だったんですね.
 いかにも Chet Baker っぽい感じのジャケットです (笑)





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 昨年末、一年を振り返ってみたら非常に多くの人に支えられてやってきた一年だったと痛感しました.
 まぁ昨年に限った事ではありませんが、本当に今まで人に恵まれていたと言うのかな.
 仕事もちろん、 off-the-job でも ・・・・・・・ そういえばジャズに関してもそうだなぁ.

 2009 年に 小川隆夫氏 の存在を知り、最初はブログを通じ、その後 ONGAKU ゼミナール でご本人にお会いし、昨年はその ON ゼミ の企画までしてしまいました.

 この Chet Baker も、そんな人との出会い ・・・・・・ 小川氏との出会いがなければきっと今でも聴いていなかったはずです.
 と言うか、ジャズ・アルバムにしたって全然増えることなく、エレクトリックなものなんかまったく聴いていなかったかもしれません.
 ブログも自然消滅していたかもしれません.

 


Chet Baker 005

 このアルバムの "Autumn Leaves" ですが、最初はそんなにいいとも思っていなかったんだけれど、何度も聴いているとだんだん素敵に思えてきます.
 こういう軽快さがいいなぁ.
 Steve Gadd がいいなぁ ・・・・・・・・・
 Paul Desmond がこれまたいいなぁ ・・・・・・・・


 ただ、彼のヴォーカルはまだ好きになれません.
 ボクにはちょっと甘すぎてしまいます.
 まぁ、あと 10 もしたら大好きになっているかもしれませんが.


 CTI 捨てたもんじゃないなぁ.
 一昔前までは、 CTI レーベルというだけで手にも取らなかったというのに (笑)






 家のベランダからの初日の出です.




2014.1.1 0052

 オレンジ色に染まった空にくっきりと.

 昨年もきれいに見ることができました.
 太陽が現れるまでベランダにいたのですが、寒さはそんなに厳しくありませんでした.
 日中もポカポカという感じの一日.

 今日のお天気のように、穏やかな一年になればいいのですが.




 写真撮った後は再びベッドでぬくぬく.
 奥様はいつものように早起きして初売りに出かけていました.

 初売りと言っても、お目当てはスタバの福袋です.
 普通にお店にコーヒーを飲みに来る人と福袋目当ての人たちが同じレジだったためか、かなりレジがごった返していたようですが、なんとかゲットしてきました.




2014.1.1 0041

 これが 5,000 円の福袋の中身.

 写真では背景になっていますが、黒のオリジナルバックの中に、
  ハウス ブレンド (中挽き)
  パイクプレイス ロースト (中挽き)
  VIA イタリアンロースト & コロンビア 各 1
  サイレンロゴコースター (黒 2 枚組)
  ロゴカップ ビバレッジカード × 2 枚
  アニバーサリーロゴチャームタンブラー
  スタッキングマグ ( 2 個入) 1 組

 昨年の福袋の中身をネットで見ましたが、ボク的には今年の方がいいようの思いました.
 特に職場で VIA を愛用しているボクにとって、 VIA が 2 箱入っているのはうれしい.
 タンブラーも、確か少し前の記念モデルだったような気がします.

 他の店舗の福袋の中身もネットでちらほら公開されています.
 基本的には大体同じですが、タンブラーがちょっと違う感じ.
 ステンレスのタンブラーが入っていたり、ハンディミルクフォーマーだったりするお店もあるようです.

 ステンレスポットはスリムタイプをすでに 2 本持っているので、ボクはこちらのタンブラーでも十分満足.
 この アニバーサリーロゴチャームタンブラー は、確か一昨年秋に発売されたはず.
 単なる売れ残りなのか ・・・・・・・・・・ 今度突撃質問してみよう (笑)





 ということで、今年も一年がスタートしました.
 来年の今頃、いい一年だったと思えるような年にしたいものです.




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Portrait in Jazz

 今朝は雨降りでした.
 午前中には雨も上がったものの、どんよりした寒い一日になりました.

 さすがに 12 月、季節は冬です ・・・・・・ 陽が出ないと気温はかなり低くなってしまいます.


 先日取り上げた "When I Fall in Love" ・・・・・
 とてもリリカルな演奏を聴いてみましょう.



 真面目が写真になるとこんな感じになるのか ・・・・・・・
 と思ってしまうようなデザインのジャケットでした.
 ボクの通っていたジャズ屋では、このアルバム 「お見合い写真」 って呼ばれていました (笑) .







