Bobby_Timmons

Matador

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ずっと休日も引きこもっていると、昼食も本当に軽く.
 土日ボクは休みですが、奥様はほとんどお仕事なので、結構インスタントのカップ麺が多い.



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 一番のお気に入りは 日清カップヌードル チリトマトヌードル で、次点が同じ カップヌードル カレー ・・・・・・
 この二つは、昔山登りでも結構持っていきました.

 基本的に、色々なことで冒険しないタイプなので、気に入るとずっと同じものだけっていう傾向が強いです.
 ボタンダウンシャツも全く同じもの 4 枚あったり、インナーの T シャツはすべて丸首で黒のみ.

 日清カップヌードル も 20 種類以上出ているようですが、手にするのはいつも同じ.
 10 種類も食べていないかもしれません.



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 それと好きなのが 「凄麺」 シリーズ.
 この 「凄麺」 シリーズは結構前から発売されており、こちらも現在 20 種類を超えているようです.
 こちらはほとんど食べてみましたが、中でも最近大好きなのが写真の 酸辣湯麺の逸品 .

 酸味と辛さのバランスがちょうどいい、麺に関してはこのシリーズみんなおいしい.


 暇だから思いっきりハイキーに撮影してみました.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 このアルバムも、いつの間にか Blue Note と同じ販売系列に並べられているようです.
 多くのジャズ・レーベルがいろいろ吸収合併とかを繰り返しているのでこういうのは仕方ないこと.

 でも昔から聴いているボクにとっては、 Blue Note は Blue Note 、 United Artists は United Artists なんだなぁ.






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  " Matador / Kenny Dorham "





  1. El Matador
       (Kenny Dorham) ・・・・ 6:32
  2. Melanie Parts 1-3
       (Jackie McLean) ・・・・ 11:34
  3. Smile
       (Charlie Chaplin) ・・・・ 5:00
  4. Beautiful Love
       (H.Gillespie-W.King-E.V.Alstyne-V.Young) ・・・・ 5:13
  5. Prelude
       (Heitor Villa-Lobos) ・・・・ 4:47
  6. There Goes My Heart
       (B.Davis-A.Silver) ・・・・ 5:12





  Kenny Dorham (tp), Jackie McLean (as),
  Bobby Timmons (p), Teddy Smith (b),
  J.C. Moses (ds)

  Recorded at Sound Makers, NYC, April 15, 1962.





 United Artists レーベルから発表されたアルバム.
 このアルバムもアナログ盤時代から持っていましたが、どうもジャケットがジャズっぽくなくてあまり聴かなかったかな.
 でも 1 曲目からすごく印象的な演奏が入っており、一度聴いたらあのメロディは忘れられないかな.




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 この人の場合は、とにかく "Quiet Kenny (New Jazz 8225)" というイメージがずっと付きまとってます.
 もちろんそれだけ内容的にもいいのは周知の事実.
 ボクもジャズ聴き始めたころから、ずっと聴いておりアナログ盤購入したのも早い時期でした.
 なかでも "My Ideal" の演奏は今でもとても好きな演奏の一つ.


 そんなイメージからすると 6 曲目の "There Goes My Heart" が彼らしいということになってしまうのでしょうか.
 でも実際には、彼の他のアルバム聴いてみると結構アグレッシブな感じを受けます.
 一緒にやっているメンバーにしても、このアルバムの ジャッキー・マクリーン をはじめ、ジョー・ヘンダーソン ・・・・・ ”Una Mas (BLP-4127)” なんかも結構新主流派って感じですね.

 1 曲目の "El Matador" は変拍子でテーマ部をがとても印象的な曲ですが、 ケニー・ドーハム のソロはいつもの彼らしいソロ.



Jackie McLean 003

 ジャッキー・マクリーン はこのアルバムの直前、 Blue Note で録音した "Let Freedom Ring (BLP-4106)" で、それまでのビバップから新しい方向を探り始めたころ.
 そんな雰囲気を、 2 曲目 "Melanie Parts 1-3" で聴くことができます.

 個人的には "Let Freedom Ring" 以降のジャッキー・マクリーン は、どうも苦手意識が強い.
 アルトでピーキーに吹かれるのが結構キツイ.

