Cole_Porter

All Through the Night

・ ・ ・ ・ ・ ・




 日本 ベスト 16 進出 ・・・・・ と素直に喜んでいいのか.




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 まぁこういう大会で予選を突破することの意味は十分わかります.
 前の二試合のアドバンテージを活かすのもわかる.

 どっちに転んでも間違いなく叩かれることを承知でああいった戦術をとったことに対しては、監督としてとても大きな物を背負っての決断ということも十分わかります.
 だからこういう選択肢もあって然るべきかもしれません.




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 そういうことをわかった上でも、やっぱり同点を狙っていって欲しかった.
 まぁあのメンバーの戦い方をみていると同点にすること自体無理だったかもしれませんが ・・・・・
 っていうか、決勝トーナメント進出決まっていないのにこのメンバーの先発自体あり得ない.


 「首が飛ぶつうのに髭の心配してどうするだ。」
 なんて 長老 の激が飛んできそうです.



 これが 0:1 で負けても自力でベスト 16 だったら話はまったく違って、全然ありだったと思います.
 でも今回の場合は セネガル が追いついたらそれで終わってしまいます. 


 次の ベルギー 戦で勝てばこの評価もガラリと変わるの ・・・・・???

 まぁ負ければ、 1982 年の ドイツ vs オーストリア 戦のようにこの先までずっと 日本 という国の悪いイメージとして語り継がれていってしまうんだろうな.


 久しぶりにつまらない試合観たなぁ ・・・・・ とマジで思ってしまった.


 ベスト 8 をかけた ベルギー 戦ですが、試合開始時間が深夜 3 時ということもありますが、なんとなくもう十分という感じになったなぁ




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 なにか悶々とした気持ちを慰めてもらおう.

 まぁこんな曲を耳元で歌われたらますます悶々としてしまうかもしれませんが、彼女の場合はサラリと身をかわしちゃうんだろうな.






London024







  " All Through the Night:
    Julie London Sings the Choicest of Cole Porter "





  1. I've Got You Under My Skin ・・・・・ 3:00
  2. You Do Something to Me ・・・・・ 2:15
  3. Get Out of Town ・・・・・ 2:55
  4. All Through the Night ・・・・・ 4:32
  5. So in Love ・・・・・ 4:03
  6. At Long Last Love ・・・・・ 3:27
  7. Easy to Love ・・・・・ 2:27
  8. My Heart Belongs to Daddy ・・・・・ 2:45
  9. Ev'ry Time We Say Goodbye ・・・・・ 3:20
  10. In the Still of the Night ・・・・・ 2:34
  11. You'd Be So Nice to Come Home To ・・・・・ 2:17








  Julie London (vo),
  Bud Shank (as.fl), Joe Pass (g),
  Russ Freeman (p.arr), Monty Budwig (b),
  Colin Bailey (ds)
  Recorded at Pacific Jazz Studios, Los Angeles, July 12, 13, 16, 1965.







 いかにも ・・・・ って感じのジャケットがいいですね.
 そういえば先日見学した 日テレ のスタジオにもこんな階段がありました.

 1965 年 Liberty レーベルに録音されたアルバム.
 ジャケットには LRP-3434 と LST-7434 という二つのナンバーが刻まれていますが、前者がモノラル録音で後者はステレオ録音です.


 オリジナルは 10 曲目までで、 11 曲目は CD 化のボーナス・トラック.




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 ボク自身もそうだったんだけれど、何となくジャズっていいよねぇ ・・・・ なんて思いながらこの世界に飛び込んでくるとどんな聴き方したらいいのかよくわからない.
 昔だったら ジャズ喫茶 で冷めたコーヒーを前にして何時間も聴きまくることもできました.

 それでも時には訳の分からない様なフリーキーな演奏がかかったり、古臭いデキシーランドがかかったり ・・・・・・・
 さらにそんな初心者に先輩たちは懇切丁寧に小難しい蘊蓄を並べたり ・・・・・・


 だから頭で理解しようとすると、間違いなく「難しくってよくわからない ・・・」 なんてなっちゃうんだな、これが.


