Duke_Jordan

Blue Lights vol.1

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 プチ充実したシルバー・ウィークも終わってしまいましたが ・・・・・・・
 なんと、たった二日勤めただけで土日のお休み !!

 ボクのようなナマケモノにはこれは嬉しすぎる.

 おまけに来週はかなり前から予定していた家族旅行があるので、木・金とお休みいただいております.
 体が完全に休日モードになっています.
 この先、普通の勤務がちょっと心配だったりします (笑)



F07A9347
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1600sec f/4 ISO-100)

 10 月 1 日付人事異動の内示があり、ボクのブログに何度も登場していた 腐女子 が他の職場に異動になります.
 とてもユニークな女子で、ブログ・ネタとしていろいろ使わさせていただきましたのでちょっと残念.

 まぁ現職場が長かったので、これもやむ無しといったところでしょう.
 その代わりに、別の意味でユニークな女子がやってくるのでどうなることやら.




 今日も特に予定ないのでちょっと出かけようかと思っていましたが、上の写真のような曇り空.
 天気予報だと午前中は晴れの予想なんですが、どうもパッとしません.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 じゃあ家でブログでも更新しようと ・・・・・・・・

 それも正統派のハード・バップを久しぶりに聴いてみよう.
 少し前までは 新主流派 やロック色の強いアルバムが多かったので、前回の "Blue Hour" に続いて Blue 繋がりの Blue Note 盤ということで.
 





1596






  "Blue Lights vol.1 / Kenny Burrell"





  1. Phinupi
         (Kenny Burrell) ・・・・・ 9:45
  2. Yes Baby
         (Kenny Burrell) ・・・・・ 11:05
  3. Scotch Blues
         (Duke Jordan) ・・・・・ 7:56
  4. The Man I Love
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:43
  5. I Never Knew
         (T.F.Rito-G.Kahn) ・・・・・ 12:34





  Louis Smith (tp), Tina Brooks (ts: # 2, 3 & 5),
  Junior Cook (ts: # 1-3 & 5), Kenny Burrell (g),
  Duke Jordan (p), Sam Jones (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Manhattan Towers, NYC, May 14, 1958.







 オリジナルは BLP-1596, 1597 という二枚のアルバムです.
 5 曲目の "I Never Knew" は CD 化に伴ってのボーナス・トラック.




1596-2

 このアルバムの 2 枚目については 以前に 紹介しました.
 その時に詳しく書きましたが、ボクの持っているアルバムは輸入盤で 2 枚組のものです.
 そのためオリジナルとは収録順序が大きく違っています.
 一応ブログ・タイトルはオリジナルの表記をしましたが、内容はかなりオリジナルとは違うことをご承知ください.
 アルバムの写真はボクの持っているものですので、 "Volumes 1 & 2" になっています.


 ただどうして 1 曲目に "Phinupi" を入れたのでしょう.
 オリジナルでは A 面の 1 曲目に "Yes Baby" を入れています.

 アルバムの 1 曲目に何を入れるかって、そのアルバムの方向性を示すべき大きな役割があるので、プロデューサーもかなり気を使うという話を、以前 TBM の 藤井さん から聞いたことがあります.

 このアルバムの 1 曲目と 2 曲目では演奏ががらりと違っています.
 アルバム・タイトルの雰囲気からすると、オリジナルの "Yes Baby" のほうが似合っているかな、とボクは感じますが.

 まぁ好みの問題にもなってしまいますね.
 録音順にきちんと入れてあるのかもしれませんし ・・・・・



Kenny Burrell008

 写真は ケニー・バレル と ジョン・ジェンキンス .
 1957 年の "John Jenkins with Kenny Burrell" (BLP-1573) の録音風景と思われます.