 このアルバムくらいの演奏だと、悪くないんですが.
 うまいし、いいミュージシャンとは思いますが、好き嫌いとなるとちょっと ・・・・・



Kenny Dorham 003

 3 曲目の "Smiles" は チャーリー・チャップリン の映画 "Modern Times" に使われた曲.
 この曲も結構演奏されていおり、 ナット・キング・コール 歌バージョンも有名です.
 しっとり演奏されるのが多いように思いますが、このアルバムではとても軽快な演奏になっています.

 最後の "There Goes My Heart" で彼らしくしめて、アルバムは終わります.
 ジャケットはあまり好きじゃないけれど、内容はとってもストレートな好演奏になっています.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日も zoom .
 すでに定例的になりつつあります.

 前回から 土屋勝義 先生も参入し、完全な EOS学園 の授業の延長になっています.
 土屋先生 にはいろいろ気を使っていただき、本当に感謝です.

 今回はセレクトや RAW 現像を、先生のパソコン画面を通じて見せていただきましたが、先生の場合ほとんど現場で出来上がっているので現像はほんのわずかの修正って感じです.



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 写真も撮りに行くことができない状態なので、なかなかモチベーションを維持するのも大変な状態です.
 参加した方の何人かは在宅でテレワークのようですし、みんな大変そうです.


 ボクも ヨドバシカメラ へ買い物に行きたいんだけれど、いったいいつになったら 東京 に行けるのかなぁ.
 新幹線の本数もかなり減ってしまいました.



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At Club Saint-Germain

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 ヨドバシのフォトコン応募に向け作品作りの真っ最中.
 前回の撃沈を踏まえ、今回はできるだけやれることをしっかりやろうと ・・・・・

 特にプリントは納得するまでしたいのですが.




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 写真のプリントは大きいサイズでの印刷の前に A5 程度の大きさで印刷しながら色の調整をしています.
 これはこのコンテストに限ったことではなく、 EOS学園 での作品提出時も同じ.

 同じデータを何度となく印刷するので、やっているうちに設定がわからなくなることもしばしば (笑)
 一応上の写真のようにメモ書きしながらやってます.


 モノクロ をついつい モノラル と書いてしまうこともあったりで ・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて今日のアルバムはモノクロじゃなく、完全モノラル.
 ハード・バップ ・・・・・ というよりも ファンキー・ジャズ を代表するアルバムです.





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  " Art Blakey & Les Jazz-Messengers au Club Saint-Germain "






  Disc:1
   1. Politely
        (Bill Hardman) ・・・・・ 15:43
   2. Whisper Not
        (Benny Golson) ・・・・・ 7:12
   3. Now’s The Time
        (Charlie Parker) ・・・・・ 13:33
   4. The First Theme
        (Traditional) ・・・・・ 8:23

  Disc:2
   1. Moanin' With Hazel
        (Bobby Timmons) ・・・・・ 13:56
   2. We Named It Justice (Evidence)
        (Thelonious Monk) ・・・・・ 6:37
   3. Blues March For Europe-Number One
        (Benny Golson) ・・・・・ 11:07
   4. Like Someone In Love
        (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 10:51

  Disc:3
   1. Along Came Manon
        (Benny Golson) ・・・・・ 10:04
   2. Out Of The Past
        (Benny Golson) ・・・・・ 10:58
   3. A Night In Tunisia
        (Dizzy Gillespie) ・・・・・ 17:32
   6. Ending With The Theme
        (Traditional) ・・・・・ 0:31





  Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts), 
  Bobby Timmons (p), Jimmy Merritt (b), 
  Art Blakey (ds), Kenny Clarke (ds)
  Recorded live at Club St.Germain, Paris, 21.Dec.1958.






 1958 年 11 月 21 日、約 1 か月にわたる フランス 巡業のため パリ に渡った ジャズ・メッセンジャーズ ですが、そんな巡業の中有名なナイトクラブ "サンジェルマン" でのライブを フランス RCA が録音してアルバムにしました.

 ちなみにこの フランス 巡業の直前に同じメンバーで吹き込まれたアルバムが "Moanin' (BLP-4003)" でした.





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 アート・ブレイキー のアルバムは ジャズ・メッセンジャーズ 名義も含めると本当にたくさんのアルバムがあり、そのほかにもサイドメンとしてのアルバムもあるもんだから、とてもみんな集めようなんていうコレクターズ欲が湧いてきません.

