Black_Sabbath

Paranoid

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 Facebook に面白い ・・・・ 事件自体は全然笑えませんが、その対応がちょっとユニークだったニュースが載ってました.
 今年の 5 月 14 日、アメリカ コロラド州 ゴールデン にある大学のキャンパス付近で発生した、クマ騒動.



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 野生のクマが住宅街のゴミを漁りにやってきて、そのまま木の上にい数時間居座ってしまった事件です.
 何とか木から降ろし、威嚇して二度とやって来ないようにしようとしたのですが、まったく降りる気配がなく暗くなってからようやく木から降りて戻っていったようです.

 アメリカ や カナダ のこういった熊退治の方法の一つとして、この場所はクマの場所じゃないとわからせるようにして、追い返すという方法をとっているみたいです.

 日本 に限らず海外でも人間の生活エリアまで出てくるクマの話題は多いです.
 ちなみなボクは一度だけクマとニアミスしたことがあるので、まったく可愛いと思ったことはありません.
 住宅地に現れたクマは、人的被害が出る前に即駆除が適当だと思ってます.
 このあたりのことは、檻の中のクマしか見たことないような人たちから突っ込まれそうなのでやめておきます.



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 ● Colorado Parks and Wildlife ●

 さて、その木から降ろそうとした手段の一つがドローン.
 最初はドローンを近づけたものの効果がないので、ならばと大音響で音を出したけれど効果なし.

 その大音響というのが Black Sabbath の代表曲 "Iron Man" .

 これには本当に笑っちゃいました.


 "Black bears don't mind Black Sabbath"



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、前々回の Rainbow に引き続きハードロックのアルバム紹介しちゃいましょう.
 半世紀も前のアルバムですが、ハードロック史上に残る ・・・・ あえてヘビメタとは言いませんが、名アルバムには間違いない.





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  " Paranoid / Black Sabbath "




  1. War Pigs ・・・・ 7:57
  2. Paranoid ・・・・ 2:48
  3. Planet Caravan ・・・・ 4:32
  4. Iron Man ・・・・ 5:56
  5. Electric Funeral ・・・・ 4:53
  6. Hand of Doom ・・・・ 7:08
  7. Rat Salad ・・・・ 2:30
  8. Fairies Wear Boots ・・・・ 6:15




  Ozzy Osbourne (vo), Tony Iommi (g.fl),
  Geezer Butler (b), Bill Ward (ds.conga)

  Recorded at Regent Sound Studio, London, June 16–18, 1970.





 グループ第二作目のアルバム
 前作 "Black Sabbath" 発売が 1970 年 2 月で、わずかその 4 か月後に録音されました.

 第一作目がヒットしたおかげで、まだ収録曲も揃わない状態での録音、かなりやっつけ仕事っぽいですが収録された曲は今でも名曲と呼ばれるような曲が入ってます.
 2017 年には ローリング・ストーン誌 の 「史上最高のメタル・アルバム 100 枚」 で 1 位を獲得しています.




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 いきなりネガティブなんですが、ジャケットがボクはどうも好きになれない.
 ウン十年前、雑誌で小さなジャケット写真見た時には、よくわからないけれど面白いデザインだなと思ったのですが.
 ところがよく見ると、現代的なヘルメットをかぶり、盾を持って刀を振りかざしてます.
 おまけにブリーフ姿? に見えてしまって仕方ない.
 何か、変質者が林から飛び出して来たとしか思えない (笑)


 実はこのジャケット写真は意味がるみたいです.
 最初このアルバムタイトルは "War Pigs" の予定で、それに合わせたジャケットデザインが作られていました.
 ところがこの当時は ベトナム戦争 の時代で、さすがにこのタイトルはちょっとまずいということで変えたという話と、もう一説には先行シングル発売された "Paranoid" がヒットしたため同じタイトル名のアルバムがいいと変えたとらしいですが、どちらが正確なのかはちょっと不明.

 アルバムタイトルは変更になったものの、ジャケットデザインはすでに出来上がっていたものをそのまま使用.
 豚の格好をした兵士が飛び出してくる場面をイメージしているようです.


 だだ一般的にはアルバムがヒットしたこともあり、このデザインがタイトルとマッチしているという評価が多く概ね好評のようです.



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 ● ⇒ Bill Ward , Tony Iommi, Ozzy Osbourne, Geezer Butler ●

 なんといってもアルバムタイトル通り "Paranoid" しょう.
 すごくスピード感があってノリノリ、シングルカットされ大ヒットしたのも十分わかります.
 レコード会社とすれば、これだけヒットした曲名をアルバムタイトルとして使わない訳がない.

 数年後、ノースヨークシャーに住む女性看護師がこの曲をターンテーブルに載せたまま自殺したことから、このアルバムが引き金になったんじゃないかという論郎に発展したようです.
 コロンバイン高校銃乱射事件 の時にも Marilyn Manson が叩かれたように、過激なロックに対して強い偏見を持つ人たちは多くいるようです.

 特に Black Sabbath は悪魔的ということを前面に出してのパフォーマンスが多かったので、この当時とすればアンチな大人が多かったのは想像できます.
 単にパフォーマンスなのか、後年の オジー・オズボーン のいくつもの伝説的奇行を見るとちょっとわからないところもありますが (笑)

 まぁいずれにせよ音楽を単純に犯罪心理に結び付けるのはいかがなものなのかな.

 マスコミ的にはインパクトが強いので、すぐに飛びついてはきそうですが.



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 このアルバムの収録曲については、 You Tube などでも視聴できるのでボクがいろいろ書く必要はないかな.

 ちなみにボクの持っているアルバムは、2004 年に発売された "Black Box: The Complete Original Black Sabbath 1970 - 1978" というボックスの一枚.
 このボックスにはデビュー作から 8 作目までが入っています.

 すでに発売は終わっていますがとてもしっかりした作りのボックスで、ライブ映像を収めた DVD も付いていますし、ブックレットもしっかり作りこまれてます.
 確か国内販売はなかったんじゃないかなぁ (?) 、当時 HMV で購入しました.

