Chick_Corea

Chick Corea passed away

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 コンスタントにスキー場に上って撮影してます.
 今月はグラトリの大会が予定されていましたが、新型コロナの影響で中止.
 おかげでアルペンばかり撮影してます.

 11 日も撮影に行ってきましたが、天気はいま一つ.



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 ● EF 16-35mm F4L IS USM : F4.0 1/1600秒 ISO-100 EV+0 16mm ●

 朝のうちは雪が舞ってましたが、すぐに止んで青空.
 ところが風が結構あり、体感温度は −10℃ 超え.
 雲が流れていくのが速い、速い.

 スノーパーク横の 第 5 リフト はダイレクトに風を受けるので、こういう強風の日は止まることがよくあります.

 こういうことを知っているボクらは、風の強い日はちょっとスピードの遅い 第 2 リフト や 第 4 リフト を使ったりします.



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 強風はこんな感じで、雪を巻き上げてきます.
 EOS-1D X Mark ll にしてから、ほんとにハードな使い方してます.
 撮影の合間も、こんな感じで平気で置いていたり.

 この後レンズ見たら、フードの中に巻き込んだ雪が積もってました.



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 ● EF 70-200mm F2.8L IS lll USM : F5.0 1/1250秒 ISO-100 EV+2/3 120mm ●

 逆光、 黒いウエア、 強烈な風と舞い上がる雪、 被写体は男 ・・・・
 ボクの苦手な要素だらけなのに、それなりにしっかり撮れる.
 ボーダーが空気を切り裂いてくる感じが少しは出てるかな.

 こういう悪条件でも使える安心感がこのカメラにはあるなぁ.



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 チック・コリア が癌のため 2 月 9 日に亡くなっていたことが昨日の朝公表されました.
 数年前にも来日して元気に演奏していたので、これにはビックリ.

 キース・ジャレット も脳梗塞の後遺症で演奏ができないようですし ・・・・ なにか時代が変わっていく感じがします.



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 ボクが彼を知ったころ、すでに Return To Forever で活動していたので、その当時シリアスなジャズばかり追っかけていたボクはほとんど聴いたことがなかった.

 10年位前から守備範囲がどんどん広がり、 Return To Forever なども気持ちよく聴くようになり、改めて彼のすごさを再認識.


 そんな彼のアルバムの中でも、 "Now He Sings, Now He Sobs" だけは別.
 このアルバムだけは昔から本当によく聴いた.
 今聴いてもワクワクしちゃいます.

 "Steps - What Was"
 この演奏はもう ・・・・・ 本当に鳥肌もの.
 特に後半のメロディラインの美しさときたら.

 レコードは 5 曲しか入っていなかったのに、 CD 買ったら 13 曲になってたりもして.
 これにもビックリでした (笑)



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 ● "Now He Sings, Now He Sobs" ●

 昨日は世界中で "Spain" を何人の人が聴いたんだろう ・・・・

 チック・コリア といえば "Spain" と言われるほど有名な、彼の代表曲でもあります.
 きっと世界中の多くの人が、 "Light As A Feather" 聴いたんだろうな.

 そしてボクが彼の演奏で大好きなのが "My Spanish Heart" に入っている "The Hilltop" .
 この演奏での高揚感にゾクゾクなのです.


 "The Hilltop" 、 "Spain" 、 "Steps - What Was" !!
 この三曲がボクの中でのベスト 3 .



9900 Corea005 My Spanish Heart
 ● "My Spanish Heart" ●

 Return To Forever 入れても 10 枚ほどしか彼のアルバムありません.
 きっと追悼企画でいろいろなアルバムが再版されるだろうから、今更ですがもう少しいろいろなもの聴いてみようと思います.



 Chick Corea ・・・・・・ R.I.P.



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Light as a Feather

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 昨日の夜は雪、今年になって初めての雪かな.
 細かな雪が結構な勢いで降ってました.



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 ● 2020.1.4 ●

 道路も白くなるのが早かったので、積もるのかと心配でしたが、数時間で止んでくれました.
 ただ気温もそこそこ低かったので、今朝もまだ薄っすらと残っています.



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 ● 2020.1.5 ●

 長いと思っていた 9 連休も、今日で終わり.
 明日からは仕事ですが、ダルダルの気持ちと身体で大丈夫かな.




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 今年一番最初のアルバムは、元旦のお天気のように軽く、さわやかに.
 アルバム・タイトルも、演奏もまさにそんな感じ.

 もう半世紀近く前のアルバムですが、こういう音楽は色褪せないなぁ.





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  " Light as a Feather / Return To Forever "






  1. You're Everything
        (C.Corea-N.Potter) ・・・・ 5:10
  2. Light as a Feather
        (S.Clarke-F.Purim) ・・・・ 10:54
  3. Captain Marvel
        (Chick Corea) ・・・・4:52
  4. 500 Miles High
        (C.Corea-N.Potter) ・・・・ 9:05
  5. Children's Song
        (Chick Corea) ・・・・2:48
  6. Spain
        (C.Corea-J.Rodrigo) ・・・・ 9:48






  Joe Farrell (fl.ss.ts), Chick Corea (Fender Rhodes.el-p),
  Stanley Clarke (b), Airto Moreira (ds.perc),
  Flora Purim (vo.perc)

  Recorded at I.B.C. Sound Recording Studios, London,
       October 8 and October 15, 1972.






 第 1 期 Return to Forever (RTF) のアルバムはこのアルバムとデビュー・アルバムの 2 枚.
 チック・コリア の演奏自体そんなに好んで聴いたほうではないので、 RTF のアルバムに至ってはたった 3 枚 ( 1 枚目、このアルバム、"Romantic Warrior ") だけです.

 最近になって、これら 3 枚のアルバムが結構好きになっています.





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 このアルバムの次に発表された "Hymn of the Seventh Galaxy" は、まだ アル・ディ・メオラ が加入していませんが、ドラムが Lenny White 、ホーンの代わりに Bill Connors がギターで入っています.
 一気にロック色が強くなっていきました.

 一作目が吹き込まれたのが同じ年の 2 月で、それから 8 か月後の録音でメンバーも同じです.
 翌年 8 月には三作目のレコーディングが行われますが、メンバーも変わり、音楽性もかなり違っていきます.
 曲名も宇宙にちなんだものが多くなってる (笑)


 このアルバムは一作目同様に フローラ・プリム のヴォーカルが入り、一種独特な音楽空間を形成しています.
 アル・ディ・メオラ が入ってロック色の強くなったものも悪くないけれど、ボクはこの第 1 期 RTF のほうが好きかな.



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 このアルバムは "Spain" が初めて登場したアルバムとしても有名です.
 この "Spain" は チック・コリア の十八番ともいえる曲.
 今年の 東京ジャズ でも、夜の部で登場した チック・コリア・トリオ がアンコール曲として演奏しました.
 ラジオで聴いてましたが、やっぱりこの曲は盛り上がりますね.


 導入部はあの "アランフェス" から静かに始まります.
 アップテンポになってメインテーマへ、途中でサンバのようなリズムになったりしてすすんでいきます.
 スタンリー・クラーク と アイアート・モレイラ のリズム隊がこれまたスゴイですね.

 この曲は他のミュージシャンも演奏していますが、なかでも パコ・デ・ルシア の演奏は一聴の価値あり.


 3 曲目の "Captain Marvel" も好きな曲です.
 同名のアルバム・タイトルで スタン・ゲッツ が演奏していますが、そのリズム・セクションはこのアルバムのメンバー 3 人で、録音されたのもこのアルバムと同じ年ですので、聴き比べると面白い.



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 ● Flora Purim , Airto Moreira ●

 楽器のように歌う フローラ・プリム は、 アイアート・モレイラ の奥さん.
 このヴォーカルだよな、この時代の RTF を好きになれるかどうか.
 このヴォーカルが描き出す独特な世界が第 1 期 RTF その物って感じ.

 この後、フローラ・プリム 、 アイアート・モレイラ はそろってこのグループから離れて、 RTF はロック色の強い演奏になっていぉます.


 チック・コリア のアコースティックピアノも好きですが、 Fender Rhodes の音がこういう演奏にはピッタリだと思う.


 フワフワした感じの中で奔放に躍動するリズム.
 とても聴き応えのあるいいアルバムです.




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 以前 ヨドバシカメラ の商品配送が早いってこと書きましたが、 Amazon もなかなか.

 1 月 3 日の 17:00 にアルバム数枚注文しましたが、なんと翌日の午後には商品が届きました.



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 3 枚ほど注文したのですが、みんなバラバラでの配送になり、一日ずつずれて届きそうです.

 でもそんなに急ぐ必要あるのかなぁ.
 今までだって十分に早かったと思うんだけれど ・・・・・・ いろいろ便利になるのはいいけれど、生活していく上では不便さも必要じゃないのかな.
 便利が当たり前になってしまうと、不便さをだんだん許容できなくなってしまいそうです.


 なんてお正月から思ったりして.




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Crystal Silence

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 9 月です ・・・ 秋です ・・・
 無職な生活もいよいよ 6 カ月目.
 最初は生活リズムがなかなか慣れませんでしたが、今ではすっかりダラけた生活リズムが身についてしまいました.




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  ● tokyo-jazz.com から ●

 東京ジャズ ・・・・・・ 正しくは 第 16 回 東京ジャズ・フェスティバル

 昨年までは 丸の内 国際フォーラム で開催していましたが、今年から 渋谷 に会場を移しての開催でした.
 と言いましても、一度も聴きに行ったこともなく、地方から FM 放送を聴いている程度ですが ・・・・・


 9 月 2 日は 昨年同様 、昼から夜まで部屋で NHK-FM を聴きながらぼんやりした時間を過ごしました.
 解説は昨年に引き続いて 小川隆夫 さん.
 昨年は会場内にオープンスタジオを組んで、そこから演奏を終えたばかりのミュージシャンたちとの話を聞いていたりしていました.
 今年は会場が 渋谷 になったため、放送は NHK 放送センター 内のスタジオで、そこからメイン会場の NHK ホール へインタビューに出向いていたようでした.