 ちなみにこの "John Jenkins with Kenny Burrell" ですが、ずっと探しているんだけれどなかなか見つかりません.
 4 - 5,000 円出せば購入できますが、ボクは基本的に 2,000 円以内 (できれば 1,000 円以内) という変なポリシイ持っていたりするので、なかなかありませんね.
 でも、こういったアルバムはきっと廉価価格で再版されると信じていますので、それまではじっと我慢.




 さてこの "Blue Lights"アルバム、スタジオ・ジャム・セッションをおさめたもの.
 雰囲気的にはすごくくつろいだ雰囲気が伝わってきます.

 ジャム・セッションというとバリバリの闘争心溢れるようなプレイを連想しますが、このアルバムは気心の知れたメンバーがリラックスした雰囲気の中で演奏している感じがあります.


 このアルバムのホーン陣は非常に地味な印象です ・・・・・・・・
 まぁボクのような ティナ・ブルックス 大好きにとってはたまらないアルバムでもありますが (笑)


 ティナ・ブルックス はもちろんですが、 ルイ・スミス にしてもまだまだ駆け出しでこのアルバム録音の 2 か月前に Blue Note での初めてのアルバムを吹き込んだばかり.
 ただし倒産した トランジョン・レーベル に 1957 年の録音があり、その音源を アルフレッド・ライオン が買い取り "Here Comes Louis Smith" (BLP-1584) として発売はしています.


 Blue Note と言えば Lee Morgan 、 Donald Byrd や Freddie Hubbard といった華やかなトランぺッターがいますが、 ルイ・スミス はかなり地味な感じです.
 まぁ活動期間が少なかったこともあるのでしょう.



Juniorcook001

 この写真は 1960 年 Birdland での ホレス・シルバー・グループ の演奏風景.
 トランペットは ブルー・ミッチェル 、 テナーが ジュニア・クック .


 このアルバムにも登場している ジュニア・クック ですが、この人も前述の ルイ・スミス 同様べらぼうにうまいわけではないんだけれど何か味がある.
 ただこの人のほうは ホレス・シルバー・グループ の黄金期のメンバーとしてとても有名ではあります.

 最後にソロ順を書いておきますね.


 "Phinupi" 
    Cook → Smith → Burrell → Jordan → Blakey
 "Yes Baby" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey
 "Scotch Blues" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey
 "The Man I Love" 
    Jones → Smith → Jordan → Jones
 "I Never Knew" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey




 全体的に地味な感じのホーン陣がリラックスしながら作ったアルバムが、とてもブルージーでステキなアルバムになってしまいました.



 さて昼ごはんの時間です.
 午後はのんびり映画でも観て過ごすことにしましょう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

だれが、危険な関係?




 昨日はちょっとハードな一日で、今朝は 7 時からお仕事.
 若干お疲れモードです.
 金曜日からバタバタした慌ただしさが続いていたので、少しばかり疲れが貯まっているんでしょうか.
 土日はまた東京ですが、今度の東京はほんの少し打ち合わせをして、後は完全にリフレッシュなのです.





 数日前に届いていたのですが、そんなバタバタした日が続いたので開けないまま部屋に置いてあった HMV のダンボール.
 その中の一枚です、今の季節、雪が似合うジャケットです.





JordanD002







  "Flight To Denmark / Duke Jordan"





  1. No Problem
  2. Here's That Rainy Day
  3. Everything Happens To Me
  4. * Glad I Met Pat (tk.3)
  5. Glad I Met Pat (tk.4)
  6. How Deep Is The Ocean
  7. On Green Dolphin Street
  8. * If I Did - Would You? (tk.3)
  9. If I Did - Would You? (tk.2)
  10. Flight To Denmark
  11. * No Problem (tk.2)
  12. * Jordu (tk.1)




  Duke Jordan(p), Mads Vinding(b), Ed Thigpen(ds)
  Recorded November 25 & December 2, 1973.






JordanD002-2

 雪のイメージ ・・・・・ ジャズと雪ってあまり似合わないような感じです.
 でも先日も書いたように、こんな雪のジャケットが何枚かあります.
 そんな中の一枚です.

