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I Will Say Goodbye

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 きょうは雨 ・・・・・ 冬の雨です.
 でも先週の 東京 の雨のような寒さは感じません.



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 ● " Iron Rose " : マニュアル f4.0 1/10秒 ISO-400 35mm ●

 Instagram 用に作った一枚.
 35 mm でモノクロ、横長撮影したものをカラー現像してトリミングとレタッチ.


 この撮影場所は、単焦点 & 望遠の皆さん (ボクを除いた全員って意味) がアンダー気味に撮るために選んだ場所.
 ボクも最後に数枚撮らせていただきました.
 ただし仕上げはバラを主役に、ガンメタリックっぽい感じで.
 今回バラを使ってどうしても撮りたかったので、近所の小さな花屋さんで赤白一本ずつ購入していきました.
 ここで撮った他の方の作品なんか見てみると、やっぱりバラのアクセントって効くかなぁ.


 35 mm 、F 値 4.0 ・・・・ かなり寄っての撮影ですが、ボケはこんなものでしょう.
 ちなみにシャッター・スピード 1/10 秒 !!



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 ● マニュアル モノクロ f4.0 1/80秒 ISO-400 16mm ●

 あえて無表情 ・・・・・

 今回の撮影はフォトコンとか考えていなかったので、みんなが撮らないような感じでいろいろ自分なりにチャレンジできたのでよかった.




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 ブログの今日のタイトル、いきなりこんなのが書かれていたら 「とうとうブログ終了かっ?」 なんて思わてしまいそうですが、決してそんなことありません.

 今日の雨のような日に、家で静かに聴くにはぴったりのアルバム.





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  " I Will Say Goodbye / Bill Evans "





  1. I Will Say Goodbye
         (Michel Legrand) ・・・・ 3:29
  2. Dolphin Dance
         (Herbie Hancock) ・・・・ 6:02
  3. Seascape  
         (Johnny Mandel) ・・・・ 5:21
  4. Peau Douce
         (Steve Swallow) ・・・・ 4:15
  5. I Will Say Goodbye [Take 2]
         (Michel Legrand) ・・・・ 4:48
  6. The Opener
         (Bill Evans) ・・・・ 6:10
  7. Quiet Light
         (Earl Zindars) ・・・・ 2:27
  8. A House Is Not a Home
         (B.Bacharach-H.David) ・・・・ 4:36
  9. Nobody Else But Me
         (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・ 5:04
  10. Orson's Theme
         (Michel Legrand) ・・・・ 3:47





  Bill Evans (p), Eddie Gomez (b), Eliot Zigmund (ds)

  Recorded at Fantasy Studios, Berkeley, May 11 - 13, 1977.





 1977 年に録音され 1980 年 Fantazy レーベルからリリースされました.
 1981 年 グラミー賞 Best Jazz Instrumental Solo を獲得しています.
 ちなみに同年にリリースされた "We Will Meet Again" (Warner Bros.) は同じく グラミー賞 Best Instrumental Jazz Album を獲得しています

 オリジナルのアナログ盤は 8 曲目までで、最後の 2 曲はボーナス・トラックです.





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 このアルバムを購入しようと思った動機は、トランぺッターの 五十嵐一生 さんが Facebook に書いた記事を読んで.
 彼の高校生時代の思い出などが書かれていたもので、それ読んだらぜひ聴いてみたいなって.
 早速 Amazon 調べてみたら 1,500 円ほどのアルバム見つけたので Click !

 1970 年代のアルバムって、いままで "Montreux II" のたった一枚しか持っていなかった.
 偏屈な聴き方をしてきたボクにとっては、どうしても スコット・ラファロ 、 ポール・モティアン 絶対みたいなところもあったりして.
 いつものような聴かず嫌い (笑)


 いろいろなアルバム出ていることはもちろん知っていますが、こんなきっかけでもないとなかなか クリック できないんだよなぁ.



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 ● ⇒ Eddie Gomez, Eliot Zigmund, Bill Evans ●

 こういうアルバム聴いてると、どうしてこんなにキレイなメロディを想像する人が、人生ではドラッグと酒におぼれちゃっていたのかと不思議にも思う.
 中には酒や薬があったからこういう演奏ができたという人もいるようですが、単純にそんなことではないだろうな.
 ただ、ドラッグ買うための金欲しさにライブ出ていたというのは本当のようです.
 当時はこんなミュージシャンたくさんいたんだろうな.

 1973 年には内縁の妻ともいえる エレイン が投身自殺、 1979 年には兄のハリーが拳銃自殺と,繊細でリリシズム漂う演奏とは相反するような人生歩んでます.

 彼のリリシズムの裏側には、こういった苦悩やダークな部分が潜んでいるのかもしれません.



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 この当時の演奏がどのくらいいいのかボクはわかりませんが、このアルバムはとってもきれいな演奏だと思う.
 1 曲目のアルバム・タイトル曲は ミシェル・ルグラン の曲で、ちょっとメランコリーな雰囲気を持ったとても美しい曲.


 最近は You Tube などでも多くの演奏風景がアップされています.
 極端に腰を曲げた前傾姿勢での演奏.


 ウン十年前に 平塚 のジャズ屋で初めて "My Foolish Heart" を聴いた時は本当にびっくりだった.




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 先週部屋のプチ模様替え.
 と言っても、部屋に飾ってある額の入れ替えだけですが (笑)



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 フォトコン入賞作品の額装.
 ・・・・ ただし、額も 1,000円 しないものですし写真サイズも A4 .

 でもまぁ、折角の入賞作品くらいは家で飾っておこうと始めました.
 なんとこれで 4 枚目.


 まさかまさか、こんなになるとは思ってもいなかったなぁ.



 なかなか先日のようなポートレート撮影できないので、少しでもスキル磨こうと思い、昨年秋から毎日一枚を目標に Instagram にタイトルつけて写真をアップしてます.
 ここ数日は当然ですが先日撮った ユミさん のポートレートばかり (笑)



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 Insta の「いいね」の数字は、フォローワーの数や、アップする時間によってかなり変動しちゃうので、ブログのアクセスほど気にしてません.
 どちらかというと人の作品観ている方が勉強になるかな.
 毎日数百枚は観てるはずです ・・・・・ パッと見て好きか嫌いか判断.


 アップされるいろいろな写真を見ていると、こんな写真にどうしてこんなに「いいね」が付いてるんだろうと思うこともしばしば (笑)


 なかなか撮影機会が多くないので、少しでもこういうところで感性磨ければいいのかな.




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Guys And Dolls Like Vibes

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 ただいま沼の中でもがき続けてます.
 沼と言ってもレンズ沼とかではなく、プリント ・・・・・・




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  ● 以前の試し刷り ●

 フォトコンの作品作っているんだけれど、一枚だけどうしても気に入った色にならない.
 イメージ的なものは大体決まっているんだけれど、微妙に色が違っていて.

 この微妙さを出すのが結構難しくて ・・・・・・

 PC のディスプレイもこういった作業用のものではないので、細かな色の微調整なんてできないから、どうしてもプリントアウトすると色が違ってしまう.




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 提出期限はまだ一か月以上あるので問題ないけれど、思い通りにならないと結構ストレスたまります.




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 そんな作業は軽めの音楽流しながら.
 ウエスト・コースト と呼ばれる、クールな感じの演奏です.

 でも彼って、活動の中心が ニューヨーク だったような気がする ・・・・







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  " Guys And Dolls Like Vibes / Eddie Costa "





  1. Guys And Dolls・・・・ 6:46
  2. Adelaide ・・・・ 8:29
  3. If I Were A Bell ・・・・ 5:10
  4. Luck Be A Lady ・・・・ 6:23
  5. I've Never Been In Love Before ・・・・ 7:00
  6. I'll Know ・・・・ 6:04

       (All music composed by Frank Loesser)





  Eddie Costa (vib), Bill Evans (p),
  Wendell Marshall (b), Paul Motian (ds)

  Recorded at NYC, January 15 - 17, 1958.






 若くして自動車事故で無くなった エディ・コスタ の数少ないリーダー・アルバムの一枚.
 彼の二枚目のリーダー・アルバムと書かれているものもありますが、これ以前のアルバムもあるので、それが正しいのかは不明です.

 翌年、このメンバーから ビル・エヴァンス が抜けたピアノ・トリオで吹き込まれたのが一時期は幻の名盤と呼ばれていた "The House Of Blue Lights" でした.





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 最初、このジャケットの エディ・コスタ の後ろにいる男女が意味不明.
 Guys and Dolls の意味が分からなかったので、なんでこんなジャケットなんだろうと.


 この "Guys and Dolls" というのは、 1950 年に作られたミュージカルのタイトル.
 近年まで 1,200 回もの公演が行われた超ロングランの大ヒット・ミュージカル.
 1955 年には、フランク・シナトラ 、 マーロン・ブランド 主演で映画化もされ、こちらも大ヒット.
 そしてこのアルバムは、そんなミュージカルの楽曲を収めています.


 曲はすべて Frank Loesser によるものです.
 マイルス・デイヴィス の演奏で一躍有名になった "If I Were A Bell" もこのミュージカルからだったんですね.
 どこかのライナーノーツに書かれていたと思うんだけれど、あまりライナーノーツ読まないボクには ・・・・ それでもと思い、 "Relaxin' / Miles Davis" のライナーノーツ ( 1976 年当時の内容) を読んでみたら、有名なミュージカルとしかありませんでした.


 ところが 「イージー・トゥ・リメンバー アメリカン・ポピュラーソングの黄金時代」 を調べたら、出るわ、出るわ.




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  ● "Guys and Dolls" (1950) ●

 このアルバム、いかにも西海岸といった感じで淡々と演奏が続きます.
 ヴィブラフォン 独特な硬質な感じがさらにクール感を増幅.

 お馴染みの "If I Were A Bell" でテンポ・アップして、聴き応えのある演奏になっています.

 ただ何となく ビル・エヴァンス らしさが出ていないような気がします.
 彼が参加していることを知らないでこのアルバム聴けば、 「このピアノだれだ ?」 って思ってしまいそう.
 もう少しビル・エヴァンスらしさが出て、インタープレイが楽しめるともっと良かったかも.


 もちろん演奏が悪いっていう意味じゃなくて ・・・・




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 エディ・コスタ は交通事故のため 1962 年 7 月 28 日 31 歳という若さで亡くなっています.
 1962 年 10 月 8 日には彼の死を偲んで、音楽仲間が集まって追悼コンサートが行われ、そこに参加した クラーク・テリー・カルテット と コールマン・ホーキンス・セクステット の演奏がライヴ盤として発売されています.




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 南アフリカ に負けちゃいましたが、とっても熱くなれた一か月でした.
 これほどラグビーで日本中が熱狂したことはなかったよなぁ.

 国内はもとより、海外での評価もとてもいいし.
 この大会を通じて、 日本 の国としての評価もかなり高くなったんじゃないのかな.

 来年はいよいよオリンピック、もっと大きな感動がたくさんありそうです.




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 開幕前、いろいろなところで目標はベスト 8 って言ってましたが、ボクは 「いければいいなぁ ・・・」 くらいにしか正直思っていなかった.
 まさか プール A で 4 勝するなんて ・・・・ アンビリバボ !!