 昨年同様の会場でオープン・スタジオ放送だったら、写真撮りながら聴きにいこうと決めていたのですが ・・・・・・




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  ● tokyo-jazz.com から ●

 今年聴くことのできた演奏は、
  ● 山下洋輔 寿限無 2017
  ● ゴーゴー・ペンギン
  ● The Corea / Gadd Band
  ● H ZETTRIO with special guest 野宮真貴
  ● リー・リトナー GUITAR SUMMIT


 本来ですと 19:15 から アル・ディ・メオラ の公演があり、ボクはそれを一番聴きたかったのですが ・・・・・・
 なんと交渉不成立でオンエアできないというじゃありませんか.

 19:00 のニュースなどの時間に慌ててお風呂に入り準備万端だったというのに (涙)
 この 東京ジャズ は例年映像でも放映されたと思うので、今年の模様も観れるかな.
 是非 アル・ディ・メオラ 様の影像を拝みたいものです.




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  ● tokyo-jazz.com から ●

 それでも普段聴くことのない演奏が聴けたりするのでとてもいい刺激になります.
 特に今回一番ビックリした演奏は ゴーゴー・ペンギン (Gogo Penguin) というピアノ・トリオ.
 名前はどこかで聴いたことがありますが、グループ名からして全く興味ありませんでした.

 ところが聴いてみるとすごく新しい感じで、独特のリリシズム溢れる演奏.
 とても聴きやすくステキな演奏で、人気があるのがわかった気がします.

 まだ三人とも 20 代という若さで、とても新しい感覚にあふれる演奏でした.




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 今日のアルバムは、そんな 東京ジャズ にも出演した チック・コリア .
 彼もいろいろな音楽性を持ったアルバムを作っていますが、このアルバムはアルバム・タイトルのような独特な静寂感にあふれたアルバムです.


 ただこのアルバムは彼のリーダー・アルバムというよりも二人の双頭アルバム.






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  " Crystal Silence / Chick Corea・Gary Burton "





  1. Senor Mouse
         (Chick Corea) ・・・・・ 6:20
  2. Arise, Her Eyes
         (Steve Swallow) ・・・・・ 5:08
  3. I'm Your Pal
         (Steve Swallow) ・・・・・ 4:02
  4. Desert Air
         (Chick Corea) ・・・・・ 6:26
  5. Crystal Silence
         (Chick Corea) ・・・・・ 9:05
  6. Falling Grace
         (Steve Swallow) ・・・・・ 2:42
  7. Feelings And Things
         (Mike Gibbs) ・・・・・ 4:46
  8. Children's Song
         (Chick Corea) ・・・・・ 2:11
  9. What Game Shall We Play Today
         (Chick Corea) ・・・・・ 3:46





  Chick Corea (p), Gary Burton (vib)
  Recorded at Arne Bendiksen Studio, Oslo, Norway, November 6, 1972.





 あの "Return to Forever" (1972) の翌年 ECM から発表されたアルバムです.
 プロデューサーは ECM レコードの創設者でもある マンフレート・アイヒャー (Manfred Eicher) .
 とても ECM らしいアルバムです.




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 ピアノとヴィブラフォンのデュオ作品で、さらにレーベルが ECM ですので、この組み合わせだけでもなんとなく雰囲気が伝わってきます.


 アルバムタイトル曲の "Crystal Silence" と 最後の "What Game Shall We Play Today" は、アルバム "Return to Forever" にも収録されていた曲.
 聴き比べてみると面白い.



 聴いてみると予想通りの静寂感、透明感のある演奏.
 デュオではありますが、ピアノとベースのデュオなんかとは全然違ってもっと音楽的な広がりのある演奏になっている気がします.
 だから物足りなさはあまりない.

 ヴィブラフォン独特の余韻って、それだけで一種独特のリリシズムが表現できると思ってます.
 だからこの余韻使い方次第で演奏がガラリと変わったり.
 ハードバップにもこういった新しい感じ (アルバム発表当時という意味で ・・・・・) にも変わる.

 結構マイナーな楽器ですがいろいろな演奏を聴いてみると、雰囲気が全然違ったりするから面白かったりもします.




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  ● tokyo-jazz.com から ●

 今回の 東京ジャズ での チック・コリア は スティーヴ・ガッド との双頭グループでの演奏でした.
 演奏はもちろんよかったんですが、聴いた感じはなぜかインパクトがあまりないような感じ.
 大好きな スティーヴ・ガッド も、当然それらしい演奏なんだけれど ・・・・・・・・

 生のステージだったらきっと全然違っていたんだろうけどね.



 ゲイリー・バートン についてはマレットの持ち方がとても有名で、 バートン・ グリップ という名前まで付いています.
 バートン・グリップ の利点はマレット同士が簡単に開くので、 1 オクターブ以上でも楽に開ける点だそうです.

 演奏については、彼のアルバムは "Getz Au Go Go / Stan Getz" とこのアルバムしか持っていないので、どういう特徴なのかよくわかりません.
 どうも ECM とかのイメージが強いミュージシャンで、過去にもあまり聴いた記憶がないんですよね.




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 ジャズがいろいろな方向に向かって進んでいた 1970 年代初頭に作られたアルバムですが、時代を感じさせない新しい感性が込められているアルバムでした.


 ジャケットがすべて物語っているかな (笑)




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 さて 東京ジャズ の続きです.




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  ● 左から 鹿島綾乃 アナ、 小川隆夫 氏、 伊藤雅彦 アナ ●

 とあるミュージシャンが Facebook で言ってましたが、この 東京ジャズ はスタッフ用のお弁当がとてもいいそうです.
 そんな意味もあって上の写真でしょうか、小川さん (笑)


 今年は昨年よりも 小川さん のしゃべくりが少なかったようにも思います.
 これはスタジオとホールが離れていたこともあるのでしょうか ・・・・・・・ あるいはミュージシャンの顔もあったせいかな.
 今年は演奏後のミュージシャン・インタビューのほとんどを 鹿島アナ がしてましたし.

 そんな小川さんが一番アツく語っていたのが Selim Slive Elementz の紹介場面.
 完璧にミュージシャン 小川隆夫 モード全開でした.




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 番組内で紹介された演奏は "Double Image"
 前日の 9 月 1 日、プログラム 「the CLUB」 のトップバッターとして www x での演奏 ・・・・・・ CD の音源じゃなかったですよね、たしか.


 この曲はすでに You Tube でもアップされており、グループの代表曲と言ってもいいかな.
 このグループは二本のサックスをフロントに並べており、この演奏もとても躍動感のあるダイナミックな演奏です.
 このグループが結成された極初期の演奏を聴いた時にはこんな感じじゃなかったようにも思うんですが、一気にグループとしての完成度が上がった感じがします.


 その後 "In A Silent Way" の演奏が流れましたがこちらは途中でフェードアウト.
 実はボクが一番聴きたかったのがこの曲.
 出だしのギターは 小川さん でしょうか、とてもいい感じだったのでできればもっと聴きたかった ・・・・・ 残念.


 まぁ CD 買ってからのお楽しみにしておきます.




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 いつもお世話になっていますので、一度くらいライブ聴きに行かなくちゃいかんなぁ ・・・・・・・・
 できれば写真も撮らせてもらおうかな ・・・・・・・・

 なんていつも思っていますが、ライブ日程がなかなか 東京 に行く機会とのバランスがよくなくて.



 せめて次回の ON ゼミ は顔出さないとまずいなぁ ・・・・・・・ ぼそっ


 ちなみに Selim Slive Elementz のアルバムが現在発売されていますが、かなり人気があるようでございます.
 マイルス のエレクトリック・サウンドに興味のある方は是非どうぞ.
 またいろいろなところにレビューも書かれています.

 ボクは忘れた頃に ボソッ と感想を書くつもりです.




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 写真は 小川隆夫 氏から頂きました、ライブ写真のデータは下記のとおりです.


   【Selim Slive Elementz】
   平戸祐介 : Key. Musical director (quasimode)
   元晴 : Sax
   栗原健 : Sax (mountain mocha kilimanjaro)
   小泉P克人 : Electric Bass
   コスガ ツヨシ : Guitar (cro-magnon)
   大竹重寿 : Drums (cro-magnon)
   西岡ヒデロー : Percussion (Conguero Tres Hoofers)
   小川隆夫 : Guitar, producer

   写真撮影 : 高橋慎一 氏

   Live at "xxx x", Shibuya, 'Tokyo Jazz', September 1, 2017.



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 ということで、今年も 東京ジャズ を家で楽しませていただきました.


 来年こそは会場に足を伸ばしてみようかな

 ・・・・・・・ と毎年思っているんですが、どうなることでしょう.



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In A Silent Way

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 今日は夏の日差しが戻り暑い一日になりましたが、めっきり涼しくなりました.
 この時期、眠るときはタオルケットお腹にかけているんですが、数日前には足の先が寒いくらい.



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  ● 写真は てぴっくす さんの ブログ からお借りしました ●

 そう言えば、今年夕立 ・・・・・・ というか、雷の発生がほとんどなかった気がします.
 いつもだったら毎日のように午後になると黒い雲が広がり、遠くからゴロゴロ ・・・・・・・・

 そんな雷や土砂降りの雨を、今年は見た記憶がないような気がします.

 8 月になって夕立ってあったっけ ?

