Charles_Mingus

Pithecanthropus Erectus

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ブログの Twitter への同時配信ができなくなってしまい、微妙に不便さを感じてます.
 リアルタイムでの投稿時にはボタンが出てきて配信はできるのですが、時間予約してあるものができないんですよね.

 まぁ無料だからこのくらいはガマンなのかな (笑)



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 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 8.0 1/320秒 ISO-100 50mm ●

2023.6.4 002
 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 2.8 1/3200秒 ISO-100 50mm ●

 暇な時はカメラやレンズをイジイジ、家の庭で Planar 撮影.
 上の 蓼科山 、こういうのが プラナー らしいと言うのかな.
 WB などの設定変更はしておらず、ピクチャースタイルは 「風景」 .
 若干アンダー気味にしただけですが、雲と空の感じがとてもいいな.

 空気は ・・・・・・・ 写っていないかな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて超・超久しぶりにジャズ・アルバムのこと書いてみよう.
 まぁ少し前からできるだけ聴くようにしてたんだけど、ブログまではなんか書く気がなくて、ようやく.





Mingus00401






  " Pithecanthropus Erectus / Charles Mingus "




  1. Pithecanthropus Erectus
         (Charles Mingus) ・・・・ 10:41

  2. Foggy Day
         (George Gershwin) ・・・・ 7:53

  3. Profile of Jackie
         (Charles Mingus) ・・・・ 3:07

  4. Love Chant
         (Charles Mingus) ・・・・ 14:56





  Jackie McLean (as), J. R. Monterose (ts),
  Mal Waldron (p), Charles Mingus (b),
  Willie Jones (ds)

  Recorded at Audio-Video Studios, NYC, January 30, 1956.





 チャールズ・ミンガス が Atlantic レーベルで最初に吹き込んだアルバム.
 歴史的名盤と呼ばれていたりするくらい、彼を代表するアルバムで、俗に呼ばれる名盤の中には必ずと言っていいほどこのアルバムは入っています.

 その割には、今まで取り上げていなかったんですが (笑)




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 ミンガスのファンの皆さんには申し訳ありませんが、ボクは チャールズ・ミンガス がかなり苦手.
 アナログ盤聴いていたころは、それでも 6・7 枚彼のリーダーアルバムを持っていましたが、 CD になってからは "The Clown" とこのアルバムしか持っていません


 一つ目の理由として、ものすごく政治的なメッセージを含んだ演奏が多く、イメージ的に難解といった感じが強く、聴かず嫌いになってます.
 まぁこれは、彼が活動してきた時代が 黒人差別 や 公民権運動 といったことが切り離せない時代だったから、ミュージシャンとしてもとても大きい影響を受けざるを得なかったのでしょう.


 このアルバムには入っていませんが、彼が書いた "Fables of Faubus" ( フォーバス知事の寓話 ) は彼の政治的メッセージが入った代表的な曲.
 1957 年に リトルロック高校 への州兵を派遣した アーカンソー州 知事 オーヴァル・フォーバス に対する直接の抗議として書かれました.
 この事件に関する映像がたくさん残っているので、当時の黒人差別の酷さがよくわかります.
 この知事の無茶苦茶なこともよく分かりますが、当時は似たような考えの白人達が多かったというのも今では衝撃的.


 ちなみにこの "Fables of Faubus" は "Mingus Ah Um" (Columbia) に入っていますが、 Columbia レーベルがセリフ入りの録音に対して難色を示したため、インストルメンタルのみの演奏です.
 その後 "Charles Mingus Presents Charles Mingus" (Candid) にセリフ入りの演奏が収録されましたが、同じ曲名が使えなかったため "Original Fables of Faubus" というタイトルになっています.



mingus 003
 ● Charles Mingus ●

 今日のアルバム・タイトル曲 "Pithecanthropus Erectus" (「直立猿人」) は、「進化」、「優越感」、「衰退」、「滅亡」という 4 つのパートで構成されています.
 曲を聴けばよくわかりますが、かなりフリーキーな演奏で当時としてはかなり革新的というか前衛的な演奏だったんじゃないのでしょうか.
 このフリーキーな部分がボクは今でもちょっと苦手で、 ミンガス を好きになれなかったもう一つの理由.


 録音時、メンバーには楽譜がなく、ミンガスが口で歌って伝えたというエピソードもあります.
 暗めのテーマ部から一気に、不規則なホーンの咆哮.
 この演奏を聴いてると、 " 2001 年宇宙の旅" のお猿さんの部分をいつも思い出してしまいます.


 ただこの演奏のすごいところは、カルテットというスモール・グループで、これだけのアンサンブルを生み出して広がりのある演奏をしているところだろう.
 昔、このアルバムを聴き始めた頃、ジャケット手にして 5 人しかいなかったのを知ってびっくりした記憶が蘇りました.



McLean 0010
 ● Jackie McLean ●

 このアルバムを改めて聴いてみると、あの当時にこれだけ革新的な演奏をしていることに驚きを隠せません.
 歴史的名盤と言われるのも納得.

 ただ、名盤が万人受けするとは限りません.
 こういうところもジャズのイメージを難しくしているひとつかなぁ.
 ジャズを聴き始めた人が、名盤と呼ばれるこのアルバムを聴いたら、間違いなく難解と思う人も何人かはいるはずです.