 Blue Note だけ見ても初期からとても多くの録音があり、ボクでさえ 21 枚の Blue Note 盤を持っています.
 当然その中には "At the Cafe Bohemia (BLP-1507)" 、 "A Night at Birdland (BLP-1521)" や "Moanin' (BLP-4003)" などの名盤もたくさん.
 反面 "Orgy in Rhythm (BLP-1554)" や "Holiday for Skins (BLP-4004)" といった打楽器をフューチャーした、ちょっと取っ付き難いアルバムもあったりしますが ・・・・


 そんな多くのアルバムの中のベストワンとして、レーベルこそ Blue Note ではありませんが、今日のアルバムを選ぶ人もたくさんいるんじゃないでしょうか.
 ボクも聞かれればこのアルバムを選ぶかもしれません.


 そのくらいこのアルバムは印象深いアルバムで、特に vol.2 (それも "Moanin' With Hazel" の入っている A 面) に至っては何度ジャズ喫茶で耳にしたことでしょうか.





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 写真はピアニストの Hazel Scott ・・・・・ そう、このアルバムを代表する曲 "Moanin'" のタイトルに with Hazel と付けられている Hazel です.

 このアルバムの演奏には素晴らしいものがありますが、そんな中でも "Moanin'" の演奏は白眉と言っていいでしょうか.
 メンバーそれぞれが一番脂ののっている時期で、その後呼ばれる ファンキー の原点のような演奏です.

 特にライブならではの観客の高揚している雰囲気がとてもよく伝わってきます.
 そして、そんな雰囲気を醸し出しているのが歌手でピアニストでもある ヘイゼル・スコット の存在でしょう.
 掛け声もすごいけれど、笑い声がとにかくすごい (笑)


 ジャズを聴き始めた頃、初めてこのアルバムを聴いた時に 「ライブってみんなこんな雰囲気なの・・」 なんて思っちゃいました.

 でもまぁ、この観客たちのノリがあったからこそ、後年名盤と呼ばれているような演奏になったのかもしれません.




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 演奏される曲はのちに ジャズ・メッセンジャーズ を代表するような曲ばかり.

 前述のとおり、アルバム "Moanin'" に吹き込まれた曲も何曲か入っています.
 特に "Moanin'" や "Blues March" はその最たるもので、 "Moanin'" に至っては 「蕎麦屋の出前持ちも口ずさんでいた」 という、ちょっと都市伝説に近い逸話まで残っているくらいです.


 "Along Came Manon" は、アルバム "Moanin'" の中では "Along Came Betty" というタイトルでした.



 兎にも角にも、アート・ブレイキー と彼の ジャズ・メッセンジャーズ が演奏的にも、商業的にも頂点を極めていた頃のアルバムです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 いよいよプリンタ更新の決断もついて、昨日の土曜日は置き場所を確保するため部屋の模様替えをしてみました.




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 こんな感じで、部屋のカウンターの上にオーディオアンプを何とか置いてみましたが、作業スペースがとても狭くなった.
 机の上にこういうどでかいアンプなんか置くと、威圧感が半端ない.
 おかげで作業スペースがキーボードとマウスパットの部分だけになり、測ってみたら 60cm × 40cm しかありませんでした (笑)


 これだけ狭いとカウンターの上に物は置けないので、ますます床のごみ箱化が進みそうです.




 朝から部屋の片づけをしたら思いのほか早く終わったので、ちょっと家電店へ.

 お目当てのプリンタがあったので思い切ってゲットしてきました.




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 Canon PIXUS iP8730

 以前から検討していた A3 サイズ ( A3ノビ まで) が印刷可能なプリンタです.
 この上位には PRO 10S と PRO 100S というプリンタもありますが、重量やコスパなど検討してこれにしました.

 今まで使っていた複合機もそれなりにキレイではありましたが、いかんせん大判印刷できないのが.
 ただ、複合機のほうはスキャナ機能を使いたいのでそのまま継続で、二台体制.


 同じメーカーだとセッティングも楽なのがとてもいいです.




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The Cooker

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 今日もまた "Just One of Those Things" の入ったアルバムを紹介.
 その前に "ライ麦畑" のことをちょっと書いておきます.