 本当に不思議な夏ですが、もう家の周りには秋の気配が.





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 このアルバムはずっと前にも書いたことがあります.
 でもその頃とは聴いた感じが全然変わっているのでもう一度.






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  "In A Silent Way / Miles Davis"





  1. Shhh / Peaceful
           (Miles Davis) ・・・・・ 18:16

  2. In A Silent Way / It's About That Time
           (Joe Zawinul / Miles Davis) ・・・・・ 19:51





  Miles Davis (tp), Wayne shorter (ss),
  John McLaughlin (el-g), Chick Corea (el-p),
  Herbie Hancock (el-p), Joe Zawinul (org),
  Dave Holland (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at Columbia Studio B, NYC, February 18, 1969.






 あの問題作と言われた "Bitches Brew" の直前の作品です.
 アルバム全体がどこか牧歌的な雰囲気で、一般的な評価はそれほど高くありませんでした.

 ボクもこのアルバムの前に吹き込まれた "Filles de Kilimanjaro" の演奏のほうがずっと好きでした.
 ただしそれはちょっと前までのお話し.





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 この時期の一番大きな出来事は、黄金のクインテットとしてマイルス・グループの一世代を築いていたリズム・セクションがガラリと変わったことでしょうか.


 まず ハービー・ハンコック ですが、 1968 年 8 月に新婚旅行のため ブラジル を訪れた際食中毒を患い帰国できなくなり、その穴埋めに チック・コリア がグループに参加しました.
 この辺り、それが原因でグループを追い出されたのかは当事者の証言にもいろいろ食い違いがあるので何とも言えないところです.

 現にその後のこのアルバムでも ハービー・ハンコック は参加しているわけですし.
 

 ベースの ロン・カーター ですが、この頃になると自身も多忙になりライブでも参加できないことが多くなり、さらにはマイルス・グループのエレクトリック化にもジレンマを感じ退団、ごくわずかの期間 ミロスラフ・ヴィトゥス が参加し、 1968 年 7 月からは デイヴ・ホランド に変わっていきます.


 1968 年 12 月にはドラムスの トニー・ウィリアムス が退団、 ジャック・デジョネット に変わりました.
 本来このアルバムではその時のメンバーでもある ジャック が参加するのが当然ですが、この録音にはギターの ジョン・マクラフリン の参加があり、彼のギターとの相性から トニー・ウィリアムス が叩いているようです.



Embed from Getty Images

 そしてなんといっても ジョー・ザヴィヌル の参加.
 これによって、その後の Weather Report 結成の道ができていきます.

 キーボードが 3 人、別々のリズムを刻んでいくというのも今聴いてみるととても面白いし、独特の音の広がりがいい感じ.
 テーマ部とアドリブの明確な線引きもないため、ともするとただダラダラ続いていくような演奏に聴こえてしまうかもしれません.


 それとギターの ジョン・マクラフリン の参加です.
 これまであまり気にもかけませんでしたが、この演奏の中でのギターって結構効いている感じなのです.


 ボクはこのアルバム好きになりました、演奏も大好きです.


 "Filles de Kilimanjaro" の次のアルバムという位置付けですが、実際はこの二つのアルバムの間には 4 つのスタジオ・レコーディングが行われており、それらの演奏は数年後に発表されています.




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  ● "Filles de Kilimanjaro" のモデル、ベティ・メイブリー ●

 この "In A Silent Way" にも発表されなかっら多くの演奏があり、後年 "Complete in a Silent Way Sessions" というタイトルで 3 枚組で発売されました.
 このボックスは総じて評価がとてもいいアルバムです.

 こちらのアルバムも以前から購入しようと思っているんですが、ちょっとお値段が ・・・・・・

 EU 盤だとちょっと安いんだけれど、作りも全然違うし


 今回の記事に当たっては、かなりの部分で "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫 著)" を参考にさせていただいております.




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 そして今、この "In A Silent Way" 演奏し、アルバムを作ったグループがいます.

 Selim Slive Elementz については以前ご紹介いたしましたが、とうとうレコード (CD) 発売です.




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 はい、あの 小川隆夫 氏がプロデュースして結成したバンドです.
 あの話を最初に聞いてその頃のデモテープを聴いた時には、ほとんど冗談半分だと思っていましたが ・・・・・・・・
 まさかマジでこんなことになるとは.


 9 月には 渋谷 での "東京ジャズ 2017" にも出演.
 まぁ 小川さん を除いたメンバーは一流ミュージシャンばかりだから、少ない練習でもこれだけの演奏になっちゃうんですね.

 すでに You Tube にもライブでの "Double Image (excerpt)" の映像がアップされています.
 ただしこの演奏は、今日の "In A Silent Way" の演奏とはかなり違った演奏です.




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 こちらがそのアルバム.

 Amazon ではまだ予約・購入できませんが、 HMV や ディスク・ユニオン などでは予約できます.
 8 月 23 日発売です.

 ちなみにボクは、次に小川さんと会った時に直接購入します.
 本人曰く 「 5 枚くらいまとめて購入しないとご利益がない」 と言ってましたが、とりあえず家内安全を祈願して 1 枚だけ買わせていただきます (笑)


 どんな "In A Silent Way" が聴けるのか、今からとても楽しみです.




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CAPA09

 一昨日届いた CAPA の記事の中に 「超広角レンズ使いこなし 超 テクニック」 という記事がありました.
 超広角レンズを使って、それぞれのジャンルでの撮影のポイントや注意点を解説したものです.
 ポートレートについては 増田賢一 氏が書いていましたが、それを読んで超納得.

 以前 "築地ラビリンス" の中でも書きましたが、 EOS学園 の撮影実習ではボクと S 氏は 土屋先生 から 「これからも広角に拘ってもらう」 というミッションが出てしまいました ・・・・・ まぁ半分くらいは冗談のつもりでしょうが (笑)

 だからこれからの撮影実習も超広角持って行くつもりなのですが ・・・・・・・

 これがねぇ、とっても難しい.


 今までも超広角レンズで歪みを極端に表現した作品作りましたが、本当に難しい.
 今回の記事に書いてあることすべてを肌で体験しています.




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 とにかく余計なものまでみんな飛び込んでくるから、まず背景となる構図をしっかり作らなくちゃいけない.
 背景ができても、今度はモデルさんとの距離やレンズの位置が少し変わっただけでも、作品がガラリと変わってしまうのでそれも考えなくちゃいけない.
 さらに超広角独特の歪みも考えないと ・・・・・・・・・
 

 久しぶりに ウンウン 頷きながら読んだ記事でした.

 
 ただいま 30 日の講評会用作品作りの真っ最中.
 RAW から作品作りしてますが、ディスプレイとプリントの微妙な差もあったりで色の微調整で四苦八苦.

 どうなるかなぁ ・・・・・・・・・・・・・ ぼそっ.



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Joe Farrell Quartet

 これで本当に、こうなるのでしょうか ・・・・・・


 "Make America Great Again"



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 どうして彼が勝利したのかというよりも、ボクはどうして彼女が負けたのかが気になっちゃう.

 ボクの中の常識では、 ヒラリー・クリントン の圧勝だとばかり思っていたんですが.
 蓋を開けてみたら ドナルド・トランプ の圧勝と言ってもいいくらい.

 こんなにも彼女人気なかったの ?
 一応得票数では彼女のほうが勝っていたようですが、そこは大統領選挙独自の選挙人制度というものがあるので ・・・・・・・


 日本人のボクらには理解できないくらい、市民レベルでいろいろな問題や不満を多く抱えていたんだろうな.

 そういえば 日本 も 民◎党 が政権を獲ったことがありましたが、結果は惨憺たるもの.
 トランプ 氏はどうなることでしょうか.





 先日、ほんとに突然、今まで全然気にもならなかったことが、フッと解けました.

 Pink Floyd のアルバム "おせっかい" のジャケット写真です.
 今までこのアルバム何十回と聴いていましたが、まったくこれが何の写真なのかなんて考えもしなかったし、気にもならなかった.
 ところが先日、ふとこれって 耳 の写真だってわかったのです.
 それでちょっと調べたら、いろいろなところにこのジャケット写真のことが書かれていました.

 知らなかったのはボクだけか ・・・・・・・・・・・




 今日のアルバムも抽象的な写真で一体何が写っているのか ・・・・・・・
 演奏もジャケットのような感じでした.






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  " Joe Farrell Quartet "




  1. Follow Your Heart
          (John McLaughlin) ・・・・・ 6:50
  2. Collage for Polly
          (Joe Farrell) ・・・・・ 2:28
  3. Circle in the Square
          (Joe Farrell) ・・・・・ 7:11
  4. Molten Glass
          (Joe Farrell) ・・・・・ 5:15
  5. Alter Ego
          (Joe Farrell) ・・・・・ 1:23
  6. Song of the Wind
          (Chick Corea) ・・・・・ 5:57
  7. Motion
          (Chick Corea) ・・・・・ 5:13





  Joe Farrell (ss.ts.fl.oboe), Chick Corea (p),
  Dave Holland (b), Jack DeJohnette (ds),
  John McLaughlin (g: # 1 & 7 only)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, July 1 & 2, 1970.






 ジョー・ファレル の記念すべき初リーダー・アルバムです.
 タイトル名もそのものズバリ.

 ただし 2 曲のみ ジョン・マクラフリン が加わったクインテットでの演奏.




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 この前年、 マイルス・デイヴィス の超問題作とされた "Bitches Brew" が吹き込まれました.
 その時のリズム・セクションが、そのまま今日のアルバムの皆さんです.
 
 
 そういうことを知っていると、まぁどんな演奏になるか想像もできる.
 それでもリーダーは ジョー・ファレル だから、この後のアルバムのような感じなんだろうか ・・・・・・・


 そんな不安と期待の入り混じった気持ちで聴いた記憶が蘇ります.

