Donald_Byrd

" Hank "

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 ホントに梅雨末期って感じの毎日です.
 まぁ今まで雨がほとんど降らなかったので、その意味では恵みの雨といったところでしょうが.


 この連休、夏季休暇も一日抱き合わせていろいろ計画していたものの、みんなキャンセル状態.



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 ● 2022.7.19 SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art : ようやく満開、家の紫陽花 ●

 後半は草刈りもしようかな、と思ってはいるもののちょっとタイミングが微妙すぎて、いっそのこともう少し伸ばしてしまおうかとも思ったり.
 草を伸ばしてしまうと、作業がかなり大変にはなってしまいますが ・・・・ どうしようかな.


 今日も本来は 東京 二日目でしたが、昨日の撮影がなくなったので天気がよければ 新潟 、 富山 あたりをドライブしようかと思いましたが、全国的に雨.

 わざわざ雨の日にリスク犯してドライブもないので、家でブログ更新なのです.



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 こういう時こそ映画でも ・・・・・ なのですが、いかんせん観たい映画がない.
 最近の話題は "キングダム 2" でしょうか.



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 ● キングダム 2 ●

 この映画、家の近所の広大な空き地にセットを組んでの撮影が行われました.
 まぁ撮影中は当然大きな囲いで中がまったく見えないようになってましたが.

 そんなこともあって、ちょっと気にはなっています.
 先日とりあえず前作を復習の意味で再鑑賞.


 改めて思ったのは ・・・・・・

 キビシイっす !!!!!

 特に主役の 山崎賢人 の演技がツラすぎる.
 オリジナルの漫画は読んだことないので、どんな雰囲気なのかまったくわかりませんが、変にコミカルな演技があって違和感ありあり.


 一昔前の青春熱血ドラマじゃないんだから、あんなに騒がなくてもいいと思う、



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 ● キングダム ●

 大ヒットした "るろうに剣心" シリーズも、ところどころで結構コミカルな演技があったけれど、バランスがよかったので映画として成功したと思います.

 しかしこちらのほうは ・・・・・・ レビューでは相変わらず大絶賛してる人たちたくさんいますが ・・・・
 吉沢亮 の演技はそれなりよかったし、ストーリー的にも結構面白いので、もう少し雰囲気変えるとかなりいい感じになりそうな気もします.

 ということで "キングダム 2" は軽くスルー、映画館で観るまでもないな.



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 最近部屋で流す音楽は、You Tube のオールディーズやちょっと前の J-Pop .
 かなり軟弱感の漂う部屋の中ですが、Amazon Prime で TV ドラマを観る機会が増えているので、音楽自体かけている時間が少なくなってます.

 だから久しぶりに Blue Note なんかを聴いてみると、原点回帰といった感じなのです.




1560 Hank





  " Hank / Hank Mobley "




  1. Fit for a Hanker
        (Hank Mobley) ・・・・ 7:24
  2. Hi Groove, Low Feedback
        (Hank Mobley) ・・・・ 9:56
  3. You'd Be So Easy to Love
        (Cole Porter) ・・・・ 5:39
  4. Time After Time
        (S.Cahn-J.Styne) ・・・・ 6:48
  5. Dance of the Infidels
        (Bud Powell) ・・・・ 7:54





  Donald Byrd (tp), John Jenkins (as), Hank Mobley (ts),
  Bobby Timmons (p), Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)

  Recorded at VG Studio, Hackensack, NJ, April 21, 1957.






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 BLP 1560 ・・・・・ ハンク・モブレイ は BLP 1500 番台に 6 枚ものリーダー・アルバムを吹き込んでいます.
 まさに Blue Note の顔ともいえるミュージシャン.

 ただ、このアルバムに関しては多くのレビューが、地味だとか、目立たないとか書いてます.
 たしかに悪くないけれど、インパクトには欠けるかなぁ.

 後年のファンキーなアルバムはある意味で強烈なインパクトあります.


 駆け出し中の ドナルド・バード の演奏もとてもいいと思う.
 "Time After Time" の演奏なんて、すごく癒し系でいいんだけれどなぁ ・・・・・


 
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 ● John Jenkins ●

 このアルバムを語る上でどうしても避けられないのが、アルト・サックスの ジョン・ジェンキンス .
 今では幻のアルト・サックスと呼ばれてもおかしくありません.
 このアルバムが Blue Note の初レコーディング.

 この録音の 1 か月前には彼の名前を一躍有名にした "Alto Madness" (Prestige 7114) 、 2 か月後 "Cliff Jordan" (BLP-1565) 、 4 か月後には自身のリーダーアルバム (正確には双頭アルバム) "John Jenkins with Kenny Burrell" (BLP-1573) をレコーディングし、一気に開花するはずだったんですが ・・・・・ 7 月には黄色が印象的なジャケット "Jenkins, Jordan and Timmons" (New Jazz 8232) も吹き込んでました.
 サイドメンとしての録音も、ほとんどがこの 1957 年です.

 これだけいろいろ録音していたのに、結果的に シカゴ に帰って他の仕事をしながら、細々と音楽を続けていたようです.
 こういうミュージシャンはほんとにたくさんいます.

 でも一瞬でもこうやって輝くことができたのは、ある意味では幸せだったかもしれません.



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 ● Hank Mobley ●

 ハンク・モブレイはこの後、 1960 年代に入り "Soul Station" 、 "Roll Call" 、 "Workout" 、 "No Room for Squares" といった代表作を立て続けに発表、正真正銘のBlue Note の顔として活躍していきます.

 黄金の 4000 番台 ・・・・・ いいですねぇ.


 気が付いたら、いつの間にか Roy Bittan のアルバムが流れてました.
 これはこれで、いいですな (笑)



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New Soil

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 こんどの日曜日は EOS学園 撮影実習.

 ・・・・・・・・・・・・ ですが、天気が激ヤバッ.



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 前回 8 月 6 日も天気予報では降水確率高かったのですが、当日は暑い日差しの下での撮影でした.

 でもさすがにこんどの日曜日は ・・・・・・・・
 台風 18 号の影響でひょっとすると大荒れになりそうな気配です.

 18 日の月曜日も 銀座 での撮影を中心としたセミナー申し込んであるので、そちらもヤバいかなぁ.
 こればかりは祈るしかありません.


 土屋先生、何とかしてください ・・・・・・・ ぼそっ




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 さて、 Blue Note のアルバムを取り上げるのは一か月ぶりです.
 ジャケットがいいなぁ ・・・・・・・・・・・・・

 でも、このアルバムそんなに聴いていないんです.






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  " New Soil / Jackie McLean "





  1. Hip Strut
         (Jackie McLean) ・・・・・ 11:15
  2. Minor Apprehension
         (Jackie McLean) ・・・・・ 7:30
  3. Greasy
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 7:20
  4. Sweet Cakes
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 6:41
  5. Davis Cup
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 5:25
  6. Formidable
         (Walter Davis Jr.) ・・・・・ 6:13







  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as),
  Walter Davis Jr. (p), Paul Chambers (b),
  Pete LaRoca (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 2, 1959.







 BLP-4013 、 ジャッキー・マクリーン にとって Blue Note での最初のリーダー・アルバムになります.
 ただし録音に関しては "Jackie's Bag (BLP-4051)" が最初になります.
 このアルバム録音の約半年後 "Swing, Swang, Swingin' (BLP-4024)" が吹き込まれました.


 オリジナル・アルバムは 5 曲目までで、 6 曲目 "Formidable" は CD 化に伴ったボーナス・トラックです.

 ちなみに私、最初にこのアルバムを知った時、タイトルが "New Soul" だとばかり思ってました.






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 ジャッキー・マクリーン のイメージは、新主流派でもかなりアグレッシブな演奏をする ・・・・・・・
 というのがボクの持っている印象です.
 ソロでも時々ピーキーな感じが出たり.


 もちろんそれはこのアルバムよりももう少し後の演奏.
 現にこのアルバムはとても聴きやすいハード・バップです.

 ただ一度そういうイメージを持ってしまうと、なかなかそれを払拭するのが難しい.
 特にボクを含めジャズ聴いている人たちって、ある意味で頑固なところあるから ・・・・・・ (笑)


 そんな感じでなかなか好んで聴こうとしないミュージシャンの一人.
 Blue Note への吹込みが多いので、ボクの部屋の棚にも彼のアルバムは 15 枚ありました.
 持っている枚数が 1000 枚ちょっとなので、それを考えると結構多いほうかもしれません.




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 このアルバムは ジャッキー・マクリーン とピアノの ウォルター・デイヴィス・ジュニア のオリジナル曲で構成されています.
 
 そんな選曲も、ちょっと聴く前から抵抗を感じてしまう部分かもしれません.
 ただこういったアルバムはたくさんありますし、単に聴かず嫌いを否めません.
 サイドメンとして有名なアルバムにも参加しているので、そういったところでも彼のステキな演奏を聴くことが多いのですが、どうもリーダー作となると ・・・・・・・・・・ ぼそっ

 
 で聴いてみると、先にも書いたようにとても聴きやすく、ご機嫌なアルバムにに仕上がっています.
 後年の前衛的な雰囲気も時々あるものの、あまりゴリゴリせず ・・・・・ ピーキーでないところがとても聴きやすいのです.


 Prestige 時代にも何枚かのリーダー・アルバムがありますが、ボクは "4, 5 and 6" しか持っていませんので正直 Blue Note 時代との比較ができません.

 1 月に書いた記事読んでみたら、やっぱり今回と同じようなことが書いてありました.




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 感じたのは特に ドナルド・バード がいいんだな.
 この人のトランペットの音が好きだなぁ.

 とても聴きやすいアルバムで、いかにも Blue Note らしいアルバムでもあります.

 でも後年の彼の演奏が好きな方には、まとまりすぎた感じでちょっと物足りないかもしれませんね.




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 今夜、テレビのニュース番組で紹介されていましたが、お隣の 上田市 塩田平 にある松茸小屋がオープンし始めました.
 この 塩田平 には、こういった小屋がいくつかあります.

