ようやく PC が戻ってきました.
 やっぱり速さが全然違います、画像が全然違います.
 便利さに慣れてしまうと、ほんの少しの不便さも我慢できなくなってしまうようです.
 HDD は問題なかったので、データも出荷時のままで、ホッと一息です.


 さて昨日からブログのビジュアル化をしています.
 といっても大げさなものでなく、 Link のバナーを自分で作って貼ったものです.
 コンセプトはズバリ、 "お銀座のビルでよく見かける看板" ・・・・ 新宿や池袋でなく、お銀座というところがポイントです (笑) .
 すでに数名の方 (っていうか、 Link 自体が数個しかないのですが・・・・汗) から喜びの声をいただき、確かな手ごたえを感じています (なんのこっちゃ) .


 夕方ポストの中に、見慣れた Inter-FM の封筒が入っていました ・・・・・ なぜかこの封筒、結構見慣れているんです.
 えっ、今度は、なに、なに ・・・・・・・・・・・・・・



DSC_0571


 yurico さん流に表現すると、"当たったぜぃーーーーーっ!!"


 "Criss Cross Jazz Complete Catalog" !!


 そういえばずっと前、番組あてに応募メール出したような記憶がよみがえってきました.
 どんなこと書いて応募したのか、約 2 か月前に出した送信メールを確認してみると

 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 「ただ希望しても面白くないので、 "モニター希望" です.
ブログで番組 PR と、プレゼント・レビューしますのでよろしく・・・・・」
 なんて書いてありました (汗) .
 あちゃ〜、こんなこと書いちゃいましたっけ ???
 でも書いた以上は約束を守らないといけませんね、どんなレビューになるかは別としてもやるだけやってみましょう.



BIZN2sampler

 Criss Cross はオランダのジャズ・レーベルで、 30 年近く若手や無名の新人を中心にアルバムをすでに 300 枚以上制作おり、小川さんに言わせると 「現代のブルーノート」 となるようです.

 創設者は Gerry Teekens で、巻頭 (巻末に日本語訳あり) の彼のあいさつ文には、レーベルの一貫性を大事にしているということが書かれています.
 一人のプロデューサー、一人のレコーディング・エンジニア、スタジオもできるだけ変えず、アルバム・デザインや解説者に至るまでの一貫性を貫いている、ということが書かれています.
 なるほど、 Blue Note っぽいです、でも肝心の演奏はどうなんでしょう.


 このカタログには、サンプラーとして 1 枚 CD が付いており、そこには次の 12 曲が入っています.



 1. What Is This Thing Called Love :
    Jimmy Raney Quartet (Criss 1001CD)
 2. Everything Happens To Me :
    Clifford Jordan Quartet (Criss 1025CD)
 3. Love For Sale :
    Peter Bernstein Quartet (Criss 1079CD)
 4. All God's Chillum Got Rhythm :
    Melvin Rhyne Quartet (Criss 1080CD)
 5. Beautiful Things :
    Eric Alexander Quartet (Criss 1133CD)
 6. Esther's Step :
    John Awana Sextet (Criss 1019CD)
 7. Nica's Tempo :
    Grant Stewart Quartet (Criss 1124CD)
 8. A Calling :
    One For All (Criss 1234CD)
 9. Some Other Blues :
    Orrein Evans Trio (Criss 1213CD)
 10. Panic Attack :
    Ryan Kisor Quartet (Criss 1215CD)
 11. When The Saints Go Marching In :
    Wycrliffe Gordon And The Garden City Gospel (Criss 1253CD)
 12. Trombone Joe :
    Herlin Riley (Criss 1272CD)


 この選曲も、小川さんと記載があります.
 この CD 聴いてまず感動したのが一曲まるごと入っていることです.
 とかくこういったサンプラーは、途中でフェード・アウトが結構多いんですよね.
 でも、自身の番組でも 「極力まるごとかけたい」 と言っているように、自分の監修では当然カットできないですよね.
 だから、非常に聴き応えのある一枚になっています.
 67 分に及ぶ 12曲の演奏、サンプラーとあなどってはいけません.


 選曲はスタンダード中心で、ストレート・アヘッドなナンバーがズラリと並んでいます.
 このあたりはシリアスなジャズ・ファンを気取っている方々にも、十分納得させられるような選曲です.
 おまけにデキシーランド・ジャズまで入っていますよ (笑) .

 ボクがまず気にいったのは、 5 曲目の Eric Alexander の演奏です.
 ボクが知らないだけでしょうが、 Eric Alexander はすでに日本でも有名なテナー奏者のようです.
 すごく都会的でモダンな演奏で、こういうテナー好きです.
 それにピアノもいいんです、とてもスリリングに絡み合っています.
 そして 8 曲目の "A Calling" まで、一気にゴキゲンな演奏が続いていきます.
 それぞれ、参加しているミュージシャンも違いますし、演奏スタイルも違うのですが、通して聴いてもまったく違和感なく、グルービーでホットな演奏ばかりです.


 正直、ボクはかなり違うイメージを聴く前に持っていました.
 ヨーロッパのレーベルなので、もう少し神経質な感じがあるのかなーと ・・・・ おまけに、ほとんどのミュージシャンの名前も知りませんし.
 だから 1 曲目の "What Is This Thing Called Love" を聴いた時に、「あれっ・・・??」 というような感じさえ受けてしまいました.
 あまりにストレートなジャズでした (笑) .
 続いて流れてくるのが、久しぶりの Clifford Jordan によるとっても甘くメローな "Everything Happens To Me" なのですから ・・・・ おいおい、 "In The World" の Clifford はどこにいった.
 演奏でも、なにか Blue Note を彷彿させるような演奏ばかりでした.


 こんな機会が無ければ、絶対に聴かなかっただろう演奏です.
 国内盤はありませんが、 International 盤として大手の CD ショップなどでは購入することもできそうです.
 Gerry Teekens があいさつの最後で言ったように、これらの CD が日本盤としてショップの店頭に並ぶのはいつの日でしょうか.


 もう幾度となく言っていますが、 Inter-FM の "Jazz Conversation" はボクの地域では聴けません ・・・・・ ようやく隣の県までは聴こえるようになったようですが.
 でも、東京から帰ってくる日曜日の夕方など、ほんの少しだけでも聴くようにしています.
 この番組からはいろいろなものをいただいていますし、リクエストに関してはかなりかけていただいています.
 公開生放送があれば必ず行きますよ ・・・・ 何と言っても、ずっとそれをリクエストしてますので.

 ということで、拙いレビューは終了です.
 小川さん、 Y ディレクター、番組スタッフの皆さん、ありがとうございました、これからも素敵な番組にしてください.



 ちなみのボクの地域では、この番組の時間帯 FM東京 系列の "福山雅治" の番組です.
 小川さんは、福山を越えられる ・・・・・ いやいや、すでに越えたのでしょうか (笑).