Barry_Harris

Preminado

  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 6 月も中旬というのに梅雨入りしません.
 今週末あたりから梅雨入りらしいのですが、夏のような日が続いています.

 先日 美ヶ原高原美術館 の帰りにほんの少しだけ寄り道、 山本小屋ふる里館 無料駐車場から 牛伏山 まで歩いてみました.



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 山本小屋 経由で 美しの塔 まで歩いてもそんなに遠くはありませんが、この駐車場から 王ヶ頭ホテル までの道って普通の砂利道なんですよね.
 たまに牧畜関係者の許可車両も通ったり.

 周りの景色は高原という感じで、牛が放牧されていたりしてとてものどかでさわやかな感じですが、どうもこの砂利道が好きになれなくて.

 なのでサクッと 牛伏山 .

 道の道の駅美ヶ原高原 駐車場から 王ヶ頭ホテル まで歩くこともできますが、山本小屋ふる里館 に一度出て、後は砂利道になります.
 ただ 道の駅 駐車場から 牛伏山 までが木道などで高原のトレッキング感を堪能できるんですよね.


IMG_5735-01



 ザッと花も見ていきましたが、ほとんどが シロバナヘビイチゴ で他の花はそんなに多くはありませんでした



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さてさて、今月もジャズ・アルバムの紹介を忘れないように.
 ひと昔前、アナログ盤の頃は彼のアルバムよく聴いたものです.




9900 Harris008 Preminado





  " Preminado / Barry Harris "





  1. My Heart Stood Still
       (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 6:32
  2. Preminado
       (Barry Harris) ・・・・ 5:28
  3. I Should Care
       (A.Stordahl-P.Weston-S.Cahn) ・・・・ 3:35
  4. There's No One But You
       (A.C.Johnson-R.Evans) ・・・・ 4:05
  5. One Down
       (Barry Harris) ・・・・ 4:40
  6. It's the Talk of the Town
       (J.Livingston-A.J.Neiburg-M.Symes) ・・・・ 5:03
  7. Play, Carol, Play
       (Barry Harris) ・・・・ 4:15
  8. What Is This Thing Called Love?
       (Cole Porter) ・・・・ 4:04




  Barry Harris (p), Joe Benjamin (b), Elvin Jones (ds)

  Recorded at NYC, December 21, 1960 and January 19, 1961.




9900 Harris008-2 Preminado


 ジャケットがいかにもって感じでいいですね.
 モノクロでコントラスト強くしている写真ってこういうアルバムにはよく似合います.


 今と違って、昔のレコードジャケットには結構タバコが写っているものがたくさんありました.
 "Smoke Gets In Your Eyes" なんていうスタンダードもあったくらいです.

 昔は男女問わずタバコなんて当たり前に堂々と吸っていたので、こんなジャケットも普通でしたが、今の時代はちょっと懐かしさもあって新鮮だったりします.



9900 MitchellBl001 Blue's Moods9900 JonesE001 Heavy Sounds

9900 MitchellBi015 This Is Billy Mitchell4104 Buhaina's Delight

9900 honda005 I Love You9900 Stuff002 More Stuff


 ボクの中で特にタバコの煙が印象的なジャケットは
   "Blue's Moods / Blue Mitchell (Riverside)"
   "Heavy Sounds / Elvin Jones (Impulse)"
   "This Is Billy Mitchell / Billy Mitchell (SMASH)"
   "Buhaina's Delight / Art Blakey (Blue Note)" 
   "I Love You / 本田竹廣 (TRIO)"

 といったところかな.

 でも、煙は出ていないけど一番カッコいいと思うのは
   "More Stuff / Stuff (Warner Bros.)" (笑)

 「間違いない !」

 ちょっと指へのライティングがわざとらしいですが、口元はエグい.



180da


 このアルバムですが、スタンダード曲を中心にしたトリオ演奏です.
 3 曲目の "I Should Care" だけがピアノ・ソロ.

 全曲バップテイストに溢れており、まるで Bud Powell を彷彿させるかのようです.
 最近のボクのピアノトリオの好みは、ちょっと新主流派的な演奏に傾倒しかけているので、コテコテのバップスタイルは新鮮さがあります.