 余談ですが、その後 "The Rules of Hell" という Ronnie James Dio がヴォーカルを担当したアルバムのボックスも発売され、そちらも当然持ってます.



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 どちらかというと Ozzy のヴォーカルは好きじゃないんだけれど、初期のアルバムは Ozzy あってこそなので、完全否定はできませんね.
 当然このアルバムも Ozzy あってこその部分が大きい.

 そしてなんといってもこのグループの魅力は Tony のギター.
 デビュー当時の写真はとっても垢抜けず冴えない感じですが、彼のリフは最高.
 ボックスに付いていた Beat Club での "Iron Man" の演奏では、彼の代名詞でもある Jaydee Custom SGs はまだ使っていませんでした.

 Pink Floyd の David Gilmour のように大好きなギタリスト.


 ということで、今回もとても懐かしい Rock アルバムでした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Patterns in Jazz

 最初にアルバム・ジャケットのお話しを.

 以前から嫌になるくらい書いていますが、自称ビジュアル派の超面食い.
 アルバム・ジャケットも 「いいなぁ」 と思ったら購入しちゃったことも結構ありました.
 それでこの ジャケ買い が結構ばかにならない.
 ジャケットのいいものは、演奏も結構いいんですよね ・・・・・・・

 まぁ中には、演奏が完全に期待を裏切られるようなものも当然ありましたが (笑)


 演奏ではなく、購入してジャケットよく見たらがっかりしたというアルバムもありました.


 それがこれっ !!!



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 その昔、 Black Sabbath のこのジャケット写真を雑誌などで見て、なんかシュールだけれど面白いなぁ.

 "Paranoid" もヒットしたし、有名なアルバムだったし ・・・・・・・

 と思って買ってよく見たら.


 なんだこのダサさは !!
 ヘルメットかぶって、剣と盾って、
 様式美なんてあったもんじゃない、
 1 st アルバムの様式美はいったいどこに行ったんだ、

 ・・・・・・ とプンプンだったことを思い出しました.


 ただしこのアルバム、中に収められている曲はとてもよかったんだな.
 "War Pigs" 、 "Paranoid" 、 "Iron Man" といった有名曲の入った Sabbath の初期の代表的アルバムで、彼ら初の全英ナンバーワンに輝いた傑作アルバムなのです.

 それだけにこのジャケットは、ある意味許せないなぁ (笑)

 久しぶりに聴いてみましたが ・・・・・・・・ 演奏はとっても Cool で Good なのです.
 基本 Ronnie のほうが好きだけれど、このアルバムの Ozzy は許せる (笑)





 さて今日はそんなジャケット・デザインに関係したアルバム.
 幾何学的でシュールな感じのアルバムです.

 内容はここ数回続いた打楽器の饗 (狂) 宴のようなカオスな演奏ではなく、普通にジャズしております.
 ただ、どうも異端扱いされているアルバムでもあるようです.





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  " Patterns in Jazz / Gil Melle "





  1. The Set Break
         (Gil Melle) ・・・・・ 4:48
  2. Weird Valley
         (Gil Melle) ・・・・・ 5:13
  3. Moonlight in Vermont
         (J.Blackburn-K.Suessdorf) ・・・・・ 4:52
  4. Long Ago (And Far Away)
         (I.Gershwin-J.Kern) ・・・・・ 4:32
  5. The Arab Barber Blues
         (Gil Melle) ・・・・・ 9:05
  6. Nice Questions
         (Gil Melle) ・・・・・ 8:17




  Gil Melle (ts.bs), Eddie Bert (tb: # 1-4),
  Joe Cinderella (g), Oscar Pettiford (b),
  Ed Thigpen (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, April 1, 1956.






 このアルバムも最近になってようやく見つけました.
 前に再版されたときに買いそびれちゃったものです.
 買わなかった訳は、恥ずかしながら ギル・メレ って全然知らなかったので、結構実験的な演奏かなぁ、なんて聴かず嫌いしていたから.




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 Blue Note のジャケット・デザインというとすぐに思い浮かぶのが リード・マイルズ ですが、 10 インチ盤の 5000 番台や 1500 番台初期には他の方のデザインも多くあります.

 今日のアルバムのリーダー ギル・メレ も多くのアルバムのデザインを手がけていました.

 BLP-5020 Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds
 BLP-5025 New Faces, New Sounds / Wynton Kelly
 BLP-5026 Memorable Sessions / Meade Lux Lewis & Charlie Christian
 BLP-5048 Gigi Gryce / Clifford Brown Sextet

   ・・・・・・・・・・・・・ などなど、他にも prestige などのレーベルのジャケットも手掛けているようです.


 5000 番台は、主なアルバムがのちに 12 インチ盤として 1500 番台でも発売されていますし、ちょっと古いイメージがあるので、ボクはほとんど購入していません.
 だから ギル・メレ にしても全くと言っていいほど知らなかったので、ジャケット・デザインしていたこともこの記事を書いて初めて知った次第なのです.




5020

 ギル・メレ は カリフォルニア州 リヴァーサイド 出身、 1931 年 12 月 31 日 生まれの美術家、作曲家、そしてサックス奏者.
 2004 年 10 月 28 日に心臓発作のため カリフォルニア州 マリブ の自宅で死去、 72 歳でした.


 Blue Note への録音は
 BLP-5020 Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds
 BLP-5033 Gil Melle Quintet, Vol. 2
 BLP-5054 Gil Melle Quartet - New Faces, New Sounds, Volume 3
 BLP-5063 Gil Melle Quintet, Vol. 4: Five Impressions of Color
 BLP-1517 Patterns in Jazz

 の 5 枚で、本作品が Blue Note 最後のアルバムです.


 Blue Note デビュー作でもある "Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds" の B 面の 4 曲は トライアンフ盤 で、この演奏を聴いた アルフレッド・ライオン がこれを買収し、そこに新しく 4 曲を吹き込んでできたのが BLP-5020 .
 その残りの 4 曲を吹き込む際に ギル・メレ から紹介された録音技師というのが ルディ・ヴァン・ゲルダー !!!
 以後何年にもわたり Blue Note の黄金期を一緒に進んでいきました.