 週末のお天気同様、松茸の収穫もお天気次第.
 今年は結構収穫が見込まれているようで、出だし好調のようです.




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 この 塩田平 は、上田市の南西に位置しているのどかな田園地帯.
  「信州の鎌倉」 とも呼ばれ、古い社寺が 多く文化財も豊富です.
 特に有名なのは 別所温泉 にある国宝の 安楽寺 三重塔 ですが、他にも重要文化財の 前山寺 三重塔 もあります.
 これからの時期はそういった神社仏閣を散策して歩くのもステキです.

 3 年前の勤務先がこの 塩田平 だったので、このあたりはいろいろ歩いたことがあります.




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 東京 から 上田 まで新幹線で1時間半、そこから 別所線 という超ローカル線で 塩田平 に行けます.
 また終点の 別所温泉 には結構お高い温泉旅館や 北向観音 や 安楽寺 三重塔 などの観光名所もあります.



 ちなみにボクは キノコ をまったく食しませんので、松茸も全く興味がないエコ設計になっています (笑)



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All Mornin' Long

 クレーマーまがいの発言について書いたところ、数名の方からご心配のコメントいただき恐縮です.

 でも全くご心配無用 ・・・・・・・・

 このクレームはボクの友人、職場の同僚や部下たちの意見ですので、まったく No ploblem .



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 特にボクの職場のみなさんは頭の中も筋肉でできているような人たちばかりですので、どうも音楽を含む芸術分野に疎いようで ・・・・・
 ましてやジャズなんて推して知るべしなのです.

 まぁお互いに冗談半分の会話ですので、ボクもネタにしているんですが (笑)


 本当のクレーマーでしたら当然煽るようなことしませんし、関わらないようにしています.


 ということで今後もタイトルに恥じないようにジャズに軸足を置きながら、フラフラと進んでいきます.




 その前にちょっと、数日前のことを.

 ボクの職場ですが、道路を挟んだ隣には県立高校があります.
 先日の午後、その敷地内から大声で怒鳴りあっている声が.

 何事かと外に出てみると、高校生カップルが言い争っています.
 どうも彼女のほうから別れ話を持ち出したようで、男子のほうはパニック状態.
 辺り気にせず大声で絶叫です.



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 あまりの騒ぎにそのうち教師もやってきて男子学生をなだめていますがまったく効果なし.
 女子学生は完全ドッチラケ状態で、引きまくりです.

 最後は 「死んでやる」 と言いながら男子学生が駅方向へ、それを教師が追いかけきました.

 今朝まで、新聞やニュースに高校生の自殺やストーカー殺人の記事がないので、死ぬことはなかったでしょうが・・・・・・


 それにしてもボクらの青春時代とは違うなぁとつくづく.
 女にふられたっくらいで、こんなになっちゃう訳 ???


 ストーカーとか、別れ話で殺傷事件という話題が多いのですが、どうもボクにはそういう気持ちになることが理解できませんでした.
 この風景見ていてある意味納得.
 最近こういう感じの男子多いのかねぇ.

 因みのボクの部下にも、彼女にフラれたら仕事辞めてどこかへ旅にでも行きますって真面目に言っている者がいるくらいですから.

 軟弱すぎるなぁ、今時の男子.




 そんな話題は置いておいて、オークションで見つけてしまった一枚.
 このアルバムも、その昔アナログ盤を持っていました.
 その後 CD がありそうでなくって、ようやく安いものをオークションで購入.

 850 円の落札価格は十二分に元取れるな.





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  " All Mornin' Long / Red Garland "





  1. All Mornin' Long
         (Red Garland) ・・・・・ 20:17

  2. They Can't Take That Away from Me
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 10:25

  3. Our Delight
         (Tadd Dameron) ・・・・・ 6:18




  Donald Byrd (tp), John Coltrane (ts),
  Red Garland (p), George Joyner (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, November 15, 1957.





 内容もですが、ジャケットもいいですね.
 Prestige 7130 .
 小川隆夫 さんが先月 ON ゼミ で取り上げたのが 1956 年のアルバム.
 もっとも実り多かったのが 1956 年と言われているようですが、このアルバムは 1957 年録音で、この年も名盤がゴロゴロしています.





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 このアルバムの A 面を占めるアルバム・タイトル曲 "All Mornin' Long" ですが、その昔ジャズ屋で何度聴いたことか.
 久しぶりに聴いた演奏は懐かしさもいっぱいです.

 スローテンポのブルースでとても耳に優しいのです.
 コルトレーン大先生の演奏にしても、この曲に関しては血管切れそうな演奏ではありません.


 今回聴いてみてすごくいいなぁと思ったのが 2 曲目の "They Can't Take That Away from Me (邦題: 誰も奪えぬこの想い)" でのガーランドのソロ.
 このソロ・パートはいいなぁ.
 お得意のブロック・コードをすごくいい感じで積み上げていきます.

 1 曲目もそうですが、このブロック・コードとシングル・トーンをうまく使い分けたソロは聴いていてとても心地いいのです.



Red Garland 006

 このグループは 11 月と 12 月の 2 回の録音があり、合計 4 枚のアルバムを発表しています.
 Prestige お得意のマラソン・セッションって感じですね.

 "Soul Junction (Prestige 7181)" 、 "High Pressure (Prestige 7209)" 、 "Dig It (Prestige 7229)" とこのアルバムです.
 アルバム番号が結構飛んでいますが、これも Prestige の販売戦略 ・・・・・・・ マイルス のマラソン・セッションのように一年に一枚って感じで同時に発表しなかったからでしょう.


 本アルバムは "All Day Long (Prestige 7081)" と "All Night Long (Prestige 7073)" の三部作とされています.
 ただし、内容的にはジャム・セッション形式という部分だけが共通しているだけで、メンバーもリーダー (他の 2 枚は ケニー・バレル がリーダー) も違っています.


 "All Day Long" は昔も幾度となく聴いたんですが、 "All Night Long" の記憶がサッパリない.
 この 2 枚のアルバムが 1 セット ( CD 2 枚組) で 900 円ほどで売っています.
 ただレーベルもよくわからない.

 もう少し余裕が出たらちょっと購入してみようかな.




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 こんな感じの Prestige ジャム・セッションはほとんどが一発録りだったようです.
 Prestige の代名詞のようになっていますね.


 ボクは Blue Note が好きですが、 Prestige が嫌いというわけではありません.
 TBM も Blue Note も新しいことへの挑戦みたいな部分が微妙に好きなんですね.

 このアルバムのようなジャム・セッションも、ちょっと昔のジャズ屋の郷愁さえ感じられるようで、たまにはいいですね.







 さて、この時期とっても、とっても、と〜〜っても物入り状態.
 にも拘らず、先日も勢いで一脚なんか購入しちゃったりで火の車が燃え尽きそうな状態です.



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 iPad の充電ケーブルが切れそう ・・・・ そろそろ交換しないとヤバい

 使っているオーデコロンが終わった ・・・・ 冒険もできないからいつもの CK-one

 CD を収納するビニール袋も底をついた ・・・・ 数年前に購入した時よりも値上がりだって

 そろそろスタッドレスタイヤ買わないとダメでしょ ・・・・ とりあえず初めての韓国製

 来月は Type-R の車検も控えてる ・・・・ 最後の車検かな

 半分お仕事の 名古屋 旅行も控えてるし ・・・・ 仕事半分、写真半分

 とどめは欲しい CD が、ここにきて何枚もオークションにかけられたりしていて ・・・・ これはねぇ、ここで買わないと



 どうしよ ・・・・・・・・・

 数百円程度のものから 10 万円以上まで、塵も積もると山になっちゃうわけですよ.

 でもまぁ、何とか生きているからいいとしようか.


 ちゃんと新年迎えられればいいんだが ・・・・・・・・・・・

At The Half Note Cafe

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 来年度の人事異動内示が発表になり、職場はちょっと慌ただしい感じです.
 ボクは異動がないのでいつも通り、と言いたいところですが新しい組織作りをしなくちゃいけないので微妙にねぇ ・・・・・・・・

 おまけに送別会が月末にかけドドォーーンと、さらに4月になれば歓送迎会 ・・・・・・
 飲まないボクでも疲れます.

 おまけに金曜日あたりから鼻水がダラダラ.
 まわりでインフルエンザや風邪の方がたくさんいるので、どうもうつったのかなぁ.
 こういうの本当に勘弁してほしい.


 ということで、この週末は久しぶりに何の予定もない土日なので、家にこもってグダグダの休日にしようと思ってます.




 さて、お借りしていた EOS 5D Mark lll ともお別れです.
 月曜日には キヤノン さんあてに発送です.



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 使ってみた感想は ・・・・・・・


 やっぱりフル・サイズと言うことに尽きるかな.
 ちょうどバタバタしている時で、ゆっくりステキな風景など撮りに行くことができませんでしたが、ボクの持っている EF 16-35mm F4L IS USM と組み合わせて目一杯ステキな風景を撮ってみたいなぁ.


 それとシャッター音 !!
 これが全然違うんだなぁ、拘る人にはここが結構ポイント高かったりして.
 ただこの音に関しては完全に好みだから、ボクはどっちもありなのです.


 処理速度はどうなんでしょうか.
 EOS 5D Mark lll が若干速いような気もします、これは DIGIC 5+ の速さかなぁ.
 これはあくまで感覚なので、実際にはそんなに差がないかもしれません.


 常用 ISO 感度も Mark lll のほうは 25600 でしたが、夜間撮影で比べる余裕もなかったで正直わかりませんでした.
 ただ、拡大してみたときの画質が Mark lll のほうがいいような気がするので、 ISO 8000 くらいで撮り比べるとかなり差が出そうな気もします.


 他の機能は、さすがに 4 年前に発売された Mark lll ですのでちょっとと思う部分がありました.
 逆にボクの 7D Mark ll のほうが使いやすいなぁと改めて思うところもいくつか.
 測距点も 7D Mark ll が 65 点になってしまいましたしね.