 バリー・ハリスは、ボクがジャズと巡り合ったジャズ屋のマスターがとても好きでした.
 「オフビートの入れ方がグッとくる」なんて言ってました.
 お気に入りは、彼の代表作とはちょっと言えませんが "Magnificent ! (Prestige)" .

 おかげでボクのあのアルバムの中の "You Sweet and Fancy Lady" が今でも大好きです.



Elvin-Jones-11


 エルビン・ジョーンズ は 1960 年 "Coltrane Jazz" から ジョン・コルトレーングループの不動のドラマーとして活動してます.
 アメリカン・マッスルカーという印象がめちゃ強いので、こういったバップ系のピアニストとのトリオ演奏というのが少し違和感を感じます.
 でも演奏を聴いてると、ブラシワークも当たり前ですがうまいし、抑えるところは抑えている感があります.

 バリー・ハリス とおなじ デトロイト 出身という関係もこの録音にあったのでしょうか.



A Connecticut Yankee 001


 3 曲目の "I Should Care" がすごくいいんですが、1 曲目の "My Heart Stood Still" も軽快で気持ちいい.

 この曲は 1927 年に ロジャース & ハート によって作られました.
 ミュージカル "A Connecticut Yankee" の曲として有名ですが、本当は "One Dam' Thing after Another" というレビューのために書かれたもので、その後 "A Connecticut Yankee" に使うために権利を再度買い取ったようです.
 ロジャース & ハート の代表曲の一つで、多くのミュージシャンが演奏しています.
 結構アップテンポの演奏が多い気がします.


 原曲は男性と女性がそれぞれの思いを歌っていくよくある手法.
 家の CD の中にもヴォーカル物があると思っていたので 「My Heart」 で iTunes を検索.
 なんとインストばかりでヴォーカル物は一曲もなし.


 代わりに検索でヒットした "Shape Of My Heart / Sting" を聴いたりしてみる ・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

The Sidewinder

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 昨日 ( 20 日) は空のオレンジ色でお目覚め.
 普段にも増してきれいな朝焼けだったので、慌ててカメラを取りに 1 階に.
 すぐに戻って何枚か撮影.



0R9A9042-0
 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F4.0 1/3200 EV+1 ISO800 ●

 どうも真っ暗 ・・・・・

 思考回路がまったく覚醒していなかったせいか、数日前に屋外でシャッタースピード優先で撮影したまま撮ってました.
 ファインダーの中で絞りの数字が点滅してるのはわかったけれど、シャッター押せたのでそのまま.
 立って写真撮っているものの、脳内はまだうたた寝状態といった感じでした.



0R9A9042

 そんな失敗写真を現像で露出補正かけたみました.
 雰囲気的には、まぁそんなに悪くない.
 でも画質がかなり悪いですね.
 元データの画質がかなり悪くなっているので、これは仕方ないか.



0R9A9047
 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F4.0 1/200 EV-1/3 ISO800 ●

 こちらは絞り優先に再設定して撮ったほう.
 ちょっと明るすぎちゃうかな、こういう日の出の写真は、みるみる間に明るさとか変わってしまいます.

 やっぱり一番きれいな空の色は起きた瞬間だったかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 たまにはジャズのアルバムをテーマに書いておかないと、マジでタイトル変えなきゃいけなくなりそうです.
 ブログだけだと、最近は Blue Note なんて全く聞いていないような雰囲気ですが、一応いろいろかけてます.

 でもなぜに今日までこのアルバム取り上げなかったんだろう ・・・・





4157 The Sidewinder






  " The Sidewinder / Lee Morgan "





  1 The Sidewinder ・・・・・ 10:25

  2 Totem Pole ・・・・・ 10:11

  3 Gary's Notebook ・・・・・ 6:03

  4 Boy, What a Night ・・・・・ 7:30

  5 Hocus Pocus ・・・・・ 6:21

      ( All songs composed by Lee Morgan ) 




  Lee Morgan (tp), Joe Henderson (ts),
  Barry Harris (p), Bob Cranshaw (b),
  Billy Higgins (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 21, 1963.







