Bootleg

Footprints

 今日は暖かな日でした ・・・・・ 部屋にいてもちょっと暑いくらい.
 今日はお休みだったのですが、丸一日部屋に引きこもり状態で、 "いつもの講習会" に関係した翻訳作業に没頭してました.
  英語が苦手なボクとしては、うまい意訳が出てこず ・・・・・ ちょっとイライラしながら.
 でもこの手の作業、 4 時間くらいなら休まないで平気でやれてしまいます ・・・・・・ もう何年も前から、こんなことを繰り返しているので.
 こういう作業していて思うのは、いつでも完璧な "引きこもり" になれそうということ.
 まぁ、今でもそれに近いものありますがね (笑) .




 オークションで落札した MSR HUBBA HUBBA が数日前に届きました.
 早速確認の意味も含めて、リビングで組み立て.
 一人用の ”HUBBA” に比べると、やっぱり中はかなり広めです.
 これだったら空いているスペースに、いろいろ広げたりして置いておくことができます.
 気分は ・・・・・・・・・・・・・ こんな感じかな.




DSC_0048

 現行品は、フライシートの色がグリーンで写真のようなイエロー系はありません.
 ボクの購入したテントも、当然フライシートはグリーン.
 このテントには寒い時期でも使える "HP" というグレードがありますが、ボクのものは普通のタイプなので、本体がメッシュ、暑い夏はいいだろうけれど、春先や秋はちょっと厳しいかな.
 ただ、寒いような時に山登りするつもちもないので、まぁなんとかなるでしょう.


 これで片道 5 時間くらいの山も、一泊で登ることができます.
 めちゃ行動範囲が広がりそうで ・・・・・・ 今からワクワクです.
 金曜日は東京でバックパックでも見てこよう ・・・・ 今年はもう購入できるだけの蓄えがないので、購入は来年だけれど.



 さて、テン泊に必要な物 ・・・・・ あれば便利な物に Footprint なるものがあります.
 要は、テントの下に敷くグラウンド・シートのこと ・・・・・ こういう呼び方があるなんて、最近まで知りませんでしたが.
 HUBBA HUBBA にも専用の Footprint があり、きちんとポールにセットできるので便利そうです.
 これも来年になったら買いましょう.




 Footprints ・・・・・・・ 聞いたことのある響きです



 そういえば最近、 Miles の Bootleg CD の中にも登場しました.
 このオリジナルでも聴いてみましょうか. 





4232






  "Adam's Apple / Wayne Shorter" (BLP 4232)





  1. Adam's Apple
  2. 502 Blues (Drinkin' And Drivin')
  3. El Gaucho
  4. Footprints
  5. Teru
  6. Chief Crazy Horse





  Wayne Shorter (ts), Herbie Hancock (p), 
  Reggie Workman (b), Joe Chambers (ds)  
  #1: Recorded February 3, 1966.
  #2-6: Recorded February 24, 1966.





 このアルバム録音当時流行りの ジャズ・ロック ・・・・・ それとも ロック・ジャズ ??
 まぁ呼び名はどうでもいいんですが、 8 ビートや 16 ビートで書かれた楽曲のことですよね.
 ここでも 1 曲目が 8 ビート ・・・・ アルバムは Wayne Shorter の代表作の一枚です.
 この代表作というのは、賛否両論ありそうですが、まぁ有名なアルバムに間違いありません.
 ただ、ご多分に漏れずロックっぽいビートを使っているが故に、発売当時このアルバムを敬遠していたジャズ屋もかなりあったようです.
 ボクの通っていたジャズ屋も、発売からかなり経っていたにも関わらず、リクエストに対して渋い顔をしてましたから.


 アルバム・タイトルの "Adam's Apple" ばかりが注目を浴びてしまいがちですが、ボクが好きなのはアナログ盤で言うところの B 面 1 曲目 ・・・・・・・ そう、 "Footprints" なのですよ.
 変拍子 (6/8 拍子) のメロディが素敵な曲.
 このアルバムの翌年吹き込まれた、 Miles グループのヨーロッパ公演でも、幾度となく演奏されている曲です.