 そうそう、ファインダー内の水準器が慣れないとちょっと使いにくい.
 カスタム設定で 絞り込みボタン に水準器を設定したんだけれど、やっぱりファインダー内に常時表示できたほうがいいなぁ.
 ストロボ機能がないところは、普通のスナップ撮影なんかには辛いなぁ.
 このクラスのカメラを使用する人たちはみんな光量のある外部ストロボ使用するとは思いますが、それでもちょっとした時すぐにストロボを使えるメリットはあるはず.
 やっぱりファミリー撮影などは 7D Mark ll ・・・・・・ さらにタッチ・パネル使える 80D あたりを勧めちゃうな.



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 ここについていたレンズ EF 24-105mm F4L IS USM ですが、一つ感じたのはレンズが重力で自然とズーミングしちゃうところ.
 内筒が伸びるタイプのレンズなんですよね.
 これはこういうレンズを今まで使っていなかったのでものすごく気になったなぁ.
 最近のレンズは、確か伸びないようなロックもできたと思います.
 それでもこのレンズ、適度な望遠で先日の CP+ あたりでは十分使えそうです.

 ただボクがいつか購入しようと思っているレンズは EF 24-70mm F4L IS USM .
 本音を言うとこちらのレンズが付いてくるとうれしかったのですが、モニターはすべて 24-105mm でした (笑)



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 キヤノン・フォト・サークル の会員になって、カメラ・モニターやフォト・コンといった感じでいろいろ楽しませていただいています.
 おまけに毎月届く会報も、カメラメーカーだけあって写真もキレイですし、いろいろな情報も掲載されておりグッドなのです.


 さらに大事なのが、この会員になると修理代金が割引になることです.
 古い EF 70-200mm F2.8L USM を同僚から頂き、修理して使っているボクとしては、今後のこのレンズのオーバーホールも考えていたのでこの修理代金割引がとてもポイントでした.

 会員になってすぐにこのカメラ・モニター当たってしまいましたが、実はこのカメラのモニターは他のレンズ・モニターなどに比べると競争率高いようなことが他の方のブログに書かれていました.



 やっぱり持っているのか、オレ ! ・・・・・・・ 勘違いしそうだな (笑)



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 このカメラ・モニターは、返品の際にこのカメラとレンズで撮った写真を 2L サイズにプリントして 1 枚送らないといけません.
 ですので先日撮った上の写真を送ることにしました.


 今回のモニターにしてもそうだけれど、やっぱり キヤノン はこういったプロモーションやサービスがうまいなぁとすごく感じました.
 これからも キヤノラー でいこうと思わせちゃうよね.


 いずれにせよとても楽しく使わせていただいた 20 日間でした.


 ちなみに現行の 5D Mark lll についてはボクは購入するつもりはありません.

 がっ、この機種の後継機は絶対に買うことに決めています.
 ただ、レンズを付けて購入できるかは ????????

 さすがにボディだけで 40 万はいかないよね、 キヤノン さん (笑)



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 さて今日も Blue Note いきますか.
 マイケル・カスクーナ ではありませんが、家の棚から発掘です (笑)
 このアルバムはすごく聴き応えありますが、内容がとてもいい.


 写真の話題で前振りがかなり長くなってしまったので、 1 枚目の演奏を中心に書いてみましょう.





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  " At The Half Note Cafe / Donald Byrd "




  Disc 1 :
  1. Introduction by Ruth Mason ・・・・・ 1:21
  2. My Girl Shirl
           (Duke Pearson) ・・・・・ 10:32
  3. Soulful Kiddy
           (Donald Byrd) ・・・・・ 10:06
  4. A Portrait of Jennie
           (G.Burdge-J.R.Robinson) ・・・・・ 6:49
  5. Cecile
           (Donald Byrd) ・・・・・ 12:52
  6. Theme (Pure D. Funk)
           (Donald Byrd) ・・・・・ 1:51
  7. Child's Play
           (D.Byrd-D.Pearson) ・・・・・ 8:42
  8. Chant
           (Duke Pearson) ・・・・・ 11:03




  Disc 2 :
  1. Jeannine
           (O.Brown Jr.-D.Pearson) ・・・・・ 13:09
  2. Pure D. Funk
           (Donald Byrd) ・・・・・ 6:13
  3. Kimyas
           (Donald Byrd) ・・・・・ 11:58
  4. When Sunny Gets Blue
           (M.Fisher-J.Segal) ・・・・・ 6:20
  5. Between the Devil and the Deep Blue Sea
           (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・・ 9:54
  6. Theme from Mr. Lucky
           (Henry Mancini) ・・・・・ 10:50






  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs),
  Duke Pearson (p), Laymon Jackson (b),
  Lex Humphries (ds)
  Recorded at the Half Note Cafe, NYC, November 11, 1960.






 このアルバムは BLP-4060 と 4061 の 2 枚で発売されましたが、ボクの持っている輸入盤 CD は 2 枚組になっています.
 今回のジャケット写真はその 2 枚組のものをアップしてあります.
 ちなみにオリジナル・ジャケットは Vol.2 の文字の一部がピンクになっています.



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 このアルバムの白眉は "Byrd In Flight (BLP-4048)" でも演奏されている "My Girl Shirl" でしょう.
 後に アルフレッド・ライオン の夫人となる ルース・メイソン のメンバー紹介に続いて始まるのがこの曲です.
 この ルース・メイソン については "Moods (BLP-4044)" のジャケット写真のモデルとしても有名です.


 "Byrd In Flight" でのこの曲の演奏は、このアルバムの ペッパー・アダムス ではなく、 ジャッキー・マクリーン (他の演奏では ハンク・モブレー) が入っていました.
 演奏の好みは楽器の好き嫌いなどでも意見が分かれそうですが、ボクとしてはこちらのライブ・アルバムの演奏のほうが好きです.


 "A Portrait of Jennie" はアダムスが抜け、このアルバムで唯一のカルテット演奏です.
 トランペットとピアノをフューチャーしてあります.
 この演奏がとてもいい演奏.


 この日の演奏は 4 セットだったようですが、各セットの内容まではボクの情報収集能力では解明することができませんでした.



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 アルバム "Cat Walk (BLP-4075)" の時のスナップ.

 冒頭の ルース・メイソン のメンバー紹介でも 「New Band」 と言っています.
 でも ペッパー・アダムス とは、 Blue Note デビュー作 "Off To The Races (BLP-4007)""Byrd in Hand (BLP-4019)" でも双頭グループとして演奏をしていました.

 その後の数作品は ペッパー・アダムス が抜けましたが、この作品で戻り、リズム・セクションも入れ替えて新しい双頭クインテットとしてこのアルバムの演奏になります.


 ドナルド・バードと言えばジジ・グライスとのJazz Lab が有名です.
 Jazz Lab も、このペッパー・アダムスとのこのグループもどちらもリーダーと言うことではない双頭グループという形だったようです.
 便宜上Blue Note ではドナルド・バードのリーダーとして掲載されるのが一般的です.



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 "Chant" はピアノの デューク・ピアソン の曲.
 ドナルド・バード はこの曲を気に入っていたのでしょうか、この後も "A New Perspective (BLP-4124)" でも演奏していますし、未発表だった演奏も "Chant (LT-0991)" としてアルバムになっています.
 ちなみにアルバム "Chant (LT-0991)" での演奏はコーラスが入り、ガラリと雰囲気が変わっています.

 このアルバムでの演奏、ボクはすごく好きなんですがなんとオリジナル・アルバムには入っていませんでした.
 ペッパー・アダムスやデューク・ピアソンのソロもすごくいい.
 これはいつもよりボリューム上げて聴く価値があります、とても Blue Note らしい音で好演が聴けます.


 今日の CD のディスク 1 の 7 曲目と 8 曲目、ディスク 2 の 5 曲目と 6 曲目の計 4 曲は CD 化のボーナストラックになります.

 まぁ LP レコードの収録の制約があったので止む無くといったところでしょうか.




 と言うことで、前にも書いたように前振りがすごく長くて、さらにこのアルバムでもいろいろ書いていたらかなりの量になってしまったので、 ディスク 2 については機会があれば紹介したいと思います.



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 ブログ書いていても自然と鼻水がすーーーーーーっと流れてきます.
 微妙に風邪っぽいのです.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/10 EV-0.7 ISO-100)

 外の天気は春霞、風はあるものの穏やかな日が差しています.


 今日は一日おとなしく家で休むことにします.


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Wailing With Lou

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 東洋経済 では、全国の市を対象に 「住みよさランキング」 を毎年公表しています.
 このほど最新結果が "都市データパック 2015 年版" に掲載されました.

 なんとボクの住んでいる市が 長野県 で一番 (と言っても 19 市しかないんですがね・・・・笑) になりました.
 全国ランキングでも 52 位.



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 1 位と言っても、いつもアップしているボクの家からの風景を見ればわかるように本当に田舎の町です.
 人口にしたって約 3 万人ととても小さい.
 雨が少なく陽当たりがよく、大きな災害が起きないことはちょっとだけ誇れそうですが、本当になんもない.


 ただ交通の便は比較的よくって、 上信越道 の IC もボクの家から数分、隣の市にある新幹線駅まで車で 20 分くらいで行けちゃいます.
 そういった交通の便の良さも評価になったようです.

 こういうところからでも経済効果に繋がっていけばいいんですがねぇ.





 さて今日は土曜日.
 明日は当然日曜日なのですが、明日の日曜日もお仕事で丸一日つぶれます.

 だから今日くらいはまったりしようと、朝から スタバ でコーヒー飲みながらブログの下書きしたり.



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 地方のスタバだから、 9:30 頃でも写真のように店内はガラガラ.

 10 時頃になるとお客さんも増えてきましたが、さすが土曜日だけあって子供連れの方が多かったです.



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 今月来日予定だった ルー・ドナルドソン が体調不良のため来日延期になりました.
 実はサインをもらう予定でいたので超ショック.
 年齢が 88 歳ですので、こればかりは仕方ないですね.


 今日はそんな彼のアルバム ・・・・・・・・ まだとても若かったころのアルバムを.