4157-2 The Sidewinder

 その昔 "Moanin’ / Art Blakey " は蕎麦屋の出前が口ずさんでいたとも言われるくらい、有名な曲ですが、このアルバムも有名.
 ジャズ・ロックとも言われ、時代を代表するアルバム.

 そして Blue Note レーベルで最も売れたアルバムです.
 タイトル曲はシングルカットされビルボードチャートの 81 位まで上り詰めました.
 当時経営が苦しかった Blue Note にとっては、まさに起死回生の一枚となったようです.


 超有名なアルバムだけあって、いろいろなレビューが書かれてます.
 そこには リー・モーガン のしばし沈黙の後の作品だとか、上に書いたようなビルボードのことなど必ず書かれてます.

 だからいつものように余計なことは書かなくてもいいでしょうね.



lee-morgan 003

 ピアノが バリー・ハリス .
 昔通っていたジャズ屋のマスターが バリー・ハリス 大好きで、よく聴いた記憶がある.
 ただ最近は新主流派やらフュージョンやら軽く聴いているせいか、ハード・バップがちょっと重いんですよね.
 たまに聴いてみると、逆に新鮮さがあったりするのですが.


 このアルバムのメンバー見た時に、なんとなく違和感が ・・・・ 演奏がどうのこうのというんじゃなくて、ジョー・ヘンダーソン のようなモーダルな新主流派たちとの演奏というのが、ちょっと違和感ある感じなのです.
 Blue Note では デクスター・ゴードン のアルバムで演奏してますが、そっちだったら納得.

 普通に考えるとこのアルバムでは、ハービー・ハンコック や マッコイ・タイナー を連想するんですが ・・・・


 でも 2 曲目 の "Totem Pole" などでも素敵な演奏聴かしてくれるので、結果的にはよかったんだろうな.



Barry Harris 002

 昔のジャズ屋ではかなり聴いた記憶がありますが、最近ではなんとなく聴かなかったアルバム.
 久しぶりに全曲通して聴いてみると、普通に素敵だね.

 当時こそジャズ・ロックなんてレッテル張られ、一部のジャズ屋では煙たがられたりもしたけれど、今になれば全然普通.

 超ゴキゲンなアルバムであることは間違いないです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 それにしても異常なくらい暖かい.
 15 日の日曜日、ちょっと 湯の丸 に行ってきました.
 家から 20 分 ・・・・ こんなに近いところにスキー所あるって、ちょっといいな.



0R9A9022
 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F4.0 1/8000 EV+0 ISO800 ●

 観光開発の事務所でちょっと雑談して、雪撒きの様子も見てきました.
 写真のとおり、この日も本当に暖かくて、とても雪撒きできるような状態じゃない.

 ということで、この連休 21 日オープン予定でしたが、 28 日のオープンに延期されました.
 まぁ去年のことを思うと、まだ今年のほうがよさそうです.



1DX_9329
 ● EOS-1DX Mark ll + 50mm F1.4 DC HSM Art : F5.6 1/500 EV+0 ISO100 ●

 近隣のスキー場も経営難で、今年のオープンを見送っているところもあります.
 それを考えると、この 湯の丸スキー場 のような小さなスキー場がよく頑張ってると思う.
 東京 からのアクセスもいいので、昨年はコロナの影響下でも結構よかったようです.

 今年のシーズン券の予約も昨年よりも多いようですし.

 ボクも微力ながら、これからも 湯の丸 の写真アップして、ほんの少しでも PR になればと思ってます.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F7.1 1/2500 EV0 ISO800 ●

 400 m トラックと、屋内 50 m プール.
 こちらのほうもかなり人気のようで ・・・・・ 市を二分するくらいの大騒ぎでしたが、これから少しずついろいろな意味で元を取っていければいいのかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Eastern Sounds / Yusef Lateef

 ここ数日、本当に暑い日が続いています.
 おまけに夕方は突然の雨 ・・・・・ 雹まで落ちてきます.

 まだ 5 月だというのにねぇ



IMG_0739

 家の庭から撮った今日の写真です
 外に出ると 暑い ! ・・・・・・ 感じ.

 家と地平線が斜めっていますが、実はこれで水平です.
 遠くの土地は南面傾斜のためこんな感じで斜めになります.
 いままでのカメラは水準器が内蔵されていなかったので、過去に撮った写真を見ると微妙に水平ではないんですよね. 
 この水準器が付いていることも、今回のカメラ更新の条件でした.