 そんな初心者が先輩から教えてもらういくつかの聴き方みたいのもあります.
 例えば好きなミュージシャンをどんどん聴いていく ・・・・・ まぁ正統派でしょうね.
 好きな曲を追いかけいろいろな演奏を聴いていく ・・・・・ これも王道に近い. 
 好きな楽器をどんどん聴いていく ・・・・・ 自分で演奏している人に多いタイプ.
 好きな演奏と同じ時代の演奏を聴いていく ・・・・・ これも結構多くて、「 '70 年代以降はダメ、 ’60 年代でジャズは終わった ・・・」 とかね (笑).
 上とちょっと似てますが古い時代から年代順にどんどん聴いていく ・・・・・・ デキシーから入ったボクのようなタイプですが、これは結構少ないタイプ.

 こういうのってだんだんジャズがわかってくると、また聴き方も変わっていきます.

 そして少しマニアックなのが曲を作った人を追っていくタイプ ・・・・・・ これはヴォーカル好きな人に多いんじゃないかな.




cole porter

 このアルバムは コール・ポーター の楽曲集です.
 歌詞も含め、とっても ソフィスティケイテッド な曲を書いています.
 ヴォーカルを聴くようになって、とても好きになりました.


 ヴォーカルで コール・ポーター・ソングブック と言えば ・・・・・ まず浮かぶのは エラ・フィッツジェラルド でしょう.
 他にも アニタ・オディ や フランク・シナトラ 、さらにインストのアルバムも何枚かあります.


 このアルバムは バド・シャンク クインテットをバックに "すごくジャズっぽく" 歌い上げているアルバム.
 この バド・シャンク・クインテット のサポートがすごくいいなぁ.

 ジュリー・ロンドン の場合、どちらかというとジャズっぽいポピュラーというような感じですが、このアルバムはちょっと違います.




Julie London 006

 彼女のアルバムも 3 月の 大人買い で一気に増えました.

 でももう少し リバティ のアルバム買って見ようかなぁ.



 最近はめっきりアルバム買わなくなったけれど、そんな中でも最近はヴォーカルばかりのような気がする ・・・・・・ ぼそっ 





  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 なんと 29 日に関東甲信越地域が梅雨明け !!
 28 日の 東京 も湿度が高く、ヤバいくらいに暑かった.




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 昼頃まで時間があったので 銀座 界隈で写真撮影.


 できるだけ日陰を歩きながら撮影してましたが、本当に暑かった.




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 有楽町 駅前で完全に心が折れ、喫茶店で水分補給.


 写真は黒ビールではなく、水出しコーヒー.
 高いコーヒーだけあって、とてもおいしく感じました.


 いよいよ夏がやってきますね ・・・・・
 大黒摩季 の季節です ・・・・・ちょっと違うか.


 今年も酷暑になるんだろうか.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Just One of Those Things

・ ・ ・ ・ ・ ・



 相変わらず最近は写真のことにシフトしまくりのこのブログ.
 10 月に入っても ヨドバシカメラ撮影会 だったり、 EOS学園 だったり、写真展だったり ・・・・・・・・


 大事なことを書き忘れてました.




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● キリ番 撮り忘れ ●

 実はこのブログも 600,000 アクセス突破しました.

 昨年 11 月に 500,000 アクセス突破でしたので 1 年弱で 100,000 アクセス.
 三日に一度程度の更新、ブログのテーマがジャズという超マイナーなジャンル、記事の内容に至ってはつまらないことをダラダラ ・・・・・・・・・ 客観的に見ても十分すぎるアクセス数かもしれません.

 最近では 「ブログ・タイトル変えたほうがいい ・・・」 という、コンストラクティブなのか、ネガティブなのかちょっとわかりかねるご意見を本当にいろいろなところから伺っておりますが、もう少しこのまま頑張ってみます.


 軸足は Jazz のつもり ・・・・・・ きっと ・・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ということで、今日はジャズのこと書くぞ ・・・・・・・・・

 と言いつつ、いきなり文学のことをサラリと.



