Candy

All the Way

 3 年くらい前に、このアルバムのタイトルで記事を書きましたが、内容はまったくと言っていいほどアルバム内容に触れていなかったので、もう一度データを中心に書いてみます.

 だから今日のタイトルも "Candy ll" ・・・・・・・ 決して、別テイクの新しいアルバムが出たということではありませんので.

 ・・・・・・・ にしようと思ったのですが、あまりにセンスが良くないので変えました.




1590






  " Candy / Lee Morgan " (BLP-1590)





  1. Candy
       (M.David-A.Kramer-J.Whitney) ・・・・・ 7:03
  2. Since I Fell For You
       (B.Johnson) ・・・・・ 5:35
  3. C.T.A.
       (J.Heath) ・・・・・ 5:04
  4. All The Way
       (S.Cahn-Van Heusen) ・・・・・ 7:24
  5. Who Do You Love, I Hope
       (I.Berlin) ・・・・・ 4:58
  6. Personality
       (J.Burke-Van Heusen) ・・・・・ 6:12
  7. All At Once You Love Her
       (O.Hammerstein-R.Rodgers) ・・・・・ 5:26


  # 7 : Bonus track, not part of original album





  Lee Morgan (tp), Sonny Clark (p), Doug Watkins (b),
  Art Taylor (ds)
  # 2, 6, 7 :
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, November 18, 1957.
  # 1, 3 - 5 :
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, February 2, 1958.





 Blue Note での、 リー・モーガン 6 枚目のリーダー・アルバムです.
 このアルバムは、ピアノ・トリオをバックにワン・ホーンで吹きこまれています.
 リー・モーガン の Blue Note 時代を代表するアルバムと言ってもいいくらい、非常に評価の高いアルバム.




1590-2

 初めてのリーダー・アルバム "Lee Morgan Indeed !" (BLP-1538) が吹き込まれたのが、 1956 年 11 月 ・・・・・ わずか 18 歳でした.
 そしてこのアルバムは、その初レコーディングから 1 年ちょっと後に吹き込まれています.
 約 1 年の間に、リーダー・アルバムが 6 枚で、結果的にそのすべての演奏が素晴らしいものばかりなのですから、「神童」と呼ばれるのも納得なのです.



 このアルバムで一番好きな演奏は、 4 曲目の "All The Way" .
 まず、曲がとても素敵な曲なのです.

 この曲は 1957 年に公開された映画 "The Joker Is Wild" (邦題: 抱擁 ) の主題歌.
 この映画に主演した フランク・シナトラ が歌って、大ヒットした曲です.

 1957 年 (第 29 回) アカデミー賞で、 最優秀歌曲賞 を獲った曲でもあります.




joker-is-wild-1

 こういう曲の リー・モーガン は、とても 10 代とは思えないような演奏をします.

 アルバム・タイトル曲 "Candy" は、 1944 年に作られた今で言うところのポピュラー・ソング.
 最初の吹き込みは Johnny Mercer と Jo Stafford のデュエットで、この曲も当時は大ヒットしたようです.
 You Tube で、このオリジナルを聴くことができました ・・・・・ さすがに映像はありませんでしたが.

 リー・モーガン は、オリジナルよりもアップ・テンポで軽快な演奏にしています.

 ソニー・クラーク のピアノもいいなぁ ・・・・・・ このアルバムの良さは、バックの演奏の良さもありますね.


 ・・・・・・・・・・・ "Since I Fell For You" もいい.







 以前書いた時に話題にしたのは、このアルバムのアナログ盤のことでした.
 その昔持っていたアナログ盤をほとんど手放してしまったのですが、数枚はまだ家に置いてあります.
 もう聴くことはできないんだけれど、アルバムをインテリアとして飾っています.



DSC_0626

 額は、昔専用に作った額.
 今飾ってあるのは写真の "Blue Train" と "Sonny Rollins vol.2" .
 本当は数カ月ごとにジャケットを変えるつもりだったのですが、ここ一年くらいはこの 2 枚のままです.