4232-2

 ボクのほんとに乏しい知識では、この年の 10 月に録音された "Miles Smiles / Miles Davis" にもこの曲が収録されていますが、きっとこの Blue Note のアルバムが最初の録音のはず.
 当然、 1965 年録音の "At Plugged Nickel, Chicago" にも収録はされていません.


 1967 年のヨーロッパ公演では、必ず演奏されていたようです ・・・・・ それも、あの "Agitation" の次に.
 まぁこの辺りの演奏曲目は、 Bootleg の曲目見てもらうとわかるように、公演中ずっと決まっていたのかもしれません.
 肝心の演奏は ・・・・・・ Miles グループの演奏は、かなり感じが違っています.
 当時のスタンダード曲のアレンジように、かなりアップなテンポではなく、どちらかというとオリジナルに近い、ちょっとゆったり目のテンポでテーマに入るのですが、演奏自体はまったく印象が違います.
 一つの原因として、 Tony Williams の存在があるようにボクは思えてしまいます.
 興味のある方は、是非聴き比べをどうぞ.
 "Miles Smiles" も同様に、緊張感ありありです.


 ボクは、 Wayne Shorter の演奏のように、ゆったり感の中でモーダルに演奏しているほうが好きです ・・・・ Miles の演奏も悪くは無いのですが、緊張感漂い過ぎちゃって、ずっと聴いていると疲れちゃうんですよね.
 この辺の好みは、 "Oriental Folk Song" (BLP 4173 Night Dreamer) と同じような感覚です.
 Wayne Shorter のこういった曲に、結構弱いんです.





 テントの話から、Wayne Shorter 経由で Miles Davis まで行ってしまいました (笑) .


 そう言えば ・・・・・ FootPrint には 「衛星の予想落下地点」 という意味もあるようですね.

 ドイツの人工衛星、昨日インド洋に落下したんでしたっけ.
 被害とかなくってよかったですね ・・・・・ 万が一家にでも落ちて家が壊れたら、ドイツで補償してくれるのかなぁ〜なんて考えてました.

Bootleg Miles !

 昨日はブログ書きながら PC でサッカー観戦していたので、いつもにも増して中途半端なアルバムの聴き方になってしまったような気がします ・・・・・・ 汗.


 で、昨日の "Hush !" に引っかけて、 "Hash-a-bye" の素敵な演奏のことを書こうかと思っていたのですが、珍しくリクエストをいただいたので、違うことを書いてみましょう.







Davis051






  "Miles Davis Quintet - live In Europe 1967
         - the Bootleg Series Vol.1"




  -CD 1-
  1. Agitation
  2. Footprints  
  3. 'Round Midnight 
  4. No Blues
  5. Riot 
  6. On Green Dolphin Street 
  7. Masqualero   
  8. Gingerbread Boy 
  9. The Theme

  Live at Konigin Eliza bethzaal, Antwerp, Belgium, October 28, 1967.



  -CD 2-
  1. Agitation 
  2. Footprints 
  3. 'Round Midnight 
  4. No Blues
  5. Masqualero  
  6. Agitation 
  7. Footprints

  #1-5
  Live at Tivolis Koncertsal, Copenhagen, Denmark, November 2, 1967.
  #6-7
  Live at Paris Jazz Festival, Salle Pleyel, Paris, France, November 6, 1967.



 -CD 3-
  1. 'Round Midnight 
  2. No Blues  
  3. Masqualero
  4. I Fall In Love Too Easily 
  5. Riot  
  6. Walkin'
  7. On Green Dolphin Street 
  8. The Theme

  Live at Paris Jazz Festival, Salle Pleyel, Paris, France, November 6, 1967.



 -DVD-
  1. Agitation 
  2. Footprints 
  3. I Fall In Love Too Easily
  4. Gingerbread Boy  
  5. The Theme 
  6. Agitation  
  7. Footprints
  8. Round Midnight 
  9. Gingerbread Boy  
  10. The Theme

  #1-5
  Live at Stadthalle, Karlsruhe, Germany, November 7, 1967.
  #6-10
  Live at Konserthuset, Stockholm, Sweden, October 31, 1967.