 最後は負けちゃったけれど、 5 試合とも本当に楽しかったし、感動したなぁ.
 さすがに スコットランド 戦は後半身体に悪くて終盤 10 分ほど観なかったけど (笑)

 選手たち一人一人もカッコよすぎちゃって.
 国内リーグも観にいきたくなりました.




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  ● Twitter @rugbyworldcup から ●

 ラグビーは昔から結構観ていたのでルールとかもみんな知っていましたが、ボールはアメリカンフットボールのような両端が尖った楕円形ボールだとばかり思ってました.

 今回よく見たらかなり丸みのある楕円形だったんですね.
 今までほとんど気にしたこともなかった.
 大きさもラグビーボールのほうが一回りくらい大きいんだ.

 ちなみにスマホでラグビーの変換して出てくる絵文字は、ガッツリ縫い目のあるボールでした (笑)


 こんなことじゃ、にわかファン って呼ばれてしまいそうです.




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The Tony Bennett/Bill Evans Album

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 「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」


 こんなドラマがあるんですか ・・・・・ テレビほとんど観ないのでわかりませんが、新聞のTV欄に何となく書いてあった.
 8 日土曜日が最終回だったんですね.

 ドラマの内容はわかりませんが、タイトル通りだとしたら、ボクの知っている 腐女子 も十分あり得るなと思ってしまう今日この頃.




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 そんな腐女子から 「いつのお土産かわからないけれど出てきたので ・・・・・・ 」 という感じでいただきました.


 いつもは各地域の スタバ 限定 "You Are Here Collection" のミニマグカップをいただいていましたが、今回のものは容量こそ 3 fl oz で同じですが、カップデザインや箱が全然違っています.

 箱の裏を見ると Heat Sensitive Mug と書いてありますね.

 暖かいものを入れると 星巴克 や Hong Kong 、さらに ちょっとした デザイン などの表示が現れます ・・・・ 星巴克 (スターバックス)




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 ビニールのものは 香港 MTR(Mass Transit Railway) のパスケース ・・・・ かな.

 メモリーなども入れられるようになっています.


 まぁこちらはお約束の ・・・・・・・ やっすいやつやん !




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 梅雨入りですね.
 まだまだこの時期、雨が降るととても涼しく感じられます.

 まぁこんな時期の夜は、雨音をバックにこんなアルバムでも聴いてみよう.






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  " The Tony Bennett/Bill Evans Album "





  1. Young and Foolish
       (A.Hague-A.B.Horwitt) ・・・・ 3:50
  2. The Touch of Your Lips
       (Ray Noble) ・・・・ 3:54
  3. Some Other Time
       (L.Bernstein-B.Comden-A.Green) ・・・・ 4:40
  4. When in Rome
       (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・ 2:53
  5. We'll Be Together Again
       (C.T.Fischer-F.Laine) ・・・・ 4:36
  6. My Foolish Heart
       (N.Washington-V.Young) ・・・・ 4:47
  7. Waltz for Debby
       (B.Evans-G.Lees) ・・・・ 4:02
  8. But Beautiful
       (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 3:34
  9. Days of Wine and Roses
       (H.Mancini-J.Mercer) ・・・・ 2:20
  10. Young And Foolish : Take 4
       (A.Hague-A.B.Horwitt) ・・・・ 4:45
  11. The Touch Of Your Lips : Take 1
       (Ray Noble) ・・・・ 2:54
  12. Some Other Time : Take 7
       (L.Bernstein-B.Comden-A.Green) ・・・・ 4:56
  13. When In Rome : Take 11
       (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・ 2:57
  14. Waltz For Debby : Take 8
       (B.Evans-G.Lees) ・・・・ 3:48





  Tony Bennett (vo), Bill Evans (p)

  Recorded at Fantasy Studios, Berkeley, CA, June 10 & 13, 1975.






 オリジナルは 9 曲目までで、残りは別テイクなど.
 このアルバムが好評だったのか、1977 年には "Together Again (Tony Bennett and Bill Evans album)" というタイトルの続編的なアルバムが発売されました.

 さらにこの 2 枚の別テイクを収めたバム "The Complete Tony Bennett/Bill Evans Recordings" も 2009 年に発売されています.





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 トニー・ベネット と言えば、ジャズ・ファンで知らない人はいないでしょ.
 アルバムもたくさん発表しているし、あの甘い歌声は男性ヴォーカリストの代表格.
 "霧のサンフランシスコ (I Left My Heart In San Francisco)" もとても有名です.


 また、最近はいろいろなデュオ・アルバムを発表しており、それらも大ヒット.
 特に レディ・ガガ とのデュオ・アルバム "Cheek To Cheek" でも有名です ・・・・・・ このアルバムも、もう 5 年も前になるんですね.
 そんなにジャズには詳しくない方たちにも、このアルバムでさらに知名度が上がったんじゃないでしょうか.


 今日のアルバムが録音された当時、 トニー・ベネット 48 歳、 ビル・エヴァンス 45 歳.
 ミュージシャンとしてはすでにベテラン、脂の乗り切った時期だったのでしょうか.

 ただ、 ビル・エヴァンス は 5 年後の 1980 年に亡くなってしまいました.

 トニー・ベネット が今でも現役で歌っていることを考えると、 51 歳というのはあまりにも早すぎたかな.




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 このアルバム、特に何にも言う必要ない
 ただただ聴いていればいいだけ

 伴奏もピアノだけでとてもシンプルなんだけれど、とにかく トニー・ベネット はうまいし、 ビル・エヴァンス の伴奏も独特なリリシズムを漂わせて、何にも言うことなし.


 演奏している曲はスタンダードを含め ビル・エヴァンス お馴染みの曲も入っています.
 
 ヴォーカルの "Waltz For Debby" といえば Monica Zetterlund がすぐに浮かびますが、こちらの トニー・ベネット の歌もとてもいい.
 このあたり聴き比べてみるのも面白いな.
 "My Foolish Heart" はヴァースからテーマに入りますが、ピアノの伴奏だけだと、やっぱりヴァースが引き立つというか、一つの聴かせどころでもありますね.




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 アルバムタイトル通り、二人のアルバム.

 ジャズアルバム収集していて、よくこういうアルバムはどちらに入れればいいんだ、なんて思うことありますが ・・・・・・・ どっちでもいいですね.

 どちらかがメインなんて感じじゃないですから.




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 9 日の日曜日は市消防団のポンプ操法大会.

 ちょうどこの週末は 築地獅子祭り が開催されており、今年も 土屋先生 からみんなに案内が.
 本当はそちらで写真撮ってきたかったのですが、前職と現職の関係からご案内のあった消防団行事を欠席するわけにもいかないので ・・・・・ 残念ながら今年はお仕事優先.




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 ● 6 月 8 日 電柱のある風景 ●

 ところが、この日はとにかく寒かった.
 前日が上の写真のようにいい天気で暖かかったし、天気予報も日曜日の午前中は曇りということで、半袖で見学してましたが、途中から雨がガン降り、体感温度もぐんと下がり震えながらの観戦でした.

 お昼ちょっと前に家に戻りましたが、なかなか身体の芯の寒さが取れなくって ・・・・・



 間違いなく風邪ひきました (涙)



 でもちょっと肌寒く、体調おかしいかな程度の日が二日ほど続いただけ.
 今日もこれからお仕事行ってきます.




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1958 Miles

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 明日は EOS学園 の撮影実習なのですが ・・・・・・

 なんとなく雨の香りがプンプン.
 昨年に続いて、またまた雨の撮影になってしまうのかなぁ.
 これを書いている今は土曜日の午後ですが、すでにどんよりした感じになってきました (涙)




 先日何気なく観た ユニクロ の ブラトップ CM が違和感ありあり.




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 この CM 、最後に ブラトップ を足から着る場面があるのですが、それがボク的にはかなりビックリ.


 これってタンクトップみたいなものだから、ボクの中の常識では当然頭から被るように着るものだとばかり思っていました.
 ところが CM では足から ・・・・・・


 実はブラトップって足から着る方がきれいに着けられるそうなのです.

 どうでもいい知識を一つゲットして経験値が上がりました (笑)




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 そんなブラトップとは全く関係ありませんが、ファッショナブルなジャケットのアルバムを.
 このジャケットのイラスト (版画) は故 池田満寿夫 氏によるものです.





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  " 1958 Miles / Miles Davis "





  1. On Green Dolphin Street
        (N.Washington-B.Kaper) ・・・・ 9:55
  2. Fran Dance
        (Miles Davis) ・・・・・ 5:52
  3. Stella by Starlight
        (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 4:48
  4. Love for Sale
        (Cole Porter) ・・・・・ 11:46
  5. Fran Dance (Alt-tk)
        (Miles Davis) ・・・・・ 5:51






  Miles Davis (tp), Julian "Cannonball" Adderley (as),
  John Coltrane (ts), Bill Evans (p),
  Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)
  Recorded at 30th Street Studio, NYC, May 26, 1958,





 ボクの持っている CD は "The Complete Columbia Album Collection" の中の一枚.
 これが今回のキーポイントです.





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 このアルバムのベースとなっているのは 1958 年にリリースされた "Jazz Track" (CL 1268) というアルバム.
 このアルバムは、 A 面が 1957 年 12 月 4 日 パリ で録音されたもので映画 "Ascenseur pour l'echafaud (死刑台のエレベーター)" の 10 曲、 B 面は 1958 年に ニューヨーク で録音された 3 曲で構成されていました.

 その B 面の 3 曲に、同じ日の録音で未発表だった 2 曲を加え 1974 年に 日本 でリリースされたのが今日の "1958 Miles" になります.


 しかしそこにはちょっとした問題も ・・・・・・・




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 上の写真は裏ジャケットですが、収録曲と合っていません.
 ちょっと変ですね.


 実はこのアルバム、長年にわたって 1955 年に録音された ジャッキー・マクリーン の "Little Melonae" が入っていました.
 ボクの CD は "The Complete Columbia Album Collection" の中の一枚で、このボックスを作る際に曲の入れ替えもされたようで、タイトル通り 1958 年の演奏だけのアルバムにしてあります.
 そのため CD のジャケ裏の写真が演奏とは合致しないんですね.


 ちなみに書かれている "Little Melonae" の演奏は、 "'Round About Midnight" にボーナス・トラックとして入っています.

 ただしこれはあくまで "The Complete Columbia Album Collection" の中でのアルバムとしてのこと.
 通常販売になっている "1958 Miles" の CD 等では 5 曲目に "Little Melonae" が入っているものがほとんどで、そこにボーナスと "Fran Dance" の別テイクが入っています.




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 さてこのアルバム、実はとっても大きな意味を持ったアルバムでもあります.
 それはモード・ジャズに移行しつつあるマイルスに大きな影響を与えたと言われる ビル・エヴァンス をグループに招き入れ初めて行ったレコーディングなのです.

 ビル・エヴァンス が入ったセクステットは 1958 年 4 月 から 10 月までのわずか七か月で、クラブ・ギグ中心の活動だったためレコーディングは三回のみ.
 内二回はライブレコーディングで、スタジオ録音にあってはこの 5 月 26 日の一回のみ.