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  " Wailing With Lou / Lou Donaldson "





  1. Caravan
        (D.Ellington-I.Mills-J.Tizol) ・・・・・ 5:58
  2. Old Folks
        (D.L.Hill-W.Robison) ・・・・・ 6:22
  3. That Good Old Feeling
        (L.Donaldson) ・・・・・ 6:52
  4. Move It
        (L.Donaldson) ・・・・・ 5:57
  5. There Is No Greater Love
        (I.Jones-M.Symes) ・・・・・ 6:54
  6. L.D. Blues
        (L.Donaldson) ・・・・・ 5:18





  Donald Byrd (tp), Lou Donaldson (as),
  Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, January 27, 1957.









 彼がまだ十分な評価を受けていなかった頃のアルバムです.
 このアルバムよりももう少し後になると、ギターやコンガを加えファンキーな演奏するようになり大ブレイクしていきますが、このアルバムではまだまだ抑えたような感じなのです.




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 彼の演奏では好きな演奏がたくさんありますが、その中でも結構好きなのが "Gravy Train (BLP 4079)" に入っている "Polka Dots and Moonbeams" .
 実はサインもそのジャケットに書いてもらおうと思っていたんです (笑)

 ファンキーな演奏もいいんですが、こんな曲のようなしっとりと歌い上げる演奏が大好き.

 このアルバムでは "Old Folks" や "There Is No Greater Love" .
 特に "There Is No Greater Love" は、今回聴いてみて改めていいなぁと思った演奏でした.
 ここでの ドナルド・バード がいい.
 ちなみに ドナルド・バード が ブルーノート からリーダー・アルバム "Off to the Races (BLP 4007)" を発表するのは翌年のこと.


 そして ハーマン・フォスター のピアノがいいんです.



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 この写真は 1954 年 2 月の バードランド での演奏風景で、この時の演奏はアルバム "A Night at Birdland (BLP 1521-22)" に収められています.
 クリフォード・ブラウン が加わって演奏しているこのアルバムはとても有名で、ジャズがハードバップへと進化していく歴史的な過程をとらえたアルバムのような紹介をされていたりもします.

 そんなホットな演奏者の中に ルー・ドナルドソン もいたのですが、 "Wailing With Lou" のジャケ裏のライナーノーツにある アイラ・ギトラー (小川隆夫 著の "ジャケ裏の真実" の記事では レナード・フェザー とありますがどうなんだろ ・・・・・ ) の記事だとまだまだ過小評価だったようですね. 



Herman Foster001

 ピアノの ハーマン・フォスター です.
 ルー・ドナルドソン と言えば ハーマン・フォスター と言っても過言でないくらい、多くのアルバムを録音していますし、相性も抜群なのです.

 彼は生まれつき盲目のピアニスト.
 独特なブロック・コードを使用する演奏ですね.


 ちなみに私、その昔このアルバムのタイトルを "Waiting With Lou" だとばかり思っていました (笑)


 先日書いた "Detroit - New York Junction / Thad Jones" のように、派手なアルバムではありませんが、いい感じのアルバムなのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 あまり多くはありませんが、他の方のブログも読んでいたりします.
 それぞれ個性的でおもしろいものがいっぱいあります.

 ただ基本的に自称ビジュアル派なので見た目読みやすそうだったり、キレイな写真が使われているようなブログがどうしても中心.
 逆に内容的に興味があっても、コマーシャルがいっぱい張り付いていたり、ゴチャゴチャしたようなデザインは読む気がなくなってしまいます.



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 ボクのブログ・スタンスは一人でも多くの方に読んでもらうこと.
 だからできるだけ第一印象でもある 見かけ 重視してます (笑)
 やっぱり最初は外見大事でしょう (笑)


 だから ・・・・・・・・・・・・・・・・


 ずっと前にブログのデザインを変えようかな、と思ってみたものの今になって変更できずにいます.

 性格は結構 チキン だったりなのです (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Mustang !

 昨日、WOWOW オンデマンド で何気なく観た "Diana"
 そこで彼女がジャズを聴く場面があります.

 目を閉じて選んだアルバムが Dexter Gordon の "One Flight Up"
 一曲目の "Tanya" の出だしがかかりましたが、この曲いいねぇ

 映画の中でかかった時に Blue Note ということだけはわかったんですが、曲名思い出せなくて ・・・・・・・




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 ちなみにこの映画は酷評
 英国はもちろんですが、アメリカでも酷評でした.
 ダイアナ妃 という存在が大きすぎるので、こういうのはかなり難しいですよね.
 おまけにバックグラウンドには不倫や事故死というものがあったりするんだから. 


 ナオミ・ワッツ も結構好きな女優さんなんだけれどねぇ ・・・・・・・・
 途中まで観たのですがどうも音楽のほうが気になっちゃって、 CD を引っ張り出して "Tanya" 聴いてしまいました (笑)
 映画自体の評価はよくありませんが、上のような場面で "Tanya" を選曲する辺りは 「いい仕事してるなぁ」





 今日のアルバムは ナオミ・ワッツ のような美しい女性がジャケット写真です.
 "Tanya" の作曲者 ドナルド・バード のアルバム.
 録音は デクスター・ゴードン のアルバムよりも 2 年後なのですが、内容はかなり違った雰囲気.






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  " Mustang ! / Donald Byrd "




  1. Mustang
         (S.Kyner) ・・・・・ 8:30
  2. Fly Little Bird Fly
         (D.Byrd) ・・・・・ 5:24
  3. I Got It Bad And That Ain't Good
         (D.Ellington-P.F.Webster) ・・・・・ 5:54
  4. Dixie Lee
         (D.Byrd) ・・・・・ 6:40
  5. On the Trail
         (F.Grofe) ・・・・・7:41
  6. I'm So Excited by You
         (D.Byrd) ・・・・・ 5:37
  7. Gingerbread Boy
         (J.Heath) ・・・・・ 8:58
  8. I'm So Excited by You (First Version)
         (D.Byrd) ・・・・・ 7:19

         # 7 & 8 : Bonus track



  # 1 - 6 :
  Donald Byrd (tp), Sonny Red (as), Hank Mobley (ts),
  McCoy Tyner (p), Walter Booker (b), Freddie Waits (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliff, June 24, 1966.

  # 7 & 8 :
  Donald Byrd (tp), Jimmy Heath (ts), McCoy Tyner (p),
  Walter Booker (b), Joe Chambers (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliff, November 18, 1964.






 ジャケットがとても印象的で、ステキなデザイン.
 どうして 野生の馬 (Mustang) がこのおネイチャンと結びつくのかは分かりかねますが (笑)

 タイトル名は ドナルド・バード が当時欲しかった車の名前、ということはこの女性も欲しかったのでしょうかね.
 まるで Miles の "Sorcerer" と同じだったりして (笑)




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 このアルバムの吹き込まれた 1966 年頃になると、どうもロック・ビートが多く使われるようになっています ・・・・・・ 4 曲目なんて "Sidewinder" を彷彿とさせちゃいます..
 ドナルド・バード に限らず、多くのミュージシャンたちが 8 ビートや 16 ビートを使い始めちゃった.


 最初に書いた デクスター・ゴードン のアルバムの "Tanya" は ドナルド・バード の作った曲.
 こういう感じの 新しさ がボクは好きなんだなぁ.
 ロック・ビートを使ったような 新しさ は、ボクにはちょっと違うかなという感じ.

 だからこのアルバムでも 5 曲目の "On the Trail" が好きなのです. 
 CD 化のボーナスで入っている 7 曲目と 8 曲目のような演奏が、やっぱり好きなんです.


 ただ ドナルド・バード はこういったロック・ビートを使うのが好きなようで、 1972 年に吹き込まれた "Black Byrd" で一気にファンクやクロスオーヴァーと呼ばれる方向へ駆け抜けていってしまいますが.
 ちなみにこの "Black Byrd" は、ジャズを聴き始めた頃 スイング・ジャーナル の何か賞を取ったような感じで高評価だったのでアナログ盤を購入しましたが、聴いてビックリ.
 その後ほとんど聴かなかったので、 CD も購入していません.

 でも今だったら聴こえ方が違うかなぁ ・・・・・・・・・





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 ドナルド・バード は Blue Note を代表するトランペッター.
 いろいろ試行錯誤しながら、 1970 年代からは違う方向に行ってしまいましたが、ボクの大好きなミュージシャンの一人です.
 Blue Note に残したアルバムも、ステキなアルバムが何枚もあります.



 このアルバムには、 ジョン・コルトレーン のグループを脱退したばかりの マッコイ・タイナー がピアノで加わっています.
 2 曲目 "Fly Little Bird Fly" の出だし、ちょっとモーダルな早弾きを聴かせますが、全体的には コルトレーン との演奏とは違って、どこかくつろいだ感じがあります.


 アルトの ソニー・レッド も久しぶりの名前という感じ.
 Blue Note にリーダー・アルバム一枚 ・・・・・・・ "Out Of The Blue (BLP 4032)" がありますが、それ以外ではあまり見かけません.
 ここでの演奏聴いても、そんなに悪くないと思うんだけれどねぇ.



 ということで、昨夜の デクスター・ゴードン から、同じ時期のアルバムを聴いてみました.








 三連休最後にしてようやく青空が広がりました.
 あまり家で引き籠るのは精神衛生上よくないので、ちょっと近所に写真を撮りに.




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 近くの山の紅葉はもう少し ・・・・・・・ それともこれで終わりなのかな.

 青空は広がっていたものの、吹く風は肌寒くて.
 完全に冬が近づいています.





 さて最後に今日のお買い物.

 二か月以上検討に検討を重ねて、ついに購入しちゃいました

 ・・・・・・・・・・・・・ と言っても、届くのは三カ月も先なのですが.




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 カメラじゃないですよ、ここに映っているレンズです.

 "EF16-35mm F4L IS USM"


 前からどうしても広角ズームが欲しくて ・・・・・・・・
 どうせだったら 赤ハチマキ (Canon の L レンズ) が欲しくて ・・・・・・・
 

 レンズが良くなってからと言って、写真が良くなる訳ではありませんが ・・・・・・・

 やっぱり気持ちでしょ !!