 今回の 東京 行き、新幹線のお供は以前にも書いた J.D.サリンジャー !!
 ただし今回は "ナイン・ストーリーズ" ではなく、しばらくの間棚の上に 積読 されていた


 "The Catcher in the Rye"




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 ボクは未だに サリンジャー の良さとかさっぱり理解できない 「なんちゃってサリンジャー」 って感じなんです.
 それでも最近は、読んでいても何となく ・・・・・ 漠然と面白い.
 特にこの本は翻訳のせいなのかとても読みやすく、サラリと読んでしまいました.
 同じ 村上春樹 の訳ですが "フラニーとズーイ" のほうが読みにくい気がボクはします.

 この本のことについては別の機会にゆっくり書きたいと思います.



 どうして今日この本のことを書いたかというと ・・・・・・・・・


 主人公 ホールデン がホテルのナイトクラブ "ラベンダー・ルーム" で女性三人とダンスをする場面.
 バディー・シンガー楽団 という冴えない楽団が演奏した曲が "Just One Of Those Things"

 バディー・シンガー楽団 という最悪の楽団が演奏したとしても、この曲の良さを壊滅することはできない ・・・・・・ と、独特の皮肉めいた表現をしながらも曲の素晴らしさを言っています.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 そんなとっても有名なジャズ・スタンダード "Just One Of Those Things" を聴いてみます.
 この曲が入っていて、まだ取り上げてないアルバムも何枚かありますが、今日はヴォーカルで.

 バックにビッグバンドを従えて、全体に軽快な歌が楽しめます.






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  " Anita O'Day Swings Cole Porter with Billy May "





  1. Just One of Those Things ・・・・・ 2:05
  2. Love for Sale ・・・・・ 2:42
  3. You'd Be So Nice to Come Home To ・・・・・ 1:48
  4. Easy to Love ・・・・・ 2:01
  5. I Get a Kick Out of You ・・・・・ 2:21
  6. All of You ・・・・・ 1:40
  7. Get Out of Town ・・・・・ 2:28
  8. I've Got You Under My Skin ・・・・・ 1:47
  9. Night and Day ・・・・・ 1:59
  10. It's De-Lovely ・・・・・ 2:03
  11. I Love You ・・・・・ 1:56
  12. What Is This Thing Called Love? ・・・・・ 2:30
  13. You're the Top ・・・・・ 2:24
  14. My Heart Belongs to Daddy ・・・・・ 2:51
  15. Why Shouldn't I? ・・・・・ 3:06
  16. From This Moment On ・・・・・ 3:09
  17. Love for Sale ・・・・・ 3:34
  18. Just One of Those Things ・・・・・ 2:38





  Anita O'Day (vo), Billy May (arr.cond)
  # 1 - 4 & 6 : Recorded on April 2, 1959.
  # 5 & 7 - 12 : Recorded on April 9, 1959.

  # 13 - 18 : Bonus Tracks






 Verve レーベルから 1959 年に発表された アニタ・オディ のアルバム.
 オリジナルアルバムは 12 曲目までで、残りの 6 曲は CD のボーナス・トラックで、録音された年もバラバラです.
 当然ですが演奏曲はすべて コール・ポーター の曲です.




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● Cole Porter (1891.6.9 〜 1964.10.15) ●

 改めて言うこともありませんが コール・ポーター はそれこそ多くの曲 ・・・・・・ それも素晴らしい曲を残しています.
 ミュージシャンの演奏でも "Cole Porter Song Book" とタイトルが付けられたアルバムがすごく多い.
 今日のアルバムも聴いたことのある、とてもご機嫌な曲がゴロゴロ.


 この "Just One of Those Things" は 1935 年のブロードウェイミュージカル "Jubilee" のために書かれた曲で、このミュージカルでは "Begin the Beguine" ( フランク・シナトラ の歌でも有名です) という有名な曲も使われています.
 曲の内容は、失恋の痛みを 「よくあること」 と自分に言い聞かせています.