 ちなみにこの原題が "The Catcher In The Rye" 、一般的な邦題として "ライ麦畑でつかまえて" と呼ばれています.
 しかし 村上春樹 訳ではあえて原題の英語表記.

 ボクも読んだ感想として、いままで当たり前と思っていた "ライ麦畑でつかまえて" という邦題にちょっと違和感感じるようになったので、ここでは "ライ麦畑" にしておきます.

 ただ違和感はあるものの "ライ麦畑でつかまえて" という邦題はとてもいい題だと今でも思っています.




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 "フラニーとズーイ" で結構手こずったので、長い間 積読 されていました.
 ところがいざ読み始めると、思っていたよりも全然読みやすくてビックリ.
 ボク自身老人の皮をかぶった子供みたいなものだから、 ホールデン・コールフィールド の口から語られる話がとてもストレートに入ってきて、ちょっとそんな気持ちがわかったり.

 この本の内容はそれこそいろいろなところに、いろいろな意見が書かれていますので、ボクは超変態的な部分を.

  以前にも "大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア:序章" の中でみんなにふるまわれる飲み物として トム・コリンズ が出てくることを書きましたが、この "ライ麦畑" にも実は出ていたんですね.


 ホールデン がホテルのナイトクラブ "ラベンダー・ルーム" で女性三人とダンスする場面で、鈍くさい二人の女の子が飲んでいたのが トム・コリンズ .
 でも ホールデン は冬の季節に トム・コリンズ を飲むことに対して 「やれやれ、わかっちゃいない ・・・・」


 そうなのか、一つ勉強になったなぁ.
 ボクもその わかっちゃいない 一人です.

 まぁどうでもいい、かなり トリビアチックなことですが.




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 それと気になったのは ハンチング帽 .


 彼の一つの代名詞ともいえる 赤いハンティング帽 ・・・・・・・
 読んだ時に ハンチング のイメージが、あの薄い感じの帽子を思い浮かべちゃったのでどうもピンとこなかった.
 まぁ一般的に言われている ハンチング というんじゃなく、耳あての付いたキャップのことなんだろうな.



 どんなに背伸びしたって、この帽子だけでも子供っぽい印象受けちゃうな.

 結構面白く読ませてもらった "ライ麦畑" でした




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日のアルバムはヴォーカルではなくインストです.
 それもバリバリのハードバップで、 Blue Note が一番 Blue Note らしかった頃だったとボクが思っている時代のアルバムです.

 そして今日のアルバムの主人公のメジャー・デビューはなんと 18 歳.
 天才の名を欲しいままにしていましたが、果たして ホールデン・コールフィールド のように鬱屈していたのでしょうか ・・・・・・






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  " The Cooker / Lee Morgan "





  1. A Night in Tunisia
          (D.Gillespie-F.Paparelli) ・・・・・ 9:20
  2. Heavy Dipper
          (Lee Morgan) ・・・・・ 7:02
  3. Just One of Those Things
          (Cole Porter) ・・・・・ 7:15
  4. Lover Man
          (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・・ 6:47
  5. New-Ma
          (Lee Morgan) ・・・・・ 8:11
  6. Just One of Those Things (Alt-tk)
          (Cole Porter) ・・・・・ 7:50





  Lee Morgan (tp), Pepper Adams (bs),
  Bobby Timmons (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, September 29, 1957.







 BLP-1578 ・・・・・・ 録音当時、 リー・モーガン はまだ 19 歳.
 オリジナルは 5 曲、最後の曲はお馴染みの CD 化に伴うボーナス・トラック.

 奇しくも "Just One of Those Things" がボーナス・トラックという ・・・・・・・





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 まずはこのアルバム、ジャケットがいい !! 
 いかにも Blue Note って感じで ・・・・・・・・ とてもジャズっぽい.
 このジャケット見ただけでも、硬派のジャズ ・・・・・・ Blue Note らしい、ぶっとい音が聴こえてくるようです.

 昔アナログ盤を聴いていた頃は、こういうステキなジャケットのアルバムを手に入れると、まだ聴いていなじゅても何かうれしかったなぁ.

 そんな ジャケ買い も懐かしい思い出なのです.

 アナログ独特の音もですが、やっぱり大きいジャケットは魅力だな.