 まぁこれは Blue Note ファンだったらみんな知っている有名なお話し.
 ギル・メレ が アルフレッド・ライオン に演奏を持ち込まなかったら Blue Note は現在のような評価を受けていなかったかもしれません.

 まぁ歴史なんてそんなものでしょうね.




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 このアルバム、2管+ピアノレスでギターの入ったクインテット演奏.
 まずその構成がユニークです.
 2 管もトロンボーンとバリトンサックス (一部はテナー) ですから、これだけでも購入を躊躇する要素がいっぱいという感じ.


 でも聴いてみると全然普通なんですよ.
 1500 番台のハード・バップのラインナップの一つとして見られるからちょっと異質な感じで見られてしまいますが、単独できちんと聴いてやると、ちょっと西海岸っぽい雰囲気のある軽妙な演奏なのです.


 そんな意味で、ちょっと損している感じのアルバムでした.






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 今日も雨降りです.

 ここのところめっきり寒くなりましたし、日も短くなった気がします.
 さすがに薄いタオルケットでは寒いので毛布を出しています.

 これから日一日と寒くなっていくのかなぁ ・・・・・・・・


 とりあえずこんな日に外の出る気にもなれないので、のんびり映画でも観て過ごすとしようか.

絶対 洋楽主義 !?

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 本当に毎日曇りや雨 ・・・・・・・・・
 爽やかな秋晴れ、って一体どこにいっちゃったのでしょう.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1250sec f/5.6 ISO-100)

 今日も雨なので、 4 日に撮った青空でも貼り付けておきます.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、時間を見つけてはコツコツ行ってきた CD の整理作業もようやく終わり.
 ・・・・・・・ と言ってもジャズの 1000 枚ほどですが.


 数日前からは他のジャンルのアルバムを整理し始めました.
 整理と言っても、専用ケースの不織布の内袋のカットと、ジャケットのスキャナ取り込み.
 やっていて感じるのは、こういう単純作業って何となく向いている気がします.
 軽く音楽でも流しながら無心になれるので、微妙にフレッシュになります.

 自称 引き籠り の面目躍如ですね.
 これだったら退職後に家で内職も可能かも (笑)



 作業しながら見るアルバム・ジャケットはとても懐かしいものもあったりして.
 ジャケット見ながら曲を思いだしたり ・・・・・・ さらには聴いてみたりと.
 おかげで作業が捗らず、昔の思い出に浸ってしまう時間のほうが多いようにさえ感じちゃうのです (笑)




 今日はそんな思い出の洋楽アルバムをジャケット中心に紹介してみましょうか.
 ジャズのお話しはお休みです.








 "Barking at Airplanes / Kim Carnes" (1985)

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 いきなりマイナーなアルバムからです.
 1985 年に発売された Kim Carnes 9 枚目のアルバム.
 彼女の場合、 "Bette Davis Eyes" の入った 6 作目の "Mistaken Identity"があまりに有名ですね.

 どうしてこのアルバムが最初かというと、ボクが購入した初めての CD がこのアルバムだったのです.
 約 30 年前、 CD プレーヤーを購入した際に折角だからなにか CD 聴いてみたいと思い、そのオーディオ・ショップで売っていたのがこのアルバムでした.

 当然ですがその頃はまだまだアナログのレコードが主流で、記録媒体もカセットテープでした.




 "Live Album / Grand Funk Railroad" (1970)

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 中学時代から聴きまくったのが、当時 ハード・ロック と呼ばれていたもの.

 隣のクラスにいた S 君がこのグループのシングル盤を貸してくれました.
 シングル盤は通常 45 回転なのですが、借りたのは 33・1/3 という LP レコードと同じ回転数の "Are You Ready" (だったと思います) .


 1971 年には伝説の 後楽園ライブ というのがありまして、 Music Life という音楽雑誌に特集とか組まれていたなぁ.
 あと 10 年くらい早く生まれていたら、こういう伝説的なライブ聴けたかもしれないのに ・・・・・・・




 "Meddle / Pink Floyd" (1971)

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 今でこそ大好きなグループと言っていますが、当時はよくわからん音楽だったというのが正直なところかな.
 そういう意味では、ほんの少し大人になったということか.

 箱根アフロディーテ でのライブが、これまた伝説になっております.

 このアルバムの "Echoes" で一気に Favorite なグループになりました.




 "Led Zeppelin lll" (1970)

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 子供心に、ビジュアル的に一番かっこいいと思っていたのが Zepp !!
 "移民の歌" や "胸いっぱいの愛を" なんてワクワクしながら聴いていました.

 そうそう、この頃の情報源のほとんどは FM ラジオで、あとは Music Life 誌.
 特に音楽雑誌に載っているミュージシャンたちがみんなカッコよくって.




 "Deep Purple In Rock" (1970)

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 ジャケットがとても印象的ですし、とにもかくにも "Child in Time"
 このグループを聴き始めたのはちょっと遅れて高校時代くらい.

 "Child in Time" で何となく好きになり、アルバム "Machine Head" で開花した感じかな.
 このグループ、 Ian Gillan が抜けたら全然面白くなくなってしまった.




 "Demons and Wizards / Uriah Heep" (1972)

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 ジャケットの良さでこんなアルバムもよく聴いたものでした.
 このアルバム中の "Easy Livin" や、アルバム "Look at Yourself" のタイトル曲は今でも好きな曲.

 このあたり、 Roger Dean も大活躍してました.
 特に Yes のアルバムは有名ですが、音楽的には今でも好きになれないなぁ.
 Yes も プログレ とか言われているけれど、やっぱり Pink Floyd とちょっと違うんだなぁ.




 "Rumours / Fleetwood Mac" (1977)

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 MTV 時代になってくるとやっぱりこれ.
 特に Stevie Nicks ,初めて動く姿をブラウン管で観た時は感動モノでした.

 ちなみに Stevie Nicks のソロ・アルバムも 6 枚ほどありました.

 MTV と言えば Dire Straits も大好きなグループで、数枚ありました. 