 一般的な曲は ヴァース + コーラス で構成されています.
 この ヴァース はその後のテーマとも呼べるコーラス部への大事など導入部と言われています.
 特にミュージカルなどでは、この部分はアドリブ的に アカペラ やピアノだけの伴奏で歌われることが多い.

 「これから歌が始まるけれど、その前に知っておいてほしいことがある」 ・・・・・・・ って感じなのです.


 舞台では結構この部分が大事ですが、レコードでは省略されることが多いのですが、たまにこの部分がしっかり歌われている演奏は雰囲気がガラリと変わります.

 ("イージー・トゥ・リメンバー アメリカン・ポピュラー・ソングの黄金時代" から一部引用)




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● Anita O'Day (1919.10.18 〜 2006.11.23) ●

 このアルバムの 1 曲目がこの "Just One Of Those Things"
 でも アニタ の歌は先に書いた ヴァース はなく、軽快なテーマ部からいきなりの全力投球.


 ボクも何枚かの "Cole Porter Song Book" を持っていますが、中でも エラ・フィッツジェラルド のアルバムはお気に入り.
 そのアルバムで エラ はヴァース部分をしっとり歌い上げてからアップテンポなテーマ部に入っていきます.
 こういう演奏を聴くと、やっぱりヴァースの意味があるなぁと思ってしまいます.


 じゃあヴァースの入っていない今日のアルバムがダメなのかっていうと、全くそんなことない.
 切れのある都会的なホーンアンサンブルから始まるこの曲は、 エラ とは全然違う魅力に溢れています.

 とても都会的で ソフィスティケイティッド .
 都会の女は恋の一つ二つは気にも留めない ・・・・・・ って雰囲気.

 こういうところが アニタ 姉さんの魅力だなぁ.




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● Billy May (1916.11.10 〜 2004.1.22) ●

 このアルバムの編曲をしたのは ビリー・メイ .
 バックの演奏も彼の楽団です.

 ボクは彼のことほとんど知りませんでしたが Wiki などを見ると結構有名な方で、多くの有名ミュージシャンたちのアレンジやレコーディングもありました.
 1960 年代にはテレビ番組の主題曲も手掛けています.


 このアルバムでも、いかにもあの当時のビッグバンド風のウェーブ感や切れのあるホーン・アンサンブルを聴くことができます.
 
 ちょっと ラロ・シフリン を彷彿さえるようなアンサンブルも聴けたりして.




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 ちなみにボクの持っているこの CD はインポート盤で後半 6 曲がボーナス・トラックですが、この 6曲は ビリー・メイ のアレンジとは関係ない気がします.
 単純に 「 コール・ポーター の曲で未発表だから入れときました」 ・・・・・・ 的な香りがするのは気のせい ?



 でも "Just One Of Those Things" で始まり "Just One Of Those Things" で終わるこのアルバムにとっては 「よくあること」 の一言で片付いてしまいそうですね (笑)
 


  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 このアルバムの演奏には ヴァース が入っていませんが、その部分も含めた歌詞を載せておきます.


  (Verse)
  As Dorothy Parker once said to her boyfriend
  "Fare thee well,"
  As Columbus announced when he knew he was bounced
  "It was swell, Isabelle, swell"
  As Abelard said to Heloise
  "Don't forget to drop a line to me, please,"
  As Juliet cried in her Romeo's ear
  "Romeo, why not face the fact, my dear?"

  (Chorus)
  It was just one of those things
  Just one of those crazy flings
  One of those bells that now and then rings
  Just one of those things

  It was just one of those nights
  Just one of those fabulous flights
  A trip to the moon on gossamer wings
  Just one of those things

  If we'd thought a bit
  Of the end of it
  When we started painting the town
  We'd have been aware
  That our love affair
  Was too hot not to cool down

  So good-bye, dear, and amen
  Here's hoping we meet now and then
  It was great fun
  But it was just one of those things




 このアニタのパンチの効いた演奏も悪くはありませんが、やっぱり エラ のように ヴァース 部も無伴奏でしっかり入れておいてほしいと思うのは欲張りすぎかな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 前回の 東京 、 EOS学園 が一番の目的で、観たかった写真展も二つクリア.
 実はもう一つ目的がありました.
 それはフォトコンの写真提出です.