 結果的には ・・・・・・・・

 ボクにはとってもツラいアルバムですね (笑)




John McLaughlin 006

 1 曲目の "Follow Your Heart" はゆったりとしたリズムの中で、 ジョー・ファレル の高音域を使ったテナーがとてもクールに流れます.
 モーダルなんだけれど、とても聴きやすいし、いい雰囲気を持った曲です.

 ジョン・マクラフリン の曲ですが、ギターの演奏もとてもいい.


 で、期待感はマックスに上昇するのですが、次の曲がほとんどフリー・ジャズって感じで.
 静寂感ありありなのですが、リズミカルでないというか ・・・・・・
 音がところどころでこぼれるような感じの演奏って言えばいいのかなぁ.

 これはちょっと、ボクはついていけない.


 3 曲目には、またモーダルな演奏に戻るんだけれど、 チック・コリア のピアノが超アグレッシブでフリーキー.
 好みが分かれそうですがボクはちょっとダメ.

 
 4 曲目の "Molten Glass" と 6 曲目 "Song of the Wind" はきれいなメロディのテーマで、このアルバムの中では聴きやすい曲です.

 ところがいかんせんフリージャズ的演奏のほうがインパクトが大きい.
 とどめが 7 曲目です ・・・・・・・・ まいりました.


 このあたりのバランスがあまりよくないアルバムというかなぁ.




Joe Farrell 002

 このアルバム録音の数か月後、 "Outback" を録音します.
 "Outback" のほうがアルバムとしてはまとまりがあり、方向性も出ているような気がしました.

 でもまぁ ・・・・・・ 初のリーダー・アルバムなので大目に見ることにしましょうか.


 そうそう、このアルバムと "Bitches Brew" の聴き比べも面白かったりします.






 ここにきてグッと寒くなりました.
 家から見える 蓼科山 も山頂付近は白くなってきました.



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 8 日は諸用のためお休みいただき、朝一番に用事を済ませて久しぶりに スタバ .

 店内の商品もクリスマス色に変わってきました.
 以前は気が付きませんでしたが、オーナメントも売っているんですね.




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 そういえば 某 腐女子 から、スタバのオーナメント貰った記憶が蘇りました.

 マレイシア のお土産でもらったんだ.

 真夏に、季節外れのオーナメントを ・・・・・・・・・ (笑)

Round Trip




 今年も お銀座 から届いたチョコレート.
 まぁ義理チョコではありますが、毎年いただいております.


 このお店との出会いは、 2010 年に 小川さん の ONGAKU ゼミナール というイベントに顔をだしたのが最初です.
 その後このイベントや、いつもの講習会で 東京 に行ったときなど顔を出し、いつも間にか常連のような大きな顔しちゃっています.




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 おしゃれなメッセージ・カードと一緒に Fauchon のチョコレート・ドリンクが一つ.
 ここ数年、ボクのヴァレンタインの恒例になりつつあります.

 その割には最近とんとお店に顔を出せなくて、ちょっと後ろめたい気持ちでホット・チョコレートを啜るのであります.
 ここ数年 東京 での講習会を他の方に頼み、ボクは地方での講習会活動中心にしたためめっきり 東京 に行く機会が減ってしまったことが一番の原因です.


 以前はボクの友人たちも何人か連れて行ったりして、みんな喜んでいただきました.
 お店のスタッフもこの間に何人も変わっていきました.
 そんなことを思いながら昔の写真見てみたら ・・・・・・・・ 懐かしいなぁ.





 そんな ONGAKU ゼミナール で紹介されたアルバムでも聴いてみよう.
 といっても、紹介された中のボクが持っているアルバムはほとんどここでも取り上げています.

 2012 年 1 月 21 日の ONGAKU ゼミナール で紹介されたアルバムです.





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  " Round Trip / 渡辺貞夫 "





  1. Round Trip: Going & Coming
            (S.Watanabe-Y.Masuo) ・・・・・ 20:03
  2. Nostargia
            (S.Watanabe) ・・・・・ 1:31
  3. Pastoral
            (S.Watanabe) ・・・・・ 14:45
  4. Sao Paulo
            (S.Watanabe) ・・・・・ 7:37




  渡辺貞夫 (sopranino.fl), Chick Corea (p.el-p),
  Mirosrav Vitous (b)、 Jack DeJohnette (ds),
  Ulpio Minucci (# 4 : p)
  Recorded at Allegro Sound Studio, NYC, July 15, 1970.







 この時の ONGAKU ゼミナール では、 渡辺貞夫 の演奏が 2 曲紹介されました.
 今日のアルバムの "Sao Paulo" と "Jazz and Bossa" というアルバムから "America" という 2 曲です.





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 いきなりこのアルバムの評価なのですが ・・・・・・・・・・


 正直このアルバム、今のボクでもかなりつらい.
 超モーダルで、かなりアブストラクティブな感じで、ボクが苦手とする演奏と言ってもいいかな.

 あの牧歌的雰囲気を持った "Pastoral" でさえも、違うんだな.
 こういう感じの演奏に ソプラニーノ は厳しいなぁ.


 このアルバムは、やっぱりそのリズム・セクション.
 こんな豪華なリズム・セクションと一緒に、さらに ニュー・ヨーク で録音するって、この時代ではちょっと考えられなかったような話があったと記憶しています.

 そして今回このアルバム聴いて思い出しました.
 あの時の ONGAKU ゼミナール では、 ソプラニーノ の話も出ていました.
 そして 「なんで Pastoral じゃないんだろ」 なんて、曲を聴きながら思ったことも (笑)




 ということで、このアルバムに関してはいつも以上にアッサリと.



 

 今回この記事を書こうと昔の ONGAKU ゼミナール のパンフレットを見てみたら ・・・・・・




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 いつもこんな感じでお話や曲を聴いていました.
 ただしボクの場合、このパンフレットの裏面はビッシリ走り書きがしてあります.


 いつも 小川さん のお話しをできるだけ書き留めようとしているので.
 そして、後日それをブログにアップです.


 先日も書いたように、来週 横浜 でニアミスなのですが、単なるニアミスだけで終わってしまいます.
 今年は一度くらい行けるかなぁ ・・・・・・・・
 できれば 銀座 に行ければいいんだけれど ・・・・・・・




 そうそう、久しぶりにお店の紹介もしておきましょうか.


   "Bar le sept"
   銀座 6-7-19 ミクニ銀座ビル 7F


 華やかさはありませんがとても落ち着けるお店ですので、是非皆さん行ってみてください.

 このブログ見てきたと言っていただけると ・・・・・・・・・・・




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 いいことがある かも しれません (笑)


Water Babies

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



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 (EF-S18-135mm f3.5-5.6 IS STM : 35mm 1/1000sec f/4 EV+0.7 ISO-100)

 これは今年の初日の出.
 キレイな朝焼けでしたが、そのあとは確か一日曇り空だったなぁ.
 今年の元旦はこんなに雪があったのに ・・・・・・ 今年は暖冬.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/80sec f/11 ISO-100)

 今朝の写真ですが、今年初めてあたりが雪で白くなっていました.
 この雪は午前中にはきれいに溶けてしまいました.

 予報ではお正月も雪はなさそうです.
 前にも書いたけれど、暖かいのはいいんだけれど、いろいろ雪不足の影響が出てもいるようです.




 さて今年の年末年始は 6 日間しかないんですね.
 昨年が 9 連休だっただけに、何か感覚的にはかなり短い気がしてしまいます.
 いつもの年末年始のように、きっとグダグダの 6 日間で終わってしまいそう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 そういえば今年最後の Blu-ray が届きました.
 年末は結構どっしりした映画をいつも観ているので、今年ものんびり観ようと思い購入.



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  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
  ウィンターズ・ボーン
  ブロークバック・マウンテン


 みんなアカデミー賞など、いろいろな賞を獲得した話題作.
 "バードマン" が結構安くなったので、ついでに他の 2 作品も同時購入です.

 価格はかなりのお手頃価格ですが、内容的にはかなりズッシリきそうな映画ばかりです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 アルバム紹介は今年最後になるのかな.
 前の話題とは全くと言っていいほど関係のないアルバム.

 暖かい冬とはいっても、さすがにこのアルバム・ジャケットはちょっと季節が違います.
 ただ演奏は、以前から思っていたイメージとは全く違うものでした.

 大好きな 新主流派 的演奏なのです.




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  " Water Babies / Miles Davis "





  1. Water Babies
         (Wayne Shorter) ・・・・・ 5:07
  2. Capricorn
         (Wayne Shorter) ・・・・・ 8:28
  3. Sweet Pea
         (Wayne Shorter) ・・・・・ 8:01
  4. Two Faced
         (Wayne Shorter) ・・・・・ 18:03
  5. Dual Mr. Anthony Tillmon Williams Process
         (M.Davis-T.Williams) ・・・・・ 13:22
  6. Splash
         (Miles Davis) ・・・・・ 10:05





  # 1 : June 7, 1967.
  # 2 : June 13, 1967.
  # 3 : June 23, 1967.
   Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts),
   Herbie Hancock (p), Ron Carter (b),
   Tony Williams (ds)


  # 4 & 5 : November 11, 1968.
  # 6 : November 12, 1968.
   Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts),
   Chick Corea (el-p), Herbie Hancock (el-p),
   Dave Holland (b), Tony Williams (ds)


  All tracks recorded at Columbia 30th street studio, NYC.






 Wiki には 11 月の録音場所が Columbia Studio B と書かれていますが、 "The Complete Columbia Album Collection" に付いている冊子のデータではその記載がなく、さらに "マイルス・デイヴィスの真実" 巻末データにもスタジオまでの記載がないので、 "The Complete Columbia Album Collection" に敬意を払ってこちらのデータを記載します.


