Cecil_Beaton

ゴジラ−1.0/C

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今年も誕生日プレゼントを娘たちから頂きました.
 昨年はカメラバッグですが、今年は写真集.

 いつものように銘柄指定です (笑)



IMG_1197


 " Lisa Fonssagrives-Three Decades of Classic Fashion Photography "

 リサ・フォンサグリーヴス は 1930 年代から活躍したトップ・モデル.
 二度目となる夫は、あの アーヴィング・ペン .
 この写真集は彼女の写真集で、アーヴィング・ペンはもちろん ホルスト や リチャード・アヴェドン といったトップ・カメラマンたちによる作品が入っています.

と結婚して以来、30年にわたりファッション写真家の間で最も人気のあるモデルだったリサ・フォンサグリーヴス。



IMG_1211


 " Portraits and Profiles : Cecil Beaton "

 セシル・ビートン は英国生まれの写真家.
 戦時中は報道写真家として活動し、ロンドン空襲で被災したの女の子のポートレートが LIFE 誌の表紙となり、一躍有名になったようです.
 セレブたちの写真はもちろんですが、英国王室の御用達の写真家でもあります.
 1972 年にはナイトの称号も得ています.



IMG_1204

 " Lisa Fonssagrives-Three Decades of Classic Fashion Photography " はハードカバーで、 " Portraits and Profiles : Cecil Beaton " の倍ほどの価格.
 " Portraits and Profiles : Cecil Beaton " はソフトカバーで、50%オフでしたので、さほど期待してなかったのですが、手にしてみたら内容的にも充実しており、いい意味でビックリでした.

 Lisa Fonssagrives はヌード写真も入っていて、ちょっとびっくり.
 当時のスーパーモデルも脱ぐんだ ・・・・・・・・

 先日お亡くなりになった 篠山紀信 氏の "Santa Fe" みたいです.


 ちなみに 篠山紀信 氏のチーフ・アシスタントだったのが、ボクの師匠でもある 土屋勝義 先生.
 ということは、篠山イズムがほんの少しはボクにも流れてるのかなぁ ・・・・ と勘違いしてみたり.


 故人のご冥福を謹んでお悔やみ申し上げます.



IMG_1208

 
 何もしてあげれないダメオヤジですが、毎年プレゼントありがとうございます.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて前回に続いて映画の話題.
 12 日公開になったばかりの映画 "ゴジラー1.0/C" 、初日のレイトショー行ってきました.



godzillac_poster


 スクリーンは一番大きものではありませんでしたが、 30 人くらいいたかな.


 感想としては、この映画をモノクロというのはとてもいいと思います.

 でも、今回のはカラー版をモノクロにしただけという感じなんです.
 最初からモノクロで撮ったのとは違うんだな、ここの意味がとても大きい.
 これって写真でも同じなんだけれど、最初からモノクロで撮るのと、 RAW 現像などでカラーをモノクロにするのは、ちょっと違うんだなぁ.


 何のためのモノクロなのか、ボクにはちょっと伝わってこなかった.



scene12h

 第一印象としてまずはエッジがシャープすぎる.
 上のポスター観てもわかりますが、シャープな表現過ぎる.
 とてもキリッとした表現できますが、これを写真のポートレートなどでやると、肌がガサついてしまう ・・・・・ 過去に苦い経験あります.

 だからせっかくの 浜辺美波 のキレイな顔が、どうもガサついていたり、妙にテカっていたりして良くない.
 Zeiss Planar のように、開放で何とも言えないボケがあるような表現で全然よかったと思います.

 ヒロインの顔がきれいに映らないのはちょっと減点.
 ここだけでもレタッチ加えて柔らかくして欲しかった.



7d4f1e73ch

 レンズがいいのでダイナミックレンジが広すぎる.
 昔の映画は当然レンズ性能も今に比べるべくもないので、ダイナミックレンジももっと狭かったはず.
 それでも映像的にもすごい名作はたくさん生まれています.

 コントラストも強すぎるかな.
 黒を締めすぎている感があって、もっと柔らかく階調を抑えてもいいんじゃないかな.

 そちらの方がオリジナルに近い感じで、絶対よかったんじゃないのかなぁ.



0f520b4h

 今回ここにアップしたモノクロ写真は、ネットで拾ったカラー画像をモノクロにし、映画の雰囲気に近づけるため HDR 加工もしています.
 上の 銀座 の二人の場面が、一番映画の雰囲気に近いかも知れません.