 "Mob Rules / Black Sabbath" (1981)

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 このグループはいつごろから聴き始めたのかよく覚えていないなぁ.
 でも Ozzy Osbourne のアルバムも結構聴いていたから.

 ただし本格的に好きになったのは、やっぱり Ronnie James Dio .
 結局このグループのアルバムも、数年前に発売になった Box 買ってしまったのです.
 ボクのお小遣いに余力があった頃のお話し.




 "Faith / Faith Hill" (1998)

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 そうかと思うと Faith Hill が 5 枚もあったりして.
 このあたりが、ブログ・タイトルを 「ロック至上主義」 としないところなのです.

 おまけに、彼女の旦那 Tim McGraw のアルバムまであったりするわけ.




 "Made in Japan / Flower Travellin' Band" (1972)

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 日本のハードロックと言えば、文句なしにこれだろう.
 これはもう、洋楽と言ってもおかしくないくらいのグループだった.
 一押しは "SATORI" ですが、このアルバムもなかなか.

 数年前に再販になった時に、涙が出そうになりました.




 "カルメン・マキ & OZ" (1975)

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 このアルバムも、再販時同じくらいうれしかったアルバム.
 この頃のカルメン・マキは超絶にカッコよかったのです.

 今聴くと、さすがに年代を感じちゃうけれど、このヴォーカルは一聴の価値あり.
 この二つのアルバムはボクにとっては 洋楽 という感じなのです.




 "Nevermind / Nirvana" (1991)

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 こんなアルバムもありました.
 早死にしちゃいましたね Kurt Cobain .

 そう言えば Foo Fighters も聴いたりしたなぁ.




 "Cross Road / Bon Jovi" (1994)

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 このアルバムは、俗に言うところのベスト盤です.
 でもこのアルバムから、一気に Bon Jovi 大好きに変わった記念すべきアルバムなのです.
 それまでも数曲は知っていましたが、そんなに注意深く聴いていた訳ではありませんでした.

 このアルバムの後、今では彼らのアルバムも 10 枚超えていました.




 "Hotel California / Eagles" (1976)

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 そして何と言っても Eagles .
 あの 東日本大震災 の数日前に 東京ドーム で聴いたのでした.

 いやーっ、これはもう、ボクの人生の中でも一番と言っていいくらいの感動だったのです.
 あの Eagles が目の前にいて ・・・・・・・・
 おまけに "Hotel California" を聴けたのですから.




 他にも The Beatles はもちろん、
 The Cranberries 、 Bob Dylan 、 C.S.N & Y 、 Santana ・・・・・・・・・

 なんだかんだで 500 枚くらいあった (笑)


 やっぱりいいなぁ ・・・・・・ 洋楽 って.



 そういえば、ジャズだって 洋楽 なのです.


 だから、 洋楽至上主義 なのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Heaven and Hell

 北海道は大荒れの天気ですね.

 ボクの住んでいるあたりも、めっきり寒くなりました ・・・・・ 朝はもちろんですが、夜も早いうちに氷点下です.
 あと数日で 12 月ですから、当然と言えば当然なのですが ・・・・・・



 たまにはちょっと昔のロックでも聴いてみましょう.
 カーナビにも入っているので、結構耳にする機会は多いですが、家で改めて聴くのは久しぶりです.



 来年 5 月に来日します.
 2 年前だったら無理してでも聴きに行ったでしょうが、今になっては ・・・・・・・・ ヴォーカルの Ronnie のいないこのグループは、正直魅力が半減です.

 後期のこのグループを語る上で避けて通れないくらい有名なアルバムです.





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  " Heaven and Hell / Black Sabbath "






  1. Neon Knights ・・・・・ 3:53
  2. Children of the Sea ・・・・・ 5:34 
  3. Lady Evil ・・・・・4:26
  4. Heaven and Hell ・・・・・ 6:59
  5. Wishing Well ・・・・・ 4:07
  6. Die Young ・・・・・ 4:45
  7. Walk Away ・・・・・ 4:25
  8. Lonely Is the Word ・・・・・ 5:51





  *** Black Sabbath ***
  Ronnie James Dio (vo), Tony Iommi (g),
  Geezer Butler (b), Bill Ward (ds)


  All lyrics written by Ronnie James Dio.
  All music composed by Black Sabbath.






 "Smoking Angels" と題されたジャケット・アートがインパクトありますね、描いたのは Lynn Curlee .
 1980 年に発表された、ヴォーカルの ロニー・ジェームス・ディオ を迎えての初めてのアルバムになります.
 それまでの オジー・オズボーン のヴォーカルからの変更ですが、このヴォーカルの好き嫌いで、これ以降の Black Sabbath を好きになるか嫌いになるか分かれてしまいそうです.

 ボクは絶対的に Ronnie がいいので ・・・・・・ はっきり言うと、 オジー・オズボーン が大嫌いなので、この Ronnie 在籍時の Black Sabbath が最高だと思っています.

 だから、来年5月にオリジナル・メンバーで来日が決まっても、今一つ行きたいとは思わないのであります.
 2 年前に Ronnie が亡くなって、ボクの Black Sabbath も終わりを告げた感じですかね.



 まぁ、そうは言っても オジー 在籍時のアルバムも一応持っています.
 2004 年に発売された "Black Box: The Complete Original Black Sabbath" ・・・・・・ デビューからの 8 枚のアルバムと DVD のセットで、ついている写真集もかなりいい出来でした.

 このボックスはハード・ロック・ファン ( ボクは敢えて彼らを ヘビメタ とは呼びません ) で、彼らのアルバムが欲しいと思っている方は、バラではなくこのボックスが絶対オススメです !!




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 そう言えばこの写真、ずっと前のブログのために撮った写真.
 ところがどこに収めたのか分からなくて ・・・・・・ 仕方ないから、ググって "Black Box" のいい写真あるかと探してみたら、なんと自分のブログの写真がヒットしたりして (笑) .

