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 連日の猛暑日 ・・・・・・・・

 職場ではエアコン効かせて、家では早めに寝室に飛び込みエアコン.
 これじゃぁねぇ ・・・・・・・ 本当に身体に悪い.



 おまけに夕方になると夕立 & 雷.


 昨日はそんな雷を写真に収めようと数百枚撮ったのですが、見事に全滅.



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 仕方がないので、 2 年前に取った写真を掲載しておきます.
 サムネではわかり辛いのですが、一応稲妻を捉えている写真.


 今日こそと思って帰ってきたんだけれど、幸いにも今日は夕立ありませんでした.



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 さて、最近はあまりにジャズの話題とはかけ離れて脱線しまくりでしたので、今日は心を入れ替えきちんとジャズ・アルバムを.
 それも正統派の Blue Note なのです.



 ただ日本ではどうも評価が今一つな感じのミュージシャンなのです.
 今はそんなでもないと思うのですが、ボクがジャズを聴き始めた頃なんて、ほとんどリクエストされないミュージシャンの一人.





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  " Easy Living / Ike Quebec "





  1. See See Rider
          (M.Rainey-L.Arant) ・・・・・ 8:59
  2. Congo Lament
          (Bennie Green) ・・・・・ 6:50
  3. Que's Pills
          (Stanley Turrentine) ・・・・・ 5:37
  4. I've Got a Crush on You
          (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・・ 6:49
  5. Nancy (With the Laughing Face)
          (P.Silvers-J.V.Heusen) ・・・・・ 7:22
  6. Easy Living
          (L.Robin-R.Rainger) ・・・・・ 5:00
  7. B.G.'s Groove Two
          (Bennie Green) ・・・・・ 6:10
  8. I.Q. Shuffle
          (Ike Quebec) ・・・・・ 9:42





  Ike Quebec (ts), Bennie Green (#1-3, 7, 8: tb),
  Stanley Turrentine (#1-3, 7, 8: ts), Sonny Clark (p),
  Milt Hinton (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 20, 1962.








 このアルバムですが、 Blue Note では時々みかける、カタログには載ったもののリリースされずにお蔵入りしていたアルバムの一枚です.
 1980 年代になってようやく日の目を見ました.


 その後 CD 発売などされたもののずっと手に入れることができず、昨年 6 月の再販時にようやく購入したものです.
 これを購入した頃って、結構無理して Blue Note の 4100 番台は片っ端から購入していた頃でした.
 ただ、このアルバムに関してはピアノの ソニー・クラーク がとても興味あったので即クリック.



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 有名な "See See Rider" からこのアルバムは始まります.
 が、この演奏がとても脱力系の演奏なのです.
 かなり期待して購入しただけに、最初この曲聴いた時は思いっきり力が抜けました (笑) 


 この曲は12小節のコテコテのブルースで、 1924 年に Gertrude "Ma" Rainey によって最初のレコーディングが行なわれました.
 エルヴィス をはじめ多くのミュージシャンがカバーしている、とても有名な曲です.



 4 曲目から 6 曲目までの 3 曲がカルテットでの演奏で、残りの 5 曲は タレンタイン と グリーン が加わったセクステットでの演奏.
 7 曲目の "B.G.'sGroove Two" と 8 曲目の "I.Q. Shuffle" は今回の再販に伴うボーナス・トラック.


 ソニー・クラーク がピアノだったので即購入ということを書きましたが、ここでの演奏は正直アメイジングとは言い難いのです.
 それでも "I've Got a Crush on You" でのしっとりした演奏を聴いていると ・・・・・・・ 曲名じゃないけれどやっぱり 「首ったけ」 って感じなのです.



Ike Quebec_Photo 01

 ボーナス・トラックを含めたセクステットでのホーン・アンサンブルも聴き応えありますが、ボクはやっぱりアナログ盤で言うところの B 面にあたる 4 曲目から 6 曲目のような演奏が好きです.


 いかにも アイク・ケベック らしいと言えばらしい.
 アイク・ケベック が苦手な人は、きっといつもこんな演奏という感じでダメなのでしょうか.

 独特の音を引っ張る感じが好き嫌いの分かれ道かな.
 このあたりが、ある意味でちょっと古い感じの演奏とも言えるんだけれど.



 5 曲目の "Nancy (With the Laughing Face)" は、 Jimmy Van Heusen が作曲.
 この Jimmy Van Heusen は、 ビング・クロスビー や フランク・シナトラ とは大の仲良しで、彼らのために何曲も書いています.
 そんな フランク・シナトラ の娘 ナンシー・シナトラ のために書かれた曲がこの曲.



Ike Quebec002

 いかにもいい人、って感じですね.

 彼は 40 年代から Blue Note への吹き込みがあり、演奏だけではなく他の部分で、Blue Note に大きく貢献したというのも有名な話です.
 いろいろな新人ミュージシャンを紹介したり、 RVG スタジオまでミュージシャンを載せて送る運転手までしていたことも有名なお話しですね.


 もっともっと評価が高くてもいいと思うんだけれどなぁ.



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 最後にちょこっと映画のお話し.


 今夜 WOWOW オンデマンド で "サベージ・キラー" という映画を観たんだな.
 まぁこの映画、超 B 級スプラッターでグロさも満杯って感じなんだけれど、不思議といい感じのするところもあったりして、とても微妙な映画だった.



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 主役の アマンダ・エイドリアン 、とってもキレイな人なのですが、後半は写真のようにドンドンすごいことになっていきます.
 まぁ万人受けする映画ではないので、あまりお勧めできないのですが (笑)



 エンディング曲がちょっと Evanescence ぽくて、映画とは全然違う雰囲気.
 ちょっと調べてみたら Nocture というグループで、ヴォーカルは Mandy Suiter .
 曲名は "Caged" .

 いや〜っ、この曲とても透明感があって、ちょっとゴシックっぽい感じでステキな曲でした.



 最後の写真はビックリですが、夏はこんな怖い写真もいいかな (笑)



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