
昨日の台風のような風と雨が去ったかと思うと、今日は雲一つないお天気.
蓼科山 もきれいにシルエットを現わしています.
毎日見ている風景ですが、いつもにも増して 空がいっぱい という感じです.
最近、映画でも、音楽でも、どうも 1970 年代頃の古いものしか観たり聴いたりなのであります.
別にこの時代が特別好きというわけでもないんですが、たまたま Blog で取り上げている内容もこんな時代のものばかり.
もちろん Jazz も聴いていますが、取り上げるものはなぜか違うものばかりになっています.
流石にこのままでは、 Blog タイトルも変えなくちゃいけないので、今日は Jazz アルバムでも取り上げてみようかと思っていました ・・・・・・・・・・・・・・
がっ、今日も 1970 年代を代表するアルバムを、久しぶりに引っ張り出して聴いてます.

"All Things Must Pass - New Century Edition - "
Disk 1 :
1. I'd Have You Anytime
2. My Sweet Lord
3. Wah-Wah
4. Isn't It A Pity (Version One)
5. What Is Life
6. If Not For You
7. Behind That Locked Door
8. Let It Down
9. Run Of The Mill
10. I Live For You (未発表曲)
11. Beware Of Darkness (1970.5.27録音のデモ・テイク)
12. Let It Down (1970.5.27録音のデモ・テイクにオーバーダビング)
13. What Is Life (1970.8.9録音のラフ・ミックス)
14. My Sweet Lord (2000) (オリジナル・トラックにオーバーダビング)
Disk 2 :
1. Beware Of Darkness
2. Apple Scruffs
3. Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)
4. Awaiting On You All
5. All Things Must Pass
6. I Dig Love
7. Art Of Dying
8. Isn't It A Pity (Version Two)
9. Hear Me Lord
10. It's Johnny's Birthday
11. Plug Me In
12. I Remember Jeep
13. Thanks For The Pepperoni
14. Out Of The Blue
George Harrison (g.vo),
Ringo Starr (ds.perc.vo), Jim Gordon (ds.perc), Alan White (ds.perc),
Klaus Voormann (b), Carl Radle (b), Gary Wright (key),
Bobby Whitlock (key), Billy Preston (key), Gary Brooker (key),
Pete Drake (pedal steel-g), Eric Clapton (g), Dave Mason (g),
Bobby Keys (ts), Badfinger (rhythm-g.perc), Ray Cooper (tambourine),
Dhani Harrison (Fender Rhodes), Sam Brown (vo)
George Harrison は、 The Beatles のアルバムにも多くの楽曲を残してはいるものの、どうしても Paul McCartneyや John Lennon のような目立つ存在ではなく、一歩後ろに立っている感じがあります.
"You Like Me Too Much"
"I Need You"
"While My Guitar Gently Weeps"
"Something"
"Here Comes The Sun" ・・・・・・・・・
でも、当時からこんなに素敵な曲を書いていたんですよね.
The Beatles 解散後に、それぞれのメンバーが自身のソロ・アルバムを制作しますが、そんな中でも世界が一番驚き、絶賛したアルバムがこの 3 枚組です.
全米、全英ともに 1 位を獲得したアルバムで、今でも George の最高傑作と呼ばれるアルバムでもあります.
実はボク、 George のアルバムはこれだけしか持っていません、これだけあれば十分に満足できちゃうからです (笑) .
オリジナル盤は、 1970 年に 3 枚組の LP ボックスとして、日本では 5,000 円で発売されました.
ボクにとってはリアルタイムではありませんが、発売から数年後にこのアルバムを知った時でさえ、値段の高さからなかなか購入できませんでした.
そしてようやく手に入れたアナログ 3 枚組.
セピア色のモノクロ写真が貼られたボックス仕様で、その箱を眺めているだけでも、ちょっとニヤッとしてしまいました.
そう言えばこのアルバムはどこに行ってしまったのだろう ・・・・・・・ 実家の屋根裏にでもひっそりと隠れているのかもしれません.

オリジナルはこんな感じでした.
この CD は、アナログ LP 3 枚組だったものを、リマスターして CD 2 枚にしています.
Disk 1 はオリジナルの 1 枚目 9 曲に、 10 曲目から 14 曲目までの 5 曲が Bonus Track として加えられています.
オリジナルの 2 枚目と 3 枚目が、 Disk 2 の CD 一枚に.
そしてジャケットも、モノトーンからカラーリングにと変わっています ・・・・・ ボクは絶対、昔のセピア調のモノクロ写真のほうが好きですが.
このアルバムは、"Rolling Stone" 誌が 2003 年に選出した "Rolling Stone's 500 Greatest Albums of All Time" で 437 位にランクされています ・・・・・・ 奇しくも、"Rolling Stone" ホームページに "George Harrison in the Words of Friends and Family" として 10 枚ほどの写真が掲載されていました.
話が横道の逸れますが、 "Rolling Stone" ではこの手の Best ・・00 といったものをよく選出しています.
この 500 枚のアルバムでも、やっぱり 70 年代あたり活躍したミュージシャンや、アルバムが強い印象を受けます.
特に The Beatles は別格的な強さです (笑) .

話を本筋に戻しましょう ・・・・・ このアルバムからは "My Sweet Lord" や "What Is Life (邦題: 美しき人生)" がシングル・カットされ、大ヒットしました.
ボクはそれらの有名曲も好きですが、どちらかというとアナログ LP ボックス 2 枚目のほうが大好き.
1 曲目の "Beware Of Darkness" の独特な広がりや ・・・・・
"Ballad Of Sir Frankie Crisp" のメロディーの美しさ ・・・・・
"Awaiting On You All" ポップ調な曲も ・・・・・
軽快にドライブする "Art Of Dying" も ・・・・・
そして "All Things Must Pass" の牧歌的な曲調も ・・・・・・・
いつ聴いても、この 2 枚目部分がいいです.
久しぶりに聴くと、 George のミラクル・ワールドにドップリ浸ることができます.
どうして今頃 ・・・・・・・ ???
実は今 "Living in the Material World" という George Harrison の音楽ドキュメンタリーが公開されています.
監督は、 "タクシー・ドライバー" や "ラスト・ワルツ" といった映画で有名な マーティン・スコセッシ .

当初は短期間の限定上映のようでしたが、先ほど HP を覗いてみると、当初の期間より延長されているようですね.
でも当然ボクの住んでいるような地方都市での公開はなさそうですので、すでに 12 月 23 日発売の Blu-ray を予約してあります ・・・・ と言っても 5000 セット限定の豪華版ではなく、単に映画だけのほうです.
"いつもの小川さん" の blog でこの映画が紹介されていました.
狂信的とも呼べそうな The Beatles コレクターの 小川さん も、この映画について高い評価をしていました.
当然 小川さん は 5000 セット限定の豪華版を予約されたようです.
となると、Blu-ray が届く日が待ち遠しいですね ・・・・・・ でもちょうど 23 日から "いつもの講習会" at 京橋 でした.
誰もくれる人がいないから、自分で送るクリスマス・プレゼントです ・・・・・・ 年末にゆっくり観ることにしましょう.
George のこのアルバムも、今となってはかなり古い音楽ではありますが、いつになってもこの時代の音楽は輝いています.
この時代の音楽だけあれば、もう十分かもしれませんなぁ.
そうなると次は ・・・・・・・・・ Zeppelin か〜ぁ.