 今日明日の休日は、いろいろ仕事関係のお付き合いやら何やらで、きっと休んだ気がしないで終わってしまいそうです.
 今日の午前中も突然ボイラー点検の電話 ・・・・・・・ まぁボクが忘れていただけなんですがね
 これで午前中の貴重な 1 時間が終わってしまった.

 午後は仕事の関係の告別式、夕方からはいままで延び延びになっていた前年度退職者の送別会.
 明日は朝から半日お仕事 ・・・・・・・・・・・・・
 となると、ゆっくり休めるのは明日の午後だけということなのです.



 今日のうちにブログでも書いておこう.
 タイミング良く Amazon からアルバムも届きましたので、早速そのアルバムの一枚を聴いてみよう.









Lateef001

 




  " Eastern Sounds / Yusef Lateef "





  1. The Plum Blossom
          (Y.Lateef) ・・・・・ 4:55
  2. Blues For The Orient
          (Y.Lateef) ・・・・・ 5:34
  3. Chinq Miau
          (Y.Lateef) ・・・・・ 3:14
  4. Don't Blame Me
          (D.Feilds-J.McHugh) ・・・・・ 4:53
  5. Love Theme From "Sparticus"
          (A.North) ・・・・・ 4:11
  6. Snafu
          (Y.Lateef) ・・・・・ 5:36
  7. Purple Flower
          (Y.Lateef) ・・・・・ 4:26
  8. Love Theme From "The Robe"
          (A.Newman) ・・・・・ 3:57
  9. The Three Faces Of Balal
          (Y.Lateef) ・・・・・ 2:18




  Yusef Lateef (ts.oboe.fl), Barry Harris (p), 
  Ernie Farrow (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, September 5, 1961.







 食わず嫌いなボクのイメージは "超前衛的"
 だったので、いままでまったく聴く機会がありませんでした.
 ただこのアルバムのジャケットは前から知っていたし、 "スパルタカス" の演奏も何となくですが知っていたように思います.


 そんないままで縁のなかった ユセフ・ラティ−フ に目を向けさせてくれたのが、 tamae さんのブログ の記事 ・・・・・・・・ というか、そこに登場した Jimmy Heath のインタビュー映像でした.

 「・・・・・・ ユセフ・ラティーフ は、ソウルフルなブルースが得意だ」
 とその中で話していたので、なんとなく聴いてみようかなぁなんて思ったのはいいんだけれど、一体何を聴けばいいのかわかりません.

 それで有名なこのアルバムになった次第です.





Lateef001-2

 いきなりの第一印象ですが、まったく予想していた演奏とは違います.
 もっともっと、エキサイティングに、エキセントリックにブローするのかと思っていました.

 が、再度聴いてアルバム・タイトルを思い出してみると 「なるほど」 なのです.

 俗に言う オリエンタル・テイスト 一杯の演奏です.


 そんな中で 4 曲目のスタンダード "Don't Blame Me" を聴いてみると、なるほど ・・・・・・・
 「お客が聴くことに専念して、ちっとも酒が進まねえじゃないか!」
 ・・・・・・・・ 納得だったりします.


 このアルバムのジャケット、いいですねぇ.
 ボクはこのアルバムが手に届いて初めて、レーベルが Moodsville だと知りました.
 このアルバムの廉価盤のシリーズも "Prestige Master Collection" シリーズなので、てっきり Prestige だとばかり思っていました ・・・・・・ まぁ、間違いでないと言えば間違いでもないのですが (笑)

 このアルバムのジャケットもかなり 硬派感アリアリ なので、そういう意味でもちょっと抱いていた印象と違うなぁ ・・・・・ なのでした.


 途中からピアノが気になり始めました.
 基本的にライナーノーツ読まない派なので、他のメンバーもこういったブログでも書こうと思わないと見ないこともしばしばなのです.

 それで気になったピアニストを見てみたら、なんと バリー・ハリス でした.
 昔通っていたジャズ屋の主人が大好きで、ボクも結構聴いた覚えがあります.
 一番好きなアルバムは "Magnificent !" ・・・・・・・ "You Sweet and Fancy Lady" が大好きなのです.