 そういえば周辺光量を落とした感じの場面もありました.
 そこまで意識するんだったら、全体の雰囲気を

 改めて確認しましたが、わだつみ作戦 発動時にやっぱりマーチはかかっていませんでした.
 ゴジラ映画は、テーマ曲とともにこのマーチなんだよねぇ.
 これはものすごく残念.



2023h


 すべてボクの感想であって、実際はきちんとモノクロ用にレタッチさせて、あえてああいう表現にしたのかもしれません.
 でもそうだとしたら、エンディングのタイトルも "ゴジラ−1.0/C" となるはずなんですが "ゴジラ−1.0" のままでしたね (笑)


 映画としては面白かったので二度観になりましたが、最初からモノクロだけでチャレンジするという選択肢もあったように思います.


 上映が終わって映画館を出ていくグループは 「やっぱりモノクロのほうが断然怖いな ・・・・」 なんて話してました.







  ・ ・ ・ ・ ・ ・

American Goddess

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今年も残すところ一カ月になりました.

 暖冬のため 11 月 25 日にオープンできなかった 湯の丸スキー場 も 2 日から今シーズンの営業を開始します.
 今年もゲレンデをウロウロしながら撮影する予定.
 毎年、シーズンが終わるともっとこういう場面撮ればよかったと思うことが多いので、今シーズンはとにかくいろいろ撮りたい ・・・・・


 と、毎シーズン思っているはずなんだけどね.



IMG_2566

 ここ数年 インスタ 、 Facebook 、 スキー場の写真ブログ に、毎日一枚、冬のスキー場の風景をアップしてましたが、今シーズンは写真ブログだけにしようと思ってます.

 インスタ と Facebook への投稿は、 インスタ から同時投稿できますが、そちらは冬の写真に拘らずいろいろな違う写真を適当にアップしていこうと思ってます.
 理由はいろいろありますが、なにか決め手となるような理由はないので、なんとなくですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ボクが本格的に写真やカメラの世界に足を踏み入れたのは、 EOS学園 を受講してから ・・・・・  正確には CP+ 2016 で 土屋勝義 先生のセミナーを聞いたことがきっかけで、 EOS学園 を受講したわけ.

 ここで一緒に切磋琢磨 (・・・というほど大げさではありませんが) してきたのが アムロ君 をはじめとした受講生たち.
 特に、当時 基礎組 だったみんなとは結構行動を共にさせていただいたので、今でもかなり細い糸になってしまいましたが繋がりを持たせていただいてます.

 そんなお友達たちが来年写真展を開催するようです.
 開催期間は 4 日間と短いですが、都内にお住まいで写真興味ある方は是非覗いてみてください.
 ボクも顔出したいのですが、2月下旬には CP+2024 があり、すでにそこの予定を組んでいるので、ちょっと厳しいかな.



396991_n
 ● Six Finders展 at アートギャラリー道玄坂 ●

 しかし、年月とともに皆さん著しく成長が速くて、もうボクは彼らの背中すら見えなくなりました.
 写真展も何度も開催してますし、それぞれ贔屓にしているのモデルさんもいたりして.
 撮影の回数なんかもボクとは比べ物にならない.


 ボクのような地方在住者が彼らと同じようなことをしようとすると、金銭的にも肉体的にもかなり無理しないとできません.
 EOS学園 だけでも、 東京 へ出ていくのはいろいろ大変です.
 このあたりのハンデはかなり大きい.

 特に来年で完璧にリタイヤをしようと思っているので、今までのような 沼 の中の生活を維持していくのはちょっと無理かな.



0R9A2271
 ● 2017. 8. 6. after EOS学園 ●

 まぁ写真やカメラの楽しみ方はいろいろあります.
 
 彼らのように写真展を目的にしたの作品作りや、
 贔屓のモデルと懇意になって、その彼女を追いかけての撮影や、
 shige 君 のように、カメラのメカ部分に萌えたり、
 拘った機材集めしたり ・・・・・・ 楽しみ方の千差万別.


 ボクはプロを目指してるわけではないので、楽しむことが一番.
 写真集観るのも大好きだったりします.

 撮影も、撮影する行為を楽しむ感じで、そこからマニュアルフォーカスのオールドレンズの沼に足を踏み入れてしまった感じかな.



00253
 ● 2023. 1. 15. Yotchan ●

 来年はもうちょっと違うことにもチャレンジしていきます.