 ジャッキー・マクリーン のちょっとピーキーなアルトが、こういう演奏にピッタリ.
 今一つ ジャッキー・マクリーン を好きになれないのは、このアルバムのせいかも (笑)



Monterose 0022
 ● J. R. Monterose ●

 "A Foggy Day" は霧の ロンドン をイメージし、 ジョージ・ガーシュウィン が書いたラブソングで、多くのミュージシャンが演奏してます.
 ここでもいきなりホーンやホイッスルなどの不協和音を使って都会の喧騒のようなイントロからテーマ部に入りますが、背後では調和の取れない音がいろいろ飛び込んできます.
 ここまででも十分フリーキーな雰囲気を満喫できます、でもメインの演奏部分は普通にジャズしてます (笑)

 とても ロンドン とは思えない ・・・・ どうも "A Foggy Day In San Francisco" の別名がつけられているようです.


 "Profile of Jackie" のとても短い演奏ですが、ステキなバラード.
 今までの喧噪はどこへ、って感じですが、静寂の中にも何かピリピリした危険な香りが漂っているような気がします.


Mal Waldron 012
 ● Mal Waldron ●

 最後は "Love Chant" というちょっとフリー的な要素が詰まってます.
 各ソロなんかはハードバップという感じでもあるんですが、全体的にはホーンアンサンブルを強調した実験的な演奏とでも言えばいいのかな.


 久しぶりに聴いてみましたが、昔ほどの嫌悪感はなく、まぁ普通に聴けますね.
 枯れてきた証拠だろう (笑)


 さすがにジャズ聴き始めたばかりの人にはお勧めできませんが、やっぱり名盤と呼ばれるだけのことはあるなぁと実感.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Haitian Fight Song + DMAT

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  "The Clown / Charles Mingus"





  1. Haitian Fight Song
  2. Blue Cee
  3. Reincarnation of a Lovebird
  4. The Clown
  5.* Passions Of A Woman Loved
  6.* Tonight At Noon





  Jimmy Knepper (tb), Curtis Porter (ts.as), Shafi Hadi (as),
  Wade Legge (p),  Charles Mingus (b), Dannie Richmond (ds),
  Dannie Richmond (Tambourine)







Mingus002-2

 数少ない Mingus のアルバムの一枚です.
 ちなみにボクのアルバムは輸入盤の "The Clown - Deluxe Edition" というアルバムなので、 Bonus Track 2 曲入っていました.
 曲名の意味もよくわかりません.
 単なる語呂合わせでアップしました ・・・・・・ "Haitian Fight Song"




 今日は日曜日のお休みでしたが、少しばかりお勉強.
 以前にも書いた DMAT (Disaster Medical Asistance Team) の研修を見学してきました.




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 今回の研修は、海外派遣になる 日本 DMAT ではなく、国内の災害に対して病院単位で出動する県の DMAT 研修でした.
 我が県では今回が 2 回目のようで、一般公開 (関係機関のみ) されての開催は初めてだそうです.




DMAT004

 「災害理論」 から 「DMAT活動要領」 、 「トリアージ」 、 「机上シミュレーション」 そして 「現場救護所活動」 といった、基本的なことから実践に近い内容まで実技を交えての一日講習でした.


 昼食時間には、実際に先日のハイチで活動してきた隊員の報告もあったりして、非常に興味深い話を聞くことができました.
 Mingus が曲に込めた思いはわかりませんが、 ハイチ大地震 で真っ先に思い浮かんだのがこの曲でもありました.
 もし内容的にそぐわなく不謹慎だったら、ごめんなさい ・・・・・
 でも、ハイチのみなさんがんばって!という意味を込めて.




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 こういった DMAT Team には、医師や看護師といった医療職のほかに ロジスティックス (業務調整員) が必ず一員として加わります.
 どちらかというと、事務屋さん的な役割なのですが、実はこの役割が災害現場で活動するには必要不可欠です.
 こういった役割の部分がしっかりしていないと、自己完結型の活動は到底出来なくなってしまいます.
 とかく、現場での医師や看護師の活動だけがクローズアップされてしまいますが、こういった縁の下の力持ちがしっかりしているからこそ、活動ができるんです.
 こういった普段現場に出ない人たちも、医師や看護師たちと一緒になって頑張っている姿は、とても素敵です.



 さて、いよいよ来週は自分の講習会で、またまた東京です.
 今回は少しばかり不安な部分があるのですが、受講生にしっかり満足していただかないといけないので、最後の調整などで今週は終わってしまいそう.
 でも今週は水曜日までは超大忙し ・・・・・・ 汗.
 おまけに、来月の講習会のインストラクターの集まりもいま一つで ・・・・
 頭の痛いことばかりです.

 三月は人事異動の発表もあり、間違いなく部署が変わる予定のボクとしては引き継ぎ書も作らなければならないし ・・・・・・

 出るのは、溜息と、財布の中のお金くらいです.


 "Black Beauty At Fillmore West / Miles Davis" が流れています.
 初めて聴きましたが ・・・・・・・ うぅーーん、スゴイなー.
 ますます、頭が痛くなりそうです.


 追記:
 今日は Inter-FM の "Jazz Conversation" 放送の日でした.
 ボクのところは全く聴くことができません ・・・ が、東京に行った時に少しだけ聴くことができます.
 今日はリクエスト特集ということですので、聴くことできないけれどとりあえず 2 曲ほどリクエストしておきました.
 結果は小川氏のブログでもアップされますので.

 今、何気なく番組ホームページ見たら、今日の Play List がありそこにボクのリクエストした曲があるではありませんか ・・・・・ どんな内容書いたか、少ししか覚えていません.
 もっと気の利いたこと書けばよかったと ・・・・・・ またまた、自己嫌悪.


 でも、ちょっとうれしいです!!
 この番組を聴いていた中の一人でも、このリクエストで "本田竹廣" に少し興味持っていただけたら、それで満足.
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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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