 その後 ビル・エヴァンス がグループを脱退したためこのグレート・セクステットは消滅.
 翌年レコーディングのため再び ビル・エヴァンス を呼び寄せて録音されたアルバムこそが、あの名作と誉れ高い "Kind of Blue" でした.




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 さて今日のアルバム "1958 Miles" の演奏について.

 演奏される曲はスタンダードが 3 曲と マイルス のオリジナル.
 演奏全体には "Milestone" からのモードイディオムズが完成形に向かっている進行状態という感じでしょうか.
 一般的にモード (モーダル) というと、感覚的にバリバリとか、ゴリゴリという感じなのですが、このアルバムではそういった感じではなくとても聴きやすい演奏になっています.
 まぁ マイルス のモードというのは後年のスタイルとは一線を画しているかな.


 この時代のアルバムは、どれを聴いても彼らしさや聴きやすさ、聴き応えがあるいいアルバムが揃っています.


 順追って "Kind of Blue" まで聴いていくのも面白いです.




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 明日の 東京 の降水確率は ・・・・・
 今のところ夕方までは 40 % ・・・・・・・・・ とっても微妙な数字です.




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 少なくても青空は期待できそうにないので、どういう構図で撮ろうか悩むなぁ.




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Bill Evans At The Montreux Jazz Festival

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 この土日は天気が今一つです.
 今日の午前中も小雨.




 さて 13 日の金曜日は 4 月の人事異動で新しく配属になった課での歓迎会でした.

 ボクも 4 月からの勤務なのでお呼ばれされた皆さんの一人. 
 いつも、こういった飲み会はどうしても仕事がらみの話題になっていってしまうのですが ・・・・・


 先日の飲み会の中で衝撃的な出会いがありました !!

 と言っても、まったく色恋の香りとかありませんし、 ジェイソン が現れたわけでもありません.



 若い女性職員と趣味の話なんかしていたら、なんとその彼女がジャズを好きだという.
 まぁそうは言ってもそんなに大したことないんだろうなと思いながら話していたら、どうも本気モードで手探りしながらしっかり聴いている雰囲気.




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 「 ビル・エヴァンス のピアノが好き ・・・・・ ハスキーヴォイスって ジュリー・ロンドン ですか? ・・・・・・ " Golden Earrings" をピアノで弾いてみたかったから楽譜を買ったんです ・・・・・ 」

 と、いう感じである意味変態的な話にまで発展. 


 最近こういう人に全く出会っていなかったので、とにかくビックリ.
 ボク自身もジャズについて話をするなんてとても久しぶりだったので、とても楽しい時間でした.
 せっかくだからボクも少し協力して、もっと深い世界まで足を引っぱってあげようと思っています.


 ちなみに彼女とは今までも何度か顔を合わせる機会はありましたが、あいさつ程度で話したことはなかったので ・・・・・・ こういった飲み会の重要性を改めて認識させられた夜だったのです.



 あの夜彼女は結構飲んでいたから、あの時の会話全く覚えていなかったらどうしよ ・・・・・ (笑)




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 ということで、会話にもでてきた ビル・エヴァンス の演奏でも聴いてみよう.

 ボクは スコット・ラファロ と ポール・モチアン のトリオが絶対的に好きで、 Verve 時代の演奏は比較的最近になって聴いたり購入したりしています.






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  " Bill Evans At The Montreux Jazz Festival "





  1. Introduction / One for Helen
        (Bill Evans) ・・・・・ 5:22
  2. A Sleepin' Bee
        (H.Arlen-T.Capote) ・・・・・ 6:06
  3. Mother of Earl
        (Earl Zindars) ・・・・・ 5:15
  4. Nardis
        (Miles Davis) ・・・・・ 8:24
  5. I Loves You, Porgy
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:01
  6. The Touch of Your Lips
        (Ray Noble) ・・・・・ 4:45
  7. Embraceable You
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:46
  8. Some Day My Prince Will Come
        (F.Churchill-L.Morey) ・・・・・ 6:09
  9. Walkin' Up
        (Bill Evans) ・・・・・ 3:45
  10. Quiet Now
        (Denny Zeitlin) ・・・・・ 6:26





  Bill Evans (p), Eddie Gomez (b), Jack DeJohnette (ds)

  Recorded Live at "Montreux Jazz Festival",
        Casino De Montreux, Switzerland, June 15, 1968.






 1967 年から開催された Montreux Jazz Festival .
 2 年目の ビル・エヴァンス トリオの演奏を収めたのが今日のアルバム.

 その後も、このフェスティバルでの演奏はアルバムになっています.





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 今回この CD のライナーノーツを読んで初めて知ったんですが、この三人による公式アルバムってこれ一枚なんですね (ただし海賊盤では他の演奏も出回っています) .
 これにはとってもビックリ.

 印象的にはこの時代この三人で何枚かのアルバム作ったように思っていましたが ・・・・・

 ボクがいかにこの時代の演奏をほとんど聴いていなかったのが露呈しちゃいます.



  Chuck Israels の後 Eddie Gomez とは何枚かのアルバムを録音していますが、 Jack DeJohnette がいないんですね.


 そうなると、このアルバムの聴きどころの一つは ジャック・ディジョネット の演奏がどうなのかということですね.




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 感想としては ジャック・ディジョネット はまだまだ控えめ的な感じ.

 本来だったらもっとガツーーーンと個性がぶつかりそうにも思えるんですが、どちらかというと ビル・エヴァンス に合わせているというか、彼の邪魔にならないようにって・・・・・・・・どこか手探りしながらという感じをボクは受けてしまう.

 ソロや 4 バース などのやり取りでは彼らしく少し叩いてはいるものの、完全燃焼というには程遠いようにも思います.
 ちなみに バース (bars) は小節の意味、ヴォーカルなどの ヴァース (verse) はコーラス前の序奏部分のことを言います ・・・・・ 一応これはジャズの常識部分かな.
 たまに使い方を混同されている方がいますが.


 そんな ジャック・ディジョネット らしさがそんなに出ていない演奏がダメかというと、決してそんなことはないのがジャズの演奏の面白いところ.
 トータル的なトリオ演奏としてはとてもいい演奏ではないでしょうか.




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 どちらかというと エディ・ゴメス のベースがボクは気になってしまう.
 うまいとか下手とかというんじゃなくて、感覚的に以前からちょっとした苦手意識があります.

 そんなこともあって Verve 時代を敬遠していたのかもしれません.



 このアルバムでもおなじみの曲がずらりと並んでいます.
 中でもボクは "I Loves You, Porgy" かな.
 その昔は気にもなっていませんでしたけれど、いつの間にか好きな曲の一つになっています.


 "Some Day My Prince Will Come" は 1960 年 11 月に "ヴィレッジ・ヴァンガード" に出演していた ビル・エヴァンス トリオの演奏を マイルス・デイヴィス が聴いてこの曲を気に入り、 ビル・エヴァンス がクインテット用に楽譜を書き直し 1961 年 3 月にアルバムとして録音したことでも有名です.



 なかなか聴くことのなかった Verve 時代の ビル・エヴァンス ですが、全編彼らしいリリシズムの溢れた演奏が入ったアルバムになっています.




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 先日 PC が大暴走 ・・・・・ というか 完全フリーズ .



 ずっとどこかにアクセスしているような感じで、マウスカーソルがグルグルしたままに
 何度か再起動かけても同じような感じに (涙)



 その後セーフモードで一度起動をかけたら、何とか使えるようになり、現在は特に問題もなく使用中.




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● イメージ映像です ●

 今使っているノートパソコンは 2011 年に購入.
 家だけでなく、今までやっていた講習会などでも必ず使っていたので、本当にかなりの時間使っています.

 ブログと書いたりする時も、何ページも同時に開いて、写真用の DPP ソフト開いたり、 BGM 用の iTunes 立ち上げて、さらに写真データを外付け HDD から探したりと ・・・・・ かなり負担掛けっ放し状態です.


 大事なデータや過去の写真などバックアップは取ってありますがすべてではないので壊れてしまうとかなりキツイ.

 そろそろ更新も考えないといけないかなぁ ・・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

On Green Dolphin Street

 この週末は全国的に大荒れだったようです.
 ボクの家の周りでも雪が 10cm ほど積もりましたが、幸いなことに大荒れという感じではありません.




15 005

 日曜日の朝ですが、どよよ〜〜〜んとしたいかにも冬のお天気という感じ.
 この写真を撮ったのは 8 時頃でまだ雪が降っていましたが、昼になるにつれ雪も止み、午後には日差しも出てきました.


 これで回復するのかと思っていたのですが ・・・・・・・・


 昨日の月曜日、夕方からまたまた雪.
 今朝は車の上に 20cm 以上積もっていました.




16 004
    (月曜日の夕方)

 "秒速 5 センチメートル" をイメージして、シャッター・スピード 1 秒で最初撮ったら ・・・・・
 ただの白い糸のような写真になって、おもしろくもなんともない.
 まるで、秒速 100 センチメートルくらいです (笑)


 だから上の写真は 1/20 秒で撮ってみました.
 仕事を終え家に帰ってから 30 分くらいしてから撮ったのですが、すでに車の上には数センチの雪が積もっていました.

 そのまま未明まで降り続き、深夜には大雪警報まで発表される始末.
 おかげで今朝は 6 時に起きて雪かき.
 リスクは犯さないようにしているので、今年初めてタイヤチェーンを巻いての出勤でした.

 ただ日中は陽が出て、比較的暖かくなったので道路の雪もほとんど融けました.




 さて今夜も机の上に山積みになったアルバムからから一枚引き抜いてみよう.
 ジャケットの写真が以前から結構好きだったのですが、購入は昨年末にようやく.





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  " On Green Dolphin Street / Bill Evans "





  1. You and the Night and the Music
           (H.Dietz-A.Schwartz) ・・・・・ 7:20
  2. How Am I to Know ?
           (J.King-D.Parker) ・・・・・ 6:18
  3. Woody 'n' You (Take 1)
           (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 4:25
  4. Woody 'n' You (Take 2)
           (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 4:10
  5. My Heart Stood Still
           (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 5:21
  6. On Green Dolphin Street
           (B.Kaper-N.Washington) ・・・・・ 8:09
  7. All of You (Take 1)
           (Cole Porter) ・・・・・ 8:07




  # 1 - 6 :
  Bill Evans (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 19, 1959.

  # 7 :
  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds) 
  Recorded at Village Vanguard, NYC, June 25, 1961 .







 1959 年に録音されたアルバムですが、発売されたのは 1975 年.
 ジャケット写真の撮影が K.Abe と表記されています.
 日本人 ・・・・・ あるいは日系人でしょうか、気になるなぁ.





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 このアルバムが録音される前年の 1958 年、 ビル・エバンス は マイルス・デイヴィス のバンドに短期間加わり、録音とツアーを行っていました.
 ただ、白人であることやドラッグの問題などで短期間でバンドを離れています.
 しかし マイルス の強い要望で、 1959 年 3 月・ 4月に録音された "Kind Of Blue" のセッションに参加したのは有名なお話です.

 今日のアルバムのベースとドラムは、そんな マイルス・グループ のリズム・セクションを担当したメンバー ・・・・・・ ポール・チェンバース 、 フィリー・ジョー・ジョーンズ とのトリオによる演奏です.