 まぁ若くはないので、無理しないで楽しみたいですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、今日も写真にちなんだお話し ・・・・ またまた写真集です.
 今日紹介するのは、 1950 年代の アメリカ を代表するファッション・モデル、 ジーン・パチェット の写真集です.



IMG_1665
 ● "American Goddess" Photograph by Erwin Blumenfeld ●

 "American Goddess"

 今の時代、一般的に写真集というとグラドルやアイドルたちを思い浮かべるんだろうか.
 写真かじっている人だと、「カメラマンの」というイメージのほうが強いかも知れません.
 他にも飛行機だったり、鉄道だったり、スポーツや、風景 ・・・・・ ほんとにいろんな写真集があります.

 今の時代写真集って売れないんだろうな ・・・・・・ 写真集でさえ電子書籍とかだから.
 でも絶対大きな写真集で観るほうがいい、とボクは信じてます.


 さて、今日の写真集は 1950 年代のトップモデル ジーン・パチェット の写真集です.

 大きさは 31 x 25cm 、ハードカバー.
 ページ数は 192 p .
 価格は 60 U.S.$ ですが、激安版を購入できました.
 写真集の表紙は、 "VOGUE" 1950 年 1 月号の表紙に使われた写真.



IMG_1666
 ● Photograph by Irving Penn ●

 こちらの写真は、かの有名な アーヴィング・ペン が撮影した、 "VOGUE" 1950 年 4 月号の表紙.
 上の写真とともに、この 2 枚の写真は彼女を代表する写真です.

 1950 年って、ボクも生まれてません.
 日本 は第二次世界大戦の敗戦からまだ 5 年、そんな時代にこんなハイセンスな写真撮っているって、改めてすごさを感じますね.



IMG_1667
 ● Photograph by Richard Avedon ●

 大好きな リチャード・アヴェドン の写真も、多くはありませんが入っています.
 この写真集の中には "Harper's BAZAAR" の写真も少しありますが、 "VOGUE" のほうが全然多い.
 リチャード・アヴェドン はこの当時 "Harper's BAZAAR" の仕事のほうが多かったのかなぁ ・・・・ 掲載されている上の写真も "Harper's BAZAAR" のものです.


 その当時のファッション・シーンについて、想像・妄想しながらページをめくるのもよろしいかと.



IMG_1669
 ● Photograph by Horst P. Horst ●

 ホルスト・P・ホルスト の写真.
 彼の写真集も探してますが、内容と価格がボクにピッタリくるものがなくてねぇ.

 この写真家もスタジオを完璧に創り上げるタイプだったようなので、もう少し写真観てみたい.



Jean Patchett 002
 ● Jean Patchett from "Funny Face" ●

Dovima 01
 ● Dovima from "Funny Face" ●

 "Avedon 100" でも少し書きましたが、 オードリー・ヘップバーン 主演の "パリの恋人 (Funny Face)" にも、 ジーン・パチェット が出ています.

 それが上の写真の顔アップ.
 写真だけの出演ですが、こういうところで使われていること自体、当時の人気の高さがわかります.

 ちなみにこの映画にはスーパーモデル Dovima も、モデル役で出演していますが、こちらは リチャード・アヴェドン との繋がりが強いので納得の出演という感じです.



IMG_1670
 ● Photograph by Cecil Beaton ●

 セシル・ビートン は英国王室御用達の写真家で、サー の称号も受けています.
 名前だけ見ると女性のような名前ですが、超イケメンの男性カメラマン.
 絶対モテたんだろうな.

 彼の代表的な写真と言えば、ファッションや王室の写真ではなく、第二次世界大戦のドイツによる空襲で負傷した幼女が、ベッドの上でテディベアを握っている写真でしょう.



IMG_1672
 ● Photograph by Frances McLaughlin-Gill ●

IMG_1673
 ● Photograph by John Rawlings ●

 他にも ノーマン・パーキンソン や クリフォード・コフィン など多くの写真家の作品が収められています.

 アーヴィン・ペン が彼女のことを評した "a young American goddess in Paris couture" (パリ・オートクチュールにおけるアメリカの女神) から写真集のタイトルがつけられているんでしょう.

 こういう写真集もいいなぁ ・・・・・

 50 セントの VOGUE には女の子たちの夢がたくさん詰まっていたはずです.










  ・ ・ ・ ・ ・ ・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
  • だんだん秋の気配
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