  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), Herbie Hancock (p),
  Ron Carter (b), Tony Williams (ds)





 まずは残念なことから書きましょうか ・・・・・・ ネガティブですね、まったく.
 この 4 枚組のアルバムの 4 枚目は、その当時のライブ映像が入っていますが、実はこの映像 "Complete Columbia Album Collection" についてくる DVD 映像と全く同じものです.
 正確には、 "Complete Columbia Album Collection" の DVD に入っている "Walkin'" の映像は、今回のアルバムには入っていません.
 英文ライナーノーツを眺めていたら、最後のページにそのことが書かれていました.


 音も、 Bootleg (海賊盤ですね) のためあまりよくありません.
 音が悪いというか、バランスが悪いとでも言ったほうが正しいかな.
 ノイズがひどくて聴き憎いというような録音ではないので、最初から Bootleg ということを理解しての購入でしたら、まぁ問題なく聴いて楽しめるでしょう.
 ピアノなんかも、結構きれいに録れていますし.
 3 枚目なんかはかなり Miles が前のほうで聴こえます ・・・・ やっぱり演奏位置の違いで音にむらがあるのかな.


 演奏曲目とデータは上に書いておきましたので、 "Miles 通" の方でしたら、どの演奏が初登場なのかわかるのではないでしょうか ・・・・・ たしか、初登場の演奏も何曲か入っていたと思います.
 ただしこの初登場に関しては、確かな情報ではありません ・・・・ どこかのアルバム紹介に、そんなようなことが書かれていたという曖昧な記憶だけです.
 おまけにこの Bootleg は、結構有名ですでに色々なところでも聴くことができたようですし ・・・・・・ ボクはすべての演奏が初めてなので、それなりに新鮮に聴くことができました. 
 ただし、英文ライナーノーツの最後のページに "All three CD's are previously unreleased" とありますね.
 きっと CD で出るのは初めてということなのでしょうか ・・・・・ この辺りは情報量の少ないボクにはわかりかねます.


 聴き進むうちに、音の悪さが気にならなくなっていきます ・・・・・ 演奏に引き込まれるといったほうがいいでしょうか.
 かなりフリーキーな演奏になりつつあります ・・・・ Herbie のピアノなんか結構斬新にも聴こえます.
 この年、 "Miles Smiles" 、 "Sorcerer" 、 "Nefertiti" 、 "Water Babies" が録音されていますし、ヨーロッパから帰国後 "Circle In The Round (アルバム同名タイトル) " 、 "Water On The Pond (アルバム "Derections" ) " が吹きこまれています.
 すでにエレクトリックへの道を歩み始めていた頃の演奏になる訳です.




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 "At Plugged Nickel, Chicago" が重要視されている点として、黄金クインテットがスタンダードをレパートリーにした残した最後のライブ・レコーディングということがあります.
 そこでこの Bootleg が陽の目を浴びると、 "At Plugged Nickel, Chicago" 以降のスタンダードをレパートリーにしたライブ・レコーディングになる訳ですから、歴史的な価値はあるんじゃないでしょうか.
 本当の意味でエレクトリック化直前の Miles の演奏なのですから.
 お馴染みのレパートリーが並んでしますが、気がつけばグイグイ引き込まれていきます.
 ソロの良し悪しというよりも、グループ全体の緊張感の漂う演奏の良さが、うまくライブとして現れているんじゃないでしょうか.



 今夜久しぶりに 3 枚聴いてみましたが ・・・・・・ いいです、これっ.
 前から "At Plugged Nickel, Chicago" が大好きなので、そういう意味では同じ系統の演奏ということもありますが、 "At Plugged Nickel, Chicago" よりはさらにアグレッシブな感じがして、気がつくと演奏に夢中になってしまいます.



 ボクが購入した時約 4700 円程度なので、十分に満足のいく "お買いもの" でしょうか.
 おまけに、アルバム (CD) の作り方もしっかりしていますし、中のライナーノーツも充実しています.
 そうなると、 Vol.2 もちょっと期待してしまおうかな.



 NetHero さん、カリフォルニアだったらもっと安く買えるんじゃないでしょうか ・・・・・・ これは買っても損しないと思いますが.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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