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   " Portrait in Jazz / Bill Evans "





  1. Come Rain or Come Shine
         (H.Arlen-J.Mercer) ・・・・・ 3:20
  2. Autumn Leaves : take 1
         (J.Kosma-J.Prevert) ・・・・・ 5:56
  3. Autumn Leaves : take 2
         (J.Kosma-J.Prevert) ・・・・・ 5:22
  4. Witchcraft
         (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・・ 4:32
  5. When I Fall in Love
         (V.Young-E.Heyman) ・・・・・ 4:52
  6. Peri's Scope
         (B.Evans) ・・・・・ 3:12
  7. What Is This Thing Called Love ?
         (C.Porter) ・・・・・ 4:34
  8. Spring Is Here
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 5:05
  9. Some Day My Prince Will Come
         (F.Churchill-L.Morey) ・・・・・ 4:52
  10. Blue in Green : take 3
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・・ 5:23
  11. Blue in Green : take 2
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・・ 4:29

   (# 3 & 11, bonus track not part of original album)





  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, Descember 28, 1959.






 1960 年に発表されたアルバムで、ベースの スコット・ラファロ 、 ドラム のモール・モチアン によるトリオでの最初の吹き込みになります.
 このトリオは、 スコット・ラファロ の交通事故死によってわずかの期間で幕を閉じます.
 録音されたアルバムは、 Riverside レーベルの 4 枚だけ ・・・・・ 後年、完全版や別テイクが発掘されましたが.




evans001-2

  "Explorations" (1961)
  "Sunday at the Village Vanguard" (1961)
  "Waltz for Debby" (1961)

 そしてスタジオ録音は、この "Portrait in Jazz" と "Explorations" だけです.



 このトリオの演奏は、 ビル・エヴァンス の非常にリリカルで、メロディアスなピアノがまず耳にび込んでくるのですが、さらにそこへベースやドラムがスリリングに絡んで、聴いていてゾクゾクしてしまいます.

 これが インタープレイ たる所以なのかも.


 インタープレイ とは ・・・・・・ 楽器演奏中における相互作用.
 相手の音に反応し合い、それによって個々を高めあい、全体を活性化させる音楽的会話で、特にインプロビゼーション、アドリブなどが中心になるジャズのような音楽では、必要不可欠な要素 ・・・・・・


 なるほどね、そういうつもりで聴いてみると納得なのです.
 
 ビル・エヴァンス は、どうもピアノを弾く時に腰を曲げ頭を垂らして弾く感じなのですが、こういったインタープレイに注意を注ぎながら聴いてみると、 スコット・ラファロ と顔を見合せながら演奏しているようなイメージが湧いてきますね.




bill-evans-scott-lafaro-paul-motian-3

 ほとんどの曲がスタンダードで占められたこのアルバムで有名なのが、 "Autumn Leaves" の演奏でしょうか.
 この曲については、当初はステレオ版の演奏のみだったものが、後になってモノラル版の演奏があることがわかり加えられています.
 一番最初に出たオリジナルのアナログ・アルバムは、この CD の 3 曲目と 11 曲目を除いた 9 曲構成.
 その後、モノラル版の "Autumn Leaves" が国内アナログ盤に追加され (以前持っていたアルバムが確かこれだった) 10 曲構成になり、最近の CD はそこに 1 曲追加して 11 曲収録がメインのようです.
 ただ、 Wiki を見てみたら、 "Come Rain or Come Shine" と "Blue in Green" のさらに違うテイクも記載されたので、それらの演奏が追加になっている CD もあるのかもしれません.


 "Blue in Green" は、 マイルス・デイヴィス の "Kind of Blue" のアルバムでも演奏されている曲です.
 "Kind of Blue" のアルバムでは マイルス の作曲になっていますが、この "Portrait in Jazz" では二人の名前になっていました.


 ビル・エヴァンス の薬物摂取や飲酒については有名です.
 このピアニストも、自己破滅型の天才ピアニストでした.







 衆議院選挙 、 12 月 4 日公示、 16 日投開票.

 なのですが、ボク的にはこんな今日のお天気のようなイメージなのです.



DSC_0491

 どうもボクたちの生活を含めた日本のかじ取りをどこに託せばいいのかわかりません.
 少なくても、現政権にはかなりガッカリしているので、とても次の政権を ・・・・・ なんていうことはありえませんし.

 じゃぁどこにしよう ???

 思いっきり ? マークが付いてしまいます.


 大体が、途中で政党の鞍替えを平気でするような国会議員に日本を任せられるのでしょうか?
 仮にも当選した時にはその政党だったのですから、その政党の政策が合わなくなったら議員辞職すべき ・・・・・・ さらには船と共に命を終えるのが 男気 ( ・・・ ちょっと違うか) じゃないのかねぇ.



 投票には必ず行きますが ・・・・・・・ さて、どうしたものか.

Kelly's Autumn Leaves

 久しぶりに HMV からの商品がドッカーーーーーンと届いています.
 注文した時期は、いろいろだったのですが、結果的に同じ時期に届いてしまいました ・・・・
 ・・・・・・・・ ということは、カードの引き落としも同じになるということですね (汗) .


