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 2 月 4 日の土曜日、湯の丸スキー場 で Deaf 限定のキッカーレッスンが行われました。
 昨シーズンも Deaf の方たちを対象とした カービング・レッスン が行われましたが、なんと今年は キッカー !!


 仕掛け人は昨年同様、 湯の丸スノーボードスクール の Deaf インストラクターの よなちゃん .
 今シーズンから、 冬季デフリンピック スノーボードフリースタイルチームの強化スタッフとして正式に任命されたようです.
 とっても偉いんです.



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 ● 向かって左から 鶴田プロ、手話通訳 I さん、よなちゃん ●


 指導してくれたのは 鶴田真到 プロ.
 飯綱リゾートスキー場 でプロスクールを開いています.
 ハープパイプ全日本選手権 での優勝経験もある方で、プロフ画の写真観るとかなりとんがっているように見え怖そうですが、会って話してみるととてもやさしい感じの方.
 なにより指導がとても分かりやすく丁寧でした.

 参加者の名前を覚えるのが早くて、名前でいろいろアドバイスするのがとってもいいですね.



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 ● 鶴田真到 プロ (飯綱リゾートスキー場) ●

 受講者がすべて Deaf の方たちなので、手話通訳は絶対必要.
 昨年同様、今年も手話通訳の I さんが参加してました.

 手話通訳は指でも表現するので、ミトングローブをしてはできません.
 この日は気温はそこそこでしたが、風が結構冷たく体感的には結構寒い日、そのたび手袋を脱いでの通訳はとても大変そうでした



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 この日の参加者は 6 名で、年齢幅はかなり広め.
 キッカー経験のある方もいれば、初めての人もいたりで、こういう講習は結構難しいですね.

 いきなりパークに入ってポコジャンから始めるのかなぁ、と思っていたら最初はカービング技術の確認から.
 カービングの確認をしながらそれぞれのレベルを見て、ポジティブな指導をしているところは流石です.

 キッカーでのジャンプするにはきちんとカービングができる事が前提になるようです.
 撮影がメインなのでそのあとの細かな話は聞きませんでしたが、きちんと基礎部分の確認をしていくというのはさすがですね.



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 カービングの確認した後は、パークに移動して 4 m キッカーのステップを使ってポコジャンから.

 ボクはこの日の午後ちょっとした用事が入っていたので、残念ながら午前中だけ写真撮って帰りました.
 後で よなちゃん に聞いたところでは、参加者全員がとてもうまくなって、楽しくレッスンを終えたようです.

 Deaf の方たちは上達したくてもなかなか一般的なスクール講習を簡単に受講できないので、こういうレッスンは費用的にちょっと割高にはなってしまうもののとても貴重かと思います.
 こういう取り組みがもっともっと広がっていくといいんですが、なかなか PR が広がっていかないのが現状.
 そんなこともあってか、今回は定員 10 名に対して受講者が 6 名でした.
 ただ、人数が少ない分逆にレッスン的にはとても充実していたようです.



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 お天気のほうも快晴とはいきませんでしたが 午後はいいお天気になったのかな 

 お疲れ様でした ・・・・・・・・





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 と、これで帰らないのがオッサンカメラマンのガメツイところ.
 昼食に行く前に、プロを捕まえて 1 本だけジャンプ撮らせて欲しいとおねだり.


 実は昨年も、レッスン終了後無理やりフリーランしてもらい写真に撮った記憶が蘇ります.
 最近は平気でずけずけとお願うしちゃう傾向があります ・・・・・ 図々しいにもほどがあるな (笑)



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 ● 10m キッカー (一連の写真は、一部コマを抜いたりトリミングやレタッチしてあります) ●

 リフトの上で少しお話ししましたが、キッカーまでのスピードがどのくらい出るのかわからないことをかなり気にしてました.
 流石のプロでも、練習もなくいきなり 10 m キッカー.
 それも初めて飛ぶキッカーだからアプローチバーンや風もよくわからない状況.
 さすがのプロでもプレッシャー半端ないかな.
 リフトの上で冗談交じりに 「デコ落ちしたりして ・・・・」 なんて.


 さすがに 「コーク 5」 なんて注文はできないので、 ストレートグラブ でもボク的には全然よかったのですが、ガッツリ トゥイーク していただきました.
 さすがプロ、カメラがあるとみんな燃えます (笑)

 できれば顔も入れたかったのですが、巡行で青空バックだとこちらサイドになってしまいます.
 そのためレギュラースタンスだとどうしても背中.
 特にこの時間帯、逆サイドからの撮影だと真正面からの逆光になってしまうので青空がきれいに出ないし、被写体がアンダーになったりとかなり難しいんです.

 特に今回は一発勝負なので、冒険しないで順光で.



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 一発勝負の撮影 ・・・・・ まさか被写体を外すようなことだけはできないので、こちらも結構なプレッシャー.
 広角レンズだったので近くてもまぁフレームから外すことはないと思いつつも、どのくらいのスピードで飛ぶのかわからないのがちょっと不安.
 鶴田プロがアプローチのスピードを気にしてましたが、ボクは被写体のスピードがどのくらいなのかすごく気になりました.

 リップの横で下から追っかけてみました.
 シャッタースピードは速めにしてましたが、被写体もカメラも一緒に動いていくのでピントが甘いというよりは、被写体ブレ、カメラブレといったところでしょうか.
 でもまぁ、ボクの腕では許容範囲といったところ.



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 午後、中途半端な用事が入っていたことが悔やまれます.
 こういう講習は、終了近くになるにつれみんなのコミュニケーションも良くなり、表情も朝とは全然違ってきます.

 来年も Deaf 限定のレッスンを開催予定なので、また協力させてもらい、ステキな笑顔を撮りたいと思ってます.


 それまでに手話を少し増やさないと ・・・・・・



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