 ちなみにとても現金一括では購入できませんので、金利 0 のローンなのです.
 なんたって CD 100 枚近く買える値段なんだから ・・・・ OMG !!!

Jazz Lab

 昨日でようやく一カ月にわたる入院生活が終了.
 今月いっぱいは自宅での療養に入ります.

 本当は来月中旬くらいまで自宅で療養をした方がいいというアドバイスなのですが、昨日夕方発表になった人事内示でそんなに休んでいられない立場になってしまったので多少の無理は承知で新年度からは勤務に就く予定です.
 日曜日も少し引き継ぎをしに行かなければいけないのですが、いかんせんまだ車の運転ができないので ・・・・・・・



 さて、昨日の午前中家に帰り自分の部屋に入ってビックリ.

 ・・・・・・・ こんなに狭かったか !! (笑)


 入院していた病院の病室は角の個室部屋だったのでかなり広くゆったりしていました.
 そんな空間での一カ月の生活に慣れてしまうと、今まで住んでいた自分の生活空間がまったく違う場所のような錯覚を引き起こしちゃいます.



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 おまけに微妙にイスが座り辛かったりします.
 まだ硬いコルセット着装中ですので、非常にイスに座ったりするのがツライ.
 27 日に検査のため病院受診しますが、それまではこの硬いコルセット着装です.



 今夜も入院中に届いたアルバムの中から.





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  "Jazz Lab / Donald Byrd & Gigi Gryce"




  1. Speculation
        (H.Silver) ・・・・・ 3:39
  2. Over The Rainbow
        (H.Arlen-Y.Harburg) ・・・・・ 8:17
  3. Nica's Tempo
        (G.Gryce) ・・・・・ 5:29
  4. Blue Concept
        (G.Gryce) ・・・・・ 4:49
  5. Little Niles 
        (R.Weston) ・・・・・ 7:00
  6. Sans Souci
        (G.Gryce) ・・・・・ 7:13
  7. I Remember Clifford
        (B.Golson) ・・・・・ 4:53




  # 2. 4. 5 : Jazz Lab Quintet
  Donald Byrd (tp), Gigi Gryce (as), Tommy Flanagan (p),
  Wendell Marshall (b), Art Taylor (ds)
  * # 4 except Flanagan, added Wade Legge (p) 

  # 1. 3. 6. 7 :
  Donald Byrd (tp), Benny Powell (tb), Julius Watkins (horn),
  Don Butterfield (tuba), Gigi Gryce (as), Sahib Shibab (bs),
  Tommy Flanagan (p), Wendell Marshall (b), Art Taylor (ds)
  * # 6 & 7 except Flanagan, added Wade Legge (p)
  * # 6 & 7 except Powell, added Jimmy Cleveland (tb)
  
  Recorded at NYC, February 4 & 5, March 13, 1957.





 他にも "Jazz Lab" というタイトルでのアルバムがあります、ちょっとややこしい.
 おまけに双頭グループの場合どっちの名前でデータなど整理すればいいんだ ?? ・・・・・・・ ちなみにボクは Gigi Gryce 名で整理してますが.
 こういうのって、結構気になっちゃうんですよね.



 このアルバム、以前もアナログ盤持っていました.
 当時 1,500 円の廉価盤で発売されていたから買ったようなもので、その頃 Gigi Gryce なんてほとんど気にしてませんでした.
 だから購入してもそんなに愛聴した訳でもなく、 "I Remember Clifford" 入っているんだ ・・・・・ って言うような感じだったのかなぁ.




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 でも今回 CD 購入したのは、単に廉価価格での発売だからではなく、数年前から Gigi Gryce っていいじゃないかと思うようになっていたからです.

 最初にいいと思ったのが "When Farmer Met Gryce" を聴いてからかな.
 このアルバムの中に入っている "Blue Lights" が気に入って、それから Gigi Gryce の作る曲が少しずつ気になりだし注意して他の曲も聴いてみると、かなりいい曲を作っているんですよね.


 Gigi Gryce についての面白いお話しは tamae 様のブログ ・・・・・・・・ こちら に詳しく書かれていますので、興味のある方は ポチッ してみてください.


 このアルバムでは彼の曲が 3 曲入っています.
 "Nica's Tempo" は、ニカ男爵夫人 に捧げた (?) 曲で、ちょっと面白い曲.
 ニカ男爵夫人 のことは 以前 ちょこっと書きましたね.




clifford Brown003

 このアルバムで一番有名なのが "I Remember Clifford" かな.
 この曲の代表的な演奏としては Lee Morgan のアルバム "Lee Morgan vol.3" (Blue Note BLP-1557)
 でも最初に録音された演奏は、この Jazz Lab の演奏です.


 Gigi Gryce と Clifford Brown はとても仲が良く、一緒に演奏をしていた時期もあります.
 そんな一緒の演奏は "Clifford Brown Memorial Album" (Blue Note BLP-1526) でも聴くことができます.
 それだけに、この "Jazz Lab" が録音される数か月前に交通事故で亡くなった Clifford Brown への強い悲しみがあったのではないでしょうか.


 この時の演奏は他にもあり、現在では Complete 盤も発売されているようです.
 今回発売になった Sony のシリーズは、オリジナルと同じ内容でボーナス・トラックはありません.



 派手なアルバムではありません、どちらかというと 通好み とでもいうのかな.
 ところでこのジャケット見るたびに、 Gigi Gryce の顔がバッタのように見えてしまいます (笑)





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 久しぶりに寝室から見た景色.
 今日の午前中ですが、遠くの蓼科山は雲に隠れています.
 午前中スキーに出かけた奥様の話しだと、スキー場は吹雪で結構寒かったようです.

 今夜も長野県の北の方では大雪警報まで発表されています.
 信州の春はもう少し先でしょうか.

Say You're Mine

 昨日の雪が、朝にはあたりの景色を変えていました.
 2 - 30 cm くらいの積雪 ・・・・・・ 今年初めての雪かきでした.
 かなり水分を含んだ重い雪で、 1 時間くらいの雪かき作業が応えました.


 今年のブログも、今日で 191 回目.
 今年は、大晦日にもう一つ書くので締めにはなりませんが、今年も一年間いろいろなものを聴いたので最後はいかにも Blue Note という感じの、正統派のハード・バップで ・・・・・・・

 そう言えば、去年のブログの締めは "Byrd In Hand / Donald Byrd" でした.





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   " The Cat Walk - Donald Byrd " (BLP-4075)





  1. Say You're Mine
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:19
  2. Duke's Mixture
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:01
  3. Each Time I Think Of You
          (D.Byrd-D.Pearson) ・・・・・ 5:34
  4. The Cat Walk
          (D.Byrd) ・・・・・ 6:40
  5. Cute
          (Neil Hefti) ・・・・・ 6:17
  6. Hello Bright Sunflower
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:33




  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs), Duke Pearson (p),
  Laymon Jackson (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 2, 1961.





 一曲目の "Say You're Mine" から、もうヘロヘロ ・・・・・・ "The Cat Walk" も素敵ですが.
 この曲素敵ですねぇ、いかにも デューク・ピアソン という感じのマイナーな雰囲気がプンプン漂う曲です.
 こういう演奏には、完璧に弱いなぁ.






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 そして ・・・・・ ジャケットのデザインがとても素敵です.
 やっぱり Blue Note はこういう感じじゃないと ・・・・・・ と一人で納得.
 そう言えば、車と一緒に撮っているジャケットも数枚ありますね.
 
 このメンバーで、この時代の演奏 ・・・・・・ ヒットしたアルバムだろうと、マイナーなアルバムだろうと、もうそんなことはどうでもいいくらい、ホッとできる音が流れてきます.
 そういう意味でも、このアルバムはいい.
 期待した音が、期待したとおりに流れてきちゃうんですから.

 
 最近では 4200 番台も平気で聴いていますが、やっぱりこういう演奏を聴くと、 4000 番台だなぁ ・・・・・ なんてしみじみ感じてしまうのです.




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 この Byrd & Adams の演奏を聴いていると、バリトン・サックスがまったく違和感なく演奏に融け込んでいます.
 なかなかバリトン・サックスは、楽器自体が陽の目を見ない感じなのですが、どうしてなんだろうね.
 演奏者も、アルトやテナーに比べると圧倒的に少ないですし.

 それだけにこのグループって独特感ありありで、なぜかホッとできちゃいます.


 ドナルド・バード は後年 "Black Byrd" で大ブレイクしたようですが、ボクは ペッパー・アダムス とグループを組んでいたこの時期が一番好きなのであります.







 少し前に iTunes をバージョンアップしました.
 かなり変わってしまって、最初はかなり戸惑ってしまいました.




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 アルバムに移動すると、こんな感じでアルバムの色をベースにした表示が現れます.
 これって、かなりステキですね.



 アルバムの色が変わると、こんな感じに ・・・・・・・・・



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 ちなみにジャケット写真は、ネットから拾ってきた画質のいいものを一枚ずつ貼りつけています.
 iTunes を使ってジャケット・アートを取ることもできますが、昔のバージョンでやった時にあまりきれいじゃなかったので、前からこんな方法で貼りつけています.




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 今朝の風景 ・・・・・・ 昨夜の雪で真白な世界に.

 昼ごろから陽が出て、気温も上がったので、道路の雪はあっという間に融けました.
 Type-R の苦手な季節がやってきました (笑)

Chant / Donald Byrd

 昨日は結構涼しい一日でした ・・・・・ 夜もエアコン入れなくても眠れるような.
 今日の午前中も、いつもに比べ心なしか風が涼しく感じられました.
 昼頃からいつも通りの暑さが戻りましたが.

 短い夏が過ぎようとしているのでしょうか.




 最近ジャズの話題がめっきり少なくなっていたのですが、ほとんど CD を購入していなかったことも理由の一つ.
 今日は本当に久しぶりにアルバムが届いたので、その中から一枚選んで聴いてみましょう.
 Blue Note なのですが、見た目かなり雰囲気が違います.
 でも少し聴いてみると、紛れもない Blue Note の音がそこにはありました.





