ちょっと前に届いたアルバムの一枚.
 このアルバムの話題を書いている途中に "Alien" のプレゼントが届いたため、急きょボツになってしまったアルバムです (笑) .


 何回聴いてもこのサックスは苦手なのです.
 ・・・・・・・・・・・・・ が、ハッとするような曲が入っていました.





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  " Fuchsia Swing Song / Sam Rivers "  (BST-84184)





  1. Fuchsia Swing Song ・・・・ 6:01
  2. Downstairs Blues Upstairs ・・・・ 5:30
  3. Cyclic Episode ・・・・ 6:54
  4. Luminous Monolith ・・・・ 6:28
  5. Beatrice ・・・・ 6:09
  6. Ellipsis ・・・・ 7:39
  7. Luminous Monolith (Alt-tk) ・・・・ 6:36
  8. Downstairs Blues Upstairs (Alt-tk 2) ・・・・ 8:09
  9. Downstairs Blues Upstairs (Alt-tk 3) ・・・・ 7:44
  10. Downstairs Blues Upstairs (Alt-tk 4) ・・・・ 7:47

  All compositions by Sam Rivers.
  # 7 - 10 : Bonus track not part of original album.




  Sam Rivers (ts), Jaki Byard (p), Ron Carter (b),
  Tony Williams (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 11, 1964.





 正直に言いますが、ボクは サム・リヴァース がどうしても好きになれません.
 にも拘らずアルバムを購入したのは ・・・・・・・・ なんとなく.

 買える時に買っておこうかと言うのが一番の原因でしょうね.



 
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 最近は、一昔前だったら絶対聴かなかったであろうアルバムも、ビシバシ聴いちゃっているので、 サム・リヴァース もそろそろいいかな ・・・・・・・ なんて思っていたのですが、やっぱりダメでした.

 一曲目の "Fuchsia Swing Song" の出だしのテーマが流れただけでも、何とも言えないような不安感に襲われてしまいます.
 なにか地に足が着いていないような、不安感.
 非常にビミョーなグルーブ感とでも言うのか ・・・・・・・・ .


 そしてその不安感は、ソロになるとさらに混沌の渦へと引きずり込んでいくのです.
 ジャキ・バイヤード のピアノが、さらにさらに追い打ちをかけます.


 ヤバい、ヤバい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この一曲だけで、もう十分 ・・・・・・・・・・ 少なくても一昔前だったら.


 でも、今は最後まで聴くことができます.
 そうしたら、思いもよらない曲が流れました.




Sam_Rivers_&_Joe_Daley

 サム・リヴァース (Samuel Carthorne Rivers) は、 1923 年 9 月 25 日 オクラホマ 生まれ、1 年前の明日 2011 年 12 月 26 日 肺炎 のため 88 歳でこの世を去っています.
 
 このアルバムが録音された 1964 年、 マイルス・デイヴィス グループの一員として来日、その時の模様は "Miles in Tokyo" に収められています.
 が、その演奏を聴いて、ボクは サム・リヴァース が嫌いになってしまったのであります.

 この Blue Note 盤は、彼の初リーダー・アルバムになります.
 こういったスタイルの演奏も積極的に受け入れていたところが、 Blue Note の凄さでもありますね.


 そんな サム・リヴァース 嫌いのボクを驚かせたのが、 5 曲目の "Beatrice"




 えっ、なにこれっ ・・・・・・・・
 この一曲だけ、どこかから流れてきたら、 サム・リヴァース なんて思わないかもしれません.
 ピアノも、とても繊細な感じで素敵です.

 ただ、 Led Zeppelin のファンに "Stairway to Heaven" なんか、らしくないというファンがいるように、この "Beatrice" なんて、ちっとも サム・リヴァース っぽくない !! というファンもいるんじゃないでしょうか.



 今回はこの一曲があっただけでも良しとします.






 さて、違う話題を二つほど.
 今月 8 日 東京 で カメラに収めた アブソルート・ユニーク・ウォッカ ですが、今週には我が家に揃って並びました.



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 先週末の 東京 では、久しぶりに Bar le sept でまったり.
 Sipsmith という、最近日本に入ってきたジンで トム・コリンズ をいただきました.
 お酒はあまり強くないし、カクテルの種類も知らないので、いつも一杯目は トム・コリンズ .
 ボク用にお酒の量を調整して作ってくれる トム・コリンズ は最高なのです.
 他のお店でも何度か注文したことがありますが、この Bar le sept で飲む トム・コリンズ のような美味しさはありません.

 普段は Bombay Sapphire で作っていただくことが多いのですが、 Sipsmith の トム・コリンズ はかなり ジェニパー が香っています.
 二杯目は Sipsmith を使った ジン・トニック ・・・・・・ リクエストは ヴィクトリアン・バット でしたが、たまたま赤ラベルのシングル・カスク (度数 約 60 %) しかなかったので.


 そんな久しぶりの Bar でまったりしたのですが、お土産に ユニーク・ウォッカ を 2 本いただいてしまいました.
 ボクなんてお店に対して貢献していないのに ・・・・・・・・ 恐縮してしまいます.


 さすがに 3 本は飲めないので、中のウォッカだけ職場の後輩にあげることにして、ボトルはきちんとインテリアとして取っておきます.
 6900 本のうち 3 本が我が家に ・・・・・・・ フフフッ




 もう一つの話題も、そんな Bar でのお話しから発展していった話題.

 ボクの部屋にはプラモデルがかなり積み上げてあります.
 プラモデルだけではなく、レジン製のフィギュアも ・・・・・・ と言っても、美少女系ではなくすべてミリタリー.

 一昔前までは、かなり本格的に作っていたのですが、コンタクトレンズを使いだしてから、微妙に手元が見づらくなり ・・・・・・・ いつの間にかまったく作らなくなってしまいました.

 これからも作る予定はないので、ただ邪魔なだけです.
 でも、かなりお金もかけてあり、燃えないゴミに出すのは忍びなくて ・・・・・・・

 で、先日 Bar で飲んでいた時に、プラモデルを作っている常連さんの話になり、よかったら引き取ってくれるか聞いてほしいとお願いしたところ、今日になって引きとり OK との連絡が来ました.


 Bar に最近来るようになった大学生で、プラモデルのサークルに入っているようです.
 とりあえず、捨てることなく新しい引き取り手が見つかったのでなによりでした.