 CD 化の際に 7 曲目の "All of You" がボーナス・トラックとして加えられています.
 アナログ盤 (?) や他の CD によっては、 7 曲目のボーナス・トラックは、トリオ演奏ではなくサックスの ズート・シムズ をフィーチャーしたクインテット編成で 1962 年に収録された演奏が入っているようですが、このあたりの詳細については不明です.




Bill Evans 0010

 ボクにとって ビル・エバンス と言えば、 スコット・ラファロ 、 ポール・モチアン .
 ですのでこのアルバムでの演奏はちょっと聴き慣れた演奏とは違うような感じを受けます.

 何となくリラックスした感じを受ける演奏ですね.

 ピーーーーーーンと緊張の糸が張り詰めたような演奏とは違う気がする.

 1 曲目の "You and the Night and the Music" (あなたと夜と音楽と) は、アルバム "Interplay" の1曲目にも入っています.
 "Interplay" のほうはちょっとアップ・テンポでスリリングなソロでしたが、今日のアルバムの演奏を聴いてみるとリラックスした感じが伝わってきます.


 それだけに、ボーナス・トラックでどうして "All of You" の演奏を入れたのかよくわからないなぁ.
 ピアノ・トリオは一緒ですが、演奏の中身は全然違うと思うんだけれどねぇ.

 このボーナス・トラック "All of You (Take 1)" は、 1961 年 6 月 25 日 ニューヨーク の ヴィレッジ・ヴァンガード で行われライブ演奏です.
 この時の演奏は "Waltz For Debby" と "Sunday At The Village Vanguard" の二枚のアルバムに、 12 曲が収められました.




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 その後 2005 年になって、二枚のアルバム収録されなかった曲全てを演奏順にアルバムにした "The Complete Village Vanguard recordings, 1961" がリリース.

 最初のセットの中に "All of You (Take 1)" の演奏も入っていました.


 今日のアルバムが発売されたのが 1975 年、その当時このコンプリート盤が出ることなんか当然わからなかったので、未発表の "All of You (Take 1)" を入れたという感じなのでしょうか.


 全体的に軽快でリラックス・ムードが漂っていますが、そうはいっても ビル・エバンス らしいピアノを楽しめるアルバムです.







 さて、来週辺りから一気に飲み会の回数が増えていきます.
 すでに 2 月と 3 月の週末はほとんど予定が入ってしまいました.
 お泊りの懇親会が 2 回、 東京 などお街へのお出かけも 2 回.

 1 月最終週は 東京 & 船橋 に遊びにいきます.
 こちらは以前の仲間とささやかに 火鍋 で新年会.
 ちょうど土曜日は ON ゼミ もあるので、金曜日からリフレッシュ.
 グッドタイミングでした.


 久しぶりの 東京 なので、今回は 単焦点レンズ だけ持って 銀座 の写真を撮ってこよう.
 広角で収めたい風景もあるんだけれど、そこはグッと我慢して・・・・・



 2 月最終週には昨年行って楽しめたイベント CP+ も控えています.




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      ( CP+ ホームページから)

 昨年初めて行ってみて大体どんな感じかわかったので、今年はもう少しターゲットを絞って見てくるつもりです.
 当然、新しいカメラ持ってガッツリ撮ってくるぞっ.

 当初職場の友人たちと行く予定でしたが、都合でいけなくなったので今回も一人のんびり行くことにします.


 今 東京モーターショー が話題になっており、コンパニオンさんたちの写真もいろいろネット上に出ています.
 そんなコンパニオンを撮りにいく方もとても多いのですが ・・・・・

 モーターショーのコンパニオンさんには、どうも今一つ魅力を感じないなぁ.
 っていうか、変に肌の露出が多かったり、ケバケバしい感じの方が多いイメージがしてしまいます.




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      (CP+2016 SONY ブースで撮影)

 こういったイベントに行ったことないので、昨年の CP+ と比較になっちゃうんだけれど、 CP+ のほうがケバケバしさがなくって好きだなぁ.
 特に大きなメーカーは清楚な感じがしました.
 きっと モーターショー のほうも、大きなメーカーはコンパニオンさんも清楚なんだろな.


 去年は全然わからないまま参加したので、今年はもっときちんと計画してしっかりした写真を撮ってきます.




 ≪ 1/19 追記≫
 上の記事でボーナス・トラックと書きましたが違っていたようです.
 Azumino さんからのコメントで、アルバムのライナーノーツについて書かれていました.
 以下コメントから、
 「エヴァンスのこのレコードには、 1962 年録音の "Loose Bloose" も収録されています。リバーサイド時代には、どちらのセッションもお蔵入りしていて、マイルストーン時代になって、 2 枚組のリイシューとして "Bill Evans Piece Piece & Others" として初めてリリースされたものです。米国盤は、 "Everybody Digs Bill Evans" とカップリングされています。それを新たなジャケットを用い、一枚ものとしてまとめたのが、 "On Green Dolphin Street" です。」

 ・・・・・・・ なるほど、納得です. 大変ありがとうございました.

Pike's Peak

 明るさは正義なのか ・・・・・・・・ !?


 以前から検討に検討を重ねてきて、ようやく Click しました.

 カメラじゃないよ、レンズだよ.



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 Canon EF 50mm F1.8 STM ・・・・・・ 通称 「撒き餌レンズ」.

 開放値 1.8 という非常に明るい単焦点レンズですが、価格はこのレンズで 14,000 円弱.
 こういう明るいレンズを使い始めると、さらに新しいレンズで可能性を求めるようになり、さらに高額な L レンズを購入したりと ・・・・・・ 俗に呼ばれる "レンズ沼" という世界に足を踏み入れてしまうようです.
 そういう世界に踏み入れさせるため (?) に各メーカーは廉価で明るい単焦点レンズを用意しています.

 そんなところから 「撒き餌レンズ」 と呼ばれます.


 まぁボクの場合は、今まで L レンズを 2 本使ってきてからのこのレンズ購入だから、ある意味で レンズ沼 から抜け出たとでも思っておきます (笑)




 ちなみに上の写真、 エヴァ っぽくデザインしてみました.



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 エヴァンゲリオン や シン・ゴジラ で有名な マティス・フォント です.
 つい先日 4,000 円ちょっとで発売になりましたので、これは検討をする間もなく即 Click でした.






 さて、本題、本題 ・・・・・・・・・

 ジャケットは以前から知っていたものの、内容については ???
 数週間前に何となく ・・・・・ 1,000 円切っていたので買ってみました.
 このアルバム、ビックリな演奏だったのであります.





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  " Pike's Peak / Dave Pike "





  1. Why Not
            (Dave Pike) ・・・・・ 6:46
  2. In a Sentimental Mood
            (D.Ellington-I.Mills-M.Kurtz) ・・・・・ 6:32
  3. Vierd Blues
            (Miles Davis) ・・・・・ 5:59
  4. Besame Mucho
            (Consuelo Velazquez) ・・・・・ 6:54
  5. Wild Is the Wind
            (N.Washington-D.Tiomkin) ・・・・・ 9:33




  Dave Pike (vib), Bill Evans (p),
  Herbie Lewis (b), Walter Perkins (ds)
  Recorded at NYC, November 1, 1961.






 昨年 11 月に発売された "Sony Jazz Collection 1000" の中の一枚.
 このシリーズは 2014 年から一回 50 枚ずつ発売されていたもので、その中からポツリポツリ数枚ずつ購入していました.
 11 月に発売になった中では Carol Sloane の 2 枚のアルバムが目立っていましたが、この 2 枚はすでに持っていたので当初は完全スルー.

 少し前にこのアルバムだけを購入してみました.




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 まずビックリするくらいいい演奏です.
 後になって調べると、 デイヴ・パイク の代表作というのが定説のようです.

 中には ビル・エヴァンス の共演 ・・・・・ ビル・エヴァンス の演奏がいいから、というようなことも書かれているものがありましたが、ボクは デイヴ・パイク の演奏がすごいと思う.
 そこに ビル・エヴァンス のピアノがカチッと噛み合わさり、アルバム全体が独特なリリシズムで満たされた感じなのです.


 それとベースの ハービー・ルイス がしっかりしたベースでいいなぁ.
 ビル・エヴァンス にとっては スコット・ラファロ が亡くなった直後だったので、自分のグループの新しいベーシストを探していた頃になるのでしょうか.

 正直 ビル・エヴァンス のグループのベーシストとしては合わないような感じですが、このアルバムでの演奏はしっかりしたいい演奏だと思います.



herbie lewis 001
    (Herbie Lewis)

 ネットで見つけた唯一の写真.
 "Tender Moments / McCoy Tyner" (BST-84275) に参加していたためか、なぜか Blue Note 関連での写真です.


 このアルバムは選曲も面白い.

 1 曲目の "Why Not" は、明らかに John Coltrane の "Impressions" です (有名な演奏という意味で) .
 この曲は "Ease It / Rocky Boyd" にも収められており、そのライナーノーツには作曲者が Pete La Roca になっていました.
 ちなみに "Impressions / John Coltrane" では コルトレーン 作になっていました.

 さらに アーマッド・ジャマル が 1955 年に同じような曲を吹き込んでいるようです ・・・・・・・・

 どうも本当のところははっきりしないようです.


 2 曲目の "In a Sentimental Mood" もいいですが、やっぱり 4 曲目の "Besame Mucho" .
 1940 年 メキシコ の コンスエロ・ベラスケス によって書かれた曲で、すでにジャズ・スタンダードと言ってもいいくらい多くのミュージシャンに取り上げられています.
 ここでの演奏はすごく躍動感のある演奏で、好みだな.



Dave Pike 002

 そういえば デイヴ・パイク の演奏を聴いたのはこのアルバムが最初.
 だからアルバム買う時も、どんな楽器を演奏しているの ?? でした (笑)


 このアルバムの後、 ハービー・マン のグループに入ってラテン系の演奏をしたり、 ノイジー・サイレンス という名の自身のグループを作りソウル系の演奏をしたりしたようですが、やっぱりこのアルバムが一番なのでしょうか.


 まさにアルバム・タイトル通りのアルバムなのです.







 11 月の映画鑑賞は 15 本.
 何十年ぶりかで "リオの男" も観ました.
 "カトマンズの男" 同様まだ子供の頃観た時はすごく面白くワクワクした記憶がありますが、改めて観るとちょっと時代が違うなぁ ・・・・ 感が (笑)



  トランスポーター 3 アンリミテッド 、
  ボーン・アルティメイタム 、
  サバイバー 、
  戦場にかける橋 、
  サムライ 、
  珍遊記 、
  リオの男 、
  麻雀放浪記 、
  MYTHICA ミシカ クエスト・フォー・ヒーローズ 、
  キサラギ 、
  HELP!四人はアイドル 、
  七年目の浮気 、
  真珠の耳飾りの少女 、
  ヒトラー暗殺 13 分の誤算 、
  パリ 3 区の遺産相続人





 事前の知識まったくないまま観た "ヒトラー暗殺 13 分の誤算" と "パリ 3 区の遺産相続人" が結構面白かったなぁ.
 特に "パリ 3 区の遺産相続人" は クリスティン・スコット・トーマス の元気な姿を久しぶりに観れました. 

