インフルエンザ症状もほとんどなくなってはきましたが、まだほんの少し咳が出たり、喉のイガイガ感が残っています.
 まるで今日の天気のような感じ ・・・・・・ 東の空にはきれいな青空が見えるのですが、西に目を移していくと山の上は今にも雪が降りだしそうな雲がかかっています.




31 001

 天気予報では、週末にかけて大荒れの予報です.
 とりあえず来月末までお出かけする予定は無いので、雪が降ったら家で静かにしていることにします.




 そういえばインフルエンザで休んでいる間、何気なく見た日本の映画が、思ったよりも面白かった.
 一本は HDD に収録してあった "容疑者Xの献身" 、もう一本はネットのフリー動画にあった "宣戦布告" .

 前者は 東野圭吾 原作の作品でかなり有名で評判も聴いていたので、まぁそれなりに楽しめましたが、後者については完全に事前情報なし.
 どうせチンケな映画だろうと思って見始めたのですが、出演している俳優陣が結構有名どころが出ています.
 内容も、今の日本をよく見据えた弱腰外交な部分や自衛隊の武器使用など危機管理能力の弱い日本をうまく
表現していました.

 決して A 級ではありませんが、 B 級の上といったところでしょうか.




Dragon Tatoo 001

 映画と言えば、いよいよ来週 "ドラゴン・タトゥーの女" が公開です.
 すでにいろいろな映像が公開されています、超カッコイイ、オープニング・クレジットも公開になっています.
 監督 デヴィッド・フィンチャー 、主演 ダニエル・クレイグ 、 ルーニー・マーラ 、 予告編で Zeppellin の "移民の歌" が使われているとなれば絶対観ない訳にいきません.

 これは観に行きます、劇場に.
 この "ミレニアム" 三部作は超期待していますので.
 すでに映画化はされており、今回の映画はリメイク版になるのですが、オリジナルの DVD も今週発売になります.

 小説を読むか、オリジナル版を観るか、それともリメイク版から観るのか ・・・・・・ 超悩んでしまいますが、きっと DVD を観てしまいそうな予感です.






 今夜も映画の話ではなく、 Blue Note .
 先日、東京からの帰りの新幹線から見た夕焼けがとてもきれいで、そんな時に iPod から流れていたのがこの曲でした.
 2009 年に書いたブログでも紹介していますが、今回はきちんとしたデータを載せてみます.






4040







    " Open Sesame / Freddie Hubbard " (BLP-4040)





     1. Open Sesame 
            (T.Brooks) ・・・ 7:08
     2. But Beautiful 
            (J.Burke-J.Van Heussen) ・・・ 6:23
     3. Gypsy Blue 
            (T.Brooks) ・・・ 6:25
     4. All Or Nothing At All 
            (J.Lawrence-A.Altman) ・・・ 5:32
     5. One Mint Julep 
            (R.Toombs) ・・・ 6:00
     6. Hub's Nub 
            (F.Hubbard) ・・・ 6:51
     *7. Open Sesame 
            (alt-tk) ・・・ 7:14
     *8. Gypsy Blue 
            (alt-tk) ・・・ 7:35
    




    Freddie Hubbard (tp), Tina Brooks (ts), McCoy Tyner (p),
    Sam Jones (b), Clifford Jarvis (ds)
    Recorded Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 19, 1960.
    ( * #7&8 Bonus Tracks, not part of original album BLP-4040 )  









 Ira Gitler のアルバム裏の解説は、 アラビアンナイト の話から始まっています.
 アリババと 40 人の盗賊 の中に出てきた言葉 ・・・・ 「開け、ゴマ」
 Blue Note での、 Freddie Hubbard による初リーダー・アルバムです.


 Freddie Hubbard は 1938 年 4 月 7 日、 インディアナ州 インディアナポリス で生まれ、 1958 年にニューヨークに進出しています.
 このアルバムを含めた 1960 年代初頭、 Blue Note に多くの録音を残している.
 この "Open Sesame" を含め 8 枚のリーダー・アルバム、約 30 枚のアルバムにサイドマンとして三なkしています.
 1970 年代に入ると、彼は ハービー・ハンコック 率いる VSOP のメンバーとなり、日本でも大ブレイク.また、 CTI レコードにも多くの作品を残しています.


 2008 年 12 月 29 日、心臓発作により逝去.




4040-2

 アナログ盤で言うところの、 A 面にあたる最初の 3 曲がとても印象的な演奏です.
 2 曲目を挟み、前後にオリエンタルムード漂う Tina Brooks の曲が演奏されています.
 特に 3 曲目の "Gypsy Blue" ・・・・ ゆったり目のテーマはもちろんですが、ここでの各ソロがとても素敵です.
 メリハリがある躍動感あふれる Hubbard のトランペットと、ちょっとかすれ気味で言葉少なめの Brooks のテナーが何とも言えない雰囲気を作り出しています.


 2 曲目のバラード "But Beautiful" の編曲も、 Brooks が行っているので、 3 曲すべてが Brooks の曲と言ってもあながち間違いではなさそうですね.
 そんな "But Beautiful" もねぇ ・・・・ やっぱりこんな曲を、こんな風に演奏する Tina Brooks はとても素敵なのですよ.


 Tina Brooks は大好きなテナー奏者.
 ほんの一瞬だけ輝いたかと思ったら、後は表舞台から静かに消えていってしまいました.
 このアルバム録音の一週間後、 Tina Brooks リーダーによる "True Blue" が吹きこまれましたが、そこにも Freddie Hubbard の姿がありました.
 Tina Brooks が一番輝いていた頃です.