 実は最近、ブログ用の写真などを探していると、ボク自身のブログの記事にヒットすることが多々あります.
 このブログ、一見さんの訪問者がが非常に多くなってきたのも何となくわかるような気がします.
 とりあえず ・・・・・・・・・ 数で勝負していますから.



 そしてこのアルバムの入っている Ronnie のボックスセットがこれっ !!



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Rules of Hell

 ただ、 Ronnie の在籍期間は短かったので、アルバムも 4 タイトルのみです.
 Box 自体も "Black Box: The Complete Original Black Sabbath" と比べ物になるはずもなく ・・・・・・ 価格もそれなりにかなり安いのですが.


 この Ronnie が Black Sabbath を去った後、グループはさらにメンバーを変えて活動していきますが、それ以降のグループに関しては、もうどうでもいい感じです.


 そして 2007 年、 Ronnie James Dio 、 Tony Iommi 、 Geezer Butler 、 Vinny Appice で "Heaven and Hell" 名義でツアーを行い、アルバムも発表しました.
 実質的には Black Sabbath 再編成という感じですが、彼らの中で オリジナル・メンバーが揃って初めて Black Sabbath という意識があるので、 Ronnie の初参加アルバムのタイトルを使用していました ・・・・・・・ 来年の来日時はオリジナル・メンバーが揃うため、 Black Sabbath の名前になっています.
 2009 年、 Ronnie の胃癌のためツアーは中止され、彼は闘病生活に入ったものの 2010 年 5 月 16 日に死去しました.
 
 この日をもって、ボクの Black Sabbath も終わってしまいました.




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 さて、前置きがダラダラ長くなってしまいましたが、このアルバムのことを少し.

 
 荘厳なシンセサイザーの響きの中に Tony の泣きのギターが加わり、そこから一気にヘビーなロックビートへと高揚していくのが
 ・・・・・ 6 曲目の "Die Young" .
 この曲での Ronnie の伸びのあるヴォーカルは ・・・・・・・ 俗に言う "神曲" です.
 ライブでもまったく同じに歌ってしまうところも彼のスゴさ.

 相変わらず Tony のギターは、これでもかというくらいグッときちゃいます.
 


 後年のライブでの十八番とも言える "Heaven and Hell" ・・・・・・ いかにも Black Sabbath という感じ.
 でもこの曲はライブでの Ronnie とオーディエンスとのやりとり (call and response) を楽しんだりするのもいい.
 一度でいいから、あの説教めいたイントロのやりとりをライブでやってみたかったなぁ.



 他にも "Neon Knights" や "Children of the Sea" ・・・・・・
 このアルバムは本当にスゴイアルバムなのです.




 話題を変えて、最近の風景など.



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 昨日の夕方、何気なく外を見たら 浅間山 がきれいに赤く染まり、すぐ上にはまん丸の月が.
 仕事中だったのですが、ちょっと外に出て写真を数枚.
 気がついた時にはもう少し赤かったのですが、夕方のこの時間って見る見る間に色が変化してしまいます.

 浅間山 も、すでに冠雪で真白です.
 



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 こちらは今日の昼ごろ、自宅から.
 低いところに浮いている雲が、何となく素敵だったのでパチッ !
 逆光なんてまったく気にもせず、しっかりお日様をキャッチしちゃいます.

 こちらの 蓼科山 も、山頂付近は白く雪景色です.


 季節は ・・・・・・・・・・・・・・・ 冬なんですねぇ.

Ronnie 逝く ・・・・・・・

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 Ronnie James Dio

 July 10, 1942. - May 16, 2010.






 今度 Heaven and Hell が来日したら、絶対に行こうと思っていたのに・・・・

 ボクにとっての Rainbow や Black Sabbath は、Ronnie そのものなのです・・・・・


 ・・・・ ヘヴィメタル
 ・・・・ 様式美
 ・・・・ 絶対音感
 ・・・・ お説教
 ・・・・ 北島三郎
 ・・・・ メイロック・サイン

 みんな懐かしい思い出になってしまいそうです.


 中でもボクが好きだったのが、

 Rainbow 時代、
 Ritchie Blackmore's Rainbow
 Rainbow Rising
 On Stage
 Long Live Rock 'n' Roll
 Finyl Vinyl
 Live in Germany 1976
 Live In Munich 1977

 そして Black Sabbath 、
 Heaven and Hell
 Mob Rules
 Live Evil
 Dehumanizer
 Black Sabbath: The Dio Years
 Live at Hammersmith Odeon
 The Rules of Hell

 最後になってしまった Heaven and Hell 、
 Live from Radio City Music Hall
 The Devil You Know

 
 Kill the King 聴きたかったな〜

 Heaven and Hell 一緒に歌いたかったな〜

 ・・・・・・ 合掌

Mob Rules / Black Sabbath

 今日も雪が舞う曇り空.
 年末年始のお休みも今日で終わりなので、仕事モードに気分を変えないといけないのですが、相変わらず朝からグダグダ・・・・・・
 少しダラけた気持ちに活を入れようと ・・・・・ 久しぶりにハード・ロック!
 特にこういった、重く暗い空模様にはこれです.





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  "Mob Rules / Black Sabbath"




  1. Turn Up The Night
  2. Voodoo
  3. The Sign Of The Southern Cross
  4. E5150
  5. The Mob Rules
  6. Country Girl
  7. Slipping Away
  8. Falling Off The Edge Of The World
  9. Over And Over




 Ronnie James Dio (vo), Tony Iommi (g),
 Geezer Butler (b), Vinny Appice (ds)
    (オリジナルは1981年発売)





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 ボクの持っているアルバムは、一昨年発売された "The Rules Of Hell / Black Sabbath" です.
 先日ブログの中で去年買ったようなことを書いてしまいましたが一昨年の間違いでした、痴呆の前駆症状でしょうか.
 ただ、ボックス発売前のアルバムも持ってはいたのですが、ボックス購入と共に友人に差し上げました ・・・・・・ "Heaven And Hell" も同様.