 オリジナルは 5 曲目までで、ボックスのアルバムではボーナス・トラックとして 6 曲目が追加されています.




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 このアルバムも、その昔、ボクの通っていたジャズ屋にありましたが、暗黙のリクエスト禁止アルバムだったので全く聴いた記憶がありません.

 
"The Complete Columbia Album Collection" を 2009 年に購入しきっと初めて聴いたと思うのですが、その時はあまり普通な演奏だったので、どうしてこんなアルバムがリクエスト禁止だったのかビックリした記憶があります.


 たしかに 4・5 曲目とボーナストラック (アナログ盤の B 面) は電子ピアノが使われてはいますが ・・・・・・・

 「だからどうした ? 」

 逆に 1 曲目や 3 曲目の、マイルス独特のリリシズムあふれる演奏なんて、全然いいじゃないですか.




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 このアルバムを聴く前までのイメージは、ジャケットのように子供が無邪気に飛び回るような躍動感あふれる演奏かと思っていました.
 ところが演奏は全然違う感じなんですよね.

 普通に 新主流派 .

 でもきっと、 マイルス さんの頭の中には "Bitches Brew" の構想が芽生えていたのかなぁ.


 このアルバムは 1976 年、二つの時期の録音を合わせて発表されたアルバムです.
 4 曲目以降の演奏がちょっとエリクトリック色が強くはなっていますが、まだ完全なロック色は出ていません.

 11 月録音分のベースは 1968 年 7 月からグループに加わった ディヴ・ホランド .
 ピアノは同年 8 月から チック・コリア が担当しています.
 "キリマンジェロの娘" と同じメンバーです.





 さて、時刻は 20:00 .

 どうしようか、のんびり映画でも観ることにしようかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

My Spanish Heart

 水曜日から 3 日間、研修のための出張でガッツリ詰め込まれてきました.

 昨日の帰り道は雪降り、家に帰ってもシンシンと雪が降っていました.




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 これが今朝の天気.

 白い世界が広がっていますが、気温が結構高いため道路の積雪はまったくないので生活には影響なさそうですね.
 いよいよ本格的な冬がやってきたという感じです.



 やってきたと言えば ・・・・・・・・・





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 今年最後の 大人買い 到着しました.
 購入先のキャンペーンなども含め、今まで購入していなかったものをゲット.
 そのため 「今頃 ・・・・」 って感じのアルバムもありますし、相変わらず一貫性のない買い方です.


 早速プラケースからすべて取り出し、ジャケットはスキャナで取り込んで専用のビニールケースへ.
 写真の通り、約 1/3 の厚みになるので収納にはとても便利.
 まぁそれなりにお金はかかってしまいますが.

 それにしてもこのプラケースもったいないなぁ.
 これらはすべて燃えないプラスティックとしてゴミの日に出してしまいます.




 今回購入したアルバムは "ジャズの 100 枚" 第 1 期と第 2 期から 12 枚と、 Sony の 1000 円コレクションから 4 枚の計 16 枚.
 初めて聴くアルバム数枚聴いてみましたが、結構いいのがあります.

 今回の購入は当たりでしたね (笑)
 今年一杯くらいはブログネタに困ることはなさそうです.



 さて、そんな 大人買い の中から一枚.
 バリバリのフュージョンです.










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  " My Spanish Heart "




  1. Love Castle ・・・・・ 4:46
  2. The Gardens ・・・・・ 3:12
  3. Day Danse ・・・・・ 4:27
  4. My Spanish Heart ・・・・・ 1:37
  5. Night Streets ・・・・・ 6:01
  6. The Hilltop ・・・・・ 6:15
  7. The Sky ・・・・・ 4:57
     Part 1 - Children's Song No.8
     Part 2 - Portait of Children's Song No.8
  8. Wind Danse ・・・・・ 4:54
  9. Armando's Rhumba ・・・・・ 5:19
  10. Prelude to El Bozo ・・・・・ 1:34
  11. El Bozo, Part 1 ・・・・・ 2:52
  12. El Bozo, Part 2 ・・・・・ 2:03
  13. El Bozo, Part 3 ・・・・・ 4:58
  14. Spanish Fantasy, Part 1 ・・・・・ 6:06
  15. Spanish Fantasy, Part 2 ・・・・・ 5:14
  16. Spanish Fantasy, Part 3 ・・・・・ 3:06
  17. Spanish Fantasy, Part 4 ・・・・・ 5:06






  Chick Corea (p.organ.synth.perc.vo.arr.composer),
  Stanley Clarke (b), Steve Gadd (ds), Gayle Moran (vo),
  Narada Michael Walden (ds), Don Alias (perc),
  Arriaga Quartet :
     Barry Sacher (violin),  David Speltz (cello), 
     Connie Kupka (violin), Carole Mukogawa (viola),
  Jean-Luc Ponty (vln), Ron Moss (tb), John Thomas (tp), 
  Stuart Blumberg (tp), John Rosenburg (tp),
  Recorded at Kendun Recorders Burbank, CA, October, 1976.








 本当に、 「今頃〜〜っ」 って言う感じのアルバムなのですが、今頃なのです.
 以前ジャズなんかまったく聴かない友人の家でこのアルバムを聴いた記憶はありますが、印象はまったく記憶に残っていませんでした.

 だから初めて聴いたようなものです.






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 とりあえず笑っちゃおうか ・・・・・・・・・・ という感じですな.

 とっても気持ちのいいアルバムです.



 チック・コリア の 1976 年の作品で、スペイン音楽がテーマになっています.
 当時こういった演奏を毛嫌いしていたボクにとっては、 チック・コリア の代表作なのかどうかちょっとわかりません.
 それでもこのジャケットはいろいろなところで見た記憶があるので、かなりの評価は受けているんじゃないでしょうか.


 この時期、チック・コリア は第 2 期 リターン・トゥ・フォーエヴァー ( アル・ディ・メオラ や レニー・ホワイト がいた頃) で "浪漫の騎士" をリリースし大ヒットさせました.
 ただこのこの リターン・トゥ・フォーエヴァー は、 "浪漫の騎士" をリリースした後 アル・ディ・メオラ 達が脱退し、第 3 期へと進んでいきました.

 このアルバムでは リターン・トゥ・フォーエヴァー にもいたことのある スティーヴ・ガッド がドラムとして加わっています.



 アナログ盤で発売された当初、このアルバムは 2 枚組.
 CD 化により 1 枚に収められましたが、結構ボリュームのあるアルバムになっています.




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 すべての曲が チック・コリア の作品ですが、とてもメロディー・ラインがステキな曲が多いですね.

 そんな中でもボクが一番好きな曲は 6 曲目の "The Hilltop"
 この曲のみ、スタンリー・クラーク との共作で演奏もデュオですが、ここでのピアノがキレイなんですよね.


 さらにこのアルバムに登場するストリングスが効いてるんだな.
 クラシックのような上品な雰囲気を漂わせているものの、独特のエキゾティックでスパニッシュな チック・コリア の世界にとても自然に融け込んでいて、聴いていてもすごくマッチした感じなのです.
 このあたりのアレンジがすごくいい感じです.



 ただしジャズっぽいかというと、微妙なのです.
 ピアノのフレーズにしても、どちらかというとクラシックっぽい演奏もかなり多いですし ・・・・・・

 でもでも、バリバリのフュージョンなんです.
 14 曲目からの "Spanish Fantasy" なんて、そりゃもうフュージョン組曲なんだな.

 圧巻です.


 あまりジャンルに拘らないで、こういったアルバムは楽しく聴きましょう.
 思わずニヤッとしてしまうアルバムですから.

Captain Marvel

 台風がやって来ましたが温帯低気圧になりました、西日本などで雨がすごいようですがボクの地域は穏やかに晴れています.
 ただ、蒸し暑さがハンパありません.
 今日も日中は 35 ℃ 越えの真夏日ならぬ、猛暑日でした.

 いつの間にか、ブログのアクセス・カウンターが 120,000 超えていました.
 自分でもちょっとビックリです.
 ページ・ビュー もかなり増えていますし ・・・・・・・・ 内容をもう少しきちんとしないといかんなぁ.
 なんて暑さでボーーーッとした頭で思ったりしました (笑)




 久しぶりに衝動買いしたアルバムです.
 理由は ・・・・・・・・・ ただ、安いから (笑)
 まぁ最近になってこの人の演奏を聴く機会が増えてきたことも理由の一つですが.








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  "Captain Marvel / Stan Getz"





  1. La Fiesta ・・・・・ 8:21
  2. Five Hundred Miles High ・・・・・ 8:09
  3. Captain Marvel ・・・・・ 5:06
  4. Times Lie ・・・・・ 9:46
  5. Lush Life ・・・・・ 4:14
  6. Day Waves ・・・・・ 9:39
  7. Crystal Silence ・・・・・ 7:45
  8. Captain Marvel (Ait-tk) ・・・・・ 5:16
  9. Five Hundred Miles High (Ait-tk) ・・・・・ 9:29




  Stan Getz (ts), Chick Corea (el-p), Stanley Clarke (b),
  Tony Williams (ds), Airto Moreira (perc)
  Recorded at A&R Studios, NY, March 3, 1972.







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 ジャズシーンでは有名なサックス奏者ですので、以前から多くの演奏を聴いているはずです.
 でも、なぜかあまり好きになれなかった ・・・・・ というか、あまり一生懸命聴かなかった.
 ジャズを聴き始めた頃に聴いた "Getz/Gilberto" の演奏のインパクトが強すぎちゃって、すべての演奏があんな感じと受け止めていたからでしょうか.