スパルタカス001

 このアルバムの代表的な演奏 "Love Theme From Sparticus" でも、ピアノのほうがずっと気になったりします (笑)

 この "スパルタカス (Spartacus) " は 1960 年のアメリカ映画.
 スタンリー・キューブリック 監督作品としても知られていますが、本当は違う監督が降板したため急きょ キューブリック が監督を務めたようです.
 そのためなかなか自分の思い通りに運ばず、 キューブリック 本人はこの作品に失望しているとも言われています.







Lateef002

 ユセフ・ラティーフ は 1920 年 10 月 9 日 テネシー州 Chattanooga 生まれのマルチ・リード奏者.
 2013 年 12 月 23 日、前立腺がんのため 93 歳で死去.
 彼の本名は William Emanuel Huddleston 、 ユセフ・ラティ−フ という名前は回教徒名で、改宗によって名前を変えたようです.
 モハメッド・アリ など、こういった宗教を変えたことで名前を変えている人がいますね.

 ボクなんかは、完全に無宗教派と言っていいのでこういった改宗ということが全然ピンときません.


 今日届いたアルバムは、思ってイメージとは全然違いましたが、演奏は結構聴き応えあるし、聴きやすいアルバムでした.







 そう言えば、たまに拍手コメントを入れてくださる方がいます.
 通常のコメントは、コメントが入るとメールでも知らせてくれるのでわかりますが、拍手コメントはどうしても気が付くのが遅れてしまいます.


 改めまして、コメントありがとうございました.

 さて、これから送別会に ・・・・・・・・・・・・・・・・・

Saturday Morning

 今日はお休み ・・・・・・・・
 昼ごろまではお日様も出ていたのですが、その後どんより梅雨空.
 そして 3 時頃には雨も落ちてきました.


 久しぶりに CD ショップに顔を出してみました.
 地方の CD ショップには、すでに買えなくなったような限定版が売れ残っていたりするので、たまに ・・・・・ と言っても数カ月に一度ですが、顔を出してます.
 でも今回は欲しいものがまったくなく、無駄な買い物もせずにそのまま帰ってきました.
 今まででしたら、余計な物を必ず買っていたのですが ・・・・・ だいぶ大人になりました.


 さて、こんなどんよりした空に似合いそうな曲でも聴いてみましょう.
 本当は土曜日のほうが様になりそうですが.
 このアルバムは、ブログを書き始めた頃に、ほんのサラリと紹介したのですが、今日はデータも載せてみます.






CrissS008






  "Saturday Morning / Sonny Criss"




  1. Angel Eyes
  2. Tin Tin Deo
  3. Jeannie's Knees
  4. Saturday Morning
  5. My Heart Stood Still
  6. Until The Real Thing Comes Along




  Sonny Criss (as), Barry Harris (p), Leroy Vinnegar (b),
  Lenny McBrowne (ds) ・・・・・・ Recorded May 1, 1975. 






 このアルバムは大好きなアルバム.
 想い出がたくさん詰まったアルバムです.
 このアルバムを聴くたび ・・・・・・ いえいえ、 "Saturday Morning" を聴くたびに、遠い昔のジャズ喫茶の想い出が蘇ってきます.

 一体何度この曲を聴いたのでしょうか ・・・・・ フレーズもみんな覚えちゃってますよ.


  Intermission ・・・・・・・・・・・・・ 書いている途中で電話がきたので、 45 分ほどお話し.
  女性が相手だとついつい話が長くなってしまいます ・・・・・・

  ・・・・・・ でも、まったく色気のないお話しでしたが (笑)




CrissS008-2

 このアルバムのいいところは、あえて口数を少なくしているところでしょうか.
 Sonny Criss は、よく Charles Parker 派のハードバップ奏者という紹介がされています.
 ちょっと雄弁に、イマジネーション豊かな演奏もしますが、どこか影のような部分があります.
 そんな影の部分が際立っているのが "Saturday Morning" でしょう.

 おまけにピアノは Barry Harris です.
 独特の刻み方が、ちょっとクセになります ・・・・・・ 好きなピアニストの一人です.