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   " Chant / Donald Byrd "





  1. I'm an Old Cowhand (J.Mercer) ・・・・ 7:37 
  2. You're Next (D.Byrd) ・・・・ 7:22
  3. Chant (D.Pearson) ・・・・ 8:53
  4. That's All (A.Brandt-B.Haymes) ・・・・ 9:34
  5. Great Cot (D.Byrd) ・・・・ 6:59
  6. Sophisticated Lady (D.Ellington-I.Mills-M.Parish) ・・・・ 4:33





  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs), Herbie Hancock (p),
  Doug Watkins (b), Teddy Robinson (ds)
   ( #6 D.Byrd out )
  Recorded at RVG Studios, Englewood Cliffs, NJ, April 17, 1961.





 ジャケットが ・・・・・・・ Blue Note なの ? って感じなのです.
 おまけに Blue Note のロゴも、1500 番台 4000 番台とはまったく違っています.



 このアルバムのお話しの前に、ちょっと Blue Note の歴史を紐解いてみましょう.
 1966 年 5 月、レコード・ビジネスに嫌気をさしていた アルフレッド・ライオン は、 Blue Note の原盤権を大手レコード・レーベル リバティ に売却、さらに 1968 年には ユナイテッド・アーティスツ (UA) を買収していた TRANSAMERICA が リバティ を併合します.
 1971 年 3 月、 Blue Note をずっと支えてきた一人 フランシス・ウルフ が死亡し、その後 UA の Blue Note 部門は ニューヨーク から ロサンゼルス に事務所を移し、一気にフュージョンの方向へ進んでいきました.
 この頃 (1972 〜 1978 年) のアルバムは、 BNLA シリーズとして発売されており、往年のレコード・ジャケットの面影はまったくと言っていいほど消えてしまっています.
 この時代の初期の大ヒットアルバムが、 "Black Byrd / Donald Byrd" .

 ちなみに、この BNLA というのは Blue Note Los Angels の略ではなく、 Blue Note Liberty Album の略のようです.

 そんな Blue Note に憂いを感じていたのが、 Blue Note マニアの DJ マイケル・カスクーナ .
 彼は 1975 年頃から Blue Note の未発表テープの発掘を許され、 "ヴィレッジ・ヴァンガードの夜" の全未発表曲/テイクをまとめた "モア・フロム・ザ、ヴァンガード" などを発表.
 しかし UA の方針変更により、このプロジェクトも中断してしまいます.




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 1979 年 EMI が UA のレコード部門を買収 ・・・・・ それによって、頓挫していた未発表テープ発掘が再び動き出します.
 そしてそれらのアルバムは BNLT シリーズとして 1981 年までに約 40 枚発表されました.
 アルバムの番号も BNLA シリーズからの続き番号で付いているため、この辺の事情を知らない人は、単純にフュージョン路線の延長というような捉え方をしてしまうかもしれません ・・・・・・ ボクはつい最近までずっとそうだとばかり思っていました (汗) .


 そんな BNLT シリーズですが、 7 月から 9 月の 3 カ月にわたり、それぞれ 999 円で 33 タイトル発売されています.
 サンプル CD が Blue Note Club から届き、ちょっとイカした演奏があったので、 5 枚ほど購入してみました.
 本来なら真っ先に購入するのが、大好きな Tina Brooks のテイクの入った ジミー・スミス のアルバムなのですが、これらのテイクはすでにボーナス・テイクとして International 盤に入っていたり、アルバム自体を持っているのでパスでした.



 それで購入したうちの一枚が "Chant / Donald Byrd" .




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 Donald Byrd は、前述の "Black Byrd" で昔痛い目にあっています.
 ジャズを聴き始めた頃、某ジャズ誌でかなりいい評価が書かれていたのでつい購入したのですが、思い描いていたジャズとはかなりかけ離れたもので ・・・・・・・・
 このあたりから、ボクの評論家嫌いの道が始まりました (笑) .


 サンプル CD に入っている演奏は、 3 曲目の "Chant" .
 デューク・ピアスン の曲ですが、マイナー調のいかにもボクの好みという感じの曲.
 ゆったりしたリズムの中 Byrd , Adams , Hancock とソロが続きます.
 おなじみ バリトン・サックス Pepper Adams ですが、こういった雰囲気の曲には不思議とあの音色が合うんですよね.

 このアルバムが陽の目を見るまで、 Herbie Hancock の Blue Note デビューは "Royal Flush / Donald Byrd (BLP-4101) " だと思われていましたが、このアルバムはそれよりも 5 か月も前の録音です.
 ある意味では世紀の大発見的アルバムかもしれません.
 ただこのアルバムでは、いかにも Herbie というようなピアノはまだ聴くことができないように思います.


 4 曲目は少しテンポをアップして "That's All" .
 演奏には全く関係ないのですが、 "That's All" という言葉を聞くとある映画が浮かんできます.
 その映画は "プラダを着た悪魔" ・・・・・ ジャズには全く関係ありませんが、映画の中で メリル・ストリープ 演じる ミランダ の口癖が "That's All" .
 映画の中でこの言葉に秘められているものは決してカワイイものではないのですが、言い方が結構カワイくて ・・・・・・ この言葉を目にすると、いつも ミランダ が浮かんできてしまいます.
 
 この演奏は、 ミランダ にいろいろ用事を言いつけられ、あたふたする アンディ の姿のようです (笑) .
 

 2 曲目の "You're Next" は Donald Byrd の曲ですが、やっぱりいい曲書きますねぇ.
 とても雰囲気のあるいい曲です.


 どうしてこんな素敵な演奏が入っているのに、陽の目を見ることなくお蔵入りになっていたのでしょうか ・・・・・・
 Blue Note ではよくあることですね (笑) .


 残りのアルバムもとても楽しみです.

featuring The Peck

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 昨日の夕方の写真 ・・・・・・・ かなり強い風.
 雨の量はまだ多くありませんでしたが、風が強いので体感的にはかなり降っているように感じました.

 我が家は高台にあるので、普段でも風は強めですので、台風とかになるそれはもう ・・・・・
 深夜 0:00 頃までどんどん風が強くなり、雨量も増えたのですが、それ以降ピタッと風が止んだ様でした.
 おかげで熟睡.



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 そして朝はこんなお天気 ・・・・・・ 台風一過の青空.
 なにか、 6 月にはちょっと似合わないような青空です.





 そういえばこのアルバムも、青が印象的なアルバムです.
 でもこちらの青は、ちょっと緑が混ざったような青.




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  " Live! At Cafe Bohemia / George Wallington "




  1. Johnny One Note (Rodgers-Hart) ・・・・ 8:18
  2. Sweet Blanche (G.Wallington) ・・・・ 6:53
  3. Minor March (J.McLean) ・・・・ 6:40
  4. Snakes (J.McLean) ・・・・ 5:49
  5. Jay Mac's Grib (D.Byrd) ・・・・ 8:34
  6. Bohemia After Dark (O.Pettiford) ・・・・ 7:54
  7. Minor March (alt-tk) ・・・・ 7:32

   (# 7 Bonus Track not part of the original album)




  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as), George Wallington (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded live at the Cafe Bohemia, NYC, September 9, 1955.






 このアルバムは、ボクがジャズを聴き始めた頃すでに幻の名盤とか呼ばれていたように記憶しています.
 そしてその後アナログ盤が再販されたのですが、ボクが手に入れたアルバムの色は ・・・・・・ 確か紫っぽい色のジャケットのように記憶してます.
 これは定かではありませんが、 Prestige から出ているものが青色、他のメーカーから出たものが紫色なのかもしれません.

 今手元のある CD は 2007 年に発売されたもので、 Prestige のレーベル名が入っているので青色のジャケットです.
 ちなみにこの時のライナーノーツは "いつもの小川さん" でした ・・・・・・ でもかなり簡単なライナーノーツです.
 アルバム自体が 1,100 円という廉価盤なので、原稿料も安かったせいでしょうか (笑)
 今週末お会いするので、直接聴いてみようか ・・・・・・ 冗談です.



 以前からこのジャケット見つめて疑問に思っていたことが、ジャケットに書かれている "featuring The Peck" .
 この意味がずっとわからずに今日まできちゃいました.
 今日このレビュー書くため、ダメモトでググってみたら、とあるブログにヒット.
 このブログが、 "いつもの小川さん" にも微妙に関係していたのでちょっと驚いてしまいました.


 ヒットしたブログは "加持顕(かじあきら)の棚から選んだじゃず(JAZZ)" というタイトルのブログ.
 どこかで聞いたことあるような名前だなぁ ・・・・・・ と思いながらもいくつか記事を読んでいると、小川さんのブログ "Keep Swingin'" にもよくコメント入れられている方でした.
 自身でもビッグバンドで演奏しておられるようで、理論的なことはボクなんかとは比べ物にならないくらい詳しいレビューが書かれていました.



 で肝心の "featuring The Peck" の意味ですが、加持さんのブログの本文をそのまま引用されてもらいます ・・・・
 「蛇足ですが、アルバムの中で聴かれる、短いセンテンスでお互いの演奏を刺激し合う、1音づつのソロ交換らしきものを、 "ペック (奏法) " と呼んでいるみたいです。
 ただしその後、この奏法がジャズ界に広がった気配はありません (笑)。」


 なるほど ・・・・・・ ようやくジャケットの謎が解けました.
 でもわざわざアルバムに書かれているということは、その当時こういった奏法が流行っていたのでしょうか ?
 加持さんのコメントのように、ボクのその後この言葉自体聞いたことないからなぁ ・・・・


 ところで加持さんのブログは、青ならぬ緑色が基調になっています.
 そうですよね ・・・・・・・・・・・・・

 加持さんと言えば、当然 スイカ !!


 アッ、これって エヴァンゲリヲン の世界のお話しでした ・・・・・・ 失礼.



 featuring The Peck の謎は解けたのですが、もう一つ新しい疑問が湧いてきました.
 一体この写真ってどこで撮ったの ?
 凱旋門 らしきものが写って入るものの、どう見ても パリ の エトワール凱旋門 とは違うように思います.
 また新しい疑問なのです.