 そんな スタン・ゲッツ を再認識したのが、あの "People Time" .
 あのアルバムで一気に好きなサックス奏者の一人になりました.

 そうは言っても、数多い彼のアルバムのほんの数枚程度しか持っていませんが.


 このアルバムは 6 曲目の "Lush Life" を除き、すべて チック・コリア の曲.
 イメージ的には スタン・ゲッツ と チック・コリア って合いそうもない印象をボクは受けちゃうんですが、いざ聴いてみるととても軽快な演奏で、聴き易かったりします.


 オリジナル・アルバムは 6 曲目までで、 7 曲目以降は CD 化の際に追加になったようです.
 この 7 曲目の "Crystal Silence" が透き通るような素敵な曲で、チック・コリア の代表アルバム "Return To Forever" にも入っています.

 圧巻は一曲目の "La Fiesta" でしょう.
 スパニッシュ・ビートの チック・コリア を代表する曲.
 ボクの描いている スタン・ゲッツ のクールな演奏とは違った、ホットな演奏でゴキゲンです.

 アルバム全体がフュージョン色に染まったアルバムです.




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 スタン・ゲッツ は 1927 年 2 月 2 日 ペンシルベニア州 フィラデルフィア のハーレムでユダヤ系ウクライナ人移民の家庭に生まれたとあります、決して豊かな家庭ではなかったでしょう.
 13 歳の頃、父に買ってもらったサックスで演奏を始め、その後いろいろなバンドに参加し、 1940 年代後半にはクール・ジャズを代表するテナー・サックスとして知られるようになっていたようです.

 彼のことを語る上で避けて通れないが麻薬やアルコール依存で、 1954 年には武装強盗未遂事件を起こし逮捕されています.
 たしか DV もあったんじゃなかったかなぁ.

 肝臓癌のため 1991 年 6 月 6 日 64 歳で亡くなりました.



 さてどうして今頃 "Captain Marvel" かというと、彼の安いボックスを見つけたからです.
 正確には、小川さんのブログで紹介されたボックスを知って購入しました.




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 これがそのボックスで、 "Stan Getz The Complete Columbia Albums Collection" という名前.
 入っているアルバムは、

 "Captain Marvel"
 "The Best Of Two Worlds featuring Joao Gilberto"
 "The Master"
 "Presents Jimmie Rowles with Elvin Jones, Buster Williams The Peacocks"
 "Another World"
 "Children Of The World"
 "Forest Eyes"
 "Bonus Disc"

 の 8 枚組で、価格は 2401 円 + 海外からの配達料 340 円.
 Amazon 購入ですが、この金額は購入先によってちょっとしたバラツキがあります.
 ボクが購入したのはアメリカからですが、 UK だともう少し安いかな.




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 ボックスの中は写真のような紙ジャケット.
 これは マイルス のボックスの紙ジャケットと同レベルといったところで、値段から考えると十分許容範囲かと思えちゃいます.

 ボクはたまたまこれらのアルバム持っていなかったので、超ラッキー !! 的に購入しちゃいました.
 一体 CD の価格はどこまで下がってしまうのでしょうか.




 そういえばこのアルバム・タイトルって、やっぱり DC コミック からだよねぇ ・・・・・・・・

Return To Forever

 iPad が戻ってきました.
 結果的に問題がわからなかったようです.
 ただ、日曜日に使った時にはかなり酷い状態だったので、 Apple での検証作業でトラブルが解消された可能性もあるということが説明書に書かれていました.

 復元作業を終え少し使用してみましたが、確かにまったく問題なくホーム・ボタンが機能しています.
 とりあえずはしばらく様子をみることにします.
 まだ購入してわずか (・・・ と言っても 第 3 世代 ですが) なので、交換されなくてもまったく問題ありません.
 逆に、交換になってしまうと入っていた刻印を同じにするため数週間かかってしまうということだったので、早く帰って来てもらって助かりました.
 きちんと使用できれば、それで満足ですので.




 同じ 戻ってきた と言っても、こちらのアルバムはもっと壮大.
 "永遠への回帰" らしいのですが、音楽を聴く限りどこが永遠への回帰なのか、ボクにはわかりかねます.
 ずいぶん前のアルバムですねぇ ・・・・・・・ あの頃は衝撃的なアルバムだったのに.






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   " Return to Forever / Chick Corea "




  1. Return to Forever
        (C.Corea) ・・・・・ 12:06
  2. Crystal Silence
        (C.Corea) ・・・・・ 6:59
  3. What Game Shall We Play Today
        (C.Corea-N.Porter) ・・・・・ 4:30
  4. Sometime Ago - La Fiesta
        (C.Corea-N.Porter-S.Clarke-J.Farrell) ・・・・・ 23:13




  Joe Farrell (fl.ss), Chick Corea (el-p),
  Stanley Clarke (b.el-b), Airto Moreira (ds),
  Flora Purim (vo.perc)

  Recorded at A&R Studios, NYC, February 2 - 3, 1972.





 アナログ盤を聴いていた頃には購入しなかったアルバムです.
 かなりのブランクを経て、 CD を聴くようになってから購入しました.
 今でこそどうってことない演奏ですが、当時はかなりインパクトのあったアルバム.
 モダン・ジャズにこだわるジャズ屋では、到底リクエストなどできませんし、リクエストしたとしても拒否されるのがオチでしょう.

 大体が、レーベルの ECM というだけでもアウトでしたので ・・・・・・ 物凄く封建的な時代でした (笑)



 このアルバムは チック・コリア のアルバムで、アルバム・タイトルが "Return to Forever" なのですが、その後このメンバーで "Return to Forever" というグループ名を使って演奏活動を行うようになりました.
 メンバーは幾度となく入れ替わりましたが、このグループ名は引き継がれました.





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 アルバム全体が、透き通るような音で調和されています.
 やっぱり、 チック・コリア のエレクトリック・ピアノの音がこのアルバム全体を支配している感じですね.


 ジョー・ファレル は、最近特に好きになったミュージシャン ・・・・・ シリアス という固い殻を脱ぎ捨てたら、軽い音楽もまったく楽しめてしまいましたので.
 このアルバムでは 1 曲を除いてフルートの演奏ですが、結構いい演奏です.
 2 曲目の "Crystal Silence" でのソプラノの音色は、先日聞いた コルトレーン のソプラノとはまったく違います.
 "Sometime Ago - La Fiesta" では、軽快な中盤まではフルートで、エキサイティングな終盤はソプラノ・サックスに持ち変えています.
 フュージョンというと何となく軽い感じがしますが、この演奏は後半のインタープレイもスリリングですし、なによりバックのリズムがパワフルです.

 そして、それらいろいろな要素がバランス良く調和している感じがします.

 このアルバムを機に、グループ活動をしていったのがわかるような気がします.


 このグループは、この後 チック・コリア (key) 、 スタンリー・クラーク (b) 、 アル・ディ・メオラ (g) 、 レニー・ホワイト (ds) というメンバーで、黄金期を迎えます ・・・・・ 第二期 RTF .


 ジャズ全体が大きな変化を見せ始めていた 1970 年代はじめ、 一つの方向性を示したアルバムでもありました.




 いいお天気でしたねぇ ・・・・・・・
 今日はお休みだったので、朝もゆっくり ・・・・・・・・ ベッドから見る青空がとってもきれいでした.
 ただ、気温はかなり低くなってきました.
 そろそろ暖房が必要でしょうか.




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 SH-06D NERV の メジャー・アップデート なるお知らせが少し前にやってきました.
 トホホ、よくわからない ・・・・・・ スマホ や iPad (特にアプリの) など、アップデート多すぎです.
 今日お休みだったので、購入 3 カ月の無料点検に Docomo Shop へ.

  メジャー・アップデート のことも聞いて、家に帰って来てからアップデート開始.
 これがまた、かなり大変だったりして ・・・・・・・・ 汗


 アップデートファイルを PC に一度ダウンロードして、さらにスマホの SD カードにコピーして ・・・・・・・ 危うく SH-06D のデータをダウンロードしそうになりましたが、直前で気がついてヤレヤレ.

 アップデート自体はすんなりと一回で終了.
 ところが、いくつかのアプリでいきなり初回登録のような画面が現れ真っ青 ・・・・・・ えっ!!! 前のデータ消えたの !!??


 ・・・・・・ でしたが、なんとか以前のデータを復元できて、再びヤレヤレ.

 若干チェックボックスのデザインなどが変わったようですが、まぁなんとか慣れるでしょ.

 
 歳とってくるとこういった操作が非常に面倒で、わからないことばかり.


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 疲れました、ハフッ.

OUTBACK

 夕方から雨が降ってきてしまいました.
 この時期の雨、なぜか昔住んでいた湘南の青春時代をふと思い出してしまいます.
 住み慣れた田舎を離れ、湘南のある都市での生活、一番最初に訪れた時も雨降りでした.
 今になって思うと、晴れた天気の日の想い出よりも、雨の日の想い出のが多いのが不思議です.



 昨日書いた "180°SOUTH" ですが、本当に不思議な魅力に溢れた作品ですね.
 昨日 2 回見て、その後は音声を絞り気味にして PC にただ流していたのですが、こういう鑑賞の仕方もできてしまいます.
 違う作業しながら、ふと画面に現れた素敵な景色見たりと ・・・・・・ きっと、音を完全になくし映像だけにしても楽しめてしまえそうな映画です.





 未開の奥地 ・・・・・・・ そこに残る大自然
 そんなことを想いながら聴いてみますか ・・・・・・・・・





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  "Outback / Joe Farrell"




  1. Outback
  2. Sound Down
  3. Bleeding Orchid
  4. November 68th




  Joe Farrell (ts.ss.fl), Chick Corea (p), Buster Williams (b), 
  Elvin Jones (ds), Airto Moreira (perc)

  Recorded November 16, 1970.