 このアルバムはちょっとゆったり目の "A Night in Tunisia" で始まります.
 このゆったり感と ペッパー・アダムス のバリトン・サックスがとても独特の雰囲気を出してます.
 でもソロに入ると リー・モーガン のソロが一気に爆発する感じ.




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 何といっても リー・モーガン の演奏にビックリ.
 例えば "Just One of Those Things" の演奏でも、とても 19 歳とは思えないような堂々とした演奏.

 ちょっと吹きすぎとも感じるくらいですが、彼の場合はちょっとしっとりとしたバラード系を吹いても震えてしまうくらいゾクッときちゃいます.
 このあたりがすごいところで、 10 代にしてすでに恋のイロハを習熟している感じなんです.


 彼の Blue Note 初リーダー・アルバムの吹込みが 1956 年 11 月 4 日でそれから 1 年の間に 5 枚ものリーダー・アルバム出しているんですから、ただただスゴイ.


 ピアノは ボビー・ティモンズ で、かなりアツくファンキーなソロを楽しむことができます.
 特に "Just One of Those Things" でのソロは聴き応えあります.

 リー・モーガン と ボビー・ティモンズ はその後結成された ジャズ・メッセンジャーズ に ベニー・ゴルソン の紹介で加入していきます.




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 それとこのアルバムは、やっぱり バス・クラリネット の ペッパー・アダムス .
 ビッグバンドには必ずと言っていいほど入ってはいるものの、 ジャズ の中ではとてもマイナーな楽器です.
 ボクは彼以外の奏者の名前も、 ジェリー・マリガン 、 サージ・チャロフ 、 レオ・パーカー くらいしか思い浮かばない.

 なかでも ペッパー・アダムス は ドナルド・バード と Blue Note に多くのアルバムを残してもいるので、ボクは ジェリー・マリガン よりも ・・・・・・ という感じです.
 そのためか、ブラインドでこのアルバム聴いたりすると、おもわず 「 ドナルド・バード でこんなアルバムあったっけ ・・・・・ 」 なんて思ったりもしちゃいますが (笑)

 ちなみに ペッパー・アダムス の Blue Note の初吹込みがこのアルバムで、その後 ドナルド・バード のアルバムに参加しているのは有名.


 この次に発表した "Candy" があまりにも評価が高いためか、どちらかというとの地味目のアルバムでしょうか.
 でも "Lover Man" なんかとても 10 代の演奏とは思えない (笑)


 それだけに聴けば聴くほど味が出てくるような ・・・・・・ 秀逸なアルバムでしょうか.




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 すっかり紅葉が下りてきました.
 3 日は天気が良かったのでちょっと練習がてら秋の風景を探しに行ってきました.




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 この場所結構お気に入りの場所で、あの日差しの時に、あの場所にモデル立たせて、ここから ●● mm で ・・・・・・・・ なんて、ついつい考えながらファインダー覗いちゃいます (笑)


 明日はこの写真の近くでイベント.
 今年 市のフォトコン で入賞をいただいた写真が、昨年このイベントでの模様を収めたものでした.

 まぁ同じような写真を出すつもりはありませんが、天気がよければちょっと撮影にでも行ってみるつもりです.





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Like Someone In Love

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 いつもの年だったら、こんな日曜日は年賀状の印刷などしているのですが ・・・・・・・

 今年は年賀状やめてみようかと考えています.
 たいした理由はないんだけれど、とりあえず 2 年くらいやめたらどうなるんだろう ・・・・・ って感じなのです.


 ただし、本当に出さなければいけない人が数人いるので、この方たちは別ということで (笑)




 日曜日、初めて自分の写真をプリントアウトしてみました.
 今まで子供の写真などをプリントアウトしたことはありますが、しっかり一眼レフで撮った山の写真や風景写真のプリントアウトは初めて.
 それも ワイド 6 切 というちょっと大き目なサイズなのです.



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 よくカメラマンの方が、「自分で撮った写真をプリントアウトしてみてください ・・・・・」 なんてその手の番組で言っていました.
 ボクはデータで保管して、観るときはディスプレイ.

 今回は、 撮るしん。 で採用された写真くらいは家で飾ろうかなと思い、そんな写真を中心に数枚プリント.