 "Candy" も御覧のように残してありますが、この額に収まったことはなし.
 たまには陽の目を見せてあげないといけないでしょうかね.



candy002

 このアルバム購入した頃は、このシリーズみんな購入なんてとてもできなかったなぁ.
 今だったら、多少無理してでもみんな揃えてしまっただろうに ・・・・・・ .

 それにしても Blue Note ・・・・・・・ 聴いてもいいし、見てもいい.
 こういうところが人気の理由なんだろうな.

 一枚買うと、次から次へと集めたくなってしまいます.
 数年前までほんの数十枚だった Blue Note の CD も、気がつけば 300 枚ちかく ・・・・・・ いくらかかったかなんて、とても奥様に言えません.

Let's Clap Your Hands

 今夜は珍しく TV なんか観てしまいました ・・・・・ 家にいる時はほとんど TV 観ないので.
 奥様が外出だったので、一人で夕食にしようと WOWOW を点けたら、 "海猿 : THE LAST MESSAGE" がちょうど始まるところで ・・・・・・・ 結局最後まで観てしまいました.

 大ヒットした映画だけのことはあり、まぁそれなりに楽しめましたね.
 ちょっと、臭すぎるだろう・・・ と思うところは結構ありましたが.



 まぁ、拍手と言ったところでしょうか.
 このアルバムは、思わず スタンディング・オベーション してしまうくらい、素敵で、小粋で、大好きなアルバムです.






mantra01






   "The Manhattan Transfer"





  1. Tuxedo Junction
  2. Sweet Talking Guy
  3. Operator
  4. Candy
  5. Gloria
  6. Clap Your Hands
  7. That Cat Is High
  8. You Can Depend on Me
  9. Blue Champagne
  10. Java Jive
  11. Occapella
  12. Heart's Desire





  The Manhattan Transfer:
  Janis Siegel, Tim Hauser, Laurel Masse, Alan Paul





 The Manhattan Transfer (略して マントラ) については、 "An Acapella Christmas" や "Extensions" など以前にも取り上げていますが、やっぱりこのアルバムでしょう.
  このアルバムのメンバーのうち、 Laurel Masse が Cheryl Bentyne に 1979 年入れ替わって今に至っています.
 だからボクが見た公演も、当然 Cheryl Bentyne が加わっていました.

 アナログ盤のジャケット裏にメンバーの写真が出ていたのですが、何となく Laurel Masse だけが浮き出ていたような感じを、当時から持っていました ・・・・・ でもこのアナログ・アルバム買ったのは、すでにメンバー交代されていた時期だったのですがね.




Mantra001-2

 彼らの名前が一躍有名になったのは、 1979 年に発売された "Extensions" .
 でも、ボク個人としてはこちらのデビュー・アルバムのほうが好きですね ・・・・・・ いつ聴いても、ホッとできる感じがいいです.


 以前も書いたと思うのですが、このジャケットがとにかく大好き.
 このグループの音楽性が表現されているようで、大好きです.
 おまけに 1 曲目が "Tuxedo Junction" なのですから ・・・・・・・・ このあたりの粋なところが素敵です.
 "ウパッ、ウ・パッ ・・・・・・・・・ "
 この曲、 1940 年 Erskine Hawkins と Bill Johnson によって作られた曲で、有名な演奏は Glenn Miller オーケストラによるものだそうです.
 ちょっと古臭いスウィングなのですが、その古臭さが結構新鮮に聴こえます.


 このアルバム全体に言えるんですが、バックのホーン・アンサンブルがスウィング独特のアレンジで、この古臭さがとってもいいんですよね、このグループの魅力の一つ.
 かと思うと、 "Clap Your Hands" のような R & B のような曲も歌ったり.
 "Occapella" のような 8 ビートも、ソツなくこなしてしまいます.

 "Operator" も "Java Jive" も "Candy" も "Gloria" も ・・・・・・・・・・・・
 やっぱりこのアルバムは素敵です.



 Let's Clap Your Hands .
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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