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 あの ヨドバシカメラ撮影会 のフォトコンテストにチャレンジします.
 残念なことにボクの住んでいる近くには店舗がありませんので、 東京 に行くついでに提出してきました.


 作品は 3 枚、全然違うタイプの写真です.
 この 3 枚はすんなり決定、 ラオウ ではありませんがこれについては 「一片の悔いなし」
 軽くトリミングし、作品によっては色を強調して、紙は ラスター 使用.

 まぁこのフォトコンはレベル高いし、参加者も多いでしょうから参加することに意義があるって感じですね.


 EOS学園 授業の時、春から一緒のメンバーに観てもらったら ・・・・・・・・・・


 一番自信のない写真が一番いいと言われてしまった ................... orz




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Anything Goes !

  ・ ・ ・ ・ ・



 昨日は本当に暖かく、午後は暑いと言ってもおかしくないほどでした.
 今日も霞みがかかったような空ではありますが暖かな朝です.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm 1/320sec f/4 ISO-100)

 まだほんの少しですが桜が残っていますが、そろそろ終わりですね.



 今週は本当にバタバタしちゃって、家に帰ってブログ書くような感じではなかったので、ようやく本日更新です.
 昨夜は前いた部署の歓送迎会、そして今夜は新しい部署の関係団体との歓送迎会.

 4 月になってから本当に飲み会が多いなぁ.
 基本的に飲まないので、いつも 2 時間ほど酔っぱらいの皆さんのお相手.
 まぁこういうお相手自体は問題ないのですが、お小遣いがどんどんなくなってしまうのが大問題.
 今年は CD や Blu-ray 購入しないで節約してるんですが、 iPad 落として修理代が 3 万円だったり、飲み会の会費がどんどん出ていってしまう ・・・・・・・・・・

 人生ってこんなものなのでしょうか (笑)
 


  ・ ・ ・ ・ ・



 気分を取り直し、軽い演奏を聴いてみるとします.






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  " Anything Goes ! / Dave Brubeck "





  1. Anything Goes ・・・・・ 5:42

  2. Love For Sale ・・・・・ 5:20

  3. Night And Day ・・・・・ 4:57

  4. What Is This Thing Called Love ・・・・・ 6:18

  5. I Get A Kick Out Of You ・・・・・ 5:18

  6. Just One Of Those Things ・・・・・ 6:21

  7. You're The Top ・・・・・ 6:36

  8. All Through The Night ・・・・・ 8:31





  Paul Desmond (as), Dave Brubeck (p),
  Eugene Wright (b), Joe Morello (ds)








 去年 入院中にジャケ買い したアルバムです.
 たしかこのシリーズでは デイブ・ブルーベック のアルバム何枚か再販され、どれがいいのかよくわからなかったので コール・ポーター の曲をやっているのと、ジャケットの足の美しさで買いました.
 
 そういえばこのアルバム買う少し前に "Sings The Cole Porter Song Book / Ella Fitzgerald" も購入した記憶が蘇りました.



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 なんでこんなジャケットなんだろう・・・・・・・
 と、タイトル曲をほんの少し調べてみたら、ジャケット写真がこの曲の歌詞に微妙な感じで関係しているのがわかりました.


 ヴァース (テーマ部のコーラスに入る前の序奏部分) が終わりテンポが速くなり、


  In olden days a glimpse of stocking
  Was looked on as something shocking,
  Now, heaven knows,
  Anything goes .......


 なるほど ・・・・・・・・・・

 きっとこの歌詞に因んでこのジャケットになったんでしょうね.



 今でこそスタンダードと呼ばれる、アメリカン・ポピュラー・ソング.
 その重要な三つの要素が、 ヴァース と コーラス と 歌詞 ・・・・・・・・・・・

 なんてことが "イージー・トゥ・リメンバー" に書かれていました.
 なるほどね、そいうことをわかって歌を聴いてみるとまた違った感じで聴こえてきますね.