 そうしたら、ビックリするくらいキレイで ・・・・・・・・


 これはもう大発見、ちょっとした感動だったのです.
 やっぱり L の力かなぁ


 ちなみに、初めてのプリントアウトは近くにある "カメラのキタムラ" .
 その中の 1 枚ですが、仕上がったものを見たら全然ピントが甘い.
 おかしいなぁと思い、ちょっとクレーム気味に確認.

 そうしたらボクの注文が間違っていた (汗)
 再度新しいものをプリントアウトしてもらいましたが、料金は不要とのこと.

 偉いぞ、キタムラ !!!
 大変、失礼しました.



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 久しぶりにじっくり聴いてみたら、今までのイメージとは全然違っていました.
 写真じゃないけれど、こういう発見もあるから Blue Note はステキなんだな.







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  " Like Someone In Love /
       Art Blakey & The Jazz Messengers "





  1. Like Someone In Love
              (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・・ 8:01
  2. Johnny's Blue
              (Lee Morgan) ・・・・・ 9:09
  3. Noise in the Attic
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 7:52
  4. Sleeping Dancer Sleep On
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 8:04
  5. Giantis
              (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:32
  6. Sleeping Dancer Sleep On
              [Alternate Take] ・・・・・ 8:05






  Lee Morgan (tp.flh), Wayne Shorter (ts),
  Bobby Timmons (p), Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs,
  # 3, 4, 6 : August 7, 1960.
  # 1, 2, 5 : August 14, 1960.







 BLP-4245 、 1960 年に録音されたアルバムです.
 オリジナルは 7 曲、 6 曲目はボーナス・トラック.
 このアルバムは "A Night in Tunisia" (BLP-4049) と同日のセッションと、その一週間後同じメンバーでの録音を収めたもので、 1967 年にそれら未発表だったものを集めて一枚のアルバムになっています.




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 アート・ブレイキー のアルバムって、 Blue Note をはじめいろいろなレーベルに、個人名義や The Jazz Messengers 名義のものなどそれこそ数えるのが大変なくらいあります.


 そんな アート・ブレイキー に対するボクのイメージは ・・・・・・・・
 "Au Club Saint-Germain" 、 "At The Cafe Bohemia" 、 "A Night At Birdland" などのライブや、 "Moanin'" 、 "A Night In Tunisia" ・・・・・・・・
 アップ・テンポでガツガツとビートを刻む、バリバリのハード・バップとイメージ.


 最近ボクの傾向としては 新主流派 の演奏を聴く機会が圧倒的に多いので、自然とこういったバリバリのハード・バップやナイヤガラ・ドラムスは敬遠がちでした.
 ちなみにボクが持っている The Jazz Messengers のイメージは、 ベニー・ゴルソン がいた頃にどうしてもなってしまうかな.


 そのため、今日のアルバムと同じ時期のアルバムも数枚あるにも関わらず、あまり手が伸びなかったのです.
 購入時はそれなりに聴いているはずだけれど、内容も全く忘れてました.



 いつものように作業用の iTunes から流れた "Sleeping Dancer Sleep On" にビックリ.

 このアルバム、ボクの持っていたイメージとかなり違う感じのアルバム.
 モダンでスタイリッシュな香りのアルバムなのです.



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 この写真のデータがわかりませんが、このアルバム録音当時の写真と推測されます.
 ウェイン・ショーター の顔もちらっと見えます.
 ベースも ジミー・メリット かな、きっと.


 ジミー・メリット は 1957 年から 1962 年まで The Jazz Messengers に加わっていました.
 1961 年からは カーティス・フラー を加えたセクステットになりますので、このアルバムはクインテット演奏の最後のほうでしょう.
 その後もビックリするような有名ミュージシャンたちが、この The Jazz Messengers で演奏をしています.



 そんなアルバムですが、 1 曲目はミディアム・テンポのスタンダード.
 もうここからしてボクの中のイメージが壊れていくのです.
 そして 4 曲目の "Sleeping Dancer Sleep On "

 この曲は ウェイン・ショーター の曲ですが、いい雰囲気の曲でボクの好みにピッタリ.
 "Night Dreamer" (BLP-4173) の中の "Oriental Folk Song" のようなちょっと多国籍的雰囲気を持った曲です.
 最近、 ウェイン・ショーター の作曲センスに感動することが多いような気がします.