 演奏については有名なアルバムなので改めてボクが書くようなことはありませんが、まるで Blue Note のようなバリバリのハード・バップを聴くことができるアルバムです.
 ボクは George Wallington というと、どうしても "New York Scene" ・・・・ それも "In Salah" の印象があまりにも強烈なのです.


 ちょっと聴かず嫌い的なところがありましたが、改めて聴いてみると ・・・・・ 他のミュージシャン同様いい感じな演奏が多くあります.
 やっぱりしっかり聴かないといけませんな.





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 夕方には、こんな夕焼けです.
 なにかもう、秋のような雰囲気なのですが (笑) .

 
 6 月に台風が上陸したりと、相変わらず自然のリズムが何か狂ってしまっているような感じですね.

My Girl Shirl

 もうじき梅雨入りでしょうか ・・・・・・・ 沖縄はすでに梅雨に入っていますし.

 ボクの関心は、いつ頃梅雨が明けるかなのです.

 実は 7 月中旬、お泊りで山に行くので梅雨が明けていればいいなぁ.
 最悪天気が悪そうな場合はキャンセルにしてしまう予定なのですが、できれば ・・・・・




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 こんな風景の中で、まったりとしてきたいんですよね.
 うまく梅雨明けになりますように ・・・・・・・・・



 昨夜は ワールドカップアジア地区最終予選 でしたね.
 まぁ、上々の発進ということで ・・・・ 久しぶりに、ちょっと余裕で TV 観戦できました.
 こんな調子で、残りすべての試合を戦って欲しいのですが、それはかなり甘い考えかな.

 目標はまず本大会出場なので、内容よりも結果で.





 久しぶりに聴いたアルバムですが、思ったよりも素敵な演奏が入っています.
 ピアノが ・・・・・・ いい仕事してますねぇ.






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   " Byrd In Flight / Donald Byrd " (BLP- 4048)




  1. Ghana 
           (D.Byrd) ・・・・ 7:19
  2. Little Boy Blue 
           (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 7:27
  3. Gate City 
           (D.Pearson) ・・・・ 5:02
  4. Lex 
           (D.Byrd) ・・・・ 7:36
  5. "Bo" 
           (D.Pearson) ・・・・ 6:32
  6. My Girl Shirl  
           (D.Pearson) ・・・・ 5:48




  # 3 :
  Donald Byrd (tp), Hank Mobley (ts), Duke Pearson (p),
  Doug Watkins (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 17, 1960.


  # 1,4 :
  same personnel
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, January 25, 1960.


  # 2,5,6 :
  Donald Byrd (tp), Jackie McLean (as), Duke Pearson (p),
  Reggie Workman (b), Lex Humphries (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, July 10, 1960.






 アフロ・キューバーン・チックな "Ghana" から始まるアルバムです.
 ボクのイメージとしては、 4100 番台くらいのイメージが強いのですが、れっきとした 4000 番台.
 ジャケット写真が、それまでの写真と違うのでそう感じてしまうのかもしれません.

 Donald Byrd のアルバムの中では、あまり聴くことのないほうのアルバムです.
 そう ・・・・・・・ あまり目立たずに棚の中に埋もれていました.


 そんなアルバムですが、いつもの iTunes かけ流しで、まずピアノでヒット ・・・・・・・ ちょっとユニークなピアノだなぁ、いいところあったかと思うと、詰まっちゃったりして、よくわからないピアノ.
 それでちょっと調べてみて ・・・・・・ このアルバムを再認識.




4048-2

 ボクが弱いのが、最後の "My Girl Shirl" のような曲.
 この曲は素敵です、演奏もやっぱり素敵.
 この手の曲に McLean のアルトはハマりすぎでしょう.
 McLean の Blue Note アルバムもそれなりに持っているのですが、どうもごく初期を除いてあまり聴きません.
 どちらかというと、サイドメンとしての演奏のほうが好きな演奏が多いように思います.

 

 二曲目の "Little Boy Blue" だけはワン・ホーンで、 Byrd が朗々と吹いています.
 このトランペットは癒されるなぁ ・・・・・・・
 おまけに、ここでの Pearson のピアノが ・・・・・・ クゥゥ〜〜ッ って感じなんですね.



 何気なくかけている iTunes からこういう演奏を見つけると、やっぱりジャズっていいなぁ ・・・・・・ Blue Note っていいなぁと思ってしまいます.
 こういう演奏に巡り合えることが、喜びなんですよね.




 その反面、何度聴いてもダメなアルバムもあるんですがね ・・・・・ (笑)

今年一年ありがとうございました




 2011 年もあと 少しでおしまい、このブログも今年の最後です.
 去年の今頃、 2011 年という年がこんなにも激動の一年になるなんて、予想もつきませんでした.




2011.12.31 001

 今日もいつもと同じ景色が広がっていました ・・・・・・ 昨年も、その前も一緒の.

 でも昨年とはまったく違う景色の中で今日を迎える人たちもたくさんいます.
 3 月の東日本大震災の影響は、日本に住んでいるすべての人たちにとっても決して他人事ではなく、多かれ少なかれ影響があったように思います.
 今年の大晦日を昨年と同じように迎えられることの喜びを、もっともっと感じなければいけないのかもしれません.



 さて、ボクの今年一年はどうだったんだろう ・・・・・・・



 本業は相変わらずのペースでしたが、最後の最後で大きなイベントが発生し、それをクリアした充実感に包まれたまま終わろうとしています.
 いろいろなところからも絶賛されているものの、まだまだ改善できたことが沢山ありました.
 来年に向け、謙虚に反省をしてさらなる向上を目指すとします.


 相も変わらず CD と Blu-ray の閃き Click .
 結構いろいろ購入してしまいました.
 思い出すだけでもちょっと怖いので、何を購入したのかは振り返らないことにしておきます.
 来年はプリメイン・アンプと CD プレーヤー購入を目論んでいるので、 Click は少し控えようと思っているのですが ・・・・・・・ キャンペーンに弱いのでどうなることやら.


 "いつもの講習会" は月一回ペースをなんとか維持.
 新しい人との出会いもたくさんありました.
 来年も同じペースで、月一回 ・・・・・・ 東京でのリフレッシュを兼ねて.


 山登りもマイペース.
 自分のスタンスを崩さず、無理せず、楽しくいくつかの頂を越えてきました.
 来年はもう少し行動範囲を広げようかと ・・・・・ そうはいっても単独ですので無理せず.
 登っている途中は辛くて、 「なんでこんな苦労して登らなくちゃいけないの ・・・・・」 なんて思いながらなのですが、頂上からの景色ですべての苦労が吹っ飛んでしまいます.
 しばらくは登山も止められそうにありません.


 結局は毎年同じことの繰り返し.
 そんな繰り返しのできる喜びを、今年は色々考えさせられました.




 このアルバムもそんな繰り返しの一枚.
 昔から幾度となく聞いたアルバムです.
 有名とは言い難いアルバムですが、ボクにとってはホッとできるアルバムの一枚.






4019






   " Byrd In Hand / Donald Byrd " (BLP-4019) 





   1. Witchcraft
        (C.Coleman-C.Leigh) ・・・・ 8:26
   2. Here Am I
        (D.Byrd) ・・・・ 8:23
   3. Devil Whip
        (D.Byrd) ・・・・ 4:39
   4. Bronze Dance
        (W.Davis Jr.) ・・・・ 6:39
   5. Clarion Calls
        (W.Davis Jr.) ・・・・ 5:38
   6. The Injuns
        (D.Byrd) ・・・・ 6:13




  Donald Byrd (tp), Charlie Rouse (ts), Pepper Adams (b-s),
  Walter Davis Jr. (p), Sam Jones (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, May 31, 1959.







4019-2

 いくどとなく話題にしてきたアルバムです.
 年末を飾るにふさわしいかは全くもって疑問ですが、こんな年末の穏やかな日に聴くにはとってもいいアルバム.
 でも、 2011 年の最後はやっぱり Blue Note で締めくくりましょう.
 ストレートだけれど、肩の力が抜けた演奏で、聴いていてもホッとできる演奏です.

 ずっと前にアナログ盤を持っていましたが、そのアナログ盤もジャズを聴き始めてすぐに購入したものでした.
 Donald Byrd の代表作とは言えないかもしれませんが、 "Witchcraft" 、 "Here Am I" と続くこの 2 曲は、今でも大好きなんですよね.
 とにかくこの 2 曲を聞いただけでも、癒されてしまいます.  




Donald Byrd 006

 ともすると Donald Byrd と Pepper Adams ばかりが注目されてしまいますが、このアルバムでももう一本のホーンが入っています ・・・・・ それが Charlie Rouse .
 "Here Am I" での彼のソロが結構好きです.
 他の曲では、ちょっと喋り過ぎかなという感じがあります ・・・・・ どちらかというと、ハード・ブローのほうが得意なのかなぁ.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 このブログを書き始めたのが午前 10 時頃、その合間合間に家のことをいろいろやって、夕方職場にも顔を出したり、夕食では軽く飲んだりしていたので、新年まで 1 時間を切ったというのに書きあがっていません.

 ただ今の時間は、平成 23 年 12 月 31 日午後 11 時 6 分.
 このあたりで今年のブログを終わりにしましょう、そうしないと今年最後のブログのはずが、新年初めてのブログになってしまいそうですので.


 今年一年このブログにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました.
 皆様にとりまして、新しい年がすばらしい年になりますように.


Hush ・・・・・・ シーーッ !

 Hush ・・・・・・・・・・・




 と言っても、映画 "ふるえて眠れ (原題: Hush… Hush, Sweet Charlotte) " ではありません ・・・・・ そう言えばこの映画は、以前 銀座 の le sept で途中から見ましたね.
 怖い映画でした.
 シャーロット 役の ベティ・デイビス ・・・・・・ あの目力 ! 怖かったですね.



 スタンダードの "Hush a bye" でもありません.