 Joe Farrell は、1937年12月7日シカゴ生まれのサクソフォン奏者です.
 1960 年代は、 サド&メル・オーケストラ に在籍し、 Charles Mingus ・ Andrew Hill ・ Jaki Byard などのアルバム録音に参加しています ・・・・・ このあたりの録音情報を見ただけでも、何となくではありますが、どんな方向の演奏かが想像できます.
 たぶん、ボクの苦手な感じの演奏でしょうね ・・・・・ 聴いていないので、まったくの推測ですが、時代やメンバーを見ればおおよその想像はつきます. 

 彼が有名になったのはこのアルバムを含めた CTI 時代.
 きっとボクの好みもこの辺り、この Joe Farrell のほうが聴きやすいでしょう.
 そして、CTI と同様に彼を代表するのが、 "Return to Forever" での演奏でしょう.
 このアルバムでも Chick Corea が参加しています.

 1986年1月10日、癌 (Bone Cancer と表記されていますが、 骨髄腫 のことでしょうか?) のため48歳で亡くなっています.




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 さてこのアルバム、まずジャケット・デザインがいいです.
 見開きジャケットになっており、裏面には後頭部の大きな羽飾りなどが映っています ・・・・・ 見開いてみると、だいぶ感じが変わって見えます.
 この辺のジャケット・デザインは、いかにも CTI といった感じで、今のボクは好きです ・・・・・ 過去は CTI 毛嫌いしていましたので.

 購入したアルバムは、 "CTI 40 周年記念エディション" という International 盤で紙ジャケットなのですが、正直デキがよくありません.
 先日届いた Pink Floyd Box の紙ジャケットのほうがはるかにいい出来です.
 ただ ・・・・・・ 価格が 1,100 円なので、まぁ許せる範囲かな.
 ちなみにボクの手元に届いたものは、しっかり右側の隅が折れていました.
 クレームつけようか迷ったのですが、面倒なので止めておきました.



 曲は、 1 曲目のアルバム・タイトル曲でもある "Outback" がいいです.
 未開の奥地という意味で、あのアルバム・ジャケットになっているんでしょうね.
 ただ、現代社会でこのタイトルと、写真の組み合わせはどうでしょう ・・・・・ 少しばかり不適切ではないような感じも受けます.
 2 曲目からは、モーダルな 4 ビートの演奏で、いかにもモダン・ジャズしているんですが、ボクはこういったモダン・ジャズするよりも、 1 曲目のような演奏のほうがずっといいように思います.
 この曲は、 John Scott が映画 "Outback" に書いたもののようですが、この映画のことが全く分かりません.
 John Scott は、自らもサクソフォン奏者として自分のグループを持ったり、映画音楽の奏者として吹いたりしていたようですが、彼の経歴の中にもこの映画のことは触れられていません.
 主演は "大脱走" で Colin Blythe 役を演じていた Donald Pleasence で、他には Chips Rafferty も出演しているところを見ると、どうもイギリス映画のようですが、それ以外の足取りはまったくつかめませんでした.
 あっ、当然ですが "死ぬまでに観たい映画 1001 本" にも出ていません.



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 3 曲目 "Bleeding Orchid" は Chick Corea の曲で、独特のスパニッシュ風味を利かせていますが、 1 曲目同様にこういった演奏のほうが、絶対ボクのツボです.
 一昔前だったら、2曲目と4曲目のようなモーダル場演奏も目をつむり唸りながら (笑) 聴いていたかもしれませんが、最近では疲れるので敬遠です.
 あまり小難しくない演奏がいいですね ・・・・・・ 登山と一緒で、ゆる〜〜いのがいいです.

 そうそう、この手の演奏には アイアート も欠かせませんね.





 そういえば今日は銀座で "ON ゼミ" です ・・・・・・ もうそろそろ終了時間です.
 今日は夕方まで仕事、明日は部下の結婚披露宴があるのでどうしても参加できませんでした.
 今年の "ON ゼミ" もこれで終了、どうも今年はボクのスケジュールとのかみ合わせが悪く、たった一回だけの参加で終わってしまいました.
 基本的にこのイベントだけのために東京に行くことはないので ・・・・・ (一度だけありましたが・・・) 、他のスケジュールと合った時だけ参加する感じですね.

 来年はもう少しうまく合えばいいのですが ・・・・・・・・

The Thing To Do

 昨日の天気予報では、今日の午後は晴れるという予報だったのに ・・・・・・・
 ずっと曇りで、雨まで降りました (涙) .
 予定した庭の草取りは止めて、来月末の講習会の資料作りなどしてました.


 来月最終週は、長野と京橋で同じコースを開催しますが、京橋の受講生が増えたためインストラクター集めが思うように捗りません.
 ちょうど学会などもあったりして、いつものメンバーが参加できず.
 おまけにボクも京橋ではなく長野コースなので ・・・・・・ まぁ、今までもそういう危機を何とか乗り越えて来ていますので、今回も何とかなるでしょうね.


 そんな資料を作りながら、あちこちにインストラクター依頼の電話をしたり、リンクさせていただいている方のブログの更新が久しぶりにあったのでコメント入れてたりと、相変わらず脱線しながら、一日が過ぎていきました.




 さて、今日も Blue Note です.

 一気に 20 枚ほど (それも新主流派と呼べるあたりのものばかり) 届いたので、ブログにでも紹介していかないとつい聴きそびれてしまいそうです.
 ブログを書くことによって、少なくても 4・5 回は繰り返し聴けますので、一石二鳥と言えばいいかな.
 好きなトランペッターの一人 ・・・・・・・ Blue Mitchell です.






4178






  "The Thing To Do / Blue Mitchell"





  1. Fungii Mama
  2. Mona's Mood
  3. The Thing To Do
  4. Step Lightly
  5. Chick's Tune





  Blue Mitchell (tp), Junior Cook (ts), Chick Corea (p),
  Gene Taylor (b), Al Foster (ds) 
  Recorded July 30, 1964.







 少し前に紹介した、 "Down With It / Blue Mitchell" (BLP-4214) のちょうど一年前の録音で、メンバーも全く同じです.
 こちらのアルバムが、 Blue Note での Blue Mitchell のデビュー・アルバムとなります.
 1 曲目の "Fungii Mama" は、非常に面白いラテン・テイスト漂う明るい曲 (・・・・なにかカリプソのような感じ) で、アルバム全体がこんな感じなのかと思わせてくれますが、残りの曲はストレートな演奏ばかりです.
 意外だったのは、この 1 曲目だけが Blue Mitchell の曲で、他はすべて違うミュージシャンの曲です.
 ボクのイメージは、 2 曲目あたりの演奏が Blue Mitchell らしい演奏と思っているので、この1曲目を書いたというのがちょっと驚きでもありました.
 やっぱり彼のトランペットは、 2 曲目や 4 曲目のようなちょっとスローテンポの曲を朗々と歌い上げるのが合っているような気がします ・・・・・ ボクと似て、どちらかというと口下手そうですので (笑) .

 ちなみに、 2 曲目と 3 曲目が Jimmy Heath の曲.
 4 曲目は Joe Henderson の曲です.




4178-2

 ここで注目されるのが、若き日の Chick Corea です.
 でも後年の彼らしさはなく、まったく予備知識なくこのアルバムを聴いたとしたら、 「だれっ、このピアニスト ・・・・ ?」 でしょうね.
 5 曲目の "Chick's Tune" はそんな Chick Corea の曲で、 Junior Cook を筆頭に非常にモーダルな仕上がりをみせています.
 Jonior Cook も力の入った演奏をしてますね ・・・・ いま一つこの人よくわからんのですよね.


 最近は '60 年代のアルバムばかりを聴いています.
 購入したアルバムが、みんなこの時期なので当たり前と言えば当たり前なのですが.
 iPod や、 iTunes などで突然 '50 年代の バップ なんか流れると、変に違和感感じてしまいます.
 少し前には、 '60 年代後半なんて見向きもしなかったのですが ・・・・・・ この調子でいくと、今年のクリスマス頃には '80 年代のアルバム・レビューを書いていたりして.


 さて、明日は仕事です.
 そして 4 日は東京日帰りで、いつもの京橋でお勉強.
 6 日には送別会もあります ・・・・・ 実は職場の送別会 3 月12 日だったのですが、さすがにそんな時にやる雰囲気ではなく、予約してあったホテルの好意で延期にしてもらい、今頃になってしまいました.
 会議や諸々の行事もびっしり入っており、 5 月末まではすこしばかり慌ただしそうな気配です.
 おかげで、 21 日の "ONGAKU ゼミナール" はとても行ける状態ではなくなってしまいました.
 残念ですが、お仕事もしっかりしないと遊べないので仕方ないですね.


 さて、もう少し資料作りとしましょう ・・・・・・・・

"Perception"

 今日の午後の風はすごかったな〜.
 天気はいいんですが、遠くのほうは真っ白に霞んでいました.
 高台にある我が家は、もろに風が通り抜けていくので、外に出たらビックリするくらいの風で、普段は静かに閉まるドアも勢いよく閉まりそうで危うく指を挟むところでした.


 今日はお休みだったので珍しく家のことなどを、ほんの少しばかり.
 午前中の暖かい日差しの中で、奥様のタイヤ交換をしてあげたのですが、スタッドレスタイヤの山がほとんどなくなりかけていました.
 来シーズンはタイヤ買わないとダメでしょうね ・・・・ 毎年なんかしらタイヤを 1 セット買っています.
 車がないとほとんど生活できない場所なので、仕方ありません.