 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・




真珠の耳飾りの女001

 スカヨハ のファンとしては 「これっ」 と言いたいところですが ・・・・・・・

 そういえば ファン・ライフェン の家に "デルフト眺望" が何気なく置いてあるのを、今回観て発見 !!



 今月はやっぱりこちらの映画かな.
 結構重いテーマを娯楽性豊かに映像にした映画です.
 このテーマ曲はあまりにも有名ですね.

 このテーマ曲 "ボギー大佐" は ケネス・ジョゼフ・アルフォード が 1914 年に作曲した行進曲で、吹奏楽でも演奏されるので誰もが一度くらいは聴いたことのある曲かもしれません.
 この "ボギー" というのは人の名前ではなく、ゴルフのボギーからきていると今回初めて知りました.



The Bridge on The River Kwai002

 第二次世界大戦中 タイ と ビルマ の国境付近にある捕虜収容所を舞台に、日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと鉄道建設、 斉藤大佐 と シアーズ中佐 の対立と交流など、極限状態における人間の尊厳と名誉、戦争の惨さを表現した戦争映画です.


 フォース の力こそないものの、 アレックス・ギネス はやっぱり強かった.

Circle Waltz

 今シーズン初めての、本格的な雪.
 北海道をはじめ、全国的にも大荒れだったようです.

 ボクの地域で降ったのは 16 日のお昼頃から夕方 19:00 頃まででしたが、水分をたっぷり含んだ重い雪が結構積りました.




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 今朝は予想通り、至る所で渋滞が発生していました.
 写真は職場前の幹線道路ですが、いつもだったら交通量の少ない時間にもかかわらず早朝から大渋滞でした. 

 さすがに今年 2 月のような大雪ではありませんでしたが、今年も雪が心配になる季節が本格的に到来って感じです.
 まぁ眺めている分には、写真のようなきれいな景色が広がるんですがね (笑)




 そんな雪景色を連想するような、リリカルな演奏のアルバムを.










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  " Circle Waltz / Don Friedman "






  1. Circle Waltz
       (D.Friedman) ・・・・・ 5:57
  2. Sea's Breeze
       (D.Friedman) ・・・・・ 6:03
  3. I Hear a Rhapsody
       (J.Baker-G.Fragos-D.Gasparre) ・・・・・ 7:30
  4. In Your Own Sweet Way  
       (D.Brubeck) ・・・・・ 5:18
  5. Loves Parting
       (D.Friedman) ・・・・・ 5:43
  6. So in Love
       (C.Porter) ・・・・・ 3:23
  7. Modes Pivoting
       (D.Friedman) ・・・・・ 6:41




  Don Friedman (p), Chuck Israels (b), Pete LaRoca (ds)
  Recorded at Plaza Sound Studios, NYC, May 14, 1962.






 このジャケットも、ずっと前からいろいろなところで見かけていたので、当然アルバム・タイトルも演奏者名も知っていました.
 でも、不思議と聴いた記憶がないし、当然アルバム購入する気持ちもなし.
 完璧な 聴かず嫌い です.




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 以前から白人のピアニストというだけでダメで、このジャケット裏の写真のような雰囲気がさらにダメ.
 
 そういえばずっと前には ビル・エヴァンス もそんなに好きじゃなかったから.
 今回は いつもの 1,000円 ということで重い腰を上げるように購入.


 で、聴いてみたらいろいろな評価に書かれているように、ボクが思っていたよりもずっといい演奏でした.
 とても ビル・エヴァンス に似たような演奏というのが最初に聴いた印象です.


 アルバム・タイトル曲 "Circle Waltz" を聴いてみると、一音一音を丁寧に、繊細に並べていくような感じがします.
 ビル・エヴァンス を少し硬くしたとでも言うのかな.
 この一曲聴いただけで、あぁこういう演奏なんだ ・・・・・・・・




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 名前は知っていましたが、経歴などはまったくわからなかったので、ほんの少しリサーチ.


 そうしたら ビル・エヴァンス と結構繋がりがあることがわかりました.

 ビル・エヴァンス トリオというとすぐに名前が挙がってくるのが スコット・ラファロ .
 彼との インタープレイ はあまりにも有名ですから.

 そんな スコット・ラファロ が、 ビル・エヴァンス のトリオに加入する前からずっと共演していたのが ドン・フリードマン .
 ニューヨーク に出てきた スコット・ラファロ を自分の家に泊めて面倒までみていたようです.
 そんな スコット・ラファロ は ビル・エヴァンス に誘われるや、今までの恩を忘れたかのように ビル・エヴァンス の許にいってしまいます.


 さらに スコット・ラファロ に去られた ドン・フリードマン は、このアルバムで一緒に演奏している チャック・イスラエル を見つけ一緒に仕事をしていたのですが、自動車事故で スコット・ラファロ が亡くなってしまうと ビル・エヴァンス はなんとチャック・イスラエル を引き抜いてしまいます.



 ドン・フリードマン は 「自分は ビル・エヴァンス から影響を受けていない」 と言っていたようですが、やりたいと思う演奏は似ていたんでしょうね.


 こんな出来事を知って改めて聴いてみると、なにか繊細さの中に情念のような炎が ・・・・・・・・・・




 気のせいでしょうね (笑)













 さて、先々週研修のため 3 日留守にしましたが、その間にボイラーが壊れました.


 台所で使う給湯用ではなく、お風呂の給水ボイラー.
 2000 年に新築から使用していたので 14 年.
 業者の方に言わせると
 「 10 年で消耗品などの生産中止なのでまぁ寿命ですね ・・・・ 」
 「修理を試みることも可能ですが、修理してもダメな可能性もあるし、ほんの一時しのぎの可能性も ・・・・・ 」

 ということから、思い切って新しいものを設置することにしました.




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 毎年のメンテナンス契約をしていて今回も見てもらった業者に設置してもらおうと話しを進めると、業者のほうから 「三井ホーム の家はこちらでは設置できないのでメーカーに確認してください.」 ・・・・・・・・

 よくわからないので、とりあえず 三井ホーム に聞いてみると 「そんなことないので大丈夫」 とのお返事.
 「きっとこちらに気を使ってそういうことを言ったのでしょう、点検業者もボイラーメーカーの代理店なのでまったく問題ありません」 との回答.
 ついでだから 三井ホーム でお願いした場合の工事費を聞いてみると、点検業者よりも 3 万円ほど高い.


 夏場だったらシャワーだけで、いろいろ検討する余地があるんだけれど、時期的にも待ったなし.
 そのため毎年のメンテナンス契約している業者に依頼.


 問題は価格です.
 工事費など含めて約 ○○ 万円なり ・・・・・・・
 インターネットを見ると本体だけだったらかなり安いものがたくさんありますが、今後のメンテナンスなどを考えると多少高くてもすぐに来てくれる業者のほうがいいですよね.



 さて、このお金をどこから捻出しようか・・・・・・・・





 今夜もシンシンと雪が降っています.
 明日の朝、積らなければいいのですが ・・・・・・・・



 こんな静かな真っ白い夜ですから、 "her / 世界でひとつの彼女" でも観ながら スカーレット・ヨハンソン に萌えようかな ・・・・・・・・・ (爆)

"Israel"

 穏やかです ・・・・・・・・・
 そんな言葉がぴったりするような年末、大晦日.

 暖かな日差しが差し込んでいます.
 大晦日だからって特にやることはないので、のんびり今年最後のブログ書き.


 今年最後のアルバムは、前に届いた CTI 群からの一枚.




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  " Montreux II / Bill Evans "




  1. Introduction - Very Early
        (B.Evans) ・・・・・ 6:39
  2. Alfie
        (B.Bacharach-H.David) ・・・・・ 5:30
  3. 34 Skidoo
        (B.Evans) ・・・・・ 6:39
  4. How My Heart Sings
        (E.Zindars) ・・・・・ 4:15
  5. Israel
        (J.Carisi) ・・・・・ 4:14
  6. I Hear a Rhapsody
        (J.Baker-G.Fragos-D.Gasparre) ・・・・・ 5:53
  7. Peri's Scope
        (B.Evans) ・・・・・ 6:27





  Bill Evans (p), Eddie Gomez (b), Marty Morell (ds)
  Recorded live at the Montreux Jazz Festival,
      Casino De Montreux, Switzerland, June 19 & 20, 1970.





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 このアルバム "Montreux II" というタイトルですが、この Montreux Jazz Festival での Bill Evans のアルバムは 3 枚リリースされています.
 1 枚は 1968 年の演奏で、 "Bill Evans at the Montreux Jazz Festival" というタイトルで Verve からリリースされています.
 ・・・・・・・ あのお城のジャケットです.
 アルバムは グラミー賞 を受賞しており、人気の高いアルバムです ・・・・・・ このアルバムもいつかここにアップしましょう.
 もう 1 枚は 1975 年、ベースの Eddie Gomez とのデュオ.

 そして、今日のアルバムは 1 作目のアルバムから 2 年後の演奏で、レーベルは CTI です.
 

 アルバムの収録順は、演奏順とは変えてあり、収録されていない演奏も何曲かあります.
 そのうち完全盤とか出るのでしょうか ・・・・・・ それともすでに発売になっているのかも.



 アルバムの評価としては Verve 盤の方が上ですが、このアルバムも決して悪くはありません.
 それなりの緊張感も漂っていますし.

 ただ録音がよくないですね.
 ボクの再生装置がショボイせいなのかもしれませんが、ベースの音がかなり厳しい部分もあります.



 ボクはやっぱり "Israel"
 彼のアルバム "Explorations" にも最初に入っています.
 ボクにとって Bill Evans と言えば "My Foolish Heart" よりもこの曲.

 このアルバムでも、出だしの数フレーズを聴いただけでゾクゾクしてしまいます.


 "Birth of the Cool / Miles Davis" ではホーンによる演奏が聴くことができます.
 ただ、 Bill Evans のピアノ・トリオで聴き慣れた者にとっては、だいぶ感じが違いますが.




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 この "Israel" を作ったのは、 1922 年 2 月 23 日生まれの John E. Carisi という アメリカ のトランペッター兼作曲家.
 若い頃は Glenn Miller's Army Air Force Band などで演奏していましたが、そんなに有名な方ではありません.
 "Israel" は彼の代表作とも言えるでしょうか.

 彼の写真を1枚見つけることができましたが、あまりにも映りが悪いので止めました.
 その代わり、彼のもう一つの代表曲 "Springsville" のスコアを掲載しておきます.

 この "Springsville" は、アルバム "Miles Ahead" の一曲目に収録されています.
 こういったリリカルなクール・ジャズの演奏にマッチする曲を書く人だったんですね.


 師走のあわただしい中だからこそ、こんなリリカルなアルバムがいいですな.






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 さて、今年も今日を ・・・・・・・ あと数時間を残すばかり.
 今年もいろいろあったけれど、冷静に振り返ってみると例年と同じようなことしかしていないような ・・・・・・・

 職場でも off-the-job でも、本当に多くの人たちに支えられやってこれた感がありありです.
 かなりヤバそうな場面も幾度となくありましたが、なんとか切り抜けてきた一年でもありました.
 まぁ自分一人ではとても無理だったでしょうね.