 昔持っていたアナログ盤は、写真とは違うデザインのものでした.
 このアルバムは、"Saturday Morning" の入っている B 面ばかり聴いていた印象が強いのですが、 CD になって最初から通して聴いてみると、一曲目の "Angel Eyes" もどうしてどうして.
 今は廃盤になっているアルバムですが、数年前にオークションでようやくゲット.
 ライナーノーツなどの状態はそれほど良くありませんが、きちんと聴くことができればボクは満足するタイプなので、状態の悪さよりも手に入れた嬉しさのほうがはるかに上回っていました.


 最近はどうも想い出を引きずらない新しい CD をかなり買って聴いていましたから、たまにはこういった想い出ドップリのアルバムも悪くないですね. 


 そういえば今日はボーナスの支給日.
 天気はパッとしませんが、心なしか気分はルンルンです ・・・・・・・ でも家計はすべて奥様任せなのでわずかなお小遣いしかいただけないのが・・・・・・・・.
 まぁ今のご時世、ボーナスいただけるだけでもありがたいと思わなくちゃいけないですよね.


 無駄遣いしないようにしないとね・・・・・・・・・

You Sweet And Fancy Lady

 金曜日です.
 今週もいろいろ遊んだり、仕事したり、のほほんと生きてます.
 来週もちょっとした山登り (というよりはトレッキング) を一回予定 .
 11 月に入ると一気に冬模様になりそうですので、山も今月で一休みでしょうか.
 一応来年は、もう少しランクを上げて登るつもりですので、冬の間お金を貯めないと ・・・・・ 最近は用具も多種多様でおしゃれかつ機能性の富んでいますので、体力よりも金力が大事かもしれません(笑).





 昔通っていたジャズ屋のマスターが大好きだった Barry Harris です.
 その中のアルバムでも、特に好きだったのがこのアルバムでした.






Harris001






  "Magnificent / Barry Harris"





  1.  Bean And The Boys
  2.  You Sweet And Fancy Lady
  3.  Rouge
  4.  Ah-Leu-Cha
  5.  Just Open Your Heart
  6.  Sun Dance
  7.  These Foolish Things
  8.  Dexterity





 Barry Harris (p), Ron Carter (b), Leroy Williams (ds)
 Recorded November 25, 1969.






 ジャケットが素敵です.
 だから、アナログ盤を手放さずに額に入れて部屋に飾ってあります.
 ただこの写真は、右隅に Original Jazz Classics のロゴが入ってしまっていますが、アナログ盤には入っていません.
 ジャケットの良さからいったら、 "Listen To Barry Harris" のジャケットもいいですね、大好きです.




Harris001-2

 演奏はどうなんでしょう、このあたりはボクの苦手な部分ですので突っ込み入れないでくださいね.
 Barry Harris 自身が、どちらかと言うと少しばかり渋めのイメージがあるので、彼の代表作なのかどうなのかは、ボクにはわかりません.
 このあたりは、書籍やライナーノーツ嫌いなので ・・・・・・.
 ただ、ボクはこのアルバムに対しては、いろいろな思い出もたくさん詰まっていますし、かなり聴きこんだアルバムでもあるので、ボクにとっての Barry Harris 代表作に間違いはないでしょうね.


 まず何と言っても "You Sweet And Fancy Lady" です.
 Ron Carter のソロから始まるこの曲は、すごくゴキゲンです.
 Barry Harris は、よくハード・バップ・ピアニストと呼ばれていますが、彼のピアノを聴いていると、まずその独特の間の取り方に気がつくんじゃないでしょうか.
 この独特の間が、好き嫌いの分かれる部分でもあるかもしれません.
 スローテンポの曲などでは、特にその間の取り方が表立ってくるような気がします.
 たまにつまずくようなノリ、オフ・ビートっていうのでしょうか.


 幾度となく聴いたアルバムですが、「うぅーーん」と唸るような感じは正直あまりないんですよね.
 でも不思議と、幾度となく聴いてしまいます.
 大好きな曲の一つ、 "These Foolish Things" も入っています.