 この時代はなんといっても "Heaven And Hell" が有名ですが、どうしてどうして、この "Mob Rules" もいいんです.
 1970 年代の有名グループのなかでも、ボクは断然 Sabbath!
 もちろん Led Zeppelin などはちょっと別格、というか音楽的に違う位置付けをしているので.
 よく Sabbath はヘビメタの元祖的に言われていますが、ボクにとってはこれがハード・ロック!!
 一度もヘビメタというような聴き方をしたことがありません.
 ボクのヘビメタに対するイメージは、ちょっとガキっぽい感じがあるんですよね ・・・・・ まったくもって、個人的主観ですが.
 Hard Rock は、もう少し大人っぽい、ピンと筋が通った感じ、それはライフスタイルも含めて.
 だから、好きな音楽を聞かれた時には Jazz と Hard Rock と答えます.
 ・・・・・・・ くだらないこだわりですが.


 この Ronnie 時代のアルバムって Sabbath らしさがすべてに表現されていて、あれー?って首を傾げてしまうような曲がないような気がします.
 そういった部分に筋が通っていると感じてしまうのです.
 ただ Ronnie のヴォーカルだと、あまりの個性でどんな曲を歌ってもみんな同じようになってしまうから、こう感じるのかも知れません.
 Ronnie が基本的にダメな人は、この時代最悪の、それこそ暗黒の時代かもしれません.

 どうですか、 Ozzy ファンのみなさん.

 だから、この後の時代 (Ian Gillan が Sabbath のヴォーカルなんて、神を冒涜・・・いや、悪魔を冒涜しています!) は、ボクにとっての暗黒の時代です.




Rules of Hell

 それと Tony Iommi のギターでしょう.
 もう幾度と書いたのであえていろいろ書きませんが ・・・・・・.
 この "泣き" が、あの重々しく引きずるようなサウンドと絶妙のマッチング.

 彦摩呂 的に言わせていただくと、 「音の宗教改革やー」
 あまり早弾きのイメージがない Tony ですが、 "Falling Off The Edge Of The World" などのソロを聴いていると、どうしてどうして.
 ボクの中で、彼のギターはなぜか Dire Straits の Mark Knopfler のギターとダブってしまいます.
 これは演歌に近い "泣き" だと、ボクは信じています.
 "Over And Over" なんかは改めて言うことないくらい、泣きまくり ・・・・
 "Brothers In Arms / Dire Straits" に通じるものがあります.



 正月早々、相も変わらずおバカなことを書いています.
 外を見ると、雪が降ったり止んだり ・・・・・
 明るくなったり薄暗くなったりの空.
 毎日、ちびちび飲んでいる Bombey と今日の空


 さてと、そろそろお仕事モードにギア・チェンジしないと ・・・・ 今週は一月最大のヤマ場が待っています.

Live From Radio City Music Hall

 今日は、土曜日お仕事したので、代わりのお休み.
 朝起きると朝焼けで雲がオレンジ色、微妙な空模様です.
 天気予報では雨 ・・・・・・・・ 雪に変わる、云々.

 折角のお休みが ・・・・・ まるで、黒い安息日.


 ということで、久しぶりにとてもディープで、ヘビーな、ロックを.
 黒い安息日 ・・・・・・ Black Sabbath ! 
 なんていうのは、偏屈なボクにしてはストレート過ぎるので、



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 " Live From Radio City Music Hall / Heaven & Hell "


 Black Sabbath については、以前にも書いたことがありますが、元々 Led Zeppelin 、 Deep Purple 、 Rainbow といった 1970 年代から 80 年代の Hard Rock が大好き.
 特に好きなのは Led Zeppelin で、これはもう別格.


 そして Sabbath ですが ・・・・・・ 実は昔、好きじゃなかったんです.


 Sabbath が嫌いというよりも Ozzy Osbourne が大嫌い.
 声がダメ、歌う姿がダメ、スタイルがダメ、みんなボク的にダメ!
 なのに、どうしてあんなに人気があるのかよくわからん.
 ちなみに、 Rainbow の Graham Bonnet に匹敵するくらい、嫌いです ・・・・・・ これも以前書いたよなー.


 話を Sabbath に戻して ・・・・・・
 Ozzy 嫌いなんだけれど、なぜかそのサウンドは結構好きだったなー Tony Iommi のギターや、ちょっとドロドロした重めのサウンドなんか、特に!!
 決定的に好きになったのは、やはり "Heaven & Hell" !
 このアルバムで Ronnie が好きになり Black Sabbath が、改めて好きになりました.



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 Ronnie の、あの演歌にも似たコブシまわし、かの有名な絶対音感、説教じみた MC ・・・・ みんな大好き.
 Tony の落ち着いた演奏スタイル、そして泣きまくりのギター ・・・・・ このギターがあるから!!
 これは、もうほとんど日本の演歌と同じではないか!

 この DVD の演奏でも、終盤の "Die Young" 、 "Heaven and Hell" ・・・・・ そしてアンコールと続くあたりは、鳥肌もの!!
 観衆の多くは、ボクとおなじようなオヤジたちで、みんなが "グワシッ" してるのが微笑ましいですなー.


 どうして Black Sabbath じゃなく Heaven & Hell ・・・・・・
 Tony Iommi の右手中指と薬指に指サックがあるのは ・・・・・


 そんなことは、オヤジたちはみんな知っていることだよね.
 今夜は Tony Iommi に因んで Django Reinhardt でも聴くとしよう!!

ため息のでるような、バラードを・・・

 仕事や、いろいろなコメ書き終えて、ようやく一息.
 めっきり涼しくなり、一雨ごとに冬の気配が近づいてきたような ・・・・・

 こんな夜は Jazz です、それも思いっきり mellow なやつ.
 "Ballads / John Coltrane" 、もう改めて説明いらないくらい有名なアルバムで CM でも曲が使われたりしました.
 でも、ボクは偏屈なので、とても偏屈なレビュー (?) をひとつ.