 ブログの方は一年で 90 ちょっと.
 数年前に比べると減ってはいますが、 4 日に 1 本くらいなので悪くないかな.
 来年もこのくらいのペースで書いていければと思ってます.


 今年は結局山に行かず仕舞い.
 秋に里歩きを二度ほどしましたが、さすがにこれはちょっと ・・・・・・・
 来年こそ、行きたい山に的を絞って登ろう、とりあえず数には拘らないように.

 里歩きも結構面白いので、一度くらいどこかに行ってみたいのですが ・・・・・・・・


 休みがあればいいんだけれどねぇ.



 とりあえず今年一年無事に今日を迎えられたことを少し感謝しながら、のんびり大晦日を過ごすとしましょう.


 このブログを覗いていただいた皆様、今年一年ありがとうございました.
 皆様にとりましても、新年が今年以上に素敵な一年になりますように.

Gloria's Step

 昨日の 21 日は、一年で最も夜が長く、昼が最も短くなる 冬至 でした.
 昔はこの日には必ずかぼちゃ料理が食卓にあがっていましたが、最近ではそういった風習も無くなりつつあります.
 ボクが かぼちゃ を好まない、というのが一番の原因なのですが ・・・・・・・ .



 こんな長い夜に聴くにはピッタリなアルバム.
 とても素敵なアルバムです.
 





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  " The Complete Village Vanguard Recordings, 1961. "
    Disc 1 : June 25, 1961, Afternoon Set 1 & 2





   Afternoon Set 1
   1. Spoken introduction ・・・・・ 0:42
   2. Gloria's Step : Take 1, interrupted
         (S.LaFaro) ・・・・・ 5:41
   3. Alice in Wonderland : Take 1
         (S.Fain-B.Hilliard) ・・・・・ 7:03
   4. My Foolish Heart
         (V.Young-N.Washington) ・・・・・ 4:58
   5. All of You : Take 1
         (C.Porter) ・・・・・ 8:14
   6. Announcement and intermission ・・・・・ 1:43

   Afternoon Set 2
   1. My Romance : Take 1
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 7:09
   2. Some Other Time
         (L.Bernstein-B.Comden-A.Green) ・・・・・ 4:57
   3. Solar
         (M.Davis) ・・・・・ 8:26





   Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds)
   Recorded at the "Village Vanguard" , NYC, June 25, 1961.





 一曲目の "Gloria's Step" ですが、 1'08" あたりでいきなり音が消えます ・・・・・ 録音装置の電源が落ちてしまったようですが、このアルバムを初めて聴くとちょっとドキッとしてしまいます.
 実はこの演奏こそが、このアルバムの目玉になっており、アルバムや関連記事などいろいろな所に "first U.S. release ・・・・" といったことが書かれています.




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 1961年6月25日 ヴィレッジ・ヴァンガード での演奏は、午後のセットが二つ、夜が一つの計 3 セット.
 その演奏の中から、有名な "Sunday at the Village Vanguard" と "Waltz for Debby" という二枚のアルバムが発表されていました.


 そして 2005 年に発売されたのが、この Complete 版.
 当日の演奏順に構成され、 MC や休憩の雰囲気なども入っています.
 通常だったら絶対に陽の目を見ないような "Gloria's Step" の演奏も、こういったアルバムだからこそ.



 今年 6 月 23 日、 いつもの小川さん の "ON ゼミ" で、 "Waltz for Debby" の "My Foolish Heart" が取り上げられましたが、その時にこのアルバムのお話しとして、
 「今では名演と呼ばれる演奏にも関わらず、まだ Bill Evans の知名度は大したことはなく、このレコーディングのために普段ジャズなんか聴かない友人たちを集めたり、音楽そっちのけで喋っているカップルのことや、写真にも映っている ヴィレッジ・ヴァンガード 構造のことなど ・・・・・ 」

 とても面白い逸話を聴くことができ、じゃあ Complete 版を買おうと購入したものです.




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 ( 左から Max Gordon , Scott LaFaro , Bill Evans , Paul Motian )

 この演奏の中で、 "My Foolish Heart" 、 "My Romance" 、 "Some Other Time" の 3 曲が、アルバム "Waltz for Debby" .


 "Solar" が "Sunday at the Village Vanguard" ・・・・・・・ "Alice in Wonderland" は、 "Sunday at the Village Vanguard" のCD 化の際のボーナス・トラックとして.


 そして、 "Gloria's Step" と "All of You" はこのアルバムが初めて.


 演奏については、ボクなんかがいろいろ書く必要ないくらいとても素敵な演奏なので、できればライブの雰囲気を味わいながら、こういった Complete 盤に耳を傾けるのがいいんじゃないでしょうか.


 何十回 ・・・・・ 何百回と聴いた "My Foolish Heart" も、聴くたびに新しい良さが聴こえてきます.






 さて、明日からは今年最後の 東京 です ・・・・・ ただ、講習内容は いつもの講習会 とはちょっと違います.
 残念なことに、土曜日はどうも雨降りのようですね.

 いくつかお誘いがあったのですが、丁重にお断り ・・・・・・ のんびりクリスマス・ムードの街を一人で歩いてみようと思っています.


 また傘持っていかなくちゃなりませんね ・・・・・・・・・・・・・ .

Portrait in Jazz

 今朝は雨降りでした.
 午前中には雨も上がったものの、どんよりした寒い一日になりました.

 さすがに 12 月、季節は冬です ・・・・・・ 陽が出ないと気温はかなり低くなってしまいます.


 先日取り上げた "When I Fall in Love" ・・・・・
 とてもリリカルな演奏を聴いてみましょう.



 真面目が写真になるとこんな感じになるのか ・・・・・・・
 と思ってしまうようなデザインのジャケットでした.
 ボクの通っていたジャズ屋では、このアルバム 「お見合い写真」 って呼ばれていました (笑) .







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   " Portrait in Jazz / Bill Evans "





  1. Come Rain or Come Shine
         (H.Arlen-J.Mercer) ・・・・・ 3:20
  2. Autumn Leaves : take 1
         (J.Kosma-J.Prevert) ・・・・・ 5:56
  3. Autumn Leaves : take 2
         (J.Kosma-J.Prevert) ・・・・・ 5:22
  4. Witchcraft
         (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・・ 4:32
  5. When I Fall in Love
         (V.Young-E.Heyman) ・・・・・ 4:52
  6. Peri's Scope
         (B.Evans) ・・・・・ 3:12
  7. What Is This Thing Called Love ?
         (C.Porter) ・・・・・ 4:34
  8. Spring Is Here
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 5:05
  9. Some Day My Prince Will Come
         (F.Churchill-L.Morey) ・・・・・ 4:52
  10. Blue in Green : take 3
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・・ 5:23
  11. Blue in Green : take 2
         (M.Davis-B.Evans) ・・・・・ 4:29

   (# 3 & 11, bonus track not part of original album)





  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, Descember 28, 1959.






 1960 年に発表されたアルバムで、ベースの スコット・ラファロ 、 ドラム のモール・モチアン によるトリオでの最初の吹き込みになります.
 このトリオは、 スコット・ラファロ の交通事故死によってわずかの期間で幕を閉じます.
 録音されたアルバムは、 Riverside レーベルの 4 枚だけ ・・・・・ 後年、完全版や別テイクが発掘されましたが.




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  "Explorations" (1961)
  "Sunday at the Village Vanguard" (1961)
  "Waltz for Debby" (1961)

 そしてスタジオ録音は、この "Portrait in Jazz" と "Explorations" だけです.



 このトリオの演奏は、 ビル・エヴァンス の非常にリリカルで、メロディアスなピアノがまず耳にび込んでくるのですが、さらにそこへベースやドラムがスリリングに絡んで、聴いていてゾクゾクしてしまいます.

 これが インタープレイ たる所以なのかも.


 インタープレイ とは ・・・・・・ 楽器演奏中における相互作用.
 相手の音に反応し合い、それによって個々を高めあい、全体を活性化させる音楽的会話で、特にインプロビゼーション、アドリブなどが中心になるジャズのような音楽では、必要不可欠な要素 ・・・・・・


 なるほどね、そういうつもりで聴いてみると納得なのです.
 
 ビル・エヴァンス は、どうもピアノを弾く時に腰を曲げ頭を垂らして弾く感じなのですが、こういったインタープレイに注意を注ぎながら聴いてみると、 スコット・ラファロ と顔を見合せながら演奏しているようなイメージが湧いてきますね.




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 ほとんどの曲がスタンダードで占められたこのアルバムで有名なのが、 "Autumn Leaves" の演奏でしょうか.
 この曲については、当初はステレオ版の演奏のみだったものが、後になってモノラル版の演奏があることがわかり加えられています.
 一番最初に出たオリジナルのアナログ・アルバムは、この CD の 3 曲目と 11 曲目を除いた 9 曲構成.
 その後、モノラル版の "Autumn Leaves" が国内アナログ盤に追加され (以前持っていたアルバムが確かこれだった) 10 曲構成になり、最近の CD はそこに 1 曲追加して 11 曲収録がメインのようです.
 ただ、 Wiki を見てみたら、 "Come Rain or Come Shine" と "Blue in Green" のさらに違うテイクも記載されたので、それらの演奏が追加になっている CD もあるのかもしれません.


 "Blue in Green" は、 マイルス・デイヴィス の "Kind of Blue" のアルバムでも演奏されている曲です.
 "Kind of Blue" のアルバムでは マイルス の作曲になっていますが、この "Portrait in Jazz" では二人の名前になっていました.


 ビル・エヴァンス の薬物摂取や飲酒については有名です.
 このピアニストも、自己破滅型の天才ピアニストでした.







 衆議院選挙 、 12 月 4 日公示、 16 日投開票.

 なのですが、ボク的にはこんな今日のお天気のようなイメージなのです.



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 どうもボクたちの生活を含めた日本のかじ取りをどこに託せばいいのかわかりません.
 少なくても、現政権にはかなりガッカリしているので、とても次の政権を ・・・・・ なんていうことはありえませんし.

 じゃぁどこにしよう ???

 思いっきり ? マークが付いてしまいます.


 大体が、途中で政党の鞍替えを平気でするような国会議員に日本を任せられるのでしょうか?
 仮にも当選した時にはその政党だったのですから、その政党の政策が合わなくなったら議員辞職すべき ・・・・・・ さらには船と共に命を終えるのが 男気 ( ・・・ ちょっと違うか) じゃないのかねぇ.



 投票には必ず行きますが ・・・・・・・ さて、どうしたものか.

Israel

 昨日から雨です ・・・・・・・・・・・・・
 朝には一度止んだ雨が、午後からはまたポツリポツリと.
 午後 3 時というのにこんな空.



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 最近、出勤を徒歩にしています.
 家から職場までは 2 km ちょっと ・・・・・・ 歩いても 30 分程度.

 家にいると、ほんのちょっとしたことでも車を使ってしまいます.
 だから、東京などに行った時のほうがはるかに歩いているはず.
 さすがにこれでは、とても山になんか行けない ・・・・・・・・・
 と、ちょっとした危機感を感じている今日この頃でしたので、思い切って徒歩通勤.