 そしてここでの ボビー・ティモンズ がいいんだなぁ.
 おまけに別テイクまでボーナス・トラックとして入っている ・・・・・・・



 今夜のような、寒い夜空に溶け込んでいくような "Sleeping Dancer Sleep On" なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今週は忘年会が週末に二つ.
 そのうちの一つは土曜日に 東京 、その翌日はそのまま 東京 で家庭のイベント.

 週末のブログ更新はできそうもないので、土曜日はちょっとクリスマス色の 東京 でも撮ってこようかと思っています.
 まぁ、毎年撮っている風景になっちゃうんだろうが.


 ただ、天気があまり良くないみたいだなぁ ・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

It's Only A Paper Moon

 今日はお休みだったので、久しぶりに散髪に行くつもりでした.
 基本的に長いのが嫌で、耳にちょっとかかってくるだけでもダメです.
 数年前までは同じ団地の方が経営していた美容室でカットしていたんですが、家庭の事情から閉店.
 その以降、理髪店でカットしているのですがどうもこのお店との相性がいま一つです ・・・・・ 技術的に云々ではなく.


 駐車場は空いているのにお店は混んでいたり ・・・・・・
 火曜日に行ったら連休で休みだったり ・・・・・・
 今日も駐車場がガラガラなのでラッキーと思って店に入ると、いつもカットしてくれる御主人が身内の不幸のため不在 ・・・・・・・・ orz
 でも、新しいお店に行くのもなんとなく入り辛いので結局はこのお店とお付き合いです.




 Blue Note のオリジナル・アルバムには、ご存じのとおりレコード番号が付けられており、その番号でおおよその演奏スタイルがわかります.
 ところが、その Blue Note の黄金時代とも言う 50 年台、 60 年代というのは、バップからハードバップ、ファンキー、モード、フリー ・・・・ というような、ある意味で混沌とした過渡期でもあります.
 そうなると当然いろいろな演奏がありまして ・・・・・・ まぁそういったところも Blue Note の楽しみの一つでもあります.



 今夜のアルバムも、 "おやっ ? " っと首を傾げてしまうようなアルバムです.
 でも、ここでの "おやっ ? " はとっても素敵な意味です.





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  "The Big Beat / Art Blakey And The Jazz Messengers"





  1. The Chess Players
  2. Sakeena's Vision
  3. Politely
  4. Dat Dere
  5. Lester Left Town
  6. It's Only A Paper Moon
  7. It's Only A Paper Moon (alt-tk)




  Lee Morgan (tp), Wayne Shorter (ts), Bobby Timmons (p),
  Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  (BLP-4029)  Recorded March 6, 1960.







 The Jazz Messengers といえば、どうしても あの "Moanin'" (BLP 4003) が連想されてしまいます.
 ジャケットからも、どことなく "Moanin'" のようなファンキーな香りが漂ってきます.
 メンバーも、テナーの Wayne Shorter が Benny Golson に変更になっているだけで、まんま "Moanin'" そのもののようです (笑) ・・・・・ でも、このたった一人の違いが大きな違いになっています.




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 アルバム全体は、確かに "ファンキー" と呼んでもいいような演奏なのですが、 "Moanin'" の演奏とはまったくと言っていいほど違っています.
 特に Wayne Shorter の演奏は、モーダルで都会的なイメージです ・・・・・ "Moanin'" のような一種独特の泥臭さのようなものは、 少し影を潜めています.
だから最初に持っていたイメージとはちょっと違って、 "おやっ ? " となってしまうんですね.
 全体にホットなんだけれど、南部のようなむせるような蒸し暑さではなく、もう少しカラッとした都会の夜を連想させるような演奏です.


 アルバム的には、 Wayne Shorter の Blue Note デビュー・アルバムです ・・・・・ 本当はその前に録音され未発表だった演奏がありますが.
 とても新人とは思えないような演奏です ・・・・・ 変にファンキー路線を行かないところがいいですよね.
 あの "Moanin'" のメンバーを向こうに回して、堂々とモーダルな演奏をしているところが.

 そして Lee Morgan がここでもいい演奏してるんですよね.



 このアルバムも少し前から好きになりました.
 最近はそんなアルバムが多いですね.


 昔の思い出だけのジャズの聴き方から、少しは大人になったようです.
 違いの分かる男には、まだまだ程遠いですが ・・・・・・・・・・ .