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 Black Sabbath 大好きです ・・・・・ もう最近ずっと言っているので、「またか」という感じでしょうが.
 "Mob Rules" という、Ronnie James DIO がボーカルを務めているアルバムがありますが、その最後の曲が "Over and Over" という曲です.
 珍しく 3 拍子のスローテンポの曲なんだけれど、とてもいいです.
 Ronnie のコブシを利かせた独特の歌い方に、 Iommi の泣きのギターがこれでもかというように、どこまでも絡み付いて、聴く者をどんどん引きずり込んでいきます.
 Sabbath 独特の暗く引きずるようなサウンドとはちょっと違うのですが、いいです、大好きです、もっと聴いていたいです.



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 で、どうして Coltrane と関係あるのか ・・・・・・
"Ballads" の 1 曲目は、"Say It" と言いますが ( ) 書きの副題が、 "Over and Over Again" なんですね.
 どうしようもないくらい、オヤジ・ギャグです ・・・・・・ 汗
 
 しょうもない話は置いておくとして、このアルバムは、何度聴いてもいいです.
 発売当時、アメリカでは Coltrane ぽくないといったような理由で、あまり高い評価ではなかったようですが、時と共にきちんとした評価がされているようです.
 日本では、もう超売れ線アルバムです.

 こういったアルバムの評価でよく言われるのが、センチメンタリズム (感傷) とリリシズム (叙情) ですが、ボクはそんなこと詳しく感じ取れないので、区別つきません.
 でも、このアルバムでの Coltrane のいいところは、ソロでのアドリブで、普通だったらグーッと一気にいってしまうところを、わざと抑えるって言うのかな ・・・・・・・.
 いつもの胸に突き刺さるような高音などを、わざと丸くおさめているようなところが、本当に素敵です.
 そして、ひとつの音を選びながら、吹いていくような感じ、一つ一つの音がすごくいいです.

 このアルバムは、間違いなく Jazz をあまり聞かない方でも、こういった秋の夜長に聞くことのできるアルバム ・・・・・

 そして、胸がキュンとなるようなアルバムです.

Sabbath の Black Box Part 2

 昨日の休日は、Sabbath の Ozzy 8 枚一気に聴きましたが、さすがに疲れが ・・・・・・ 曲名なんかぐちゃぐちゃでさっぱりわからん (汗).
 でも、いい! 

 Ozzy のことは置いておいて、とにかくいい!
 特にごく初期の 4 枚目までがボク的にはドンピシャです.
 ちなみに一番好きなデザインは "Sabbath 4" です、すごくシンプルだけれど、インパクトがあって、ロックのアルバムって感じ (Sabbath らしさという点では微妙ですが) が好きです.


 で、今日仕事から帰ってきたら ・・・・・・・ きてました !!!
 "The Rules Of Hell / Black Sabbath" !!!



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 Ronnie 大好きを公言している以上、この Box だけは買わなければいけません.
 といっても 3 枚は既に持っているので、本当はすごく悩んだのですが、 "Dehumanizer" が初のデジタルリマスタリングだから ・・・・・・ というような、訳のわからん理由を自分につけて買ってしまいました.
 "Dio Years" という国内版もありますが ・・・・・・・ こちらのほうは新曲 3 曲入り、音的には同じという人と、全く違うという人がいます.
 でもボクは聴き比べてないのでわかりません ・・・・・・ やっぱり Ronnie を神様と崇めるボクとしては Box です.


 ほんと単純に 4 枚のアルバムが Box に入っているだけですので (一応それぞれのアルバムにブックレット風解説が書かれています) 、音にあまりこだわらない人でしたら改めて買う必要もないでしょうね.
 ただ、これからこの時期の Sabbath を聞きたい方にとっては、非常にお買い得です.
 もちろん輸入版ですので、ライナー・ノーツは英語になってしまいますが ・・・・・・・
 
 ボクの Sabbath はここまでで十分です.
 全然進化しなくてもいいです、この 12 枚のアルバムでもう十分です !!!

Black Box / Black Sabbath

 以前から、Black Sabbath 大好きだけれど、 Ozzy Osbourne 嫌いなのはいろいろなところで言っていました.
 どうも、生理的に声の質が合わないような気がします.

 今日、初期の Ozzy 在籍中 Sabbath アルバム 8 枚組 "Black Box -Complete Original (1970-1978)" がようやく手元にきました.
 以前からどうしようか考えていたのですが (数枚は既に持っていたので)、最近ロックをまた聞き直し始めたのと、リマスター盤ということで、思い切って買ってしまいました.
 Ozzy 嫌いとか公言していて、こんなの買っちゃっていいんだろうか・・・・・・



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 まずずっしりとした重さ ・・・・・・ これだけで Sabbath の音楽の重さみたいなものと重なってしまいます.
 丁寧にビニール包装を開けると、ベロア調のずっしりとしたブックレットが一冊、これがすごくいいです.
 持っただけでもその良さがわかるし、中の写真なんかもすごくいい.
 輸入版なので当然英語なので、そこが残念ですが、一見の価値ありです.
 裏表紙には特典 DVD がついており、ビート・クラブでのライブ映像が 4 曲入っています.
 そしてアルバム 4 枚ずつ入れられた箱が二つ、各アルバムの作りはさすがに安っぽいけれど、 CD も黒で統一されており、もう聞く前からメロメロ状態でした.



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 すべてのアルバムをパソコンにしまって、もう一度 1 枚目から聴いてみる.
 もう幾度と聞いた Sabbath サウンドが ・・・・・・・ いいなー、やっぱり.
 あの引きずっていくような、重いサウンド、そしてリフ.
 

 Sabbath 最高です・・・・・
 40 年近く前のアルバムなのに、やっぱりいいです.

 そして・・・・・・
 この時代の Sabbath に Ozzy は欠かせません、個人的好き嫌いは別としても、この時代は間違いなく Ozzy あっての Black Sabbath でしょうね. 

 この Box はすべての Sabbath ファン、Ozzy ファンに絶対お勧めです.

様式美

 眠いけれど、眠れない ・・・・・・・・ のでブログ書こう.

 最近ボクのブログに頻繁に登場する "肉まん" さんが演奏していた "Kill the King" をたまたま ニコ動 で見て (別名、オッサン・ホイホイ補完計画に捕獲とも言いますが) 、演奏している彼女はもちろん、コメも (一部を除いて) みんな楽しそうですし、ボク自身もニコニコして見入っちゃいました.
 そしてまた、その当時の Rock を聴き始めた思い出の曲でもあります.