 ちなみに コール・ポーター は、このヴァースの最後にユーモアやひねりを効かせるのが得意だったようです.
 そうなると、歌詞を理解しながら聴くのが絶対いいんだろうなぁ.



Brubeck002

 デイブ・ブルーベック カルテットです.
 結構長い間このメンバーで活動し、多くのアルバムを発表しています.

 でもボクがしっかり聴いたのは "Time Out" くらい.
 昔のジャズ屋でも、当然のように敬遠気味 ・・・・・・・

 同じ西海岸でも Art Pepper はいいんだけれど、 Paul Desmond や Dave Brubeck はダメって感じの風潮でした.

 このアルバムのピアノソロ聴いても、ちょっと独特な感じのピアノです.
 ボクの感覚としては硬い感じのピアノですね.
 それが、あの ポール・デズモンド 特有の音色と一緒になると何とも言えない感じになっちゃう.

 このあたりがアメリカで人気のあったところじゃないのかなぁ

 春霞の空を眺めながら聴くと、ピッタリなのです.



  ・ ・ ・ ・ ・



 さて、ようやく桜が開花です !!



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 (EF70-200mm F2.8L USM : 180mm 1/800sec f/3.2 ISO-100)

 といっても、遅咲きの ギョイコウ (御衣黄) という名の桜.

 写真のように、花びらが緑がかったちょっと珍しい桜です.
 少しすると赤みがかってくるようですが、まだ開いたばかりなので緑が残っています.



F07A7231
 (EF16-35mm F4L IS USM : 35mm 1/320sec f/4 ISO-100)

 先週行った時にはまだつぼみでしたが、ここ数日の暖かさでようやく開花.
 後数日後に満開になりそう ・・・・・・・・


 ですが、木がとても弱々しく花もポツンポツンなのです.



  ・ ・ ・ ・ ・

All Dressed Up With A Broken Heart

 ようやく風邪の症状もどこかに
 熱が出なかったので、できるだけ家で横になるようにして治しました.

 まだ鼻水がグジュグジュですが、仕事も問題なくできるのでなにより.
 今週末は いつもの東京 お出かけなので、とりあえずよかった.


 ここ数カ月のうちに届いたアルバムが 40 枚ほど机の上に積んであります.
 そんな中から今夜も一枚.

 そう言えば今年に入ってからのブログはすべてジャズ・アルバムの話題がメイン.
 ブログ・タイトルがジャズなので、当たり前と言えば当たり前なのですが、ボクにとっては結構珍しかったりします.






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  " This is Chris / Chris Connor "





  1. Blame It On My Mouth
         (Heyman-Levant) ・・・・ 2:41
  2. It's All Right With Me
         (C.Porter) ・・・・ 2:29
  3. Someone To Watch Over Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 3:13
  4. Trouble Is A Man
         (A.Wilder) ・・・・ 2:54
  5. All This And Heaven Too
         (De Lange-V.Heusen) ・・・・ 3:30
  6. The Thrill Is Gone
         (L.Brown-R.Henderson) ・・・・ 2:49
  7. I Concentrate On You
         (C.Porter) ・・・・ 3:31
  8. All Dressed Up With A Broken Heart
         (E.Patrick-C.Reese-J.Val) ・・・・ 1:51
  9. From This Moment On
         (C.Porter) ・・・・ 2:31
  10. Ridin' High
         (C.Porter) ・・・・ 4:16






  Chris Connor (vo), J.J.Jphnson (tb), Kai Winding (tb),
  Herbie Mann (fl), Joe Puma (g), Ralph Sharon (p),
  Milt Hinton (b), Osie Johnson (ds)
  Recorded at NY, April, 1955.






 うまく言葉では言えないんだけれど、自分にピッタリの声ってあるように思います.
 ボクにドンピシャなのは ダイアナ・クラール !!
 これは歌がうまいとかそういうんじゃなく、まさにドンピシャなんです.
 最近になって、聴けば聴くほどドンシシャだなぁと痛感したりもします.