 内容の一部は前にも書きましたが、 Blu-ray から CD ・・・・・ 古いジャズ、新しいジャズ から アーバンAC 、 プログレ までと幅広〜〜く.

 Blu-ray の中でも "スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX" は、まだ "Episode 1" だけしか見ていませんが (今回は古い順でなく、エピソード順に見ています) 、旧 DVD に比べるとはるかにクリアな映像になっているので、ついつい新しい映画でも見ているような感覚に浸りながらゆっくり見ています.

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 ただね、このボックス・セットのデザインに関しては ××× .
 もう少しカッコよくできないの ! って感じです.
 これについては、また後日書きましょう.



 そう言えば、 26 日発売予定だった "Pink Floyd Boxset" が、今だに入荷待ち状態です.
 このボックスも、買おうかどうしようかずっと考えていたのですが、結局ポイント 15 倍キャンペーンという甘いささやきに負けて Click してしまいました.
 有名どころはほとんど持っているというのにねぇ ・・・・・ いらなくなった CD は コミュニティFM に差し上げることにしましょう.




 そんな届いた商品の中から、ピアノトリオでも聴いてみましょう.
 Vee Jay レーベルから発売された、 Wynton Kelly を代表する一枚.
 以前にアナログ盤持っていて、何年ぶりかの購入です.






kelly03





  "Wynton Kelly !"



  Disk 1 :
  1. Come Rain Or Come Shine
  2. Make The Man Love Me
  3. Autumn Leaves
  4. Surrey With The Fringe On Top
  5. Joe's Avenue
  6. Sassy
  7. Love I've Found You
  8. Gone With The Wind
  9. Someday My Prince Will Come
  10. Char's Blues


  Disk 2 :
  1. Autumn Leaves (Take 1)
  2. Autumn Leaves (Take 2)
  3. Autumn Leaves (Take 3)
  4. Char's Blues (Take 1)
  5. Char's Blues (Take 2)
  6. Joe's Avenue (Take 1)
  7. Joe's Avenue (Take 4)
  8. Joe's Avenue (Take 8)
  9. Joe's Avenue (Take 9)
  10. Someday My Prince Will Come (Take 6)
  11. Surrey With The Fringe On Top (Take 3)



  Wynton Kelly (p),
  Sam Jones (b), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)

  Recorded July 20 & 21, 1961.





 ある方が、このアルバムはアナログ盤のほうが CD よりもずっと音がいいような気がすると言っていました.
 ボクはアナログ盤の音を全く覚えていないのですが、 CD をかけて思ったのが 「音が良くない」 ということです.
 なにかこもった感じです ・・・・・・ ちょっとはっきりしない音なんですよね、 International 盤だからかなぁ.


 いきなりネガティブに入ってしまいましたが、このアルバムは通称 "枯葉" と呼ばれる名盤です.
 オリジナルは、 Disk 1 の 8 曲目までですが、 CD の際にいろいろボーナストラックが追加され、この CD に至っては 2 枚組で、ボーナス・トラックが 13 曲と、オリジナルよりも多くなってしまっています.
 ボクは単純なので、安くて、いろいろなボーナス・トラックが入っていれば、それだけでもラッキーと思ってしまいますが ・・・・・・ ただ、これだけ多いトラックだとねぇ、オリジナルのままでもいいんじゃないと思ってしまいます.

 今回ボクが購入したのは International 盤で 2 枚組 ・・・・・ オリジナルよりも価格です! ボクの場合は (笑) .

 

 さてさて、演奏ですが 1 曲目の "Come rain or come shine" から、軽やかなタッチのピアノが、とても心地いいです.
 Wynton Kelly 独特の、転がるようなフレーズ ・・・・ 心地いい という表現がピッタリあてはまるような演奏です.
 このちょっと粋なピアノ、日本人好みとかよく言われますね.

 2 曲目 "Make the man love me" が ・・・・・・・ 思わずため息が出てしまいそうな演奏です.
 


 Wynton Kelly はジャマイカ生まれですが、あまり異国的な雰囲気は無いように思います ・・・・ アメリカ生まれの Horace Silver のほうが、異国的な雰囲気を持っているんじゃないの.
 Wynton は多くのミュージシャンと演奏していますが、中でも有名なのは Miles Davis (1959 〜 1963 年) のグループ期間が最も有名です.
 今日知ったのですが、なんと 39 歳で亡くなっているんですね.
 彼の甥がベーシストの Marcus Miller 、現代の代表的トランペット奏者 Wynton Marsalis に至っては、父親の エリス・マルサリス が Wynton Kelly に敬意を表し、息子の名前を Wynton としたようです.
 


 季節は秋、明日から少し天気が下降気味のようですね.
 一雨ごとに辺りの景色が色を変えていきます.
 枯葉の舞い散る木道を、軽やかにトレッキングと楽しみたいものです ・・・・・・

 Wynton のピアノのように、軽やかな足取りでね. 
● プロフィール ●

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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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