 もちろん Deep Purple の曲でもありません ・・・・・・ この曲はいい曲ですよね、 Deep Purple というイメージからするとかなり GS っぽい感じではありますが.




 最近になって聴き始めた (この言葉はこのブログでかなり多用されています ・・・・・ この辺りがルーキーたるところ) 、結構お気に入りになりつつある Duke Pearson のアルバム・タイトルです.





Pearson001






  "Hush ! / Duke Pearson"




  1. Hush!
  2. Child’s Play
  3. Angel Eyes
  4. Smooth
  5. Sudel
  6. Friday’s Child
  7. Out Of This World
  8. Hush! (Alt. Take)
  9. Child’s Play (Alt. Take)
  10. Sudel (Alt. Take)
  11. Groovin’ For Nat (Unissued)




  Donald Byrd (tp), Johnny Coles (tp), Duke Pearson (p),
  Bob Cranshaw (b), Walter Perkins (ds)

  Recorded January 12, 1962.





 アルバム・タイトルの Hush は、この録音に参加している Donald Byrd の曲で、 彼の "Royal Flush" (BLP-4101) にも 1 曲目に入っています.
 この曲、感じはちょっと古い感じしますがゴキゲンなナンバーです.

 アルバム・レーベル "Jazz Line" については、 以前にも 書いているので今回は省略しちゃいます.
 たった 2 枚作っただけでなくなってしまったレーベル ・・・・・ その 2 枚のうちの 1 枚です.




Pearson001-2

 ここでのメンバーは、珍しくトランペットが 2 管のクインテット.
 この編成はどうなんだろう ・・・・・ 聴き始めてしまうとあまり違和感はありませんが.
 表現の幅が同じ楽器だと限られてしまうので、きっとみんな好んでやりたがらないのでしょうかね ・・・・・ でも Al & Zoot など同じホーンの組み合わせも探して見ると結構ありますがね.
 Donald Byrd は Blue Note にも多くのアルバムがあるのでそれなりに聴いていますが、 もう一人の Johnny Coles はあまり多くないのでどうもよくわかりません. 


 2曲目の "Child’s Play" ですが、出だしが "Relaxin' / Miles Davis" の 1 曲目 "If I Were A Bell" のそっくりで笑っちゃいます.
 "Angel Eyes" も素敵な演奏なんですが ・・・・・ ちょっと物足りない中途半端な印象を受けてしまいます.
 このアルバムで、このトリオでの "Angel Eyes" が必要だったのか ・・・・ ボクはちょっと首を傾げてしまいます.
 CD 化に伴っていくつかのボーナス・トラックを含んだバージョンがありますが、このアルバムは 8 曲目以降の 4 曲が追加されています.


 演奏 ・・・・ というか音は、ちょっと温もりのあるような音.
 今風のクリアな音とはちょっと違うんですが、逆にこういった独特な音が、 Jazz Line / Jazz Time の特徴なのかもです. 
 たった5枚だけの Jazz Line / Jazz Time シリーズですが、どのアルバムもこんな感じで、ちょっと温かな演奏です.
 演奏云々ではなく、いいアルバムです.




 今夜はワールドカップ・アジア3次予選でタジキスタンと対戦.

 結果は 8:0 の大勝、久しぶりにのんびり観ることのできた試合でした.
ハーフナー・マイク 、 香川真司 、それにボクの大好きな 岡崎慎司 もゴールを挙げ、とりあえずはよかった.
 アウェイ戦も頑張ってほしいですね.

Yahoo! じゃなくって Wahoo!

 今日はかなりのお疲れモードです ・・・・・・・ 
 朝早くからお仕事だったので、今こうしてキーボードを叩きながらも、軽い睡魔がやってきています.


 おまけに聴いている曲が、なぜか 5/4 拍子という非常に微妙な雰囲気です.
 キーボードを叩きながら、睡魔の誘惑に負けてしまうかもしれません.






4191





  " Wahoo! / Duke Pearson "




  1. Amanda
  2. Bedouin
  3. Farewell Machelle
  4. Wahoo
  5. E.S.P.
  6. Fly, Little Bird, Fly




  Donald Byrd (tp), James Spaulding (as.fl), Joe Henderson (ts),
  Duke Pearson (p), Bob Cranshaw (b), Mickey Roker (ds)
  Recorded November 21, 1964.






 Yahoo! じゃないですよ、 Wahoo ! です. 
 こちらのアルバムは、 Yahoo ! が誕生するはるか前にできていましたから.

 BLP-4191 ですね ・・・・・・・・ 4100 番台も終わりを告げようとしている頃のアルバムです.
 いつも言っているように、この時期のアルバムはいろいろなものがありますので、特にルーキーの皆さんには注意が必要でしょう (笑) .
 でもこのアルバムは、ルーキーでもきっと楽しめるようなちょっとイカしたアルバムです.




4191-2

 ジャケットは悪くありませんが、見方によってはちょっと不安感を呼び起こすような感じです.
 まるでゴーストが漂っているような感じにも見ることができます.


 このアルバムも、いろいろな感じの曲が詰まったアルバムです.
 2 曲目の "Bedouin" は、 "Sketches Of Spain / Miles Davis" の中の "Will O' The Wisp" のアレンジのようにボクは聞こえてしまいます.
 まるで、 Gil Evans のアレンジかと ・・・・・・・・ あっ、あくまでボクの感覚ですので.
 かと思うと、次の "Farewell Machelle" では、グッとくるようなバラードをトリオで演奏しています.

 タイトル曲の "Wahoo ! " は、アナログ盤で言うところの B 面の 1 曲目です.
 この 5/4 拍子の曲も、すごく印象的な曲です.
 なかでも、 Donald Byrd の演奏がいいっ !
 この人の音も、ボクは大好きです.
 Joe Henderson もちょっと抑え気味なのですが、いつものモーダルの面も覗かせています.
 "E.S.P. (Extrasensory Perception)" の演奏も、アレンジがすごくいいです.
 各ソロの演奏もいいんですが、そのバックでの演奏が結構スリリングです.

 ここまでの 5 曲は Duke Pearson の作曲ですが、とても素敵な曲を作っていますね ・・・・・ そう、彼の作る曲が素敵なんですよね.
 もちろんアレンジもいい感じです.


 Duke Pearson も最近になって聴くようになったピアニストの一人ですが、 4200 番台のアルバムももう少し聴いてみようかと思ってしまいます.


 さて、いつもより早いですが今夜はこれで眠ることにしましょう.

Spring has come ・・・・・

DSC_0612

 家の下の道路わきに立っている桜の木です.
 道路わきに数本立っていますが、とても桜並木とは言えません.
 それでもボクの家に春の訪れを告げてくれます.
 家から、ちょっと一枚.


 今日は本当に暖かかったですね.
 車でお買い物に行ってきたんですが、窓を開けないととても暑くて運転できないくらいでした. 
 飛び込んでくる風はほんの少し寒く感じますが、春満開です.


 そういえば、昔英語の授業で、
 Spring has come ・・・・・・
 なんていう詩を勉強した記憶があります.
 春になると、いつも冒頭のこの部分だけが思う浮かぶのですが、その後をさっぱり覚えていません.
 もう少しまじめに勉強しておくんだったと、今になって大後悔.



 HMV 恒例の催眠商法的キャンペーン "輸入盤 4 枚で最大 40 % オフ" で購入した Blue Note の第一陣が、本当だったら今日届くはずなのに ・・・・・ .
 入荷待ちや注文を何回かに分けて注文してありますので、 20 枚注文した割には 5・6 回くらいに分かれて届きそうです.
 こういうことするから、いたずらに段ボールが増えてしまうんでしょうね.
 でもこれはきちんと資源ごみで出していますので.

 購入したアルバムのことでも書こうと思っていたのですが、届かないので別のアルバムです.



 記念すべき (?) 4100 番台スタートのアルバムです.
 ジャケットは Blue Note お得意の額でカットのジャケットです.
 この おでこカット は、Blue Note のアルバムでは珍しくもありません.
 デザインは Reid Miles 、そして写真を撮っていたのが Francis Wolff でしたが、 Francis は折角の写真を額のところでカットされてしまうのが嫌でたまらなかったようです.





4101






  "Royal Flush / Donald Byrd"





  1. Hush
  2. I'm A Fool To Want You
  3. Jorgie's
  4. Shangri-La
  5. 6 M's
  6. Requiem




  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (b-s), Herbie Hancock (p),
  Butch Warren (b), Billy Higgins (ds)
  Recorded September 21, 1961.





 いや〜っ、こういうアルバムは本当にホッとできます.
 やっぱり Donald Byrd は、 Pepper Adams とのコンビがいいです.
 ボクがはるか昔に Blue Note を聴き始めて、初めて買った Donald Byrd のアルバムが "Byrd In Hand" だったこともあり、どうしてもこの二人の織りなすハーモニーが Donald Byrd というイメージになっています.




4101-2

 "ブルーノート・ブック" には、 Donald Byrd がそれまでのファンキー路線からモーダルな新主流派の路線に変貌していったターニング・ポイント的なアルバム、と言うようなことが書かれていました.
 確かに、ピアノには Herbie Hancock が入っており、いかにも Herbie といったきらめくような演奏をしていますが、ボクはいつもの Donald Byrd グループのファンキーな演奏と思っています.
 だから、どうも 4100 番台というイメージが無いんですよね.


 Donald Byrd の想い出といえば ・・・・・
 ジャズを聴き始めて "Byrd In Hand" なんかを買ってみたりして、 Donald Byrd が結構いいなぁなんて思った矢先に買ったのが、あの "Black Byrd" でした.
 よくわからないけれど、なにか歴史的な一枚のようなことが雑誌などに書かれていたので買ってはみたのですが ・・・・・・・

 おおよそシリアスなジャズからはかけ離れたもので、本当に一度しか聴いた記憶がありませんでした.
 "Byrd In Hand" や "Fuego" で感動したかと思うと、 "Black Byrd" では一気に嫌いになったりと、よくわからないラッパ吹きでした.

 まるで春先のお天気のように.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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