 そういえばこのアルバムの録音は 1969 年なんですよね.
 例えば Blue Note の 1969 年と言えば、新主流派はもちろんフリー・ジャズの全盛時代ではないでしょうか.
 それを考えると、このアルバムが同時期に吹き込まれたという方が、なにか異様な感じに思えてしまいますが、そこが Barry Harris のいいところでもあるんでしょうね.



 今週末、いつもの京橋で講習会だったのですが、土曜日ちょっとした用事が入ったので、キャンセルです.
 気がつけばもう目の前に 11 月です.
 これから年末にかけてまた慌ただしくくなりそうです.


 来週の月曜日には、 "Guideline 2010" という心肺蘇生法や救急医療に密接に関係する国際的コンセンサスが発表になります.
 これに基づいて、日本での心肺蘇生法など救急医療に関係する "日本版ガイドライン2010" が作成されます.
 ボクらの行っているいろいろな講習会は、すべてこの Guideline に基づいているので、この Guideline が変更になると、必然的に講習会の内容も変わってきます.
 講習会で使用する、いろいろなマテリアルの変更や翻訳、指導方法の変更などで今年の冬はいつも以上にバタバタしてしまいそうですので、今のうちにのんびりしておいた方がいいかも.



 と、遊ぶ理由の正当化をしている今日この頃でした.  

Chasin' the Bird / Barry Harris

 気がつけばもう 11 月・・・・・・
 歳をとったせいか、はたまた仕事が忙しいせいか、ほんとうに一年経つのが早い.

 今年もほんとうにいろいろなことがあったなー.
 残り少ない今年ですが、この先もまだまだいろいろなことがありそうです.
 すでに週末はスケジュールがびっしり、半分くらいはどうでもいいことなのですが、自虐的なボクは積極的にスケジュールを埋めちゃいました.


 とりあえず年末年始 (12 月 29 日から 1 月 4 日) だけはなにもスケジュールいれないので Miles Davis 聴くしかありません.
 ここも自虐的に無理やり聴こうと思っています.


 12 月と言えば忘年会なのですが、ボクの週末は講習会です.
 で、講習会に併せて、お泊まりの忘年会が 2 つ、最終週は東京で小児の講習会で今年一年が終了.

 ・・・・・・ まだホテル確保してないのを今思い出した.



 ということで、ホテル予約完了!!
 ホテルは、今年ずっと利用しているホテル、上野なんだけれど銀座線の駅に近く、ホテル全体が禁煙というところが気に入ってます.
 おまけに安くて、きれい ・・・・・・ ただしバスタブがなく、客層は外国観光客が結構多い.
 相変わらず、話があっちにいったり、こっちにいったり.



harris02


 今夜のアルバム "Chasin' the Bird / Barry Harris" 
 久しぶりのRiverside 盤です.

 Barry Harris は、昔ジャズ屋のマスターのお気に入りで、教えてもらいました.
 ただ、彼が好きだったアルバムは、 Prestige の "Magnificent!" .

 その影響で、ボクも "You Sweet and Fancy Lady" が大好きになりました.
 そのマスターは Barry Harris の独特な間の取り方 ・・・・ オフ・ビートのところが、グッとくるとか言いながら、目を瞑りながら唸っていました.
 ボクは Barry Harris のピアノってとても不思議だと、聴くたびに思ってしまいます.
 なぜか、非常に聴き易い時と、非常に耳障りに聴こえる時があるんです.
 Thelonious Monk ほとんど聴かないのですが、 Barry Harris のライナーノーツなどには、Monk、Bud Powell、Charlie Parker などの名前がよく現れます.
 ハード・バップを語る上で Thelonious Monk は避けて通れないほど、重要な部分をしめているようですが、ボクは苦手 ・・・・・・ だからハード・バップは語らないようにしています.
 Barry Harris もハード・バップを敬愛し、プレイもバリバリのハード・バッパーとよく言われます.


 ボクは Barry Harris 聴く時に、あまりハード・バップということを意識したことがありません.
 なんとなく、聴いてみようかと思って聴くという感じ.
 でもなんとなく好きです ・・・・ それは、ジャズ屋のマスターの思い出が重なっているかも知れません.


 なんとなく、ノスタルジックな気持ちに浸りたいから、聴くのかもしれません.

 思い出という昔の恋愛ですね.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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