 すでに何度か歩いてみましたが、そんなに疲れもしないし、朝はちょっと気分もいいです ・・・・・・
 ただこの時期、とにかく蒸し暑いのがねぇ.
 汗をあまりかかない体質ですが、この時期は朝でさえうっすらとポロシャツが濡れてしまいます.

 

 それと感じるのが車のスピード.
 普段車に乗っている時は、まったく気にもしませんが、歩いてみると車のスピードに対する恐怖心を感じてしまいます.
 通勤に使う道路は田舎の田園地帯を抜けていくような道路なのでセンターラインも無いし、もちろんきちんとした歩道もありません.
 道路脇を歩いていくと、その横をすごいスピードで車がすり抜けていきます ・・・・・ 凄いと感じても、実際には 60 km/h もでていないと思いますが.


 こんなので突っ込まれたら、ひとたまりもありませんが、こういう歩行者に車が突っ込むという事故は非常に多く発生し、多くの方が犠牲になっています.
 改めて安全運転を考えさせられます. 





 さて、今日のブログ・タイトルは "Israel" .
 といっても国際情勢を語る訳ではなく、演奏される曲名です.
 このアルバムのこの曲の出だしを聴いただけで、思わずニヤッとしてしまいます.






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   " Explorations / Bill Evans " (Riverside-351)





  1. Israel 
         (J.Carisi) ・・・・ 6:08
  2. Haunted Heart 
         (H.Deitz-A.Schwartz) ・・・・ 3:25
  3. Beautiful Love : take 2 ・・・・ 5:03
         (W.King-E.Van Alstyne-V.Young-H.Gillespie)             
  4. Beautiful Love : take 1 ・・・ 6:03
  5. Elsa 
         (E.Zindars) ・・・・ 5:08
  6. Nardis 
         (M.Davis) ・・・・ 5:48
  7. How Deep Is the Ocean ? 
         (I.Berlin) ・・・・ 3:30
  8. I Wish I Knew 
         (M.Gordon-H.Warren) ・・・・ 4:39
  9. Sweet and Lovely 
         (G.Arnheim-H.Tobias-J.LeMare) ・・・・ 5:50
  10. The Boy next Door 
         (H.Martin-R.Blane) ・・・・ 5:06


  ( #4 & #10 Bonus Track not part of the original album )




  Bill Evans (p), Scott La Faro (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at NYC, February 2, 1961.







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 このアルバムは Bill Evans 、 Scott La Faro 、 Paul Motian のトリオによる 2 枚目のアルバムになります.
 1961 年 6 月 25 日、このトリオによる ニューヨーク Village Vanguard での録音 ( "Sunday at the Village Vanguard" 、 "Waltz for Debby" ) の 10 日後、ベースの Scott La Faro が交通事故で死亡したため、このトリオは消滅.
 結局 4 枚のアルバム ( Village Vanguard の演奏については、後日 Complete 盤が発売) が残っただけでした.

 そんな 4 枚のアルバムの評価は、すべて高いものです.
 それだけになおさら、 Scott La Faro の死が惜しまれます ・・・・・ このトリオだったら、もっと素敵なアルバムが何枚もできたように思えてしまいます.


 Village Vanguard の演奏については、先月の "ONGAKU ゼミナール" の中でもいろいろなエピソードが語られており、ボク自身最近になって "Complete Village Vanguard Recordings 1961" を購入してしまいました.
 やっぱり、この時の演奏はいいですねぇ ・・・・・ International 盤だと、 3000 円以内で買えてしまいますが、このアルバムとてもいいです.




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  ( 左から Max Gordon , Scott La Faro , Bill Evans , Paul Motian )


 さてこのアルバム "Explorations" 、当然アナログ盤も CD も以前から持っていました.
 ・・・・・・・・・・・・・ はずだったのですが ・・・・・・

 CD をどんなに探しても見当たりませんでした.
 絶対にあったはずです、 iTunes にもインポートされているのですから.
 でも、ちょっと前から影も形もありません.

 で、考えられる原因は誤って人にあげちゃった ・・・・・ が、最有力です.
 購入し直したりした CD ( CD に限らず、 DVD も) のほとんどは、中古ショップなどに持っていかずに友人などに差し上げています.
 CD や DVD なんて中古ショップでは数百円程度なので、だったら友達にあげたほうが喜んでもらえます.
 だからこの時に紛れ込んでしまった可能性が大なのです ・・・・・ トホホ.


 仕方ないので、数週間前に Amazon で再購入でした.



 なんと言っても "Israel" なのです.
 やっぱり、この曲が一番素敵です.
 Bill Evans のピアノはもちろんですが、 Paul Motian の独特なブラシ・ワークがとってもいい.
 そして Scott La Faro のベース ・・・・・・ 思わず ムムムッ !
 こういう演奏を Interplay と呼ぶんでしたっけ ?
 こんな素晴らしい演奏をしていたにも拘らず、当時はまだそれほど有名ではなかったようです.


 上記の Village Vanguard での Live 収録も、お客さんが集まらず知り合いなどを寄せ集めたというのは有名な話で、演奏もろくに聴かないで話していたり、コップの音がガチャガチャ聞こえたり ・・・・・ .
 
 その当時、 Village Vanguard などライブ・ハウス出演は、ほとんどのところが 2 グループ制で、有名なグループと駆け出しグループを組み合わせて行っていたようです.
 この Village Vanguard 録音がされた時、 Bill Evans Trio は第 2 のグループで、メインはあの Modern Jazz Quartet (MJQ) だったそうです.
 
 今だったら、 「有り得ないっ!!」 って叫んでしまいそうですが (笑) .



 "Explorations" に話を引き戻しましょう ・・・・・
 このアルバムの演奏は。どれもハッとさせるような、そしてうっとりさせてくれるような演奏ばかりですが、そんな中でも有名な曲が、 6 曲目の "Nardis" .
 オリジナル・アナログ盤では、 B 面の 1 曲目になります
 この曲は、あの Miles Davis の曲 ・・・・・・ ただし Miles Davis がこの演奏をした記録はありません.
この曲もとても素敵な曲で、ベース・ソロが終わりピアノのソロに入っていくところなんて、ゾクゾクしてしまうような演奏なのであります.



 全編がリリシズム溢れまくりのアルバムです.
 ルーキーのみなさんが、休日の午後 BGM で流しても様になってしまうような演奏です.
 聴きこんでもいいし、聴き流してもいい ・・・・・・・・ そんなお得なアルバムです.


 ジャケットも ・・・・・・・・ そんな雰囲気出てますね.

Facebook ・・・ with the Laughing Face

 ちょっと前から Facebook 始めました.
 登録した途端、知っている方たちが 「友達かも」 という感じで表示されたのには、とてもビックリしました.
 これって PC の中のアドレス帳に登録されているメールアドレスを使って、自動検索を行うからなんですよね.



facebook_logo2

 始める前は、どうなんだろう ・・・・ という感じだったのですが、友達はみんな知っている方ばかりですし、それ以外の方も名前や友人関係などもある程度分かるので、安心しながら結構楽しめます.
 匿名性がないために、新たなコミュニティーを広げることが簡単に出来ます ・・・・・ ここが他の SNS とは違うところです.
 つい先ほども、チャットでやりとり ・・・・・ 結構便利でもあります.


 ただ、そうは言っても架空のアカウントも存在しますし、よくわからないところからメッセージが来たりすることもあります.
 最近ボクのところにやってきた、よくわからないメッセージ.
 きれいな女性のプロフ写真で、出身大学はなぜか 高知女子大学 ??.
 彼女の友達覗いてみると、ほとんど 高知女子大学 とあり、みなさん同じようなプロフィール画面で怪しさがプンプン漂っています.
 メッセージ文には、 「ここではお話しできないことがあります ・・・・・ 次のアドレスに連絡をもらえるとうれしい ・・・・@ezweb.ne.jp ・・・・・・・」 なんて感じ.
 数日後、違う女性からも同じ文面で同じメールアドレスが記載されていました.


 流石のボクも、こればかりはヤバいと直感、すぐに削除です.
 有名人の名前を使っているものもあるようですね.
 面食いなので、ジャズ・アルバムもついつい美女に惹かれて買ってしまいます ・・・・・ 気をつけないと、甘い言葉についクラッとしてしまいそうです.




 さて、そんな Facebook に引っかけて Face ・・・・・・・
 John Coltrane も "Ballad" で演奏した曲です.






AdderleyC03






  "Know What I Mean ? / Cannonball Adderley"




  1. Waltz For Debby
         (B.Evans) ・・・・・ 5:07
  2. Goodbye
         (G.Jenkins) ・・・・・ 6:12
  3. Who Cares (take 5)
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:53
  4. Who Cares (take 4)
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:53
  5. Venice
         (J.Lewis) ・・・・・ 2:51
  6. Toy
         (C.Jordan) ・・・・・ 5:05
  7. Elsa
         (E.Zindars) ・・・・・ 5:51
  8. Nancy (With The Laughing Face)
         (V.Heusen-Silvers) ・・・・・ 4:04
  9. Know What I Mean ? (take 7)
         (B.Evans) ・・・・・ 4:51
  10. Know What I Mean ? (take 12)
         (B.Evans) ・・・・・ 7:01




  Cannonball Adderley (as), Bill Evans (p), 
  Percy Heath (b), Connie Kay (ds)

  #2-4.8: Recorded at Bell Sound Studios, NYC, January 27, 1961.
  #6.7: Recorded at Bell Sound Studios, NYC, February 21, 1961.
  #1.5.9.10: Recorded at Bell Sound Studios, NYC, March 13, 1961.




 その曲というのが、 8 曲目の "Nancy (With The Laughing Face)" です.
 この手の曲のことを調べるのに重宝するのが、 Wiki ・・・・・ それもアメリカの.
 大概の曲が Wiki で取り上げられています.

 それによるとこの曲は、 1942 年に Jimmy Van Heusen 作曲、 Phil Silvers 作詞で作られました.
 一部には、 フランク・シナトラ の 娘 ナンシー のためにつくられたという説がありますが、たまたまこの曲を フランク・シナトラ が歌っただけで、まったくのウソのようです.
 ナンシー・シナトラ の誕生日パーティーに歌われたことが Wiki に掲載されていますので、興味のある方はどうぞ.




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 さて、Cannonball の演奏ですが ・・・・・

 このアルバム、そんなに聴いてないんですよね.
 どうも Cannonball というと、 火の玉 的印象があり、特に高音域がボクには合わない気がします ・・・・・ ともすると、ちょっとピーキーな感じに聴こえちゃいます.
 だから久しぶりにこのアルバムを聴いてみると、 おやっ という感じ.


 ワン・ホーンで、ピアノが Bill Evans ということもあるのでしょうか、いつものような演奏とはちょっと違います.
 全体がしっとりとした演奏になっています.
 ベースとドラムスが、 Modern Jazz Quartet (MJQ) の二人というのも、このアルバム全体を落ち着かせている要因なのでしょうか.
 4 曲目と 10 曲目の 2 曲がボーナス・トラック.


 Bill Evans のピアノは、相変わらずリリカルなフレーズを刻んでいます.
 ジャケット写真、よく見ると下の方に Bill Evans の写真がちょこんと置いてありました.