 久しぶりに聴いてみましたが、まず録音がいいですね.
 ベースの音が、しっかり前に出てきますし、ピアノの高音部も素敵です.


 そして懐かしい 1 曲目 ・・・・・・ そう、 "危険な関係のブルース" .
 このアルバムでの曲名は "No Problem" ですが、映画 "危険な関係" の曲といったほうがわかりやすいでしょうか.
 映画では Art Blakey & The Jazz Messengers が演奏していたという記載がありますが、かなり昔に一度だけ見た映画ですので、ほとんど記憶に残っていません.

 なぜか家に 45 回転のシングル盤がありました.




DSC_0490

 このシリーズのシングル盤が 4 枚、今では再生するすべはありませんが、何となく好きな映画なのでとってありました.


  死刑台のエレベーター : Ascenseur pour l'echafaud
  危険な関係 : Les Liaisons Dangereuses
  墓にツバをかけろ : J'irai cracher sur vos tombes
  殺られる : Des Femmes Disparaissent



 みんな音楽にジャズが使われています.
 特にすきなのが "墓にツバをかけろ" の、 "褐色のブルース" でした.
 みんな フィルム・ノワール の傑作と言ってもいいのかなー.
 これらの映画に登場する "ファム・ファタール" たちの魅力が、映画の魅力にもなっていたように思います.
 ジャンヌ・モロー、アントネッラ・ルアルディ、ヴェロニカ・レイク、ジェーン・グリア、ラナ・ターナー、ローレン・バコール、リタ・ヘイワース ・・・・
 ボクが美女に弱くなったのは、出会った美女たちが、きっとこんな ファム・ファタール たちだったからでしょうか ・・・・・




危険な関係004

 Wiki 先生によると、映画 "危険な関係" は、 1782 年にフランスの作家 コデルロス・ド・ラクロ によって書かれた書簡体小説の舞台を、原作の 18 世紀フランスの貴族社会から現代の上流社会に変えて作られています.
 原作の内容は、 18 世紀後半のフランス貴族社会を舞台に、貴族社会の道徳的退廃と風紀の乱れを書かれています.


 いつものように、どんどん話しが違う方向に進み始めましたので、修正、修正.
 Duke Jordan も、 70 年代から活動拠点をヨーロッパに移して活動していたようです.
 多くのジャズ・ミュージシャンが、その当時活動拠点をヨーロッパに移していたようです.
 でもそのほとんどがフランス辺りだったような気がします、デンマークというのは珍しいですよね.
 故に雪の中でのジャケット撮影であり、このタイトルなのでしょう.
 この CD も International 盤ですので、オリジナル盤には入っていなかった曲が 4 曲 (*印) 追加されています.




危険な関係003

 なにか普通のドラムじゃないような ・・・・ まるでコンガのような、ポクポクという感じのドラムから、 Ron Carter の "Double Base" のイントロを彷彿させるようなベースが入ってきて、ちょっとピーキーなピアノが鳴ったかと思うと、あのちょっと哀愁を帯びたメロディーが流れてきます.

 "No Problem"

 そして、スタンダードの "Here's That Rainy Day" 、 "Everything Happens To Me" と続きますが、本当によく歌うピアノ.
 素敵な演奏、とれもきれいな演奏です.
 このアルバムは、普段ジャズなんか聴かない人でも、さりげなく流せて、音楽に浸ることのできる ・・・・・ そんなアルバムじゃないでしょうか.
 これは、ルーキーにも断然お勧めです.



 土日東京でリフレッシュなので、また少しばかり写真を撮ってこようと思っています.
 できれば、撮った写真を HDR 合成したいのですが、 RAW とかよくわからないし、専用ソフトもどれがいいのか不明.
 できれば 1 枚の写真から HDR 合成できるようなソフトがあればいいんですがね〜.
 
 また少し勉強してみようと ・・・・・・・・・



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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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