 そういえば震災の被災地でも車がなくて困っているようでした.
 あの辺りも、車がないと行動のほとんどが制限されてしまうでしょうから.
 仮設でもなんとか住む場所ができ、衣類や食糧などもなんとかなってくると、行動範囲を広くして仕事や、片付けそしてたまには気分転換にと、車が絶対的に必要になるような気がします.
 ある自動車販売店では、安い中古車を販売しながら顧客に軽トラックなどを貸し出しているとニュースで紹介されていましたが、もっと行政でもこのあたりのサービス考えられないんでしょうかね ・・・・.



 先日の CD コンパクト化大作戦でいらなくなった CD のプラスチック・ケースがダンボール 4 つ溜まっていましたが、ようやく今日クリーンセンターに持っていって処分です.
 ボクの市ではこれらは "固いプラスチック" という分類です.
 持ち込みでも処分料金が、 20 円/kg かかってしまいますが、仕方ありませんよね.
 今日処分した CD ケースの総重量は ・・・・・ 80 kg でした.
 結構重いし、かさばるので、コンパクト大作戦は大成功でした.




 さて、一日遅れで Blue Note 第一陣がようやく届きました.
 "認知領域" を刺激してくれるアルバムです.






4214






  "Down With It / Blue Mitchell"





   1. Hi Heel Sneakers
   2. Perception
   3. Alone, Alone And Alone
   4. March On Selma
   5. One Shirt
   6. Samba De Stacy




  Blue Mitchell (tp), Junior Cook (ts), Chick Corea (p),
  Gene Taylor (b), Al Foster (ds)
  Recorded July 14, 1965.





 このアルバムを知ったのは "いつもの小川さん" の "ONGAKU ゼミナール" で、日野皓正の "Alone, Alone And Alone" が紹介されたのがきっかけでした.
 本当は昨年買うつもりだったのですが、たまたま在庫切れで購入できず ・・・・・ 今頃の購入です.
 正直、このあたりのアルバムは大したことないんだろうな、なんてイメージを持っていたことも、購入を遅らせた理由です.

 Blue Mitchell は、何と言っても "Blue's Mood" がボクの中では絶対なのです ・・・・ そして、 "I'll Close My Eyes" が.
 だからどうしてもそれと比較して聴いてしまう傾向にあります ・・・・ でもこういった聴き方は非常にナンセンスで、特にルーキーにはお勧めできません.
 こういう聴き方をしていると、いつも間にか殻に閉じこもって聴いているような感じになってしまいます.


 このアルバムは、ほとんど知識らしい知識を持たないまま聴いてみました.
 いきなりロック・ビートです ・・・・・ でも、悪くないです.
 今までだったら、完全に拒絶反応起こしてしまいそうなビートなのにね ・・・・・ ボクも一皮むけた感じですね (笑) .





4214-2
 
 Junior Cook が、なんかいいじゃありませんか.
 Blue Mitchell は相変わらずきれいな音色を出しています.
 曲は、まんま "The Sidewinder" って感じ!
 アルバム全体が、この調子でいっちゃうとちょっと ・・・ と思っていたら、 2 曲目でノックアウトでした.

 2 曲目の "Perception" の演奏がグッドです.
 この曲はいい、テーマ部分もいいけれど、ソロがまたいい.
 そしてここでも Junior Cook がいい演奏してるなー.
 この演奏は、完全にボクの つぼ です.


 そしてあの "Alone, Alone And Alone" .
 どこかに、この曲のベスト盤と言うような感じで、このアルバムが紹介されていたと思うんだけれど、正直 2 曲目のインパクトのほうが、ボクにははるかに大きいですね.
 もちろん悪くはありませんよ、しっとりとしたあのメロディーは、深夜に一人で聴くには持って来いだと思っています.


 それにしても、曲を進めるたびに思うのはやっぱり Junior Cook の良さでしょう.
 そして Blue Mitchell もいい.
 Blue Note の Blue Mitchell もあなどれません.
 おまけに Chick Corea に Al Foster ですよ ・・・・・・. 




 今まで散々きれいな女性には泣かされてきましたが、やっとジャケットの写真のように微笑んでもらえました.
 このアルバム ・・・・・・ 最高っ!!

1969年の問題作

 どうもパソコンの調子が悪いです.
 本体ではなく、どうもバッテリーの調子がいま三つくらいで、バッテリーだけでは立ち上がらなくなりました.
 おまけに、バッテリーを装着していると、AC 電源つながっていても立ち上がりません.
 仕方ないので、バッテリーを外しての作業です.
 とりあえずバッテリーはメーカーに見てもらいますが、単純にバッテリーの問題だけだといいんですが.


 明日から "いつもの講習会 出張コース" で、東京入り.
 パソコン持参で行く予定だったのですが、こういう時に限って調子悪くて ・・・・ まぁ、なんとか騙しだまし使ってみましょう.


 そんな問題を抱えながら、明日からの講習会の資料整理などを ・・・・・・・・・
 ・・・・・・ なんと、 BGM には大嫌いなアルバムを聴いています.
 大嫌いなのにどうしてあるのかというと、Box セットに入っていたからという、超単純な理由です.
 まぁ、大嫌いと言っても 食わず嫌い と言ったほうが正しいのかもしれませんが.

 そのアルバムは、かの有名な問題作




Davis133






   "Bitches Brew / Miles Davis"





  Disk 1:
    1. Pharaoh’s Dance
    2. Bitches Brew


  Disk 2:
    1. Spanish Key
    2. John McLaughlin
    3. Miles Runs The Voodoo Down
    4. Sanctuary
    5. Feio (bonus-tk)





  Disk 1: #2 , Disk 2: #2,#4 (Recorded August 19, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Lenny White(ds), Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)
  *Disk 2: #2 omit Harvey Brooks
  *Disk 2: #4 omit Bennie Maupin, Harvey Brooks, Lenny White


  Disk 2: #3 (Recorded August 20, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b), Jack Dejohnette(ds),
  Don Alias(perc), Jimmy Riley(perc)


  Disk 1: #1 , Disk 2: #1 (Recorded August 21, 1969.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Larry Young(el-p), Dave Holland(b), Harvey Brooks(el-b),
  Jack Dejohnette(ds), Lenny White(ds), Don Alias(perc),
  Jimmy Riley(perc)


  Disk 2: #5 (Recorded January 28, 1970.)
  Miles Davis(tp), Wayne Shorter(ss), Bennie Maupin(b-cl),
  John Mclaughlin(el-g), Chick Corea(el-p), Joe Zawinul(el-p),
  Dave Holland(b), Billy Cobham(ds), Jack Dejohnette(ds),
  Airto Moreira(perc)






 録音データ書いただけでも、こんなになってしまいました.
 あの Miles Davis が 1969 年に録音した、"超" 問題作です.
 賛否両論、喧々諤々 ・・・・・・



Davis133-2

 当時 (それ以降も) のジャズ喫茶では、このアルバムをかけない店が結構ありました.
 ボクがジャズ屋に通っていたのは、このアルバムが発売されて何年も経っていましたが、やっぱりこのアルバムは営業中聴くことはできませんでした.
 これに似たアルバムは、結構あります ・・・ "Ascension / John Coltrane" 、 "The Ornette Coleman Trio At The Golden Circle Stockholm" などなど.
 特にフリーキーな演奏や、ロック・テイスト溢れるようなものは、その当時なかなか聴くことはできませんでしたね.
 このあたりが、シリアスな・ジャズ喫茶といったところです.


 このアルバムは、誰もが認める "歴史的な一枚" です ・・・・・ が、万人に受け入れられるかというとそうでもありません.
 上にも書いたように、このアルバムがジャズ界に与えた影響は計りしれません.
 よく、「こんなのはジャズじゃない !」という意見をいろいろな人が言っています.
 「ジャズじゃない!」 というよりも、ジャズとかロックというジャンルから飛び出した音楽とでも言うのが正解じゃないでしょうか.
 どこかに当てはめようとするから、逆に収まりきらなくなってしまうのではないでしょうか.


 実は今夜何年振りかで、ずっと通して流してみました.
 驚いたことに、全然違和感なく流せちゃいました.
 講習会の資料整理や、このブログ書きながら聴いていたのですが、昔聴いた時のような拒絶反応がまったくありません.
 こんな自分自身の変化が一番驚いてしまいました、成長したものです(笑).



Miles Davis0036

 ボクの持っている CD は、"Complete Columbia Album Collection" のものです.
 この "Bitches Brew" も最近では "Bitches Brew-40th Anniversary Collector's Edition (+2lp)" なんてものも発売されましたが、未発表テイクを追加したりと、いろいろなヴァージョンが発売になっているようです.
 ボクの CD も、1 曲ボーナス・トラックが含まれています.


 さて、メンバーを見るとわかるように、蒼々たるメンバーが顔を並べています.
 後のフュージョン界を背負っていくメンバーたちです.
 Miles のすごいところは、こういったまだ駆け出しのミュージシャンたちをうまく使って、そういったメンバーが次の世代を背負っていくようなミュージシャンになっていることじゃないでしょうか.
 先見の明がある、という感じです ・・・・ まぁ、音楽的な才能を見抜く、鋭い目があったんでしょうね.


 ルーキー向けではないでしょう.
 でも、後の "Weather Report" の Joe Zawinul や Wayne Shorter がいたり、 "Return To Forever" の Chick Corea がいたり ・・・・ そんな有名ミュージシャンたちが、 1969 年に Miles とこんなことをしてたんだ、という楽しみ方もあります.


 以前は完全否定だけのアルバムでしたが、今聴いてみると普通の音楽です.
 あまり杓子定規に枠に入れる必要もありません.
 とりあえず音を楽しみましょう、リズムに身を任せましょう.


 随分、大人になりました.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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