 
 それで、この クリス・コナー の声も好きだって、最近になってわかってきました.
 以前もアナログ盤数枚持っていたというのに、その頃はほとんど聴くことがなく処分.

 少し大人になったとでもいうのでしょうか (笑)
 まぁ、今さらかぃ !! という感じでもあるんですがね.




ConnerC004-01

 クリス・コナー や Bethlehem 三部作については 以前 簡単に書きましたので割愛.

 前にピアノトリオをバックに歌っているアルバムが好き、と書きましたが、このアルバムは "J & K" でも有名な J.J.Johnson と Kai Winding のトロンボーン、そしてあの Herbie Mann のフルート、さらにギターと、ピアノトリオの伴奏とはかなり違う雰囲気の演奏です.

 曲は少しダークな雰囲気の曲が中心ですが、軽妙にスイングいしておりとっても聴きやすい.
 有名なスタンダード曲を中心の選曲です.



 有名な "It's All Right With Me" は コール・ポーター 作曲で、 1953 年のミュージカル "Can-Can" のために書かれた曲です.
 この曲を聴くと、どうしても Johnny Griffin の演奏 (BLP-1533) が思い浮かんできます.
 だって、 小川隆夫氏 がパーソナリティを務める Inter FM の "Jazz Conversation" のテーマ曲でしたから.
 まだ日曜日の16:00から2時間放送していた頃は、講習会の終ったあとこの番組を聴きながら家路についたので ・・・・・・・・・・・
 そんな番組も幾度かの番組編成を経て、日曜日の 18:00 から 2 時間に.
 最近ではまったく聴くことができなくなったので、今でもこのテーマ曲なのかは不明ですが、ボクの中ではいつまでも Johnny Griffin なのです.


 そう言えば今週末は 小川さん の "ONGAKU ゼミナール" 、久しぶりにお話し聴いてきます.



 このアルバムは 4 曲が コール・ポーター の曲です.




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 "From This Moment On" もいい曲です.
 この曲はアルバム "Chris" にも収められています.

 最初に ダイアナ・クラール のお話ししましたけれど、彼女もこの曲をタイトルにしたアルバムを出しています.
 折角だから聴き比べてみると ・・・・・・・・・・・

 この曲に関しては Chris Conner の演奏の方がいい.


 この"From This Moment On" も 1950 年のブロードウェイ・ミュージカル "Out of This World" の曲でした.



 ボクが一番気に入っているのが "All Dressed Up With A Broken Heart"
 多分失恋の歌なんだろうけれど、とても軽快なピアノが聴いた小品.
 とても短い曲だけれど、淡々と歌っているのがいいのです.



     I'm all dressed up
     With a broken heart
     Pretending I'm with you
     Someone else in my arms
     Only brings back your charms
     It's a game I just can't
     Carry through

     When I'm alone
     And the teardrops start
     I realize it's true
     I'm all dressed up
     With a broken heart
     And still in love with you

     When I'm alone
     And the teardrops start
     I realize it's true
     I'm all dressed up 
     With a broken heart
     And still in love with you



 このアルバムも、とても素敵なアルバム.
 ・・・・・・・・・ いまさらですが.






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 机の上のアルバム.
 すでにブログで取り上げたものや、まだ一度くらいしか聴いていないものなどいろいろ.

 多くは CTI の廉価盤だったりします.
 かなりヤバいものもあったりします ・・・・・・・・・ Don Sebesky や Airto など、ほんとにヤバいから

 まぁ廉価価格だったから、そのあたり覚悟の上買ったようなものです.
 ジャケ買いもかなりありますし ・・・・・・・・・



 先週から奥様が一週間ほどスキーに行ってしまったので、ボクは一人.
 とても伸び伸びと生活しているのであります.

 今夜もこれからのんびり、大音響で映画でも観ることにしよう.


 女房元気で留守がいい ・・・・・・・・・・ これがいいっ !!
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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