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 ほとんどの人が知っていると思うけれど、アルバムは "Long Live Rock "N" Roll" で Rainbow 4 枚目になります.
 ただアルバム全体で聞いてみると、前作 "Rising" のほうがやっぱり好きですね、日本での評価 (ここ結構ポイントかも) もダントツですよね.



Rainbow02

 この 2 枚のアルバムは代表作であることは間違いないはずなのですが、なぜかアメリカでは評価良くなかったようですね (Rolling Stone 誌での酷評など)、時代は 80 年代の MTV 世代へと移行する過渡期だったので、市場の需要はもっとコンパクトで放送できる長さで、明快なものが求められたのかもしれません.
 たしかに "A Light In The Black" や "Stargazer" などでの、延々と続くギターやキーボードソロ ・・・・・・ とんでもないっていう感じだったのではないでしょうか.


 ボクも Rainbow が "Down to Earth" で (4 作目でも変わりかけてるんだけれどね) どうしてあんなに方向転換するのか理解できませんでした.
 一部では Zep を追いかけアメリカでの成功を夢見ていた ・・・・・・というようなことがまことしやかに書かれていますが、こればかりは本人しかわからない.
 ただ、ボクにとっての Rainbow は、 Ritchie Blackmore 、Cozy Powell 、 Ronnie James Dio であり、ライブで見せる独特な、そして強烈な "様式美" なのです.
 正直 "Dawn to Earth" をはじめて聴いたときに、ボクが大好きで憧れていた Rock ・・・・・・ Zep , Purple , Rainbow と続いてきたブリティッシュロックが終わったような気がしました.


  個人的には "Rising" と "Long Live Rock "N" Roll" は全く違うような気がしています.
 前者は "様式美" (これは後から言われた言葉で日本独特な物だと思いますが) を追求していくという方向性を出し始めた感じで、 1 作目ではできなかった Ronnie の音楽方向性がだんだん形となって現れ始めたアルバム.
 でも 4 作目はアメリカでの成功を視野に入れ方向転換を始めたのだけれど、さりとて Ronnie や Cozy の反対もあるし ・・・・・・・ で、できたアルバムが結果オーライ (まったく個人的見解ですぞ) !



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 ちなみにボクの "様式美" は Rainbow , Sabbath , DIO といった、完璧 Ronnie James DIO の存在になってしまいます (笑) .
 YNGWIE などはまったくわからない世界です ・・・・・・ 最近、ニコ動で YNGWIE 見たら 「こりゃ完璧"様式美" だ ・・・・・ けれどちょっと違うぞ」
 ALCATRAZZ (Steve Vai と例の Bonnet くらいしか知らん) も、 "様式美" とか書かれているけれど ・・・・・・ どうも違うだろう.
 Bonnet は絶対 "様式美" ではないぞ、少なくてもボクの中では ・・・・・.


 "様式美" をさらに時代別に分類する見方もあるようだけれど、ボクはダメ.
 思うに、この "様式美" って騎士道や武士道に通じているんじゃないかな.
 だから、ピストルで開拓していったアメリカ人には、この辺の 「侘びや寂び (あるいは、泣き)」 が絶対理解できないと思うんだな.
 古城もないアメリカ人に Medieval や Dangeon & Dragon はどうなんでしょうか?
 パソコンの世界になってしまいます (あくまで個人的見解ですから).

 Ronnie が Rainbow を去って Sabbath で作った "HEAVEN AND HELL" ・・・・・・ これがボクの中での "様式美" の象徴です.
 時代は MTV 時代に移り変わろうとしている頃 ・・・・・・・ このあたりからボクの Rock は歩みを止めました.
 ・・・・・・・・・・ ふーー、疲れた.

うーーん・・・URIAH HEEP 

 気が付けば最近はロックばかり・・・・・

 そんなんで棚の中から引っ張り出してきたのが "Look At Yourself / URIAH HEEP" でした.
 自分自身でも、微妙なところいつもついてるなーと思ってしまいますが.



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 このグループはまだ活動している息の長いグループです ・・・・・・・ が、メンバーチェンジ激しくて、ボクもメンバーについてはよくわからんというのが正直なところ.
 当時の HR グループの売りのひとつは、リードギターだと思うんだけれど、このグループってメインがキーボード (プログレでもないんだけれどねー) という感じ.

 Led Zeppelin , Deep Purple , Black Sabbath というブリティッシュ・ロック御三家華やかしき時代に出てきた、ちょっと異色のバンドでした.
 三作目のこのアルバムが大ブレークし、続く "Demons & Wizards" , "Magicians Birthday" でこのグループの頂点 (あくまで個人的感想) を極め、その後はよくわからないけれどダラダラという感じかな (あくまで個人的感想!) .
 シンセサイザーという言葉が一般的に使われ始めたのもこの頃からかなー.
 この頃って、みんながいろいろなことをやっていたから、アルバムの中でもゴチャゴチャって言うのが沢山あります.
 混迷の時代に生まれた、偉大なる B 級グループとでも言いましょうか (あくまで個人的感想 !!).
 このアルバム自体、ボクは次の 2 作品のほうが好きです.
 ファンには "July Morning" が人気のようですが、ボクは結構単純な "Shadows Of Grief" のほうが好きです.



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 このグループを語るときに絶対書かなくてはいけないのが、前にも書いたけれど Roger Dean です.
 4 作目、 5 作目のアルバムは、とにかくジャケットの良さがひとつの魅力です.
 後年また彼のイラストを使いアルバムを出したようですが、それもそれなりの良い評価のようです.


 結構悪口っぽいこと書いていますが、当時ボーカルについては Sabbath の Ozzy Osbourne よりも、David Byron のほうが好きだったかな.
 今でも Ozzy はどうも好きになれないなー ・・・・・・ そういえば Randy よりも何故か Jake のほうが好きです・・・・・・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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