 ブログ書いている間にも、"いつもの講習会" に関係したメールやメッセージが飛び込んできてどうもブログに集中できませぬ (涙) .
 いよいよ 2 週続けてのコース ・・・・・ 慌ただしい中、時間だけがどんどん過ぎていってしまいます.


 やることがどんどん増えていきます ・・・・・ 大丈夫か、ボク?
 とても笑っている暇なんかなさそうですね.

今夜は Snow Beams

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 昨夜大雪警報が発表になり、夕方も雪が降り続いていたので、今朝はどうなることやらと心配していましたが、起きてみたらそれほど積ってはいませんでした ・・・・ そうはいっても前日からの雪もあるので、道路は真っ白です.
 薄い雲が空に広がっていますが、この雲は昼にはどこかに行ってしまいそうです.
 土曜日お仕事だったので、今日はお休み.
 こんな道路に雪のある日は、どこにも出かけないで家にいるのが一番です.
 来週末までは、ちょっと忙しくなるので、今のうちにのんびりと、勉強でもすることにします.


 話が変わりますが、ボクの通販のお得意様は、HMV ・楽天・ Amazon の 3 つ.
 そんな一つの "楽天市場" なのですが、どうも最近商品が届くのが遅くて ・・・・.
 取り寄せ商品という明記がなかったり、書いてあってもすごくわかりにくいようなところに書いてあったりして ・・・・.
 もうちょっと簡潔にボクのようなオヤジにも、在庫ありなのか、取り寄せなのか、 Click する時にすぐわかるようになっているといいんですが ・・・・ まぁ、よく読まないで Click してしまうボクのほうも偉そうなことまったく言えないんですがね (汗).
 Amazon のほうが注文するときに在庫のあるなしが分かりやすいような気がします.
 やっぱり、これからは Amazon かな.




 さて今日は "あの" 1 月 17 日です.
 毎年思うんだけれど、ボクのように直接被害を受けなかった者にとっては、あっという間に時間が過ぎ去っていってしまいます.
 あの悲惨な光景も、知らず知らずのうちに忘れていってしまいます.
 せめて今日くらいは、静かにあの時のことを思い出してみましょうか.



 こんな静かなアルバムを聴きながら ・・・・





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  "Moon Beams / Bill Evans"




  1. Re: Person I Knew
  2. Polka Dots and Moonbeams
  3. I Fall In Love Too Easily
  4. Stairway To The Stars
  5. If You Could See Me Now
  6. It Might As Well Be Spring
  7. In Love In Vain
  8. Very Early




  Bill Evans (p),  Chuck Israels (b),  Paul Motian (ds)
  #2-4,6,7 Recorded June 2, 1962.
  #1,8    Recorded May 29, 1962.
  #5     Recorded May 17, 1962.







 1961 年に Scott LaFaro が交通事故死したために、この年からベースは Chuck Israels になっています.
 ベースのうまいヘタではなく、やっぱり Scott LaFaro のプレイのほうが Bill Evans には合っているかな.
 Bill Evans 独特のリリカルさが出ていて、演奏自体も悪くはないのですが、前年に録音された一連のアルバムとは、ちょっと違う印象を受けてしまいます.
 ただこのあたりの印象は、プレイヤーの音楽的な成長に対しての聴き手の捉え方にも似ており、個人的な好みも大いに影響してくる部分なので、後はお好みで、という感じでしょうね.




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 アルバム全体の印象は、ちょっとばかり緊張感がないような気がします.
 上に書いた、ちょっと違う印象というのが、この緊張感かも.
 Scott LaFaro の演奏は、聴いている人をワクワクさせる、得も言えぬ緊張感があるんですよね.
 演奏はスタンダード中心で、リリカルに透き通るような Evans のピアノも健在です.


 ボクは英語得意ではないので、タイトルの "Moon Beams" と、2 曲目の "Moonbeams" の言葉の違いが良くわかりません.
 きっと意味はあるのでしょうが ・・・・ このアルバムはそんな 2 曲目の "Polka Dots and Moonbeams" のような、ちょっとメランコリックな曲を並べたアルバムです.
 "Polka Dots and Moonbeams" は、ボクの大好きな曲の一つ.
 この曲のことは、以前 "Gravy Train / Lou Donaldson" のところでも書きましたが、 「月夜の晩、ダンスパーティーで水玉模様のドレスを着た可愛い娘に出会って恋をする ・・・・」という恋の歌.
 ただ、演奏的にはこのアルバムよりも、 Lou Donaldson のほうが好みかな.


 "It Might As Well Be Spring" も演奏されていますね.
 今日の天気は、とても曲名には程遠いのですが (笑).

 そうそう、このアルバム・ジャケットです、結構 「いい」 と言う方が多いようですね.
 ただボクは嫌いじゃないけれど、それほどいいとも思いません.
 ジャズのアルバム・ジャケットには、どちらかというと美女は不要というのがボクの考えなので ・・・・ 美しい女性には、過去にたくさん痛い目にあっているトラウマかもしれません.




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 昼近くにはこんな青空も見えてきました.
 このまま晴れるのかな〜と思っていたら、午後になって雲が出て、晴れたり曇ったりのパッとしない冬の空になってしまいました.


 さて、新幹線が大変ですよね.
 最初ニュース見て、大雪かなんかで遅れてるのかなと思ったら、なんとシステム障害とか.
 こんなことでほとんどの新幹線が止まってしまうようなシステムを使っていたこと自体どうなんでしょうね.
 月に一度以上利用している立場としては、他人事ではありません.
 今週末、来週末と二週間続けて東京なんだけれど、大丈夫かな〜.




 雪に包まれた静かな夜、のんびり聴くにはこんな Bill Evans のピアノ・トリオがいいのかも.


 今夜は月の明かりならぬ、 Snow Beams のようですが.

Alice In Wonderland

 日帰りの東京です.
 朝 10 時 35 分の新幹線に乗って、帰りは東京発 15 時 44 分発でお帰り.
 東京滞在時間は ・・・・・・ 4 時間くらい (汗).
 来週の、"いつもの講習会" 山梨出張コースの資料を持ってくるのが目的だったので、こんなものでしょうか.
 これだけのために行く必要があるのか、少しばかり微妙ではありますが、コース・ディレクターとしては仕方ないですかね.



 帰りの新幹線はほぼ満杯状態で、モバイル・スイカでの指定が取れなかったため、ホームに並んで自由席をなんとかゲット ・・・・ モバイル・スイカだと、指定席でも自由席でも料金が一緒なので、なにか損をしたような気持ちになりました(笑).
 ボクの座ったシートの通路を挟んだ横の 3 人がけに、ボクより少しばかり年上の男性 2 人が座っていました.
 列車が大宮駅に止まったと思ったら、突然人一人が隣の人に何やら言って、慌てて降りはじめました.
 もう一人も慌てていたせいか、飲みかけのビール持ちながらいくつもある荷物を持ったりしていたものだから、ビールが自分にかかったり、通路や座っていた座席にこぼれたりと ・・・・・・
 なにか、いい年して最低だなーと思っちゃいました. 

 こういった人に限って 「今の若い奴ら ・・・・」 なんて言いそうですね.




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 季節は 11 月です、もうすぐクリスマスですね.
 今日は東京駅から京橋までしか歩かなかったので、あまりクリスマスらしさは感じませんでしたが、

 スタバも、クリスマスらしくなってきました.
 そういえば、キャンディーケーンマグ 結構素敵なデザインですね、今度買おうかな.
 家で使うには 260ml くらいがいいんだけれど、ちょうどいいサイズがあるかなー.






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  "Sunday At The Village Vanguard - Keepnews Collection"




  1. Gloria's Step (Take2)
  2. My Man's Gone Now
  3. Solar
  4. Alice in Wonderland (Take2)
  5. All of You (Take2)
  6. Jade Visions (Take2)
  7. Gloria's Step (Take3)
  8. Alice in Wonderland (Take1)
  9. All of You (Take3)
  10. Jade Visions (Take1)




  Bill Evans (p), Scott LaFaro (b), Paul Motian (ds)
  Recorded June 25, 1961.





 最近 999 円の CD とかで、かなり驚いていましたが、このアルバムは 800 円なのです.
 ボクは純粋なコレクターではないので、安くて聴ければ、オリジナルと違っても十分なのです.
 このアルバムも、きっと安いのには意味がありそうですが、ボクにとってはそんなのは意味無いので ・・・・・ 駄洒落になってしまいました.




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 オリジナルは、最初の 6 曲ですがボーナス・トラックが 4 曲入っています.
 このアルバムも、幾度となく発売されているので、ボーナス・トラックが 5 曲のものもありますし、今回同時購入した "At The Village Vanguard" なるアルバムもあります ・・・・ このアルバムに関しては、"Sunday At The Village Vanguard" のオリジナル曲のほとんどが入っています.

 昔アナログで持っていた時には、 2 枚組の International 盤でした.
 ボクのように、知識を持ち合わせていないファンとしては、こんなにも多くの同じアルバムが出ていると分からないことばかりですので、購入時どんな曲がボーナスで入っているのか、よく吟味する必要があるようです.


 実はこのアルバム、CD でも持っていたはずなのですが ・・・・・ どうしても見つかりません.
 ひょっとすると、思い違いで最初から持っていなかったのかも ・・・・・ でも、以前 Scott LaFaro の入っているアルバムをまとめて買ったんだけれどな〜 ・・・・・・.
 いずれにせよ見つからなかったので、今回 800 円という驚愕プライスにも惹かれ、購入しました.


 改めて聴いてみると ・・・・・ Scott LaFaro ですね.
 Bill Evans のリリカルなピアノの旋律に、自由奔放に絡んでくる LaFaro がすごくいいんですよね.
 ある時には寡黙に、ある時には饒舌に ・・・・・・ 絶妙なバランスがあります.
 Bill Evans のピアノは相変わらずですが、ドラムスの Paul Motian の控えめな演奏も好感持てます.
 この短い時期の、このトリオは、ある意味で最強ですね ・・・・ 何度聴いてもすごい.


 この時の演奏は、録音のためのライブだったのでしょうか? ・・・・ 故に、テイクがいくつもあるのかなぁ.
 当時このトリオで Village Vanguard でのライブを行っており、その最終日の模様を録音したのが、このアルバムと "Waltz For Debby" というのは有名な話ですが ・・・・.
 でもライブを録音したものだとしたら、今頃ステージごとにまとめたアルバムも出ていそうですし、一日に同じ曲を 3 回はしないだろうなんて、思ってしまいます.
 やっぱり、この日の演奏は録音目的のライブだったんじゃないのかな〜 ・・・・.
 知っている方がいたら教えてください、このあたりの知識は相変わらず乏しいので (笑).


 Portrait in Jazz(1959)、Waltz For Debby(1961)、Explorations(1961)、そしてこのアルバムは、完全にルーキー必聴盤でしょうね.



 さて、今年のクリスマスは一人東京です.
 いつもの Bar に顔でも出して、淋しさを紛らわすとしますか ・・・・ でもあの華やかな雰囲気の銀座の夜、一人で通りを歩くのもねー.
 そういえば、次回のお土産も "Alice In Wonderland" でした.



 こちらは、Scott LaFaro ではなく、 Johnny Depp ですが ・・・・・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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