"Moanin'" の金色シール

 またまた雨になってしまいましたね.
 午後は少し止んだのですが、夕方から雨脚が強くなりました ・・・ そしてまた止んで.
 快晴の "秋晴れ" と呼べるようなお天気には、当分お目にかかれそうもありませんね.


 さて今夜は、我が家に残っている数少ないアナログ盤のお話しでも.
 最近になってようやく疑問が解けたのでちょっと書いてみます.
 「今頃かいっ!」 というような声が、どこかから聞こえてきそうですが.







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  "Moanin' / Art Blakey And The Jazz Messengers"





  1. Moanin'
  2. Are You Real?
  3. Along Came Betty
  4. The Drum Thunder Suite
  5. Blues March
  6. Come Rain Or Come Shine





  Lee Morgan (tp), Benny Golson (ts), 
  Bobby Timmons (p), Jymie Merritt (b), Art Blakey (ds)
  Recorded on October 30, 1958.







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 これがそのアルバム ・・・・・・・ どうでしょう、かなり程度いいと思うんですが.
 針を落としたのもほんの数回です、あとは棚に静かに眠っていました.
 写真には映っていませんが、当然 "オビ" もあります.
 アナログ盤を一気に中古レコード店に売ってしまった時、どうしても手放せなかった数枚のアルバムの一枚です.


 このアルバムは、 「特別復刻版・特製重量レコード」 ということで、当時
"Candy / Lee Morgan" 他数枚買ったのですが、今残っているのはこの 2 枚だけです.
 その当時の値段が 2,500 円 ・・・・ 結構な値段です.
 今になって思うと、「あの当時無理して買っておけば」 という気持ちと、 「CD 時代になったので買わなくて良かった」 という、相反する気持ちが入り混じっています.


 実は昔から気になっていたのが、このアルバムの右下に貼られている金色の "STEREO" シールなのです.
 このシールがどうしてこのアルバムに貼ってあるのか、よくわかりませんでした.
 おまけにボクは、以前から言っているようにライナーノーツが嫌い、関連書籍読むのが嫌い (最近は違いますよ、かなり読むようになりました) ですので、この謎はずっとボクの中で謎のままでした.


 先日 ・・・ と言っても 9 月 25 日のことですが、 "ONGAKU ゼミナール" の帰りの新幹線で、友人に頼まれた書籍を読んでいたら、このシールのことがきちんと書かれていました.
 なるほど ・・・・・・ .


 小川隆夫著 "はじめてのブルーノート" に、詳細が書かれていました、以下はその中から要約です. 
 頑なにモノラル盤に拘っていた Blue Note は、 1959 年 8 月にようやくステレオ盤をリリースしました.

 "Somethin' Else / Cannonball Adderley" (BLP 1595)
 "Blues Walk / Lou Donaldson" (BLP 1593)
 "Finger Poppin' / Horace Silver" (BLP 4008)
 "Moanin' / Art Blakey And The Jazz Messengers" (BLP 4003)


 この 4 枚が最初に発売されたアルバムで、ジャケットはモノラル盤と同じものを使い、わかるように金色のシールを張っていたようです.
 Blue Note のステレオ盤は、80000番台ですが、こんな理由で、
      BLP 4003 + 金色のシール !
 となったようですね.

 どうしてモノラル盤に拘ったかということは、前記の書籍を購入して確認してください ・・・・・ まぁ、ほとんどのみなさんはすでに知っていることだとは思いますが、ルーキーのみなさんは勉強です(笑)




4003-2

 演奏についても書きますか ・・・・・ ???
 でも今さら書く必要ないくらい有名なアルバムですよね、このアルバムは.
 本当か、都市伝説か、ボクはわかりませんが、その当時、そば屋の手前持ちも口笛で "Moanin'" のフレーズを口ずさんでいたという逸話があります.
 それくらい、日本でも大ヒットした曲です.
 この "Moanin'" という曲はいろいろな演奏が、多くのアルバムで残っていますが、ボクが一番好きなのはこのアルバムの演奏よりも、 "Au Club Saint-Germain" (サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ) です.
 でもこのアルバムでも、Lee Morgan は火を吹くような演奏ですし、演奏のすべてがファンキー・ジャズそのものの、パワフルな演奏です.



 それにしてのこの悪天候、いつまで続くやら.
 来週はちょっと山まで行く予定なので、晴れてもらわないと.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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